プログラムの概要
対象とするオンプレミス製品の提供に関連して、カスタマー エクスペリエンス向上プログラムの製品表に記載されたとおり、VMware ではお客様による当該製品の使用に関する技術情報を収集します。これは、VMware の製品およびサービスを改善すること、および VMware の製品とサービスを導入および使用するお客様にもっとも効果的な方法を助言することを含む、以下に掲げた目的を達成するためのものです。 このカスタマー エクスペリエンス向上プログラム(CEIP)を通じて収集されるデータは、VMware の製品とサービス(資格の追跡、インフラストラクチャ関連のサポートの提供、インフラストラクチャのパフォーマンス、整合性、安定性の監視、サービス問題や技術的問題の防止と対処など)を提供することを目的に弊社が収集、使用している構成データ、パフォーマンス データ、使用状況データ、消費データ(「運用データ」)とは別のものです。
VMware のカスタマー エクスペリエンス向上プログラムでは、2 つの参加レベル(標準と拡張)を提供しています。拡張参加レベルでは、VMware がより高度なプロアクティブおよび事後対応型のサポートを提供することを可能にするため、以下に示すさらに多くのデータが収集されます。 通常、参加するレベルはお客様が選択できます。
カスタマー エクスペリエンス向上プログラムの対象製品は、https://www.vmware.com/jp/solutions/trustvmware/ceip-products.html に記載されています。
カスタマー エクスペリエンス向上プログラムで収集されるデータの種類
カスタマー エクスペリエンス向上プログラムの一環として、VMware は、お客様環境での VMware 製品の利用に関する技術情報を、VMware ライセンス キーと関連付けて定期的に収集します。収集される技術情報は、製品の性質や、製品が提供する参加レベル(標準または拡張、あるいはその両方)に応じて、次のデータのいずれかまたはすべてを含みます。
構成データ
お客様の組織における VMware 製品の構成方法に関する技術的なデータ、および関連する環境情報。たとえば、VMware の製品にアクセスするデバイスや、VMware の製品に関連して使用されるサードパーティ製アプリケーションやサードパーティ製システムのバージョン情報、構成設定、技術データなどが含まれます。
機能利用データ
お客様の組織が VMware の製品を利用している方法に関するデータ。たとえば、お客様の組織が VMware 製品のどの機能を利用しているかに関する詳細情報や、ユーザー インターフェイスでのアクティビティのメトリックなどが含まれます。
パフォーマンス データ
VMware の製品のパフォーマンスに関するデータ。たとえば、VMware の製品のパフォーマンスと規模のメトリック、ユーザー インターフェイスの応答時間、お客様の API 呼び出しについての詳細情報などが含まれます。
製品ログ
これらは、アクティブな VMware 製品の導入環境で生成されるログです。通常、製品ログには、製品運用時のシステム イベントと状態が準構造化形式または非構造化形式で記録されます。このデータは、拡張参加レベルでのみ収集されます。
これらの情報が、お客様の識別情報(お客様に割り当てられたライセンス キー、お客様 ID、お客様に関連付けられたエンタイトルメント アカウント番号など)とともに、自動化されたさまざまな方法で収集されます。製品と参加レベル(標準または拡張)によっては、限定的な個人データが収集されることがあります。通常、この個人データで特定されるのは、お客様側で製品運用を担当する IT 管理者のみです。お客様は、ホスト、仮想マシン、ダッシュボードなどのシステムに名前を付ける際に、個人データや機密性の高い個人データ(または個人を特定できるその他の情報)を入力しないようにしてください。VMware では個人データの収集に際し、プライバシーおよびサービス通知に従って個人データを取り扱います。
製品使用状況に関するデータの利用
カスタマー エクスペリエンス向上プログラムのいずれの参加レベル(拡張と標準)においても、VMware が収集したデータを使用する目的は次のとおりです。
- 推奨事項の提示:VMware は収集した情報を使用して、お客様に製品の最適な使用方法に関する推奨事項を提示します。また、特定のお客様に対して、導入された製品の健全性を改善するための推奨事項を提示します。
- 製品の改善:VMware はお客様に提供する製品を改善することを目的に、収集した情報を以下のような用途で使用します。
- 製品のバグを検出して修正し、製品を改善する余地を特定する
- 将来の製品ロードマップにおける機能の優先順位付けに役立てる
- お客様ベース全体での製品と機能の使用状況を分析する
- サポート リクエストの解決を改善する
- 製品の特定の構成や機能のテストに優先順位を付ける
- オンプレミス サービスとホスト型サービス全体の使用パターンに基づいて製品を改善する(例:ベスト プラクティス導入のために、オンプレミス サービスとホスト型サービスの同じコンポーネントのパフォーマンスとエラーを比較する)
- 価格とパッケージ化の決定を下す(例:使用パターンに基づいて SKU を追加/変更する)
- お客様分析:VMware は、お客様の VMware 製品の使用状況に対する理解を深めることを目的に、収集した情報を以下のような用途で使用します。
- ネット プロバイダー スコアと使用行動の経済的影響を理解する。
- お客様への理解を深めるために、セールス/マーケティング/サポート/使用状況全体を網羅するお客様の包括的な情報と、充実したお客様プロファイルを作成する。これをもとにカスタマー エンゲージメントの向上を図り、お客様と VMware とのやりとりを分析する。
- 高度な分析モデルとビジネス インテリジェンス レポートおよびダッシュボードを作成し、(個々のユーザー レベルではなく)お客様または製品レベルでの VMware 向けのインサイトを生成する。
- 複数のお客様およびお客様の特定の業種全体で、製品のベンチマーク測定または評価を行う。
- カスタマー サポート:VMware は、VMware 製品の使用に関するプロアクティブおよび事後対応型のサポートをお客様に提供することを目的に、収集した情報を以下のような用途で使用します。
- VMware 製品の使用に関する全体的な健全性改善のために、お客様にサポートの推奨事項を提供する。
- 特定のサポート リクエストを解決するために、お客様の製品構成、イベント、および問題を理解する。
- VMware のサポートが問題を解決する方法を改善するために、お客様の製品構成、イベント、および問題を理解する。
- お客様が VMware の製品およびサービスをより効果的な方法で使用できるように支援する。
- マーケティングおよびセールス:VMware は、既存のお客様に、お客様に適した追加の製品を案内したり、商談の機会を提案したりするために、お客様のアカウント担当者や IT 管理者に連絡することがあります。
VMware は、このカスタマー エクスペリエンス向上プログラムに基づいて収集したデータを、お客様のアカウントおよびその他の VMware データ収集プログラムに関連して収集したお客様データと組み合わせる場合があります(これらのプログラムによって課される使用の組み合わせの制限が適用されます)。
VMware は、製品、カスタマー エクスペリエンス向上プログラム、収集されたデータ、および使用方法への変更を反映するため、この情報を随時更新します。 この Web ページで定期的に最新情報をご確認ください。