柔軟性とパワーを高め、より強力にアプリケーションをサポート
マルチクラウドへの投資の最適化
技術概要:vSAN 8 Update 1 の最新情報
最新リリースの新機能と機能拡張をご確認ください。
HCI Mesh による柔軟かつ効率的な拡張
あらゆるトポロジーにおいて、ストレージをコンピュートから独立させて拡張できるため、リソース使用率が最適化されます。
vSAN+ の概要
クラウド接続されたサブスクリプションベースの vSAN サービスを、オンプレミス環境向けに提供します。
その他の学習リソース
技術資料、ユースケース、ガイドなど、vSAN についてより詳しく理解するためのリソースを提供します。
vSAN 8 Update 1 の新機能
VMware HCI Mesh による未使用リソースの解消
- あらゆるトポロジーにおいて、無制限の拡張性を実現します。HCI Mesh は、コンピュートとストレージのディスアグリゲーションを行う VMware のソフトウェアベースのアプローチであり、スケーリングのための新しい方法を提供します。vSAN Original Storage Architecture では、非ストレッチ クラスタ、ストレッチ クラスタ、vCenter サーバのすべてで、ストレージとコンピュートを個別に拡張できるようになりました。
- ESA の分離型ストレージ:HCI Mesh の柔軟性を vSAN Express Storage Architecture(ESA)でも利用できるようになり、非ストレッチ クラスタ間でストレージを共有することで、次世代デバイスのリソース使用率を最大化できます。
vSAN Express Storage Architecture のパフォーマンスのさらなる向上
- シーケンシャル書き込みのスループット向上:vSAN Express Storage Architecture(ESA)のパフォーマンス強化により、シーケンシャル書き込みワークロードのスループットが最大 25% 向上しました。これにより vSAN ESA は、重要なビジネス アプリケーションとして CCTV やビデオ監視を使用する小売業や製造業のエッジ環境向けの高パフォーマンス アーキテクチャとして有力なオプションとなりました。
- I/O 負荷の高いワークロードのパフォーマンス向上:vSAN ESA では単一オブジェクトのパフォーマンスが強化されており、利用者が多く I/O 負荷の高いアプリケーションのパフォーマンスを最大 25% 向上させます。
- vSAN ESA におけるデータ耐久性の向上:vSAN ESA で新しくデルタ耐久性コンポーネントがサポートされ、計画的メンテナンス時のデータ損失に対する保護が強化されました。この新機能では、クラスタ内のホストでメンテナンス モード中に予期しない障害が発生した場合に備えて、ESA 上のデータが冗長的に保存されます。
ストレージ運用の向上
- 修正とリソースへのアクセスの効率化:vSAN Skyline モジュールのユーザー体験が刷新されました。新しく追加されたクラスタレベルの健全性ダッシュボードでは、クラスタの一覧、注意を要する問題やアラート、トラブルシューティングの手順、関連するナレッジベースのリソースのすべてを 1 つの画面で確認できます。
- I/O トリップ アナライザーの強化:I/O トリップ アナライザーで、仮想マシンの分析を 1 回限りでまたはスケジュール設定により定期的に実行できるようになりました。I/O トリップ診断処理をバックグラウンドで実行し、都合のよいときに結果を確認できます。プログラミングのアプローチにより、より多くのデータを効率的に収集して、より有益な分析を行えます。
- きめ細かい統計情報の監視:vSAN パフォーマンス サービスの統計情報の取得間隔が 5 分ごとから 30 秒ごとに短縮されました(90% の短縮)。vSAN のパフォーマンス メトリックについてのリアルタイムのインサイトが得られるので、迅速なトラブルシューティングと修正を行えます。
- vSAN ESA クラスタ固有のポリシーの管理の簡素化:vSAN ESA がデフォルト ストレージ ポリシーの動的な選択をサポートするようになり、クラスタの種類とホスト数に基づいて、新しい vSAN ESA クラスタのデータストアのデフォルト ポリシーが自動構成されるようになりました。vSAN ESA では、クラスタのサイズに応じて最適なデフォルトのデータストア RAID ポリシー(RAID 1 または RAID 5/6)が設定されるため、推奨構成が確実に適用されます。
- PowerCLI による vSAN ESA の自動化と管理:PowerCLI が提供する自動化と管理の機能を vSAN ESA と連携させることが可能になりました。インベントリに簡単にアクセスして ESA 環境を監視および管理し、リソースを効率的にプロビジョニングできます。
モダン アプリケーションの管理の簡素化
- ESA でのクラウドネイティブ ストレージ機能:vSAN クラウドネイティブ ストレージのメリットを vSAN ESA で利用できるようになりました。開発者は、人気の高いコンテナ オーケストレーション ツールである Kubernetes でシームレスにストレージを利用できます。また管理者は、コンテナ ボリュームをきめ細かく把握できるようになり、コンテナ ボリュームのレベルに応じて迅速かつ容易に、健全性とコンプライアンスの状況のチェック、監視、管理を行えます。
- VMware vSAN™ Data Persistence プラットフォームへのアクセスの簡素化:Data Persistence プラットフォームを、よりシンプルでコスト効率に優れた方法で利用できるようになりました。ステートフルなアプリケーションを、TCO を抑えつつ、よりシンプルな方法で運用、管理しながら実行できます。必要なネットワーク機能のために NSX ライセンスを購入する必要がなくなり、Data Persistence プラットフォームを使用するには vSphere+/vSAN+ ライセンスを購入するだけでよくなります。
Express Storage Architecture を利用する vSAN 8 のご紹介
パフォーマンスの最適化
スペース効率を損なうことなく、次世代デバイスのパフォーマンスを最大 4 倍向上させることができます。
最高レベルの効率性
強化されたデータ圧縮と適応型のストレージ効率化機能により、ストレージの TCO を最大 40% 削減できます。
強化されたレジリエンス
新しいストレージ プール構造により、可用性を高め、より高いサービス レベル アグリーメント(SLA)要件に対応できます。
俊敏性の高い運用
すべての vSAN 環境とアーキテクチャで、直感的で一貫性のある管理体験が提供されます。
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