Akamai Download Manager (DLM) を使用すると、通常のブラウザよりも効果的かつ効率的にファイルをダウンロードできます。特に、サイズの大きいファイルをダウンロードする場合に有効です。 ダウンロードは、一時停止してから再開することができます。コンピュータを再起動した場合でも再開可能です。
Download Manager を使用すると、エンド ユーザーはダウンロードを快適に実行できます。特に、インターネット接続が低速で、サイズの大きいファイルのダウンロードで問題が発生するユーザーに有効です。
Download Manager は特に次の場合に役立ちます。
Download Manager は 2 つの並列アプリケーションです。
Download Manager を使用するように設定されたリンクをエンド ユーザーがクリックすると、次のイベントが発生します。
Download Manager はさまざまなプラットフォームに対応しています。
Download Manager をサポートしていないプラットフォームでもファイルをダウンロードできます。この場合、Download Manager の機能は使用せず、ブラウザのダウンロード機能を使用します。
使用しているブラウザおよびプラットフォームによっては、Download Manager をはじめて使用するときにセキュリティ証明書を承諾するように要求されることがあります。 証明書を承諾しない場合、Web サイトにファイルをダウンロードするための代替リンクが用意されていれば、Download Manager を使用しなくてもファイルをダウンロードできます。
リスト ウィンドウ: Download Manager を使用すると、ダウンロードが開始するときに 2 つのウィンドウのうちのいずれかが表示されます。 次のようなリスト ウィンドウが表示されます。
複数のファイルのダウンロード: このウィンドウには現在実行されているダウンロードがすべて表示されます。 複数のファイルを同時にダウンロードできます。また、リスト内のファイルを選択して、さらにアクションを実行することもできます。
一時停止、再開: ダウンロードのリストから、ダウンロードの一時停止、再開、またはキャンセルを選択できます。 [一時停止] ボタンをクリックすると、表示が [再開] ボタンに変わります。
一時停止、終了、再開: ダウンロードを停止した場合は、あとでダウンロードを再開するためのアイコンがデスクトップに配置されます。 コンピュータを再起動した場合も、その後いつでもダウンロードを再開できます。 ダウンロード サイトのファイルが変更された場合は、ダウンロードの再開時にメッセージが表示されます。 ダウンロードを再開する場合は、HTML ファイルに関連付けられたデフォルト ブラウザが使用されます。 必要に応じて、使用するブラウザをデフォルト ブラウザから変更することができます。その場合、オペレーティング システムの [プログラムから開く] 機能を使用します (Windows の場合は、ファイルを右クリックして [プログラムから開く] を選択します)。 別のブラウザでダウンロードを開始した場合は、そのブラウザでダウンロードを選択して完了することができます。
削除 : リスト内で完了済みのダウンロードを選択すると、[削除] ボタンが表示されます。 このボタンをクリックすると、リストからファイルが削除されます。 また、保存先のディスクからファイルを削除するかどうかも確認されます。
進行状況ウィンドウ : [詳細] ボタンをクリックすると、進行状況ウィンドウが表示されます。
完了時に起動、またはウィンドウを閉じる : 概要ウィンドウで、ダウンロードの一時停止と再開ができます。 [完了したら開始する] ボックスをオンにすると、Download Manager はダウンロード完了後にファイルを実行するか、関連付けられたアプリケーションで開こうとします。 [完了したらウィンドウを閉じる] ボックスをオンにすると、ダウンロード完了後にウィンドウを閉じます。
ダウンロードにかかる時間は、ダウンロードするファイルのサイズ、インターネットの接続速度、およびネットワーク状況によって異なります。
問題:
Internet Explorer で任意のバージョンの Akamai Download Manager を使用する場合、現時点で次の条件に当てはまる場合、ファイル サイズが 4 GB に制限されます。
原因:
現在 Akamai Download Manager の ActiveX バージョンで使用されている Microsoft WinINet API で SSL を使用する場合は、ファイル サイズが 4 GB に制限されます (http://support.microsoft.com/kb/298618)。 この制限が影響するのは、Internet Explorer ブラウザで SSL を使用している場合のみです。 その他のすべてのブラウザおよびプラットフォームでは、現在のファイル サイズの制限は 10 GB です。
回避策:
原因:
Web ブラウザでポップアップ ブロックが設定されていたり、高いセキュリティ レベルが設定されている場合、Akamai DLM ウィンドウを開けない場合があります。
回避策:
Web ブラウザやインターネット ツールバー (Yahoo! ツールバーや Google ツールバーなど) でポップアップ ブロックが有効になっている場合、ダウンロードを開始するにはポップアップ ブロックを無効にする必要があります。
注: Download Manager をロードするのに 1 分前後かかることがあります。 最初にロードするときは、正常な場合でも少し時間がかかることがあります。
原因:
コンピュータが Akamai DLM を実行するための最小システム要件を満たしていないことが検出されると、空白のウィンドウまたは [ファイルが見つかりません] というメッセージが表示されます。 ほとんどの場合、JRE または ActiveX コントロールが無効になっています。
回避策:
Web ブラウザで Akamai DLM を実行できるようにするには、 「概要」 タブに記載されているシステム要件を参照してください。 システム要件を満たす別のブラウザに切り替えて、ダウンロードすることもできます。
原因:
Akamai DLM は、Mozilla Firefox、Apple Safari、Netscape Navigator、および Mozilla では Java アプレットとして実装されます。 Web ブラウザ セッションで Java アプレットをはじめて実行すると、Java Run Time Environment (JRE) が起動します。 ほとんどのコンピュータでは、JRE は 10 秒以内に起動します。 低速なコンピュータでは、JRE を起動するのに数分かかる場合もあります。 Akamai DLM をはじめてインストールする場合は、Java アプレットから、Akamai Technologies のセキュリティ証明書を承諾するように要求されます。 このダイアログを別のウィンドウの背後に隠すことは可能です。
回避策:
数分経過してもコーヒー カップのアイコンが消えない場合は、開いているウィンドウを最小化して、セキュリティ証明書を承諾します。
原因:
[サーバに接続できません]、 [ネットワークエラー。ダウンロードできません]、[サーバが見つかりません]、または [DNS エラー] などのサーバ エラーが表示される場合、ネットワーク障害が発生しているか、URL 要求内の必要な情報がプロキシ サーバによって削除されていることが原因です。 ファイルをダウンロードできない場合のほとんどが、ネットワークの問題が原因です。
回避策:
このエラーが発生した場合は、時間をおいてダウンロードを再試行するか、別のインターネット サービス プロバイダ経由でインターネットに接続しているときにダウンロードしてください。
原因:
このエラーは、Internet Explorer (IE) を使用しているときに、Akamai DLM を無効にしてからダウンロードを開始しようとした場合、または ActiveX コントロールが無効な場合に表示されます。
回避策:
IE 6 または IE 7 で Akamai DLM を有効にするには、次の手順に従います。
Windows 版の Firefox 3.0 で Akamai DLM を有効にするには、次の手順に従います。
[ツール] - [オプション] - [コンテンツ] で、[ポップアップウィンドウをブロックする] が選択されている場合は、次の手順を実行します。
原因:
[悪意のあるソフトウェアが報告されました。サイトを信頼する場合は、ダウンロードを続行してください。]、 [インターネットのファイルはコンピュータに害を及ぼす可能性があります。]、または [ダウンロードできません] などの警告は、アンチウイルス ソフトウェアが原因である可能性があります。 これは Norton 360、Online Security 2006、および Windows Live OneCare での既知の問題です。
回避策:
ほとんどの場合、警告ウィンドウ内をクリックするとダウンロードを許可できますが、ダウンロードするためにセキュリティを無効にしなければならない場合もあります。
一般的な問題:
トラブルシューティング:
ポップアップ ブロックを実行していますか。
ポップアップ ブロック ソフトウェアの中には、Download Manager のウィンドウを開かないようにするものがあります。
Internet Explorer の場合:
セキュリティ設定を確認してください。
ブラウザで Download Manager を動作させるには、署名付き ActiveX コントロールのダウンロードおよび実行、ファイルのダウンロード、および JavaScript の実行が有効になっている必要があります。 これらの設定は、[ツール] - [インターネット オプション] - [セキュリティ] の [レベルのカスタマイズ] で確認できます。 セキュリティ レベルが [中] の場合、必要なすべての機能が有効になります。 [高] の場合、これらの設定のほとんどが無効になります。
Internet Explorer 以外のブラウザの場合:
コンピュータに JRE がインストールされていますか。 インストールされている場合、バージョンはいくつですか。
Internet Explorer 以外のブラウザの場合は、最新の Java RunTime プラグインがインストールされていない可能性があります。 「概要」 タブに記載されている要件を参照してください。
このポップアップの証明書の問題を修正するには、JVM で次の 2 つの変更を行ってください。
2 つの変更を行ったら、ブラウザを再起動します。次の 3 つのポップアップ ウィンドウが表示されます。
[実行] ボタンをクリックしてデジタル署名を承諾すると、Download Manager が表示され、使用できるようになります。
メッセージ: サーバに接続できません。接続を確認して、やり直してください。 今すぐ再試行しますか?
状況: インターネットへの接続は確立されていますが、ファイル サーバが応答しません。
推奨される対策: インターネットへの接続がアクティブであることを確認してください。 インターネット接続がアクティブである場合に問題を特定できないときは、通常の HTTP を介してファイルをダウンロードしてください。 ダイアログ ボックスで [はい] を選択すると、ダウンロードは再試行されます。
メッセージ: ネットワーク エラー。ダウンロードできません。 接続を確認して、やり直してください。 今すぐ再試行しますか?
意味: Download Manager でネットワーク接続を確立できません。
推奨される対策: インターネットへの接続がアクティブであることを確認してください。 インターネット接続がアクティブである場合に問題を特定できないときは、通常の HTTP を介してファイルをダウンロードしてください。 ダイアログ ボックスで [はい] を選択すると、ダウンロードは再試行されます。
ここでの記述は、Internet Explorer で Download Manager を実行している場合に該当します。 その他のブラウザでは、Java を使用して Download Manager を表示します。 コンピュータには何もインストールされていませんが、パフォーマンス上の理由からファイル自体がキャッシュされていることがあります。 ほとんどの場合、ブラウザを閉じて開きなおすと、新しいバージョンが使用できるようになります。
Internet Explorer 7 の場合:
Internet Explorer から Download Manager を削除するには、次の手順で ActiveX コントロールを削除します。
オブジェクトを削除すると、次に Download Manager によるダウンロードを有効化するまで、このダウンロードは再実行されなくなります。
Internet Explorer 5 および 6 の場合:
Internet Explorer から Download Manager を削除するには、次の手順で ActiveX コントロールを削除します。
オブジェクトを削除すると、次に Download Manager によるダウンロードを有効化するまで、このダウンロードは再実行されなくなります。
Download Manager で生成される可能性のあるプロンプトおよびエラーは、次のとおりです。 エラーが解消されない場合は、通常の HTTP を使用してダウンロードしてください。 それでもエラーが表示される場合は、カスタマー サポートにお問い合わせください。