VMware Fusion 6 および VMware Fusion 6 Professional リリース ノート

VMware Fusion 6.0 | 2013 年 9 月 3 日 | Build 1296151

リリース ノートの内容は次のとおりです。

新機能

このリリースの VMware Fusion には次の新機能が追加されています。

VMware Fusion の新機能

  • 新しい仮想ハードウェア バージョン 10 の仮想マシンあたりで最大 16 コアおよび 64GB の RAM。作成可能な仮想マシンのサイズは、Mac で使用できるリソースによってのみ制限されます。
  • Windows アプリケーションへのディクテーションのサポート。
  • Windows 8 ベースの PC に移行するためのサポートが向上したアップデートされた PC 移行アシスタント。
  • 仮想 SATA デバイスのサポート。
  • 最大 8TB のサイズの仮想ディスクのサポート。起動ディスクのサイズは 2TB までです。
  • Windows 8 を含む Boot Camp からの Windows 実行のサポートが向上。
  • Mac のリカバリ パーティションから仮想マシンに OS X Lion および Mountain Lion のインストールのサポート。
  • フル クローンを作成することでライブラリから仮想マシンの複製。
  • Mac の時間設定および信頼性のある時間参照に基づく制限された仮想マシンの期限を強制。
  • Windows Store アプリケーションはドックに表示されず、Launch Pad および Spotlight から起動できます。
  • 15 インチ Retina Mac Book Pro のフル解像度およびウィンドウをドラッグするときのティアリング軽減を含む Mac OS X ゲストのサポート向上。
  • Retina ディスプレイが装備された Mac で Windows 7 以降を使用するときの新しいサイズ オプション。新しいオプションは、 設定 > ディスプレイ > Windows でユーザー インターフェイス サイズを自動調節でアクセス。

VMware Fusion Professional の新機能

  • 特定の日付および時刻に期限が切れる制限された仮想マシンを作成できます。
  • ユーザー インターフェイス プロンプトなしで仮想マシンが雑多モードに入ることができる Mac ワイド設定は、 設定 > ネットワーク > 雑多モードに入るためには認証が必要でアクセスされます。これは仮想マシンで VMware ESX または VMware vSphere を実行している場合に役立ちます。
  • ウィンドウ不要でバックグラウンドで仮想マシンを実行可能です。これは 設定 > 全般 > 閉じる前に確認で有効にされ、そして 仮想マシン ウィンドウを閉じるときにバックグラウンドで実行を選択します。
  • 仮想マシン内の Time Machine のサポート向上。この改善では、VMware Fusion のこのバージョンに Mac OS X を新たにインストールする必要があります。

ユーザー インターフェイス

  • アップデートされた新しい仮想マシン アシスタント。
  • 新しい評価および試用版の体験。
  • 仮想マシンを構成するときにより明確なガイドを提供するため、再デザインされた 設定 > CPU およびメモリ。
  • 各仮想マシンのハードウェア バージョンおよび製品の互換性に関連する制限についての詳細を提供するため、再デザインされた 設定 > 互換性。
  • 設定 > 互換性の下で仮想ハードウェア アップグレードのプロンプトを抑制できます。
  • コピーアンドペーストおよびドラッグアンドドロップを無効にするための新しい 設定 > 分離オプション。
  • 仮想マシンの BIOS または EFI アクセスがより簡単です。 設定 > ディスクを起動の下で、Alt/Option キーをホールドして ファームウェアを再起動を選択します。

オペレーティング システム

  • Windows 8.1 および Windows 8.1 Professional のサポート(予定)。
  • Mac OS 10.9 および Mac OS 10.9 Server のサポート(予定)。
  • 仮想マシンで Ubuntu 13.04 のサポート。
  • Windows 8.1 Preview および Windows 8.1 Enterprise Preview を含む多くのオペレーティング システムのメディア検出が向上。

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既知の問題

以下の問題が VMware Fusion 6.0 で発生する場合があります。

一般的な既知の問題

  • VMware Fusion 1 または 2 のライセンス キーを含んでいた Mac で開くと、VMware Fusion 6 がクラッシュする場合があります。

    回避策: http://kb.vmware.com/kb/2058900 の KB 2058900 の手順に従ってください。

  • リリースされていないバージョンのオペレーティング システムは動作しますが、VMware ではサポートされません。Windows 8.1 および Mac OS 10.9 が入手できるようになった時点でサポートが提供される予定です。
  • 仮想 EFI/BIOS は、第 1 ハード ディスク ドライブに限って自動的に起動されます。複数のハード ディスクが仮想マシンで構成されている場合、 設定 > ディスクの起動で起動デバイスを設定することを推奨します。
  • 2013 年中期の Mac Book Air では、FaceTime HD Camera が USB デバイスではないので共有できません。

    回避策:ネイティブ Mac アプリケーションからカメラにアクセスするか、外部の USB webcam にアクセスしてください。

  • NAT モードが機能しない
    Little Snitch などの一部のサードパーティ ツールでは、特に NAT モードで仮想マシンへのネットワーク トラフィックの到達を妨ぐ可能性があります。

    回避策:VMware Fusion をインストールする前に Little Snitch をアンインストールしてください。

  • USB 3.0 デバイスが認識されない
    Windows 7 以前のバージョンに接続した場合、USB 3.0 デバイスが認識されないか、正しく動作しません。Windows 7 には USB 3.0 デバイスのサポートが含まれません。

    回避策: 設定 > USB および Bluetooth > USB 互換性が USB 2.0 に設定されていることを確認し、USB 2.0 モードを強制的に使用するために USB 2.0 ハブまたは USB 2.0 ケーブルを使用して Mac にデバイスを接続してください。

  • USB サウンド デバイスが機能しない
    USB サウンド デバイスを Windows に接続すると、応答が遅くなったりサウンド再生が失敗する場合があります。

    回避策:USB サウンド デバイスを Mac に接続し、デフォルトのサウンド出力デバイスとして選択します。

  • 仮想マシンが黒い画面表示となる
    仮想マシンの構成によっては、Apple TV を表示すると画面が黒くなる場合があります。

    回避策:Apple TV を接続する前に仮想マシンの電源をオフにしてください。

Windows ゲストの既知の問題

  • Internet Explorer が Unity モードで表示されない
    Internet Explorer の Windows Store バージョンは Unity モードで表示されません。

    回避策:Internet Explorer のデスクトップ アプリケーション バージョンを使用するか、シングル ウィンドウ モードまたはフル スクリーン モードを使用してください。

  • VMware Tools のアップグレードで Windows デスクトップが黒い画面になる
    希なケースですが、VMware Tools のアップグレードで、処理が完了する前に 2 分間 Windows デスクトップが黒い表示になる場合があります。

    回避策:VMware Tools をアップグレードする前に、Windows 8.0 May 2013 ロールアップを適用してください。詳細は、 http://support.microsoft.com/kb/2836988 をご覧ください。

  • McAfee Virus Scan Plus ソフトウェアは Windows 8.1 と互換性がない
    バンドルされている McAfee Virus Scan Plus ソフトウェアは Windows 8.1 と互換性がありません。

    回避策:Windows 8.1 で提供されている Windows Defender を構成してください。

  • Mac のネットワーク共有への接続が PC の移行中に失敗する場合がある
    既存の PC を VMware Fusion に移行する場合、Mac のネットワーク共有への接続が失敗する場合があります。

    回避策:Mac のファイル共有を無効にし、Mac を再起動して Apple ファイル共有をリセットしてください。そして、PC の移行を繰り返してください。

  • Windows Store アプリケーションが Unity で表示されない
    Windows 8.1 では、2 つの Windows Store アプリケーションが並んで表示され、右のアプリケーションは Unity モードで表示されません。

    回避策:縮小されたドック アイコンをクリックするか、シングル ウィンドウをフル スクリーン モードに切り替えてください。

  • スタート画面が予期せず表示される
    Command+Tabを使用して Windows Store とクラシック デスクトップ アプリケーションを切り替えると、スタート画面が起動する場合があります。

  • Windows Store アプリケーションのログイン要求が正しく表示されない
    場合によっては、Microsoft アカウントにログインする必要がある Windows Store アプリケーションが、Unity モードで正しく表示されません。

    回避策:シングル ウィンドウまたはフル スクリーン モードに切り替えてログインしてください。

Mac OS X ゲストの既知の問題

  • ハードウェア アクセラレーテッド 3D グラフィックスが Mac OS X ゲストで使用できない
    ハードウェア アクセラレーテッド 3D グラフィックスが Mac OS X ゲストで使用できません。これによって、Maps などの一部のアプリケーションが期待通りに動作しない場合があります。

  • ISO ファイルが共有フォルダからアクセスできない
    Mac にマウントされた ISO ファイルが、Mac ゲストから共有フォルダを介してアクセスできません。

    回避策:共有フォルダの代わりに仮想 DVD デバイスを使用して ISO コンテンツにアクセスしてください。

  • ファイルのコピー中に Finder にエラー メッセージが表示される
    共有フォルダが存在しない状態で共有フォルダを有効にすると、ファイルをコピー中に Finder にエラー メッセージが表示される場合があります。

    回避策:仮想マシンの電源をオンにする前に、少なくとも 1 つの共有フォルダが存在することを確認してください。

他のゲスト OS の既知の問題

  • OpenSUSE 12.3 がインストール中にハングアップする
    OpenSUSE 12.3 がインストール中にハングアップする場合があります。

    回避策:インストール中に仮想マシンに 2 つのコアを割り当ててください。インストールが完了後、1 つのコアに戻してください。

  • Linux ゲストがマウス クリックを登録しない
    Mac OS X のリリースされていないバージョンを実行している場合、一部の Linux ゲストは、OS が再起動されるまでマウス クリックを登録しません。

    回避策:ゲスト OS を再起動してください。

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