注 : VMware ESX Update 2 (ビルド番号 103908) および VMware ESXi 3.5 Update 2 (ビルド番号 103909) で仮想マシンのパワーオンまたは VMotion が正常に機能しないという問題が、多くのお客様およびパートナー様より報告されています。この問題は、VMware ESX 3.5 Update 2 へのアップグレードを行われたお客様で、2008 年 8 月 12 日以降に発生しています。ベータ版の製品の有効期限がリリースのビルドでも誤って有効になったままであるために、有効期限が切れてしまいます。 VMware ESXi バージョン 3.5 Update 2 Embedded の新規インストール (ビルド番号 110271) では、この問題は発生しません。詳細は、ナレッジベース KB 1006716 を参照してください。

 

VMware ESXi バージョン 3.5 Update 2 Embedded | 2008 年 8 月 13 日 | ビルド 110271

VMware Infrastructure Management Installer | 2008 年 7 月 25日 | ビルド 104263 (英語版のみ)

VirtualCenter 2.5 Update 2 | 2008 年 7 月 25 日 | ビルド 104215

VMware Infrastructure Management Installer | 2008 年 7 月 25日 | ビルド 104265

VirtualCenter 2.5 Update 2 | 2008 年 7 月 25 日 | ビルド 104249

詳細は、「適切なVMware Infrastructure Management Installer ビルドの選択 」を参照してください。

最新ドキュメントーアップデート:2008 年 7 月 25 日

本リリース ノートに対する追加情報およびアップデートを適宜確認してください。

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

注:多くの公開ドキュメントには、VMware ESX 3.5はVMware ESX 3.5として、VMware ESXiはVMware ESXi 3.5として知られています。このリリース ノートには、インターフェイスとドキュメントを一致させるために、旧規則の使用を続行します。将来のリリース ノートでは製品名をアップデートします。

新機能

ここでは、次に示す VMware Infrastructure 3 のこのリリースで利用できる主要な強化機能のいくつかを紹介します。

注:VirtualCenter および VMware ESX のバージョンのすべての組み合わせがサポートされているわけではありません。また、ここに示す主要機能は、VMware ESX 3.5 Update 2 とともに VirualCenter 2.5 Update 2 を使用しているのでない限りすべてが使用可能というわけではありません。互換性に関する詳細な情報については、『 ESX Server、VirtualCenter、および VMware Infrastructure Client の互換性マトリックス』を参照してください。

機能

  • Windows Server 2008 のサポート:ゲスト OS として、Windows Server 2008 (Standard、Enterprise、および Datecenter Edition) がサポートされるようになりました。VMware のメモリのオーバーコミット技術と ESX の信頼性を背景に、この新しいゲスト OS を使用して仮想マシンの密度を最大化し、高い ROI (投資回収率) を達成することが可能になります。Windows Server 2008 では、ゲスト OS のカスタマイズおよび MSCS (Microsoft Cluster Server)はサポートされていません。
  • Enhanced VMotion Compatibility:EVC (Enhanced VMotion Compatibility) は、Intel FlexMigration または AMD-V Extended Migration テクノロジーを使用して自動的にサーバの CPU を構成し、古いサーバと互換性を持つようにすることで、CPU 世代間での VMotion の互換性問題を簡素化します。VirtualCenter インベントリのクラスタで EVC を有効にすると、そのクラスタ内のすべてのホストが構成され、VMotion における CPU の互換性を保証します。VirtualCenter では、EVC クラスタ内にすでに存在するホストと互換性を持つよう自動的に構成できないホストを追加することはできません。
  • Storage VMotion:FC/iSCSI データストア間での Storage VMotion の実行がサポートされるようになりました。これは、ESX/ESXi 3.5 Update 1 でもサポートされています。
  • VSS による静止のサポート:Windows Server 2003 ゲストの静止スナップショットの作成時、ファイルシステムとアプリケーションの両方の静止がサポートされるようになりました。Windows Server 2008 ゲスト では、ファイルシステムの静止のみがサポートされます。詳細は、『 仮想マシン バックアップ ガイド』および『 VMware Consolidated Backup 1.5 リリース ノート』を参照してください。
  • 仮想ディスクのホット拡張のサポート:仮想マシンの実行中の仮想ディスクの拡張機能が提供されます。

対応ハードウェアおよび管理機能

  • 8Gb ファイバ チャネル HBA:8GB ファイバ チャネル HBAがサポートされます。詳細については、『 VMware ESX 3.5 および VMware ESXi I/O 互換性ガイド』を参照してください。
  • SAS アレイ:新たな構成がサポートされるようになりました。詳細については、『 VMware ESX 3.5 および VMware ESXi ストレージ/SAN 互換性ガイド』を参照してください。
  • 10 GbE iSCSI イニシエータ:10GbE インターフェイスを介した iSCSI がサポートされるようになりました。これは、ESX/ESXi 3.5 Update 1 でもサポートされています。
  • 10 GbE NFS のサポート:10GbE インターフェイスを介した NFS がサポートされるようになりました。
  • IBM System x3950 M2:4 シャーシ構成の x3950 M2 がサポートされます。マルチノード IPMI(Intelligent Platform Management Interface)ドライバおよびプロバイダを通じてハードウェアを管理する機能を備えています。最大 32 のコアを持つシステムが完全サポートされます。32 より多いコアを持つシステムについては試験的にサポートしています。
  • IPMI OEM 拡張サポート:IPMI OEM 拡張コマンドの実行がサポートされます。
  • CIM プロバイダを通じてのシステム健全性の監視:ハードウェア監視を強化するために、QLogic および Emulex が提供するストレージ管理プロバイダを含むより多くの CIM(Common Information Model)プロバイダが追加されました。LSI MegaRAID プロバイダについても、試験的なサポート対象に含まれています。
  • システムの健全性情報の表示:VMware ESX 3.5 および VMware ESXi の両方について、より詳細なシステムの健全性情報が VI Client で表示されるようになりました。
  • ESXi での NetQueue のサポート:リモート CLI (Command Line Interface) によって、ESXi で NetQueue 構成がサポートされるようになりました。NetQueue を有効にする方法は、ナレッジベースの記事 KB 1006272 を参照してください。
  • リモート CLI:VMware ESX 3.5 および VMware ESXi で、リモート CLI がサポートされるようになりました。詳細は、『 リモート コマンドライン インターフェイスのインストールおよびリファレンス ガイド』を参照してください。

ゲスト OS のサポート

  • Solaris10 U5:32 ビットおよび64 ビットのバージョンがサポートされるようになりました。
  • SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2:32 ビットおよび64 ビットのバージョンがサポートされるようになりました。32 ビットも VMware VMI (Virtual Machine Interface) をサポートし、したがって VMware 環境用にパフォーマンスが最適化されています。
  • Ubuntu 8.04:32 ビットおよび64 ビットのバージョンがサポートされるようになりました。32 ビットも VMware VMI (Virtual Machine Interface) をサポートし、したがって VMware 環境用にパフォーマンスが最適化されています。

ドライバおよびライブラリのアップデート

  • ドライバのアップデート:tg3 ドライバがバージョン 3.81c にアップデートされました。megaraid_sas ドライバは バージョン 00.00.03.19 にアップデートされました。
  • ライブラリのアップデート:StoreLib がバージョン 2.51 にアップデートされました。

VMware High Availabilty (HA)

VirtualCenter 2.5 update 2 は VMware Tools ハートビートによって仮想マシン障害の個別監視を完全サポートする機能を追加します。このリリースには、ESX および ESXi ホストの組み合わせを混在するクラスタでのサポートを拡張して、DNS で構成の依存関係の対応を短縮します。

VirtualCenter のアラーム

VirtualCenter 2.5 Update 2 では、メモリ、電源装置などの個別のシステム コンポーネントそれぞれの健全性を確認することによって、サーバ全体の健全性に関するアラームのサポートが拡張されています。ホストの機能が低下するとアラームを生成するように設定することができるようになっています。

Guided Consolidation の機能強化

Guided Consolidation に、管理者が、検出したシステムのリストをコンピュータ名、IP アドレス、ドメイン名、分析状況でフィルタする機能が付加されました。管理者は、システムが [統合] ウィザードで自動検出されるのを待つことなく、分析用の物理ホストを明示的に追加することもできます。ホスト名または IP アドレスのいずれかを指定して、手動でシステムを分析対象に追加できます。複数のホスト名や IP アドレスの場合は、コンマまたはセミコロンで区切って指定して、分析対象とします。また、統合で分析する必要がある IP アドレスの範囲を指定して、あるいはホスト名または IP アドレスのリストを含むファイルをインポートして、システムを手動で分析対象に加えることもできます。管理者は、Guided Consolidation が提供する推奨をオーバーライドしたり、変換ウィザードを手動で起動したりすることもできます。

仮想マシンのライブでのクローン作成

VirtualCenter 2.5 Update 2 では、実行中の仮想マシンを全く停止することなくパワーオン状態の仮想マシンのクローンを作成する機能を備えています。したがって、管理者は、もうクローンを作成するために仮想マシンをパワーオフにする必要はありません。

Windows シングル サインオンのサポート

ローカル ワークステーション上の現在の Windows ドメインのログイン資格を使用して、VirtualCenter に自動的に認証を与えることができるようになりました(資格が VirtualCenter サーバで有効な場合に限る)。この機能は、証明書およびスマートカードによる Windows へのログインもサポートしています。VI Toolkits を使用して記述されたスクリプトが、現在のセッションの Windows の証明書を活用して VirtualCenter に自動的に接続することができるように、VI Client または VI Remote CLI とともに使用できます。

プラグインのアップデート

このリリースの VMware Infrastructure 3 ソフトウェア スイートには、次の機能も含まれます。

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以前のリリースの VMware Infrastructure 3

VMware Infrastructure 3 の以前のリリース(VMware ESXi バージャン 3.5 および VirtualCenter 2.x リリースを含む) の機能および既知の問題点については、各リリースのリリース ノートで説明しています。次に示すリンクをクリックすると、それぞれ以前のリリースの VMware Infrastructure 3 コンポーネントのリリース ノートが表示されます。

VMware ESXi Embedded のリリース

VirtualCenter のリリース

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はじめに

 

注:このリリースを物理 CD メディア以外からインストールしている場合は、「 VMware ESX ISO イメージのファイル名が 64 文字を超えていると内容の抽出が不完全なものになる」(KB 1005283)のナレッジ ベース記事を参照して、インストールに関する重要な既知の問題を確認してください。

VMware ESX、VirtualCenter、および VMware Infrastructure Client の互換性

VMware ESX、VirtualCenter、および VMware Infrastructure Client の互換性マトリックス』が記載されたガイドに、VMware ESX、VirtualCenter、VI Client などの VMware Infrastructure 3 コンポーネントの最新バージョンと以前のバージョンの互換性に関する詳細情報が記載されています。

今回のリリースの構成に関する注意点

VMware ESXi の構成と VirtualCenter ソフトウェアのインストールを行う前に、VMware ESX の各システム互換性ガイドを参照してください。サーバ、I/O、ストレージ、ゲスト OS、管理エージェント、およびバックアップ ソフトウェアに互換性があることを確認する必要があります。また、これらのガイドでは、今回のリリースでの最小要件やスケーリング制限の問題も扱っています。

  • VMware ESX 3.5 および VMware ESXi システム互換性ガイド( PDF
  • VMware ESX 3.5 および VMware ESXi ストレージ/SAN 互換性ガイド( PDF
  • VMware ESX 3.5 および VMware ESXi ストレージ/SAN 互換性ガイド( PDF
  • VMware ESX 3.5 および VMware ESXi バックアップ ソフトウェア互換性ガイド( PDF

VMware ESXi および VirtualCenter の構成の具体的な手順については、『 VMware ESXi Embedded セットアップ ガイド』を参照してください。

適切な VMware Infrastructure Management Installer ビルドの選択

ダウンロードで利用可能な VMware Infrastructure Management Installer には 2 つのビルドがあります。次のうちの 1 つを選択します。

  • ビルド 104263 英語のページ( http://www.vmware.com/download/)で入手可能です。このビルドには、VI Client (ビルド 104215) の英語版のみが含まれており、VI Client がインストールされている Windows システムの言語に関係なく、英語で実行します。
  • ビルド 104265 中国語( http://www.vmware.com/download/)、ドイツ語( www.vmware.com/de/download/)、日本語( www.vmware.com/jp/download/)のページで入手可能です。このビルドにはグローバル化されたインストーラが含まれており、英語、中国語、ドイツ語、日本語版の VI Client をインストールします。これらは、現在 VI Client がインストールされている Windows オペレーティング システムのロケールに対応します。

VMware Infrastructure Client インストーラの変更

VI Client のスタンドアロン インストーラ(ESX Web Access から使用可能)では、VI Update Service のインストールも可能です。VI Update Service は、VMware ESXi ホストのアップデートおよびパッチの適用のために使用されます。スタンドアロンの VI Client インストーラでは、必要のない VI Update Service がインストールされないようにするため、このツールのインストールがオプションに変更されています。ただし、VirtualCenter 統合インストーラ(VC 2.5 U2 のダウンロードに含まれる)では、インストールオプション [VI Client] を選択すると必ず VI Update Service はインストールされるようになっています。

VirtualCenter 2.5 Update 2 へのアップグレードまたは移行

また、VirtualCenter 1.4.1 から、VirtualCenter 2.0.2 (Update 1、Update 2 および Update 3 を含む)、または VirtualCenter 2.5 から VirtualCenter 2.5 Update 2 へアップグレードもサポートされています。『 アップグレード ガイド』に記載されているアップグレードおよび移行方法の詳細とガイドラインをお読みください。

注:VMware Update Manager の以前のバージョンは、VirtualCenter 2.5 Update 2 との互換性はなく、インストール プロセス中に VMware Update Manager 1.0 Update 2 アップグレードする必要があります。

VMware ESXi バージョン 3.5 Update 2 へのアップグレードまたは移行

このリリースでは、仮想マシンのVMware ESX 2.x 以降のバージョン(ESX Server 3.0.x を含む)から VMware ESXi への移行がサポートされています。インストールおよびアップグレード方法の詳細については、『 アップグレード ガイド』を参照してください。

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このリリースに含まれるパッチ

このリリースには、この製品のリリース日より前にリリースされた、ESX Server ソフトウェアのすべてのパッチが含まれます。各パッチの詳細については、「 VMware ESXi のパッチのダウンロード ページ」を参照してください。

VMware ESXi バージョン 3.5 Update 2 Embedded には次のパッチが含まれます。

以前にリリースされたバンドル:

  • ESXe350-200805501-O-SG
  • ESXe350-200804401-O-BG
  • ESXe350-200802401-O-BG
  • ESXe350-200712401-O-BG

VMware ESXi バージョン 3.5 Update 2 Embedded とともにリリースされたバンドル:

  • ESXe350-200803201-O-UG

各パッチの内容の詳細については、ダウンロード ページに記載されたドキュメントを参照してください。

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既知の問題点

このリリースの既知の問題点を次に示します。

バックアップ

  • ESX または ESXi がサポートしていた従来のバックアップ製品について、Windows Server 2008 ではサポートを保証しない
    Veritas Netbackup 6.0 または Commvault Galaxy v 6.1 SP4 などの従来のバックアップ エージェントを Windows 2008 仮想マシンにインストールする場合、インストールに失敗する場合があります。Legato Networker 7.4 SP1、TSM 5.5、BackupExec 11d などのその他のバックアップ製品の場合、正常にインストールできても、適切にバックアップしません。
  • Consolidate Helper のスナップショットが自動的に削除されない場合がある
    VMware ESX 3.5 Update 2 では、Consolidate Helper スナップショットが繰り返し作成され、スナップショット作成中に仮想マシンを使用できなくなる時間を最小限に抑えます。その結果、Consolidate Helper スナップショットは Consolidate Helper ではなく Consolidate Helper-XXX と呼ばれます。VMware ESX 3.5 Update 2 と VMware Consolidated Backup 1.1 を組み合わせて使用する場合、スナップショットを削除するときに vcbMounter が処理に失敗すると、この一時的なスナップショットは取り残される可能性があります。 vbCleanup.batコマンドは、この Consolidate Helper-XXX スナップショットを削除しません。VI Client を使用して手動で削除する必要があります。VMware Consolidated Backup 1.5 では、この問題は発生しません。

CIM および API

  • IBM マルチノード システムでは、一部の CIM クラスが適切に機能しない
    確認されている問題を次に示します。次のクラスでは、EnumerateInstance 処理が Enumerate InstanceNames 処理よりも 1 つ少ないインスタンスを返します。

    • CIM_AssociatedSensor
    • CIM_MemberOfCollection
    次のクラスでは、一部のインスタンスで GetInstance 処理が失敗します。ただし、EnumerateInstances 処理は成功します。
    • CIM_HostedService
    • CIM_Sensor
    • CIM_SystemDevice
    • CIM_Slot
    • CIM_ElementConformsToProfile
    次のクラスでは、EnumerateInstances および EnumerateInstanceNames 処理は失敗し、何も結果を返しません。
    • CIM_OwningCollectionElement
    • CIM_RedundancySet
  •   RequestStateChange (RestoreDefaultThresholds) の処理でエラーが発生する
    VMware ESX 3.5 の場合、RequestStateChange (RestoreDefaultThresholds) 処理において、一部のセンサーで次のようなエラー メッセージが表示されます。
    CIM_ERR_FAILED:索引の境界外

    エラーメッセージが表示されますが、CIMOM はしきい値をリストアします。
  • VI Client は HP サーバにある電源冗長性センサーの名前を誤って表示する
    VI Client を使用して HP サーバ システム上のVMware ESX インストールに接続する場合、VI Client はサーバにある電源冗長性センサーを物理的な電源装置として表示します。たとえば、2 つの物理的な電源装置がある冗長性センサー付きの HP サーバの場合、VI Client はこの冗長性センサーを 「Power Supplies for Power Supply 3」 と表示します。
  • CIM_RecordLog インスタンスで CallMethod クエリーを実行すると失敗する場合がある
    VMware ESX 3.5 Update 2 の場合、CIM_RecordLog インスタンスで CallMethod クエリー (cm) を実行すると成功しない場合があります。ただし、リモート管理コンソールまたはインターフェイスを使用して、システムのイベント ログを消去できます。
  • CIM_NumericSensor クラスの必須プロパティ MaxReadable、NominalReading、NormalMax、NormalMin、および PollingInterval に誤った値が表示される
    CIM_NumericSensor のインスタンスには、MaxReadable、NominalReading、NormalMax、および NormalMin のプロパティ セットがあります。実際のセンサーがこれらのプロパティ値をサポートしていない場合、CIM の応答において、これらの値は「不明」ではなく「0」と表示されます。
  • センサーのしきい値への変更がすぐには反映されない
    CIM を使用してセンサーのしきい値を変更すると、センサーの一覧に新しいプロパティの値がすぐには表示されません。変更は約 1 分後に反映されます。

ゲスト OS

VMware High Availability (HA)

  • ESX Server ホストがメンテナンス モードまたはスタンバイ モードに入っているときは、仮想マシンの移行は推奨されない
    ホストがメンテナンス モードまたはスタンバイ モードに切り替え中で、切り替わったあとに VMware HA のフェイルオーバー レベルに違反する場合、そのホストからの仮想マシンの移行は推奨されません (完全自動化モードの場合は実行されません)。厳密な HA の許可制御が有効であるかどうかに関わらず、この制約は適用されます。
  • ESX Server のインストーラは無効なサブネット マスクを受け付けて、インストールを続行する
    テキスト モードでVMware ESX をインストールする場合、無効なサブネット マスクを入力しても、インストーラはエラー メッセージを出力せずに処理を続行します。GUI モードのインストールでは、入力されたサブネット マスクの値が 255 を超えた場合に限り、インストーラはエラー メッセージを出力します。

国際化

VI Client および VI WebAccess では、すべてのフィールドで ASCII 以外の文字で入力できますが、次のような制限があります。

ASCII 以外の文字の入力制限

  • Virtual Infrastructure 3 またはそのコンポーネントのいずれかをインストールするコンピュータの名前には、ASCII 以外の文字を使用しないでください。
  • VirtualCenter サーバをインストールするコンピュータまたは仮想マシンの名前に ASCII 以外の文字があった場合、VirtualCenter サーバのインストールに失敗します。
  • すべてのコンポーネントについて、インストーラで指定されたデフォルトのインストール パス名を使用するようにします。インストーラは ASCII 以外の文字および拡張 ASCII 文字を含むインストール パス名をサポートしないため、インストール パスを、ASCII 以外の文字を含むパスに設定する等の変更をしないでください。
  • データストア名、仮想ネットワーク名、およびイメージ ファイル名(CD、DVD、およびフロッピー ドライブ)は、ASCII 文字にのみ制限されます。
  • [今日のメッセージ(Message of the Day)] には ASCII 文字のみを使用するようにします。
  • VirtualCenter サーバへのログインは、ユーザー名(Windows のログイン アカウント名)に ASCII 文字のみを使用している場合にサポートされます。
  • ASCII 以外の文字を使用すると、イメージのカスタマイズが失敗する場合があります。
  • カスタム属性の名前と値には、ASCII 文字のみを使用する必要があります。
  • 一般的なインターネットの運用およびプロトコルに適合させるため、次の項目は非 ASCII 文字を含むことができません。ホスト名、ワークグループ名、ドメイン名、URL、E メール アドレス、SMTP サーバ名、SNMP コミュニティー文字列です。
  • ASCIIエンコーディングを使用するゲストOSのカスタマイズがサポートされていますが、UTF-8エンコードの日本語、中国語またはドイツ語のネイティブ文字を使用するカスタマイズのサポートが制限されています。非ASCIIエンコードの所有者、組織、ユーザー名、またはパスワードを使用するカスタマイズの場合、VirtualCenterおよびsysprepツールがゲストOSと同じロケールにホストされる必要があります。このシナリオにはUTF-8応答ファイルの使用が含まれます。

ASCII 以外の文字の表示制限

  • VirtualCenter サーバを言語が異なる Windows で実行中の VI Client で管理する場合、Windows における言語固有のサポート状況の違いが原因で、文字が正常に表示されない場合があります。
  • ASCII 以外の文字を含むログの場所またはユーザー名がエラー メッセージに含まれる場合、ローカライズされた環境では正常に表示されません。
  • VMware Converter のインポート ウィザードを使用する場合、日時書式が現在のロケールと異なる場合があります。
  • ロケールが日本語の場合、[タスク ビュー] タブの [ステータス] コラムおよび [タスク詳細] では、Unicode 文字は 「???」 で表示されます。
  • [概要] タブの [コマンド] セクションは適切に表示されません。

Guided Consolidation の制限

[Guided Consolidation] タブは、en_US ロケールでのみ使用できます。

翻訳の問題

このリリースでの翻訳に関する既知の問題点は次のとおりです。

  • アップグレード ウィザードが翻訳されていません。
  • ESX Server ホストから送信される一部のメッセージが翻訳されていません。
  • ローカライズされた一部のインタフェースのレイアウトがまだ完成していません。

国際化に関するその他の問題点

次の追加の問題点が見つかっています。

  • 日本語版の VI Client を使用している場合、[ネットワークの追加] ウイザードの [ネットワーク アクセス] ページでテキストが切り詰められる
    日本語版の VI Client を使用して VirtualCenter にアクセスすると、[ネットワーク アクセス] ページにある [ ネットワーク] (IP アドレス)の詳細が切り詰められます。
    [ 構成] タブの [ ネットワーク] オプションから [ ネットワークの追加] を選択すると、[ネットワークの追加] ウィザードに [ネットワーク アクセス] ウィンドウが表示されます。
    回避策
    [ネットワーク アダプタ] ページでネットワーク情報 (IP アドレス) を表示できます。[構成] - [ネットワーク] - [プロパティ] - [ネットワーク アダプタ] を選択して、[ネットワーク] が表示されます。
  • Virtual Infrastructure Client のホストのオペレーティング システムの言語と、VirtualCenter サーバまたはデータベースのホストのオペレーティング システムの言語が異なる場合、アラームの [スクリプトの実行] アクションで使用される値が VirtualCenter サーバの再起動後に正しく表示されない場合があります。
  • 簡体中国語バージョンのVI Web Accessに[キャンセル]ボタン出のテキストが正しくない、文字化けされます。
  • 選択した言語設定を VI Client がオーバーライドすることがある
    VI Client が選択した言語設定をオーバーライドして、本来の言語ではない言語で一部のメッセージを表示する場合があります。サーバ (VirtualCenter サーバおよびVMware ESX) で設定された言語で、サーバが動的に生成したメッセージを表示する場合があります。ただし、すべてのソフトウェアが同じ言語プラットフォームで実行されている場合、この問題は発生しません。
  • ドイツ語版 VI Client の [再インストール(Reinstall)] ウィザードに誤ったテキストが表示される
    ドイツ語版の VI Client では、[再インストール(Reinstall )] ウィザードに誤ったテキストが表示されます。
    [再インストール(Reinstall)] ウィザードには、
    「[インストール(installation)] ウィザードでは VMware Infrastructure Client 2.5 を削除できます。」と表示されずに、次のテキストが表示されます: 「Der Installations-Assistent ermöglicht Ihnen, VMware Infrastructure Client 2.5 zu reparieren oder zu entfernen.」。 自動生成された仮想マシン名を含むリンクが機能しない

    WebAccess を使用すると、自動生成された仮想マシン名 (「+5paw55qE5qih5p2,/」 のように、通常 「+」 記号で開始して 「/」 で終了) を含むリンクをクリックしてデータストアを参照する場合、Web ブラウザは空のページを生成するか、「Not Found Error」 ページを表示します。ただし、VI Client を使用して、このような仮想マシンにアクセスできます。

VMotion での移行

その他の問題