VMware を基盤とするプライベート クラウドによって IT の効率性と俊敏性を向上しながら、セキュリティを強化し、選択肢を拡張します。これまでの投資を活用しながら、主要サービス プロバイダが VMware vSphere プラットフォーム上に構築した、スケーラビリティとパフォーマンスに優れたパブリック クラウドに移行できます。多数の企業とサービス プロバイダで使用されている先進的なプラットフォームを採用することで、各ワークロードを最適な場所に配置できるだけでなく、プライベート および パブリック クラウド インフラストラクチャ プロバイダ間でワークロードを自由に移動できます。
- ガートナー社のレポート 「 Server Virtualization: One Path That Leads to Cloud Computing」(英語)
- IT Process Institute 社によるクラウド戦略の概要: 「 IT Value Transformation Road Map」(英語)
「クラウドを採用する最大の理由は IT の効率性にあります。VMware が、この先進のコンピューティング環境に最も深く関わっているベンダーであることは当然と言えるでしょう」
(TechTarget Readership Survey、2009 年 6 月)
プライベート クラウドのビジョン
プライベート クラウドへの移行とは、カスタマイズを行うモデルから標準モデルへの移行を意味します。このような環境を管理する際、避けることなく変化を受け入れることで、IT 部門の 2 つの目標を達成します。その目標とは、ビジネス ニーズを満たすことと、可能なかぎり効率的な方法で基盤となるリソースを管理することです。
サービスの提供
プライベート クラウドへの移行は、IT 部門にとっての産業革命と言えるでしょう。工業生産の手法を IT サービスのプロビジョニングに適用し、標準化と自動化 (オートメーション) を実現するからです。
運用効率の向上には、標準化が中心的な役割を果たします。プライベート クラウドによって標準化が促進されるだけでなく、標準化のメリットが大幅に向上します。アプリケーションをテンプレート化したカタログから標準インフラストラクチャを展開する作業は、アプリケーションをゼロから構築するよりも、はるかに容易かつ迅速に実行できます。高可用性、ネットワーク管理、およびセキュリティの統合と標準化でも、同様のメリットがあります。
管理
プライベート クラウド内では、これまでのように変更を防止または最小に抑制する代わりに、変更が頻繁に起こることを IT の自然な状態として受け入れることへと管理が進化します。たとえば、物理環境においてアプリケーションをサーバ間で移動する場合、ダウンタイムとリスクの両方が発生するため、入念な計画と、変更管理データベース (CMDB) での追跡が必要です。これに対して、クラウド環境では、すべてのレベルで変更が可能になり、事前定義されたポリシーに従って自動的に実行されます。 VMware vMotion は高速、安全、かつ自動化されており、効率性と可用性を大幅に向上します。
プライベート クラウド インフラストラクチャの俊敏性によって、必要なリソースを必要なときに各アプリケーションに提供し、需要の変化に応じて調整できます。このような管理では、2 つの異なるニーズを中心に対応することになります。1 つは、各アプリケーションがビジネス ニーズを確実に満たすこと (可用性、パフォーマンス、セキュリティなど)、もう 1 つは、リソース プールを提供し、可能なかぎり効率性と即応性に優れた方法で企業のニーズを満たすことです。
管理方法の主な違い:
従来の管理方法
- プロセス、アプリケーション、およびインフラストラクチャ間を固定的にバインド
- 変更は入念に計画する必要があり、リスクを伴い、マニュアル作業で実行するうえ、時間がかかる
- それぞれのシステムに固有の異なる要素やプロセスが存在
- 管理ソフトウェアは、最も一般的な業務の管理に使用
プライベート クラウドの管理
- 動的な関係がテクノロジー スタックのすべてのレイヤーにわたる
- 変更は頻繁かつ自動的に行われる
- 大規模な標準化と高レベルの抽象化
- 定常業務を自動化し、管理ツールは優先順位の高いタスクを中心に使用
クラウドを有効に利用するには、生産レイヤーと消費レイヤーが明確に分けられている必要があります。クラウドでは、利用者 (企業) が、サービスの提供に使用するハードウェア プラットフォームや管理ツールの種類を意識することや、関心または懸念を抱くことさえありません。
セキュリティ
オペレーティング システムとアプリケーションを保護する従来のアプローチでは、エージェントに依存することになります。エージェントはそれ自体が脆弱であり、アプリケーションとオペレーティング システム スタックの限られたレイヤーのみが保護されるため、エージェントの急増や管理または更新の問題が大規模に発生します。 VMware vSphere プラットフォームは、独自の内部監視機能を備えており、包括的で効率的なセキュリティ管理を利用できます。また、各仮想マシンにセキュリティ エージェントを配置する必要がなくなり、検出が困難な問題を正確かつ効率的に特定できるようになります。
従来のセキュリティ ソリューションでは、すべてがロックダウンされ、固定的である場合がほとんどです。たとえば、固定のファイアウォール ルールや、さまざまなアプリケーション ゾーニングのニーズに適合する 「エアギャップ」 のハードウェアおよびソフトウェア インフラストラクチャがこれに該当します。複数のゾーンやデータセンター間で仮想マシンを迅速かつ動的に再構成する必要があるクラウド ベースのモデルや IT as a Service (サービスとしての IT) には、従来のソリューションは適しません。クラウド ベースのモデルのセキュリティでは、変更や動的な移行は停止または回避するものではなく、実行されるべきものです。
