Software-Defined Data Center(SDDC)の説明

Software-Defined Data Center(SDDC)の説明

コンピュートの仮想化

コンピュートの仮想化

最新のソフトウェアベースのコンピュートは「仮想化」とも呼ばれ、これを実装することが Software-Defined Data Center 実現の第一歩となります。CPU とメモリを物理ハードウェアから分離して、リソース プールを作成し、必要に応じて使用します。各仮想アプリケーションとそのオペレーティング システムは、仮想マシンと呼ばれる独立した個別のソフトウェア コンテナにカプセル化されます。仮想マシンは 1 台のサーバ上で多数を同時に実行できるため、ハードウェア キャパシティのほとんどを有効利用できます。

Software-Defined Networking

ネットワーク仮想化テクノロジーは、基盤となるハードウェアからネットワーク リソースを確実に分離することで Software-Defined Networking(SDN)をより高いレベルに引き上げるものです。サーバ仮想化が物理サーバをソフトウェア内でエミュレートするのと同様に、ネットワーク仮想化では、ネットワークとセキュリティのサービスのコンポーネントをソフトウェアでエミュレートします。これにより、仮想化ネットワークのプロビジョニングと管理はハードウェアから独立して行われ、物理ネットワーク デバイスはパケット転送用の単なる経路になります。

ソフトウェア主導のネットワークのアップグレード

NSX Data Center を展開することで、セキュリティとスケーラビリティが向上します。

ネットワークの仮想化により数百万ドルを節約

NSX を使用したネットワークの仮想化が組織全体にもたらす財務面の効果を Forrester が推定しています。

30 分で試せるハンズオン ラボ

新しい NSX ライトニング ラボでは、わずか 30 分で NSX のエッセンスを体験できます。インストールは不要です。

Software-Defined Storage

VMware の Software-Defined Storage(SDS)戦略は、ハイパーバイザーを広く活用してストレージ アーキテクチャを進化させ、サーバ仮想化がコンピュートにもたらした簡素化、効率性、コストの削減というメリットをストレージでも実現することを目指しています。Software-Defined Storage は、仮想データ プレーンを通じて基盤となるストレージを抽象化します。異種混在のストレージ システム全体において、仮想マシン、つまりアプリケーションがプロビジョニングと管理の基本単位となります。ハイパーバイザーによってアプリケーションと使用可能なリソースを柔軟に分離することで、コンピュート、メモリ、ストレージ、ネットワークなど、アプリケーションが必要とするすべての IT リソースを調整できます。

アプリケーション単位のストレージ サービス

Software-Defined Storage は仮想マシン レベルで適用されるため、アプリケーションの厳密な要件に合わせたストレージ サービスを実現できます。ストレージ サービスは、隣接するアプリケーションに影響を与えることなく、アプリケーションごとに必要に応じて調整されます。管理者は、どのアプリケーションによってどのストレージ サービスが使用され、コストが発生しているのかを包括的に管理できます。

変化に俊敏に対応するストレージ インフラストラクチャ

SDS は、コンピュートの仮想化と同様に、ダウンタイムなしの動的なモデルを採用しています。IT 管理者はアプリケーションの要求を的確に満たし、適切なタイミングでリソースを提供できます。あるアプリケーションに一時的にリソースを追加し、別のアプリケーションでは削減するといった調整ができるため、柔軟性の高いストレージ サービスが実現されます。

異種混在のストレージのサポート

SDS では、SAN、NAS、業界標準の x86 ハードウェアに直接接続されたストレージなど、既存のストレージ ソリューションを活用できます。ハイパーコンバージド インフラストラクチャの基盤として業界標準のサーバを使用して、ストレージの特定のニーズや変化し続けるニーズに容易に対応できる、低コストで拡張性の高いストレージ環境を設計できます。

Software-Defined Storage が最適か見極める

VMware vSAN が選ばれる理由をご確認ください。

データセンターの統合管理ソフトウェア

高度に仮想化されたデータセンターは、ポリシーベースのインテリジェントなデータセンター管理ソフトウェアによって自動化および管理されるため、ガバナンスと運用が大幅に簡素化されます。単一の統合管理プラットフォームによって、地理的に分散しているサイト、異種混在のインフラストラクチャ、ハイブリッドクラウドにまたがるすべてのアプリケーションを一元的に監視、管理できます。物理的環境、仮想環境、およびクラウド環境下のワークロードの展開と管理が統合管理された環境で行われ、これまでにはなかった俊敏性、即応性、伸縮性に優れた IT が実現します。

クラウドの自動化

インフラストラクチャやアプリケーションのサービスは、セルフサービス ポータルからリクエストします。このポータルでは、権限を持つ管理者、開発者、またはビジネス ユーザーが、事前定義済みのビジネス ポリシーに準拠したサービスを選択できます。サービス デリバリは高度に自動化されています。論理インフラストラクチャやアプリケーションのブループリントによってサービスがモデル化され、承認された任意のクラウド環境にサービスを展開できます。ビジネス ニーズやサービス レベルの要件に基づいて、適切なレベルのリソースが自動的に割り当てられます。ワークロードのオーケストレーションは、変化する需要パターンに応じて動的に実行され、継続して調整されます。

クラウド運用

拡張性と耐障害性に優れた運用プラットフォームにより、パフォーマンス、キャパシティ、および構成管理を制御できます。予測分析機能とスマート アラート機能により、サービス品質に影響が及ぶ前に、想定される問題を特定して修正できます。直感的に操作できるパフォーマンス ダッシュボードでは、物理的環境、仮想環境、クラウド環境のすべてを対象にアプリケーションからストレージまでを可視化します。また、ログ管理機能により、非構造化データまでの分析が可能になるため、可視性が高まり、問題を迅速に解決できます。仮想マシンのプロビジョニングが過剰または過小であれば、サービス レベル要件とリソース使用率のバランスが取れるよう、適切にサイジングされます。強力なキャパシティ モデリングにより「What-if」シナリオを特定して、今後のインフラストラクチャ関連のコストを予測、最適化できます。

クラウド ビジネス

CIO および IT 部門の責任者は、プライベートクラウドやパブリッククラウドを含む複雑なイニシアティブや投資コストを明確化し、比較できます。ユーザーは、サービス カタログでサービスのコストを確認できます。ビジネス部門が使用する IT サービスのタイプ、コスト、および品質を可視化、透明化し、使用された IT サービスの量やタイプを把握してチャージバックできます。業界のベンチマーク データとレポート作成機能を活用し、その情報に基づいて IT コストを競合他社やクラウドサービス プロバイダーと比較することで、コスト削減を推進する際の意思決定に役立ちます。

包括的なクラウド管理ソリューション

クラウド管理プラットフォームを提供する VMware のアプローチでは、単一のソリューションによって導入初日とそれ以降の両方の運用に包括的に対応できます。

Ovum が VMware をマルチクラウド管理のリーダーとして評価

Ovum の独立系アナリストによる評価で、VMware Cloud Management Platform がマルチクラウド管理の総合的なリーダーとして評価されました。その理由をご紹介します。

提供オプション:プライベートクラウドまたは IaaS

VMware のソフトウェア ベースのアーキテクチャは、企業のデータセンターにプライベートクラウドとして展開できます。また、VMware や VMware の認定パートナーが運営する安全なサービスとしてのインフラストラクチャ(IaaS)としてオフサイトで使用することも可能です。ほとんどの企業はオンプレミスと IaaS プラットフォームを併用するハイブリッド型を選択しています。これらの 3 つの選択肢はいずれも VMware の Software-Defined Data Center テクノロジーを基盤としているため、クラウド間でのワークロードの移行、およびハイブリッド環境の制御と管理を、単一の管理インターフェイスから容易に実行できます。

ソフトウェア ベースのプライベートクラウド:オンプレミス データセンター

VMware は、社内の物理インフラストラクチャ上にソフトウェア ベースのプライベートクラウドを展開するためのさまざまな方法を提供しています。通常は、VMware vSphere を導入してから、お客様のペースに合わせて Software-Defined Networking や Software-Defined Storage、包括的な管理レイヤーのさまざまな要素を追加していきます。あるいは、vSphere から直接、包括的なインフラストラクチャ ソリューションである VMware vCloud Suite にアップグレードすることも可能です。また、ハイブリッドクラウド専用に設計された VMware Aria Suite を使用して Software-Defined Data Center の管理機能を拡張し、ほかのハイパーバイザー プラットフォームやパブリッククラウド サービスを組み込むことも可能です。

VMware のパートナーが提供するクラウドサービス

VMware の認定パートナーは、グローバルな一貫性と柔軟性を備え、お客様に合わせたクラウドサービスを提供しています。それぞれのクラウドサービスもソフトウェアベースの VMware のテクノロジーを基盤としているため、社内のデータセンターとの互換性やサービス レベルの維持、監査可能なセキュリティ、コンプライアンスの確保が可能です。

VMware のクラウド管理プラットフォームを見る

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業界トップレベルの包括的な CMP ソリューションを使用して、コンピュート、ストレージ、ネットワーク、アプリケーション サービスを複数のプライベートクラウドとパブリッククラウドにまたがってプロビジョニング、管理できます。

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企業のハイブリッドクラウド戦略を支える Software-Defined Data Center

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