vCenter Operations Manager 5.8.1

ドキュメントの最終更新日: 2014 年 3 月 11 日

本リリース ノートに対する追加情報およびアップデート情報を適宜確認してください。

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

vCenter Operations Manager 5.8.1 は、パフォーマンス、容量、構成の管理を統合する VMware の統合オペレーション スイートの最新リリースです。この新リリースには、次の機能強化が含まれています。

エンタープライズ向けの機能強化

VMware vCenter Operations Manager 5.8.1 は vCenter Operations Manager 5.8 に対する更新プログラムです。vCenter Operations Manager 5.8.1 ではバグが修正されています。

Apache Tomcat Server のアップグレード

このリリースでは、Apache Tomcat Server バージョン 2.9.4 のサポートが導入されています。

SMARTS アウトバウンド プラグインの強化

このリリースでは SMARTS アウトバウンド プラグインが強化されています。

Google マップ API のアップグレード

このリリースでは、Google マップ JavaScript API のバージョンが 2 から 3 に更新されています。

はじめに

vCenter Operations Manager のインストールおよび構成を開始する前に、このセクションをお読みください。

仮想アプライアンスのデプロイメント

VMware vCenter Server に接続し、それを介して vCenter Operations Manager 仮想アプライアンスをデプロイする場合は、必ず VMware vSphere Client を使用してください。vCenter Operations Manager 仮想アプライアンスは、VMware vCenter Server 4.0 Update 2 以降によって管理される ESX/ESXi ホスト バージョン 4.0 以降にデプロイする必要があります。

: vCenter Server および ESXi ホストのベータ バージョンは、この 5.8.1 リリースではサポートされません。

vCenter Operations Manager 5.8.1 のライセンス

次の段落には、vCenter Operations Manager 5.8.1 ライセンスに関する重要な注意事項が含まれています。

  • 重要 vCenter Operations Management Suite 5.8.1 を vCenter Server 5.0 または 4.1 で使用する場合のライセンス キー
    vCenter Operations Management Suite 5.8.1 では、スイートのすべてのコンポーネントにわたって機能を有効化する単一のスイート ライセンス キーがサポートされています。このスイート ライセンス キーを Operations Manager および Infrastructure Navigator (VIN)で使用するには、vCenter Server 5.1 のインスタンスが 1 つ以上必要です。

     

    vCenter Operations Manager および vCenter Infrastructure Navigator のコンポーネントを vCenter Server バージョン 5.0 または 4.1 と使用する場合は、次の製品ダウンロード サイトで提供されているテキスト ファイルを入手し、これらの製品用の互換性のあるライセンス キーを取得してください。 vCenter Server バージョン 5.1 の場合、vCenter Operations 5.8.1 Standard/Advanced/Enterprise 用の単一のスイート ライセンス キーがスイートのすべてのコンポーネントにわたってサポートされます。
  • ライセンスを適用した後、ライセンス マネージャ キャッシュによる自動更新を待ちます。この更新は 20 分間隔で実行されます。即座にライセンスの更新を実行するには、管理ポータルの [ステータス] タブで 再ロード ボタンをクリックして、vCenter Operations Manager ライセンスを更新します。
  • vCenter Operations Manager には、監視対象の vCenter Server に対するアセットとしてライセンスが付与されます。5.8.1 のライセンスを割り当てる前に、vCenter Server に vCenter Operations を登録する必要があります。vCenter Server に vCenter Operations Manager を登録するには、vCenter Operations Manager 管理ポータルを開き、『 VMware vCenter Operations Manager デプロイおよび構成ガイド』に記述される手順にしたがってください。
  • すべてのライセンス管理タスクは、vSphere Client で実行します。vCenter Operations Manager 管理ポータルでは、ライセンスの割り当てを行うことはできません。『 VMware vCenter Operations Manager デプロイおよび構成ガイド』にしたがってライセンスを割り当ててください。
  • vCenter Server に vCenter Operations Manager を登録するたびに 5.8.1 のライセンスを再度割り当てる必要があります。vCenter Server に vCenter Operations Manager を登録するたびに新規アセットを作成します。そのため、以前 vCenter Server を登録した場合でも、vCenter Server に登録するたびに vCenter Operations Manager ライセンスを再度割り当てる必要があります。たとえば、vCenter Operations Manager 仮想アプライアンスを監視された vCenter Server から登録解除し、そのアプライアンスを同じ vCenter Server に登録すると、vCenter Operations Manager によってこの vCenter Server 上に新規アセットが作成されます。しかし、そのライセンスは、以前の登録に対応する vCenter Operations Manager アセットに関連付けられたままになります。そのため、古いアセットからライセンスの割り当てを解除し、作成された最新のアセットにライセンスを割り当てる必要があります。そうしなければ、vCenter Operations Manager ユーザー インターフェイスにアクセスできません。
  • ライセンス キーが適用されていない、または互換性のないライセンス キーが適用されている場合、vCenter Operations Manager は Foundation モードで動作します。購入したエディションのライセンス キーを割り当ててください。
  • vCenter Operations Manager 5.6 から 5.8.1 にアップグレードすると、既存の EMC ライセンスが機能しなくなります。EMC ライセンス キーが適用された vCenter Operations Manager 5.6 を 5.8.1 にアップグレードすると、既存の EMC ライセンス キーが無効になり、vCenter Operations Manager が Foundation モードで動作します。vCenter Operations Manager 5.8.1 でサポートされる新しい EMC DLF ライセンス キーを適用します。古いライセンス キーを適用した場合、vCenter Server には受け入れられますが、vCenter Operations Manager 5.8.1 では認識されません。

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製品の互換性および要件

vCenter Operations Manager の VMware 認証の互換性の詳細については、『VMware 互換性ガイド』 http://www.vmware.com/resources/guides.html を参照してください。

 

vCenter Operations Manager 5.8.1 のサポート対象は次のとおりです。

  • ESX/ESXi 4.0 以降を実行しているホストを管理する VMware vCenter Server 4.0 Update 2 以降

    : vCenter Server および ESXi ホストのベータ バージョンは、この 5.8.1 リリースではサポートされません。

  • vCenter Infrastructure Navigator 2.0
  • vCenter Configuration Manager 5.6
  • vCenter Operations Manager for View 1.5

ブラウザのサポート

 

vCenter Operations Manager 5.8.1 のサポート対象は次のとおりです。

  • Google Chrome 24 および 25
  • Internet Explorer for Windows 8.0 および 9.0
  • : Internet Explorer 8 を使用する場合は、カスタム インターフェイスのダッシュボード機能に一部制限があります。

  • Mozilla Firefox 18 以降

サポート対象のブラウザの最低解像度は、1024 X 768 ピクセルです。

vSphere Client を使用して vCenter Operations Manager 監視インターフェイスに接続する場合は、サポート対象のバージョンの Internet Explorer がインストールされ、そこで vSphere Client が実行されていることを確認してください。

vApp の要件

次のセク

サイズ変更のガイドラインについては、ナレッジベースの記事「vCenter Operations Manager のサイズ変更のガイドライン (2057607)」( http://kb.vmware.com/kb/2057607)を参照してください。

次のセクションには、vCenter Operations Manager vApp の計算の要件および仮定が掲載されています。

バランスのとれたプロファイル
  • オブジェクトの最大数: 12K、220 万メトリック
  • メモリ
    • Analytics VM:21GB
    • UI VM:26GB
  • vCPU
    • Analytics VM:8 vCPU
    • UI VM:8 vCPU
フル プロファイル
  • オブジェクトの最大数: 12K、500 万メトリック
  • メモリ
    • Analytics VM:63GB
    • UI VM:26GB
  • vCPU
    • Analytics VM:24 vCPU
    • UI VM:16 vCPU

ユーザー アカウント

  • vCenter Server に vCenter Operations Manager を登録するには、その vCenter Server の最小限のユーザー認証情報を提供する必要があります。vCenter Operations Manager を vCenter Server に登録および登録解除するために必要な最小権限は、 Global: Licensesおよび Extension: Register extension, unregister extension, update extensionです。
  • vCenter Operations Manager でのデータ収集に使用するユーザー アカウントに応じて監視データの範囲および精度が決定します。
    • vCenter Operations Manager は、vCenter Server からデータを収集する際に管理者権限を要求しません。ただし、収集されるデータの範囲は、vCenter Operations Manager 管理ポータルで収集ユーザーとして割り当てたユーザーの権限に依存します。データを収集するために必要な最小権限は、 Global: Healthおよび Storage Views: Viewです。
    • vCenter Operations Manager は、収集ユーザーがインベントリに対して保有する可視性のみに基づいて、メトリック値を計算します。特定のオブジェクトに対して可視性を持たない場合、そのオブジェクトの値は、そのコンテナ オブジェクトのメトリックを計算するときに考慮されません。
  • vCenter Operations Manager 管理インターフェイスを使用して接続が解除された vApp を修復するには、ホストしている vCenter Server の認証情報が必要です。この認証情報に必要な最小権限は、 Read-onlyです。
  • 管理者ユーザーのデフォルトの認証情報は admin/adminです。セキュリティ向上のため、vCenter Operations Manager では、CLI 登録時または vCenter Operations Manager 管理ポータルに初めてアクセスしたときに、この認証情報を変更するように求められます。
  • vCenter Operations 仮想アプライアンスのルート ユーザーのデフォルトの認証情報は root/vmwareです。vCenter Operations Manager 管理ポータルに初めてアクセスしたときに、管理パスワードおよびルート アカウント パスワードを変更するように求められます。

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旧バージョンからのアップグレード

このセクションには、以下のアップグレードの手順が含まれます。

vCenter Operations Manager 5.x バージョンからのアップグレード

この手順は、次の製品バージョンから vCenter Operations Manager 5.8.1 vApp にアップグレードする場合に適用されます。

  • ホットフィックス バージョンを含む vCenter Operations Manager 5.0、5.0.1、5.0.2、5.0.3、5.6、5.7、5.7.1 および 5.7.2。

vCenter Operations Manager 5.8.1 へのアップグレードには、「 vCenter Operations Manager 5.8.1 のために OS を SLES 11 SP2 にアップグレード」で説明しているオペレーティング システムのアップグレードも必要です。

重要 ディスク容量要件に関する重要な情報を含むアップグレードの要件については、『 VMware vCenter Operations Manager デプロイおよび構成ガイド』を参照してください。

vApp をアップグレードする前に仮想マシンのスナップショットを作成することをお勧めします。アップグレードが成功した後に、スナップショットを削除してください。

  1. vCenter Operations Manager 5.8.1 ビルドの .pakファイルをローカル ストレージに保存します。
  2. adminユーザー認証情報を使用して管理ポータルにログインします。
  3. 更新 タブで、 参照 をクリックしてローカル ディスクに保存した .pakファイルを選択します。
  4. 更新 をクリックします。
  5. チェック ボックスを選択して EULA を受け入れ、 OK をクリックします。
  6. 更新を受け入れ、確認します。
  7. 更新プロセスが開始され、一定時間の経過後に管理ポータル ページが更新され、再びログインするように求められる場合があります。
  8. 管理ポータルにログインし、更新が完了するまで待ち、 アップグレード タブでアップグレードが正常に終了したことを確認します。
    :アップデートされた製品バージョンおよびビルド番号を表示するには、ブラウザを更新しなければならない場合があります。
  9. vCenter Operations Manager のライセンスを管理する vCenter Server にログインし、新たな vCenter Operations Manager 5.8.1 ライセンス キーを適用します。
    :アップグレード後に新たなライセンス キーを vCenter Server で再適用する必要があります。
  10. 管理ポータルで、[ステータス] タブに移動してすべてのサービスを再始動します。
  11. vSphere Client またはカスタム インターフェイスにログインし、vCenter Operations Manager インターフェイスが正しく表示されていることを確認します。

vCenter Operations Manager 5.8.1 のために OS を SLES 11 SP2 にアップグレード

この手順は、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP2 への vApp OS アップグレードをインプレースで実行するときに適用されます。vCenter Operations Manager 5.8.1 を実行するには、OS のアップグレードが必要です。
  1. vCenter Operations Manager 5.8.1 がインストールされ、実行していることを確認します。
  2. UI 仮想マシンおよび Analytics 仮想マシンをバックアップします。
  3. SLES 11 SP2 PAK ファイルを、vCenter Operations Manager の VMware ダウンロード サイトから UI 仮想マシンの /data ドライブにダウンロードまたはコピーします。

  4. scp VMware-vcops-SP2-1381807.pak root@ip_address_of_webui:/data
  5. 次のコマンドで SLES 11 SP2 のアップグレードを開始します。

  6. /usr/lib/vmware-vcops/user/conf/upgrade/va_sles11_sp2_init.sh
    /data/VMware-vcops-SP2-1381807.pak

    このプロセスで UI 仮想マシンと Analytics 仮想マシンの両方が自動的にアップグレードされます。

  7. アップグレードが正常に完了したら、vApp を再起動します。
  8. vCenter Operations Manager UI にログインし、動作していることを確認します。

vCenter Operations 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x からのアップグレード

次の手順は、vCenter Operations Manager 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x からデータをインポートする必要がある場合に実行します。

: 5.8.1 vApp をデプロイして初期構成を行うために管理ポータルにログインする場合、vCenter Operations 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x からデータをインポートするオプションが表示されます。このオプションで続行すると、データに関連した問題が発生します。vCenter Operations 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x から vCenter Operations Manager 5.8.1 に直接アップグレードすることはできません。必ずこのドキュメントで説明している手順にしたがってください。

: 5.8.1 vApp をデプロイして初期構成を行うために管理ポータルにログインする場合、vCenter Operations 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x からデータをインポートするオプションが表示されます。このオプションで続行すると、データに関連した問題が発生します。vCenter Operations 1.0.x または Capacity IQ 1.5.x から vCenter Operations Manager 5.8.1 に直接アップグレードすることはできません。必ずこのドキュメントで説明している手順にしたがってください。

  1. vCenter Operations Manager 5.0.3 vApp をデプロイして、管理インターフェイスの初期化ウィザードを最初に実行するときに vCenter Operations 1.0.x または CapacityIQ 1.5.1 からデータをインポートする方法を選択してください。
  2. vCenter Operations Manager 5.0.3 がデータ インポートを完了した後で、デプロイを実行するには少なくとも 2 時間かかります。
  3. .pak ファイルを使用して前のセクションで説明した手順にしたがい、vCenter Operations Manager 5.8.1 へのインプレース アップグレードを実行します。

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解決した問題

vCenter Operations Manager 5.8.1 では、以前のリリースで見つかった次の問題が修正されています。

  • vCenter Operations Manager 5.8 のデプロイおよび構成後、管理ポータルにログインできない。ただし、管理ポータルへのログインは失敗しても、同じ認証情報を使用した vSphere UI とカスタム UI へのログインは成功する。
  • vCenter Operations 5.7.0 またはそれ以降からバージョン 5.8 にアップグレードすると、 /opt/vmware/vpostgres/1.0ディレクトリが削除される。パスに /opt/vmware/vpostgres/1.0/binが設定されたままになっているため、 resetadminpwd.sh スクリプトが機能しない。また、データベースの問題のトラブルシューティング中に psql を使用しようとするため、事態がさらに複雑になる。
  • vCenter Operations 5.7.2 からバージョン 5.8 へのアップグレード後、以前のバージョンの vApp についてのどのユーザー(ローカル ユーザーまたはインポートされた LDAP ユーザー)からのアラートもキャンセルできない。
  • vCenter Operations Manager(vApp)5.8 の管理者パスワードまたは root パスワードを変更しようとすると、入力されたパスワードが現在の正しいものであっても、現在のパスワードが無効であることを示すエラーが生成される。これは、初回デプロイ時(パスワードが admin/vmware の場合)と、初回デプロイ後に発生する。
  • [環境概要] にある [リソースの管理] タグの [場所の管理] で、タグのマーカーの場所を保存できず、マーカーが Geo ウィジェット上の場所をロードできない。
  • vcopswebenterpriseサービスの再開後、すべての健全性ステータス ウィジェットで「フィルタリングするタグ」の構成情報が失われる。それ以外の構成情報はすべて保持される。
  • ESXi 5.1 ホストから ESXi 5.5 ホストへのアップグレード後、メンテナンス モードのホストが vCenter Operations Manager の vSphere UI で表示されなくなる。
  • Active Directory 内で別の OU コンテナに移されたユーザーが、キャッシングの問題が原因で vCenter Operations にログインできない。
  • vCenter Operations Manager の vApp バージョンで、最適ではないカーネル IO スケジューラが使用される
    カーネル IO スケジューラがデフォルトで CFQ に設定されています。この設定を NOOP に変更すると、パフォーマンスが向上します。
    回避策: vCenter Operations Manager をインストールまたはアップグレードした後で、vApp を再起動して、IO スケジューラの NOOP 設定を有効にします。
  •  

  • 登録解除された vCenter Server が vSphere Client UI に登録済みおよびデータ収集中として表示される
    vCenter Operations Manager から vCenter Operations Manager 管理ポータルを使用して vCenter Server を登録解除すると、登録済みサーバのリストからは削除されますが、vSphere Client 内では登録済みおよびデータ収集中として表示され続けます。
    回避策: vSphere Client 内で登録済みとなっている vCenter Server を削除するには、UI 仮想マシン上の vcopsweb を再起動します。これを実行するには、root として service vcopsweb restartコマンドを入力し、Apache Tomcat Web サーバを再起動します。
  •  

  • トップ N 分析ウィジェットがリソース タグの変更に応答しない
    トップ N 分析ウィジェットの初期構成で選択したリソース タグは変更できません。ウィジェット構成を編集し、別のリソース タグを選択することはできますが、この新しい構成は反映されないため、以前選択したリソース タグが引き続き表示されます。
    回避策:なし

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既知の問題

このセクションでは、このリリースに関する既知の問題を示します。

インストールとアップグレード

  • vCenter Operations Manager 5.8.1 へのアップグレード後、管理者パスワードを変更できない
    vCenter Operations Manager 5.8.1 では、これまでより強力なパスワード ポリシーを導入しています。このポリシーに適合しない新たな管理者パスワードは拒否されます。
    回避策:大文字、小文字、数字、特殊記号をそれぞれ 1 文字以上含む、8 文字以上の新しいパスワードを指定してください。最近使用したパスワードを新しいパスワードにすることはできません。最後の 5 つのパスワードは使用できません。
  •  

  • vCenter Operations Manager 5.8.1 へのアップグレード後、vCenter Operations Manager サービスの一部を開始できない
    STIG に従い、vCenter Operations Manager 5.8.1 では、vCenter Operations Manager 管理者ユーザーのパスワードの有効期限を設定する、新しいセキュリティ強化策を導入しています。アップグレード ログで、「管理者ユーザーのパスワードが有効期限切れです」というメッセージを確認してください。
    回避策: vCenter Operations Manager のパスワードが、設定してから 365 日以上経過している場合は、アップグレードの前に変更してください。また、新しいパスワードは、vCenter Operations Manager 5.8.1 で求められる強力なパスワード ポリシーに合致する必要があります。
  •  

  • 管理インターフェイスの [ライセンス モード] に「不明」、[ライセンス ステータス] に「期限切れ」と表示される
    5.7.2 リリース以降、vCenter Operations Manager Standard Edition 機能セットは vCloud Suite または vSphere with Operations Management (vSOM) Suite の Standard ライセンスで有効になります。ただし、vCenter Operations Manager の以前のバージョンをサポートする vCloud または vSOM Suite の Standard ライセンスを使用した場合、Standard Edition 機能セットは有効にはならず、管理インターフェイスはライセンスを認識できません。また、新しい Standard ライセンスで vCenter Operations Manager 5.7.1 以前をインストールした場合にも、管理インターフェイスはライセンスを認識しません。
    回避策: 実行している vCenter Operations Manager のバージョンと互換性のある vCloud または vSOM Suite の Standard ライセンスを使用します。
  •  

  • アップグレードの後でカスタム ビューとレポートが上書きされる
    vCenter Operations Manager 5.8.1 にアップグレードした場合にカスタム ビューまたはレポートが上書きされるのは、使用しているビューまたはレポート キーが、5.8.1 の初期設定のビューおよびレポート キーと同一であるためです。
    回避策:カスタム ビューまたはレポートのバージョンを回復するには、ご使用のビューまたはレポートの定義が含まれた、対応する XML を検索します。ビューまたはレポート キーを変更して、「更新」コマンドを実行します。
  •  

  • vCenter Configuration Manager の登録で発生する問題
    サーバ アドレスに非 ASCII 文字が含まれている場合、および Windows 認証方法を使用している場合、vCenter Configuration Manager は登録できません。
    回避策:なし。
  •  

  • 変更イベントおよび vCenter Operations Manager 5.8.1 と vCenter Configuration Manager(VCM)5.5.x の相互運用性
    vCenter Operations Manager 5.8.1 の VCM からの変更イベントの収集が 5.6 より古いバージョンの VCM では機能しません
    回避策:イベントの収集が妨げられないようにするには、VCM 5.6 へアップグレードします。あるいは、KB 2040281 で提供されているスクリプト化された修正を使用できる環境かどうか、グローバル サポート サービスへお問い合わせください。アップグレードの詳細については、『VCM 5.6 インストール ガイド』を参照してください。ガイドは、https://www.vmware.com/support/pubs/vcm_pubs.html でご覧いただけます。
  •  

  • インストールおよびアップグレード中に Java 7 のエラーがログに記録される
    vCenter Operations Manager 5.8.1 のインストールまたはアップグレード時に、ファイル updatecoordinator.logに次のような種類のエラーが表示されます。
    warning: /etc/init.d/jexec saved as /etc/init.d/jexec.rpmsave
    Unpacking JAR files... rt.jar...
    Error: Could not open input file: /usr/java/jre1.7.0_07/lib/rt.pack
    jsse.jar...
    Error: Could not open input file: /usr/java/jre1.7.0_07/lib/jsse.pack
    charsets.jar...
    Error: Could not open input file: /usr/java/jre1.7.0_07/lib/charsets.pack
    localedata.jar...
    Error: Could not open input file: /usr/java/jre1.7.0_07/lib/ext/localedata.pack
    回避策:ありません。ただし、このエラーは問題がないため、無視してかまいません。
  •  

  • vCenter Operations Manager 管理ポータルに製品バージョンおよびビルド番号が表示されない
    vCenter Operations Manager 5.0.x から 5.8.1 にアップグレードした後、vCenter Operations Manager 管理画面の左上隅に製品バージョンおよびビルド番号が表示されません。
    回避策:ブラウザを更新して JavaScript の新しいバージョンをロードし、vCenter Operations Manager 管理ページが正しく機能するようにします。
  •  

  • vCenter Configuration Manager の登録では SQL 認証または Windows 認証を選択できるが、VCM では Windows 認証しかサポートされていない
    vCenter Configuration Manager を vCenter Operations Manager 管理ポータルに登録するときに、SQL 認証を選択することができます。VCM がサポートしているのは、SQL 認証ではなく Windows 認証です。
    回避策:VCM の登録時の認証方法として、Windows 認証を選択します。
  •  

  • 異なる vCenter Server で作成され、vCenter Operations Manager の同じインスタンスから監視されるグループが vSphere Client Inventory に表示される
    すべての監視対象 vCenter Server インスタンスのアダプタ ベースのグループが vSphere Client 内の vCenter Operations Manager プラグインに表示されます。vCenter Server の異なるインスタンスから作成されたアダプタ ベースのグループをクリックすると、エラー メッセージまたは JavaScript エラーが表示されます。
    回避策:なし
  •  

vApp の管理

  • vApp カスタム インターフェイスで FilterPluginConfEditor ツールが使用できない
    vCenter Operations Manager vApp インストールでは FilterPluginConfEditor ツールを使用できません。
    回避策:FilterPluginConfEditor をリモート マシン上で実行し、XML ファイルを vApp にコピーします。FilterPluginConfEditor をリモート マシン上にインストールするには、JDK をインストールし、<VCENTER-OPS>\tools\FilterPluginConfEditor フォルダをリモート マシンにコピーします。

全般

  • vCenter Configuration Manager の属性パッケージ管理に伴う問題
    [属性パッケージの管理] を選択し、VCM を新規インスタンスとして構成する場合、エントリに ASCII 以外の文字が含まれていると vCenter Configuration Manager を新規インスタンスとして構成できません。ASCII 以外の文字を入力すると、インスタンスを正常に保存できません。
    回避策: ASCII 文字を入力します。
  •  

  • ポリシーに関連付けられたグループを削除できない
    [フォルダ] に表示される、ポリシーに関連付けられたグループを削除できません。フォルダ グループを選択してそのグループを削除しようとしても、グループは vCenter Operations Manager から削除されません。
    回避策:なし
  •  

  • システム パフォーマンスがデータ収集に影響を与える
    多くの vCenter を管理する規模の大きい vCenter Management Operation のデプロイでは、毎回のデータ収集サイクルでワールド オブジェクト グループ メトリックを計算するときに計算上のボトルネックが発生する可能性があります。
    回避策: vCenter Operations Manager の Analytics 仮想マシンは動的にワールド メトリックの計算を無効にします。手動での介入は必要ありません。
  •  

  • vCenter Operations Manager のカスタム環境で、Custom Overview のデータストアの数がゼロと表示される
    [環境概要] の [データストア] タグのツリー表示を展開すると、一覧表示されているすべてのデータストアでデータストアの数が「0」と表示されます。選択されているデータストアに関連したリソースは表示されません。
    回避策:なし
  •  

  • Log Insight ユーザー インターフェイスの右上隅に「!」が表示され、Log Insight が vCenter Operations Manager にアラートを送信できなかったことが示される
    この問題は、Log Insight のアラートのタイトルに句読点や、「/」および「%」などの特殊記号が含まれている場合に発生します。Log Insight と vCenter Operations Manager の間でアラートの統合が有効にされていて、アラートが起動した場合には、Log Insight はアラートを送信できません。
    回避策: Log Insight のアラートのタイトルから句読点と特殊文字をすべて削除します。
  •  

  • vCenter Operations Manager からのコンテキストで Log Insight を起動すると、フィルタリングされたメッセージではなくすべてのメッセージが表示される
    Log Insight のアラートの作成に使用したクエリ文字列に「/」などの特殊文字が含まれていた場合、vCenter Operations Manager からのコンテキストで Log Insight を起動すると、クエリ文字列でフィルタリングしたメッセージや、アラートの起動前 5 分以内に受信したメッセージだけを表示するのではなく、直近 5 分以内に受信したすべてのメッセージを表示します。この問題は、特殊文字が URL で適切にエンコードされないことで発生します。
    回避策:なし
  •  

  • Conf.propertiesファイルでファイル名を指定しないと、 .csvファイルへのエクスポートに失敗する
    .csvファイルにデータをエクスポートするように Conf.propertiesファイルを構成し、ファイルのパスを指定した場合、リポジトリ アダプタは、 conf.propertiesファイルで指定したパスにファイルを作成しません。
    回避策:ファイルパスにファイル名を含めます。
  •  

  • vCenter Health Service のメトリックを収集するため、追加の権限が求められる
    vCenter Server 収集ユーザーは、vCenter Health Service から情報を収集できません。vCenter Operations Manager で使用される vCenter Server 収集ユーザーのインスタンスには、vCenter Health Service から情報を収集するための特定の権限が必要です。
    回避策:次の権限を vCenter Server の収集ユーザーに割り当てます。
    * Global.Health - vCenter Health Service へのアクセスに必要

    権限の割り当ての詳細については、『vCenter Operations Manager vApp デプロイおよび構成ガイド』の「Granting Access to vCenter Operations」を参照してください。

     

  •  

  • CPU 負荷のヒート マップの色が正しく表示されない
    カスタム インターフェイスの [ヒートマップ ダッシュボード] > [CPU 負荷ウィジェット] > [CPU 使用率別ホスト] にある CPU 負荷の ヒート マップが、CPU 使用率ではなく、メモリ使用率の色で表示されます。これは、vCenter Operations Manager 5.7.1 または 5.7.2 から 5.8.1 にアップグレードした場合に発生します。vCenter Operations Manager 5.8.1 の新規インストールでは発生しません。
    回避策: CPU 負荷ウィジェットで色を正しく表示するには、以下の手順を実行します。
    1. CPU 負荷ウィジェットを選択して、[ウィジェットの編集] アイコンをクリックします。
    2. [編集] 画面で、[色による表示] オプションから [CPU 使用率] を選択し、[使用率(%)] を選択します。
    3. [選択した構成の更新] アイコン(ディスクのイメージ)をクリックします。
    4. OK をクリックして構成を保存します。
  •  

  • 収集ユーザーを制限してもライセンス数が減らない
    収集ユーザーから見えるオブジェクトの範囲を少なくしても、管理インターフェイスでは、監視対象オブジェクトのライセンス数が減りません。
    回避策:不要なオブジェクトを削除するか、vCenter Operations Manager サービスを再起動します。

     

  • 管理インターフェイスを介してインポートされた、認証局(CA)の署名済み証明書を使用した SSL が機能しない
    回避策:なし

     

  • vCenter Server 健全性バッジおよびメトリック プロファイルが変更される
    メトリック プロファイルの変更(バランシング済みプロファイルからフル プロファイルへの変更またはその逆の変更)は、vCenter Server オブジェクトのアクティブな障害スコアに影響します。障害バッジ スコアは、前回のスコアからゼロ(0)にリセットされますが、障害アラートはアクティブなままです。これは、vCenter Server オブジェクトの健全性バッジに直接影響します。これは、vCenter Server オブジェクトのみに影響します。その他のオブジェクトの障害バッジは、プロファイル変更の影響を受けません。
    回避策:障害バッジおよび健全性バッチを前回の状態に戻すには、コレクタを再起動します。
  •  

  • vCenter Operations Manager の vCenter Server Inventory が vSphere Client に表示されない
    vCenter Server の IP アドレスが変更されると、vCenter Server の Inventory および詳細データが vSphere Client に表示されない場合があります。
    回避策: [環境概要] ページから、リソースを編集し、vCenter Server の新しい IP アドレスを手動で設定します。IP アドレスを設定すれば、データは失われません。
  •  

  • vCenter Operations Manger が vCenter Server 5.0 内の HA フェイルオーバー ホストを 1 つしか認識しない
    vCenter Server リリース 5.0 以降では、複数の専用 HA フェイルオーバー ホストを指定することができます。vCenter Server 内のアドミッション コントロール ポリシーが 「フェイルオーバー ホストを指定」 に設定されている場合、HA 容量計算は、1 つのフェイルオーバー ホストのみを認識します。複数のフェイルオーバー ホストを指定していても、そのうちの 1 つしか認識されません。
    回避策:なし
  •  

  • トップ N 分析ウィジェットがリソース タグの変更に応答しない
    トップ N 分析ウィジェットの初期構成で選択したリソース タグは変更できません。ウィジェット構成を編集し、別のリソース タグを選択することはできますが、この新しい構成は反映されないため、以前選択したリソース タグが引き続き表示されます。
    回避策:なし。
  •  

  • カスタム グループの凡例の合計値が 100 パーセントに一致しない
    [ダッシュボード] タブでは、グループのメンバーすべての割合の合計値が常に 100 に一致するわけではありません。これは、小数点以下の値が四捨五入されるためです。たとえば、計算された割合が 10.5 および 89.5 である場合、11 および 90 と表示されるため、その合計値は 101 パーセントになります。
    回避策:なし。
  •  

  • 複数レベルのダッシュボードのエクスポートおよびインポート操作時に子ダッシュボードの情報が失われる
    親ダッシュボードをエクスポートしてからインポートすると、インポート先インスタンスのユーザー インターフェイスに親ダッシュボードは表示されますが、子ダッシュボードが表示されません。
    回避策:なし
  •  

  • vSphere Web Client による OVF デプロイが Internet Explorer でサポートされていない
    vSphere Web Client (vSphere Next Generation Client とも呼ばれる) を Internet Explorer で使用して vCenter Operations Manager OVF ファイルをデプロイすると、ウィザードの表示が文字化けします。
    回避策:Internet Explorer ではなく Firefox か Chrome を使用します。または、vSphere Client を使用して OVF をデプロイします。
  •  

  • ログイン後、vSphere のユーザー インターフェイスに vCenter Operations Manager が構成中であると表示される
    vCenter Operations Manager の大規模なデプロイ環境では、vSphere のユーザー インターフェイスにログイン後、次のメッセージが表示される場合があります。vCenter Operations Manager を仮想環境で動作するよう構成中です。次のようなエラーも表示される場合があります。500。サーバ上の呼び出しに失敗しました。サービスが手動で起動されたか、管理インターフェイスからの vApp の起動または vCenter の登録または登録解除などの操作によってサービスがすでに起動されている場合があります。分析サービスがまだ初期化中であり、vSphere ユーザー インターフェイスに表示されるデータが利用できない状態であるため、これらのメッセージが表示されます。
    回避策:大規模な導入環境では、サービスの起動後、分析サービスの初期化が完了し vSphere ユーザー インターフェイスを使用できるようになるまで、最長で 20 分待たなければならない場合もあります。
  •  

  • vApp のタイム ゾーンを Mexico/Sonora に設定すると、vSphere ユーザー インターフェイスで 404 エラーが発生する
    vApp のタイム ゾーンを Mexico/Sonora に設定すると、vSphere ユーザー インターフェイスで 404 エラーが表示されます。
    回避策:タイム ゾーンを Mountain Standard Time - Arizona に設定します。このタイム ゾーンでは、Mexico/Sonora タイム ゾーンと同じ時刻になり、404 エラーが発生しません。

トラブルシューティング

  • vCenter Operations Manager 5.8.1 が vSphere 5.1 SSO 認証をサポートしない
    vCenter Operations Manager の 5.8.1 リリースは、vSphere 5.1 リリースで導入された Single Sign On(SSO)での認証をサポートしていません。SSO を使用して維持されているユーザー アカウントは、vCenter Operations Manager では機能しません。
    回避策: 従来の認証メカニズムとユーザー登録プロセス(以前のバージョンの vSphere で使用されていたもの)を使用します。

ユーザー インターフェイス

  • ワールド コンプライアンスの内訳に「データなし」と表示される
    vCenter Configuration Manager のコンプライアンスの実行後、vCenter Operations Manager で [ワールド] > [計画] > [ビュー] > [コンプライアンス ギャラリー] の順に選択すると [詳細] に「データなし」と表示されます。
    回避策:なし
  •  

  • SSL 証明書のインポート メッセージが英語で表示される
    vCenter Operations Manager のローカライズ バージョンを使用するユーザーが .pem ファイルを選択してインストールすると、管理インターフェイスの SSL タブに表示されるメッセージはローカライズされていません。英語で表示されます。次のようなメッセージが表示される可能性があります。
    • 正しい .pem ファイルが正常にインポートされると、「SSL 証明書が正常にインポートされました」というメッセージが表示されます。
    • インポートされた .pem ファイルにプライベート キーがない場合は、「SSL 証明書にプライベート キーが含まれていないため、SSL 証明書をインポートできません」というメッセージが表示されます。
    • インポートされたファイルが .pem 形式でない場合は、メッセージ:”SSL 証明書が PEM 形式でエンコードされていないため、SSL 証明書をインポートできません (Cannot import SSL certificate because it is not encoded in PEM format)”が表示されます。
    • インポートされた .pem ファイルにプライベート キーがあり、パスフレーズで暗号化されている場合は、「プライベート キーがパスフレーズで暗号化されているため、SSL 証明書をインポートできません」というメッセージが表示されます。
    • インポートされた SSL 証明書が有効期限切れの場合は、「期限切れのため、SSL 証明書をインポートできません」というメッセージが表示されます。
    • それ以外で何らかの条件が一致しない場合は、「無効な SSL 証明書をインポートすることはできません」というメッセージが表示されます。

     

  • [ディスク I/O] ボックスと [ネットワーク I/O] ボックスがデフォルト ポリシーで選択解除されている
    vCenter Operations Manager 5.8.1 のインストール後、デフォルト ポリシーの残り容量と残り時間の構成ページでは、[ディスク I/O] ボックスと [ネットワーク I/O] ボックスがオフになっています。これは、ディスク I/O とネットワーク I/O のメトリックが、リソース需要の計算に含まれないことを示します。
    回避策:これは、新規インストールには影響しますが、アップグレードには影響しません。この変更は、キャパシティ プランニングで提供される詳細データの量を減らすために実装されました。ディスク I/O とネットワーク I/O のメトリックをリソース需要の計算に含めるには、これらのボックスをオンにします。
  •  

  • オンライン ヘルプでは Safari ブラウザがサポートされていない。
  • 共有ダッシュボードのあるユーザーは削除できません
    ダッシュボードを作成して管理者グループと共有するユーザーは削除できません。[セキュリティの管理] ページで、管理ユーザーは削除するユーザーを選択して確認することができますが、そのユーザーは削除されません。
    回避策:なし。
  •  

  • EMC ストレージ メトリックおよびストレージ トポロジのページに「データがありません」アイコンと例外が表示される
    EMC アダプタで構成した vCenter Operations Manager 環境で VMAX インスタンスをスレーブとともに削除した後、
    • EMC ストレージ メトリックのページで、「データがありません」アイコンが [リソース セレクタ] に表示され、NullPointerException が [メトリック セレクタ] に表示されます。
    • EMC ストレージ トポロジのページで、「データがありません」アイコンが [ストレージ トポロジ] と [健全性] に表示され、例外が [親および子リソース] に表示されます。
    回避策: VMAX インスタンスをもう一度追加するか、いったんログアウトしてからもう一度ログインしてください。
  •  

  • いったん設定すると、コンテキストでの起動メニューを Log Insight アダプタで削除したり無効にすることができない
    Log Insight アダプタに、コンテキストでの起動との関係を削除したり無効にするためのメカニズムがありません。
    回避策: vCenter Operations Manager から Log Insight アダプタを削除します。
    注: コマンドは 1 行にする必要があります。ここでのテキストは読みやすくするために改行してあります。このページから curlコマンドをコピーおよび貼り付けしないでください。
    • vCenter Operations Manager に Log Insight アダプタを問い合わせます。


      curl -k --user <vcops username>:<vcops passwd> https://<vcops url>:443/HttpPostAdapter/OpenAPIServlet -d
      "action=getRelationships&resourceName=Log Insight Server&adapterKindKey=LogInsight&resourceKindKey=LogInsightLogServer
      &getChildren=true&getParents=false"

    • クエリの結果の中に、Log Insight の場所を含んだ以下のような行を見つけます。

      resourceName=Log Insight Server<log insight location>&

      identifiers=HOST::<log insight location>

    • コマンドで log insight locationを使用して Log Insight アダプタを削除します。


      curl -k --user <vcops username>:<vcops passwd>
      https://<vcops url>:443/HttpPostAdapter/OpenAPIServlet -d
      "action=addRemoveParentChildRelationship&parentResource=Log Insight Server
      &adapterKindKey=LogInsight&resourceKindKey=LogInsightLogServer
      &addFlag=false&childResources=Log Insight Server<log insight location>,LogInsight,LogInsightLogServerHost,HOST::<log insight location>"
  •  

  • vSphere Client で、エラー「このオブジェクトを表示する権限がありません。」がレポートされる
    データ収集前に削除したオブジェクトを選択すると、エラー「このオブジェクトを表示する権限がありません。」が表示されます。vCenter Operations Manager は 5 分ごとにデータを収集しますが、このオブジェクトのデータは収集されないため、このエラーが発生します。
    回避策:このオブジェクトの収集後、このオブジェクトの情報が表示されます。
  •  

  • [カスタム関係ウィジェットを編集] ページで複数のメトリックを選択できる
    カスタム関係ウィジェットを構成する場合、選択したリソース種別それぞれに対して 1 つのメトリック タイプをマップする必要がありますが、[リソース選択付きのメトリック セレクタ] ペインでは複数のメトリックを選択することができます。
    回避策:1 つのリソース種別に複数のメトリックを選択すると、「バッジごとに一度に選択できるメトリックは 1 つのみです」というエラー メッセージが表示されます。メッセージ ダイアログ ボックスで OK をクリックしてメトリックを 1 つだけ選択し、 OK をクリックして変更を保存します。
  •  

  • 正常な状態と不明な状態のポピュレーション カウントが一致しない
    環境 > 概要 の下の正常な状態と不明な状態のポピュレーション カウントが、ワールド オブジェクトおよびグループの [すべてのメトリック] の下のポピュレーション カウントと常に一致するわけではありません。
    回避策: 正確なポピュレーション カウントについては、[すべてのメトリック] のカウントを参照してください。
  •  

  • カスタム グループがメンバー オブジェクトに基づくデータをフィルタリングしない
    一部のバッジおよび計画ビューは、すべてのオブジェクトに適用されるわけではありません。たとえば、負荷バッジはデータストアには適用されず、容量ビューは仮想マシンには適用されません。カスタム グループ機能は、データの表示をそのデータが適用されるオブジェクトにのみ限定するものではありません。結果として、
    • カスタム グループにデータストアのみが含まれる場合、負荷バッジにはクエスチョン マークが表示されます。
    • 容量ビューが一覧表示されても、仮想マシンのみを含むカスタム グループの場合は空欄となります。
    回避策:なし。
  •  

  • VMware Tools が入っていない仮想マシンで、ディスク領域に「?」が表示される
    VMware Tools がインストールされておらず実行もされていない仮想マシンで、残り時間バッジの下のディスク領域に「?」が表示されます。
    回避策:影響を受けている仮想マシンに VMware Tools をインストールし、起動します。
  •  

  • ダッシュボードでページ更新後にワールド ビューが表示される
    ナビゲーション ツリーで選択したオブジェクトのビューを更新すると、ダッシュボードには選択したオブジェクトのビューではなくワールド ビューが表示されます。
    回避策:もう一度ページを更新して選択したオブジェクトを表示します。
  •  

  • 容量のビューが一致しない場合がある
    ホスト、クラスタ、グループのインベントリのビューを切り替えると、アイドル マシン、過負荷ホスト、クラスタなどの容量のビューが時間の境界線付近で一致しなくなる場合があります。この問題は、異なる容量のビューの間でデータの保持に遅延があることが原因で発生します。
    回避策:不一致は、インベントリのサイズに応じ、通常は 1 ~ 10 分で解消されます。
  •  

  • 容量のビューに Virtual Center またはワールド オブジェクトのデータが表示されない
    容量のビューには Virtual Center またはワールド オブジェクトのデータが表示されませんが、その他のオブジェクトのデータは表示されます。この問題は、インベントリ データの収集のエラーによって発生します。
    回避策:vCenter Operations Manager を再起動します。データは約 1 時間後に表示されます。
  •  

  • ワールドの無駄なディスク領域が、すべての vCenter Server の無駄なディスク領域の合計よりも小さい。
    ワールド(およびその他のグループ)の無駄なディスク領域の計算は、仮想マシンの無駄を合計して行われています。環境内のその他のすべてのリソース(vCenter Server、クラスタ、データストアなど)については、データストアの無駄を合計して計算されます。データストアの無駄はテンプレートの使用で占められているため、仮想マシンの無駄の合計に含まれません。この計算により、ワールドのディスク領域の無駄が小さな値に表示されます。
    回避策:なし
  •  

  • 表示されたアラートの総数が一致しない
    アラートのタイプおよびアラートの原因によっては、表示されるアラート数とアラート カウントが一致せず差異が生じる場合があります。考えられる原因は次のいずれかです。
    • 管理アラートのラベルが不正確で、アラート タイプが別の種類のアラートと誤解される。
    • グリッド チャート上のアラートのデータ ソースは関係に基づいたオブジェクトから算出されたメトリックから派生しているため、そのアラート数が一致しない。
    • 報告されたアラート数が最終データ ポイント リストからの数値であり、分析キャッシュ内に保存された正確な数値がまだ FSDB に書き込まれていない。
    回避策:なし。
  •  

  • 相関グラフでイベントが一貫して表示されない
    [イベント] タブ上の相関グラフで、一定期間イベントが一貫して表示されない場合があります。グラフに表示されるイベントの数は、どのバッジを選択しているかによって異なる場合があります。このばらつきは、バッジの切り替え時にイベント フィルタと選択したタイムラインが一致していても発生する場合があります。 回避策:この問題は、5 ~ 10 分で自然に解消されます。
  • グループについて有効なポリシーの変更がグループ メンバーに対してすぐに表示されない
    グループについての有効なポリシーを変更した場合、システムがそのポリシーをグループのメンバー全員に適用するまで 1 分程度の遅れが発生する場合があります。
    回避策: グループ メンバーの有効なポリシーを更新するには、vCenter Operations Manager ウィンドウの上部中央にある 更新 ボタンをクリックしてください。システムが更新済みの場合は、この手順で新しい有効なポリシーが反映されます。
  •  

  • 一部のカスタム グループをクリックしても、[容量] ページがロードされない
    新しいグループ タイプを作成するとき、グループ タイプの名前は、これらの予約済み内部キーワードのいずれかに属することができません。
    • VirtualMachine
    • HostSystem
    • ResourcePool
    • ClusterComputeResource
    • Datacenter
    • ComputeResource
    • Datastore
    • VMwareAdapter Instance
    • VCMAdapter Instance
    • VinAdapter Instance
    • ContainerAdapterInstance
    • World
    これらの名前を使用し、そのタイプのグループを作成すると、これらのオブジェクトの容量のビューがロードされません。
    回避策:誤ってこれらのキーワードを使用した場合は、グループのグループ タイプの名前を変更すると、容量のビューがロードされます。
  •  

  • [関係] タブの仮想マシンの健全性バッジとアプリケーションの健全性バッジの値が同じである場合に、前者が黄色または赤色であっても、後者が緑色である
    仮想マシンに使用されているしきい値は、アプリケーションに使用されているしきい値と異なります。現在、アプリケーションのカラー スキームは、ポリシー構成ダイアログ ボックスのセクション 2a: インフラストラクチャ バッジのしきい値 に定められているしきい値にしたがっています。インフラストラクチャ バッジのしきい値は、仮想マシンおよびグループ オブジェクトを除くすべてのオブジェクト タイプに適用されます。
    回避策:ありません。
  •  

  • [カスタム概要] ペインでビューを変更し、ステータス フィルタが有効の場合に、[スコアボード] タブのメンバー リストがリアルタイムに更新されない。
    スコアボード タブで、ステータス フィルタを使用して特定の状態(正常状態など)のオブジェクトをフィルタする場合、[メンバー リスト] ペインには、選択されたビュー(健全性など)でその状態のオブジェクトが表示されます。別のビュー(効率性など)を選択しても、[メンバー リスト] ペインが、効率性の正常なオブジェクトが表示されるようにになりません。
    回避策:vCenter Operations Manager ウィンドウの上部にある 更新 ボタンをクリックします。
  •  

  • コンプライアンス バッジが容量のビューおよびレポートで使用できない
    コンプライアンス バッジのメトリック (メトリック キー = バッジ|コンプライアンス) は、容量のビューおよびレポートでは使用できません。
    回避策:なし
  •  

  • 文字「|」を含むコンプライアンス テンプレートおよびコンプライアンス マッピングの名前が正しく表示されない VCM コンプライアンス テンプレートまたはコンプライアンス マッピングに文字「|」が含まれていると、vCenter Operations Manager に表示されるテンプレート名が正しくないか、判読不能となる場合があります。
    回避策: VCM では、コンプライアンス テンプレートおよびマッピングの名前に文字「|」が含まれないようにそれらを作成するか、修正してください。コンプライアンス テンプレートまたはマッピングの作成または編集の手順については、VCM のオンライン ヘルプか、『VCM 管理ガイド』を参照してください。

vSphere Web Client での vCenter Operations Manager

  • フォルダ オブジェクトのワークロード ウィジェットにデータが表示されない
    vSphere Web Client のフォルダ オブジェクトのワークロード ウィジェットには、データが表示されません。
    回避策:なし
  •  

  • エラー メッセージ:The selected object does not exist in VCOps server: group-d1
    このエラー メッセージ 「 The selected object does not exist in VCOps server: group-d1」 は、次のいずれかの状況で健全性バッジの代わりに表示される場合があります。
    • 添付されている子オブジェクトがない vCenter Server オブジェクトをインベントリ ツリーから選択した場合。
      回避策:なし
    • vCenter Operations Manager データベースでまだ作成されていないオブジェクトをインベントリ ツリーから選択した場合。
      回避策:オブジェクトがデータベースに追加されるまで 5 分から 10 分待ちます。

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ドキュメント

    次の製品の変更点は、リリース ドキュメントでは説明されていません。

  • ダッシュボード コマンドの all オプションおよび group オプション
    dashboard import、dashboard delete、dashboard reorder コマンドには、ユーザー名を指定する代わりに、次のオプションのいずれかを使用できます。
    * --all
    * --group:<group_name[,<group_name>]

     

    --allオプションは、すべてのユーザー アカウントにコマンドを適用します。 --group:<group_names[,<group_name>]オプションは、指定したユーザー グループに属するすべてのユーザー アカウントにコマンドを適用します。たとえば、コマンド dashboard import group:Administrators,Operators "templates\MyDashboard.bin"は、ダッシュボード MyDashboard.bin を Administrators および Operators ユーザー グループに属するすべてのユーザー アカウントにインポートします。

     

    dashboard import コマンドには、ダッシュボードの順番を設定できる --set <rank>オプションもあります。たとえば、コマンド dashboard import MyUser2 "dashboards/MyDashboard.bin" --set 1は、ダッシュボード MyDashboard.bin をインポートし、ユーザー MyUser2 のダッシュボード リストの最初のダッシュボードにします。
  •  

  • 『vApp デプロイおよび構成ガイド』に、syslog を Log Insight に送る方法についての記述がない
    詳細については、「 syslog を Log Insight に送るように vCenter Operations Manager を構成する」を参照してください。
  •  

  • VCOps/VCM コンプライアンスの内訳で [データの古さ] フィールドに [不明] と表示されるという情報がカスタム インターフェイス オンライン ヘルプにない
    vCenter Operations Manager では、VCM コンプライアンス ルール グループに収集フィルタが割り当てられても、最終収集日(データの古さ)しか表示されません。
  •  

  • カスタム インターフェイスドキュメントに統合アラートについての情報が記載されていない
    詳細については、「 vCenter Operations Manager 5.6 でのアラートのフィルタ処理および収集(カスタム UI)(KB 2039020)」を参照してください。

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