VMware と AWS によるデータセンター向けの強力なソリューション

VMware のエンタープライズクラスの Software-Defined Data Center(SDDC)ソフトウェアを、AWS Outposts でプロビジョニングされた次世代型の Amazon Nitro ベースの専用 EC2 ベアメタル インスタンス上で実行し、オンプレミスでサービスとして利用できます。

VMware Cloud on AWS Outposts の主な機能

データセンターの長所とクラウドの長所を兼ね備えた、フルマネージドのオンプレミス as-a-Service 製品です。

オンプレミス サービスとして提供される高度な VMware SDDC

フルマネージドのインフラストラクチャを利用することで、IT 部門のインフラストラクチャ管理の負担を軽減できます。VMware SDDC が提供する業界最高レベルのエンタープライズクラスの機能を活用すれば、Developer-Ready IT インフラストラクチャを数か月ではなく数週間で構築できます。

次世代の AWS Outposts ハードウェア

組み込みの冗長性、強化されたセキュリティ、高可用性、優れたレジリエンスを備えた、Amazon の高パフォーマンスな Nitro ベースのベアメタル EC2 インフラストラクチャで、現在および将来のワークロードを実行できます。

高度に統合されたエンドツーエンドのサービスとしてのハイブリッドクラウド

vSphere ワークロードの 100% の可搬性と統合されたハイブリッド制御プレーンにより、ハイブリッドクラウド全体でワークロード配置を最適化できます。互換性のあるインフラストラクチャ、一貫性のある運用、そして使い慣れたツールを活用して、ダウンタイムやプラットフォーム再構築について心配することなく、大規模環境でワークロードをシームレスに移行できます。 

関連リソース

発表:VMware Cloud on AWS Outposts の提供開始

このブログ記事では、VMware Cloud on AWS Outposts について詳しく紹介しています。

VMware Cloud on AWS Outposts:VMware と AWS の経営陣の視点

SiliconANGLE theCUBE のインタビューで、VMware と AWS の経営陣が VMware Cloud on AWS Outposts についての見解を語ります。

VMware Cloud on AWS Outposts のご注文の流れとセットアップ方法のデモ

VMware Cloud on AWS Outposts のご注文とセットアップの方法については、こちらのデモで詳細をご確認ください。

VMware Cloud on AWS Outposts のメリット

VMware と AWS の強力なソリューションを活用したデータセンターのインフラストラクチャとアプリケーションのモダナイゼーション

インフラストラクチャ運用の強化

IT 部門のインフラストラクチャ管理の負担を軽減し、インフラストラクチャのセキュリティと信頼性を向上させることで、戦略的優先事項に集中して取り組めるようになります。

俊敏なインフラストラクチャへの転換

環境をクラウドに拡張して、ハイブリッドクラウド環境全体で単一の運用モデルを活用すれば、キャパシティを数分で拡張できます。

デジタル トランスフォーメーションの加速

最新のインフラストラクチャ、最新の VMware/AWS クラウドサービスへのアクセス、そしてインフラストラクチャ運用のための専門技術を兼ね備えた、ターンキー ソリューションを手に入れることができます。

アクティブなホストの数*

合計価格(米ドル)

3 $1,026,272.00
4 $1,198,591.00
5 $1,370,911.00
6 $1,614,656.00
7 $1,884,081.00
8 $2,152,763.00




上記のホスト料金は、3 年間のサブスクリプションをご購入いただいた場合のものです。ホスト料金には次のものが含まれます。

  • 42U ラックの AWS Outposts
  • ローカル SSD ストレージを備えた、AWS が管理する専用の Nitro ベース i3en.metal EC2 インスタンス
  • VMware が管理する SDDC ソフトウェア:vSphere、vSAN、NSX-T、vCenter Server
  • VMware HCX
  • VMware Cloud コンソール
  • VMware の SRE によるサポート
  • AWS によるサプライ チェーン、配送のロジスティクス、オンサイト インストールの管理
  • ハードウェアの継続的な監視と障害/修復サポート



*現在、VMware Cloud on AWS Outposts は米国内への発送が可能です。VMware Cloud on AWS Outposts は、VMware Cloud on AWS がサポートされている AWS リージョン(AWS 米国東部(バージニア北部)、AWS 米国西部(オレゴン))に接続する必要があります。最小接続要件は 1 GB で、リージョンとラック ロケーションの間での最大 150 ミリ秒の遅延を許容する必要があります。各ホストには、修正、Elastic DRS のスケールアウト、およびライフサイクル管理のためのダーク キャパシティが含まれています。米国外での VMware Cloud on AWS Outposts の導入を希望される場合は、AWS または VMware の担当者にお問い合わせください。




データ転送料金:

VMware Cloud on AWS Outposts から、VMware Cloud on AWS がサポートされている親リージョンへのデータ転送は無料です。同様に、VMware Cloud on AWS Outposts とローカル ネットワークとの間や、ローカル ゲートウェイ(LGW)を経由したインターネットとの間のデータ転送も無料です。AWS リージョン内でのデータ転送料金と同様に、親アベイラビリティ ゾーンから VMware Cloud on AWS Outposts へのデータ転送料金も、AWS リージョン内と同一になります。AWS リージョン内における、アベイラビリティ ゾーン内、アベイラビリティ ゾーン間、および VPC でのデータ転送料金も同様です。データ転送料金の詳細については、こちらをご覧ください。

VMware Cloud on AWS Outposts は、VMware Cloud Foundation を基盤として VMware と AWS が共同開発した、オンプレミス向けの as-a-Service ソリューションです。VMware のエンタープライズクラスの Software-Defined Data Center(SDDC)ソフトウェアを、AWS Outposts でプロビジョニングされた次世代型の Amazon Nitro ベースの専用 EC2 ベアメタル インスタンス上で実行できます。

まず、VMware と AWS のエキスパートで構成されるチームが、お客様の具体的な要件やサイジングのニーズを把握するためのサポートを行います。その後、VMware Cloud サービス コンソールへのアクセス権限を取得してアカウントを作成し、VMware Cloud on AWS Outposts を選択すれば、注文プロセスを開始できます。VMware Cloud on AWS Outposts は、新規のお客様も既存のお客様も同様に、VMware または AWS から直接購入できます。 

このソリューションは、遅延、データ グラビティ、データ主権/コンプライアンス、データセンターのモダナイゼーションなどのために、オンプレミスでクラウド モデルを活用することを希望されているお客様向けに設計されています。VMware Cloud on AWS Outposts を利用すると、クラウドの俊敏性と革新性を求める一方で、データやアプリケーションを従来どおりに管理する必要があるお客様が、データセンターでクラウド運用モデルを活用できるようになります。ユースケースの詳細については、ソリューションの概要をご覧ください。

VMware Cloud on AWS Outposts では、VMware Cloud on AWS と同じ SDDC コンポーネント(vSphere、vCenter、vSAN、NSX)が使用されます。Outposts インフラストラクチャ上に SDDC を構築する場合は、AWS リージョンで実行されている VPC に SDDC を接続する必要があります。

現在、VMware Cloud on AWS Outposts は米国内への発送が可能です。VMware Cloud on AWS Outposts は、VMware Cloud on AWS がサポートされている AWS リージョン(AWS 米国東部(バージニア北部)、AWS 米国西部(オレゴン))に接続する必要があります。最小接続要件は 1 GB で、リージョンとラック ロケーションの間での最大 150 ミリ秒の遅延を許容する必要があります。米国外での VMware Cloud on AWS Outposts の導入を希望される場合は、AWS または VMware の担当者にお問い合わせください。

VMware Cloud on AWS Outposts では、次のコンポーネントが提供されます。

  • 42U ラックの AWS Outposts
  • ローカル SSD ストレージを備えた専用の Nitro ベース EC2 メタル サーバ(注文に応じて)
  • VMware SDDC ソフトウェア:vSphere、vSAN、NSX-T、vCenter Server
  • VMware HCX
  • VMware グローバル サポート

VMware Cloud on AWS Outposts は構成ごとに、パッケージで価格が設定されます。構成はホスト 3 台から、最大でホスト 8 台まで選択できます。ダーク キャパシティはパッケージ/価格に含まれており、コストは発生しません。このサービスは 3 年間のサブスクリプション オプションとしてご購入いただけます。最新の価格については、価格のページでご確認ください。

VMware または AWS の担当者までお問い合わせください。詳細については、ご注文の流れのデモもご覧ください。Subscription Purchasing Program(SPP)または Hybrid Purchasing Program(HPP)のクレジットをご購入いただき、それらのクレジットを使用してサービスをご利用いただけます。これらのクレジット プログラムの詳細については、次の Web サイトを参照してください。

SPP プログラム ガイドおよび HPP プログラム ガイド

現在、VMware Cloud on AWS Outposts は米ドルでご購入いただけます。

VMware Cloud on AWS Outposts から、VMware Cloud on AWS がサポートされている親リージョンへのデータ転送は無料です。AWS リージョン内でのデータ転送料金と同様に、親アベイラビリティ ゾーンから VMware Cloud on AWS Outposts へのデータ転送料金も、AWS リージョン内と同一になります。AWS リージョン内における、アベイラビリティ ゾーン内、アベイラビリティ ゾーン間、および VPC でのデータ転送料金も同様です。データ転送料金の詳細については、こちらをご覧ください。

VMware Cloud on AWS Outposts とローカル ネットワークとの間や、ローカル ゲートウェイ(LGW)を経由したインターネットとの間のデータ転送は無料です。

VMware Cloud on AWS Outposts は、VMware から直接、または AWS の再販ルートを通じてご購入いただけます。

コンピュートに関しては、3 台以上のホスト構成による Nitro ベースの I3EN.metal サーバが、ダーク キャパシティとともに提供されます。ストレージに関しては、ローカル SSD ストレージをご利用いただけます。

VMware Cloud on AWS Outposts は、Amazon Nitro ベースの I3EN.metal インスタンス タイプをサポートしています。

VMware Cloud on AWS Outposts では、ラックあたり 3 ~ 8 台のホストをご購入いただけます。

現時点では、VMware Cloud on AWS Outposts でキャパシティを追加することはできません。これについては今後可能になる予定です。

VMware Cloud on AWS Outposts では、ラック、SDDC、クラスタの比率は 1 対 1 になります。将来的には、マルチラック、マルチクラスタがサポートされる予定です。

サイトに VMware Cloud on AWS Outposts ユニットを組み込むには、電源とネットワーク接続が必要です。また、環境の前提条件として温度、湿度、エアフローなどの要件のほか、施設のローディング ドックや対応重量など、輸送面での要件があります。設置の前にすべての前提条件に関する情報を収集し、確認させていただきます。

VMware Cloud on AWS Outposts インフラストラクチャは、AWS が単一のアカウントに提供する専用のシングルテナント ホスト上で実行されます。各ホストは Amazon EC2 I3en.metal インスタンス(96vCPU(物理 48、論理 96)、512 GiB の RAM、45 TiB Raw SSD ストレージ)に相当します。1 台のホストで多数の VMware 仮想マシンを実行できます(コンピュート、メモリ、ストレージの要件により数十台から数百台)。クラスタは、クラスタあたり最小 3 台から最大 8 台のホストで構成できます**。各 SDDC 環境には、それぞれ単一の VMware vCenter Server が展開されます。

**これは購入された利用可能キャパシティによって異なり、ダーク キャパシティは含まれません。 

VMware Cloud on AWS Outposts の各 SDDC につき、vCenter Server インスタンスが 1 つ展開されます。この vCenter Server インスタンスに接続すると、VMware Cloud on AWS Outposts クラスタを管理できます。VMware Cloud コンソールには、ホストの追加/削除や、ファイアウォールその他の基本的なネットワーク設定の構成といった機能が用意されています。注意点として、プラグインや広範な vSphere 権限が必要なツールは VMware Cloud on AWS Outposts では正常に機能しない場合があります。VMware Cloud on AWS Outposts は最小権限のセキュリティ モデルを採用しており、お客様(およびお客様が使用するツール)は完全な管理者アクセス権を持ちません。

vCenter ハイブリッド リンク モードを使用して、オンプレミスと VMware Cloud on AWS Outposts 上のリソースを単一の管理画面で管理するには、データセンターで vCenter 6.5 以降を実行する必要があります。オンプレミス環境で VMware vSphere 6.5 以降を実行していない場合、環境の管理には複数の vCenter インスタンスを実行する必要があります。つまり、オンプレミスに vCenter インスタンス 1 つ、VMware Cloud on AWS Outposts に vCenter インスタンス 1 つが必要になります。

はい。詳細および制限については、Microsoft 製品のライセンス条項を確認するか、Microsoft の担当者までお問い合わせください。

はい。オンプレミスの既存の vSphere 仮想マシンを VMware Cloud on AWS Outposts に移行するには、いくつかの方法があります。vSphere 仮想マシンのライブ マイグレーションは、vMotion 経由で、または VMware HCX を使用して行うことができます。

AWS アベイラビリティ ゾーンとの安全な接続は、AWS Direct Connect またはインターネット上の仮想プライベート ネットワーク(VPN)を介して確立できます。オンプレミス ネットワークといずれかの AWS Direct Connect ロケーションの間に、専用のネットワーク接続を確立することをおすすめします。それにより、パブリック AWS リージョンへの安定した低遅延の接続を実現できます。

VMware Cloud on AWS Outposts には、VMware Cloud on AWS Outposts をオンプレミス環境に接続するための LGW(ローカル ゲートウェイ)と呼ばれる AWS Outposts 論理構成が用意されています。

LGW(ローカル ゲートウェイ)は、Outposts ラックと既存のオンプレミス環境の間のローカル通信を可能にする、Outposts 固有の論理構成です。これによってローカルの近接性が向上し、低遅延のワークロード通信が可能になります。

VMware Cloud on AWS Outposts は、親 AWS リージョンおよび VMware Cloud 制御プレーンとの接続を必要とします。VMware Cloud on AWS Outposts は、接続のない状況での運用や、接続が制限される環境には対応していません。ただし、制御プレーンの「サービス リンク」がダウンしても、ローカル通信フローは通常どおり動作します。その間、ワークロードや環境の変更や更新は行えません。AWS リージョンとの間には、可用性の高いネットワーク接続を用意することをおすすめします。 

はい。ユーザーは Elastic Network Interface または VMware Transit Connect を介して、リージョンのネイティブ AWS サービスに直接アクセスできます。

VMware/AWS のチームは、ソリューションのレビュー、ワークショップ、注文、およびデリバリのプロセス全体を通じてお客様と直接連携し、すべての要件が満たされていることを確認します。

VMware Cloud on AWS Outposts をご注文いただく際は、以下に関する一定の要件を満たす必要があります。

  • HVAC および設備
  • 電力
  • ネットワーク
  • AWS カスタマー アカウント

注文情報は、こちらの VMware Cloud コンソールからご入力ください。

注文が完了すると、以降のステップが記載された完了メールが届きます。

施設、電力、冷却、ネットワークの要件に関する一般的な情報については、Outposts サイトの要件をご確認ください。

注文プロセスのデモはこちらでご覧いただけます。

VMware Cloud on AWS Outposts がインストールされると、それ以降は VMware と AWS が、AWS リージョンの一部として SDDC と Outposts ハードウェアの監視を行います。VMware は VMware SDDC ソフトウェアのアップデート、アップグレード、パッチ適用を定期的に行い、AWS はソフトウェアのアップグレードとハードウェアのパッチ適用を実施します。これらのアップデートにより、新機能とバグ修正が継続的に提供され、SDDC フリートおよびハードウェア全体で一貫したソフトウェア バージョンが維持されます。AWS はハードウェアをプロアクティブに監視し、Outposts の健全性メトリックを公開するほか、メンテナンス対象として検出されたユニットについて VMware にアラートを送信します。VMware は計画的なメンテナンスについてお客様に通知し、必要に応じて VMware Cloud on AWS Outposts 内の自動スケーラー サービスを利用します。Outpost はモジュール式のユニットで構成されているため、交換作業が可能です。物理的なメンテナンスが必要な場合は、AWS からお客様にご連絡のうえ、サイト訪問のスケジュールを設定させていただきます。  

 

サポート

VMware Cloud on AWS Outposts に関するサポート リクエストの総合窓口は VMware になります。ハードウェアに問題がある場合でも、まず VMware にご連絡いただければ、VMware がそのリクエストを AWS に転送いたします。AWS はハードウェアの障害/修復サポートを行います。

お問い合わせには VMware Cloud コンソールの IM チャット機能を使用するか、または VMware まで直接ご連絡ください。

 

SDDC の健全性

VMware は、自動化機能とサイト信頼性エンジニア(SRE)のチームにより、お客様の SDDC 環境を常に監視しています。自動修正は VMware Cloud の自動スケーラー サービスの一部となっています。VMware Cloud on AWS Outposts 内の自動スケーラー サービスでは、インフラストラクチャの監視と障害の検知を行い、障害が発生した際にはインフラストラクチャが自動的に修正されます。

 

ハードウェアの交換

インスタンスに問題が発生した場合は(ハードウェア障害や計画的なメンテナンスなど)、VMware Cloud の自動スケーラー サービスにより、ラック内のホストの利用可能なダーク キャパシティを使用して、問題のあるインスタンスが自動的に修正されます。お客様には問題の内容と修正アクションについて、E メール通知でお知らせします。AWS はお客様にご連絡のうえ、問題のあるハードウェアを交換するためのスケジュールを設定します。そして合意された日時に、AWS の技術者が交換用のハードウェアをお届けし、障害が発生したハードウェアの交換を行います。 

 

SDDC のアップグレードとメンテナンス

VMware は SDDC のアップデート、アップグレード、パッチ適用を定期的に実施します。これらのアップデートにより、新機能とバグ修正が継続的に提供され、SDDC フリート全体で一貫したソフトウェア バージョンが維持されます。SDDC アップデートが予定されている場合は、VMware から通知のメールが届きます。一般に定期アップデートは 7 日前に、緊急アップデートであれば 1 ~ 2 日前に通知がなされます。アップグレードが遅れると、SDDC のソフトウェア バージョンがサポート対象外となる可能性があります。

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