VMware vCenter Operations Manager 5.6 リリース ノート

vCenter Operations Manager 5.6 | ビルド 923459

ドキュメントの最終更新日:2012 年 12 月 21 日

本リリース ノートに対する追加情報およびアップデート情報を適宜確認してください。

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

vCenter Operations Manager 5.6 は、処理速度、容量、構成管理を統合する VMware の統合オペレーション スイートの最新リリースです。この新リリースには、次の機能および機能強化が含まれています。
  • vCenter Server 互換性
    vCenter Operations Manager は、VMware vCenter Server 5.1 および ESXi 5.1 を新たにサポートします。vCenter Server および ESXi ホストのベータ バージョンは、この 5.6 リリースではサポートされません。
  •  

  • VMware vCenter Infrastructure Navigator との統合
    本リリースでは、vCenter Infrastructure Navigator との統合が新たに導入されています。操作監視、トラブルシューティング、計画に対してアプリケーション アウェアネスを使用できます。アプリケーション インフラストラクチャの健全性を監視し、インストール済みのアプリケーションの可視性を取得します。この機能により、アプリケーション依存性を持つ仮想マシンのグループが vCenter Operations Manager インターフェイスに自動的に表示されます。
    :vCenter Operations Manager 5.6 では、vCenter Infrastructure Navigator 2.0 を推奨します。vCenter Infrastructure Navigator 2.0 は、vCenter Server バージョン 5.1 で使用する必要があります。vCenter Operations 5.6 は、VIN 1.1 のアプリケーション アウェアネスをサポートできますが、提供される情報は制限されます。
  •  

  • VMware vCenter Configuration Manager との統合
    本リリースでは、vCenter Configuration Manager との統合がさらに強化されています。リスク バッジの下にある新たなコンプライアンス バッジによって、コンプライアンス リスクを理解し、コンプライアンス リスクに影響を与える変更を関連付けることができます。この機能により、vCenter Configuration Manager によって作成されるマシンのグループが vCenter Operations Manager ユーザー インターフェイスに自動的に表示され、コンテキストに応じた起動リンクが表示されます。
  •  

  • VMware vSphere Web Client 内での統合
    本リリースでは、vSphere Web Client 内での vCenter Operations Manager の統合が導入されています。VMware vCenter Operations Manager インスタンスを監視対象の vCenter Server に登録すると、vSphere Web Client インターフェイスにバッジが表示されます。ご使用の vCenter Operations Manager のライセンスによって、vSphere Web Client で表示されるバッジとウィジェットが決まります。

    : vCenter Operations Manager は vCenter Server 5.1 に対して VMware vSphere Client 内での統合をサポートしています。

  •  

  • カスタム グループ
    本リリースでは、ユーザー定義のカスタム グループおよび事前定義のカスタム グループが導入されています。このグループ機能を使用すると、インフラストラクチャの操作表示をカスタマイズしたり、ビジネス環境に合わせて調整したりできます。ポリシーを使用してグループ設定をカスタマイズすることも可能です。
  •  

  • 容量分析
    本リリースでは、さらに細かい容量分析設定を可能にすることで容量計画が改善されています。バッジしきい値のカスタマイズを含め、ビジネス グループまたは環境全体に対する容量ポリシーをカスタマイズできます。グループの容量構成に対するカスタム ポリシーの作成、ポリシーを使用したグループ レベルしきい値のカスタマイズ、ポリシー順序による競合の解決が可能です。
  •  

  • 負荷検出および計算の改善
    • このリリースでは、ピーク ベースの計算がサポートされています。ピークへの適応は、負荷のかかった設定および不足サイズの設定の構成を通じて実現できます。これらの設定により、負荷検出が適用される期間が決定されます。この機能では、期限の短いピーク ワークロードの識別がサポートされます。負荷の期間設定が 1 時間の場合、負荷計算はその期間中のピーク値に基づいて行われます。
    • 本リリースでは、[残り容量] および [残り時間] のメトリックおよび対応するバッジ スコアの計算に影響を及ぼす [負荷を考慮する] オプションが導入されています。[負荷を考慮する] を有効にすると、vCenter Operations Manager は効率の高い CPU およびメモリ需要のメトリックを使用します。後者では、時間経過ごとに負荷条件を蓄積する需要および制限需要のピーク値を計算に含めます([負荷を考慮する] を無効にすると、その動作は 5.0 リリースと同じになり、分析間隔の平均に基づきます)。

     

  • 説明および推奨事項
    本リリースでは、状況依存の説明、仮想マシン、ホスト、データストア、クラスタの詳細についてネクスト ステップ ガイドを提供します。詳細ページには、より多くの情報を表示するためのリンクが新たに含まれています。これにより、処理速度の問題または容量の問題を解決するための詳細説明および次のステップについての説明が提供されます。
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  • 負荷考慮機能
    本リリースでは、[残り容量] および [残り時間] のメトリックおよび対応するバッジ スコアの計算に影響を及ぼす [負荷を考慮する] オプションが導入されています。[負荷を考慮する] を有効にすると、vCenter Operations Manager は、時間経過ごとに負荷条件を蓄積する需要および制限需要の 1 時間あたりのピーク値を考慮します。([負荷を考慮する] を無効にすると、その動作は 5.0 リリースと同じになり、分析間隔の平均に基づきます)。
  •  

  • カスタム レポート(試験的)
    本リリースでは、ユーザー定義および事前定義のカスタム レポートの構成に使用できる試験的な機能が導入されています。XML ベースのレポート機能を使用すると、カスタム グループ レベルで容量最適化レポートを生成したり、処理速度および操作データを含むカスタム レポートを実行したりできます。
  •  

  • カスタム ユーザー インターフェイスの機能強化
    本リリースでは、次のようなカスタム ユーザー インターフェイスの機能強化が提供されます。
    • 複数レベルのアラート ルールの構成: 関連するリソースについて複数の条件を評価する複雑なアラート ルールを構成できるようになりました。「 Configuring multi-level alert rules for vCenter Operations Manager Enterprise (KB 2021314)」を参照してください。
    • ダッシュボードのインポートおよびエクスポート: 一連の新たなコマンドを使用して、事前構成済みのダッシュボードをユーザー間および環境間で転送して共有できるようになりました。
    • 統合済みアラート:カスタム UI でのみ、XML テンプレートを使用して詳細構成で統合済みアラートを構成できます。
  •  

  • 国際化
    vCenter Operations Manager 5.6 のユーザー インターフェイスおよびオンライン ヘルプは、簡体字中国語、ドイツ語および日本語で使用可能です。vCenter Operations Manager 5.6 のドキュメント セットもこれらの言語で使用できます。

はじめに

vCenter Operations Manager のインストールおよび構成を開始する前に、このセクションをお読みください。

仮想アプライアンスのデプロイメント

VMware vCenter Server に接続し、それを介して vCenter Operations Manager 仮想アプライアンスをデプロイする場合は、必ず VMware vSphere Client を使用してください。vCenter Operations Manager 仮想アプライアンスは、VMware vCenter Server 4.0 Update 2 以降によって管理される ESX/ESXi ホスト バージョン 4.0 以降にデプロイする必要があります。

 

vCenter Operations Manager 5.6 のライセンス

次の説明文には、vCenter Operations Manager 5.6 ライセンスに関する重要な注意事項が含まれています。

  • 重要 vCenter Operations Management Suite 5.6 を vCenter Server 5.0 または 4.1 と使用する場合のライセンス キー
    vCenter Operations Management Suite 5.6 では、スイートのすべてのコンポーネントにわたって機能を有効化する単一のスイート ライセンス キーがサポートされています。このスイート ライセンス キーを Operations Manager および Infrastructure Navigator (VIN)で使用するには、vCenter Server 5.1 のインスタンスが 1 つ以上必要です。

     

    vCenter Operations Manager および vCenter Infrastructure Navigator のコンポーネントを vCenter Server バージョン 5.0 または 4.1 と使用する場合は、次の製品ダウンロード サイトで提供されているテキスト ファイルを入手し、これらの製品用の互換性のあるライセンス キーを取得してください。 vCenter Server バージョン 5.1 の場合、vCenter Operations 5.6 Standard/Advanced/Enterprise 用の単一のスイート ライセンス キーがスイートのすべてのコンポーネントにわたってサポートされます。
  • ライセンスを適用した後、vCenter Operations Manager サービスを再起動するか、 adminとして UI VM から vcops-admin license updateコマンドを実行して、vCenter Operations Manager ライセンスを更新する必要があります。
  • vCenter Operations Manager には、監視対象の vCenter Server に対するアセットとしてライセンスが付与されます。5.6 のライセンスを割り当てる前に、vCenter Server に vCenter Operations を登録する必要があります。vCenter Server に vCenter Operations Manager を登録するには、vCenter Operations Manager 管理ポータルを開き、『 VMware vCenter Operations Manager デプロイおよび構成ガイド』に記述される手順にしたがってください。
  • すべてのライセンス管理タスクは、vSphere Client で実行します。vCenter Operations Manager 管理ポータルでは、ライセンスの割り当てを行うことはできません。『 VMware vCenter Operations Manager デプロイおよび構成ガイド』にしたがってライセンスを割り当ててください。
  • vCenter Server に vCenter Operations Manager を登録するたびに 5.6 のライセンスを再度割り当てる必要があります。vCenter Server に vCenter Operations Manager を登録するたびに新規アセットを作成します。そのため、以前 vCenter Server を登録した場合でも、vCenter Server に登録するたびに vCenter Operations Manager ライセンスを再度割り当てる必要があります。たとえば、vCenter Operations Manager 仮想アプライアンスを監視された vCenter Server から登録解除し、そのアプライアンスを同じ vCenter Server に登録すると、vCenter Operations Manager によってこの vCenter Server 上に新規アセットが作成されます。しかし、そのライセンスは、以前の登録に対応する vCenter Operations Manager アセットに関連付けられたままになります。そのため、古いアセットからライセンスの割り当てを解除し、作成された最新のアセットにライセンスを割り当てる必要があります。そうしなければ、vCenter Operations Manager ユーザー インターフェイスにアクセスできません。
  • ライセンス キーが適用されていない、または互換性のないライセンス キーが適用されている場合、vCenter Operations Manager は Foundation モードで動作します。購入したエディションのライセンス キーを割り当ててください。

製品の互換性

vCenter Operations Manager の VMware 認証の互換性の詳細については、『VMware 互換性ガイド』 http://www.vmware.com/resources/guides.html を参照してください。

 

vCenter Operations Manager 5.6 のサポート対象は次のとおりです。
  • vCenter Operations Manager は、ESX/ESXi 4.0 以降を実行しているホストを管理する VMware vCenter Server 4.0 Update 2 以降をサポートします。

    :本リリースには、vCenter Server 5.1 および ESXi 5.1 のベータ バージョンはサポートされません。

  • vCenter Operations Manager 5.6 では、vCenter Infrastructure Navigator 2.0 を推奨します。
  • vCenter Operations Manager 5.6 リリースでは、vCenter Operations Manager for View は正式にサポートされていません。

ブラウザのサポート

  • Internet Explorer for Windows 8.0 および 9.0
  • 注:Internet Explorer 8 を使用する場合は、カスタム ユーザー インターフェイスのダッシュボード機能に一部制限があります。

  • Mozilla Firefox 3.6 以降

サポート対象のブラウザの最低解像度は、1024 X 768 ピクセルです。

vSphere Client を使用して vCenter Operations Manager 監視インターフェイスに接続する場合は、サポート対象のバージョンの Internet Explorer がインストールされ、そこで vSphere Client が実行されていることを確認してください。

ユーザー アカウント

  • vCenter Server に vCenter Operations Manager を登録するには、その vCenter Server の最小限のユーザー認証情報を提供する必要があります。vCenter Operations Manager を vCenter Server に登録および登録解除するために必要な最小権限は、 Global: Licensesおよび Extension: Register extension, unregister extension, update extensionです。
  • vCenter Operations Manager でのデータ収集に使用するユーザー アカウントに応じて監視データの範囲および精度が決定します。
    • vCenter Operations Manager は、vCenter Server からデータを収集する際に管理者権限を要求しません。ただし、収集されるデータの範囲は、vCenter Operations Manager 管理ポータルで収集ユーザーとして割り当てたユーザーの権限に依存します。データを収集するために必要な最小権限は、 Global: Healthおよび Storage Views: Viewです。
    • vCenter Operations Manager は、収集ユーザーがインベントリに対して保有する可視性のみに基づて、メトリック値を計算します。特定のオブジェクトに対して可視性を持たない場合、そのオブジェクトの値は、そのコンテナ オブジェクトのメトリックを計算するときに考慮されません。
  • vCenter Operation 管理インターフェイスを使用して接続が解除された vApp を修復するために必要な最小権限は、 Read-onlyです。
  • 管理者ユーザーのデフォルトの認証情報は admin/admin です。セキュリティ向上のため、vCenter Operations Manager では、CLI 登録時または vCenter Operations Manager 管理ポータルに初めてアクセスしたときに、この認証情報を変更するように求められます。
  • vCenter Operations 仮想アプライアンスのルート ユーザーのデフォルトの認証情報は root/vmware です。CLI 登録時または vCenter Operations Manager 管理ポータルに初めてアクセスしたときに、管理パスワードおよびルート アカウント パスワードを変更するように求められます。

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旧バージョンからのアップグレード

このセクションでは、2 つのアップグレード手順を示します。

vCenter Operations Manager 5.0.x バージョンからのアップグレード

この手順は、次の製品バージョンから vCenter Operations Manager 5.6 vApp にアップグレードする場合に適用されます。
  • Hotfix バージョンを含む vCenter Operations Manager 5.0、5.0.1、5.0.2、および 5.0.3。
重要 ディスク容量要件に関する重要な情報を含むアップグレードの要件については、『 VMware vCenter Operations Manager デプロイおよび構成ガイド』を参照してください。
  1. vCenter Operations Manager 5.6 ビルドの .pakファイルをローカル ストレージに保存します。
  2. adminユーザー認証情報を使用して管理ポータルにログインします。
  3. 更新 タブで、 参照 をクリックしてローカル ディスクに保存した .pakファイルを選択します。
  4. Update をクリックします。
  5. チェック ボックスを選択して EULA を受け入れ、 OK をクリックします。
  6. 更新を受け入れ、確認します。
  7. 更新プロセスが開始され、一定時間の経過後に管理ポータル ページが更新され、再びログインするように求められる場合があります。
  8. 管理ポータルにログインし、更新が完了するまで待ち、 アップグレード タブでアップグレードが正常に終了したことを確認します。
    :アップデートされた製品バージョンおよびビルド番号を表示するには、ブラウザを更新しなければならない場合があります。
  9. vCenter Operations Manager のライセンスを管理する vCenter Server にログインし、新たな vCenter Operations Manager 5.6 ライセンス キーを適用します。
    :アップグレード後に新たなライセンス キーを vCenter Server で再適用する必要があります。
  10. 管理ポータルで、[ステータス] タブに移動してすべてのサービスを再始動します。
  11. vSphere Client またはカスタム UI にログインし、vCenter Operations Manager インターフェイスが正しく表示されていることを確認します。

vCenter Operations 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x からのアップグレード

この手順は、vCenter Operations Manager 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x からデータをインポートする必要がある場合に適用されます。

 

:5.6 vApp をデプロイして初期構成を行うために管理ポータルにログインする場合、vCenter Operations 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x からデータをインポートするオプションが表示されます。このオプションを続行すると、データに関連した問題が発生します。vCenter Operations 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x から vCenter Operations Manager 5.6 に直接アップグレードすることはできません。必ずこの文書で説明している手順にしたがってください。
  1. vCenter Operations Manager 5.0.3 vApp をデプロイして、管理インターフェイスの初期化ウィザードを最初に実行するときに vCenter Operations 1.0.x または CapacityIQ 1.5.1 からデータをインポートする方法を選択してください。
  2. vCenter Operations Manager 5.0.3 がデータ インポートを完了した後で、デプロイを実行するには少なくとも 2 時間かかります。
  3. .pak ファイルを使用して前のセクションで説明した手順にしたがい、vCenter Operations Manager 5.6 へのインプレース アップグレードを実行します。

既知の問題

このセクションでは、このリリースに関する既知の問題を示します。

インストールとアップグレード

  • 変更イベントおよび vCenter Operations Manager 5.6 と vCenter Configuration Manager(VCM)5.5.x の相互運用性
    vCenter Operations Manager 5.6 の VCM からの変更イベントの収集が 5.6 より古いバージョンの VCM では機能しません。
    回避策: イベントの収集が妨げられないようにするには、VCM 5.6 へアップグレードします。あるいは、KB 2040281 で提供されているスクリプト化された修正を使用できる環境かどうか、グローバル サポート サービスへお問い合わせください。アップグレードの詳細については、『VCM 5.6 インストール ガイド』を参照してください。ガイドは、https://www.vmware.com/support/pubs/vcm_pubs.html でご覧いただけます。
  • インストールおよびアップグレード中に Java 7 のエラーがログに記録される
    vCenter Operations Manager 5.6 のインストールまたはアップグレード時に、ファイル updatecoordinator.logに次のような種類のエラーが表示されます。
    warning: /etc/init.d/jexec saved as /etc/init.d/jexec.rpmsave
    Unpacking JAR files... rt.jar...
    Error: Could not open input file: /usr/java/jre1.7.0_07/lib/rt.pack
    jsse.jar...
    Error: Could not open input file: /usr/java/jre1.7.0_07/lib/jsse.pack
    charsets.jar...
    Error: Could not open input file: /usr/java/jre1.7.0_07/lib/charsets.pack
    localedata.jar...
    Error: Could not open input file: /usr/java/jre1.7.0_07/lib/ext/localedata.pack
    回避策:ありません。ただし、このエラーは問題がないため、無視してかまいません。

     

  • vCenter Operations Manager 5.0.x から 5.6 へのアップグレード後、汎用スコアボード ウィジェットがエラーを報告する
    vCenter Operations 5.0.x から 5.6 へアップグレードした後、汎用スコアボード ウィザードが「NumberFormatException...」エラーを報告します。
    回避策:すべてのリソースの範囲を境界値に変更します。たとえば、構成で、[選択されたメトリック] セクションが、黄色の境界 30 - 50、オレンジ色の境界 50 - 70、赤色の境界 70 に設定されている場合は、その範囲を黄色の境界 30、オレンジ色の境界 50、赤色の境界 70 に変更します。 OK をクリックし、設定を保存します。
  •  

  • vCenter Operations Manager 管理ポータルに製品バージョンおよびビルド番号が表示されない
    vCenter Operations Manager 5.0.x から 5.6 へアップグレードした後、vCenter Operations Manager 管理画面の左上隅に製品バージョンおよびビルド番号が表示されません。
    回避策:ブラウザを更新して JavaScript の新しいバージョンをロードし、vCenter Operations Manager 管理ページが正しく機能するようにします。
  •  

  • vCenter Configuration Manager の登録で、SQL 認証または Windows 認証を選択できるが、VCM では Windows 認証しかサポートされていない
    vCenter Configuration Manager を vCenter Operations Manager 管理ポータルに登録に登録するときに、SQL 認証を選択することができます。VCM がサポートしているのは、SQL 認証ではなく Windows 認証です。
    回避策:VCM の登録時の認証方法として、Windows 認証を選択します。
  •  

  • 変更イベントおよび vCenter Operations Manager 5.6 と vCenter Configuration Manager(VCM)5.5.x の相互運用性
    vCenter Operations Manager 5.6 の VCM からの変更イベントの収集が 5.6 より古いバージョンの VCM では機能しません。
    回避策:イベントの収集が妨げられないようにするには、VCM 5.6 へアップグレードします。アップグレードの詳細については、『VCM 5.6 インストール ガイド』を参照してください。ガイドは、https://www.vmware.com/support/pubs/vcm_pubs.html でご覧いただけます。

     

  • vCenter Operations Manager 5.6 にアップグレードするとワールド メトリックが消失する
    vCenter Operations Manager 5.0.x から 5.6 にアップグレードすると、アップグレード前に収集されていたワールドの過去のデータがすべて消失します。アップグレード後、vCenter Operations Manager では、ワールドの新規メトリックの収集が開始され、その計算済みデータが表示されます。
    回避策:なし
  •  

  • ワールド オブジェクトのバッジ スコアおよびメトリックがアップグレード後、表示されない。「?」値が表示される
    vCenter Operations Manager 5.0.x から 5.6 にアップグレードすると、ワールド オブジェクトのバッジ スコアおよびメトリックが正常に収集されている場合でも、vSphere ユーザー インターフェイスに表示されません。この問題は、スコアおよび算出されたメトリックが、計算式の変更に基づき再計算されるために発生します。
    回避策:アップグレード後、数時間しても情報が表示されない場合は、vCenter Operations Manager vApp を再起動してください。これにより、すべてのバッジ スコアおよびメトリックがリセットされます。「?」をクリックすると、負荷のかかったホストに関する情報を表示することもできます。
  •  

  • 異なる vCenter Server で作成され、vCenter Operations Manager の同じインスタンスから監視されるグループが vSphere Client Inventory に表示される
    すべての監視対象 vCenter Server インスタンスのアダプタ ベースのグループが vSphere Client 内の vCenter Operations Manager プラグインに表示されます。vCenter Server の異なるインスタンスから作成されたアダプタ ベースのグループをクリックすると、エラー メッセージまたは JavaScript エラーが表示されます。
    回避策:なし
  •  

  • vCenter Operations Manager 5.6 にアップグレードすると、名前情報が不足した状態でグループが表示される
    vCenter Operations Manager 5.6 Beta でグループを作成し、バージョン 5.6 にアップグレードすると、そのグループの名前が容量ビューおよびレポートで表示されません。
    回避策:[グループ] ナビゲーション ペーンから、グループの名前を変更してください(元のグループ名を使用できます)。名前を変更するには、グループを選択し、[アクション] ドロップダウン メニューから グループの編集 オプションをクリックします。グループに名前を指定して OK をクリックします。そのグループ名がデータベースで更新され、容量ビューおよびレポートに表示されます。
  •  

  • 5.0.3 HotFix からバージョン 5.6 にアップグレードすると、consolidated-alert-definition.xml が上書きされる
    5.0.3 Hot Fix からバージョン 5.6 にアップグレードすると、Analytics VM の /usr/lib/vmware-vcops/user/conf/analyticsにある consolidated-alert-definition.xmlファイルに行ったすべての変更が上書きされます。
    回避策: /usr/lib/vmware-vcops/user/conf/analytics/consolidated-alert-definition.xmlのバックアップ コピーを作成しておき、アップグレードが完了した後でこのファイルを上書きします。
  • vCenter Operations Manager がホストから健全性データを取得できない
    vCenter Operations Manager をデプロイし、vCenter Server Appliance を使用して登録すると、Auto Deploy サービスがデフォルトで動作しません。サービスが動作していないと、vCenter Operations Manager が「https://<host>:6502//vmw/rdb/health-inf から健全性データを取得できません」というエラーを報告し、vCenter Server の健全性がゼロとなります。
    回避策: Auto Deploy を有効化するには、vCenter Server Appliance で、次のコマンドで Auto Deploy を起動します。
    /etc/init.d/vmware-rbd-watchdog start

vApp の管理

  • vApp カスタム UI で FilterPluginConfEditor ツールが使用できない
    vCenter Operations Manager vApp インストールでは FilterPluginConfEditor ツールを使用できません。
    回避策:FilterPluginConfEditor をリモート マシン上で実行し、XML ファイルを vApp にコピーします。FilterPluginConfEditor をリモート マシン上にインストールするには、JDK をインストールし、\tools\FilterPluginConfEditor フォルダをリモート マシンにコピーします。

一般

  • vSphere Web Client 上の OVF デプロイが Internet Explorer でサポートされていない
    vSphere Web Client(vSphere Next Generation Client とも呼ばれる)を Internet Explorer で使用して vCenter Operations Manager OVF ファイルをデプロイすると、ウィザードの表示が文字化けします。
    回避策:Internet Explorer ではなく Firefox か Chrome を使用します。または、vSphere Client を使用して OVF をデプロイします。

     

  • ユーザー監査レポート(PDF 形式)で日本語および中国語の文字が脱落する
    [カスタム UI] で、ユーザー名またはグループ名に日本語および中国語の文字を含むユーザーまたはグループを作成します( 管理 > セキュリティ > ユーザー管理 を選択)。 管理 メニューから ユーザー監査レポート を選択し、 PDF 形式を選択すると、PDF のレポートから日本語と中国語の文字が脱落します。
    回避策HTML 形式を選択して [ユーザー監査レポート] を生成します。
  • ログイン後、vSphere のユーザー インターフェイスに vCenter Operations Manager が構成中であると表示される
    vCenter Operations Manager の大規模な導入環境では、vSphere のユーザー インターフェイスにログイン後、次のメッセージが表示される場合があります。vCenter Operations Manager を仮想環境で動作するよう構成中です。次のようなエラーも表示される場合があります。500。サーバ上の呼び出しに失敗しました。サービスが手動で起動されたか、管理インターフェイスからの vApp の起動または vCenter の登録または登録解除などの操作によってサービスがすでに起動されている場合があります。分析サービスがまだ初期化中であり、vSphere ユーザー インターフェイスに表示されるデータが利用できない状態であるため、これらのメッセージが表示されます。
    回避策:大規模な導入環境では、サービスの起動後、分析サービスの初期化が完了し vSphere ユーザー インターフェイスを使用できるようになるまで、最長で 20 分待たなければならない場合もあります。
  • Internet Explorer 9 で、新しい SSL 証明書をアップロードしようとすると、進捗バーが終わらない Internet Explorer 9 でのみ、新しい SSL 証明書を最初にアップロードしようとすると、ポップアップ ウィンドウの進捗バーがいつまでも終わらない事象が発生します。エラー メッセージは表示されませんが、別のウィンドウから開くと、vCenter Operations Manager vSphere UI は機能します。
    回避策:1 分後にページを更新してください。

     

  • Mozilla Firefox および Google Chrome ブラウザにかかる制限
    Mozilla Firefox または Google Chrome を使用して vSphere Web Client から vCenter Operations Manager を開いた場合、次を含むいくつかの制限があります。
    • vSphere Web Client を閉じると、vCenter Operations Manager セッションが無効化される。
    • vCenter Operations Manager からのログアウトのリンクが失敗する。
    • 一回目の試行後、[トラブルシューティング] ボタンが失敗する。
    回避策:vCenter Operations Manager でサポートされる Internet Explorer のバージョンを使用してください。
  •  

  • vApp のタイム ゾーンを Mexico/Sonora に設定すると、vSphere ユーザー インターフェイスで 404 エラーが発生する
    vApp のタイム ゾーンを Mexico/Sonora に設定すると、vSphere ユーザー インターフェイスで 404 エラーが表示されます。
    回避策:タイム ゾーンを Mountain Standard Time - Arizona に設定します。このタイム ゾーンでは、Mexico/Sonora タイム ゾーンと同じ時刻になり、404 エラーが発生しません。

トラブルシューティング

  • vCenter Operations Manager 5.6 が vSphere 5.1 SSO 認証をサポートしない
    vCenter Operations Manager の 5.6 リリースは、vSphere 5.1 リリースで導入された Single Sign On(SSO)での認証をサポートしていません。SSO を使用して維持されているユーザー アカウントは、vCenter Operations Manager では機能しません。
    回避策: 従来の認証メカニズムとユーザー登録プロセス(以前のバージョンの vSphere で使用されていたもの)を使用します。
  • ページごとのリソース数が 100 を超えると、カスタム UI の [環境概要] ページでの読み込みが遅くなる
    [リスト] タブで [ページごとのリソース] を 100 を超える数に設定すると、カスタム UI の [環境概要] ページでの読み込みが遅くなります。
    回避策:[ページごとのリソース] を 100 に設定します。
  •  

  • データ ファイルの破損により、ActiveMQ が起動に失敗する場合がある
    vCenter Operations Manager サービスを再起動すると、データ ファイルが破損しているため停止後に ActiveMQ サービスが起動に失敗する場合があります。この問題が発生すると、分析仮想マシンの /data/vcops/log/activemq.log ファイルに次のエラーが表示される場合があります。 Failed to start ActiveMQ JMS Message Broker.Reason: java.io.FileNotFoundException: /data/activemq/data/kahadb/db.free (No such file or directory)
    回避策: /data/activemq/data/kahadbディレクトリ内のすべてのファイルを削除し、vCenter Operations Manager サービスをもう一度起動します。ActiveMQ が起動するはずです。
  •  

  • vCenter Server への接続が失われ、再確立できない
    ネットワーク機能の停止または vCenter Server のダウンにより、vCenter Server への接続が失われると、これらの接続を再確立できない場合があります。接続が失われることにより、ネットワークがリストアされるか、vCenter Server が復旧した後にメトリックが収集されなくなる場合があります。
    回避策:コレクタ サービスを再起動します。

ユーザー インターフェイス

  • デフォルト ポリシー構成の変更のリンクがドイツ語、日本語、および簡体字中国語の UI で機能しない
    vSphere UI の [計画] タブの下の [表示] タブの [情報の表示] パネルで、 デフォルト ポリシー構成の変更 をクリックすると、[ポリシーの編集] ダイアログが表示されますが、ポリシーを編集することはできません。
    回避策: 右上の構成リンクをクリックし、リストから デフォルト ポリシー を選択して [ポリシーの編集] アイコンをクリックします。
  •  

  • 正常状態と不明な状態のポピュレーション カウントが一致しない
    環境 > 概要 の下の正常状態と不明な状態のポピュレーション カウントが、ワールド オブジェクトおよびグループの [すべてのメトリック] の下のポピュレーション カウントと常に一致しません。
    回避策: 正確なポピュレーション カウントについては、[すべてのメトリック] のカウントを参照してください。
  •  

  • カスタム グループがメンバー オブジェクトに基づくデータをフィルタリングしない
    一部のバッジおよび計画ビューは、すべてのオブジェクトに適用されるわけではありません。たとえば、負荷バッジはデータストアには適用されず、容量ビューは仮想マシンには適用されません。カスタム グループ機能は、データの表示をそのデータが適用されるオブジェクトにのみ限定するものではありません。結果として、
    • カスタム グループにデータストアのみが含まれる場合、負荷バッジにはクエスチョン マークが表示されます。
    • 容量ビューが一覧表示されても、仮想マシンのみを含むカスタム グループの場合は空欄となります。
    回避策:なし
  •  

  • VMware Tools が入っていない仮想マシンで、ディスク領域に ? が表示される
    VMware Tools がインストールされておらず、実行されていない仮想マシンで、残り時間バッジの下のディスク領域に ? が表示されます。
    回避策:影響を受けている仮想マシンに VMware Tools をインストールし、起動します。
  •  

  • インベントリ内の特定のオブジェクトにアクセスすると、vCenter Operations Manager vSphere ユーザー インターフェイスによってエラーが報告される
    vCenter Server ユーザー認証情報を使用して、vCenter Operations Manager の vSphere ユーザー インターフェイスにログインすると、特定のオブジェクトにアクセスしたときにエラー メッセージが表示される場合があります。これらのオブジェクトは、アクセスできない vCenter Server インスタンスに属しているため、権限のチェックが失敗します。
    回避策: adminとして vSphere UI にログインしてください。
  •  

  • ダッシュボードでページ更新後にワールド ビューが表示される
    ナビゲーション ツリーで選択したオブジェクトのビューを更新すると、ダッシュボードで選択したオブジェクトのビューではなくワールド ビューが表示されます。
    回避策:もう一度ページを更新して選択したオブジェクトを表示します。
  •  

  • [ダッシュボード] タブの残り容量のチャートと [計画] の下の [ビュー] タブの残り容量の値が、仮想マシンの容量に対して非常に高く表示される場合がある
    ビューの間隔の間にすべての仮想マシンがパワーオフされたコンテナ オブジェクトの場合、残り容量の値は、ディスク領域リソースのみに基づいて計算されます。ホストに接続されているデータストアの残り容量が仮想ディスク領域使用量の平均と比べて大きい場合、仮想マシンのカウント容量と仮想マシンの残りカウント容量の値が非常に高くなる可能性があります。
    回避策:なし。
  •  

  • 容量のビューが一致しない場合がある
    ホスト、クラスタ、グループのインベントリのビューを切り替えると、アイドル マシン、過負荷ホスト、クラスタなどの容量のビューが時間の境界線付近で一致しなくなる場合があります。この問題は、異なる容量のビューの間でデータの保持に遅延があることが原因で発生します。
    回避策:不一致は、インベントリのサイズに応じ、通常は 1 ~ 10 分で解消されます。

     

  • 容量のビューに Virtual Center またはワールド オブジェクトのデータが表示されない
    容量のビューには Virtual Center またはワールド オブジェクトのデータが表示されませんが、その他のオブジェクトのデータは表示されます。この問題は、インベントリ データの収集のエラーによって発生します。
    回避策:vCenter Operations Manager を再起動します。データは約 1 時間後に表示されます。

     

  • ワールドの無駄なディスク領域が、すべての vCenter Server の無駄なディスク領域の合計よりも小さい。
    ワールド(およびその他のグループ)の無駄なディスク領域の計算は、仮想マシンの無駄を合計して行われています。環境内のその他のすべてのリソース(vCenter Server、クラスタ、データストアなど)については、データストアの無駄を合計して計算されます。データストアの無駄はテンプレートの使用で占められているため、仮想マシンの無駄の合計に含まれません。この計算により、ワールドのディスク領域の無駄が小さな値に表示されます。
    回避策:なし

     

  • 表示されたアラートの総数が一致しない
    警告タイプおよび警告の原因によっては、表示されるアラート数とアラート カウントが一致せず差異が生じる場合があります。考えられる原因は次のいずれかです。
    • 管理アラートのラベルが不正確で、アラート タイプが別の種類のアラートと誤解される。
    • グリッド チャート上のアラートのデータ ソースは関係に基づいたオブジェクトから算出されたメトリックから派生しているため、そのアラート数が一致しない。
    • 報告されたアラート数が最終データ ポイント リストからの数値であり、分析キャッシュ内に保存された正確な数値がまだ FSDB に書き込まれていない。
    回避策:なし
  •  

  • 相関グラフでイベントが一貫して表示されない
    [イベント] タブ上の相関グラフで、一定期間イベントが一貫して表示されない場合があります。グラフに表示されるイベントの数は、どのバッジを選択しているかによって異なる場合があります。このばらつきは、バッジの切り替え時にイベント フィルターと選択したタイムラインが一致していても発生する場合があります。 回避策:この問題は、5 ~ 10 分で自然に解消されます。
  • 主要なメトリックの値がカスタム グループに表示されない
    カスタム グループの主要なメトリックの詳細を表示する場合、主要なメトリックは表示されません。主要なメトリックは、グループ メンバーに仮想マシン、ホストまたはデータストアが含まれている場合のみ算出されます。
    回避策:なし
  •  

  • グループについて有効なポリシーの変更がグループ メンバーに対してすぐに表示されない
    グループについての有効なポリシーを変更した場合、システムがそのポリシーをグループのメンバー全員に適用するまで 1 分程度かかる場合があります。
    回避策: グループ メンバーの有効なポリシーを更新するには、vCenter Operations Manager ウィンドウの上部中央にある 更新 ボタンをクリックしてください。システムが更新済みの場合は、この手順で新しい有効なポリシーが反映されます。
  •  

  • グループ名の子孫を選ぶと、グループ名の直接の子メンバーのみが含まれるグループが作成される
    グループを作成し、[グループ名の子孫] を選択すると、新しいグループには直接の子メンバーのみが含まれます。新しいグループには、間接的な子メンバーは含まれません。この動作は、ホスト、クラスタ、データセンター、VC、またはワールドの名前の子孫を選択した場合とは異なります。これらの場合は、直接および間接の子メンバーを含め、オブジェクトのすべての子孫が含まれる新しいグループが作成されます。
    回避策:その他の階層の子を選択するには、ナビゲーション ツリーから常にオブジェクトを含むように選択するか、直接の子の子孫をメンバーにするルール セットを追加します。

     

  • グループ内のすべてのオブジェクトが仮想マシンである場合、ポピュレーション ダッシュボードに残りの容量と密度が表示される
    残りの容量および密度の値は、コンテナ オブジェクト(ホスト/クラスタ)制限に基づき計算されます。仮想マシンのみがグループに含まれる場合、コンテナ オブジェクトが存在しないため、これらの値には意味がありません。オブジェクトとして仮想マシンのみを含むグループには、残りの容量および密度に関する情報が表示されません。
    回避策:なし
  •  

  • 一部のカスタム グループをクリックしても、[容量] ページがロードされない
    新しいグループ タイプを作成するとき、グループ タイプの名前は、保存されている次の内部キーワードの一部に属することができません。
    • VirtualMachine
    • HostSystem
    • ResourcePool
    • ClusterComputeResource
    • Datacenter
    • ComputeResource
    • Datastore
    • VMwareAdapter Instance
    • VCMAdapter Instance
    • VinAdapter Instance
    • ContainerAdapterInstance
    • World
    これらの名前を使用し、そのタイプのグループを作成すると、これらのオブジェクトの容量のビューがロードされません。
    回避策:誤ってこれらのキーワードを使用した場合は、グループのグループ タイプの名前を変更すると、容量のビューがロードされます。
  • [関係] タブの仮想マシンの健全性バッジとアプリケーションの健全性バッジの値が同じである場合に、前者が黄色または赤色であっても、後者が緑色である 仮想マシンに使用されているしきい値は、アプリケーションに使用されているしきい値と異なります。現在、アプリケーションのカラー スキームは、ポリシー構成ダイアログ ボックスのセクション 2a: インフラストラクチャ バッジのしきい値 に定められているしきい値にしたがっています。インフラストラクチャ バッジのしきい値は、仮想マシンおよびグループ オブジェクトを除くすべてのオブジェクト タイプに適用されます。
    回避策:なし。
  •  

  • [カスタム概要] ペーンでビューを変更し、ステータス フィルターが有効の場合に、[スコアボード] タブのメンバー リストがリアルタイムに更新されない。
    スコアボード タブで、ステータス フィルターを使用して特定の状態(正常状態)などのオブジェクトをフィルターする場合、[メンバー リスト] ペーンには、選択されたビュー(健全性など)でその状態のオブジェクトが表示されます。別のビュー(効率性など)を選択しても、[メンバー リスト] ペーンが変更され、効率性が正常なオブジェクトが表示されることはありません。
    回避策:vCenter Operations Manager ウィンドウの上部にある 更新 ボタンをクリックします。
  •  

  • コンプライアンス バッジが容量のビューおよびレポートで使用できない
    コンプライアンス バッジのメトリック(メトリック キー = バッジ|コンプライアンス)は、容量のビューおよびレポートでは使用できません。
    回避策:なし
  •  

  • [ビュー] タブのカスタム グループのコンプライアンス バッジ スコアについて、データなし、またはクエスチョン マーク(?)が表示される
    カスタム グループの [コンプライアンスの内訳] ビューを見ると、コンプライアンス スコアではなく、データなし、またはクエスチョン マーク(?)が表示されます。バッジに表示されるコンプライアンス スコアは、メンバー オブジェクトについて統合されたコンプライアンス スコアとなります。
    回避策:なし
  •  

  • コンプライアンス アラートのみを表示するアラート ウィジェットを構成できない
    カスタム ユーザー インターフェイスで、ユーザーは特定のアラート サブタイプのアラートを表示するアラート ウィジェットを構成できます。アラート タイプ リンクをセクション クリックすると、アラート ウィジェットが [フィルタ] で編集モードで開きます。[Pick Alert Type] ダイアログ ボックスの [リスク] セクションに、コンプライアンス アラートをフィルタするためのコンプライアンス トグルがありません。
    回避策:なし
  •  

  • 文字「|」を含むコンプライアンス テンプレートおよびコンプライアンス マッピングの名前が正しく表示されない VCM コンプライアンス テンプレートまたはコンプライアンス マッピングに文字「|」が含まれていると、vCenter Operations Manager に表示されるテンプレート名が正しくないか、判読不能となる場合があります。
    回避策: VCM では、コンプライアンス テンプレートおよびマッピングの名前に文字「|」が含まれないようにそれらを作成するか、修正してください。コンプライアンス テンプレートまたはマッピングの作成または編集の手順については、VCM のオンライン ヘルプか、『VCM 管理ガイド』を参照してください。
  •  

  • VCM が統合されると、一部のパネルが適用されないオブジェクトについて表示される
    VCM が vCenter Operations Manager に統合されると、これらのパネルが次のオブジェクトについて表示されますが、これらのオブジェクトには適用されません。
    • 仮想マシン:容量、密度、解放可能な無駄
    • データストア:負荷、密度
    • グループ:仮想マシンまたはデータストアのみを含むグループについては、上記の対応するパネルが表示されます。

    回避策:なし

vSphere Web Client での vCenter Operations Manager

  • フォルダ オブジェクトのワークロード ウィジェットにデータが表示されない
    vSphere Web Client のフォルダ オブジェクトのワークロード ウィジェットにデータが表示されません。
    回避策:なし
  • エラー メッセージ:The selected object does not exist in VCOps server: group-d1
    このエラー メッセージ「 The selected object does not exist in VCOps server: group-d1」は、次のいずれかの状況で健全性バッジの代わりに表示される場合があります。
    • 添付されている子オブジェクトがない vCenter Server オブジェクトをインベントリ ツリーから選択した場合。
      回避策:なし
    • vCenter Operations Manager データベースでまだ作成されていないオブジェクトをインベントリ ツリーから選択した場合。
      回避策:オブジェクトがデータベースに追加されるまで 5 分から 10 分待ちます。
  • vCenter Server への強制登録と登録解除後、[監視] タブの下の [健全性] タブが失われる
    vCenter Operations Manager のインスタンスが vCenter Server に登録されている状態で、別の vCenter Operations Manager のインスタンスを同じ vCenter Server に登録しようとすると、2 つ目のインスタンスを強制登録するかどうかを選ぶことができます。2 つ目のインスタンスを強制登録すると、vSphere Web Client の vCenter Operations Manager プラグインによる vCenter Operations Manager の最初のインスタンスへのアクセスが無効にされます。最初のインスタンスへの接続を無効にし、その後 2 つ目のインスタンスを vCenter Server から登録解除すると、vSphere Web Client に [健全性] タブが表示されなくなります。
    これは、vCenter Operations Manager の 2 つ目のインスタンスを vCenter Server から登録解除するときに、 健全性 タブを視覚化するために使用される拡張機能ポイントが削除されるためですvCenter Operations Manager の最初のインスタンスは、自動的に拡張ポイントを復旧できません。最初のインスタンスはまだ vCenter Server に登録されていますが、vSphere Web Client の vCenter Operations Manager プラグインが健全性データを表示するために使用できる拡張ポイントは存在しません。
    回避策
    1. vCenter Server の ExtensionManager に移動し、管理者の認証情報を使用してログインします。
      URL の書式は https://<VC-IP-address>/mob/?moid=ExtensionManager&doPath=extensionList%5b%22com%2evmware%2evcops%22%5d%2eclientです
      vCenter Server が仮想マシンで実行されている場合、ルート ユーザーとしてログインします。
    2. vCenter Operations Manager 拡張ポイントが失われていることを確認します。
      拡張機能リストで、次の値を検索します。 extensionList["com.vmware.vcops"]
    3. vCenter Operations Manager の最初のインスタンス上で vCenter Server への登録を更新します。
      1. 最初の vCenter Operations Manager インスタンスの管理ポータルへ移動します。
        URL フォーマットは、 https://<ui-vm-IP-address>/admin/です
      2. 拡張機能ポイントが失われている vCenter Server の隣の 更新 をクリックします。
      3. 登録およびコレクタ ユーザーのパスワードを入力し、 Test Connectionをクリックします。
      4. 適用 および 閉じる をクリックします。

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API

  • getBusinessServiceConfigAsXml の結果にリソース識別子が含まれない
    この問題により、リソースが一意に識別されない可能性があるため、API 呼び出しの結果の解釈に問題が生じる場合があります。
    1. getBusinessServiceConfigAsXmlメソッドは、ビジネス サービス構成を含む XML 文字列を返します。結果内のリソース タグには識別子が含まれません。これは、回避策のない制限事項です。結果として、現在 configBusinessServiceでは識別子の存在が必要であるため、 configBusinessServiceメソッドに送信された getBusinessServiceConfig呼び出しから受け取る XML が同じ結果を生成しない場合があります。
    2. 5.6 では configBusinessServiceがリソース識別子を考慮するよう修正されていることが背景的問題となっています。この動作は、製品のロジックおよびドキュメントと一貫しています。これにより、API の呼び出しに違う方法を採用しているクライアント アプリケーションの存在が妨げられる可能性があります。修正前は、API メソッドは識別にリソース名のみを使用しており、一致する名前を持つすべてのリソースを指定された階層へ追加することにより、不正確な結果が生成される場合がありました。

    回避策: configBusinessService呼び出しの一部として識別子を指定します。識別子が不明な場合は、ビジネス サービス構成 XML へ追加する前に lookupResourceAPI 呼び出しを使用して検索することができます。

ドキュメント

  • VMWARE-VCOPS-EVENT-MIB.mib ファイルが変更された
    VMWARE-VCOPS-EVENT_MIB.mib ファイルには、vCenter Operations Manager(カスタム UI)が送信する SNMP トラップを受信側が解釈する必要がある情報が含まれています。vCenter Operations Manager(カスタム UI)のオブジェクト識別子(OID)がこの MIB ファイル中で 19004 から 6876 へ変更されています。
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  • [環境概要] ページの [検索] の横の新しいメニュー
    カスタム ユーザー インターフェイスの [環境概要] ページの [検索] テキスト ボックスの横に新しいドロップダウン メニューが追加されました。このドロップダウン メニューを使用して、列名を選択して列で検索するか、[すべて] を選択してすべての列を検索することができます。たとえば、[名前] を選択すると、[名前] 列を検索できます。
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  • ダッシュボード コマンドの all オプションおよび group オプション
    dashboard import、dashboard delete、および dashboard reorder コマンドには、ユーザー名を指定する代わりに、次のオプションのいずれかを使用できます。
    * --all
    * --group:<group_name[,<group_name>]

     

    --allオプションは、すべてのユーザー アカウントにコマンドを適用します。 --group:<group_names[,<group_name>]オプションは、指定したユーザー グループに属するすべてのユーザー アカウントにコマンドを適用します。たとえば、コマンド dashboard import group:Administrators,Operators "templates\MyDashboard.bin"は、ダッシュボード MyDashboard.bin を Administrators および Operators ユーザー グループに属するすべてのユーザー アカウントにインポートします。

     

    dashboard import コマンドには、ダッシュボードの順番を設定できる --set <rank>オプションもあります。たとえば、コマンド dashboard import MyUser2 "dashboards/MyDashboard.bin" --set 1は、ダッシュボード MyDashboard.bin をインポートし、ユーザー MyUser2 のダッシュボード リストの最初のダッシュボードにします。
  • vSphere UI ヘルプのトピック「低負荷/過負荷容量しきい値の判定」の例に誤りがある
    トピック「低負荷/過負荷容量しきい値の判定」に、過負荷の割合(%)および低負荷の割合(%)のメトリックが実際には領域の割合であるにもかかわらず時間の割合であることを示す例が記載されています。このトピックの例は無視してください。
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  • カスタム UI ドキュメントの統合アラートの情報が不足
    詳細については、「 Aggregating and Filtering Alerts in vCenter Operations Manager 5.6 (Custom UI) (KB 2039020)」を参照してください。