VMware のハイブリッドクラウド ソリューションにより、あらゆる環境で一貫性のあるインフラストラクチャと運用を実現

アプリケーションは増加の一途をたどり、データセンター、クラウド、エッジ環境も増え続けています。このような状況への対応が求められている IT 部門においては、既存のツールや人材、プロセスに変更を加えることなく、効率的かつ迅速に対応することが重要です。

ハイブリッドクラウドの基礎

ハイブリッドクラウドの基礎

ハイブリッドクラウドとは

ハイブリッドクラウドは IT 運用における最新のモデルですが、新たな課題を伴うものでもあります。

多くの新しいアプリケーションがパブリッククラウドに展開され、既存のアプリケーションも多数、パブリッククラウドに移行されることになります。しかし、すべてがパブリック クラウドで運用されるわけではありません。

データセンター、パブリッククラウド、エッジなどさまざまな環境に展開されている、仮想マシン ベースのアプリケーションやコンテナ ベースのアプリケーションをどのように管理すればよいでしょうか?

必要となるのは、ワークロードが展開されている場所を問わず一貫性のあるインフラストラクチャと一貫性のある運用を実現する、ハイブリッドクラウドのための基盤です。

VMware のハイブリッドクラウド ソリューションとは

VMware のハイブリッドクラウド ソリューションは、デジタル ビジネスの加速に貢献する一貫性のある基盤を提供します。

VMware のハイブリッドクラウドは VMware Cloud Foundation を基盤としており、ワークロードの管理場所を問わず、仮想化テクノロジーを集結した Software-Defined Data Center(SDDC)を提供します。

業界をリードする高い実績を誇り、広く普及しているクラウド インフラストラクチャを基盤として、単一の運用モデルで、あらゆるアプリケーションに対応できます。 

VMware のハイブリッドクラウド ソリューションが選ばれる理由

VMware Cloud Foundation は場所を問わず導入できるため、現在データセンターで使用しているツール、チーム体制、スキル、ポリシー、標準をそのまま活かしながら、クラウドのインフラストラクチャとアプリケーションを管理できます。

また、VMware は、現在だけでなく将来にわたってモダン アプリケーションに対応することができるソリューション開発にも注力しています。

多くのデータセンターで利用されている VMware ソリューションをクラウドでも利用できます。

世界規模の業界調査で明らかになった、ハイブリッドクラウドに関する 4 つの重要なトレンド

世界規模の業界調査で明らかになった、ハイブリッドクラウドに関する 4 つの重要なトレンド

VMware の委託により、1,000 を超える組織を対象に、企業がクラウド戦略の進捗を確認するうえで有益な知見をもたらす調査が実施されました。地域別のレポートをダウンロードして、調査結果の詳細をご覧ください。

ハイブリッドクラウド ソリューションのメリット

ハイブリッドクラウドは、費用対効果に優れたスケーラビリティ、柔軟性、モダナイゼーションなど、デジタルの活用による新たな可能性をもたらすテクノロジーです。コスト削減やスピードと俊敏性の向上などを通じ、デジタル ビジネスの加速に大きく貢献します。

ビジネスの俊敏性の向上

アプリケーション開発者は、基盤となるインフラストラクチャを気にかけることなく、ビジネス ニーズにフォーカスしたソフトウェア機能の開発に集中することができます。

IT 効率の最適化

IT 部門は、ビジネスの要件とテクノロジーの要件を踏まえて、ワークロードの展開先を選択することができます。

ビジネス上のリスクの低減

ビジネスの優先事項の変化に応じて、特定の環境に縛られることなく、即座にワークロードを移動させることが可能です。

ハイブリッドクラウドのユースケース

クラウドへの移行

迅速かつ確実に既存のワークロードを移動できます。


使い慣れた VMware のツールとインフラストラクチャを使用することにより、アプリケーションのリファクタリングに伴うコスト、複雑化、リスクを回避しながら、異なる環境へ自在にアプリケーションを移行できます。

ニーズに応じた柔軟な拡張

迅速かつ確実に既存のワークロードを移動できます。

使い慣れた VMware のツールとインフラストラクチャを使用することにより、アプリケーションのリファクタリングに伴うコスト、複雑化、リスクを回避しながら、異なる環境へ自在にアプリケーションを移行できます。

一貫性のあるハイブリッドクラウド管理

ワークロードが展開されているすべての環境で同じツール、プロセス、ポリシーを使用できます。

単一の IT 運用モデルで仮想マシンとコンテナのワークロードに対応できるため、アプリケーションが展開されているすべての環境において、ビジネスの俊敏性を高め、コストの節約とリスクの低減を実現できます。

データセンターのモダナイゼーション

IT インフラストラクチャを変革して、包括的なソフトウェアベースの統合プラットフォームを構築できます。

サイロ化されていたインフラストラクチャを統合して管理することにより、クラウド対応のサービスを提供する際の複雑性を軽減し、コストを管理して、俊敏性を高めることができます。

ハイブリッドクラウド向け VMware 製品

VMware Cloud Foundation

プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド、パブリッククラウドに対応したソフトウェアベースのプラットフォームです。従来型(仮想マシン ベース)のアプリケーションやコンテナ化されたアプリケーションを統合的にサポートします。

VMware Cloud on AWS

市場をリードするパブリッククラウドである AWS で、一貫性のある vSphere ベースのインフラストラクチャを利用し、ハイブリッドクラウドへの移行を迅速に行うことができます。

HCI Powered by VMware vSAN

VMware Cloud Foundation の重要な要素となっている、市場をリードする HCI ソリューションです。仮想化への投資をさらに活用できます。

VMware vRealize Cloud Management

ハイブリッドクラウド全体でアプリケーション、インフラストラクチャ、プラットフォーム サービスの一貫した展開と運用を実現します。

クラウド プロバイダーが提供するハイブリッドクラウドサービス

ハイブリッドクラウドの導入を支援するクラウド プロバイダーを検索できます。

クラウドに関する VMware パートナー ソリューション

Azure VMware Solution

Microsoft Azure Cloud で、ネイティブの VMware のクラウド インフラストラクチャ ソリューションを使用できます。

Google Cloud VMware Engine

Google Cloud Platform(GCP)で VMware のワークロードを実行し、オンプレミス、ハイブリッドクラウド、または Google Cloud を柔軟に選択できます。

IBM Cloud for VMware Solutions

IBM の豊富なリソースと柔軟な VMware テクノロジーを組み合わせ、IT インフラストラクチャの最適化、保護、可搬性向上を実現できます。

Oracle Cloud VMware Solution

アプリケーションや運用を再設計することなく、Oracle Cloud 上にエンタープライズ アプリケーションを展開できます。

関連するハイブリッドクラウド ソリューション

VMware Cloud Verified パートナー

多数のクラウド プロバイダーから、VMware Cloud Foundation 環境と互換性のある、VMware の認定を受けたサービスをニーズに応じて利用できます。

VMware Cloud Marketplace

VMware Cloud Foundation で実行できるように設計、テストされている、サードパーティのソリューションやサービス、および、Bitnami による認定済みのパッケージ アプリケーションが登録されています。

Software-Defined Data Center

包括的なクラウド管理の機能とともに、クラス最高の仮想化されたコンピュート、ストレージ、ネットワークを備えた、業界をリードするテクノロジーです。

ハイブリッドクラウドに関する FAQ

VMware の SDDC は、包括的なクラウド管理の機能と、仮想化されたコンピュート、ストレージ、ネットワークを備えるクラス最高のアーキテクチャです。VMware Cloud Foundation、および VMware Cloud on AWS などのパブリッククラウド ソリューションは、この SDDC をベースとしています。

 

ハイブリッドクラウド モデルは、今やもっとも一般的なクラウド戦略と言えます。しかし、種類の異なるデータセンター、クラウド、エッジ環境をまたいでリソースを管理しなければならない場合、ハイブリッドクラウドによる課題や複雑性は非常に大きくなります。

VMware のハイブリッドクラウド ソリューションは、あらゆる場所に VMware Cloud Foundation を導入できることを前提に開発されています。一貫性のある環境を実現することで、ハイブリッドクラウドの運用管理を簡素化および合理化できます。

データセンター、クラウド、エッジのすべてで同じツール、プロセス、ポリシーを使用することにより、種類の異なるサイロ化されたテクノロジーでハイブリッドクラウドが構成されている場合と比較して、より簡単かつ迅速にインフラストラクチャとアプリケーションの自動化、最適化、セキュリティ保護を実現できます。 

VMware Cloud Foundation は、VMware の Software-Defined Data Center をベースとしており、VMware のプライベートクラウドおよびパブリッククラウド ソリューションの基盤となっています。あらゆる場所に同じ SDDC ベースの仮想インフラストラクチャ スタックを導入したうえでワークロードを展開すると、ハイブリッドクラウドの簡素化というメリットを実現できます。デジタル ビジネスの加速に欠かせない IT 効率や俊敏性の向上はその一例です。

 

従来のオンプレミス アプリケーションは、クラウド環境では必ずしも最適なパフォーマンスを発揮できるとは限りません。そのため、多くの時間、コスト、リソースを費やしてアプリケーションの再構築を行う必要が生じますが、そのアプリケーションが求められているとおりに機能する保証はありません。あらゆる環境にわたり VMware Cloud Foundation が導入されていれば、ワークロードのリファクタリングや再設計を行うことなく、異なる環境にアプリケーションをシームレスに移行することができます。さらに、運用コストも大幅に削減できます。

VMware のハイブリッドクラウド ソリューションは、あらゆる場所に VMware Cloud Foundation を導入できることを前提に開発されています。一貫性のある環境を実現することで、ハイブリッドクラウドの運用管理を簡素化および合理化できます。

ビジネスのデジタル化は急速に進んでいます。新しい複雑なニーズに対応するためには、IT 部門には高い柔軟性と幅広い選択肢が求められます。ハイブリッド クラウドにより、開発者とシステム管理者の双方が、ビジネスを的確に支えるうえで必要となる柔軟性を得ることができます。

マルチクラウド環境の実現に向けて

マルチクラウド運用

種類の異なるクラウドを併用している場合でも、クラウドのコスト、使用状況、セキュリティ、ガバナンスの可視性と管理性を容易に維持できます。

アプリケーションのモダナイゼーション

あらゆるクラウドで、あらゆるアプリケーションを迅速にビルド、実行、管理できます。

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