複数のパブリッククラウドを利用するうえでの課題のトップ 3 として、各ステークホルダーは次のような項目を挙げています。

経営陣

RAN をモダン化して 5G サービスを収益化
  1. 一貫性のないインフラストラクチャ API、データベース、ネットワーク、セキュリティ構成要素
  2. セキュリティ、データ、プライバシーの問題に関連するリスク
  3. コストの増加や予定外のコスト

開発者

マルチクラウドにおける真の可観測性の実現を主導
  1. 個々の環境を管理するポリシーによる複雑さの増大
  2. 個別の目的に特化したツールによる複雑さの増大
  3. 支出を管理/最適化する能力

インフラストラクチャ チーム

RAN をモダン化して 5G サービスを収益化
  1. セキュリティ、データ、プライバシーの問題に関連するリスク
  2. 複数の環境にまたがる ID 情報の保護、RBAC、IAM、構成、監査、およびコンプライアンスの確保
  3. パブリッククラウドをサポートするために、新しい専門的スキルを持つスタッフを採用または育成することが必要

利用するクラウドの数が多くなればなるほど、すべてが複雑化していきます。

利用するパブリッククラウドの数を増やすとどうなるか:

各クラウドのタブをクリック

環境ごとのアプリケーション分布
プライベートクラウド
パブリッククラウド
コロケーション
エッジ
その他
アプリケーション ポートフォリオの成長率(2024 年まで)
現在コンテナとして展開されているアプリケーションの割合

コントロール性の強化はビジネス成果の向上につながります。

2020 年 8 月からの 1 年間、さまざまな組織で、4 つの主要分野に焦点を当てた戦略的なテクノロジー イニシアティブが次々と実施されました。
2020 年 8 月から 2021 年 8 月の間に開始されたテクノロジー イニシアティブの割合(全業種)
EX:25%
セキュリティ:22%
Ops:24%
CX:29%
  • CX:カスタマー エクスペリエンスの向上
  • EX:従業員体験の改善
  • Ops:効率の向上/コストの削減
  • セキュリティ:コーポレート ガバナンスの改善、セキュリティの強化、リスクの低減

上記のイニシアティブの優先順位は業種によって異なります。

上記のイニシアティブの優先順位は業種によって異なります。

EX
セキュリティ
Ops
CX
  • 27% CX:カスタマー エクスペリエンスの向上
  • 25% EX:従業員体験の改善
  • 27% Ops:効率の向上/コストの削減
  • 21% セキュリティ:コーポレート ガバナンスの改善、セキュリティの強化、リスクの低減
EX
セキュリティ
Ops
Ops
CX
  • 31% CX:カスタマー エクスペリエンスの向上
  • 27% EX:従業員体験の改善
  • 24% Ops:効率の向上/コストの削減
  • 18% セキュリティ:コーポレート ガバナンスの改善、セキュリティの強化、リスクの低減
EX
セキュリティ
Ops
CX
  • 28% CX:カスタマー エクスペリエンスの向上
  • 23% EX:従業員体験の改善
  • 26% Ops:効率の向上/コストの削減
  • 23% セキュリティ:コーポレート ガバナンスの改善、セキュリティの強化、リスクの低減
EX
セキュリティ
Ops
CX
  • 31% CX:カスタマー エクスペリエンスの向上
  • 24% EX:従業員体験の改善
  • 24% Ops:効率の向上/コストの削減
  • 21% セキュリティ:コーポレート ガバナンスの改善、セキュリティの強化、リスクの低減
EX
セキュリティ
Ops
CX
  • 22% CX:カスタマー エクスペリエンスの向上
  • 27% EX:従業員体験の改善
  • 29% Ops:効率の向上/コストの削減
  • 22% セキュリティ:コーポレート ガバナンスの改善、セキュリティの強化、リスクの低減

上記のイニシアティブを遂行するために、多くの組織がマルチクラウド アーキテクチャを採用しています。

具体的なアクションとしては次のようなものが実施されています。

上記のアクションをマルチクラウド環境全体で
一貫して実施することで、企業は
目覚ましい成果を上げています。

42%

アプリケーションのリリースにかかる時間が短縮

35%

ビジネスの生産性が向上

35%

IT イニシアティブの推進により収益が増加

41%

インフラストラクチャ管理に費やされる IT 部門の工数が短縮

41%

セキュリティ インシデントに費やされる総コストが減少

36%

すべてのデバイスの可視性とコントロール性が向上

マルチクラウド環境全体の複雑さを軽減しコントロール性を高める、VMware Cross-Cloud™ Services の詳細をご覧ください。

背景と調査方法

調査対象:
20 か国

2258

組織

350

ソフトウェア開発者

751

テクノロジー関連の C レベルの意思決定者(CIO、CTO、CISO など)

調査 1

H2 Benchmark

『VMware H2 Benchmark: Digital Momentum』調査は、VMware による委託を受けた Management Insight Technologies が、2021 年 7 月から 8 月にかけて実施したものです。


この独自調査は、北米(米国とカナダ)、西ヨーロッパ(英国、ドイツ、フランス)、アジア太平洋地域(オーストラリア、ニュージーランド、日本、インド、中国)を対象に、Web と電話でのインタビューによって実施されました。


これに対し、クラウドプラットフォームに関する深い知識を有し、意思決定に関与する IT 責任者、IT に関する意思決定者、開発者の合計 1,800 名から回答を得ることができました。サンプリングの内訳は、中堅・中小企業(従業員 2 ~ 999 人)10%、大規模企業(従業員 1,000 ~ 4,999 人)30%、エンタープライズ企業(従業員 5,000 人以上)60% です。

基本情報

  • 回答者:IT の意思決定者(n=900)、技術面で影響力を持つ関係者(n=540)、開発者(n=360)
  • 総サンプル数:N=1800
  • 企業規模:従業員 2 ~ 999 人(n=180)、1,000 ~ 4,999 人(n=540)、5,000 人以上(n=1080)
  • 地域:南北アメリカ(n=804)、アジア パシフィックおよび日本地域(n=495)、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域(n=501)
  • 自身や家族が競合他社に勤務している場合は除外
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調査 2

Q3 Executive Pulse

「VMware Executive Pulse Q3」調査は、2021 年 8 月から 9 月にかけて行われたもので、この調査は Qualtrics が四半期ごとに実施しています。


この独自調査は、南北アメリカ(アルゼンチン、ブラジル、カナダ、メキシコ、米国)、ヨーロッパ(ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、英国、スペイン、スウェーデン、ロシア)、アジア太平洋地域(オーストラリア、中国、インド、日本、シンガポール)を対象に、Web ベースで実施されました。


回答は、アプリケーションやインフラストラクチャ プラットフォームの決定に関与する経営幹部および技術部門の上級意思決定者 458 名から収集されました。サンプリングの内訳は、大規模企業(従業員 1,000 ~ 4,999 人)46%、エンタープライズ企業(従業員 5,000 人以上)54% です。

基本情報

  • 回答者:IT の上級意思決定者(経営幹部、担当部長レベル以上)
  • 総サンプル数:N=458
  • 企業規模:従業員 1,000 ~ 4,999 人(n=212)、5,000 ~ 19,999 人(n=175)、20,000 人以上(n=71)
  • 地域:南北アメリカ(n=153)、アジア パシフィックおよび日本地域(n=155)、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域(n=150)
  • 自身や家族が競合他社に勤務している場合は除外
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