エンタープライズ ワークロード対応プラットフォーム、vSphere 8 がもたらす主なメリット

vSphere 8 についての発表を読む

vSphere 8 は、従来型と次世代型のいずれのアプリケーションもカバーするエンタープライズ ワークロード対応プラットフォームの最新リリースです。その強力な新機能により、オンプレミスのワークロードでクラウドのメリットを活用できます。

vSphere とクラウドをつなげる vSphere+

vSphere+ は、オンプレミスの vSphere とクラウドサービスの両方を利用できる、サブスクリプションベースの新しいサービスです。vSphere+ の主な機能と特長について、詳細情報をご覧ください。

従来型/次世代型アプリケーションのためのエンタープライズ ワークロード対応プラットフォーム

DPU および GPU ベースのアクセラレーションによりパフォーマンスを飛躍的に向上させ、Cloud Console により運用効率を高め、アドオンのハイブリッドクラウド サービスとシームレスに連携し、仮想マシンと並行してコンテナを実行するエンタープライズ対応の Kubernetes 環境を活用してイノベーションを加速します。

クラウドのメリットをオンプレミスのワークロードで活用

クラウド統合によりオンプレミス インフラストラクチャを変革します。VMware Cloud Console による管理の一元化、グローバルなインサイト、自動化により、生産性が向上します。アドオンのクラウドサービスを活用することで機能強化を図れます。

運用効率を向上

DRAM と PMEM の帯域幅と遅延の要件を考慮し、最適なワークロード配置を決定します。ESXi のアップグレードを同時に複数のホストで実行することで、IT のメンテナンス時間を効率的に短縮できます。

ワークロードのパフォーマンスを飛躍的に向上

DPU 上でネットワーク機能を高速化することで、分散型ワークロードのスループットおよび遅延のニーズに対応します。GPU リソースを解放して、AI/機械学習モデルのトレーニングを迅速化し、より複雑なモデルをサポートします。

DevOps のイノベーションを加速

Cloud Console から開発者向けサービスに簡単にアクセスできます。複数の地域にわたり、コンテナ化されたワークロードのレジリエンスを強化します。カスタム イメージや Pinniped ベースの認証により、柔軟性の高い導入が実現できます。

関連リソース

vSphere 8 製品ラインの比較

vSphere Standard、vSphere Enterprise Plus、vSphere with Tanzu、vSphere+ の機能とサービスを比較します。

vSphere 8 と旧バージョンの比較

vSphere バージョン 6.5 ~ 8 の機能を比較します。

vSphere 8 に対するパートナーの評価

最新リリースの vSphere 8 に搭載された強力な新機能に関してパートナーの声が寄せられています。

製品の比較

vSphere Standard

  • サーバ統合
  • ビジネスの将来の変化に対応

vSphere Enterprise Plus

  • リソース管理
  • ライフサイクル管理の簡素化
  • 本質的なセキュリティ
  • アプリケーションのレジリエンスとパフォーマンスの向上

vSphere+

  • vSphere+ のクラウド統合によりオンプレミス インフラストラクチャを変革
  • vSphere+ の開発者向けサービスによりイノベーションを加速
  • vSphere+ の管理者向けサービスにより生産性を大幅に向上

FAQ

vSphere 8 は、VMware Cloud Console を使用したクラウド統合により、オンプレミスのワークロードにクラウドのメリットをもたらすメジャー リリースです。DPU および GPU ベースのアクセラレーションによりパフォーマンスを飛躍的に向上させ、Cloud Console により運用効率を高め、アドオンのハイブリッドクラウド サービスとシームレスに連携し、仮想マシンと並行してコンテナを実行するエンタープライズ対応の Kubernetes ランタイムを活用してイノベーションを加速します。vSphere 8 は、vSphere Standard Edition、vSphere Enterprise Plus Edition、vSphere+ など、各種の vSphere 製品ラインで提供される予定です。詳細については、vSphere 8 のデータシートおよび vSphere 8 と旧バージョンの比較をご覧ください。

vSphere Distributed Services Engine は、CPU から DPU にインフラストラクチャ機能をオフロードして仮想インフラストラクチャをモダナイズします。これにより、最新の分散型ワークロードで、リソースの節約、ネットワークの高速化、ワークロード セキュリティの強化といった利点を活用できます。また、vSphere と統合されたワークフローにより、DPU のライフサイクル管理が改善されます。ぜひ vSphere Distributed Services Engine の詳細をご覧ください。

vSphere 8 では、無期限ライセンスやサブスクリプションなどの各種のライセンス モデルを採用しており、CPU 単位、仮想マシン パック単位、コア単位などのさまざまな単位でライセンスを購入できます。詳細については、vSphere のライセンス、価格設定、パッケージに関するガイドを参照してください。

vSphere+ は、相互に連携するオンプレミス コンポーネントとクラウド コンポーネントで構成される、サブスクリプションベースの新しいサービスです。オンプレミス コンポーネントには、クラウド ゲートウェイ、vCenter インスタンス、ESXi ホストなどがあります。クラウド コンポーネントには、管理者向け(IT 運用者向け)サービスと開発者向け(DevOps 向け)サービスを含む、さまざまなクラウドサービスがあり、いずれもオンプレミス機能を補強し強化するもので、すべて VMware Cloud Console からアクセスできます。クラウド ゲートウェイは、vCenter インスタンスを VMware Cloud Console に接続します。VMware Cloud Console では、オンプレミス インフラストラクチャの一元的な管理や、クラウドサービスへのアクセスを行えます。

はい。vSphere+ は、すでに vSphere をご使用中のお客様がシンプルにダウンタイムなしでアップグレードを実行できるよう綿密に設計されています。既存の vSphere Enterprise Plus ライセンスは、簡単にサブスクリプション ベースの利用資格に変換できます。vSphere+ へのアップグレードをご検討の際には、VMware パートナーか、VMware の営業担当者までお問い合わせください。

vSphere+ には、SaaS として提供されるクラウドサービスが含まれています。ご利用の vCenter インスタンスおよび ESXi ホストは、オンプレミスのままになります。

vSphere+ の料金やサブスクリプションの購入方法などの詳細については、担当の VMware パートナーか、VMware の営業担当者までお問い合わせください。

お客様の環境での vSphere+ の無償でのご試用をご検討の際には、VMware パートナーか、VMware の営業担当者までお問い合わせください。

vSphere+ をご利用いただく手続きは簡単です。利用登録を済ませると、VMware からセットアップの手順が記載されたオンボーディング用 E メールが届きます。プロセスは 1 時間程度で完了します。

はい。vSphere+ は ESXi バージョン 6.7 以降をサポートしています。vCenter インスタンスは最新のバージョンにアップデートしていただく必要があります。

vSphere+ には、vSphere の基本要件以外の特別なハードウェア要件はありません。

vSphere+ には次のようなメリットがあります。

  • SaaS として提供されるクラウドサービスを利用できる
  • Cloud Console を使用して管理を一元化できる
  • エンタープライズ対応の Kubernetes 環境を追加費用なしで構築できる
  • サブスクリプション形式で購入できる

vSphere+ で利用できる機能の詳細については、こちらをご確認ください。

vSphere+ は、仮想マシンをベースとした従来型のワークロードに加え、コンテナをベースとした最新のワークロードもサポートしています。vSphere+ と vSphere で、サポートされるワークロードのタイプに違いはありません。

VMware では、ディザスタ リカバリ、ランサムウェア対策、キャパシティ プランニングなどを迅速化するための vSphere+ アドオン サービスを開発しています。現在購入できるアドオン サービスや開発中のアドオン サービスの一覧については、VMware パートナーか、VMware の営業担当者までお問い合わせください。

vSphere+ には、仮想マシン サービス、ストレージ サービス、ネットワーク サービス、レジストリ サービス、Tanzu Kubernetes Grid サービス、Tanzu 統合サービス、Tanzu Mission-Control Essentials など、幅広い開発者向けサービスが含まれています。これらのサービスは vSphere+ に含まれるため、追加料金なしでご利用いただけます。

vSphere+ には、グローバル インベントリ サービス、イベント ビュー サービス、セキュリティ健全性チェック サービス、仮想マシン プロビジョニング サービス、ライフサイクル管理サービス、構成管理サービスなど、幅広い管理者向けサービスが含まれています。これらのサービスは vSphere+ に含まれるため、追加料金なしでご利用いただけます。vSphere+ の機能とその説明の一覧をご確認ください。

vSphere+ は、オンプレミスの vCenter インスタンスを VMware Cloud に接続する安全なクラウド ゲートウェイによって、クラウドのメリットをもたらします。vSphere+ のクラウド ゲートウェイは、業界標準の Transport Layer Security(TLS)を使用してネットワーク接続を保護します。お客様の機密データがクラウドにコピーされたり、共有されたりすることはありません。このゲートウェイによって、VMware はメンテナンスやサポートの業務を実施でき、権限の分離や最小権限といった従来のセキュリティ概念を適用してこれらの業務の安全性を確保しています。

ワークロードやオンプレミスの vSphere インフラストラクチャがクラウドに移動されることはありません。ワークロードは引き続き、オンプレミスの ESXi ホストで実行されます。vSphere+ では、オンプレミス環境を Cloud Console から一元的に管理でき、クラウドサービスを利用して管理を強化できます。

オンプレミスのワークロードをクラウドに移行する場合も、vSphere+ で簡単に行うことができます。vSphere+ クラウド ゲートウェイに組み込まれたハイブリッド リンク モード機能を使用すれば、ワークロードを VMware Cloud on AWS に移行できます。

クラウドへの接続が失われた場合、影響を受けるのはクラウドサービスおよび Cloud Console へのアクセスだけです。vCenter インスタンス、ESXi ホスト、ワークロードは通常どおり実行を継続し、管理は vCenter から(vSphere Client を通じて)行うことができます。

vSphere+ のメリットを活かすために追加で必要なツールは VMware Cloud Console のみで、これは Web ブラウザーからアクセスできます。

VMware Cloud Console は、https://vmc.vmware.com からご利用いただけます。このページにログインした後、vSphere+ を含む利用可能な VMware サービスを確認し、登録することができます。

ご興味をお持ちの方はこちら

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