VMware Mirage 5.0 | 2014 年 6 月 24 日

ドキュメントの最終更新日: 2014 年 6 月 26 日

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

    VMware Mirage について

    VMware Mirage は、統合された IT 管理およびエンド ユーザーのローカルでの実行を組み合わせた物理デスクトップまたは仮想デスクトップおよびラップトップを運用するためのユニークなソリューションを提供します。Mirage を Windows PC にインストールすれば、データ センターにエンドポイントの完全な仮想コピーを統合して、同期をとることができます。同期には、データ センターにアップロードされるユーザーの Windows PC からの変更やユーザーの Windows PC に直接ダウンロードおよび適用される IT からの変更が含まれます。Mirage によって、ユーザー エンドポイントでローカルの実行を行いながら、デスクトップの集中イメージ管理が可能になります。

    Mirage 5.0 の新機能

    Mirage 5.0 には 20 を超える新しい機能が導入され、リモート ユーザーやモバイル ユーザーの管理を拡張することができます。Mirage Image Management は Windows 8.1 デスクトップに拡張されました。このバージョンには、以下の機能および改善点が含まれます。

    • Mirage は Windows 8.1 を完全にサポートします。Windows 8.1 に対するすべての OS 動作は、Windows 8.1 U1 にも適用されます。IT マネージャは、Windows 8.1 マシンを保護および管理し、Windows 7 マシンを Windows 8.1 へ移行できるようになりました。Windows 8.1 には、次の機能が含まれます。
        • 基本レイヤおよびアプリ レイヤのサポート。
        • Windows 8.1 U1 へのアップグレード。
        • Windows 8.1 マシンのプロビジョニング。
        • Windows 7 から Windows 8.1 へのユーザー プロファイルの移行。
        • Windows 7 から Windows 8.1 へのインプレース移行。
        • 一括移行ツールを使用した Windows 8.1 への移行。
        • 64 ビットおよび 32 ビットのクロス オペレーティング システムでのインプレース移行のサポート。たとえば、参照 CVD が 32 ビットでターゲット デバイスが 64 ビットの場合でも問題なく移行できます。
        • OS 移行のための基本レイヤをキャプチャするときに移行準備ツールは不要になりました。
        • Windows 8.1 マシンで Windows 8.1 イメージの基本レイヤ プロビジョニング。
        • Windows 8 マシンで Windows 8.1 イメージの基本レイヤ プロビジョニング。
        • Windows 7 マシンで Windows 8.1 イメージの基本レイヤ プロビジョニング。
    • Mirage Gateway サーバは Linux 仮想アプライアンスとしてデプロイされます。これで、DMZ 環境に Mirage Gateway を安全にデプロイすることができます。ステータス、CPU、RAM などのゲートウェイ サーバに関する詳細情報が、Mirage Management コンソールに表示されます。ゲートウェイ サーバでサポートされている最大同時ユーザー数は 5,000 です。
    • IT マネージャは、新しい CVD アラーム機能を使用して CVD を一元的に監視およびトラブルシューティングすることができます。Mirage Management コンソールおよび Mirage Web コンソールの [CVD Inventory] ビューにはアラーム列があり、CVD についてのアラームが発生すると IT マネージャーに警告を通知します。Mirage Management コンソールには [問題のある CVD] ノードがあり、アラームの発生したすべての CVD が含まれています。Mirage には次のようなアラームが含まれます。
      • クライアントには十分なディスク空き容量がない
      • VSS の失敗
      • ダウンロード ループ
      • ディスクに十分なディスク領域がないためにボリューム上でアップロードが失敗
    • Mirage Web Manager コンソールには、CVD インベントリ ページ、コレクション ページおよびポリシー ページの操作性と安定性についての改善点が含まれています。プロテクション マネージャまたはヘルプ デスクのロールを持つユーザーは、ドッキング可能なウィザードと動的なスクロール機能を使用することができます。
    • 関連するドライバがレイヤに含まれていない場合、Mirage は、レイヤをエンドポイントに送信する前に、エンドポイント ハードウェア デバイスに基づいて、デバイス ドライバ検証機能を使用して IT マネージャに警告を通知します。
    • IT マネージャは、システムのアンインストールと再インストールを実行せずに、1 度 の MSI インストールで将来のサーバ アップグレードを実行することができます。

    はじめに

    重要:この Mirage リリースは、以下の OpenSSL の問題に対処するために更新されました。

    • OpenSSL ライブラリは、CVE-2014-0224 に対処するため必要に応じてバージョン openssl-1.0.1h に更新されました。
    • OpenSSL ライブラリは、CVE-2014-0224 に対処するため必要に応じてバージョン openssl-0.9.8za に更新されました。
    • この Mirage リリースには、Heartbleed の問題の影響を受けやすい OpenSSL ライブラリのバージョンは含まれていません。

    Mirage 5.0 の既知の制限

    以下の制限がこの Mirage リリースで確認されています。

    • Mirage は 32 ビット システムで CVD 当たり最大 1,000,000 ファイルをサポートします。64 ビット システムではファイル数の制限はありません。
    • 参照マシンのローカル ユーザー プロファイルは、Windows 7 マイグレーションまたは基本レイヤ プロビジョニングで使用される場合のみ、基本レイヤにデプロイされます。イメージ指定およびレイヤ アップデートでは、デフォルトのローカル ユーザー プロファイルだけが導入されます。ローカル ユーザー プロファイルの作成および使用に必要なアプリケーションは、基本レイヤまたはアプリ レイヤの内包に適しません。
    • ストリーミングのリストア プロセス中は、アプリケーションは Horizon Mirage サービスが開始する前にオフライン ファイルにアクセスすることはできません。これは通常の操作に影響を及ぼす場合があります。これらの特定のアプリケーションに対応するために最小リストア セットアップを拡張できます。詳細については、『 VMware Mirage 管理者ガイド』を参照してください。
    • サーバの CVD に対するすべての変更(基本レイヤ指定、ポリシー変更)は、次の同期間隔(デフォルトでは 1 時間でポリシーでカスタマイズ可能)に限ってクライアントに伝わります。Mirage Management コンソールから [デバイスを同期] アクションを使用するか、エンドポイント デバイスから [すぐに同期] アクションを使用して、同期を強制できます。
    • マシンのアカウント パスワードがリストア操作後に切れた場合、ドメインに接続できなくなる場合があります。これは、アクティブ ディレクトリおよびバックアップの既知の問題です。詳細および解決方法については http://support.microsoft.com/kb/175468 を参照してください。
    • Mirage ではデフォルトの Windows Shadow Copy Provider 1.0 が必要です。コンピュータにインストールされた VSS プロバイダを表示するには、 line: vssadmin list providersを使用します。
    • Mirage は、Windows の高速ユーザー切り替え オプションをサポートしません。基本レイヤをキャプチャする前に、エンドポイントおよび参照マシンでこのオプションを無効にする必要があります。
    • Mirage はファイルのメイン NTFS ストリームのアップロードおよび保存だけを行います。他のすべてのストリームは、CVD からアップロードまたはリストアされません。
    • .pstファイルの変更は、エンドポイントから CVD に 1 日に 1 度アップロードされます。CVD を新しいハードウェアにリストアする前に .pstファイルが CVD に問題なくアップロードされることを確実にするには、レジストリの LastFullUploadTicks 値にゼロを入力
      ( HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wanova\Mirage Desktop Service\LastFullUploadTicks = 00 00 00 00 00 00 00 00)
      して 今すぐ同期 をクリックします。
    • Mirage は、Kaspersky アンチウイルス ソフトウェアを削除またはインストールするエンドポイントへの基本レイヤの適用をサポートしません。詳細および解決方法については http://kb.vmware.com/kb/2048424 を参照してください。
    • Sophos SafeGuard Encryption をインストールしていない CVD を SafeGuard をインストールしているマシンに復元する場合、復元手順が失敗する可能性があります。詳細および解決方法については http://kb.vmware.com/kb/2081607 を参照してください。
    • 複数のボリュームを操作するときは、次のことに注意してください。
      • 非固定ドライブのコンテンツ(ネットワーク マップ、Disk-on-key などの揮発性デバイス)は、サーバにアップロードされません。
      • 基本レイヤまたはアプリ レイヤをエンドポイントに指定する場合、エンドポイントの Windows 固定ドライブ文字が、基本レイヤまたはアプリ レイヤをキャプチャした参照マシンと同じでなければなりません。(たとえば、CVD に C:、基本レイヤに D:を割り当てることはできません。)
      • デフォルトでは、システム ボリュームだけが CVD にアップロードされます。ボリューム ドライブ レターをアップロード ポリシーに追加して、追加ボリュームをアップロードできます。
    • 基本レイヤおよびアプリ レイヤは、現在 SQL Express や SQL Server をサポートしていません。
    • Microsoft Office 2013 または Microsoft Office 2013 SP1 を含む基本レイヤやアプリ レイヤをデプロイした後、Microsoft Office 2013 の製品キーを手動で再度アクティブにする必要がある場合があります。
    • Windows XP から Windows 7 に OS を移行した後で Windows XP に戻すと、802.1X の設定が維持されないことがあります。

    このリリースで解決された問題

    以下の問題は、最新の Mirage リリースで解決されました。

    Mirage クライアント

    • Windows 8.1 CVD のリストア後に、一部の Metro アプリでライセンス エラーが発生することがあります。Metro アプリが正しく動作するように「ライセンスの同期」アクションを実行する必要がある場合があります。
    • リストア シナリオと Rebase シナリオのストリーミングでは、Windows Search Indexer のストリーミング機能が Mirage ストリーミング機能と競合することがあります。
    • アップロード ポリシーの保護されていない領域にルールを追加すると、CVD のリストアが正しく行われない場合があります。CVD を後でリストアすると、Windows が正しく動作しない場合があります。
    • 参照マシンで SuperFetch サービスを無効化すると、Mirage 基本レイヤの更新後の起動時間が長くなることがあります。
    • 希なケースですが、基本レイヤをデプロイすると CriticalDeviceDatabaseキーが無効になり、システムにエラーが発生することがあります。
    • レイヤで Windows 7 を移行するときに、レイヤがネットワーク コンポーネントや他のドライバをキャプチャしません。
    • Windows 7 から Windows 7 にユーザー プロファイルを移行するときに、Windows プリンタが移行されないことがあります。
    • Windows 7 から Windows 7 にユーザー プロファイルを移行するときに、タイム ゾーンの設定が移行されないことがあります。
    • OS の移行とアクションのプロビジョニングを実行すると、オフライン ファイルのデータベースが動作しないことがあります。起動に時間がかかる場合があります。
    • 複数ボリューム環境に基本レイヤを割り当てると、基本レイヤのクローンが選択したボリュームだけでなくすべてのボリュームに作成されます。
    • アプリ レイヤで OS を移行して他のレイヤに配信しようとすると、移行操作が停止することがあります。

    Mirage クライアント - デバイス ドライバ

    • 物理マシンから仮想マシンに rebase した後、参照デバイス、オーディオ、USB ハブなどの一部の仮想デバイスがインストールされません。
    • 希なケースですが、リストア中にユーザーがログオンできない場合があります。これは、キーボード ドライバ プラグアンドプレイのインストールでシステムの再起動が必要な場合に発生します。

    Mirage サーバおよび Management Server

    • OS を移行するときに、Mirage が破損した基本レイヤやアプリ レイヤを検出しないことがあります。また、Mirage が破損した基本レイヤやアプリ レイヤを検出しても、OS の移行中に検出したレイヤを遮断しないことがあります。
    • データベースに関連付けられている Management Server をインストールしようとしても、データベースに関連付けられた Management Server がすでにインストールされていることを示す警告メッセージが表示されません。
    • NAS と Active Directory 間の接続が切断されても Mirage がアクセス拒否エラーを報告しません。

    Mirage Management Console

    • CVD の移動タスク アクションを実行すると、アクション ステータスに 100 % 完了したことが示されますが、アクションが終了しません。
    • rebase 操作中にシステムだけをリストアするオプションを選択すると、対象マシンのローカル ユーザー領域が保存され、CVD ユーザー領域を置換します。そのため、CVD のデータが失われます。
    • 操作単位を作成するときに、使用できる文字が制限されます。たとえば、操作単位の定義にカンマは使用できません。

    Mirage 5.0 の既知の問題

    以下の既知の問題は、Mirage 5.0 リリースに影響を及ぼします。

    • CVD の製品 ID ではなく Windows の製品 ID を使用して Windows 8.1 基本レイヤを適用した後に、この CVD を別のハードウェア デバイスに割り当てると、ユーザーがインストールした Windows ストア アプリケーションが動作しないことがあります。これらの Windows ストア アプリケーションを起動するときに 修復 をクリックしても、修復されないことがあります。

    • 回避策: ユーザーがインストールした Windows ストア アプリケーションの中で動作しないアプリケーションを再インストールします。
    • Windows 8 のインプレース マイグレーションを実行すると、McAfee AntiVirus ソフトウェアは Mirage がディレクトリに正しいアクセス権を設定できないようにすることがあります。ファイルを作成または編集できないことがあります。
      回避策: OS の移行を開始する前に McAfee のアクセス保護を無効にします。詳細については、 http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2052489 を参照してください。
    • 基本レイヤやアプリ レイヤを更新すると、電源の設定が参照マシンの電源の設定に再構成されることがあります。
      回避策: 基本イメージのルールに HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\User\PowerSchemes\ActivePowerSchemeの除外を追加します。
    • Windows 7 から Windows 8.1 に OS を移行した後で、以前の Windows 7 のイメージに戻そうとすると、使用可能なディスク領域が不足していることが原因で移行に失敗することがあります。
      回避策: 利用可能なディスク領域を Windows 7 のイメージより多くします。ディスクのクリーンアップ ユーティリティを実行し、Windows インストールを削除して領域を増やします。
    • 基本レイヤで Sophos SafeGuard 5.6 を使用する Windows 7 から基本レイヤで Sophos SafeGuard 6.1 を使用する Windows 8.1 に OS を移行すると、移行に失敗することがあります。
      回避策: OS の移行を開始する前に、Windows 7 基本レイヤから Sophos SafeGuard 5.6 を削除します。Windows 8.1 に移行した後、Windows 8.1 のマシンに Sophos SafeGuard 6.1 をインストールします。
    • 現在、Mirage は Windows 7 と Windows 8.1 のハイブリッド スリープ機能とプロセッサの互換性を検出しません。Windows 7 から Windows 8.1 に OS を移行した後、ハイブリッド スリープ機能が動作しないことがあります。
      回避策: OS の移行で基本レイヤをキャプチャする前に、参照マシンでハイブリッド スリープを無効にします。
    • Windows 8.1 U1 に構成されている Mirage 起動 USB を使用して OS をインストールしようとすると、インストールに失敗します。
      回避策: Windows 8.1 の Mirage 起動 USB を構成するときに Update 1 を使用しないでください。
    • 稀に、McAfee のアクセス保護メカニズムが、基本レイヤのダウンロード、OS の移行、プロビジョニングなどの Mirage の操作を遮断することがあります。
      回避策: セキュリティ製品から Mirage サービスを除外します。
    • エンドポイントに Symantec Endpoint Protection (SEP) バージョン 12.1.671.4971 がインストールされていて、そのエンドポイントを Windows XP から Windows 7 に移行しようとすると失敗する場合があります。
      回避策:移行手順を開始する前に、SEP をアンインストールするか、SEP のより新しいバージョンにアップグレードします。
    • 基本レイヤまたはアプリ レイヤの更新を実行する際に、エンド ユーザーがデフォルトの Web ブラウザとして指定した Web ブラウザ アプリケーションが削除されると、ユーザーが Web サイトまたは HTML ファイルを開く時にエラー メッセージが表示されることがあります。
      回避策:エンド ユーザーに、Web ブラウザを再インストールするか、または別の Web ブラウザをデフォルトとして設定するようにアドバイスします。