概要
地方自治体には、市民の生活を支援するうえで最適なソリューションを採用する責務がありますが、最新のテクノロジーは多額の費用がかかり、行政の限られた予算では賄えないことがあります。一方で、従来のハードウェア中心のインフラストラクチャは、それ自体の費用が高額なうえ、管理に時間がかかり、パフォーマンスのリスクを抱えていました。
VMware vSAN では、これまでの投資を活用しながら個々のニーズに応じたペースでクラウド導入を進めることができる「進捗に合わせた構築」モデルにより、より多くの成果を少ないコストで実現できます。また、使い慣れたツールやソリューションを使用しながら、最新のハイパーコンバージド インフラストラクチャ(HCI)の構築に向けて次のステップへと進むことができます。ROI の向上、セキュリティの強化、管理の効率化を実現し、より質の高いサービスを市民に提供することが可能です。
vSAN を利用したハイパーコンバージド インフラストラクチャのメリット
仮想化されたストレージへのシームレスな拡張
- お使いのハイパーバイザーや主要なパブリッククラウドでネイティブ サポート
- コンピュートとストレージにおける既存ツールの使用
- 既存の投資の保護と最適化
柔軟性の強化と選択肢の拡充
- フルスタック HCI への拡張
- ニーズに応じたベンダーが提供する認定ソリューションを利用可能
- ポリシーベースの管理によるリソースの統合
クラウドへの容易な移行
- データセンターからクラウド、エッジまで一貫性のある運用の維持
- 保存データおよび転送中のデータに対する本質的なセキュリティの確保
- 数百のパブリッククラウド プロバイダーとの連携
地方自治体における vSAN のお客様事例

ベルリン市清掃局
「障害も発生せず、高い費用対効果で高パフォーマンスを実現できるため、我々のデスクトップ環境を支える vSAN には高い信頼を寄せています。このため、vSAN をベースにサーバの仮想化も行えるか検討を進めたいと考えています」
– Organisational and Information Technology、Client-Server Operation、Ronald Scheer 氏
地方自治体における vSAN 導入の主なユースケース
ミッションクリティカルなアプリケーション
vSAN は、Microsoft Exchange やリレーショナル データベースなど、行政機関の任務の遂行に必要なアプリケーションをサポートします。1 ノードあたり最大 15 万 IOPS のオールフラッシュ ストレージによって、極めて要求の厳しいワークロードでもパフォーマンスを確保でき、クラスタあたり 64 ノードまでスケールアップ可能で、エンタープライズクラスのサービス品質(QoS)を提供し、ストレージ バランシングを自動化します。
支所、出張所
地方自治体が管轄する施設は、数多くありますが、IT 担当者のリソースは限られています。vSAN のシンプルかつスケーラブルなソリューションは統合管理が可能なため、非常に少ないスタッフで、あるいはスタッフ無しで遠隔地の環境を管理することができます。最大のメリットは、柔軟性の高い支所向けライセンスを利用して、予算内で導入できる点です。
仮想デスクトップの管理
行政機関の職員は、情報やアプリケーションへのアクセスを場所を問わずに高速かつセキュアに行えることを求めています。一貫性のあるパーソナライズされたワークスペースを実現することで、このニーズに応えることができます。vSAN は、高パフォーマンスの仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)を提供しながら、運用コストの削減も実現します。vSAN を利用することで、IT 部門はデータセンター内の統合クラスタ上にある仮想マシンを介してデスクトップ サービスをエンドユーザーに提供できるようになります。
vSAN を利用したハイパーコンバージド インフラストラクチャの詳細情報
VMware のハイパーコンバージド インフラストラクチャ(HCI)が選ばれる理由
ハイパーコンバージド インフラストラクチャを導入する組織の 3 分の 2 以上が VMware のソリューションを採用している理由をご紹介します。
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vSAN を利用したハイパーコンバージド インフラストラクチャを迅速に導入してビジネスのモダナイゼーションに成功したお客様事例をご紹介します。
vSAN の 30 分間のライトニング ラボ
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