VMware の仮想化についての誤った認識
VMware のソリューションは、データ センターを仮想化する企業のすべての必須要件を満たしています。
- VMware ESX / ESXi の実績ある堅牢な基盤上で構築
- VMware vSphere を使用したクラウド インフラストラクチャの、共有 IT サービス用プラットフォームの提供
- VMware vCenter Server による、完全な仮想化管理ソリューションの提供
- ソフトウェアおよびハードウェアの幅広いサポートによる、顧客の IT インフラストラクチャ全体との統合
- 150,000 社を超える VMware の顧客と計測によって証明された成功実績
コストについて考えてみましょう。ほかのベンダーは、VMware のソリューションはコストは高すぎるとお客様に訴えています。このようなベンダーは一般的に、VMware の製品ではこれらのベンダーの製品の 3 ~ 4 倍のコストがかかると主張します。この主張の基になっているのは、初期ライセンス コストを比較したデータです。しかし、コストの比較は TOC (総所有コスト) に基づいて行われる必要があります。仮想化の TCO 分析を企業が行う場合は、初期ライセンス コストだけでなく、次の要素をコスト計算に組み込む必要があります。
- 物理サーバごとの仮想マシン集約度: 1 台のホストで実行できる仮想マシンの数と、それに基づいて計算される、購入が必要なサーバの台数およびソフトウェア ライセンスの数
- 運用コストの削減: 現在の IT 予算において IT の管理およびメンテナンス コストが占める割合を把握し、これに比べて各ソリューションが IT 担当者の効率性向上と運用コストの削減にどの程度貢献できるかを考慮する
ハイライト
異なる仮想化製品のコストを比較する場合は、アプリケーションあたりのコストを基準にすると、より正確に比較できます。導入環境のアプリケーションごとのコストを確認するには、VMware Cost-Per-Application Calculator を使用してください。
物理サーバごとの仮想マシン集約度の最大化
仮想化の導入前は、1 台の物理サーバで 1 つのアプリケーションを実行していました。このため、サーバごとのコストがコストを簡単に比較する手段であり、アプリケーションと物理サーバの関係は一対一でした。しかし、仮想化の導入後は、各アプリケーションを物理サーバ上の専用の仮想マシンに配置するため、1 台の物理サーバで多くのアプリケーションが実行されることになります。つまり、アプリケーションと物理サーバの関係は、多対一になります。このため、サーバごとのコスト比較は意味がありません。業務運用の維持に必要なすべてのアプリケーションを実行するコストを確認するための、より正確な基準は、アプリケーションごとのコストになります。たとえて言うなら、「4 ドアのセダンと定員 50 人のバスでは、どちらの方が費用対効果に優れているか」 と尋ねるようなものです。 セダンの方が初期コストは低いですが、サッカー チームの移動に使う場合は、定員 50 人のバスの方が明らかに費用対効果に優れています。1 車両での乗客密度はバスの方が高いため、乗客 1 人あたりのコストはバスの方がはるかに低くなります。多対一の関係では、集約度が重要な要素になります。

VMware は、ESX で非常に高い仮想マシン集約度を実現するためのテクノロジー開発に尽力してきました。
- メモリのオーバー サブスクリプション: 未使用の物理メモリを再利用し、ホスト上の仮想マシン全体の同一のメモリ ページを統合することで、物理 RAM をより効率的に使用します。
- ダイレクト ドライバ モデル: VMware ESX は非常に高い I/O スループットを実現でき、ハードウェア リソースを同時に要求する多くの仮想マシンの I/O 要件も処理できます。
- ラージ メモリ ページおよびネストされたページ テーブルのサポート: メモリ アクセスを最適化すると、ミッション クリティカルなメモリを大量に使用するアプリケーションに大幅なパフォーマンスのメリットを提供できます。また、CPU リソース使用量を最大 15 % 削減できます。
- DRS とリソース プール: クラスタ間で仮想マシンの動的なロード バランシングを実現して、必要なときに必要な量のリソースをアプリケーションが取得できるようにします。この「セーフティ ネット」 によって、管理者は個々のサーバを SLA (サービス レベル アグリーメント) に準拠させながら、高い使用率で実行できます。
- 高機能のスケジューラ: より多くのリソースと、より大きなプロセッサのタイム スライスを仮想マシンに動的に割り当て、仮想マシンの CPU および I/O のニーズを満たすことができます。
VMware Infrastructure および ESX は、高い仮想マシンの集約度を実現しながら、実行中のすべての仮想マシンで安定した高いアプリケーション パフォーマンスを維持できる仮想化プラットフォームです。これを実現できるソリューションはほかにありません。ホスト 1 台あたりの仮想マシンの集約度 (1 台の物理サーバで同時に実行可能な仮想マシンの数) が、1 つのアプリケーションにかかるコストに直接影響します。次の例のように、VMware のソリューションは、アプリケーション単位のコストを削減しながら、100 個のアプリケーションの仮想化を実現します。
VMware vSphere Enterprise Plus Edition |
VMware vSphere Advanced Edition |
VMware vSphere Standard Edition |
Windows Server 2008 (Hyper-V) と System Center 併用 |
Citrix XenServer と Essentials Enterprise を併用 |
|
|---|---|---|---|---|---|
| 仮想化されたアプリケーション数 | 100 |
100 |
100 |
100 |
100 |
| ホストごとの仮想マシン数 | 18 |
18 |
18 |
12 |
12 |
| ホスト数 | 6 |
6 |
6 |
9 |
9 |
| インフラストラクチャ コスト | $212,237 |
$212,237 |
$212,237 |
$272,308 |
$232,967 |
| ソフトウェア コスト | $86,770 |
$71,770 |
$54,370 |
$76,778 |
$67,482 |
| 合計コスト | $299,007 |
$284,007 |
$266,607 |
$349,086 |
$300,449 |
アプリケーションあたりのコスト | $2,990 |
$2,840 |
$2,666 |
$3,491 |
$3,004 |
アプリケーションの実行に必要な物理サーバの数を減らせば、ハードウェア、ソフトウェア、電力、冷却、およびデータ センターの設置場所にかかるコストが大幅に削減されるため、その効果がそのまま収益に反映されます。ほかの仮想化ベンダーは、「無償」 および VMware のソリューションより低価格であると主張していますが、すべてを総合して判断する必要があります。この主張の裏づけとして、ライセンス価格のみを取り上げているためです。このような比較は単純すぎて、誤った認識に結びつく可能性があります。VMware Cost-Per-Application Calculator を使用すると、所有するサーバ台数に基づいた比較を行うことができます。
次のステップ
VMware のリソース センターでは、仮想化に関するホワイト ペーパー、レポート、およびビデオをご覧いただけます。また、無償の VMware ESXi 評価版を入手すれば、仮想マシンの作成、1 台のサーバ上での複数のオペレーティング システムの実行、リソースを最も消費するアプリケーションの仮想マシンでの実行などが容易に可能になります。