ソフトウェアで構成されたネットワーク
アプリケーション、自動化、マルチクラウド、コンテナに対応したネットワーク
Software-Defined Networking(SDN)は、ソフトウェアにより次世代のデータセンターのニーズに応えるネットワーク モデルとして進化を遂げてきました。従来のネットワークは、支社、クラウド、エッジへの分散が進むアプリケーションやデータの実行に対応できるように設計されていません。求められているのは、クラウドのような俊敏性を発揮する新しいアプローチであり、プログラム可能で自動化され、特定のプラットフォームに依存しないスケーラブルな接続とセキュリティを提供するネットワークです。それは、ソフトウェアで構成されたネットワークであり、それを実現するソフトウェアが VMware NSX です。

従来のネットワーク ハードウェアでの対応の限界
サーバの仮想化はさまざまなメリットをもたらしました。次は、ネットワークの仮想化です。しかし、緻密な計画のないアプローチでは期待するメリットは得られません。そして、これはハードウェアだけでは実現できません。ハードウェア中心のデータセンター アーキテクチャには、いくつかの課題があります。
ハードウェアの制約
- 物理ネットワークには、アプリケーションを意識しないというハードウェアの性質による制約がある - ハードウェアの制約やロックインにより、ネットワークが複雑化して柔軟性が損なわれる - 従来のデータセンターの(後付けによる)ネットワーク セキュリティは十分でない
「従来のネットワーク製品は、新しいサービスの迅速な提供、より柔軟なビジネス モデル、リアルタイムの応答、高度なスケーラビリティを追求する企業の期待に応えるものではありませんでした」
Gartner、『2018 Strategic Roadmap for Networking』(2018 年 5 月 3 日)
ソフトウェアで構成されたネットワークがビジネスを変革する
ネットワーク仮想化ソリューションは、基盤となる物理インフラストラクチャからネットワークとセキュリティの機能全体を抽象化し、アンダーレイ ネットワークに依存することなくソフトウェアで実行することで、SDN を新たなレベルに進めます。VMware NSX はソフトウェアで構成されたネットワークを推進し、Virtual Cloud Network を実現するものです。アプリケーションやデータの場所を問わず、広範囲にわたるエンドツーエンドの接続を提供します。
高い実績を誇るテクノロジーとソリューション
VMware NSX Data Center は、業界をリードするクラウド プロバイダー、世界的な金融機関、行政機関、高等教育機関、医療機関などが所有する、世界でもっとも要求の厳しい数多くの次世代インフラストラクチャに接続および保護の機能を提供しています。
NSX Data Center の特徴:
- Fortune 100 企業の 80% 以上にソフトウェアによるネットワークとセキュリティを提供
- 境界ファイアウォールを平均 70 % 削減
- ネットワークの自動化により運用コストを 60 % 以上削減
- ネットワークの監視とトラブルシューティング関連の運用コストを 65 % 以上削減
- ネットワーク境界運用関連のコストを最大 75 % 削減
(エンタープライズ企業のお客様 50 社を対象とした DICE のデータに基づく)

導入に向けて
ネットワークの変革に向けた備え
アプリケーション視点のセキュリティ
アプリケーション視点のセキュリティをワークロード レベルで適用することで、水平方向への脅威の拡散を阻止できます。
自動化
ネットワーク サービスやセキュリティ サービスを自動化することにより、アプリケーション プラットフォームやアプリケーション フレームワークにわたり運用上のボトルネックをなくすことができます。
マルチクラウド ネットワーク
異種混在のサイト間でネットワークとセキュリティの一貫性を確保し、マルチクラウド運用を効率化します。
クラウドネイティブ アプリケーション
さまざまなアプリケーション フレームワークを対象に、コンテナ化されたワークロードにネイティブのネットワークとセキュリティを提供します。