パイロット環境から本番環境へ:大規模環境でワークスペース IoT エンドポイント管理を保護

企業では今後、IoT テクノロジーとスマート コネクテッド デバイスによって働き方が大きく変革されます。Gartner は、2020 年までに IoT エンドポイントが 200 億台に達すると予測しています。コストの高さ、プロトコルの断片化、セキュリティや接続の問題が原因で、大規模なエンタープライズ IoT プロジェクトの大量導入が遅れている一方で、ワークスペース IoT と呼ばれる軽量な IoT タイプのエンドポイントのサブセットが、新たな IoT として登場しています。現在、さまざまな業種やユースケースにおいて、ワークスペース IoT(ウェアラブル デバイス、周辺機器、単一用途のエンドポイントなど)がモバイル デバイスと一緒に使用されており、生産性、効率性、従業員体験、カスタマー エクスペリエンスの大幅な向上につながっています。

Workspace ONE 統合エンドポイント管理(UEM)プラットフォームでは、ラップトップやスマートフォンから高耐久性デバイスやウェアラブル デバイスまで、あらゆるデバイスを単一のコンソールから安全に管理できます。ワークスペース IoT テクノロジーの検討中やパイロット テストの実施中、あるいはすでに本番環境への展開準備が完了している場合など、どの段階であっても、Workspace ONE を活用することで、すべてのエンドポイントを管理下に置き、企業のコンプライアンスおよびセキュリティ基準を満たすことができます。

Android および Windows 10 ベースの AR、MR、VR のヘッドマウント ディスプレイ(HMD)を大規模にサポート

  • 手間のかからない登録と設定で時間とリソースを節約
  • 業務を推進する拡張現実と複合現実のミッションクリティカルなアプリケーションへのアクセスを従業員に提供
  • パイロット環境から本番環境まで、デバイスの制御とポリシーを使用して企業データを保護
  • Google Glass、HTC VIVE、Microsoft HoloLens、Oculus、Pico、RealWearVuzix の HMD など、すべてのエンドポイントで可視性を高めて管理作業を簡素化

エンタープライズ スレッド、モバイル プリンター、音声アシスタントなどの周辺機器をほかのモバイル デバイスと一緒に管理/保護

  • プロビジョニング ステータス、コンプライアンス、アクティビティを表示するダッシュボードを使用して、登録している周辺機器をリアルタイムで表示
  • コンシューマー向けデバイスの機能強化に使用するエンタープライズ スレッドを一元的に追跡および監視
  • バーコード、ラベル、レシート、チケットの印刷に使用するモバイル プリンターを、自動アラートと自動レポートでプロアクティブに管理

特定のお客様向けのシナリオで使用するデバイスを、アプリケーションとコンテンツのライフサイクル全体で安全に管理

  • インタラクティブ キオスクやデジタル サイネージなど、単一用途デバイスの登録や導入が簡単
  • アプリケーション、コンテンツ、アップデートをリモートからデバイスに自動的にプッシュ
  • インタラクティブ キオスクをシングルまたはマルチアプリケーション モードに固定し、デバイスのセキュリティと制御を利用して企業データと顧客データを保護
  • Linux ベースのデバイス(Raspberry Pi など)に対応しており、Workspace ONE Intelligence とサードパーティ製の構成管理ツールを活用可能

スポットライト

Workspace ONE を選ぶ理由

Workspace ONE 統合エンドポイント管理(UEM)テクノロジーにより、デジタルワークスペースの統合プラットフォームである VMware Workspace ONE がさらに強化されました。

ハンズオン ラボ:Workspace ONE の導入

統合デジタルワークスペース プラットフォームの機能と特長を、お使いのブラウザーから簡単にご確認いただけます。

2021 年の IDC MarketScape(UEM 高耐久性/IoT デバイス用ソフトウェア部門)は VMware をリーダーに認定

IDC が VMware をリーダーに位置付けた理由をレポートでご参照ください。

FAQ

エンタープライズ モビリティ管理(EMM)は、BYO と会社所有の両方を含む組織内のすべてのデバイスの管理、構成、セキュリティを一元化する、デバイスやプラットフォームに依存しないソリューションです。EMM では、従来のデバイス管理に加え、企業のアプリケーションとコンテンツの管理や構成も行います。

包括的な EMM ソリューションには、MDMMAMモバイル コンテンツ管理(MCM)、アクセス コントロールのための ID 管理のほかに、業務用の E メールやカレンダー、連絡先、コンテンツ リポジトリ、イントラネット サイトを簡単に利用するための業務アプリケーションが含まれます。EMM ソリューションを適切に導入すれば、IT 部門の管理とセキュリティを簡素化する技術的機能が得られると同時に、従業員の快適な使用環境も実現できます。

モバイル デバイス管理(MDM)は、IT 部門がデバイスにインストールされた MDM プロファイルを通じてモバイル デバイスを展開、構成、管理、サポート、保護できるようにする、デバイスのライフサイクル管理テクノロジーです。MDM ソフトウェアは、資産インベントリ、無線通信(OTA)による E メール、アプリケーション、Wi-Fi の構成、リモート トラブルシューティング、およびデバイスとデバイス上のエンタープライズ データを保護するリモート ロック/リモート ワイプ機能を提供します。MDM は、包括的なエンタープライズ モビリティ管理(EMM)ソリューションの基盤となります。

統合エンドポイント管理(UEM)を導入すると、IT 部門はモバイル、デスクトップ、IoT デバイスの管理にそれぞれ個別のツールを使用する必要がなくなります。UEM ソリューションでは、デスクトップおよび PC システム向けの従来型のクライアント管理と、最新のエンタープライズ モビリティ管理(EMM)フレームワークを組み合わせて、包括的かつユーザー中心のアプローチですべてのエンドポイントを管理できます。包括的な UEM ソリューションにより、すべてのエンドポイントにわたるユーザーの管理と一貫性のあるエクスペリエンスの提供、およびデバイスのライフサイクル全体にわたる保護と管理が実現し、IT 部門はそれらすべてを単一の包括的なプラットフォームで行えます。

BYOD は、従業員の個人デバイスを業務目的で使用することを許可する IT ポリシーです。EMM プラットフォームを使用すると、デバイス上の業務データと個人データを分離することで、セキュリティや従業員のプライバシーを犠牲にすることなく BYOD 戦略を実装できます。この分離により、IT 部門は、従業員が所有するデバイス上の業務データのみを管理および保護できます。デバイスが侵害を受けた場合、または従業員が企業を退職した場合は、業務関連のデータのみを削除し、デバイス上の個人アイテムはそのまま残すことができます。

ご興味をお持ちの方はこちら