オンプレミスのデータセンターと複数のクラウド サービス プロバイダーにまたがるマルチクラウド環境は、本質的に伸縮性とスケーラビリティに優れますが、複雑でもあります。VMware Elastic Application Secure Edge(EASE)は、マルチクラウド環境全体に共通のポリシー モデルを提供して、シームレスな接続、保護、可観測性を実現しつつ、異なるクラウド環境にわたるワークロードの高可用性を確保します。
ESG の調査によると、現在、エンタープライズ組織のほぼ 90% がハイブリッドクラウド環境を運用しており、回答者のほぼ 75% が一貫性のあるポリシー適用を最重要の課題とみなしています。
プライベートクラウドかパブリッククラウドかを問わず、一貫性のあるネットワークとセキュリティのポリシーをすべてのアプリケーションに適用できます。NSX では、ワークロードごとに最適なプラットフォームを選択し、ネットワークとセキュリティのさまざまなサービス(レイヤー 2 ~ レイヤー 7)をあらゆるタイプのユースケースで利用できます。
現在の環境をワークロード単位でセキュリティ マイクロセグメントに分割し、動的なセキュリティ グループに基づいて、コンテキストに応じたセキュリティ ポリシーを定義します。NSX では、きめ細かいセキュリティによって脅威の水平方向への拡散を防ぎ、アプリケーションとデータを保護できます。
VMware には、クラウド導入を加速するためのソリューションが用意されています。vSphere ワークロード専用のソリューションである VMware HCX を使用することで、アプリケーションを容易に移動できます。再設計分析や vSphere のアップグレードが不要なため、事前計画にかかる時間を最小限に抑えることが可能です。
使い慣れた自動化ツールと運用ツールを利用できます。データセンター、クラウド、エッジに一貫したプラットフォームを提供する NSX では、すべての環境で同じ運用モデルを使用できます。
NSX を導入し、オンプレミスのデータセンターを VMware Cloud on AWS にセキュアに接続することで、拡張性、冗長性、経済性が高まります。地理的境界や物理環境/クラウド環境といった区別にかかわらず、必要に応じてデータセンター間でネットワークを延伸することもできます。
VMware NSX Cloud で構築したハイブリッドクラウド ネットワークでは、単一の管理画面による可視化、豊富なネットワーク機能、一貫性のあるセキュリティ ポリシー、スケーラブルかつ粒度の高いマイクロセグメンテーションを利用できます。
クラウドのすみやかな導入が可能になります。VMware HCX では、異なる vSphere バージョン間でワークロードの大規模な移行を容易に実行できます。何千もの仮想マシンを稼動させたままクラウドへ移行でき、再起動の必要がありません。
単一の管理画面から、パブリッククラウドでネイティブに実行されるアプリケーションに一貫性のあるネットワークとセキュリティを提供できます。
オンプレミスの vSphere 環境を AWS クラウドおよび AWS Outposts へと拡張し、一貫性のあるハイブリッドクラウドを実現できます。