仮想ワークロードの実際のコストを正確に把握することで、仮想インフラストラクチャの使用率を向上できます。 事業部門の責任者にとっては、セルフサービスによるリソース要求のコスト全体に透明性が与えられ、コストの詳細が明確になります。
VMware vCenter Chargeback Manager を使用すると、各組織のプロセスおよびポリシーに合わせてコスト算出モデルをカスタマイズできます。 仮想マシンのリソース消費に関するデータが VMware vCenter Server から収集され、最も完全で正確なリソース コストの一覧表を生成します。 また、 VMware vCloud Director との連携により、 プライベート クラウド環境での自動チャージバック (課金) が可能になります。
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機能
VMware vCenter Chargeback Manager が提供する視認性により、仮想マシンのコストを確認できるようになります。また、セルフサービスの仮想マシンに関するチャージバック (課金) のアカウンタビリティは、 VMware vCenter Server で管理される組織の部門およびリソースごとに明確化できます。
Chargeback のコスト管理と構成
組織独自の構造、ニーズ、およびポリシーに合わせて仮想マシンのコスト モデルを構成できます。
- チャージバック階層のカスタマイズ: 企業のさまざまな部署、コスト センター、またはビジネス部門において、仮想マシンおよび VMware vSphere ホストをどのように割り当て、共有するかを定義します。
- 再利用可能なコスト テンプレート: コスト テンプレートにより、仮想マシンにコスト算出モデルを追加するプロセスを標準化できます。 テンプレートを使用すると、環境の拡張時または新規環境の構築時に、設定済みの既存のモデルを迅速に適用できます。
- 柔軟な請求ポリシー: 企業のチャージバックの成熟度に基づいて、固定費、割り当てベースのコスト算出、使用量ベースのコスト算出、またはそれらの組み合わせを実装できます。
- 変動費以外に対する柔軟なコスト設定: データセンター環境を実際にモデリングするため、変動費以外のコスト構造を入力できます。
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- 固定費: ソフトウェア ライセンス、電力 / 冷却、カスタムの固定費などの固定費を階層に追加します。
- レート倍率 / レート乗数: よりハイエンドなストレージやサーバ、または SLA (サービス レベル アグリーメント) があるかどうかを考慮して、コストを算出します。これには、ディザスタ リカバリやバックアップ機能が含まれているか、本番用システムか 開発用システムか、などの要素が含まれます。
- 1 回限りのコスト: 関連する間接費として、仮想マシンの作成時に課金される 1 回限りのコストを算入します。
- 超過料金: 基本レートより高額のプレミアム レート価格で、ユーザーは予約量より多くのリソースを使用できます。
- コスト配分: 階層内の仮想インフラストラクチャの要素にコストを関連付けます。 これにより、異なるビジネス部門間で、仮想マシンのコストを共有できます。
- 通貨の選択: グローバルなエンタープライズ規模のチャージバック用に、さまざまな通貨でコスト基準を定義できます。
コスト分析とレポート作成
簡素化された分析およびレポート作成により、IT コストの視認性が向上します。
- コストのレポート: 指定した期間のコストとリソース使用量について、サマリおよび比較レポートを生成します。 また、属性ベースのレポート、経時的なコストの変化、およびショーバック (コストの提示) のレポート テンプレートにより、より詳細なレポートを生成できます。
- カスタマイズ可能なレポート テンプレート: 企業や業務部門のブランド基準に合うように、ヘッダー、フッター、ロゴ、タイトルなどをカスタマイズできます。
- レポートの配信: レポートのアーカイブ、スケジューリング、E メール送信、およびエクスポート (Word、PDF、CSV 形式) が可能です。 また、Web ブラウザを使用してレポートを配信および表示することもできます。
- 高額のコストがかかる仮想マシンをレポート: データセンター環境内で最もコストがかかる仮想マシンを把握することで、効率性を高め、優先順位を決定する取り組みを推進できます。
- 複数の vCenter Server にわたるエンタープライズ規模の管理: 単一のチャージバック階層と、データセンター クラスタ全体のレポート作成が可能です。
プライベート クラウドのチャージバック (課金) の明確化
セルフサービスのプライベート クラウド環境において、仮想マシンのコストをエンド ユーザーに明確に提示できます。
- vCenter Server のリソースの測定: CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークなどの標準的なリソースの測定に加えて、シン プロビジョニング、シック プロビジョニング、Raw Device Mapping (RDM)、および階層型ストレージの測定が可能になります。
- VMware vCloud Director で管理されるリソースの測定: 標準的な CPU、メモリ、およびストレージを測定する以外に、 VMware vCloud Director でプロビジョニングされたブロードバンド ネットワーク トラフィック、パブリック IP アドレス、およびその他のサービス (DHCP、NAT、ファイアウォールなど) についても請求します。 また、VPN トンネリングや、迅速にプロビジョニングされるリンク クローンも測定できます。
- VMware vCloud Director チャージバック階層の自動作成: チャージバック階層を自動的に作成し、vCloud Director の組織、仮想データセンター、および vApp の詳細をただちに確認できます。
- VMware vCloud Director のリソース管理モデルのサポート: VMware vCloud Director 内のリソースにおいて、利用分のみの課金、予約プール、および割り当てプールの課金が可能になります。
管理機能の連携
データを抽象化して管理用のアプリケーションに渡すことにより、事実に基づいた意思決定ができます。
- VMware vCenter Operations Suiteとの連携: vCenter Operations のリソース使用率分析機能と連携することにより、仮想リソースの最適化によるコスト削減を可視化するとともに、コスト予測機能を使用した予算決定が可能になります。
- IT ビジネス管理スイートとの連携:vCenter Chargeback Manager により、仮想環境とクラウド環境のコスト情報を確認できるようになるため、IT Business Management Suite 全体の IT コストを詳細に把握できます。
多様なインターフェイスとの連携
さまざまなインターフェイスを使用して VMware vCenter Chargeback Manager を管理できます。
- VMware vSphere Client との連携: vCenter Chargeback Manager は vSphere Client のプラグインとして完全に統合されています。これにより、コスト算出モデルを構成し、レポートを表示するための、一貫性のある使用環境と統合機能が提供されます。
- Web インターフェイス: レポートの作成のロールを委譲できるため、管理およびレポート作成が容易になります。
- システム状態の監視とトラブルシューティング: 組み込みのダッシュボードを使用して、vCenter Chargeback Manager の状態の監視とトラブルシューティングを行います。
- Microsoft Active Directory との連携: 既存の Microsoft Active Directory 認証メカニズムに基づくアクセス コントロールを実行します。
- カスタム ロールと権限:ユーザー定義が可能なロール設定により、セキュリティおよび柔軟性を向上します。
- プログラム機能:CBM API と vCenter Chargeback Manager SDK for Java (v2.0.0) によるサードパーティ製ツールとの連携が可能です。
