仮想マシンについて

仮想化の中心となるのは仮想マシンです。仮想マシンは完全に分離されたソフトウェア コンテナで、内部にオペレーティング システムとアプリケーションを含みます。各仮想マシンは完全に分離して独立しているため、1 台のコンピュータ上で複数の仮想マシンを同時に実行できます。ハイパーバイザーと呼ばれる占有量の小さいソフトウェア レイヤーが仮想マシンをホストから分離し、必要に応じて各仮想マシンにコンピュータ リソースを動的に割り当てます。

このアーキテクチャにより、コンピューティングのバランスが再定義され、次の機能が提供されます。

  • 1 台のサーバに複数のアプリケーション。各仮想マシンはマシン全体をカプセル化するため、多数のアプリケーションとオペレーティング システムを同時に 1 台のホストで実行できます。
  • 最小のサーバ数で最大のサーバ使用率。各物理マシンのキャパシティが最大限に使用されるため、配置するサーバの総数を減らして、大幅にコストを削減できます。
  • アプリケーションおよびリソースのプロビジョニングを高速化、簡素化。完全なソフトウェア ファイルであるため、コピー アンド ペーストのような容易さで仮想マシンを操作できます。仮想マシンは、ライブ マイグレーションと呼ばれるプロセスにより、実行中であっても 1 台の物理サーバから別の物理サーバに移行できます。また、ビジネス クリティカルなアプリケーションを仮想化することによって、パフォーマンス、信頼性、拡張性を強化し、コストも削減できます。

仮想化のレベル

サーバ統合
1 台または 2 台のサーバの仮想化は、仮想化の第一歩にすぎません。次の段階では、単一の統合リソース内にサーバ クラスタを統合します。たとえば、20 台のサーバをそれぞれ 15 パーセントのキャパシティで運用している場合、ハードウェア数とそれに伴うコストを削減して、4 台のサーバを 80 パーセントのキャパシティで運用できます。

デスクトップの仮想化
VMware によって、安全な仮想デスクトップを管理対象サービスとして、リモート オフィスや支社の従業員に提供できるようになります。VMware の仮想デスクトップ ソリューションは、ビジネスの柔軟性を高め、管理を容易にし、コストを削減します。

Software-Defined Data Center
最終的には、サーバ、ストレージ、ネットワーク、セキュリティ、および可用性など、データセンターのすべてのリソースを仮想化、プール化、および自動化することによって、クラウド コンピューティングの効率性と俊敏性を完全に実現し、ポリシー ベースのプロビジョニングと自動化された運用管理により、すべてを 1 つに統合します。このようにして得られる Software-Defined Data Center では、次のメリットを実現できます。

  • 必要に応じたキャパシティの拡大と縮小。
  • 必要に応じたアプリケーションのプロビジョニング。
  • すべてのアプリケーションのパフォーマンス、コンプライアンス、およびセキュリティが適切なレベルに保たれる。
  • IT 部門は、インフラストラクチャ管理とメンテナンスに費やしていたリソースと予算を、企業の競争力を高める革新に使うことができます。