ディザスタ リカバリ ソフトウェア Site Recovery Manager
VMware Site Recovery Manager は、フェイルオーバーとフェイルバックの自動オーケストレーションによりダウンタイムを最小限に抑えて可用性を向上させます。
vSphere Replication、Virtual Volumes(vVols)、および VMware の主要なストレージ パートナーが提供するアレイベースのレプリケーション ソリューションとネイティブに連携することで、高い柔軟性と幅広い選択肢を提供します。
VMware Site Recovery for VMware Cloud on AWS は、エンドツーエンドの保護を提供する、サービスとして利用できるディザスタ リカバリ ソリューションです。既存の投資を活用して容易に導入できるため、ハイブリッドクラウドの導入に向けた備えとしても活用できます。
Site Recovery Manager for Hyperscalers では、同じハイパースケーラー内のオンプレミス/クラウド ワークロードのディザスタ リカバリにおけるフェイルオーバー ターゲットとして、Azure、Google、Oracle Cloud を活用します。
Azure VMware Solution によってオンプレミスのワークロードおよび複数のリージョンをまたぐワークロードを保護することで、クラウド導入戦略をサポートし、データの耐障害性を高めることができます。
Google Cloud VMware Engine をフェイルオーバーのターゲット サイトまたはソース サイトとして使用することで、ワークロードをシームレスにリカバリできるほか、5 分という短い RPO を設定できます。
大規模環境のオンプレミスと Oracle Cloud VMware Solution のワークロードを確実に保護します。
プライベートクラウド全体でアプリケーションの可用性と可搬性を実現する、業界トップクラスのソリューションの新機能をご確認ください。
金融コングロマリットの Shriram Value が、ディザスタ リカバリと事業継続計画の策定に SRM を選択した理由をご紹介します。
データセンターの移行計画やディザスタ リカバリ プランの実行を、実際に体験できます。インストール不要で、無料でご利用いただけます。
オンデマンドで提供される DRaaS
クラウドの経済性を活かしたオンデマンドのディザスタ リカバリ
ライセンス |
Standard |
Enterprise |
保護できる仮想マシンの最大数 |
1 サイトあたり仮想マシン 75 台 | ライセンス制限なし |
機能 |
Standard |
Enterprise |
VMware Cloud Foundation との相互運用性 | • |
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リカバリ プランの統合管理 | • |
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本番環境に影響を与えないテスト | • |
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ディザスタ リカバリ フェイルオーバーの自動化 | • |
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データセンターの計画的な移行 | • |
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自動的な再保護とフェイルバック | • |
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アレイベースのレプリケーションのサポート | • |
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仮想マシンの自動的な保護 | • |
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vSphere Replication のサポート | • |
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拡張ストレージのサポート |
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Cross-vCenter vMotion のオーケストレーション |
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Virtual Volumes(vVols)のサポート |
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Site Recovery Manager(SRM)は、災害時にダウンタイムを最小限に抑えるように開発された、業界をリードするディザスタ リカバリ管理ソリューションです。統合リカバリ プランのポリシー ベースの管理、自動オーケストレーション、ダウンタイムなしのテストを可能にします。仮想マシン向けに設計されており、vSphere 環境内のすべてのアプリケーションを管理できる拡張性を備えています。
フェイルオーバーおよびフェイルバックの自動化とオーケストレーションにより、災害時のダウンタイムを確実に最小限に抑えます。組み込み型のダウンタイムなしのテスト機能によって、目標復旧時間(RTO)を確実に達成します。
総合すると、SRM は自動化によって管理を簡素化し、迅速で予測可能性の高いリカバリ時間を保証し、総所有コストを最小化するソリューションです。SRM は、ディザスタ リカバリ、災害の回避、データセンターの計画的な移行、サイトレベルでのロードバランシング、アプリケーションのメンテナンス テストなど、さまざまなユースケースに対応できます。
Site Recovery Manager は、VMware Server および基盤となるレプリケーション テクノロジーを通じて vSphere と連携し、非常に高い柔軟性と豊富な選択肢を提供します。vSphere Replication、vSphere Virtual Volumes(VVOL)と連携したストレージ アレイとネイティブに連携できるほか、ストレージ レプリケーション アダプターを使用して、主なストレージ ベンダーが提供するさまざまなストレージ アレイベースのレプリケーション ソリューションとも連携できます。
また、リカバリ プランの構成プロセスを提供し、ユーザーを支援します。フェイルオーバー時やテスト時には、SRM がリカバリ プランを自動的に実行します。SRM を使用することで、業務時間内でも無停止でテストを頻繁に実行できるため、予測可能性の高いリカバリ目標を実現できます。オーケストレーション ワークフローの自動化により、リカバリ時間は分単位に短縮されます。サイト間での仮想マシンの大規模なライブ マイグレーション オーケストレーション機能により、ダウンタイムを伴わずにアプリケーションを移動することも可能です。
Site Recovery Manager では、vSphere Replication、vSphere Virtual Volumes(vVols)と連携したストレージ アレイ、アレイベースのレプリケーション、iSCSI 向けのストレージベースのレプリケーション、ファイバー チャネル、または NFS ストレージ アレイのいずれかの使用が必要です。ストレージベースのレプリケーションについては、VMware はストレージ パートナーと協力し、お客様が使用するストレージおよびストレージ レプリケーション プラットフォームに SRM を導入できるよう取り組んでいます。SRM は、ストレージ ベンダーによって SRM との連携用に開発、認定されたストレージ レプリケーション アダプター(SRA)プラグインを通じて、さまざまなレプリケーション ソフトウェアと連携しています。vVols と連携したストレージ アレイを使用する場合は、SRA に代わり VASA Provider を使用できます。SRA およびサポートされているストレージの最新の一覧は、ストレージ パートナー互換性マトリックスを参照してください。SRM と VVOL の互換性マトリックスはこちらをご覧ください。
VMware Site Recovery for VMware Cloud on AWS は、Site Recovery Manager および vSphere Replication をベースに構築されていますが異なるサービスです。Site Recovery は、オンプレミスと VMware Cloud on AWS の両方のワークロードを保護するオンデマンド型の DRaaS を提供します。このサービスは、オンプレミスのデータセンターと VMware Cloud on AWS の間だけでなく、VMware Cloud on AWS の異なるインスタンス間のディザスタ リカバリ イベントにおける、ワークロードのリカバリを自動化します。VMware Cloud on AWS にレプリケートされるワークロードを、必要に応じて起動できます。
vSphere Replication は、vSphere 仮想マシンをハイパーバイザーベースでレプリケートする VMware のテクノロジーです。部分的または全体的なサイト障害から仮想マシンを保護します。ストレージに依存しない仮想マシン単位のレプリケーションによって、ディザスタ リカバリの簡素化が可能です。また、複数時点のリカバリ機能と、目標復旧ポイントのカスタマイズ構成機能(5 分 ~ 24 時間)を備えた、さまざまな基盤となるストレージ ソリューションをサポートしています。
さらに、仮想ディスク単位で構成されているため、どの仮想マシンをレプリケートするかをきめ細かく管理できます。プライマリ サイトからリカバリ サイトへのレプリケーション、単一サイトの 2 つのクラスタ間でのレプリケーション、複数のソース サイトからターゲット サイトへのレプリケーションが、基盤となるストレージ アレイにかかわらず可能です。vSphere Replication は vSphere プラットフォームの機能の 1 つであり、Site Recovery Manager とネイティブに連携しています。
保護対象サイトとリカバリ サイトの双方で、vSphere、vCenter Server、および Site Recovery Manager の各インスタンスが必要です。また、仮想マシンをリカバリ サイトにコピーするための基盤となるレプリケーション製品も必要です。vSphere Replication、Virtual Volumes(vVols)と連携したストレージ アレイ、またはサードパーティ製のアレイベースのレプリケーション ソフトウェアのいずれでも選択できます。アレイベースのレプリケーション ソフトウェアを使用する場合は、ストレージ レプリケーション アダプター(SRA)も必要です。
Site Recovery Manager 評価センターを利用することができます。Site Recovery Manager の評価に役立つ技術資料やインストール ガイドを広く取り揃えています。
VMware Site Recovery は、クラウドの柔軟性と経済性を利用して短時間で保護を提供します。オンプレミスのセカンダリ DR サイトを構築する必要がなく、容易に VMware on AWS 環境を立ち上げることができます。また、Site Recovery では、これまでと同じ馴染みのあるツールと運用環境(オンプレミスからパブリッククラウドまで)を利用できるため、ディザスタ リカバリ(DR)の運用が大幅に簡素化され、「1 日での DR」を実現することができます。
その他の質問と回答については、Site Recovery Manager に関する FAQ の完全版をご覧ください。