VMware Workspace Portal Server 2.0 | 2014 年 6 月 | ビルド 1885638
Workspace for Windows 2.0 | 2014 年 6 月 | ビルド 1887286
VMware Workspace Integration Broker 2.0 | 2014 年 6 月 | ビルド 1788871

最終更新日: 2014 年 6 月 11 日

リリース ノートの内容

このリリース ノートでは、次のトピックについて説明します。

VMware Workspace Portal 2.0 で導入された新機能

このリリースの VMware Workspace ポータル 2.0 では、次の新機能が導入されました。

  • VMware Horizon 6 で View のホスト型アプリケーションをサポート
  • Horizon 6 で View のホスト型アプリケーションを起動するには、Horizon Client バージョン 3.0 以降がインストールされている必要があります。

  • Workspace を簡素化し、ID およびアプリケーション管理機能のみを提供
    • Horizon Files 機能の削除
    • Horizon Switch デバイス管理の削除
  • 同じ Active Directory から複数の View ポッド インスタンスをサポート
  • ThinApp 5.0 64 ビットを Windows エージェントでネイティブにサポート (すぐに使用可能)
  • ThinApp 5.0.1 のサポート
  • Elasticsearch を使用した監査ログ レポートの改善
  • ユーザーのアクティビティとアプリケーション使用率のレポート機能の強化
  • カスタム ブランド コントロールの充実
  • 資格およびディレクトリ同期のパフォーマンスを向上
  • Workspace vApp 内で複数の DNS サーバーをサポート
  • OPENSSL library version openssl-1.0.1h (CVE-2014-0224、CVE-2014-0198、CVE-2010-5298、および CVE-2014-3470 に対処するために必要) に更新

国際化

VMware Workspace Portal 2.0 は、次の言語で利用できます。

  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • 日本語
  • 簡体字中国語

互換性、インストール、およびアップグレード

VMware® vCenter™ および VMware ESXi™ の互換性

VMware Workspace Portal 2.0 は、次のバージョンの vCenter と ESXi をサポートします。

  • vCenter 5.0 U2、5.1、5.1 U1、5.5、および 5.5 U1
  • ESXi 5.0 U2、5.1、5.1 U1、5.5、および 5.5 U1

Workspace 管理者コンソールおよびその他のインターフェイスのブラウザ互換性

次の Web ブラウザを、Configurator Web インターフェイス、Connector Web インターフェイス、および Workspace 管理者コンソールの表示に使用できます。

  • Windows および Mac システム用 Mozilla Firefox 28 以降 (最新)
  • Windows および Mac システム用 Google Chrome 34.0 以降
  • Windows システム用 Internet Explorer 10 および 11
  • Mac システム用 Safari 6.1.3 以降

その他のシステム要件については、 『VMware Workspace Portal のインストールと構成』VMware Workspace のランディングページで参照してください。

Workspace コンポーネントの互換性

VMware 製品の相互運用性マトリックスには、VMware vCenter Server、VMware ThinApp、および View™ などの VMware 製品とコンポーネントの現在および過去のバージョンの互換性に関する詳細が記述されています。

Horizon Workspace から VMware Workspace Portal 2.0 へのアップグレード

サポートされているアップグレード パスは、Horizon Workspace1.8.2 から Workspace 2.0 へのアップグレードのみです。 2.0 へのアップグレードを開始する前に、Horizon Workspace 1.8.2 にアップグレードする必要があります。

アップグレード前の Horizon Workspace Data-va ファイルのエクスポート

VMware Workspace Portal 2.0 では Horizon Files を使用できなくなりました。 アップグレード後も引き続き Enterprise File Sync & Share ソリューションを使用するお客様は、data-va の既存のファイルをエクスポートし、EFSS システムにインポートできます。 VMware ナレッジベースの記事 2080325 を参照してください。

VMware Workspace Portal 2.0 へのアップグレード手順

アップグレード中に、configurator-va 仮想マシン上のコマンド ラインからアップグレード コマンドを実行します。 アップグレード中に、すべての Workspace サービスが停止するので、アップグレードで予測されるダウンタイムを考慮してください。

アップグレードを開始する前に、すべての仮想マシンがパワーオン状態でありシステムが機能していることを確認してください。

  1. configurator-va 仮想マシンにアクセスして、ルート ユーザーとしてログインし、Workspace のアップグレードを確認します。
  2. updatemgr.hzn コマンドを実行して、オンラインで利用可能なアップグレードを確認します。
  3.  

    /usr/local/horizon/lib/menu/updatemgr.hzn check

     

  4. updatemgr.hzn コマンドを実行します。
  5.  

    /usr/local/horizon/lib/menu/updatemgr.hzn update20

     

    アップグレード中に発生したメッセージは、update.log ファイル

    /opt/vmware/var/log/update.logに保存されます。

     

  6. vCenter から vApp を再起動します。

アップグレード準備とアップグレード後の Workspace の構成については、『 VMware Workspace Portal アップグレード ガイド』を参照してください。

インターネットに接続しないアップグレード手順

ローカルの Web サーバの準備」で説明しているように、Workspace を準備します。 例の zip ファイル名は変更されていることに注意してください。 プロキシ サーバを使用してインターネットに接続する場合は、「 プロキシ サーバ設定の構成」アップグレード トピックを参照してください。

  1. configurator-va 仮想マシンで updatelocal.hzn コマンドを実行し、ローカルの Web サーバを使用するようにアップグレード リポジトリを構成します。

 

/usr/local/horizon/lib/menu/updatelocal.hzn seturl -update20 http://yourwebserver/repopath

 

注: デフォルトのオンライン URL にリセットするには、次のコマンドを実行します。

/usr/local/horizon/lib/menu/updatelocal.hzn setdefault

 

ドキュメント

VMware Workspace Portal 2.0 の完全なドキュメント セットを入手するには、 VMware Workspace Portal のランディングページにアクセスしてください。

既知の問題

最新のリリースで追加された VMware Workspace の問題には、「*」 記号が付けられています。 その他の既知の問題は、以前のリリースから存在していた問題です。

  • * 複数の service-va がある vApp をアップグレードすると、弾性検索構成が失われる。
  • 回避策: クラスタ化された service-va それぞれで複数ケースを有効にします。各 service-va にルートとしてログインし、実行します。

    hznAdminTool configureElasticSearch -ES_MULTICAST_ENABLED true

     

  • * アップグレード後、ベース DN とバインド DN の非 ASCII 文字が Connector で疑問符として表示される場合がある。 1.8.x からアップグレードした後、Connector の [Directory (ディレクトリ)] ページに、ベース DN とバインド DN の非 ASCII 文字が疑問符で表示されます。
  • 回避策: 1.8.X からアップグレードした後、すべての疑問符を正しい文字に手動で変更します ([Directory (ディレクトリ)] ページおよび [View Pool (View プロトコル)] ページ)。

  • * Internet Explorer 11 が ロケール zh-Hans および zh-Hant で動作しない。
  • 回避策: Internet Explorer でユーザー ポータルにアクセスするには、ユーザーは zh-Hans または zh-Hans-CN の代わりに zh_CN、zh-Hant または zh-Hant-CN の代わりに zh_TW、zh-Hant-HK の代わりに zh_HK を使用する必要があります。

  • * ThinApp パッケージ名に非 ASCII 文字が含まれていると HTTP ダウンロードを使用してダウンロードできない。
  • 回避策: 非 ASCII 文字を使用する ThinApp パッケージ名に許可するには、次の手順を実行します。

    1. connector-va に root としてログインします。
    2. /etc/init.d/tcserver-c2 ファイルに次の行を追加します。
      export LC_TYPE=en_US.UTF-8"
    3. tcserver-c2 を再起動します。 /etc/init.d/tcserver-c2 restartと入力します。
    4. 展開されているすべての connector-va サーバーで手順 1 と 2 を繰り返します。

    このメッセージは誤りです。 ユーザーはモバイル デバイスから Citrix アプリケーションを使用できます。

  • * ドキュメントの問題。 『VMware Workspace Portal 管理者ガイド』の Office 365 の説明に誤りがある。Microsoft Powershell Convert-MsolDomanToFederated コマンドレットが実行されていることが前提条件となっていますが、これは不要です。
  • 代わりに、 Set-MsolDomainAuthentication コマンドレットの実行手順に従います。

  • Citrix ベースのアプリケーションを Internet Explorer 8 では起動できない。
  • Workspace では、Internet Explorer 8 を使用した Citrix ベース アプリケーションの起動をサポートしていません。

    回避策: これよりも新しいバージョンの Internet Explorer にアップグレードするようユーザーにお伝えください。