FAQ

ソブリン クラウドは、規制の厳しい業界の基準や各地域の法規制で規定される、データのプライバシー、アクセス、制御に関する厳格な要件に適合したセキュリティとデータ アクセスを提供するように設計および構築されています。民間組織と公的機関の両方向けに提供されており、重要なデータを保護してデータの価値を最大限に引き出します。

データの保管場所とは、顧客のデータが保管および処理される物理的な場所を指します。データの保管場所を決める際には、ポリシー、税務、またはパフォーマンス上の理由などを考慮します。

データ主権とは、対象のデータが、そのデータが収集される国/地域のプライバシー法およびガバナンス体系の適用対象となっていることを指します。

一般に、商用のパブリッククラウドは、特定の国/地域にリージョンを設定することでデータの保管場所に関する要件に対応しています。顧客のデータの保管場所はデータを収集した国/地域となる可能性がありますが、アカウント情報とメタデータは別の場所に保管される場合があります。ある国/地域で保管されるデータは、他国の当局機関による強制的なアクセスの対象となる場合があります。

ソブリン クラウドは、次の 2 つの方法でデータ主権を確保します。

1.データを、そのデータが収集された国または国際的機構(EU など)の法的規制や行政措置に準拠させます。ほかの国などの管轄権はそのデータに対して行使できません。

2.すべてのデータ(顧客データ、メタデータなど)を管轄区域内で保管または管理します。

ソブリン クラウドは、公共機関を対象とする「GovCloud」と同義であると考えられがちですが、ソブリン クラウドはより広義の概念であり、各種業界や民間企業向けのサービスにも同様に適用されます。

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