グローバルに事業を展開する IT サービス企業である DXC Technology と VMware のパートナーシップは 15 年以上に及びます。テクノロジー分野において業界をリードする DXC は、Fortune 500 企業のうち 250 社以上を顧客に持ち、DXC から提供される VMware ソリューションを利用するお客様は全世界で 1,000 社を超えます。顧客の業種は金融サービス、保険、製造業、公共部門など多岐にわたります。つい昨年に「Forbes World's Best Employers」に選出されたことで認知度も高まっており、同社の成長は続いています。
DXC の成功について特筆すべき点は、同社が VMware テクノロジーに関する深い専門知識の構築と VMware との共同ソリューションの開発に積極的に投資している点です。DXC は、VMware テクノロジーを基盤とするデジタル ビジネス ソリューションの設計、構築、提供、サポートにおける長年の実績に基づき、高い評価を受けています。
VMware と連携したプラクティス
上記のパートナーシップをさらに強化するために、DXC は VMware との共同ソリューションの開発および提供に必要な専門サービスを提供するための共同イニシアティブである DXC VMware Practice を立ち上げました。DXC はエキスパート 40 人以上で構成されるチームを結成し、VMware の推奨する販売活動を実践しています。また、このチームには VMware のリソースに対する特別なアクセスが提供されています。このパートナーシップが DXC と VMware の両方に大きなメリットをもたらすことはもちろんですが、最大のメリットを受けるのは、このパートナーシップにより、優れたカスタマー エクスペリエンスを享受し、ビジネス成果を促進しているお客様です。
DXC VMware Practice が提供する差別化されたサービスが、VMware の戦略的優先事項(マルチクラウド、モダン アプリケーション、本質的なセキュリティ、Virtual Cloud Network、Anywhere Workspace)に対応していることは偶然ではありません。両社は、このような連携を維持して相乗効果を生み出せるよう密接に協働しながら、今後もさらに多くの共同ソリューションの市場投入に向けての取り組みを進めていきます。
DXC はまた、VMware ベースのソリューションの紹介、それらのソリューションの価値の実証、ハンズオン トレーニングの提供を目的とする、2 つの「ゾーン」でのサービス提供を開始しました。Innovation Zone では、お客様のご要望に応じたソリューションを構築、テストするための事前検証(POC)環境を提供します。このゾーンでは、複雑なビジネス上の問題を解決するための革新的なユースケースの構築を推進するとともに、DXC と VMware の開発者やソリューション スペシャリストに実用的なトレーニングを提供しています。Customer Excellence Zone では、VMware ベースの先進的なソリューションを紹介する魅力的なライブ デモを行って、ソリューションの詳細をリアルタイムで確認し試用していただくための機会をお客様に提供しています。
マルチクラウドの未来への対応に向けた取り組み
企業の間ではマルチクラウド環境への移行が進んでおり、この傾向は今後も続くと見込まれます。最近の調査では、企業の 75% が複数のパブリッククラウドを現在利用しており、3 つ以上の利用を検討している企業の割合も 40% に及んでいるという結果が報告されています。複数のパブリッククラウドを利用する環境への移行に関する企業側の要望は 2 つあります。1 つ目はベンダー ロックインを避けたいということ、2 つ目は組織固有のニーズに合わせて構築されたクラウド環境で、クラウド プロバイダーが提供する最高クラスのサービスを採用してイノベーションを促進したいということです。
また企業にとっては、クラウドへの移行に際して、業務の中断を避けられることと最新のテクノロジーを利用できることも重要です。まさにこれらの分野こそが、DXC のもっとも得意とするところです。DXC は独自の Cloud Right 戦略に基づき、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドにまたがるクラウド環境を一貫性のある方法で管理および制御できるようお客様をサポートします。昨年の 1 年間だけでも、DXC は 65,000 の顧客ワークロードをクラウドに移行しています。
DXC の Cloud Right アプローチでは、VMware との共同ソリューションにより企業のマルチクラウド環境への移行を支援します。共同ソリューションには Managed Services for VMware Cloud on Amazon Web Services(AWS)、Managed Multi-Cloud Services powered by VMware、Virtual Private Cloud、Managed Midrange Services などがあり、その数はますます増えています。これらのサービスは、VMware Cloud on AWS、VMware vRealize、VMware Site Recovery Manager、VMware Cloud Foundation など多数の VMware テクノロジーを利用しています。
DXC によるお客様支援の実例
DXC が推進している、VMware ソリューションに関する専門知識とサービスへの投資は、お客様に長期にわたるメリットをもたらしています。一例を挙げると、日本の大手菓子メーカーであるロッテは 20 年以上にわたって DXC と協業しています。DXC の支援により従業員体験の向上と俊敏性の強化を実現したロッテのクラウド戦略に関する、最近のお客様事例をご覧ください。
また DXC は、鉄道交通管理システムのメーカーとして鉄道分野で世界的に知られる企業である Alstom に対し、信頼できるアドバイザーとして支援を提供しています。同社はアムステルダム市に提案する交通管理システムのデジタル モックアップの構築においても DXC に支援を求めました。このプロジェクトの詳細については、お客様事例「デジタル モックアップで軌道に乗った Alstom の成功」をご覧ください。
お客様へのさらなる柔軟性とコントロール性の提供
DXC と VMware は強固なパートナーシップのもと、両社が共同でソリューションを提供するお客様に対して卓越したマルチクラウド環境を提供することを目指しています。このマルチクラウド環境は、開発者の自律性と DevSecOps のセキュリティをサポートするとともに、包括的なコントロール性の確保とコストの削減を実現しながらあらゆるクラウド上でのエンタープライズ アプリケーションの提供を可能にします。また両社は、従業員が重要なアプリケーションに場所と時間を問わずアクセスできる、非常にセキュアな環境の提供にも取り組んでいます。これらのすべてを、DXC が設計、実装、管理する VMware のソリューションによって実現することができます。
DXC Technology を Twitter でフォローすると、ブログ記事「Best practices for mastering a multi-cloud strategy」を紹介する投稿など、さまざまな投稿を読むことができます。DXC Technology の詳細については、https://dxc.com/jp/ja および vmware.com の DXC のパートナー ページをご覧ください。
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