働く環境が、分散されたことにより、従来の VPN や支社のみからアクセスだけではなく、インターネットから直接のアクセスを検討もしくは実施する場合に、インターネットとの境界がなくなりつつある。
システムをクラウド化するとともにセキュリティが懸案になり、セキュリティ対策の前提をクラウドに置く必要が出てきた。デバイスが多様化したことにより、脅威やセキュリティリスクも増加。
Web 会議システム( Zoom 等)などの利用によりトラフィックが急増し、VPN 経由やデータセンターを経由したアクセスでのパケットロスや遅延がストレスになる。
従来の VPN に代わる「ゼロトラストネットワークアクセス」(ZTNA)を提供。アクセス元を問わず、すべてのアクセスについて、ユーザーやデバイスにかかわる認証を行って、アプリケーションやデータに対するアクセス権限の正当性を精査するような仕組みを総合的に提供する。
あらゆる種別の WAN 回線を抽象化し、通信の最適制御を行うオーバーレイネットワークを提供。クラウドサービスへのアクセスも、SD-WAN のトンネルによりこのゲートウェイ経由で行われることになり、全体として1つの抽象化された SD-WAN オーバーレイネットワークを提供する。
クラウド型のプロキシサービス 「Secure Web Gateway」(SWG) やクラウドへのアクセスを可視化し制御する 「Cloud Access Security Broker」(CASB) 、 Data Loss Prevention(DLP) や Remote Browser Isolation(RBI) などゼロトラストセキュリティに必要なソリューション群を提供する。
企業ネットワーク内部の通信を分析して脅威を検知する機能を POP で利用可能。たとえば、正常時の通信と比較し社内アプリケーションや機密データがランサムウェアの標的となっていないか判断するなど、企業の内部に潜む脅威を検知・防止する。
VMware SASE
VMware Secure Access
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VMware SD-WAN
「IT部門では、どこでも誰とでもいきいきと創造的業務に挑戦できるワークモデルの推進のため、『統制』と『多様性』を両立する次世代ITインフラの整備というコンセプトのもと、2019年度より自社ネットワークに SD-WAN の導入を進めてきました」 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 浅沼 宏紀 氏
VMware SD-WAN によって、回線維持コストを大幅に削減できるようになり、詳細なトラフィック状態を把握できるようにもなりました。SD-WAN 技術は初めての取り組みで手探りの部分もありましたが、VMware の献身的なサポートを受け、二人三脚で前に進むことができたと実感しています” 三菱総研DCS株式会社 斉藤 大輔 氏