VMware Infrastructure 3 リリース ノート
VMware ESXi バージョン 3.5 Update 1 | Embedded 2008 年 4 月 23 日 | ビルド 82664
VMware Infrastructure Management Installer | 2008 年 4 月 23 日 | ビルド 85606
VirtualCenter Server 2.5 Update 1 | 2008 年 4 月 23 日 | ビルド 85606
VMware Infrastructure Client | 2008 年 4 月 23 日 | ビルド 85586
VMware Consolidated Backup 1.1 | 2007 年 12 月 10 日 | ビルド 64559
最新アップデート:2008 年 4 月 23 日
本リリース ノートに対する追加情報およびアップデートを適宜確認してください。
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
注:多くの公開ドキュメントには、VMware ESX 3.5はVMware ESX 3.5として、VMware ESXiはVMware ESXi 3.5として知られています。このリリース ノートには、インターフェイスとドキュメントを一致させるために、旧規則の使用を続行します。将来のリリース ノートには製品名をアップデートします。
新機能
VMware Infrastructure 3 のこのリリースでは、次の点が改善されました。
VMware High Availability (HA)
VirtualCenter 2.5 Update 1は VMware ESXiホストのVMware High Availability(HA)のサポートを拡張します。詳細については、 次の内容を参照してください。
ハードウェア管理
VMware ESXi バージョン 3.5 Update 1 Embedded では、次の点が改善されました。
- CPU、システム メモリ、ファン、電源、センサー、およびベース サーバに対し、ハードウェアの監視および警告のサポートの強化。ハードウェアの稼動状態に関する情報は、HP Insight Manager 8.0 などのサード パーティ製管理製品が使用します。
- IPMI(Intelligent Platform Management Interface)の同時サポート。
- WS-MAN(Web Services for Management)プロトコルのサポートの更新。
対応ハードウェア
VMware ESXi バージョン 3.5 Update 1 Embedded の対応ハードウェアは、主に次の点が改善されました。
- 新しく使用可能になったサーバ:詳細については、『 VMware ESX 3.5 および VMware ESXi システム互換性ガイド』を参照してください。
- 10 ギガビット Ethernet のサポート:Intel 82598 10 Gigabit Ethernet Controller
MSCS(Microsoft Cluster Service)のサポート
VMware VMware ESXi バージョン 3.5 Update 1 Embedded では、Microsoft Cluster Server がサポートされています。サポート内容は ESX 3.0.1 に似ていますが、次の追加機能があります。
- MSCS で 64 ビットおよび 32 ビットの Windows 2003 のゲストがサポートされます。
- MSCS を使用する仮想マシンを SAN から起動できるようになりました。
- アプリケーション レベルのレプリケーション(たとえば Exchange 2007 クラスタ連続レプリケーション(CCR)を使用する MNS(Majority Node Set)クラスタがサポートされるようになりました。
重要な制限事項を含む MSCS のサポートの詳細については、『 Microsoft Cluster Service のセットアップ』を参照してください。サポート対象のストレージ アレイについては、『 VMware ESX 3.5 および VMware ESXi ストレージ/SAN 互換性ガイド』を参照してください。
バックアップ ソフトウェアのサポート
サード パーティ ベンダー製の次のバックアップ ソフトウェアのサポートが追加されました。
- Tivoli Storage Manager 5.5
- EMC (Legato) Networker 7.4.1
ゲスト OS のサポート
次のゲスト OS が新しくサポートされるようになりました。
- Red Hat Enterprise Linux 5.1
- Red Hat Enterprise Linux 4 Update 6
- SUSE Linux Enterprise Server 9 SP4
- Ubuntu 7.10
管理エージェントのサポート
次のバージョンの管理エージェントが新しくサポートされるようになりました。
- Dell OpenManage 5.4
- HP Insight Manager 8.0
プラグインのアップデート
このリリースの VMware Infrastructure 3 ソフトウェア スイートには、次の機能も含まれます。
- VMware Converter Enterprise のアップデート。詳細については、『 VMware Converter Enterprise Update 1 for VirtualCenter 2.5 リリース ノート』を参照してください。
- VMware Update Manager のアップデート。詳細については、『 VMware Update Manager 1.0 Update 1 for VirtualCenter 2.5 リリース ノート』を参照してください。
以前のリリースの VMware Infrastructure 3
VMware ESXi バージョン 3.5 と VirtualCenter 2.x の各リリースを含む以前のリリースの VMware Infrastructure 3 の機能および既知の問題点については、各リリースのリリース ノートで説明しています。次に示すリンクをクリックすると、それぞれ以前のリリースの VMware Infrastructure 3 コンポーネントのリリース ノートが表示されます。
VMware ESXi Embedded のリリース
VirtualCenter のリリース
はじめに
ESX、VirtualCenter、および VMware Infrastructure Client の互換性
ESX、VirtualCenter、および VMware Infrastructure Client の互換性マトリックスが記載されたガイドに、ESX、VirtualCenter、VI Client などの VMware Infrastructure 3 コンポーネントの最新バージョンと以前のバージョンの互換性に関する詳細情報が記載されています。
今回のリリースの構成に関する注意点
VMware ESXi の構成と VirtualCenter ソフトウェアのインストールを行う前に、ESX の各システム互換性ガイドを参照してください。サーバ、I/O、ストレージ、ゲスト OS、管理エージェント、およびバックアップ ソフトウェアに互換性があることを確認する必要があります。また、これらのガイドでは、今回のリリースでの最小要件やスケーリング制限の問題も扱っています。
- 『VMware ESX 3.5 および VMware ESXi システム互換性ガイド』( PDF)
- 『VMware ESX 3.5 および VMware ESXi I/O 互換性ガイド』( PDF)
- 『VMware ESX 3.5 および VMware ESXi ストレージ/SAN 互換性ガイド』( PDF)
- 『VMware ESX 3.5 および VMware ESXi バックアップ ソフトウェア互換性ガイド』( PDF)
VMware ESXi および VirtualCenter の構成の具体的な手順については、『 VMware ESXi Embedded セットアップ ガイド』を参照してください。
VirtualCenter 2.5 Update 1 へのアップグレードまたは移行
また、VirtualCenter 1.4.1 から、VirtualCenter 2.0.2 (Update 1、Update 2 および Update 3 を含む)、または VirtualCenter 2.5 から VirtualCenter 2.5 Update 1 へアップグレードもサポートされています。『 アップグレード ガイド』に記載されているアップグレードおよび移行方法の詳細とガイドラインをお読みください。
VMware ESXi バージョン 3.5 Update 1 へのアップグレードまたは移行
このリリースでは、仮想マシンの ESX 2.x 以降のバージョン(ESX 3.0.x を含む)から VMware ESXi への移行がサポートされています。インストールおよびアップグレード方法の詳細については、『 アップグレード ガイド』を参照してください。
このリリースに含まれるパッチ
このリリースには、この製品のリリース日より前にリリースされた、ESX ソフトウェアのすべてのパッチが含まれます。各パッチの詳細については、 VMware ESXi のパッチのダウンロード ページを参照してください。
VMware ESXi バージョン 3.5 Update 1 Embedded には、次のパッチが含まれます。
以前にリリースされたバンドル:
- ESXe350-200802401-O-BG
- ESXe350-200712401-O-BG
VMware ESXi バージョン 3.5 Update 1 Embedded とともにリリースされたバンドル:
- ESXe350-200803201-O-UG
各パッチの内容の詳細については、ダウンロード ページに記載されたドキュメントを参照してください。
既知の問題点
既知の問題点でナレッジベースの記事へのリンクがあるものは、次のパスを使用して記事にアクセスできます。http://kb.vmware.com/<ナレッジベース番号>
既知の問題点は次のように分類されています。
- アップグレードおよびインストールの問題
- ネットワークの問題
- ストレージの問題
- バックアップの問題
- VMware High Availability(HA)の問題
- サーバ構成の問題
- VirtualCenter と VI Client、Web Access の問題
- 仮想マシンの管理の問題
- VMotion による移行の問題
- ゲスト OS の問題
- リモート CLI(コマンドライン インターフェイス)の問題
- その他の問題
アップグレードおよびインストールの問題
- VirtualCenterのインストール中に新しいHTTPまたはHTTPS Webサービス ポートが指定される場合、VirtualCenterはUpdate Managerへの接続が失敗する(KB 1004412)
- VirtualCenter 2.5 へのアップグレード時、統合インストーラを使用したカスタム インストールが失敗する(KB 1004294)
- 既存の VirtualCenter を ZIP を使用してインストールした場合、ISO イメージを使用したアップグレードが失敗する(KB 1004291)
- Microsoft SQL Server 2005 データベースがある VirtualCenter サーバのアップグレードで、SQL ネイティブ クライアント ODBC ドライバが必要になる(KB 1003391)
- アポストロフィまたは二重引用符を含むパスワードが使用されると、VirtualCenter データベースのアップグレードが例外で失敗する(KB 1003049)
- VirtualCenter 2.5 へのアップグレード時、データベース アクセス権要件を満たすためにシステム管理者ロールを付与または取り消してはならない(KB 1003346)
- VirtualCenter 2.5 へのアップグレード後に一部のアラームが消える(KB 1003072)
- 統合インストーラによる、オプションのモジュールを選択した状態での VirtualCenter 1.4 のアップグレードがエラーで失敗する(KB 1003078)
- 128 を超える LUN が接続されている場合、ESX ソフトウェアをインストールできない(KB 2154)
- アップグレード インストール時に Apache のバージョン ファイルが 2 つ作成される(KB 1004507)
- 新規インストールまたはアップグレードした VMware ESX 3.5 以降のホストで警告メッセージ(ただし、無視しても問題がないメッセージ)が出力される(KB 1004323)
- esxupdate を使用した VMware ESX 3.5 U1 のアップグレード中に出力される initrd の再作成に関するエラー メッセージ(ただし、無視しても問題がないメッセージ)が出力される(KB 1004321)
- ESX 3.0.2 または VMware ESX 3.5 のインストール時に、[Partitioning Options(パーティション分割オプション)] ページで VMFS パーティションが不明と表示される(KB 1004032)
- ESX 2.5.5 から VMware ESX 3.5 Update 1 へのアップグレード後に、/root/upgrade.log にエラー メッセージが出力される(KB 1003970)
- FTP デポで esxupdate コマンドを使用すると、ファイルの存在チェックの結果に不正なエラー メッセージが表示される(KB 1004365)
- ESX バージョン 3.5 Update 1 の配布ファイル名が統一されていない(KB 1004388)
- ESX 2.x から VMware ESX 3.5 Update 1 へのアップグレード中に Pegasus のエラー メッセージが表示される(KB 1004257)
- パッチのインストール時に、廃止されたバンドルをパッチ デポに含めるよう求められる場合がある(KB 1004363)
- ESX 3.0.x バンドルのアップグレードが成功していても、そのログ ファイルとコンソールにエラーが報告される(KB 1003054)
- アップグレード後、Boot.log に Uninitialized Value エラーが発生する(KB 1003139)
- ルート パーティションがほぼ満杯のときに ESX 3 バージョン 3.5 にアップグレードすると、システム構成が不完全になることがある(KB 1003311)
- VMware Consolidated Backup のアップグレード時に InstallShield が応答しなくなる場合がある(KB 1002603)
- VirtualCenter 2.5 へのアップグレード時、または VirtualCenter 2.5 への ESX 3.0.1 の追加時に、ESX 3.0.1 上の仮想マシンが予期せずに再起動する場合がある(KB 1003401)
- ESX 2.5x から VMware ESX 3.5 または VMware ESXi への移行後、RDM 共有ストレージ上の仮想マシンが無効になる(KB 1003092)
- ESX のアップグレード後に VMotion が使用不可になる(KB 1003060)
- VMware Tools のアップグレード後、[レガシー vmware-toolbox スクリプト(Legacy vmware-toolbox Script)] タブの設定がデフォルトに戻る(KB 1003047)
- Netware が稼働する仮想マシンで、VMware Tools に対する自動アップグレードを実行できない(KB 1003058)
VirtualCenter のアップグレードおよびインストールの問題
ESX のアップグレードおよびインストールの問題
その他のアップグレードおよびインストールの問題
ネットワークの問題
- vmnic と VLAN タイプ 4095 を使用してビーコン プローブが設定されていると、パッケージが重複する(KB 1004373)
- 新規ポート グループに移動すると、仮想マシンのネットワーク接続が失われることがある(KB 1003061)
- サービス コンソールで起動するとき、Neterion ネットワーク アダプタがある ESX ホストでパニック エラーが発生する(KB 1003094)
- 複数の PCI デバイスがある仮想マシンのパワーオンが失敗する(KB 1003048)
- NetXen NIC 用ドライバが ESX ホストで最大 31GB の物理 RAM をサポートする(KB 1003046)
- Boot BIOS が有効なとき、一部ファイバ チャネル ホスト バス アダプタが初期化されない(KB 1003192)
ストレージの問題
- IBM x3650 Type 7979 で、ESX で 2 個目のホスト バス アダプタ SAS LSI3444E が認識されない(KB 1004486)
- シリアル接続された SCSI(SAS)コントローラごとに vmhba が 1 つしか見えない(KB 1004374)
- VI Client を使用する VMware ESXi Embedded で iSCSI を有効にするとエラー メッセージ(ただし、無視しても問題がないメッセージ)が表示される(KB 1004488)
- ESX ホストで、EMC CX3 シリーズのアレイから iSCSI ターゲットにアクセスできなくなる場合がある(KB 1004318)
- HBA の 1 つのポートからケーブルを取り外して同じ HBA の別のポートに接続すると、両方のポートが使用できなくなる(KB 1004389)
- ESX iSCSI ソフトウェア イニシエータが iSCSI ストレージと通信するには、手作業が必要になる(KB 1004092)
- fdisk -l を実行したときにローカル ストレージが表示されない場合がある(KB 1003698)
- LSI 3444E アダプタの使用時に IBM DS3200 からデバイスを取り外すと、I/O エラーが発生する(KB 1004313)
- ロードされた IDE コントローラが ESX VMkernel で認識されず、エラー メッセージが表示される(KB 1004309)
- mptsas システムで 128 を超える LUN を使用すると、VMKlinux がメモリ不足になる(KB 1004403)
- [ストレージ サマリ(Storage Summary)] に LUN の不正なデバイス パスが表示される(KB 1003064)
- 「esxcfg-mpath -l」を実行すると、不正な個数の LUN パスが報告されることがある(KB 1003141)
- サービス コンソールへの Tivoli Storage Manager Client のインストールがエラーになる(KB 1003142)
- 特定の特殊文字があると、ソフトウェア iSCSI イニシエータの CHAP 構成が壊れる(KB 1003095)
- ESX 2.x ホストから ESX 3.x ホストに手動で移行された仮想マシンが、パワーオンされないことがある(KB 1003069)
- Emulex LP1150 または LPe1150 HBA 上の SAN から ESX が起動できない(KB 1003067)
- リムーバブル ストレージ デバイスが存在していると、Converter が物理マシンを ESX 仮想マシンに正しく変換できないことがある(KB 1003042)
- QLogic アダプタ経由で McData FC スイッチに接続されているストレージ デバイスが再起動後に表示されなくなることがある(KB 1003040)
バックアップの問題
- 通信モードが nbdssl に設定されていると、VCB バックアップが失敗する(KB 1003225)
- ESX のファイアウォールが有効になっていると、バックアップまたはリストアのジョブが失敗する(KB 1004261)
VMware High Availability(HA) の問題
- VMware HAVMware ESX 3iホストを併用する場合、次の制限を注意してください。個々のVMware ESXiホストにはスワップ スペースを有効にする必要があります。この時、同種(非混在)のクラスタがサポートされています。
- VMware HAおよびVMware ESXiホストには一部の構成がサポートされる(KB 1004656)
- スワップが有効になっていない VMware ESXi ホストを HA クラスタに追加できない(KB 1004177)
サーバ構成の問題
- リモート CD-ROM またはフロッピー ドライブの仮想マシンへの接続が、権限がない旨を伝えるエラーで失敗する(KB 1004327)
- N+1 構成の MSCS のマルチパス設定(KB 1004440)
- アクティブ ノードの起動ディスクへのすべてのパスが SAN 構成からの起動に使用できなくなった場合、Microsoft Cluster Service が失敗する(KB 1003754)
- ESX のインストーラで、vmfs と vmkcore の各パーティションが正しく作成されない(KB 1004075)
- NIS が有効になっている ESX で CIM-Identify クエリまたは VMware_Identity クエリを実行するとシステムが停止したように見える(KB 1004258)
- upgrade-from-esx3.0.x-3.5.0_Update_1 Zip バンドルを使用して ESX 3.0.x から VMware ESX 3.5 Update 1 へのアップグレードを実行後、esxupdate query コマンドを実行したときに廃止されたエントリが表示されない(KB 1004314)
- 物理 CPU が 32 個を超える ESX ホストで、ストレージ ヒープが早期に枯渇することがある(KB 1002822)
VirtualCenter と VI Client、Web Access の問題
- 自動 Tools アップグレードを行うと、IP アドレスと DNS のエントリが仮想マシンの [概要(Summary)] タブに表示されなくなる(KB 1004487)
- 一部インベントリ オブジェクトで [はじめに(Getting Started)] タブのリンクが表示されないことがある(KB 1003216)
- VI Client でクライアントのアップデートに関するメッセージが表示されない(KB 1004396)
- Windows のレジストリに 2 つの異なる VI Client バージョンのエントリが表示される(KB 1004352)
- VI Client で Update Manager プラグインと Converter Enterprise プラグインが使用できない(KB 1004292)
- VI Clientをインストールする前に、64 ビット版 Windows で.NET Framework 2.0をインストールする必要があります。(KB 1004093)
- Oracle データベース テーブルのサイズが不必要に拡大する(KB 1004095)
- VI Client のリセット センサーが一般的なシステム エラーを返す(KB 1004256)
仮想マシンの管理の問題
- 「作成」権限を持つユーザーが仮想マシンを作成できない(KB 1004417)
- クローン作成した仮想マシンに DNS のサフィックスが含まれない(KB 1004299)
- テンプレートからの仮想マシンのデプロイが、権限がない旨を伝えるエラーで失敗する(KB 1004295)
- クローン作成した仮想マシンが元の仮想マシンの .vmdk ファイルを参照する(KB 1004176)
- VMware Tools のカスタム スクリプトが、サスペンドとシャットダウンの各イベント時に実行されない(KB 1004390)
VMotion による移行の問題
- ESX 2.x ホストから VMware ESX 3.5.x ホストへのコールド移行が失敗する(KB 1004462)
- サスペンドされた仮想マシンで ESX 3.0.x から VMware ESX 3.5.x へのコールド移行が失敗する(KB 1004419)
- メモリ スナップショットがある仮想マシンで ESX 3.0.x から VMware ESX 3.5.x へのコールド移行が失敗する(KB 1004418)
- [独立型 - 通常(Independent-Persistent)] と設定されている仮想ディスクに対する VMware Storage VMotion の処理が失敗する(KB 1004094)
- 移行後に、仮想マシンでスケジュールが設定されているパワーオン タスクが失敗する(KB 1004091)
- ワークロードが I/O 集約型の仮想マシンで Storage VMotion を実行すると、誤ってタイムアウト エラーになることがある(KB 1003276)
ゲスト OS の問題
- Ubuntu ゲスト内の VMware Tools アンインストーラで vmxnet モジュールが削除されない(KB 1004351)
- クローン作成した Windows Vista 仮想マシンに管理者アカウントでログインできない(KB 1004301)
- Linux ゲストでの VMware Tools のアップグレード時にネットワーク サービスを手動で再起動する必要がある(KB 1004322)
- Linux ゲストでワークステーションからインポートした RPM での VMware Tools のアップグレードが失敗することがある(KB 1004319)
- Windows ゲストで VMware Tools のアップグレードが続行できない(KB 1004317)
- Ubuntu 7.10 64 ビット SMP が、Intel ホストでの実行中、インストール中、または起動中に停止することがある(KB 1004384)
リモート CLI(コマンドライン インターフェイス)の問題
VMware ESXi バージョン 3.5 とともにリリースされたリモート CLI(コマンドライン インターフェイス)アプライアンスで、構成に関する問題が見つかっています。リモート CLI 仮想アプライアンスは、製品を簡単にデプロイし、その機能をテストするための便利な方法として提供されています。当社は、本番環境でのこのアプライアンスを使用することは推奨していません。このアプライアンスの今後のリリースでは、本番環境でも使用できるようになります。現時点では、Windows と Linux にインストール可能なバージョンのリモート コマンドライン インターフェイスを本番環境に使用してください。
その他の問題
- 外部 USB デバイスを接続している場合に Dell リカバリ CD からの起動が失敗することがある(KB 1004494)
- ESX ホストの /var/log/messages ファイルにエラー メッセージ(ただし無視しても問題がないメッセージ)が出力される(KB 1004499)
- DRS のルール名と DRS の詳細オプション設定で ASCII 以外の文字がサポートされていない(KB 1004178)
- Dell OpenManage のインストール後に CPU 使用率が急速に上がる(KB 1004508)
- crossdup 中に UserDuct_Open が、VMK_WOULD_BLOCK または待機者リストが空ではない旨を伝える警告で失敗する(KB 1004385)
解決した問題
このリリースは、 VMware ESX 3.5 Update 1およびVMware ESXi Update 1(EmbeddedおよびInstallable)に解決した問題(KB 1004689)のナレッジ ベースの記事に説明した問題、パッチのドキュメントに説明した問題、次のすべての問題を修正します。
アップグレードおよびインストールの問題
- ESX 3.0.1 または 3.0.2 から VMware ESX 3.5.0 へのアップグレード後に、RPM を手動でインストールする必要があることがある
- VirtualCenter データベース名が 20 文字を超える場合、アップグレードが失敗する(KB 1004297)
- [パフォーマンス データの保存(Preserve Performance Data)] オプションを選択しなかった場合、データベースのアップグレードが失敗する(KB 1004353)
- VirtualCenter データベースのアップグレードが、算術演算のオーバフロー エラーで失敗する(KB 1004296)
- ネットワーク スイッチで設定されている STP 転送遅延が大きい場合、スクリプトによる ESX のインストールが失敗する(KB 1004079)
- ESX 3.0.xをインストールする時、FC(ファイバ チャネル)HBAを切断する必要があります。(KB 1004260)
- 以前のインストールが検出されると、「標準」の ESX インストールで VMSF パーティションを作成できない(KB 1003309)
- ESX のインストール時に [パーティション作成オプション] 画面に Anaconda エラーがスローされる(KB 1003217)
ネットワークの問題
VirtualCenter と VI Client、Web Access の問題
- ソケット関連のエラーで VirtualCenter サーバ から ESX ホストへの接続が切断される(KB 1004300)
- iSCSI を有効にする場合、ファイアウォールのiSCSI ポートが自動的に構成されません。
以前のリリースでは、VI Clientを使用してiSCSIを有効にする場合は、ESXファイアウォールは、iSCSI通信を可能にするように自動的に構成されません。このリリースでは、VI Client から iSCSI が有効にされると、ESX ファイアウォールは、iSCSI 通信を可能にするように自動的に構成されます。
- ESX 3.0.2. Update 1 ホストを VirtualCenter 2.5に追加できない
以前のリリースでは、ESX 3.0.2 Update 1 ホストの追加に失敗し、次のエラーが報告されます。「指定されたホストにアクセスできません....」このリリースでは、この問題は解決済みで、VirtualCenter 2.5 Update 1 に、ESX 3.0.2 Update 1 ホストが成功に追加できました。
- License Server との接続が失われると、VirtualCenter の反応が鈍くなり、ホストがVirtualCenterから切断された
このリリースでは、以前のリリースで検出された、次の問題を解決します。License Server と VirtualCenter との接続が失われると、VirtualCenter サーバの反応が鈍くなり、または VirtualCenter Server Service が再起動される場合は ESX ホストが切断されます。旧バージョンでこの問題を解決するには、License Server を再起動します。
仮想マシンの管理の問題
- ゲストをカスタマイズする 1 つのテンプレートを使用した仮想マシンの同時クローン作成が失敗する(KB 1002584)
VMotion による移行の問題
- VMware DRSを有効にしたクラスタでVMotionを実行した場合、仮想マシン CPU 使用率が異常に高くなる(KB 1003638)
- DRS が構成されたホストは、VMotion 操作により多数の移行を生成する
このリリースでは、 KB 1003638で説明された問題に関する、次の問題を解決します。VirtualCenter では、多数の移行がキューに入ります。この VirtualCenter は、DRS クラスタの一部の仮想マシンにより構成されたホストが保守モードに入ります。
国際化に関する既知の問題点
このリリースの VMware Infrastructure 3 には、英語以外の言語のサポートに役立つ機能拡張や修正が含まれます。このセクションでは、英語以外のロケールのサポートに関する既知の問題点について説明します。
ASCII 以外の文字の入力制限
- Virtual Infrastructure 3 またはそのコンポーネントのいずれかをインストールするコンピュータの名前には、ASCII 以外の文字を使用しないでください。
- VirtualCenter サーバをインストールするコンピュータまたは仮想マシンの名前に ASCII 以外の文字があった場合、VirtualCenter サーバのインストールに失敗します。
- すべてのコンポーネントについて、インストーラで指定されたデフォルトのインストール パス名を使用するようにします。インストーラは ASCII 以外の文字を含むインストール パス名をサポートしないため、インストール パスを、ASCII 以外の文字を含むパスに設定する等の変更をしないでください。
- DRS クラスタの [設定の編集(Edit Settings)] の下にある、[仮想マシンのルール(Virtual Machine Rule)] の名前フィールドに ASCII 以外の文字を入力しないでください。ASCII 以外の文字を入力すると、VirtualCenter サーバが起動しなくなります。
- DRS クラスタの [設定の編集(Edit Settings)] の下にある [詳細オプション(Advanced Options)] のフィールドでは、いずれも ASCII 以外の文字を入力しないでください。ASCII 以外の文字を入力すると、VirtualCenter サーバが起動しなくなります。
- データストア名、仮想ネットワーク名、およびイメージ ファイル名(CD、DVD、およびフロッピー ドライブ)は、ASCII 文字にのみ制限されます。
- [今日のメッセージ(Message of the Day)] には ASCII 文字のみを使用するようにします。
- VirtualCenter サーバへのログインは、ユーザー名(Windows のログイン アカウント名)に ASCII 文字のみを使用している場合にサポートされます。
- ASCII 以外の文字を使用すると、イメージのカスタマイズが失敗する場合があります。(ベータ版の場合のみ)
- カスタム属性の名前と値には、ASCII 文字のみを使用する必要があります。
- 一般的なインターネットの運用およびプロトコルに適合させるため、次の項目は ASCII 文字を含むことができません。ホスト名、ワークグループ名、ドメイン名、URL、E メール アドレス、SMTP サーバ名、SNMP コミュニティー文字列。
- ASCIIエンコーディングを使用するゲストOSのカスタマイズがサポートされていますが、UTF-8エンコードの日本語、中国語またはドイツ語のネイティブ文字を使用するカスタマイズのサポートが制限されています。非ASCIIエンコードの所有者、組織、ユーザー名、またはパスワードを使用するカスタマイズの場合、VirtualCenterおよびsysprepツールがゲストOSと同じロケールにホストされる必要があります。このシナリオにはUTF-8回答ファイルの使用が含まれます。
ASCII 以外の文字の表示制限
- VirtualCenter サーバを言語が異なる Windows で実行中の VI Client で管理する場合、Windows における言語固有のサポート状況の違いが原因で、文字が正常に表示されない場合があります。
- ASCII 以外の文字を含むログの場所またはユーザー名がエラー メッセージに含まれる場合、ローカライズされた環境では正常に表示されません。
- VMware Converter のインポート ウィザードを使用する場合、日時書式が現在のロケールと異なる場合があります。
- ロケールが日本語の場合、[タスク ビュー(Task View)] タブの [ステータス(Status)] コラムおよび [タスク詳細(Task Details)] では、Unicode 文字は 「???」 で表示されます。
- [概要(Summary)] タブの [コマンド(Commands)] セクションは適切に表示されません。
- デフォルト エンコードを正しく使用して、ASCII以外のデータストア パス名がサポートおよび表示されていません。ただし、UTF-8にwebブラウザ デコードを手動で変更することで、一部のASCIIパス名以外を表示することができます。
Guided Consolidation の制限
[Guided Consolidation] タブは、en_US ロケールでのみ使用できます。
翻訳の問題
このリリースでの翻訳に関する既知の問題点は次のとおりです。
国際化に関するその他の問題点
次の追加の問題点が見つかっています。