VMware Workstation 8.0 | 2011 年 9 月 14 日 | Build 471780

最終更新日:2011 年 9 月 22 日

これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。

これらのリリース ノートの内容は以下のとおりです。

新機能

このリリースの VMware Workstation では、以下の新機能とサポートが追加されています。

インストールの変更と拡張キーボード

このバージョンの Workstation では、インストールするためのハードウェア要件が変更されました。Workstation で比較的新しい 64 ビット CPU が必須になりました。詳細は、「 インストール要件」 を参照してください。

キーボード フィルタ ドライバがデフォルトではインストールされなくなりました。ドライバがインストールされていないと、拡張キーボード機能が使用できないため、Ctrl-Alt-Del キーストロークをゲストに送信するには、Ctrl-Alt-Del の代わりに Ctrl-Alt-Ins を押す必要があります。

拡張キーボード機能を使用するには、カスタム インストールを実行し、コンポーネントを選択する必要があります。コンポーネントを選択した場合、Workstation をインストールまたはアンインストールするたびに再起動が必要になります。

仮想ハードウェアの改良

このバージョンの Workstation には、ハードウェアの改良点が数多く含まれています。新しいハードウェア機能を試すには、仮想マシンのハードウェア バージョンをアップグレードするか、最新の仮想ハードウェア バージョンを使用する仮想マシンを新しく作成する必要があります。

  • 表示テクノロジーが変更されて、ユニティ ユーザーと複数モニタを使用するユーザーの操作性が向上しました。また、これらの変更によって、仮想マシンを再起動することなくラップトップにプロジェクタを追加できるようになりました。
  • 仮想マシンで、最大 64GB のメモリをサポートできるようになりました。この機能を使用するには、ホスト システムに 64GB よりも大きいメモリが搭載されている必要があります。
  • HD オーディオ デバイスが、Windows Vista、Windows 7、Windows 2008、および Windows 2008 R2 ゲストで使用できるようになりました。この HD オーディオ デバイスは、RealTek ALC888 7.1 チャネル高品位オーディオ コーデックと互換性があります。
  • USB 3.0 サポートが、カーネル バージョン 2.6.35 以降 (Ubuntu 10.10) を実行している Linux ゲストに新しい仮想 xHCI USB コントローラを通じて提供されます。この機能を有効にするには、 .vmxファイルに 「 usb_xhci.present = “true”」 という行を追加します。Windows ゲストに対してこの機能を有効に しないでください。現時点では Windows には汎用 xHCI ドライバがないため、この機能は Windows では動作しません。
  • ホストの Bluetooth デバイスを Windows ゲストと共有できるようになりました。最新のハードウェア バージョンでは、ホスト システムの無線とペアリングされた Bluetooth デバイスを Windows ゲストで使用でき、ゲスト内からペアリングすることができます。ヘッドホンなどの Bluetooth オーディオ デバイスおよびキーボードやマウスなどの Bluetooth 入力デバイスはペアリングしないでください。
  • プロセッサ設定インターフェイスで 仮想 VT-X/EPT または AMD-V/RVI を有効にできるようになりました。この機能を使用すると、ゲストを実行するアプリケーションがこれらの仮想化テクノロジーを利用できます。また、Workstation 内で実行されている vSphere の内部で 64 ビット ゲスト オペレーティング システムを実行することもできます。

新しいユーザー インターフェイス

Workstation のユーザー インターフェイスが更新されて、新しいメニューとツールバーが追加され、設定画面が改良されました。

  • お気に入りサイドバーは、仮想マシン ライブラリに置き換えられました。Workstation 内で作成された仮想マシンを個々にお気に入りとして識別するのと異なり、ライブラリは、Workstation ユーザーが作成、オープン、またはアクセスするすべての仮想マシンの包括的なリストです。
  • 新しいフォルダ サマリ ページにより、関連する仮想マシンのグループを管理しやすくなります。ライブ サムネイルでは、実行中の仮想マシンの状況を簡単に確認できます。
  • フル スクリーン ツールバーが更新され、フル スクリーン モードを終了せずにより多くの作業を実行できるようになりました。クイック スイッチ モードは不要になりました。

チームに関する変更

一見、チーム機能は削除されたように見えますが、このバージョンの Workstation では任意の仮想マシンにチーム属性を追加できます。

  • チーム構造は、仮想マシンのシンプルなフォルダになりました。
  • ネットワーク アダプタの詳細設定ダイアログ ボックスが新しく追加され、受信および送信の帯域幅調整や、パケット ロスのシミュレーションができます。
  • フォルダ タブで仮想マシンを選択し、ツールバーの電源ボタンを押すことで、複数の仮想マシンの電源操作を同時に実行できます。フォルダ内のすべての仮想マシンの電源状態が同じである場合、フォルダを選択してその中のすべての仮想マシンに対して電源操作を実行することができます。
  • グローバル Workstation 設定を使用して、仮想マシンをパワーオンしてから次の仮想マシンをパワーオンするまでの遅延を構成できます。
  • LAN セグメントを実装するには、従来の VMnet を使用するか、通信するすべての仮想マシンを同じカスタム VMnet 上に配置します。

共有仮想マシンと自動起動機能

このバージョンの Workstation では、リモート ユーザーと仮想マシンを共有できます。共有仮想マシンに、Workstation の別のインスタンスからリモートでアクセスできます。Workstation は仮想マシンを共有仮想マシン フォルダに移動し、VMware Host Agent サービスがフォルダ内の仮想マシンを管理します。VMware Host Agent サービスは、他の VMware 製品 (VMware Server や vSphere など) で使用され、プロフェッショナル ユーザーが必要とする追加の機能を提供します。詳細な権限インターフェイスにより、共有仮想マシンにアクセスして使用できるユーザーを制御できます。

新しい自動起動機能を使用すると、ホスト システムの起動時に共有仮想マシンを起動するよう構成できます。また、Workstation および ESX 4.x 以降を実行するリモート ホスト上の共有仮想マシン用に自動起動機能を構成することもできます。

リモート接続

このバージョンの Workstationでは、使用しているコンピュータの処理能力によって使用する仮想マシンが制約されることはなくなります。新しい Connect to Server (サーバー接続) 機能を使用すると、Workstation、ESX 4.x 以降、および VMware vCenter Server を実行するリモート ホストに接続できます。リモート ホストに接続後、アクセス権を持つすべての仮想マシンが仮想マシン ライブラリに表示されます。

ESX/ESXi および vCenter Server へのアップロード

VMware OVF Tool が Workstation に統合され、Workstation から ESX、ESXi、または vCenter Server を実行するリモート サーバーに仮想マシンをアップロードできるようになりました。リモート サーバーに接続後、仮想マシンをローカルの仮想マシン ライブラリの [マイ コンピュータ] セクションからリモート サーバーにドラッグします。ウィザードに従ってプロセスを最後まで実行できます。

マニュアルの変更

このバージョンの Workstation では、マニュアルにいくつかの重要な変更が行われています。

  ( 新規) VMware Workstation スタート ガイド Workstation のインストールとアップグレードの方法、標準的な仮想マシンの作成方法、および仮想マシンの一般的な操作方法について説明します。
  VMware Workstation の使用方法
(旧 VMware Workstation ユーザーマニュアル
仮想マシン (標準、カスタム、共有) の作成、仮想デバイスの追加、ネットワーク接続の構成、リモート サーバーへの接続とリモート仮想マシンの使用、仮想マシンのリモート サーバーへのアップロード、すべての仮想マシン操作の方法について説明します。
  VMware Player の基本操作
(旧 VMware Player スタート ガイド
Player のインストールと使用についてすべての情報が記載されました。
  オンライン ヘルプ 一般的なタスクの実行についてコンテキストに応じたヘルプと情報が表示されるように設計が見直されました。Workstation と Player の使用の詳細については、ガイドを参照してください。
  ( 新規VMware Tools のインストールと構成 VMware Tools のインストール、アップグレード、および構成について包括的な情報が含まれます。

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インストール要件

Workstation のインストール時、インストーラによって、ホスト システムが以下の要件を満たすプロセッサを搭載しているかどうかが確認されます。ホスト システムがこれらの要件を満たさない場合、Workstation をインストールすることはできません。

  • 64 ビット x86 CPU
  • LAHF/SAHF のロング モードでのサポート

CPU-Z または類似のユーティリティを使用して、ホスト システムの CPU が 64 ビット対応かどうかを判定できます。CPU-Z では、プロセッサが 64 ビット対応の場合、EM64T (Intel) または AMD64 (AMD) と表示されます。

仮想マシンに 64 ビット ゲスト オペレーティング システムをインストールする予定の場合、ホスト システムには以下のいずれかのプロセッサが必要になります。ホスト システムには以下のいずれかのプロセッサがない場合、Workstation では 64 ビット ゲスト オペレーティング システムをインストールできません。

  • ロング モードでのセグメント制限をサポートしている AMD 製 CPU。
  • VT-x をサポートしている Intel 製 CPU。ホスト システムの BIOS で VT-x サポートが有効になっている必要があります。VT-x のサポートを有効にするために必要な BIOS 設定は、システム ベンダーによって異なります。VT-x サポートが有効になっているかどうかを確認する方法については、 VMware KB の記事 1003944 を参照してください。

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既知の問題

既知の問題は以下のように分類されます。

リモート接続とリモート仮想マシンの問題

  • Linux ホストに Workstation をインストールした場合、VMware Workstation Server はコア ファイルを /var/coreまたは /var/log/vmwareではなく、 /usr/binに書き込みます。
  • 仮想マシン名に ASCII 以外の文字が含まれていると、Workstation を使用して、ESX または ESXi 4.1 ホストにリモート仮想マシンを作成することはできません。
  • リモート サーバーに仮想マシンをアップロードすると ( [VM] > [管理] > [アップロード])、Workstation は、新しく作成されたリモート仮想マシンの仮想イーサネット デバイスの MAC アドレスと PCI スロット番号を変更します。ゲスト OS のネットワーク設定で元のネットワーク ハードウェア構成が必要な場合、リモート仮想マシンでネットワーク エラーが発生することがあります。
    対処法:リモート仮想マシンで、新しいネットワーク ハードウェア構成に合わせてゲスト OS のネットワーク設定を変更してください。
  • VMware Workstation Server は、32 ビット Red Hat Enterprise Linux 6.x ホストでクラッシュする場合があります。

ロールと権限の問題

  • Windows ホストで、権限を編集して管理者ロールを割り当て、直後に [削除] をクリックしてその権限を削除した場合、[権限] ダイアログボックスを開くと、元の権限は削除されずに残っています。

共有仮想マシンの問題

  • Windows ホストで、共有仮想マシンのフロッピー ドライブがパワー オン時に接続するように設定されていた場合、リモート ユーザーが仮想マシンをパワー オンすると、ホスト システムに仮想マシンがパワー オンされるたびにデバイスに接続するかどうか尋ねるダイアログボックスが表示されます。仮想マシンが完全に起動してホスト システムで稼動している状態になった後に [はい] をクリックしてこのダイアログボックスを閉じると、ホスト システムの Workstation がクラッシュします。
  • 32 ビットまたは 64 ビット Windows 7、64 ビット Windows 2008 R2、または 32 ビット Windows XP Professional SP3 ホストで Workstation をアンインストールし、設定を保存し、 Workstation を別のパスに再インストールすると、仮想マシン ライブラリに 共有 VM アイテムが表示されません。
  • Windows ホストで、新規仮想マシン ウィザードで ASCII 以外の文字が含まれる名前の仮想マシンを作成し、ターゲット パスがシステム OS の場所以外である場合、その仮想マシンは [仮想マシンを移動] オプションで共有できません。 VM をターゲット パスに移動できませんでした。というエラー メッセージが表示されて、共有プロセスは停止します。
    対処法:仮想マシンを共有するには、新規仮想マシン ウィザードで仮想マシンを作成するときに、仮想マシン名に ASCII 文字のみを指定する必要があります。

表示と入力の問題

  • Ubuntu 11.04 ホストで、 [トレイ アイコンを表示する] アイコン設定を ( [編集] > [環境設定] > [ワークスペース]) [常時] または [仮想マシンがパワー オン状態にあるとき] に設定すると、仮想マシン アイコンが表示されません。
    対処法:Ubuntu 11.04 でシステム トレイ アイコンを表示できるアプリケーションとして vmware-trayをホワイトリストに登録します。または、次の例のように、すべてのアプリケーションについて通知領域 (Systray) を有効にします。

    gsettings set com.canonical.Unity.Panel systray-whitelist "['all']"

    このコマンドを実行した後、いったんログアウトしてからログインします。コマンドが有効になるには数分かかることがあります。
  • Fedora 15 ホストで、DirectX 9 グラフィックス アクセラレーションが有効になった仮想マシンをパワー オンすると、「Unable to change virtual machine power state: Cannot find a valid peer process to connect to (仮想マシンの電源状態を変更できません: 接続先の有効なピア プロセスが見つかりません)」というエラーメッセージが表示され失敗します。
    対処法: [3D グラフィックスのアクセラレーション] 設定 ( [VM] > [設定] > [ハードウェア] > [ディスプレイ]) を選択解除にして、仮想マシンの DirectX 9 グラフィックス アクセラレーションを無効にしてください。
  • Ubuntu 11.04 ゲストでユニティ モードに入ると、ユニティ モードに入る前に開いていたアプリケーションのアプリケーション メニューが表示されません。ユニティ モードに入ってからユニティ起動メニューから開いたアプリケーションについては、アプリケーション メニューが正常に表示されます。
    対処法:Ubuntu 11.04 ゲストの APPMENU (グローバル メニュー) を無効にしてください。詳細は、Ubuntu のマニュアルを参照してください。
  • Windows XP 仮想マシンを、ローカル ホストからリモート サーバーにアップロードした後、フル スクリーン モードでゲストをウィンドウに合わせることができなくなります。この問題は、仮想マシンがリモート サーバーにアップロードされたときに VRAM が 4 MB に減少されたために発生します。
  • ユニティ モードで 2 つの仮想マシン間でファイルをドラッグ アンド ドロップすると、Workstation がハングします。
    対処法:ユニティ モードでは、ドラッグ アンド ドロップではなく、2 つの仮想マシン間でファイルをコピーして貼り付けてください。
  • メダル オブ オナーやアライド アサルトなどの以前の OpenGL ゲームは、Workstation 8.0 仮想マシンで実行するとクラッシュすることがあります。現在の OpenGL ゲームには以前のゲームでは対応できない OpenGL 拡張機能が含まれているためです。この挙動はホスト システム上でも見られます。
    対処法: MESA_EXTENSION_MAX_YEAR という名前の新しい環境変数を追加し、値を 2003 に設定してください。これはグローバル設定であるため、新しい OpenGL アプリケーションを実行するときには削除する必要があります。

フォルダとチームの変換の問題

  • Workstation ライブラリで新規作成されたフォルダを選択すると、ツールバーの [パワー オプション] ボタンが選択不可になり、フォルダで仮想マシンのバッチ パワー操作を実行できません。
    対処法:フォルダで仮想マシンを選択する場合、仮想マシンで選択を無効にしてから (たとえば、フォルダ タブのどこかをクリックするなど)、 ライブラリでフォルダをもう一度選択すると、ツールバーの [パワー オプション] ボタンが選択可能になります。
  • ext4 などの一部のファイル システムで、サスペンドした仮想マシンのようなクリーンではない状態からマウントすると、ファイル システムが正常に動作しません。
    対処法:仮想マシンをパワーオフしてから、仮想マシンからファイル システムをマウントします。

デバイスの問題

  • Windows ホストで、コンソールが表示される前に [取外し可能デバイス] メニューの [接続] または [切断] をクリックすると、Player がクラッシュします。
  • ステータス バー アイコンのコンテキスト メニューから USB デバイスを実行中の仮想マシンに接続しようとすると、Ubuntu 11.04 ホストがクラッシュする場合があります。この問題は通常、Workstation を新規インストールした後、ホストを再起動し、デバイスを初めて仮想マシンに接続するときに発生します。
  • VMware Workstation Server は、32 ビット Red Hat Enterprise Linux 6.x ホストでクラッシュする場合があります。
    対処法:ホストのフィンガープリント モジュールを無効にします。

物理マシンの仮想化の問題

  • 物理マシンで簡易ファイルの共有または UAC が有効になっている場合、物理マシンの仮想化ウィザードから、物理マシンを仮想化する前に簡易ファイルの共有または UAC を無効にする必要があることを知らせるエラー メッセージではなく、「incorrect user credentials (不正な認証情報)」というエラーが返されます。物理マシンを仮想化するための準備についての詳細は、オンライン ヘルプまたは VMware Workstation の使用方法を参照してください。
  • Workstation のインストール パスに ASCII 以外の文字が含まれている場合、物理マシンの仮想化ウィザードを使用することはできません。

ゲスト OS インストールの問題

  • RAM が 768 MB 未満のシステムには Fedora 15 をインストールできません。RAM 容量が 768 MB 未満の仮想マシンに Fedora 15 をインストールしようとすると、ゲスト システムが永久的にハングします。
    対処法:仮想マシンの RAM を 768 MB 以上に設定して再試行してください。詳細については http://fedoraproject.org/ を参照してください。

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