FAQ
vSphere+ は、相互に連携するオンプレミス コンポーネントとクラウド コンポーネントで構成される、サブスクリプション型の新しいサービスです。オンプレミス コンポーネントには、クラウド ゲートウェイ、vCenter インスタンス、ESXi ホストなどがあります。クラウド コンポーネントには、管理者向け(IT 運用者向け)サービスと開発者向け(DevOps 向け)サービスを含む、さまざまなクラウドサービスがあります。
クラウド ゲートウェイは、vCenter インスタンスを VMware Cloud Console に接続します。VMware Cloud Console では、オンプレミス インフラストラクチャの一元的な管理や、クラウドサービスへのアクセスが可能です。
はい。vSphere+ は、すでに vSphere をご使用中のお客様がシンプルにダウンタイムなしでアップグレードを実行できるよう綿密に設計されています。既存の vSphere Enterprise および Enterprise Plus のライセンスは、簡単にサブスクリプションに変換できます。vSphere+ へのアップグレードをご検討の際には、VMware パートナーか、VMware の営業担当者までお問い合わせください。
vSphere+ には、SaaS として提供されるクラウドサービスが含まれています。ご利用の vCenter インスタンスおよび ESXi ホストは、オンプレミスのままになります。
お客様の環境での vSphere+ の無償でのご試用をご検討の際には、VMware パートナーか、VMware の営業担当者までお問い合わせください。
vSphere+ をご利用いただく手続きは簡単です。利用登録を済ませると、VMware からセットアップの手順が記載されたオンボーディング用 E メールが届きます。プロセスは 1 時間程度で完了します。
はい。vSphere+ は ESXi バージョン 6.7 以降をサポートしています。vCenter インスタンスは最新のバージョンにアップデートしていただく必要があります。
vSphere+ には、vSphere の基本要件以外の特別なハードウェア要件はありません。
vSphere+ には次のようなメリットがあります。
- SaaS として提供されるクラウドサービスを利用できる
- Cloud Console を使用して管理を一元化できる
- エンタープライズ対応の Kubernetes 環境を追加費用なしで構築できる
- サブスクリプション形式で購入できる
vSphere+ における機能強化については、こちらのリンクをご参照ください。
vSphere+ は、仮想マシンをベースとした従来型のワークロードに加え、コンテナをベースとした最新のワークロードもサポートしています。vSphere+ と vSphere で、サポートされるワークロードのタイプに違いはありません。
VMware では、ディザスタ リカバリ、ランサムウェア対策、キャパシティ プランニングなどを迅速化するための vSphere+ アドオン サービスを開発しています。現在購入できるアドオン サービスや開発中のアドオン サービスの一覧については、VMware パートナーか、VMware の営業担当者までお問い合わせください。
vSphere+ には、仮想マシン サービス、ストレージ サービス、ネットワーク サービス、レジストリ サービス、Tanzu Kubernetes Grid サービス、Tanzu 統合サービス、Tanzu Mission Control Essentials など、幅広い開発者向けサービスが含まれています。これらのサービスは vSphere+ に含まれるため、追加料金なしでご利用いただけます。
vSphere+ には、グローバル インベントリ サービス、イベント ビュー サービス、セキュリティ健全性チェック サービス、仮想マシン プロビジョニング サービス、ライフサイクル管理サービス、構成管理サービスなど、幅広い管理者向けサービスが含まれています。これらのサービスは vSphere+ に含まれるため、追加料金なしでご利用いただけます。
vSphere+ のクラウド ゲートウェイは、業界標準の Transport Layer Security(TLS)を使用してネットワーク接続を保護します。お客様の機密データがクラウドにコピーされたり、共有されたりすることはありません。このゲートウェイによって、VMware はメンテナンスやサポートの業務を実施でき、権限の分離や最小権限といった従来のセキュリティ概念を適用してこれらの業務の安全性を確保しています。
いいえ。すべてのワークロードは引き続きオンプレミスの ESXi ホストで実行されます。vSphere+ では、オンプレミス環境を Cloud Console から一元的に管理でき、クラウドサービスを利用して管理を強化できます。
クラウドへの接続が失われた場合、影響を受けるのはクラウドサービスと Cloud Console へのアクセスだけです。vCenter インスタンス、ESXi ホスト、ワークロードは通常どおり実行を継続し、管理は vCenter から(vSphere Client を通じて)行うことができます。
vSphere+ のメリットを活かすために必要な追加ツールは、Web ブラウザーからアクセスできる VMware Cloud Console のみです。
VMware Cloud Console は、https://vmc.vmware.com からご利用いただけます。このページにログインした後、vSphere+ を含む利用可能な VMware サービスを確認し、登録することができます。
オンプレミスのワークロードをクラウドに移行する場合も、vSphere+ で簡単に行うことができます。vSphere+ クラウド ゲートウェイに組み込まれたハイブリッド リンク モード機能を使用すると、ワークロードを VMware Cloud on AWS に移行できます。
ご興味をお持ちの方はこちら
オンプレミスのワークロードでクラウドのメリットを活用できる vSphere+ をぜひお試しください。