VMware vCenter Site Recovery Manager 5.1.0.1 | 2012 年 12 月 20 日 | ビルド 941848 VMware vCenter Site Recovery Manager 5.1(ISO のみ)| 2012 年 9 月 10 日 | ビルド 820150 最終更新日: 2016 年 3 月 9 日 これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。 |
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
SRM 5.1.0.1 では次の点が強化されています。
アップグレードの手順については、 インストールとアップグレードに関する注記 を参照してください。
Failed to install certificate
というエラーで失敗します。 KB 2036909 を参照してください。SRM 5.1.0.1 で、この問題は修正されました。VMware vCenter Site Recovery Manager 5.1 では、次の新機能の追加と改良が行われています。
VMware vCenter Site Recovery Manager 5.1 は次の言語で利用できます。
現在の相互運用性および製品互換性マトリックスについては、『 VMware vCenter Site Recovery Manager 5.1 の互換性マトリックス』を参照してください。
サポートされていて互換性のあるストレージ アレイおよび SRA の現在のリストについては、『 Site Recovery Manager ストレージ パートナー互換性ガイド』を参照してください。
SRM 5.1 は、vSphere Replication を使用して、vSphere Storage Appliance(VSA)に常駐する仮想マシンを保護できます。VSA は、SRM 5.1 と組み合わせる場合でも、ストレージ レプリケーション アダプタ(SRA)を必要とはしません。
Site Recovery Manager 5.1 の主要な特徴と機能に関するテクニカル ウォークスルーのための評価ガイドについては、『 ビジネス継続性のための VMware vCenter Site Recovery Manager リソース』を参照してください。
SRM 5.1.0.1 の新しいインストールを作成するには、インストーラ VMware-srm-5.1.0-941848.exe
をダウンロードして実行します。『 Site Recovery Manager のインストールと構成』の「 SRM のインストール」を参照してください。
SRM 5.1.0.1 へのアップグレードを行う前に、バージョン 5.0 より前の SRM を SRM 5.0 または 5.0.1 にアップグレードします。
重要: vCenter Server 4.1.x から 5.1 への直接のアップグレードは、サポートされるアップグレード パスです。ただし、SRM 4.1.x から 5.1 への直接のアップグレードは、サポートされるアップグレード パスではありません。SRM 4.1.x のインストールを含む vCenter Server 4.1.x インスタンスをアップグレードする場合、vCenter Server をバージョン 5.0 または 5.0 u1 にアップグレードしてから SRM を 5.0 または 5.0.1 にアップグレードする必要があります。vCenter Server 4.1.x から 5.1 に直接アップグレードすると、SRM 4.1.x から 5.0 または 5.0.1 にアップグレードしようとしたときに、SRM のアップグレードに失敗します。SRM 5.0.x は vCenter Server 5.1 インスタンスに接続できません。
既存の SRM 5.0 または 5.0.1 インストールを SRM 5.1.0.1 にアップグレードするには、インストーラ VMware-srm-5.1.0-941848.exe
をダウンロードして実行します。『 Site Recovery Manager のインストールと構成』の「 SRM のアップグレード」を参照してください。SRM 5.0.2 から 5.1.0.1 へのアップグレードはサポートされていません。
次の手順を実行し、既存の SRM 5.1 インストールを SRM 5.1.0.1 へアップグレードします。
VMware-srm-5.1.0-941848.exe
をダウンロードして実行します。SRM Server をアップグレードした後で、SRM クライアント プラグインを再インストールする必要があります。
vSphere Replication 5.1 をインストールしている場合は、vSphere Replication を vSphere Replication 5.1.0.1 にアップグレードする必要もあります。『Site Recovery Manager のインストールと構成』の「 vSphere Replication のアップグレード」を参照してください。
SRM 5.1 および vSphere Replication 5.1 の操作上の制限については、 http://kb.vmware.com/kb/2034768 を参照してください。
SRM SOAP ベースの API の使用ガイドについては、『 VMware vCenter Site Recovery Manager API』を参照してください。
Site Recovery Manager 5.1 で配布されているオープン ソース ソフトウェア コンポーネントに適用される著作権表記とライセンスは、 VMware vCenter Site Recovery Manager をダウンロード(Download VMware vCenter Site Recovery Manager) のリンクから参照できます。また、vCenter Site Recovery Manager の一般リリースの最新版で利用できるソースコードへの変更やソースコードを要求する GPL、LGPL、あるいはその他の同等のライセンスに対するソースファイルをダウンロードすることもできます。
インポートした証明書を使用した SRM 5.1 のインストールまたは SRM 5.1 へのアップグレードが失敗する
自動生成された証明書ではなく、インポートした PKCS12 証明書を使用して SRM 5.1 のインストールまたは SRM 5.1 へのアップグレードを試みると、インストーラは最後まで実行を完了しますが、 Failed to install certificate
というエラーで失敗します。 KB 2036909 を参照してください。これは、SRM 5.1.0.1 リリースで修正されています。インポートされた PKCS12 証明書を使用するには、SRM 5.1.0.1 へアップグレードします。
Storage vMotion および Storage DRS との相互運用性
ストレージ移動中の回復機能が制限される、一部の特殊なケースが存在するため、Site Recovery Manager 5.1 を Storage vMotion(SVmotion)と組み合わせて使用すること、またデータストア クラスタの使用を含む Storage Distributed Resource Scheduler(SDRS)と組み合わせて使用することはサポートされていません。
vCloud Director との相互運用性
Site Recovery Manager 5.1 は、vCloud Director 環境に対する制限付きのサポートを提供しています。SRM を使用して、vCloud リソース プール(組織に展開される仮想マシン)内の仮想マシンを保護することは、サポートされていません。SRM を使用した vCD の管理構造の保護がサポートされています。SRM を使用して vCD サーバ インスタンス、vCenter Server インスタンス、vCloud Director の管理インフラストラクチャを提供するデータベースを保護する方法については、『 VMware vCloud Director Infrastructure Resiliency Case Study』を参照してください。
vSphere Replication との相互運用性
vSphere Replication は、2032GB の最大ディスク容量をサポートします。
SRM 5.1 は 2 つの Microsoft Cluster Server (MSCS) ノードをサポートします。
vSphere 5.1 は最大 5 つの MSCS ノードをサポートします。SRM 5.1 は 2 つの MSCS ノードをサポートします。
SRM 5.0 の次の問題は、今回のリリースで修正されました。
稀なケースですが、vSphere Replication アプライアンス サーバ間のペアリングまたはペアリングの解除を行うとき、vSphere サービスがその時停止している場合、次の例外により操作が失敗します。
LockingFailedException: 障害のある書き込みロックされたオブジェクト: com.vmware.hms.db.entities.HmsLocalServerEntity: VRM Server GUID
この問題は修正されました。
vSphere Replication アプライアンスは、次の条件が両方とも成立していた場合、証明書に関連した問題のためにペアリングに失敗します。
この問題は修正されました。
常に 1 つのバージョンの vSphere Client SRM プラグインのみをインストールするようにする必要があります。SRM 5.0 のプラグイン上にバージョン 4.0.x または 4.1.0 のクライアント プラグインをインストールしようとしても、問題なく続行できます。この問題は修正されました。
ユーザーが再保護操作を実行したときには、与えられている権限で許可されている以上のタスクが完了することがあります。ユーザーが、許可がなくても完了できる可能性のあるタスクとしては、再保護されているターゲット サイト上での仮想マシンの作成、または再保護されているソース サイトでの新しいデバイスの保護があります。これは、他のユーザーが古い本番サイトで仮想マシンを削除した後、またはフェイルオーバー先となっている仮想マシンを修正した後で再保護が開始された場合に生じます。この問題は修正されました。
計画された移行中に、仮想マシンはアクティブでなくなり、リカバリ サイトに同期されます。このプロセス中に、保護グループとその仮想マシンが一時的に [ 部分的にリカバリされました] の状態で表示されます。vSphere Client は、これらの状態に適切な [ 保護グループの編集] および [ 保護グループの削除] などのボタンを有効にしますが、これらのボタンによりトリガされた操作は成功しません。これらの状態とボタンの使用可能性が変化することにより、ユーザーが混乱する場合があります。この問題は修正されました。
サーバの移行アップグレードの際、インストーラは、現在使用されているサイト名ではなく、デフォルトのサイト名を使用します。デフォルトのサイト名を現在のサイト名で置き換えなかった場合には、リカバリ履歴が失われる可能性があります。この問題は修正されました。
SRM のライセンス情報は、SRM サイト名を使用して vCenter でラベルが付けられます。デフォルト サイト名が使用され、複数の SRM サーバが同じ vCenter グループで登録されている場合、デフォルトの SRM サーバ名によってライセンス情報が識別できなくなります。この問題は修正されました。
SRM を、名前に ASCII 以外の文字が含まれているマシンにインストールすると、ユーザー アクセスの問題が生じることがあります。マシン名は URL を構成するために使用されるため、ASCII 以外の文字を含む URL は無効なものになる場合があります。この問題は修正されました。
Windows XP または Windows 2003 をカスタマイズするために [仮想マシンのリカバリ プロパティ] ダイアログの [IP 設定] セクションの [DNS] タブに ASCII 以外の文字を含む DNS サフィックスを入力した場合、カスタマイズは正常に行われたと報告されますが、ASCII 以外の文字を含む DNS サフィックスは正しく設定されません。この問題は修正されました。
ASCII 以外の文字を出力するカスタム リカバリ ステップは作成しないでください。そのようなステップをプランに追加して、テストまたはリカバリを実行すると、SRM サーバはクラッシュします。ASCII 以外の文字を出力するステップを含むプランを使用すると、プランは変更や削除のできない状態に入ります。この問題は修正されました。
リカバリ プランの構成の際には、仮想マシンと関連付けるネットワークを選択する必要があります。リカバリ プランのユーザー インターフェイスには、有効なオプションがないにもかかわらず、DVS アップリンク ポート グループが可能な選択項目として表示されます。この問題は修正されました。
vSphere Replication アプライアンスは、仮想マシンのレプリケーションに関する情報をサイトの間で交換します。 vSphere Replication アプライアンス接続の切断 オプションで vSphere Replication アプライアンスとの接続を切ると、vSphere Replication アプライアンス接続を再構成しても、複製された仮想マシンについての情報の交換は、自動的には再確立されません。そのため、どの仮想マシンを保護グループに追加できるかを含む、仮想マシンのレプリケーションについての情報が不完全になります。この問題は修正されました。
リカバリ プランの内容などの SRM のデータを変更しているとき、表示される情報が SRM 情報の変更に合わせて更新されないことがあります。たとえば、あまり重要でない仮想マシンをサスペンドするためにリカバリ プランに追加するとき、この変更についての情報は自動的には表示されません。この問題は修正されました。
SRM は証明書ベースの認証をサポートしています。SRM サーバが無効な証明書を持っている場合に、vSphere Client が SRM サーバに接続するために SRM プラグインを使用すると、エラーが発生します。無効な証明書は、証明書チェーンのいずれかの証明書の期限が切れた場合、またはまだ有効になっていない場合に発生します。そのよう場合には、次のメッセージが出されます。 The SSL connection to the remote host has terminated.The remote host certificate has these problems: A certificate in the host's chain is not time-valid.この問題は修正されました。
SRM は、大規模な固定サイズの接続プールを使用して、他のサイトにある vCenter Server および SRM サーバと通信し、タスクを実行します。利用可能な接続数は、接続している vSphere Client の数が増えると減少します。多くの場合、そのためにシステムのパフォーマンスに悪影響が出ることはありませんが、多数の仮想マシンの保護および保護解除や、多数のリカバリ プランの実行およびテストなど、多くの操作が同時に実行されている場合には、問題が生じることがあります。操作が、様々な理由でタイムアウトになったり、失敗したりすることがあります。この問題は修正されました。
保護グループとしては SAN ベースのものまたは vSphere Replication(VR)ベースのものが可能です。そして、リカバリ プランを両方のタイプの保護グループを含むように構成することもできます。再保護は、SAN ベースおよび VR ベースの両方の保護グループが含まれているプランに対して実行することはできません。再保護機能では、保護グループが SAN ベースと VR ベースのどちらか一方だけから構成されているかどうかはチェックしません。両方の保護グループタイプから構成されている保護グループに対して再保護を実行しようとすると、プロセスは失敗し、リカバリ プランは [再保護が不完全] 状態のままになります。この問題を回避するためには、両方の保護タイプを含むリカバリ プランは作成しないでください。この問題は修正されました。
ユーザーは、[ Reconfigured protection settings for VM] アラームを有効にすることができますが、実際にはこのアラームは全くトリガーされません。これは、このリリースではユーザーが保護設定を編集することはできないからです。SRM の仮想マシン設定でユーザーが行おうとした変更を追跡するには、管理者が [ Reconfigured recovery location settings for VM] アラームを有効にする必要があります。この問題は修正されました。
管理者権限を持つユーザーでも、やはり vSphere Replication を構成できないことがあります。これは多くの場合、[ VRM Datastore Mapper > View] 権限が与えられていないためです。この問題は修正されました。
稀な例ですが、同期を有効にしていた場合、 ストレージの同期ステップで、次のエラーが発生することがあります: VRM グループ <グループ名> の VR 同期が失敗しました。VRM Server generic error.このドキュメントでトラブルシューティング情報があるかどうかをチェックしてください。The detailed exception is: 'Optimistic locking failure'。このエラーが発生する可能性が高いのは、同期の必要な多数の仮想マシンと多量のデータの組み合わせがある場合のように、リカバリ プランの実行中に大量のデータの転送が行われる場合です。この問題は修正されました。
リカバリ中に、次のエラー メッセージが出されることがあります。
このエラーは、多数の同時操作を完了しようとしているときに発生します。通常は、次の条件下で発生します。
この問題は修正されました。
ウィザードを使用して複数の仮想マシンのレプリケーションを構成した場合、一部の仮想マシンを正しく構成できないことがあります。構成が失敗していても、これらの仮想マシンは、 保護グループの作成 ウィザードで選択項目として表示されるようになっています。これは、構成が失敗したという情報が伝えられないためです。この問題は修正されました。
vSphere Replication アプライアンスが IPv6 だけを使用するように構成されている場合、次の問題が発生します。
この問題は修正されました。
256GB よりも大きなディスクが vSphere Replication(VR)で保護されている場合、仮想ディスク デバイスの内部再起動を生じさせる操作を行うと、ディスクで完全同期が実行されます。内部再起動は、次のいずれかが行われると発生します。
完全同期は ESX により開始されるので、この問題の解決には ESX のアップデートが必要です。このような同期が行われると、保護サイトとリカバリ サイト両方のディスクで余分の I/O が発生します。これにはたいてい Recovery Point Objective(RPO)よりも長い時間がかかるので、RPO ターゲットが失われる結果になります。この問題は修正されました。
計画移行の際、SRM はまず ESX ホストに対し、複製されたデータストアをアンマウントし、これらのデータストアの基になっている LUN を切り離すように指示します。次に SRM は、ストレージ アレイ ソフトウェアに対し、切り離された LUN を読み取り専用にするように指示します。これらのプロセスにより、ESX ホスト上のデバイスは、移行されるデータストアおよび LUN の全パス ダウン(APD)状態から分離されます。RDM を含む仮想マシンを移行した場合には、RDM LUN が APD 状態に入る可能性があります。RDM が APD 状態に入った後も、ESX ホストは、失われた RDM LUN への接続性確立を再試行し続けます。利用できない RDM の数が増えると、それに応じて、ESX ホストが失われた RDM への再接続を試みる回数も増加します。この状態が続くと、ESX ホストの応答は遅くなり、やがては vCenter Server からはホストが応答していないように見えることになります。特定のストレージ アレイでは、これの発生する可能性が高くなります。たとえば、SRA が LUN 単位で iSCSI ターゲットをサポートしている場合には、この現象が発生する可能性が高くなります。これらの問題を解決するには、ESX ホストをリブートしてください。この問題は修正されました。
次の既知の問題は、厳密なテストで発見されたものであり、このリリースで起こる可能性のあるいくつかの動作を理解するのに役立ちます。
vSphere Replication アプライアンスが glibc の脆弱性の影響を受け、それによってリモート コードの実行が許可される可能性があります。
回避策:この問題の回避方法については、 http://kb.vmware.com/kb/2144289 を参照してください。
50 ~ 255 の ファイバ チャネル LUN を含む大規模な SRM 5.1.x 環境を使用している場合に、50 を超える LUN でリカバリを同時に実行すると、リカバリがタイムアウトし、エラーが発生して、LUN、および場合によっては仮想マシンに関連する障害が発生することがあります。場合によっては、成功するまで、リカバリ プランを複数実行しなければならないことがあります。この問題は、単一のリカバリ プランで LUN を保護しているのか、それとも複数のリカバリ プランで LUN を保護しているのかに関係なく発生します。
回避策: KB 2059498 を参照してください。
テスト リカバリまたは実際のフェイルオーバー中に、SRM はリカバリされたデータストアが利用可能になるのを待ちます。データストアが利用可能になると、SRM はマウントされていないデータストアをマウントしようと試みます。稀な例では、これらのデータストアは自動的にマウントされてから、SRM がマウントできるようになります。テスト フェイルオーバー中にこのようなことが起きた場合に、フェイルオーバーは完了しません。実際のリカバリ中にこのようなことが起きた場合には、リカバリはエラーを示して完了します。この問題を解決するためには、リカバリをやり直してください。
リカバリ中に vCenter Server への接続が失われた場合、次のいずれかが起こる場合があります。
Raw ディスク マッピングの追加に関する詳細は、仮想マシン設定の編集に関する vSphere のマニュアルを参照してください。
リカバリ プランが実行されたとき、仮想マシンを同期するための試みが行われます。リカバリ プランをキャンセルすることはできますが、同期が完了するか、有効期限が切れるまで、リカバリ プランの実施のキャンセルを試みても完了しません。デフォルトの有効期限は 60 分間です。次のオプションは、リカバリ プランのキャンセルを完了するために使用できます。
vSphere Replication アプライアンスに証明書をアップロードし、インストールすると、次のエラーが発生します。
The certificate installed with warnings.「信頼性のある CA により署名された SSL 証明書のみを受諾する」オプションが有効になっているリモート VRM システムは次の理由でこのサイトに接続できない場合があります: 証明書が指定された次のホスト名で使用するために発行されませんでした:VRM ホスト名
このエラーは無視することができます。または、Internet Explorer 以外のサポートされているブラウザを使用すれば、このエラーを避けることができます。
ユーザーは VAMI を使用して、vSphere Replication アプライアンスを管理できます。ASCII 文字以外を使用するパスワードを持つアカウントで、VAMI にログインしようとすると失敗します。これは、正しい認証情報が指定されたときでも起こります。この問題は、ASCII 以外の文字が VAMI で使用されているすべての場合に起こります。この問題を回避するためには、ASCII パスワードを使用するか、SSH を使用して接続してください。
仮想マシンの同期が開始した後で、ターゲットのデータストアが利用できなくなることがあります。このような場合、グループのステータスにはこのエラーについての情報が表示されるはずですが、実際にはステータスは変化しません。データストアが利用できなくなったことに関連する問題を確認するには、ターゲット データストアが生成するイベントを参照してください。このような場合、次のイベントが生成されます。
複数のデータストア上にディスクを持っている仮想マシンを保護して、その後、データストアの 1 つでレプリケーションを無効にすることは可能です。そのような場合、保護グループ内の仮想マシンのステータスは、次のように変更します。 Invalid: Virtual machine 'VM' is no longer protected.Internal error: Cannot create locator for disk'2001'...この情報は正しくありません。ステータスは Datastore '[ datastore name]' is no longer replicatedとなるはずです。
複数のデータストア上の単一の保護仮想マシンに対し、複数のディスクと構成ファイルを配置することは可能です。リカバリの際に、SRM は、Raw ディスク マッピングと親ディスク ファイルにアクセスする必要があります。このアクセスが行えないと、SRM はリカバリの際のディスク タイプを決定することができません。そのような場合、SRM は Raw ディスク マッピング (RDM) ディスクを非 RDM のディスクであると仮定するため、再構成に失敗します。この問題を回避するためには、リカバリされた仮想マシンの構成ファイルにアクセスできるすべてのホストが、RDM マッピング ファイルおよびすべての親ディスク(存在する場合)にもアクセスできることを確認してください。
SRM サイトのペアリングの際に、 Local and Remote servers are using different certificate trust methodsというエラーが表示されることがあります。これは、証明書に署名している認証局(CA)のルート証明書が SRM サーバ上に存在していない場合に生じます。この問題を解決するには、SRM の証明書に署名している認証局のルート証明書を、Microsoft 管理コンソールを使用してインストールします。証明書のインストール後に、SRM のインストール変更操作を実行して、ユーザー生成の証明書をもう一度指定してください。
非アクティブ化操作中、または RemoteOnlineSync または RemotePostReprotectCleanup 中(どちらも再保護時に発生します)に保護サイトにアクセスできなくなると、リカバリ プランがそれ以上進行できなくなることがあります。そのような場合、システムは、保護サイトの一部である仮想マシンまたはグループが、それら中断されたタスクを完了するのを待ち続けています。再保護操作の際にこの問題が発生した場合には、元の保護サイトに再接続し、リカバリ プランをキャンセルしてから再起動する必要があります。リカバリの際にこの問題が発生した場合には、リカバリ プランをキャンセルして再起動するだけで十分です。
vSphere Replication 構成の際、サポートされているバージョンの ESX 上のデータストアを選択すると、「 VR server Server Name has no hosts through which to access destination datastore ...」というメッセージが表示されます。新しいホストを vCenter Server に追加した場合、または vSphere Replication サーバの登録中に、vSphere Replication アプライアンスと vSphere Replication サーバの間で通信の一時的な中断が起きると、これが発生します。通信の問題は通常、接続性が一時的に失われたため、またはサーバのサービスが中断したために発生します。
この問題を解決するには、vSphere Replication 管理サーバ サービスを再起動してください。
計画移行およびリカバリは、ホストがスタンバイ モードに入っている場合、DPM クラスタに接続されているホストからのデータストアのアンマウントに失敗します。エラー Error: Cannot unmount datastore datastorename from host hostname.Unable to communicate with the remote host, since it is disconnectedが表示されることがあります。この問題を解決するには、計画移行またはリカバリを完了する前に、保護サイトで DPM をオフにしてください。リカバリ タスクの完了後に、DPM をオンに戻すことができます。
vSphere Replication サーバは、OVF デプロイ ウィザードを使用して、OVF ファイルからデプロイできます。デプロイ ウィザードには、vSphere Replication サーバのネットワーク構成を指定するためのページが用意されています。ネットワーク構成でネットワーク設定を指定しなかった場合には、DHCP のアドレス指定が使用されますが、vSphere Replication サーバは DHCP のアドレス指定をサポートしていません。この問題を回避するためには、デプロイの際に、vSphere Replication サーバに有効なネットワーク設定を指定してください。
サイト間のサーバのペアリング試行が失敗すると、 Site pairing or break operation failed.Details: VRM Server generic error.というエラー メッセージが表示されます。このエラーは、一方のサイトが厳密な証明書ポリシーを使用するように構成されていて、もう一方がゆるやかな証明書ポリシーを使用するように構成されている場合に発生します。このような場合にはペアリングは失敗するべきで、実際に失敗します。このような問題が発生した場合には、ゆるやかな証明書ポリシーの側を、厳密な証明書ポリシーを使用するように変更して、有効な証明書を指定してください。
リカバリ サイト上のフォルダ名にパーセント (%) 記号を含め、そのフォルダへのレプリケーションを構成しようとすると、追加のエンコーディングが行われた不正なフォルダにレプリケーションが作成される場合があります。たとえば、 %3dTest
というフォルダを作成する場合、vSphere Replication は %253dTest
という新しいフォルダを作成し、このフォルダにレプリケーションを配置します。
KB 1009801 を参照してください。
データストアをバッキングしている LUN が影響を受けていないときには、Raw ディスク マッピング (RDM) LUN が失敗する場合があります。このような場合、SRM は RDM によって仮想マシンをリカバリできません。
回避策:影響を受けている仮想マシンを手動でリカバリします。RDM LUN のフェイルオーバを実行し、リカバリされた仮想マシン上に RDM ディスクとして再接続します。
vSphere Replication サイト の サマリ タブで vSphere Replication アプライアンスのステータスが切断状態として表示されます。接続を再構成しようとすると、次のエラーが発生します: Lost connection to local VRMS server at server_address:8043. (The client could not send a complete request to the server 'server_address'.(The underlying connection was closed: An unexpected error occurred on a send.))
。SRM クライアント プラグインが古いバージョンの Windows で実行されるときに、SRM クライアント プラグインと vSphere Client が暗号化をネゴシエートできない場合に、この問題が発生します。Windows XP 64 ビットまたは Windows Server 2003 SP2 で vSphere Client と SRM クライアント プラグインを実行する場合、サーバとクライアントの暗号化サポートに互換性がない場合があります。
回避策: Microsoft KB 948963 から Microsoft のホットフィックスをダウンロードし、インストールします。この hotfix は、通常の Windows アップデートでは適用されないため、手動でダウンロードし、修正を適用する必要があります。
Cannot check login credentials.Authentication service infrastructure failed.
」このエラーは、Windows 2003 server 上で動作する vCenter Server 内の一時ポートの枯渇によって発生します。SRM Server が vCenter Server と通信できません。
回避策:
tcpip.sys
ドライバの問題を修正します。.reg
ファイルをインポートすることで、 regedit
の値を次のように設定します。 Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters] "MaxUserPort"=dword:00002710 "TcpTimedWaitDelay"=dword:0000001E
動的スワップをサポートするアレイでデータストアを保護するために SRM を使用する場合(たとえば CLARiiON)、保護サイトが一部ダウンしているとき、または強制リカバリを実行しているときにディザスタ リカバリを実行すると、保護サイトの操作を完了するために、リカバリ プランを再実行する場合に限り、エラーが起こる可能性があります。このようなエラーが発生するのは、保護サイトがオンラインに戻っても、SRM が保護対象の仮想マシンをシャットダウンできないときです。このエラーは通常、特定のアレイが保護された LUN を読み取り専用にする場合に発生します。パワーオン状態の保護対象の仮想マシンで ESXi が入出力できなくなります。
回避策:読み取り専用の LUN によって影響を受けた保護サイトで ESXi ホストを再起動します。
負荷の高い環境でサポート バンドルを生成すると、リカバリ操作中に vSphere Replication の接続の問題が発生する場合があります。これは特に、vSphere Replication 仮想マシンのストレージに負荷がかかりすぎている場合に発生します。
回避策:vSphere Replication サーバがサポート バンドルの生成によってブロックされているときに操作を開始できない場合は、操作を再度実行してください。想定されるクラスタのストレージ バンド幅の要件と、ストレージが NAS の場合はネットワーク バンド幅も再評価します。
ReloadFromPath操作が最初の再保護で成功しない場合、使用している保護対象の仮想マシンが repairNeeded状態に入ります。SRM が保護グループで再保護を実行する場合、SRM は保護対象の仮想マシンを修復できないし、プレースホルダ仮想マシンをリストアできません。このエラーは、使用している ReloadFromPath 操作が失敗したために、仮想マシンで最初の再保護操作が失敗するときに発生します。
回避策: 強制クリーンアップオプションを有効にして再保護を再実行します。このオプションは、再保護操作を完了し、 プレースホルダの再作成オプションを有効にします。 プレースホルダの再作成をクリックして、保護対象の仮想マシンを修復して、プレースホルダ仮想マシンをリストアします。
[VI Client の最近のタスク] ペインが VM の保護タスク時に仮想マシンが 100% から変わってないことを示します。SRM は、仮想マシンを 構成済みとしてマークし、保護されていることを示します。SRM が正常に仮想マシンを保護できているので、操作を実行する必要はありません。
クリーンアップ操作はプレースホルダのスワップを試み、10 分の更新間隔を持つホストの復元力キャッシュに依存しています。10 分間のウィンドウ内で再起動した ESXi ホスト上でスワップ操作を試みると、SRM は SRM ホスト復元性キャッシュ内の情報を更新せず、スワップ操作が失敗します。クリーンアップ操作も失敗します。
回避策: 10 分間待ってから、もう一度クリーンアップを実行します。
リカバリを実行する場合は、すでにアレイベースの保護グループで保護された仮想マシンを保護するために、vSphere Replication を使用しようとすると、SRM Server がアサートします。
回避策: vSphere Replication で保護する前にまず SRM Server を再起動し、アレイベースの保護対象の仮想マシンの保護を解除します。または、アレイベースの保護を続け、vSphere Replication を使用して保護しないでください。SRM は、両方のプロバイダでの保護をサポートしていません。
Operation timed out: 3600 seconds VR synchronization failed for VRM group <Unavailable>.Operation timed out: 3600 seconds.
」で失敗する。再保護を実行すると、SRM は操作をタイムアウトする可能性があるレプリケーション グループのオンライン同期を実行します。デフォルトのタイムアウト値は 2 時間です。
回避策:SRM の 詳細設定のタイムアウト値を増やします。
物理モードの仮想マシンのレプリケーションを構成すると、次のエラーが表示される場合があります:
VRM Server generic error.Check the documentation for any troubleshooting information.The detailed exception is: HMS can not set disk UUID for disks of VM : MoRef: type = VirtualMachine, value = , serverGuid = null'.
回避策:なし。
Error: Unable to copy the configuration file...
」で計画済みの移行が失敗する。クラスタ内の 2 つの ESXi ホストと 1 つのホストがストレージに接続できなくなった場合、他のホストは通常、レプリケートされた仮想マシンを回復できます。一部の他のホストは、仮想マシンをリカバリできず、次のエラーでリカバリが失敗する可能性があります。 Error: Unable to copy the configuration file...
回避策:リカバリを再実行します。
Error - The operation was only partially completed for the protection group 'pg_name' since a protected VM belonging to it was not successful in completing the operation.VM 'vm_name' is not replicated by VR.
」このエラーは、「方向を反転させるためにストレージを設定する」ステップ時に Operation Timed out
エラーによって最初の実行が失敗した場合の 2 番目の再保護時に発生します。
回避策:影響を受けた仮想マシンに対し、レプリケーションの反転を手動で構成し、再保護を再実行します。レプリケーションの反転の詳細については、 『vSphere Replication の管理』の「vSphere Replication での仮想マシンのフェイルバック」を参照してください。
DatastoreInaccessibleEvent
: vSphere Replication cannot access datastore
。ホストが複数の仮想 NIC で構成されており、複数の NIC を管理トラフィックに選択した場合、vSphere Replication は最初の NIC のみを登録し、それを使用してターゲット データストアにアクセスします。vSphere Replication サーバ アドレスがホストの最初の管理ネットワーク上に存在しない場合、vSphere Replication はホストと通信しません。
回避策:セカンダリ サイトのデータストアの管理トラフィックに 1 つの仮想 NIC を選択して、ホストを使用します。最初の管理仮想 NIC のアドレスが vSphere Replication がアクセスできるネットワークからのアドレスとなるよう、ホストのネットワークを構成することもできます。
SAN から仮想マシンが登録されているホストにイニシエータを落として、偶然または故意に永続的デバイス損失(PDL)状態になった場合、次のエラーが表示される可能性があります。
Error: The operation cannot be allowed at the current time because the VM has a question pending...
テスト リカバリ モードでリカバリ プランを実行した後、クリーンアップの実行中の PDL 時にリカバリ サイトでハードウェアに障害が発生した場合に、このエラーが発生します。
回避策:仮想マシンの [サマリ] タブの質問に答えます。次に、強制クリーンアップ モードでクリーンアップを再実行します。クリーンアップ操作が完了すると、仮想マシンがまだリカバリ サイトに存在する可能性がありますが、その場合には、手動で削除します。
バージョン 5.0 からバージョン 5.1 にリカバリ サイトをアップグレードし、アップグレードされたサイトでディザスタ リカバリを試みると、保護サイトの SRM サーバ バージョン 5.0 とリカバリ サイトの SRM サーバ バージョン 5.1 は相互に通信することが可能で、保護サイトで操作を実行できます。保護サイトをアップグレードする前に操作の再保護を実行する場合、進展のないまま操作が非常に長い時間実行されます。
アップグレードされたサイトでリカバリを実行する前に、まだリモート サイトで実行しているすべての SRM 5.0 サービスを停止します。そうしないと、互換性のないバージョンの SRM サーバが引き続き相互に通信できるようになります。
SRM は、リカバリ プロセス中に vCenter からさまざまな情報を取得します。続行するために必要な重要な情報を受信しない場合、内部エラー CannotFetchVcObjectPropertyが発生する場合があります。 このエラーは、vCenter がひどいストレスにさらされているか、ESXi ホストがひどいストレスによって使用不可能になったときに発生する可能性があります。このエラーは、SRM が切断された状態になっているか、vCenter インベントリから削除された ESXi ホストの情報を検索しようとしたときにも発生する可能性があります。
回避策:リカバリ プランを再実行します。
非常にまれな状況下で、vCenter が予期せずにリカバリ サイトで仮想マシンの VNIC に新しい MAC アドレスを割り当てることにより、テストまたはリカバリが特定の仮想マシンでリカバリに失敗することがあります。リカバリ ステップの結果列のエラー メッセージは次のとおりです。 Error - Cannot complete customization, possibly due to a scripting runtime error or invalid script parameters (Error code: 255).IP settings might have been partially applied.
SRM ログに次のメッセージが含まれます。 Error finding the specified NIC for MAC address = xx::xx:xx:xx:xx
ここでは、xx::xx:xx:xx:xx は予期された MAC アドレスです。
回避策: vSphere Client 仮想マシンの [プロパティ] の影響を受けた仮想マシンの MAC アドレスを「xx::xx:xx:xx:xx」に変更し、リカバリ プランを再起動します。
vSphere Replication は、vCenter インベントリからサポートされているすべてのホストを選択し、vSphere Replication 登録の一部として有効にします。vSphere Replication の登録処理中に vCenter にホストを追加すると、vSphere Replication によってこのホストが選択されず、リカバリ サイト上のデータストアにアクセスできなくなります。
回避策:vSphere Replication が有効にできるように、vCenter インベントリ内のホストを切断して、再接続します。
操作で失敗が報告されますが、vSphere Replication が正常にリモート サイトに仮想マシンの状態を同期化します。このエラーは、同期操作を要求するか、この操作を使用するリカバリまたは再保護などの主要な操作を実行するときに、発生する可能性があります。
回避策:失敗した操作を再度実行してください。
このエラーは、vCenter、ESXi、および SRM Server 間の遅延によって発生する可能性があります。
回避策:リカバリ プランを再実行します。
vCenter Server インベントリに数百以上のホストが含まれている場合、 VR サーバの登録タスクは、vSphere Replication が各ホストの SSL サムプリント レジストリを更新するときに、完了まで 1 時間以上かかります。vSphere Replication サーバの登録タスクの進行中に、vCenter Server の イベントペインは、各ホストに対して ホストは vSphere Replication 用に構成されていますを表示します。
回避策:登録タスクが完了するのを待ちます。完了すると、受信レプリケーション トラフィックに vSphere Replication を使用できます。
vCenter Server がインベントリ内に多数のホストを所有しており、登録の進行中に次の操作を実行した場合、 VR サーバの登録操作がこのエラーで失敗することがあります。
回避策:[VR サーバの登録] を再実行します。
このエラーは、複数のプライマリ サイトで複数の操作を実行しているときに発生する可能性があります。
回避策:失敗した操作を再実行します。
まれな状況下で、仮想マシンに対して IP のカスタマイズまたはゲスト内の呼び出しを構成するときに、このエラーが発生することがあり、リカバリ サイトのクラスタは完全自動化 DRS モードになります。予期しない vMotion は仮想マシンとの一時的な通信障害を引き起こす可能性があり、カスタマイズのスクリプト エラーが発生します。
回避策:リカバリ プランを再実行します。エラーが解決しない場合は、リカバリ サイト クラスタ DRS を手動モードに構成し、リカバリ プランを再実行します。
ミラー化したタスクが vCenter Server または SRM オブジェクトでないオブジェクトに MoRef を含める場合、vSphere Client がアサートします。
回避策:失敗した SRM タスクがリカバリ タスクの場合、より詳細なエラーについてリカバリ タスク ペインを参照してください。vCenter Server タスクの障害の場合は、多くの情報が含まれているサブタスクを参照してください。
vSphere Replication は、複数のリモート サイトに複数の仮想マシンを再保護するときに SRM リクエストへの応答を停止します。
回避策:一部の vShpere Replication パラメータを変更します。
/etc/init.d/hms stop
/opt/vmware/hms/conf/hms-configuration.xml
を編集し、 hms-db-max-connections
を 99 から 500 に変更します。/var/lib/vrmsdb/postgresql.conf
を編集し、 max_connections
を 100 から 501 に変更します。/etc/init.d/hms-vpostgres stop /etc/init.d/hms-vpostgres start
/opt/vmware/vpostgres/1.0/bin/psql -U vrmsdb vrmsdb update ConfigEntryEntity set configValue='250' where configKey = 'hms-vlsi-server-threadpool-size'
/etc/init.d/hms
を編集し、 -Xmx1536M
を追加します。/etc/init.d/hms start
vSphere Replication が保護する仮想マシン上で完全な同期を実行する場合でも、最後の同期サイズ値は、最後の同期から変更されたデータ量で、仮想マシンのフル サイズを示していません。これは、同期が完了していないことを意味すると誤解されることがあります。初期同期後の仮想マシンの完全な同期中、vSphere Replication はディスク全体を比較しますが、転送を行うのは変更されたデータだけで、ディスク全体ではありません。
初期同期のサイズと期間を確認するには、vSphere Replication が vCenter Server にポストするイベントを確認できます。この問題は、ESXi 5.0.x ホストでのみ実行されます。この動作は、ESXi 5.1 ホスト上で明らかにされています。
「No host with hardware version '7' and datastore 'ds_id' which are powered on and not in maintenance mode are available...」
というエラーでリカバリまたはテスト リカバリが失敗することがある。SRM Server は、ホスト インベントリ状態のキャッシュを保持します。インベントリに最新の変更が加えられた場合、たとえばホストがアクセス不能になった場合、または切断された場合、一部のデータストアへの接続が途切れた場合、SRM Server はキャッシュを更新するのに最大 15 分を必要とする可能性があります。SRM Server のキャッシュに誤ったホスト インベントリ状態がある場合は、リカバリまたはテスト リカバリが失敗することがあります。
回避策:ホストのインベントリに変更を加えた場合は、15 分待ってから、リカバリを実行します。上記のエラーが見られる場合は、15 分待ってから、リカバリを再実行します。
Unable to communicate with the remote host, since it is disconnected
」という内容が含まれたエラー メッセージで再保護が失敗する。このエラーは、保護された側のクラスタが DPM (Distributed Power Management) を使用するように構成され、操作に必要となった ESX ホストの 1 つがスタンバイ モードに置かれたために発生している可能性があります。これは DPM がホストがアイドル状態になったことを検出した場合に発生し、スタンバイ モードにすることができます。SRM は、このホストによって管理されたレプリケートされたデータストアにアクセスするために、ホストと通信する必要がありました。SRM は保護サイト上で DPM 状態を管理しませんが、リカバリ サイトでのリカバリ、テスト、およびクリーンアップ中に、DPM の状態を管理します。
回避策:エラーが解決しない場合は、一時的に DPM をオフにして、保護された側のレプリケートされたデータストアを管理する ESX ホストがオンにされてから、再保護を実行するようにしてください。
リカバリ サイトに 2 つのホストがあるクラスタでテスト リカバリを実行し、クラスタ上のホストの 1 つがプレースホルダ データ ストアへの接続が途切れてしまった場合、テスト リカバリのクリーンアップが失敗することがあります。
回避策:クリーンアップを強制モードで実行します。リカバリ サイトで、プレースホルダ データストアへの接続が途切れてしまったホスト上で作成されたプレースホルダ仮想マシンを手動で削除します。仮想マシンのレプリケーション構成を削除し、レプリケーションを再構成します。保護グループ プロパティから仮想マシンの保護を再構成します。
同時に複数のリカバリ プランを実行すると、「 Error - The operation was only partially completed for the protection group 'protection_group' since a protected VM belonging to it was not successful in completing the operation
」のエラーで再保護が失敗することがあります。
回避策:再保護の操作を再実行します。
vCenter Server の再起動後、SRM が vSphere Replication との通信に使用する一部のセッションの更新に失敗し、再保護が失敗する原因となります。
回避策:両方のサイトで SRM サービスを再起動します。
計画移行での最初の試みの後、SRM が保護対象の仮想マシンをシャットダウンしようとするときに、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
「 Error - The operation cannot be allowed at the current time because the virtual machine has a question pending: 'msg.hbacommon.askonpermanentdeviceloss:The storage backing virtual disk VM1-1.vmdk has permanent device loss.You might be able to hot remove this virtual device from the virtual machine and continue after clicking Retry.Click Cancel to terminate this session.
」
保護対象の仮想マシンに RDM デバイスがある場合、SRM が RDM の LUN をリカバリしない場合があります。
回避策:
Error creating test bubble image for group ...
」でリカバリが失敗する。詳細な例外は、「 Error while getting host mounts for datastore: managed-object-id...
」または「 The object has already been deleted or has not been completely created. 」
テスト リカバリまたは計画済みのリカバリを実行し、特定の例外でリカバリ プランが失敗した場合、レプリケーション データの保存に使用された LUN が一時的に ESXi から切断されています。再接続すると、レプリケーションは通常どおり継続し、レプリケーション データが失われることはありません。例外は、次のようなシナリオで発生します。
新しい ID を更新するために手動でレプリケーションを再構成する必要があります。
回避策:プライマリ サイトが利用できなくなった場合は、リカバリを可能にするために変更された内部データストア ID の自動修正をトリガする vSphere Replication アプライアンス データベースに特別な構成エントリを追加する手順について、VMware サポートに連絡してください。プライマリ サイトがまだ利用可能な場合:
CUSTOM_SETUP
オプションを使用して実行すると、エラーになる。CUSTOM_SETUP
オプションを使用して SRM をインストールした場合、たとえば共有リカバリ サイト設定を作成するために SRM インストーラを変更モードでコマンド ラインから CUSTOM_SETUP オプションを使用して実行すると、エラー CUSTOM_SETUP command line not supported when standard installation already exists
が発生します。
回避策: Windows のコントロール パネルを使用して SRM インストーラを変更モードで起動します。
保護サイトにある ESXi Server が vCenter Server から切断された場合、または問題によって vCenter Server への接続が切断された場合に、計画移行を実行すると、SRM は予期せず停止します。計画移行はエラーで失敗します。
回避策:ESX Server を再接続します。