VMware のマルチクラウド アーキテクチャでクラウド間の互換性の問題を解消

アプリケーション ポートフォリオのニーズに対応するクラウド環境の構築を模索するうえで確かなことは、単一のクラウドでは十分でないということです。しかし、マルチクラウド ソリューションに移行すると、リソース コストの上昇と組織の効率性の低下につながる可能性があります。

VMware のソリューションは、それぞれに固有のルールや要件などの独自性を持つクラウドベースのアーキテクチャを扱う際の複雑性を適切に把握するうえで役立ちます。

また、VMware のソリューションは、クラウド アーキテクチャの設計時の課題に対処するうえでも役立ちます。すでにあるツールやスキルを利用しながら、コードに変更を加えることなく簡単にアプリケーションの移行ができ、スケジュールの遅延なくビジネス上のニーズに対応できるため、競争力を保つことが可能になります。

理想的なクラウド環境とは

アプリケーションのモダナイゼーションを促進するクラウド アーキテクチャ ソリューション

アプリケーションのモダナイゼーションを成功させるには、まずマルチクラウド環境でどのような機能が必要になるかを検討します。

上記の検討にお役立ていただけるよう、アプリケーション開発および IT 運用の専門家 1,200 人を対象に VMware が実施した調査から明らかになった、最適なクラウド環境の特長およびその活用により実現できることの例を以下にご紹介します。

  • アプリケーションの展開場所にかかわらず、一貫性のあるアプリケーション管理ができる
  • コードを書き換えることなくパブリッククラウド間でアプリケーションを移行でき、場所を問わず、アプリケーションの開発、移動、実行ができる
  • アプリケーションの実行場所にかかわらず、アプリケーションのセキュリティを確保できる
  • チーム間の連携が容易になるように、開発者と IT を適切にサポートできる
  • リファクタリングを必要とすることなく、新しいクラウド環境にシームレスに移行できる

企業によって求められるものはさまざまで、必ずしもこれらの要素と一致しないかもしれませんが、理想的なクラウド環境アーキテクチャの構想から実現までの道のりを VMware はお手伝いできます。

マルチクラウド アーキテクチャに関して指針となる 5 つの原則

組織がマルチクラウド環境でのアプリケーションのモダナイゼーションを進めるうえで、アーキテクトは重要な役割を担います。コストとリスクを最小限に抑えながら俊敏性を高めるには、クラウドベースのアーキテクチャに関するこれら 5 つの原則に留意する必要があります。

優れた柔軟性

各アプリケーションの固有の要件にもっとも適したクラウドに展開できるようにすることで、ビジネスの俊敏性を向上させる環境を構築できます。

ペナルティなしの進化

アプリケーションをリファクタリングせずに環境間で自在に移行できるようにすることで、コストのかからない環境を構築できます。

運用の簡素化

統合運用モデルの活用を通じて、運用を簡素化しながらセキュリティを強化できる環境を構築できます。

リソースの最大限の活用

開発者や IT 担当者の既存のスキルを有効活用することで、スキルの習得時間が大幅に短縮される環境を構築できます。

自動化への投資を最大化

運用全体への自動化の拡張をサポートする環境を構築できます。

VMware が提案するマルチクラウド アーキテクチャへの統合アプローチ

VMware は、あらゆるクラウドにおける従来型アプリケーションおよびモダン アプリケーションの開発、実行、管理に関する統合アプローチを提供します。単一のプラットフォームであらゆる種類のアプリケーションおよび複数のクラウド環境に対応できるため、アプリケーションの移行や実行をシームレスに行うことができます。
マルチクラウド アーキテクチャへの統合アプローチ

VMware のマルチクラウド アーキテクチャのメリット

ハイブリッド クラウドのアーキテクチャとパブリック クラウドのネイティブ アーキテクチャの両方を含むマルチクラウド環境におけるクラウド運用をサポートする VMware テクノロジーを利用して、アプリケーションのモダン化とマルチクラウドの戦略を策定できます。データセンターからクラウド、エッジまでの構築、導入、管理ができる柔軟性があるため、使用するアプリケーションに最適なマルチクラウド環境を設計できます。

充実した PaaS レイヤー、Kubernetes ランタイム、およびマルチクラウド制御プレーンを利用して、あらゆるクラウドでモダン アプリケーションを開発、実行、管理するための幅広い機能を使用できます。

包括的な視認性により、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google、Oracle のパブリック クラウド、Kubernetes、VMware ベースのプライベートクラウドおよびハイブリッド クラウドを含むマルチクラウド アーキテクチャを適切に管理できます。

さまざまな業界標準、カスタム セキュリティ、コンプライアンスの要件を満たすためのクラウド リソースの構成およびベンチマークの継続的な監視により、セキュリティとコンプライアンスの状態をリアルタイムで可視化できます。

チャージバックのための効率的なコストの配分、支出の増加状況の監視、および予約や低コスト プランの利用に関する適切な意思決定により、マルチクラウドおよびコンテナ環境のコストを最適化でき、IT コストを予算内に収めるのに役立ちます。

クラウド運用の合理化と、ガバナンス ポリシーの自動化により、DevOps の機能やチームに影響を与えることなく、マルチクラウド運用を改善できます。

マルチクラウド アーキテクチャでのアプリケーションのモダナイゼーションを加速させる VMware 独自のアプローチに関するガイドの決定版をお読みいただけます。

リソース

VMware 独自のマルチクラウド アーキテクチャ

アプリケーションのモダナイゼーションに対する VMware 独自のアプローチをご紹介するビデオです。VMware のクラウドプラットフォーム担当 CTO であるキット・コルバート(Kit Colbert)が、パブリッククラウドを導入する際に大半の組織が直面する課題や、VMware が提供する組織によるアプリケーションのビルド(構築)、実行、管理を簡素化する魅力的な代替手段について説明します。

クラウド アーキテクト向けの厳選ブログ

VMware は非常に多くのコミュニティで構成されているため、技術アーキテクトのニーズに重点を置いた適切なブログを見つけることが困難である場合があります。こうした課題を解消するために提供されている Architect Central では、VMware テクノロジーの活用方法や、マルチクラウド環境全体にわたるアプリケーションのモダナイゼーションをサポートする最適な環境を構築する方法に焦点を当てた、厳選されたブログを見つけることができます。

VMware Cloud on AWS リファレンス アーキテクチャ

仮想化、データセンターの変革、クラウドの導入に関する VMware の見解をお読みいただけます。

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