vCloud Air vSphere Client プラグイン 1.5.1 リリース ノート
vCloud Air vSphere Client プラグイン 1.5.1 | 2014 年 11 月 18 日

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

vCloud Air プラグインについて

vCloud Air vSphere Client プラグイン(以前の製品名は vCloud Hybrid Service vSphere Client プラグイン)は、vSphere Web Client 上で vCloud Air リソースの表示と管理を可能にします。 プラグインをインストールし、vCloud Air アカウントをプラグインに登録した後、vSphere Web Client ですべての専用クラウドおよび仮想プライベート クラウド インスタンスを表示できます。 各クラウド インスタンスを参照し、仮想データ センター、ゲートウェイ、ネットワーク、および仮想マシンのインベントリを管理できます。

注: vCloud Air でアカウント管理者のロールを割り当てられたユーザーのみがプラグインを登録および使用できます。詳細については 既知の問題 を参照してください。

新機能

  • vCloud Air プラグインの 1.5.1 リリースはアップデート リリースで、 解決した問題 にリストされた問題が解決されています。 1.5.1 へのアップグレードは重要なセキュリティ上の問題に対処しているため、このアップグレードを推奨します。

     

    プラグインのアップグレードに関する詳細については、 vCloud Air vSphere Clientのドキュメント センターを参照してください。

  • このプラグイン(以前の製品名は vCloud Hybrid Service vSphere Client プラグイン)は、VMware vCloud Air vSphere Client プラグインに改名されました。ユーザー インターフェイスにはプラグインとサービスの新しい名前、vCloud Air が表示されます。 ただし、ビジネスのすべてのセクションにわたって商標変更を完了していくため、[はじめに] ページとナビゲーション ペインには古い製品名で表示されている場合があります。

サポート対象ブラウザ

vCloud Air プラグインのブラウザ要件は vSphere Web Client と同じです。 詳細は、 vSphere Web Client のソフトウェア要件を参照してください。

注: ブラウザのポップアップ ブロックはすべて無効にしてください。

サポートされているプラットフォーム

  • vSphere Web Client 5.5 Update 1
  • vSphere Web Client 5.5 Update 2

ドキュメント

vCloud Air vSphere Client プラグインのドキュメント センター

解決した問題

証明書の検証
vCloud Air への SSL 接続の確立中に、プラグインがサイトの SSL 証明書を検証するようになりました。 インストール手順に一部として、https://vchs.vmware.com から証明書をダウンロードし、vSphere Web Client の信頼されたキーストアに追加する必要があります。 証明書を追加しないと、vCloud Air アカウントをプラグインで登録することも vCloud Air に接続することもできません。

 

国際化
プラグインではテキスト フィールドに非 ASCII 文字を受け入れることが可能になり、非 ASCII 文字を正確に表示できるようになりました。

 

パッケージ サイズの縮小化
プラグイン パッケージ サイズが大幅に縮小され、約 10 MB になりました。

 

既知の問題

仮想マシン コンソールを開けない
仮想マシン コンソールを Firefox、Chrome、Internet Explorer で開くことができなくなりました。
回避策: Firefox または Chrome で仮想マシン コンソールを開くことはサポートされていません。 Internet Explorer では、次の手順を実行します。

  1. AVG アドオンを無効にします。
  2. ポップアップ ブロックをオフにします。
  3. ActiveX を有効にします。
    ActiveX のダウンロードには時間がかかることがあります。

 

 

vCloud Air プラグインの登録と使用に必要なアカウント管理者のユーザー ロール(発効: 2014 年 9 月 5 日)
vCloud Air のユーザー ロールは更新されました。 これを受けて、vCloud Air プラグインのアカウント要件も変更されました。 プラグインに vCloud Air アカウントを登録し、プラグインを使用するためには、アカウント管理者のユーザー ロールが必要です。アカウント管理者には vCloud Air プラグインですべてのタスクを実行する権限があります。

他のロールを使用して登録した場合には、クラウド インスタンスが表示されません。

以前にプラグインで仮想インフラストラクチャ管理者ロールなどの管理者ロールを使用して vCloud Air アカウントを登録した場合には、登録を以下の手順で更新します。

  1. vCloud Air プラグインの サマリ タブで、 別のアカウントでサインイン リンクをクリックします。
    ログアウトされます。
  2. vCloud Air アカウントの登録 リンクをクリックして、アカウント管理者ユーザー ロールを再度登録します。
    このロールがない場合には、vCloud Air アカウント管理者に連絡してください。

 

ナビゲーション ペインまたはドロップダウン メニューでテキストが表示されない
vSphere Web Client 5.5 Update 1 で最新バージョンの vCloud Air プラグインにアップグレードした場合、次の問題が発生する可能性があります。

  • 左側のナビゲーション ペインで、Hybrid Cloud Service エントリのテキストが表示されない。 アイコンは表示されているがテキストが表示されていない。
  • ドロップダウン メニューにおいて、一部のメニュー項目にコマンド名ではなく _MISSING RESOURCE_ というテキストが表示される。

 

これらの問題は、Adobe Flash Player のキャッシュの問題によって発生します。 Firefox においてこの問題が確認されていますが、その他のブラウザでも発生する可能性があります。
回避策:

  1. お使いの Web ブラウザのキャッシュをクリアします。
  2. vSphere Web Client ページを再ロードし、再度ログインします。

 

 

vApp で最後の仮想マシンを削除できない
vApp が部分実行または実行の状態である場合に vApp で最後の仮想マシンを削除しようとしたとき、次のエラー メッセージが表示されます: 「要求された操作を vApp "vAppName" で実行できませんでした。 vApp を停止してもう一度行ってください。」
回避策:

  1. 削除する仮想マシンをパワーオンします。
  2. 仮想マシンをパワーオフします。
    この操作により、vApp に仮想マシンが 1 つだけある場合は vApp もパワーオフになります。
  3. 仮想マシンを削除します。

 

 

Disaster Recovery の仮想データ センター内の標準仮想マシンの設定を編集できない
Disaster Recovery の仮想データ センター内の標準仮想マシンの設定を編集しようとすると、エラーが発生します。
回避策: なし。

 

仮想マシンを何度も削除しようとするとエラー メッセージが表示される
仮想マシンを削除する場合、処理に時間がかかります。 このときに [削除] コマンドを再度実行すると、仮想マシンの UUID にアクセスできないというエラーが表示されます。
回避策: このエラーは無視してかまいません。

 

 

ドロップダウン メニューで行った操作が、ページのロードが完了するまで有効にならない
Disaster Recovery の仮想データ センター内の仮想マシンを右クリックしたとき、ドロップダウン メニューには使用可能なアクションがすべて表示されます。 更新アイコンの回転が止まってページのロードが完了したことが示されるまで、これらのコマンドを選択しないでください。選択してもコマンドの実行が失敗することもあります。
回避策: ページのロードが完了するまでドロップダウン メニューのコマンドを使用しないでください。

 

 

仮想データ センターのストレージ容量の表示に時間がかかる
仮想マシンを作成または削除した場合、仮想データ センターのストレージ使用容量および空き容量が更新されるまでには時間がかかります。 更新される前に仮想マシンを作成すると、ウィザードには更新前の容量が表示されることがあります。
回避策: なし。 しばらく時間が経過するとストレージ容量は正しく表示されます。

 

SSO 管理者権限を持つ Active Directory ユーザーがプラグインをインストールまたはアップグレードできない
ユーザーを管理するために Active Directory を使用しており、Active Directory を外部 ID ソースとして追加し、Active Directory のユーザーを Single Sign-On 管理者として追加した場合、そのユーザーは vCloud Air プラグインのインストールまたはアップグレードを行うことができません。
回避策: プラグインのインストールまたはアップグレードを行うのに使うユーザー アカウントに対し、次のように操作します。

  1. Active Directory ユーザーを Active Directory グループのメンバーとして追加します。
  2. その Active Directory グループを Administrators@vsphere.local グループのメンバーとして追加します。

これは、プラグインのインストールまたはアップグレードに必要な権限を取得するために必要です。

 

 

英語以外の言語を選択している場合でも、[はじめに] ページが英語で表示される
vCloud Air プラグインは英語でのみ使用できます。 言語設定に関わらず、プラグインのユーザー インターフェイスと [はじめに] ページは常に英語で表示されます。

 

オブジェクト テーブルを列でソートできない
vCloud Air プラグインのオブジェクト テーブルを列でソートすることができません。 列見出しをクリックするとその列にあるオブジェクトが昇順または降順でリストされる機能があります。
回避策: この機能はまだ利用できません。

 

仮想マシンに 15 個を超えるハード ドライブを追加できない
ハードウェア設定を編集して仮想マシンに 15 個を超えるハード ドライブを追加しようとすると、コマンドが失敗します。
回避策: なし。 プラグインまたは vCloud Air ポータルのいずれかでは、15 個を超えるハード ドライブを仮想マシンに追加することはできません。

 

隔離されたネットワークが [ネットワーク] タブに表示されない
仮想データ センターの [ネットワーク] タブには仮想データ センターのゲートウェイ ネットワーク(ルーティング ネットワーク)のみがリストされます。 ここには隔離されたネットワークはリストされません。
回避策: 仮想マシンを新規作成するとき、または仮想マシンのネットワーク割り当てを変更するときには、利用可能なネットワークのリストに隔離されたネットワークもリストされ、選択することもできます。

 

タスク情報が短期間使用できなくなることがある
通知サービスによってプラグインにタスク情報が提供されます。ただし、プロキシ タイムアウトが発生した場合、通知サービスへの接続が失われます。 プラグインが 2 分間何も通知を受け取らなかった場合は、通知サービスへの再接続を試みます。 再接続が行われるまでの期間は、通知(タスク情報)を受け取ることができません。
回避策: プラグインが通知サービスに再接続されると、通知が再開されます。