VMware Infrastructure 3 リリース ノート

本リリース ノートに対する追加情報およびアップデートを適宜確認してください。

VirtualCenter バージョン 2.0.1 Patch 2 | 2/23/2006 | ビルド41162

最新アップデート : 2/23/2006

リリース ノートの内容

リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

適用

このアップデートはVirtualCenterのデータベース サーバ、VirtualCenter 1.x互換モード、およびメモリ消費とレポート機能に関するいくつかの問題を修正します。このアップデートでは、いくつかのデータベース スクリプトも変更されており、事前セットアップが必要になります。詳細は、「 パッチをインストールする前に」を参照してください。

このアップデートでは、ライセンス サーバがライセンス ファイルを処理する方法を、大きく改善しています。このリリースでは、VirtualCenterサーバをインストールする過程で自動的に行われていたライセンス サーバの構成が変更され、(1つではなく)複数のライセンス ファイルのソースディレクトリをサポートしています。このリリースにアップグレードしない場合(例えば、パフォーマンスに問題がない場合など)は、このアップデートに含まれるセパレート インストーラを使用して、ライセンス サーバだけをアップデートしてライセンス処理を改善することも可能です。

このアップデートでは、 VirtualCenter 2.0.1サーバおよびVI Clientソフトウェアが変更されています。このアップデートを使用して、VirtualCenterサーバ をアップグレードする場合、VMware VI Clientもアップグレードする必要があります。アップグレードされたVirtualCenterサーバ からソフトウェアをダウンロードするか、またはVirtualCenterインストール プログラムからVirtual Infrastructure Clientを選択して、Windowsクライアントをアップグレードすることができます。 パフォーマンスなどを改善するには、必ずすべてのクライアントをアップグレードしてください。.

修正済みの問題

VirtualCenter 2.0.1 Patch 2 (Build 41162) はいくつかの問題を修正し、次の機能を改善しています。

データベースに関する問題

  • 新たに改善された統計収集(ロールアップ)プロシージャによって、VirtualCenterデータベース サーバのデッドロック、およびその他のパフォーマンスに関する問題が修正されました。VirtualCenterサーバをサポートしているデータベース インスタンス(Microsoft SQL Server、Oracle Database Server)は、VirtualCenterの統計収集(ロールアップ)処理において、デッドロックおよびその他のパフォーマンスに関する問題が発生していました。このリリースでは、SQLストアド プロシージャとして実行された統計データ収集処理が改善されました。統計データは、最初にVirtualCenter起動後の10分間で収集され、その後は1時間毎に収集することで、デッドロックの発生を防いでいます。(以前のリリースでは、初期処理とそれに続くロールアップ処理の間で1週間分の統計データが計算されていたため、デッドロックを引き起こす場合がありました。)

    統計収集に関するその他の問題も修正されました(統計表への重複入力の排除や、Microsoft SQL Serverの tempdbサイズの管理機能の改善など)。

    新しい、改善された統計ロールアップ プロシージャによって、新しいオプションのパラメータ(rollupLevel、rollupType、sleepOnEntity、sleepOnStatId、backlogIncluded)も提供されています。パラメータを使ってVirtualCenterの設定ファイル(vpxd.cfg)を変更すると、ロールアップの頻度とタイプを変えることができます。例えばロールアップ処理をスリープモードにして、リソース使用率を下げることが可能です。新しいパラメータの使い方については、ナレッジベース(KB)の 3034858、「 Statistics Rollup Stored Procedures—Optional Parameters 」を参照してください。デフォルトでは、ロールアップは1時間ごと(rollupLevel=1)に行われ、これが最適です。このリリースでは、rollupLevelを2以上にすることはお勧めできません。

    注意: VirtualCenterの導入にOracle Database Serverを使用している場合は、アップグレードする前に「 Pre-Upgrade Task for Oracle Database Server」を 実行する必要があります。アップグレードの事前タスクの実行に失敗すると、修正されたストアド プロシージャが インストールされません。また、これによって今後パフォーマンスの問題が発生する場合もあります。アップグレードされたプロシージャのインストールが成功したかどうかを、インストーラは通知しません。

  • VirtualCenterサービスを自動的に再起動するように設定できます。以前のリリースでは、 VirtualCenterデータベース サーバが何らかの理由でオフラインになったときに、VirtualCenterサービスは正常の終了シグナルでシャットダウンしていました。終了シグナルが正常とみなされるため、Windowsのサービス コントロール マネージャはVirtualCenterサービスを再起動しようとしませんでした。このリリースでは、サービス復帰オプションを設定して、このタイプのイベントが発生した場合にVirtualCenterサーバのサービスを自動的に再起動することができます。デフォルトでは、サービスは一度再起動するように設定されます。必要に応じてVMware VirtualCenterサーバのサービス コントロール パネルの[リカバリ]設定を変更して、2度目以降の障害発生時も再起動するようにできます。
  • アップグレードの後、カスタム属性はデータベースに保存されます。以前のリリースでは、VirtualCenter 1.3(またはVirtualCenter 1.4)からVirtualCenter 2.0.1にアップグレードしているときに、カスタム属性(定義されている場合)はデータベースに保存されませんでした。 この問題は修正されました。

ライセンス処理機能の改善

  • ライセンス サーバの設定は、1つのファイルではなく、ディレクトリ全体のコンテンツを処理するように修正されました。以前のリリースでは、ライセンス サーバ(通常はVirtualCenterサーバのインストール時に自動的にインストールされる)は1つのファイルからライセンス情報を取得するように設定されていました。この単一ファイルの設定では、製品ライセンスを追加する場合は、最初のライセンスファイルに手動で追加する必要がありました。

    VirtualCenterのこのリリースでは、ライセンス サーバのインストール順序が変わりました。この順序によってライセンス サーバの設定が変更され、ライセンス情報を1つのファイルではなく、ディレクトリ全体から取得できるようになります。このパッチを使用してVirtualCenterサーバとライセンス サーバをアップグレードする場合、この新しい自動設定により、他のVMware製品またはコンポーネントの新しいライセンスをライセンスファイル ディレクトリに追加することができます。

    c:\Program Files\VMware\VMware License Server\Licenses

    ナレッジベース(KB)の 7252734、「 License Server Directory Support for Simplified License Management」では、設定の変更についてもう少し詳しく説明しています。また、何らかの理由により手動で変更する必要がある場合の変更の方法についても説明しています。

パフォーマンス、パフォーマンス レポート機能、およびそれらに関する問題

  • VI Clientのパフォーマンスが早くなりました(改善されました)。このリリースでは、VI Clientのパフォーマンスに関する問題がいくつか改善されています。例えば、リスト ビューの表示が早くなりました。このほかに、クライアントでは、仮想マシンプロビジョニングの進捗表示のタイミングがより正確になったり、ユーザー インターフェイス オブジェクトの表示がアクセス権に基づいてカスタマイズ(例えばユーザーがタスクを実行するアクセス権がない場合は、関連するツール バーのアクションが非表示になったり、右クリック メニュー オプションが表示されなくなる)されたりする点が変わりました。
  • メモリ リーク(VC 2.xをVC 1.x互換性モードが有効な状態で使用した場合)とSDKが修正されました。VI SDKを使ってカスタム アプリケーションをビルドしてVC 2.x(VC 1.x互換性モード)で実行した場合、システムがクラッシュするまでメモリ消費が増大します。この問題は、このリリースで修正されました。
  • すべてのパフォーマンスのデータは、保持および表示されます。ある状態では、最近7日間のパフォーマンス データだけが表示されました。このリリースでは、すべてのパフォーマンス データが表示されます。
  • VirtualCenterに表示される仮想マシンのメモリの使用量がホストの使用量と一致しない問題が修正されました
  • ESX 2.5.xで実行している仮想マシンのメモリ使用量が、誤って0と登録される問題が修正されました
  • (ほかの仮想マシンからクローン作成したテンプレートに基づいて)仮想マシンをデプロイするときの間欠的なタイムアウトが修正されました。以前のリリースでは、仮想マシンをテンプレートに変換してからそのテンプレートを使用して新しい仮想マシンを作成(クローン作成)していたため、15分後にタイムアウトが発生していました。テンプレートの作成に成功しても、何も通知されずに、テンプレートからの新しい仮想マシンの作成に失敗していました。NFSデータストアに固有のこの問題は修正されました。
  • テンプレートから仮想マシンを(元とは)異なるクラスタにデプロイしてもBIOS設定が失われることはありません。以前のリリースでは、異なるクラスタの仮想マシンをベースとするテンプレートから新しい仮想マシンを作成すると、その仮想マシンには、テンプレートに構成されているBIOS設定ではなく、再初期化された不揮発性のBIOSが設定されていました。この問題は修正されました。

その他の問題

  • VirtualCenterサーバはゲストOSの再起動中に仮想マシンへの接続が切断されることはありません。以前のリリースでは、VirtualCenter 2.xを実行(VC 1.x互換性モードが有効になっている状態で)しているときに、仮想マシンのゲストOS(IBM Virtualization Managerが接続しているときに)を再起動すると、「接続が失われました」というエラー メッセージが表示されました。今後、この現象は発生しません。
  • CPUリソースの計算が誤っていたためにVMotionに障害が発生していた現象は修正されました。VirtualCenter 2.0.1リリース以前は、CPUの予約(Reservation)値は誤っていました(実際にプロセッサがサポートしている値よりはるかに大きな値が表示されていました)。その結果、予約の値が手動で修正されない限り、仮想マシン間のVMotionをサポートできませんでした。この問題は修正されました。
  • テンプレートから(またはクローン作成で)作成された仮想マシンに静的IPアドレスを使用して、Windows 2000 Server、Windows XP、またはWindows 2003 Serverでカスタマイズしてもネットワーク設定が失われることはありません。以前のリリースでは、これらのWindowsゲストOSで仮想マシンをカスタマイズする処理で静的IPアドレスを選択すると、いくつかのネットワーク構成の設定(デフォルト ゲートウェイ、DNS、およびWINS IP アドレス)が保持されませんでした。この問題は、仮想マシンのNIC(ネットワーク インターフェイス カード)デバイスにネットワーク アドレスを割り当てるDHCP(静的IPアドレスではなく)を使用するように設定するか、またはデフォルト ゲートウェイを設定してゲートウェイを変更すると、この問題を避けることができましたが、これらの回避策は必要なくなりました。Windows 2000 Server、Windows XP、およびWindows 2003 ServerゲストOSで仮想マシンをカスタマイズするときに静的IPアドレスを使用することができます。
  • CPUの拡張機能(VirtualCenter 2.xで管理されているESX Server 2.xホスト用)をVirtualCenter 2.xの設定ファイル(vpxd.cfg)で上書きできます。VirtualCenter 1.xは、VirtualCenterの設定ファイルを変更することで、CPU機能の互換性を上書きする機能があります。ただし、VirtualCenter 2.0.1およびVirtualCenter 2.0.1 Patch 1ではこの同じ機能がありませんでした。このリリースでは、vpxd.cfg(VirtualCenter設定ファイル)を変更することによって、特定のCPU機能(ESX Server 2.x用)をセットすることができます。詳細は、ナレッジベース(KB) 1993、「 Migrations with VMotion Prevented Due to CPU Mismatch—How to Override Masks」を参照してください。
  • クラスタ化されたWindows構成において、VirtualCenterサーバをサポートします。 Microsoft Cluster Server (MSCS)(またはクラスタ化されたWindows構成)にインストールされた場合、VirtualCenterはクラスタのIPアドレスではなく、そのノードのIPアドレスを管理対象ホストに設定します。このために、フェイルオーバーの状況で接続上の問題が発生していました。このリリースでは、正確なIPアドレスを手動でセットして、Windowsクラスタ上にVirtualCenterサーバをデプロイすることができます。詳細は、ナレッジベース(KB) 2195771、「 Manually Setting Cluster IP Address for Clustered VirtualCenter Server」を参照してください。

既知の問題

  1. ダブルバイト文字の使用に関する制限事項。VIソフトウェア(VI Client、WebAccess、VC Management Server、SDKなど)、およびESX Serverでは、ASCII文字のみサポートします。

    VI Clientでは、サポートされていない文字を含む値が入力または指定された場合、ASCII以外の文字は明示的に退けられ、エラーメッセージが表示されますが、VI Client以外のソフトウェアではこれらは明示的なエラーとはなりません。 エラーチェック機能を持たないソフトウェアで、ASCII以外の文字を入力または指定した場合は、未知の、予期しない障害が発生する可能性があります。

  2. この日本語版パッチ2は、日本語版Windows上のみでサポートされています。
  3. この日本語版パッチ2のVC Client では、VMware ESXのライセンス ファイルのパスに円記号("¥")が含まれていると、VMware ESX にライセンスをロードできません。フォワード スラッシュ("/")に置き換えてライセンス ファイルを指定してください。

パッチをインストールする前に

このアップデートには、VirtualCenterデータベースSQLスクリプトの修正も含まれています(統計ロールアップの変更をサポートする必要がある)。これらの変更はほとんどが透過的で、インストール処理の間に実行されます。ただし、VirtualCenterシステムでOracle Database Serverを使用している場合、ユーザー(またはユーザーの組織のDBA)は次に示すアップグレード前のタスクを実行する必要があります。すべての場合(VirtualCenterサーバのホストがOracle Database ServerまたはMicrosoft SQL Serverを使用するように構成されている場合)において、ほかの製品システムのアップグレードと同様に、アップデートをインストールする前にVirtualCenterデータベースをバックアップすることをお勧めします。

Microsoft SQL Serverのアップグレード前のタスク: 「VirtualCenter Performance Stats Rollup Workaround」(VMwareがサポートするドキュメントで、ここではデッドロックの問題を回避するために3つの定期的なSQL Serverジョブの設定について説明している) を実施している場合は、このアップデートをインストールする前に、SQL Server Enterprise Managerを使用して、Microsoft SQL Serverのジョブ スケジューラからこれらのジョブを削除する必要があります。回避策として定期的なジョブを設定していない場合は、アップグレード前のタスクを無視してかまいません。ただし、アップグレードの前に必ずデータベースをバックアップしてください。

Oracle Database Serverのアップグレード前のタスク: 以前にVirtualCenterオブジェクトの管理に使用していたスキーマが、OracleのDBMS_LOCK組み込み型パッケージを使用できるようにする必要があります。これはパッケージで実行権限が必要なことを意味します。既存のシステムにアップグレードをインストールする前に、ユーザー(またはユーザーのOracle DBA(データベース管理者))は、Oracle Database Serverにsysdbaでログオンして、次のようにして権限を与える必要があります。

sqlplus system/<パスワード>@<システム名> as sysdba

grant execute on dbms_lock to vpxadmin;


[@<システム名>]は、リモート データベース ホストの接続だけに関係していることに注意してください。

例えば、VirtualCenterサーバ システムと同じホストにデータベース インスタンスがインストールされていると仮定した場合、セッションは次のようなものになります。

C:\oracle\product\10.2.0\10gR2_Home\BIN>sqlplus system/techpubs as sysdba

SQL*Plus:

Release 10.2.0.1.0 - Production on Fri Jan 5 10:01:51 2007

Copyright (c) 1982, 2005, Oracle.

All rights reserved.

 

Connected to:

Oracle Database 10g Enterprise Edition Release 10.2.0.1.0 - Production

With the Partitioning, OLAP and Data Mining options

 

SQL> grant execute on dbms_lock to vpxadmin;

 

Grant succeeded.

 

SQL> exit

Disconnected from Oracle Database 10g Enterprise Edition Release 10.2.0.1.0 - Production

With the Partitioning, OLAP and Data Mining options

 

C:\oracle\product\10.2.0\10gR2_Home\BIN>

 

 

既存のOracle Database ServerにVirtualCenterを新たにインストールする場合、VirtualCenterをインストールする前にスキーマを作成して、そのスキーマに適切な権限を与える必要があります。Oracle Database Server 10gR2 インスタンスにおける、WindowsコンソールからのSQL*Plusスキーマ作成セッションの例を次に示します。

sqlplus system/<パスワード>[@<システム名>] as sysdba

CREATE SMALLFILE TABLESPACE "VIRTUALCENTER"

DATAFILE 'C:\ORACLE\PRODUCT\10.2.0\ORADATA\TECHPUBS\virtualcenter'

SIZE 500M AUTOEXTEND ON NEXT 10M MAXSIZE UNLIMITED LOGGING

EXTENT MANAGEMENT LOCAL SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO;


ALTER DATABASE DEFAULT TABLESPACE "VIRTUALCENTER";


CREATE USER "VPXADMIN" PROFILE "DEFAULT"

IDENTIFIED BY "*******"

DEFAULT TABLESPACE "VIRTUALCENTER"

TEMPORARY TABLESPACE "TEMP"

ACCOUNT UNLOCK;

GRANT "CONNECT" TO "VPXADMIN";

GRANT "DBA" TO "VPXADMIN";

GRANT "EXECUTE ON DBMS_LOCK" TO "VPXADMIN";

パッチのインストール

VirtualCenterソフトウェアのアップデートは、厳密に言えば、補足のソフトウェアや「パッチ」ではなく、完全なソフトウェアのインストールです。新たにインストールする場合は、VirtualCenterのインストール プログラムはローカル システムを検査して、既存のすべてのVirtualCenterインストールを特定し、インストール(またはアップグレード)処理を手引きします。

VirtualCenterのコンポーネントがすでにホスト マシンにインストールされている場合、インストール プログラムは、ユーザーにアップグレードするかどうかを確認します。

  1. 前述で推奨したように、VirtualCenterデータベースをバックアップします。
  2. ソフトウェア インストール ファイルをダウンロードします。
  3. 実行ファイルを起動します。VMware VirtualCenterインストーラの起動ページで、 VirtualCenter管理サーバを選択します。
  4. 「はい」を選択して、既存のインストールをアップグレードします。
  5. VirtualCenterインストール ウィザードの手順で、既存のVirtualCenterデータベース インスタンスを選択して、要求されたらVirtualCenterデータベース スキーマのユーザー名とパスワードを入力します。
  6. VirtualCenterサーバをアップグレードしたあと、同様にすべてのWindows システムを、最新のVI Clientソフトウェアにアップグレードする必要があります。VirtualCenterサーバのホストをアップグレードしたときと同じ実行ファイルを使用します。ただし、 VMware VirtualCenterインストーラの起動ページで Virtual Infrastrucure Clientを選択します。

このリリースにアップグレードしたあともデータベース関連のパフォーマンスに問題がある場合は、「 Microsoft SQL Server Deadlock Issue Is Resolved」に記述されているように、前述で説明した新しいパラメータをいくつか修正することができます。

Microsoft SQL Serverのインデックスの断片化およびテーブルの断片化を確認する

インデックスとテーブルの断片化は30%未満であることが望まれます。断片化を確認するには、データベース一貫性チェッカ コマンドを使用します(一度につき1回)。

DBCC SHOWCONTIG('VPX_HIST_STAT') WITH FAST, TABLERESULTS, ALL_INDEXES

DBCC SHOWCONTIG('VPX_SAMPLE') WITH FAST, TABLERESULTS, ALL_INDEXES

インデックスの断片化がおよそ30%を超える場合、ユーザー(またはシステムのDBA)は、エンタープライズ マネージャの保守計画ウィザードを使用して、夜間または週次の保守計画をたてることをお勧めします。

注意:「フル」リカバリ モデル用に構成したMicrosoft SQL Serverデータベースを使用するVirtualCenterサーバの配備には、データベースのバックアップ以外に、トランザクション ログも定期的にバックアップする必要があります。トランザクション ログのバックアップを怠ると、「transaction log full」のエラーが発生する可能性があります。「フル」または「シンプル」リカバリ モデルに関する詳細はMicrosoft SQL Serverの管理ガイドを参照して、ユーザーの環境に最適なモデルを決定してください。

VirtualCenterのインストールとアップグレードに関する詳細な情報は、「 Installing and Upgrading the VirtualCenter Product」を参照してください。