VMware Converter Enterprise Update 1 for VirtualCenter 2.5 リリース ノート
VMware Converter Enterprise Update 1 for VirtualCenter 2.5 | 2008 年 4 月 30 日 | ビルド 62387
ビルド 62387 は、VMware Converter Enterprise for VirtualCenter 2.5 のアップデートリリースです。
リリース ノートの内容
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
- VMware Converter Enterprise for VirtualCenter の紹介
- Converter Enterprise Update 1 for VirtualCenter 2.5 の変更点
- インストールに関する注意事項
- アップグレードに関する注意事項
- プラットフォーム
- 相互運用性とサポートされているゲスト OS
- 既知の問題
- 修正済みの問題
このリリース ノートでは、VMware Converter Enterprise for VirtualCenter モジュールに関する情報を提供します。VirtualCenter の新機能と要件、インストールについては、『VMware Infrastructure 3 バージョン 3.5 リリース ノート』をご覧ください。
VMware Converter Enterprise for VirtualCenter の紹介
VMware Converter Enterprise for VirtualCenter は VirtualCenter 向けのアドオン プラグインであり、物理マシンおよび仮想マシンの両方を VMware Infrastructure に移行するための、使いやすく、拡張性の高い統合ソリューションを提供します。大規模移行用に最適化された Converter Enterprise では、VirtualCenter ユーザー インターフェイスを使用して、物理から仮想 (P2V) および仮想から仮想 (V2V) への移行タスクを作成、編集、監視することができます。Converter Enterprise はまた、サポートしているサードパーティのイメージを直接 VirtualCenter の管理対象仮想マシンにインポートできます。
物理から仮想(P2V)への移行では、Converter Enterprise はホット クローニングを使用することでライブ移行することが可能であり、このため、ソース物理マシンの中断やダウンタイムを生じることがありません。ホット クローニングでは、物理ソースにエージェントがインストールされ、変換前にボリューム シャドウ コピー サービス(VSS)スナップショットを使用するように変換されます。稼働中の物理環境にエージェントをインストールする方法を取らない場合は、従来のコールド クローニングによる P2V 変換を使用できます。コールド クローニングでは、物理マシンをシャット ダウンし、Converter Enterprise Boot CD を使用してオフライン変換を行います。
Converter Enterprise は、VirtualCenter 管理下の仮想マシンを、VMware Workstation や VMware Server、VMware ACE などの、ホスト ベースの VMware プラットフォームにエクスポートする機能も備えています。
Converter Enterprise Update 1 for VirtualCenter 2.5 の変更点
VMware Converter Enterprise Update 1 for VirtualCenter 2.5 は、VMware Converter Enterprise for VirtualCenter 2.5 のアップデートリリースです。「 修正済みの問題」で説明しているようにバグが修正されています。また「 既知の問題」で説明する問題が存在します。
インストールに関する注意事項
VMware Converter Enterprise for VirtualCenter のインストールは、既存の VirtualCenter 2.5 以降のサーバとの接続を必要とします。Converter Enterprise のインストールごとに、1 つの Converter Enterprise サーバ インスタンスに関連付ける必要があります。
VMware Converter Enterprise for VirtualCenter は、サーバ コンポーネント 1 つとクライアント コンポーネント 1 つで構成されます。サーバ コンポーネントは、VirtualCenter サーバと同じシステムにインストールしても、別のシステムにインストールしてもかまいません。クライアント コンポーネントは、基本的には VMware Infrastructure Client(VI Client とも表記)のプラグイン インターフェイスです。
VMware Converter Enterprise for VirtualCenter のサーバ コンポーネントは、インストールされているスタンドアロンの VMware Converter 3.x 製品と共存できます。
新規VMware Converter Enterprise Update 1 for VirtualCenter 2.5 へのアップグレードの際には、インストーラによってシステムの再起動が要求されます。システムを再起動することによってアップグレードが正常に完了します。
新規アップグレードに関する注意事項
Converter Enterprise の Update 1 バージョンでは、付属のインストーラでクライアントのプラグインが自動的にアップグレードされることはありません。最新のクライアントのプラグインをインストールするには、それを手動でインストールする必要があります。
- [スタート] - [コントロール パネル] を選択して、[プログラムの追加と削除] を開きます。
- [VMware Converter Enterprise クライアント] を選択して、削除します。
- プラグイン マネージャを開き、[Available] タブを表示し、[Download and install] オプションを選択します。
- プラグイン マネージャで、[Installed] タブを選択し、クライアントのプラグインを有効にします。
- [Installed] タブに正しいバージョン番号が表示されていることを確認します。正しいバージョン番号は、4.0.0.62387 です。
VirtualCenter 2.5 へのアップグレードの際に新規データベースのインストールを選択した場合は、アップグレードのあと VI Client で Converter Enterprise を使用することができなくなります。詳細については、VMware ナレッジ ベース の記事「Update Manager and Converter Enterprise Plug-Ins are not Available in the VI Client (アップデート マネージャおよび Converter Enterprise プラグインが VI Clientで使用できない)」を参照してください。この記事は、 kb.vmware.com/kb/1004292で参照できます。
プラットフォーム
VMware Converter Enterprise for VirtualCenter 2.5 のサーバ コンポーネントは、次のプラットフォームにインストールできます。
- Windows 2000 Server SP4(Update Rollup 1)
- Windows XP Pro SP2(32 ビットおよび 64 ビット)
- Windows 2003 Server SP1(32 ビットおよび 64 ビット)
- Windows 2003 Server R2(32 ビットおよび 64 ビット)
インポートやエクスポート、再構成が可能な仮想マシンおよびサードパーティのイメージは、VMware Converter Enterprise for VirtualCenter のサーバ コンポーネントがインストールされたオペレーティング システムによって決まります。オペレーティング システムの互換性については、次の表を参照してください。
Operating System on Which Converter |
互換性を持つソース仮想マシンまたはサードパーティ イメージのオペレーティング システム |
||||
Windows NT |
Windows 2000 |
Windows XP |
Windows 2003 |
Windows Vista |
|
Windows 2000 |
X |
X |
|
|
|
Windows XP Pro |
X |
X |
X |
X |
X |
Windows 2003 Server SP1 |
X |
X |
X |
X |
X |
Windows 2003 Server R2 |
X |
X |
X |
X |
X |
相互運用性とサポートされているゲスト OS
VMware Converter Enterprise for VirtualCenter 2.5 がサポートしている操作対象のソースおよびターゲットは次のとおりです。
物理マシンからのインポート (ソース) |
各種サードパーティ フォーマットおよび VMware 製品からのインポート (ソース) |
VMware ホスト ベースおよびデータセンター製品の仮想マシンへのエクスポート (ターゲット) |
---|---|---|
ホット クローニングまたはコールド クローニングで VI3 仮想マシンにインポート可能なオペレーティング システム
|
|
サポート対象外
|
StorageCraft ShadowProtect、Acronis True Image、および Symantec Backup Exec System Recovery イメージのインポートに関する条件および制限事項については、『VMware Converter Enterprise for VirtualCenter Administration Guide』を参照してください。
次のゲスト OS に対するサポートは試験的なサポートです。VMware Converter Enterprise for VirtualCenter は、これらのオペレーティング システムを含むソース イメージのクローンを作成できますが、ターゲット仮想マシンはインポート後の追加構成なしに動作することもあれば、動作しないこともあります。具体的には、ソース イメージにサポート対象外のハードウェアが含まれている場合は、ターゲット仮想マシンを使用する前に、その構成の変更が必要になることがあります。
- Linux
- Windows NT 3.x
- Windows ME
- Windows 98
- Windows 95
- MS-DOS
既知の問題
今回の VMware Converter Enterprise リリースには、次の問題点あることが確認されています。
Windows NT ゲストを含む Microsoft Virtual PC 2007 イメージをパワーオンにすると、重大なシステム エラーになる
Converter Enterprise Server を使用して、Windows NT ゲストを含む Microsoft Virtual PC 2007 イメージを ESX Server ターゲットにインポートすると、 正常にインポートされたあと、起動時にブルー スクリーンが表示されます。この問題は、すべての ESX Server ターゲット(VMware ESXi/3.5/3.0/2.5)に共通に見られます。
問題が発生したか、途中でキャンセルした Converter Enterprise インポート タスクを再実行しようとすると、ソースが使用中のエラーになることがある
問題が発生したか、途中でキャンセルしたインポート タスクをその後すぐに再実行しようとすると、Converter Enterprise で問題が起き、ソース マシンが使用中と報告されます。インポート タスクで問題が起きるか、インポート タスクがキャンセルされた場合、VMware Infrastructure Client はただちにそのことを示しますが、Converter がターゲットの仮想マシンを削除するのに数分かかります。ソース マシンを再インポートする前に、ターゲット仮想マシンが削除されるまで待ってください。これは、Virtual Center クライアントのタスク区画の「Destroy Virtual Machine task」(Converter Enterprise サーバによって生成されるメッセージ)が正常終了を示すことで分かります。
ソースマシンのディスク サイズが 256GB より大きいと、VirtualCenter への Converter 操作が失敗する
VMware Converter Enterprise でディスク サイズが 256GB より大きいソース マシンをインポートしようとすると、仮想マシンの作成に失敗します。これは、VMFS(Virtual Machine File System)の制限です。デフォルトでは、データストア作成時のブロック サイズ制限は 1MB です。ファイズ サイズを大きくするには、もっと大きなブロック サイズを持つ VMFS3 データストアを作成します。
ブロック サイズ制限は次のとおりです。
- VMFS2:1、2、4、8、16、32、または64MB
- VMFS3:1、2、4、または8MB
Windows が Converter Enterprise サービスの終了を誤判定する
Windows 管理コンソールまたはネット ストップを使用して Converter Enterprise サービスを停止すると、状況によっては、Windows がこの操作を誤って判定し、次のエラー メッセージを発行します。「The process terminated unexpectedly.」。 このエラー メッセージは無視してかまいません。これは、Converter の正常な動作です。
Converter Enterprise が仮想マシンをインポートしているときに VirtualCenter サーバを再起動すると、インベントリの同期がずれる
インポート中に VirtualCenter サーバを再起動すると、実行中の Converer タスクが [Recent Tasks] 区画に表示されません。インポート タスクの実行中に VirtualCenter サーバを停止すると、ターゲット仮想マシンが使用不能になります。 ターゲット仮想マシンをいったん削除してから、インポートし直す必要があります。
無効なカスタマイズ値を使って Windows Vista ソース マシンをインポートすると、ターゲット マシンが壊れる
Windows Vista ソース マシンをカスタマイズしたときに次の状況があると、ターゲット仮想マシンがエラー メッセージを発行し、再起動を繰り返します。
- 製品キーが正しくない。
- ドメイン名またはドメイン管理者の資格が無効である。
- ドメイン コントローラに到達できない。原因としては、たとえば、仮想マシンにネットワーク接続がない、あるいはドメイン コントローラがネットワークに存在しないなど。
回避策:カスタマイズ値が有効であることを確認してください。可能なら、ドメインに参加しないてください。
64 ビット Windows Vista Enterprise システムへの Converter Enterprise Server リモート エージェントのデプロイに失敗する
Converter Enterprise エージェントは、VirtualCenter Server 2.5 が管理するターゲットにリモート ソースをリモートにホット クローニングします。しかし、64 ビット Windows Vista Enterprise の場合は、リモート エージェントはデプロイはされますが、実行に失敗します。このため、それらシステムをリモートにホット クローニングすることができません。
回避策 1:リモート ソースをパワーオフにします。VMware Converter Enterprise Boot CD を使用して、コールド クローニングでシステムをインポートします。
回避策 2:リモートのホット クローニングの前に Windows Vista の User Account Control(UAC)を無効にします。 詳細は、Microsoft Web サイトで「Windows User Account Control Step-by-Step Guide」を検索してください。
VMware Converter Enterprise が短いホスト名を読み取れない
Converter Enterprise エージェントではなく、クライアント マシンが解決可能な Virtual Center 用の短いマシン名を使用して VMware Infrastructure Client にログインすると、エージェントが VirtualCenter との接続に失敗します。リモート ホット クローニングの設定中に Converter Enterprise Server が VirtualCenter アクセスしようとすると、次のエラー メッセージが発行されます。「 Unable to find the server. Verify that the server name is correct and then try again.」
回避策:完全修飾ホスト名か IP アドレスを使用して VMware Infrastructure Client にログインしてください。または、VirtualCenter サーバの短いホスト名がリモート ホストから必ず解決できるようにします。
Converter Enterprise でパワーオン状態にあるホスト ベースのソースをインポートできる
Converter Enterprise では、パワーオン状態かサスペンド中のホスト ベースのソースをインポートできますが、この操作はサポートされていません。Workstation 5.5 または 6.0 ソース マシンのインポートが試みられたときはエラー メッセージを表示して終了されなければなりません。
回避策:インポートの前に仮想マシンをシャットダウンして、パワーオフにしてください。
Windows システムでの受信ファイル共有接続のためのファイアウォール設定
受信ファイルの共有接続を可能にするには、次の場合に Windows ファイアウォールを設定する必要があります。
- マシンを使用してスタンドアロン イメージをホスティングする
- スタンドアロン ターゲットとしてマシンを使用する
- マシンをリモートにホット クローニングする
Windows ファイアウォールを使用する場合、[ファイルとプリンタの共有]を許可する必要があります。また、ファイルとプリンタの共有ポートにアクセスするには、ファイアウォールが許可する IP アドレスのスコープを変更しなければならない場合があります。[ファイルとプリンタの共有]を有効にして、IP アドレスのスコープを変更するには、次の手順に従います。
Windows XP
- [スタート] - [設定] - [コントロール パネル]を選択して、[Windows ファイアウォール]を開きます。
- [例外]タブをクリックして、[ファイルとプリンタの共有]を選択します。
- [編集] をクリックします。
- 示された各ポートについて、[スコープの変更]をクリックし、[カスタムの一覧]を選択します。
- アクセスする必要がある IP アドレスの範囲を追加します。
Windows Vista
- コントロール パネルを開き、[Administrative tools] - [Windows Firewall with Advanced Security]を選択します。
- [Inbound rules]をダブルクリックし、ルールのリストで File and Printer Sharing (SMB-in) のルールを選択します。
- [View Properties]を選択し、[Properties]で[Scope]を選択して、[Remote IP address]を選択します。
必要に応じて、次のどれかを選択して、許可する IP アドレスのスコープを変更します(デフォルトでは、ローカル サブネット IP のみ許可)。
- 任意の IP アドレス。
- ファイル サーバにアクセスする必要がある IP アドレスのカスタムの一覧(デフォルトでは、この一覧には「local subnet」が含まれる)。
サードパーティのファイアウォールを使用している場合は、次のファイル共有ポートへのアクセスを許可する必要があります:TCP 139 と 445、UDP 137 と 138。
動的ディスクを持つシステムの Acronis イメージのインポートに失敗する
いくつかの環境で、動的ディスクを持つシステムの Acronis イメージのインポートが次のエラー メッセージで失敗します:「Guest OS not found.」。VMware Converter Enterprise は動的ディスクを持つシステム イメージのインポートをサポートしていません。
複数の Converter Enterprise Server を同じ VirtualCenter Server にマッピングすると、VMware Converter Enterprise for VirtualCenter インストール ウィザードが停止する
VMware Converter Enterprise for Virtual Center は、Converter Enterprise Server と VirtualCenter サーバの 1 対 1 のマッピングをサポートしています。Converter Enterprise Server をインストールして、すでに Converter Enterprise Server が関連付けられている VirtualCenter サーバにそれをマッピングすると、インストール ウィザードがハングアップします。この問題を回避するには、各 Converter Enterprise Server をそれぞれ別の VirtualCenter サーバに 1 対 1 でマッピングします。
リモートの物理マシン ソースから VMware Converter Enterprise Agent を手動でアンインストールしなければならないことがある
ソース物理マシンから VMware Converter Enterprise Agent を手動でアンインストールしなければならないことがあります。VMware Converter Enterprise Agent は、ソース物理マシン側で[プログラムの追加と削除]コントロール パネルを使用してアンインストールできます。
IDE と SCSI ディスクが混在するソースで起動可能な仮想マシンが生成されないことがある
SCSI と IDE の両方のディスクを持つソース マシンでは、ディスク一覧の最後に IDE ディスクが表示されます。ソース マシンが IDE ディスクから起動することになっている場合、Converter Enterprise が作成したターゲット仮想マシンは間違ったディスクから起動します。これは、VMware 仮想マシンがディスク一覧の先頭のディスクを探すためです。回避策:
- インポートされた仮想マシンを起動し、< F2 >キーを押して BIOS に進みます。
- [Bootメニュー]に進みます。
- 問題のハードディスク ドライブの行に強調表示を移動して、< Enter >キーを押します。
- システム ディスクが最初に表示されるようにディスクの起動順序を変更します。
- 次に進みます。
タスクにカスタマイズ設定が含まれていると、Sysprep によってドライブ文字マッピングが削除される
カスタマイズ オプションを選択し、2 回目の sysprep による再起動後の[Please Wait]画面でターゲット仮想マシンに問題が発生する場合は、カスタマイズなしでインポートをやり直す必要があります。この問題は、Microsoft の sysprep の問題が原因で発生します。ドライブ文字マッピングが削除されているため、いくつかのファイルにアクセスできなくなります。
インポート後 Windows NT ターミナル サーバ(SP3) の起動に失敗する
エラー メッセージ:
**STOP :0x0000007B
INACCESSIBLE BOOT DEVICE
古いサービス パックの Windows NT マシンをインポートすると、仮想マシンの起動に失敗することがあります。Converter Enterprise はインポート中に仮想マシンのファイル システム をアップグレードしますが、古いサービス パックの Windows NT システムはアップグレードされた NTFS を読み取れません。回避策:ソースマシンが新しい NTFS ファイル システム を読み取れるレベル以上(SP4 以上)であることを確認します。
再構成後に仮想マシンを手動で再起動すると、カスタマイズ内容が適用されない
カスタマイズのプロセスは次の順序で発生します。
- Converter Enterprise を使用して仮想マシンのイメージをカスタマイズし、100% 完了を待ちます。
- 仮想マシンをパワーオンにします。
- 自動的に再起動するのを待ちます。
- Sysprep によってカスタマイズ内容が処理されます。
- Sysprep によって仮想マシンが再起動されます。
- Windows オペレーティング システムが読み込まれて、ネットワーク構成が発生します。
ステップ 2 のあと、仮想マシンが完全に再起動するのを待たずに仮想マシンを手動で再起動すると、カスタマイズ プロセスが中断されます。回避策:ソース マシンで[Autologon]を無効にします。最初の起動でマシンが完全に再起動するのを待ちます。最初の起動後、2 回再起動が繰り返されると、安全にログインできます。
Converter Enterprise によって、ソース マシン上の物理シリアル ポートと仮想シリアル ポートが区別されない
移行中、仮想シリアル ポートは物理シリアル ポートとして扱われます。たとえば、ソース マシンに物理シリアル ポートと仮想シリアル ポートが 2 つずつある場合、インポートすると、ターゲット マシンに 4 つのシリアル ポートが作成されます。
OEM タイプのパーティションを選択すると、Windows 2000 仮想マシンのインポートに失敗する
ボリュームのサイズ変更の有無に関わらず、クローンでボリュームを個別選択する場合は、ディスク上の OEM パーティションや診断用パーティションを選択しないでください。必要なボリュームは、アクティブなパーティションとシステム パーティション、任意のデータ パーティションだけです。
ESX Server をターゲットとする大量の未使用領域を持つ大容量ディスクのクローン作成に失敗する
ESX Server をターゲットとする大量の未使用領域を持つ大容量ディスクの変換時、Converter Enterprise のインポート ウィザードの[Source Data]ページで[Import all disks and maintain size]を選択すると、インポートに失敗することがある。ログを調べ、NFS 障害を含むエラー メッセージがある場合は、サイズ変更の有無にかかわらず「Import volumes . . .」を使用してください。
VMware DRS の部分自動化または完全自動化が設定されているクラスタを Converter Enterprise がターゲットとしてサポートしていない
Converter Enterprise は、DRS 設定が自動ではなく手動に設定されている場合にのみクラスタにインポートできます。
新規 ESX server 3.x ホストをターゲットとする物理マシンのインポートにはポート 902 が必要
ESX server 3.x ホストをターゲットとする物理マシン ソースのインポート中は、ポート 902 がほかのアプリケーションによって使用されていないことを確認してください。
新規 アップグレードのあとに VI Client に表示される Converter Enterprise サーバのバージョンが正しくない
Converter Enterprise for Virtual Center サーバの最新バージョンへのアップグレード時に、サーバが正常にアップグレードされたにもかかわらず、[Available] タブに表示されるバージョンが正しくありません (4.0.0 ではなく 1.0 と表示される)。ただし、[スタート] - [コントロール パネル] - [プログラムの追加と削除] に移動して参照すると、サーバの正しいバージョンが表示されます。
新規国際化の問題
VMware Converter Enterprise Update 1 for VirtualCenter 2.5 のこのリリースはローカライズされていません。
フォルダ名および構成ファイル名に ASCII 以外の文字が使用されている仮想マシンは Fusion でパワーオンにできない
VMware Workstation を使用してフォルダ名または構成ファイル (.vmx) 名に ASCII 以外の文字が含まれている仮想マシンをインポートすると、その仮想マシンは VMware Fusion では起動できません。
ASCII 以外の文字が使用されている場合にイメージのカスタマイズに失敗することがある
イメージのカスタマイズの際に、[Owner name] および [Organization] フィールドに ASCII 以外の文字を使用しないでください。そのような場合、システムはその入力を処理できませんが、エラー メッセージは表示されません。
インポート ウィザードで、ASCII 以外の文字を使用するコンピュータまたはDNS名を指定すると、リモートエージェントのインストールに失敗する
Converter Enterprise リモートエージェントのインストール時に、インポートウィザードのコンピュータまたは DNS 名のフィールドに ASCII 以外の文字を使用した場合、インストールは失敗します。[Log Info] ボタンをクリックすると、エラー ログの場所に関するメッセージが表示されます。
インストールの制限事項
VMware Converter Enterprise Update 1 for VirtualCenter 2.5 をインストールするコンピュータの名前には、ASCII 以外の文字を使用しないでください。これは、インストール パス名にも適用される制限事項です。インストーラは、インストール パス名での ASCII 以外の文字の使用はサポートしていないため、デフォルトのパス名を使用してください。
構成および表示に関する制限事項
- データストア名、仮想ネットワーク名、およびイメージ ファイル名(CD、DVD、およびフロッピー ドライブ)は、ASCII 文字しか使用できません。
- 一般的なインターネットの運用およびプロトコルに適合させるため、次の項目は ASCII 文字だけでなければなりません。ホスト名、ワークグループ名、ドメイン名、URL、E メール アドレス、SMTP サーバ名、SNMP コミュニティー文字列。
- Converter Enterprise のインポート ウィザードを使用する場合、日付と日時の書式が現在のロケールと異なる場合があります。
修正済みの問題
ビルド 62387 では、次に示す既知の問題が解決されています。
- 短時間内に複数のジョブを実行すると、VMware Converter Enterprise Server が異常終了する。この問題は、Update 1 リリースで修正されています。
- USB デバイスがある Windows Vista ソースを ESX Server 3.0.x にインポートすると、重大なシステム エラーになる。この問題は、Update 1 リリースで修正されています。
- スケジュール設定されたタスクが VirtualCenter インベントリ内の切断されたホストに対してインポートまたはエクスポート操作を行おうとすると、Converter Enterprise Server がクラッシュする。この問題は、このリリースで修正されています。
- VirtualCenter サーバを再起動すると、スケジュール設定されたタスクが実行されないことがある この問題は、このリリースで修正されています。
- デュアル ブート システムのホットクローニングでは、 boot.iniが指示するデフォルトのオペレーティング システムのクローンのみ作成できる。この問題は、このリリースで修正されています。
- スケジュールの実行時に Converter Enterprise Server がネットワークから切断されていると、スケジュール設定されたタスクが実行されない。この問題は、Update 1 リリースで修正されています。