VMware Update Manager 1.0 Update 6 リリース ノート
VMware Update Manager 1.0 Update 6 | 2010 年 1 月 29 日 | ビルド 64005
リリース ノートの概要
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
このリリース ノートでは、VMware VirtualCenter のオプション モジュールである VMware Update Manager に関する情報を提供します。VirtualCenter の新機能、要件、およびインストールについては、VirtualCenter 製品のリリース ノートを参照してください。
注: 多くの公開ドキュメントでは、VMware ESX Server 3.5 は VMware ESX 3.5、VMware ESX Server 3i バージョン 3.5 は VMware ESXi 3.5 と表記されています。このリリース ノートでは、製品のインターフェイスとドキュメントを一致させるため、以前の名前を使用します。Virtual Appliances Development Kit (VADK) の名前は VMware Studio に変更されましたが、Update Manager のドキュメントではこの製品の以前の名前を使用しています。将来のリリースでは製品名をアップデートする予定です。
新機能
VMware Update Manager 1.0 Update 6 は、VirtualCenter Server 2.5 Update 6 の新しいリリースで、次のように機能が拡張されています。
- SQL 2005 SP3 のサポート
このリリースには、「 既知の問題」 に記載されている問題があることが確認されています。
インストールに関する注意事項
Update Manager とそのオプション モジュールのインストールに関する情報を次に示します。
Update Manager
Update Manager をインストールするには、既存の VirtualCenter Server 2.5 以降とネットワーク接続している必要があります。Update Manager のインストールごとに、1 つの VirtualCenter Server インスタンスに関連付ける必要があります。Update Manager モジュールは、プラグイン 1 つとサーバ コンポーネント 1 つで構成されます。プラグインは VMware Infrastructure Client 上で動作し、サーバ コンポーネントは VirtualCenter Server と同じシステムにインストールしても、別のシステムにインストールしてもかまいません。
互換性のあるバージョンについては、「 互換性マトリックス」 を参照してください。
互換性マトリックス
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VirtualCenter Server
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VI Client
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Update Manager
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2.5
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2.5
U 1 |
2.5
U 2 |
2.5
U 3 |
2.5
U 4 |
2.5
U 5 |
2.5
U 6 |
2.5
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2.5
U 1 |
2.5
U 2 |
2.5
U 3 |
2.5
U 4 |
2.5
U 5 |
2.5
U 6 |
1.0
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○
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×
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×
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×
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×
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×
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×
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×
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1.0 U 1
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○
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○
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1.0 U 2
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1.0 U 3
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○*
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1.0 U 4
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1.0 U 5
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1.0 U 6
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アスタリスク (*) は、互換性の事前テストに合格したことを示しています。この互換性は試験的なサポートであり、完全にはサポートされていません。試験的なサポートと完全なサポートとの相違点については、VMware の Web サイトでサポート ポリシーの説明を参照してください。
表内の 「U」 は、「アップデート」 を意味しています。
Update Manager Download Service
オプションの Update Manager Download Service (UMDS) インストーラにはデータベースが必要です。インストール プログラムには、SQL Server 2005 Express データベースを作成するオプションが含まれています。または、既存の Microsoft SQL Server データベースや Oracle データベースを使用することもできます。
VMware Infrastructure Update Manager – PowerShell Library
VMware Update Manager – PowerShell Library は、仮想マシンまたはホストのスキャンおよび修正、ソフトウェア アップデートのダウンロード、およびベースラインの作成を行うための一連のコマンドレットです。VMware Infrastructure Toolkit (Windows 用) がインストールされていて、VirtualCenter Server に接続している任意のマシンにインストールして使用できます。
VMware Infrastructure Update Manager – PowerShell Library は試験的な機能で、英語でのみサポートされます。試験的なサポートと完全なサポートとの相違点については、VMware の Web サイトでサポート ポリシーの説明を参照してください。
Update Manager のインストール時に、オプションの VMware Infrastructure Update Manager – PowerShell Library をインストールするよう選択できます。
詳細は、 Update Manager - PowerShell Library ドキュメント (英語版) を参照してください。
アップグレードに関する注意事項
このリリースは、Update Manager の以前の全バージョンからアップグレードできます。
Update Manager のアップグレード
Update Manager を Update Manager 1.0 Update 6 にアップグレードする前に、はじめに VirtualCenter を VirtualCenter 2.5 Update 6 にアップグレードする必要があります。
注: アップグレードを始める前に、Update Manager サービスを停止する必要があります。
VI Client 2.5 Update 6 インスタンスを VirtualCenter Server 2.5 Update 6 のインスタンス (および Update Manager 1.0 Update 6) に接続する場合、VI Client は適切な Update Manager プラグインのバージョンを検出してロードしようとします。必要なバージョンの Update Manager 1.0 Update 6 プラグインを使用できない場合、VI Client はそのインストールをユーザーに要求し、ダウンロードの方法を表示します。
Update Manager のアップグレードまたはインストールには、統合インストーラを使用します。
Update Manager のアップグレード中は、インストール パスやパッチのダウンロード場所などのパラメータを編集できません。システムは、これらのパラメータのデータを元のインストール状態のまま維持します。インストール パスとパッチのダウンロード場所のパスを編集できるのは、Update Manager の新規インストール時のみです。
アップグレード ウィザードの [VirtualCenter Server の情報] ページで、もともとインストールした VirtualCenter Server の IP アドレスと認証情報を入力し、VirtualCenter Server への Update Manager の登録を有効なまま維持してください。
Update Manager Download Service のアップグレード
UMDS (Update Manager Download Servic) および Update Manager は同じバージョンにする必要があります。MDS をアップグレードするには、次の手順に従います。
- Update Manager をアップグレードします。
Update Manager のアップグレード中に、データベース スキーマがアップグレードされますが、データベースにあるデータはそのまま維持されます。 - Update Manager Download Service をアップグレードします。
UMDS のバイナリは、インストール CDのumds
フォルダ内にあるか、zip バイナリとして抽出されています。インストール ウィザードによって、UMDS が古いバージョンから新しいバージョンにアップグレードされます。
新しいアップデート メタデータを取得して、データベースにすでにある情報をアップデートするには、ESX Server のパッチをダウンロードして、Update Manager Server がインストールされているマシンにそれらのパッチをインポートします。
UMDS のアップグレードが正常に行われたことを確認するために、パッチをダウンロードしてそれを Update Manager 1.0 Update 6 にインポートできることを確認します。たとえば、ESX Server ホストのパッチをダウンロードして、Update Manager 1.0 Update 6 サーバにそれらのパッチをインポートするには、次のようにします。
- Update Manager Download Service がインストールされているマシンにログインします。
- [スタート] - [ファイル名を指定して実行] を選択して
cmd
と入力し、<Enter> キーを押します。 - UMDS がインストールされているディレクトリに移動します。
デフォルトのフォルダはC:\Program Files\VMware\Infrastructure\Update Manager
です。 - 次のコマンドを実行して、ESX Server ホストのアップデートをすべてダウンロードします。
vmware-umds -S -h true -w false -l false
- 次のコマンドを実行して、アップデートをダウンロードします。
vmware-umds -D
- 次のコマンドを実行して、ポータブル ストレージ デバイスまたは共有フォルダにパッチをエクスポートします。
vmware-umds -E --dest <repository_path>
ここでの<repository_path>
は、エクスポート ディレクトリへのフル パスです。
手順 4 でダウンロードしたアップデートのみを含めるには、ダウンロードの開始時間オプション (-s
) を使用します。たとえば、2008 年 10 月 3 日よりあとにダウンロードしたアップデートをエクスポートするには、次のコマンドを入力します。
vmware-umds -E --dest <repository_path> -s 2008-10-03T00:00:00
- Update Manager サーバがインストールされているマシンにパッチをインポートします。
ハードウェア要件
Update Manager の最小ハードウェア要件は、Update Manager のデプロイ方法によって異なります。Update Manager と同じマシンにデータベースをインストールする場合、メモリ サイズとプロセッサ速度の要件が高くなります。許容できるパフォーマンスを確保するための最小要件は次のとおりです。
- プロセッサ: 2 GHz 論理コア 2 つ以上の Intel または AMD の x86 プロセッサ
- ネットワーク: 10/100 Mbps
注: 最高のパフォーマンスを得るには、Update Manager と ESX Server ホストの間にギガビット接続を使用します。 - メモリ:
- 2 GB RAM (Update Manager と VirtualCenter Server のマシンが異なる場合)
- 4 GB RAM (Update Manager と VirtualCenter Server のマシンが同じ場合)
ディスク ストレージ要件は、実際の導入状況によって異なります。詳細については、『 VMware Update Manager Sizing Estimator』 (英語版) を参照してください。
相互運用性とサポートされているオペレーティング システム
Update Manager は、さまざまな ESX Server ホスト、仮想マシン、仮想アプライアンス、およびアプリケーションをスキャンして修正できます。
ESX Server のスキャンと修正
- ESX Server 3.5 以降
- ESX Server 3i 以降
- ESX Server 3.0.3
仮想マシンのスキャンと修正
- Windows XP Professional、SP2 必須、32 ビット
- Windows XP Professional、64 ビット
- Windows 2003 Datacenter
- Windows 2000 Server SP4 (Update Rollup 1)
- Windows 2000 Professional、SP4 必須
- Windows Server 2003、SP1 必須
- Windows Server 2003 R2
- Windows Server 2003 x64
- Windows Server 2003 Standard/Web、32 ビットおよび 64 ビット
- Windows Vista Business
- Windows Vista Enterprise
- Windows Vista Business (x64)
- Windows Vista Enterprise (x64)
仮想マシンのスキャンのみ
- Red Hat Enterprise Linux AS 3.0 (Update 5 必須)
- Red Hat Enterprise Linux ES 3.0 (Update 5 必須)
- Red Hat Enterprise Linux AS 4.0 (Update 2 必須)
- Red Hat Enterprise Linux ES 4.0 (Update 2 必須)
アプリケーションのスキャンと修正
- Internet Information Server (IIS)
- Windows Media Player バージョン 7.0 以降
- Microsoft SQL Server バージョン 7.0/2000/2005
- Microsoft SQL Server Desktop Edition (MSDE) バージョン 1.0 以降
- Exchange 2000 Server および Exchange Server 5.0
- Internet Explorer バージョン 4.0 以降
- Outlook Express バージョン 4.01 以降
- Microsoft Site Server 3.0
- ISA Server 2000
- Microsoft .NET Framework バージョン 1.0 以降
- Microsoft Data Access Components (MDAC) 2.5 以降
- BizTalk Server 2000 以降
- SNA Server 4.0
- Host Integration Server 2000
- WinZip 8.1 以降
- Apache 1.3/2.0
- Firefox 1.0 以降
- RealPlayer 10 以降
- Adobe Acrobat Reader
解決した問題
- UMDS が増分ダウンロードを実行するのではなく、毎回すべてのパッチをダウンロードする
UMDS が、前回のダウンロードよりあとで使用可能になったパッチだけをダウンロードするのではなく、使用可能なすべてのパッチを毎回ダウンロードするという問題がありました。この問題は現在解決されています。UMDS は、新しいパッチだけをダウンロードします。 - インストール時または Update Manager UI を使用して、デフォルトの HTTP ポートおよび HTTPS ポートの値を変更しても、Update Manager サービスはデフォルトの値で開始する
インストール時または Update Manager UI を使用して、Update Manager サービスのデフォルト HTTP および HTTPS ポートを変更しても、このサービスは、それぞれのデフォルト値である 80 および 443 で開始します。今回のリリースでこの問題は解決されました。HTTP および HTTPS のポートを、インストール時に正常に変更できます。Update Manager UI を使用してポート番号を変更するオプションはお勧めしないため、現在は廃止されました。 - オブジェクトを修正して、Update Manager リポジトリにダウンロードされていないアップデートを適用する場合、警告メッセージが表示されるが、[はい] および [いいえ] ボタンを使用できない
今回のリリースで、警告メッセージの [はい] および [いいえ] ボタンが機能しない問題は解決されました。 [修正] ウィザードを使用して、Update Manager がまだダウンロードしていないアップデートを適用すると、[修正するために選択したアップデートの一部は使用できません。作業を続けますか?] というメッセージが表示されることがありました。表示されるメッセージは [修正するために選択したアップデートの一部は使用できません。] に変更され、[OK] ボタンだけが表示されます。 - Update Manager が 5 桁のインターネット プロキシ ポートを受け付けない
Update Manager に 5 桁のインターネット プロキシ ポートを入力すると、アップデートのダウンロードに失敗します。この問題は現在解決されています。入力できるポートの最大値は、現在 32767 です。 - UMDS のエクスポート処理で、指定された時間範囲が無視される
以前のリリースでは、UMDS のエクスポート コマンドに時間範囲のオプションを指定しても、その時間範囲の設定値は無視されていました。今回のリリースで、この問題は修正されました。時間範囲が指定されると、UMDS は指定された時間範囲にリリースされたパッチだけをエクスポートします。 - サイズが大きすぎるために 30 秒以内にダウンロードできないパッチをダウンロードすると、UMDS は失敗する
サイズが大きすぎるために 30 秒以内にダウンロードできないパッチをダウンロードすると、UMDS は失敗します。この問題は、デフォルトのタイムアウト値が 30 秒に設定されているために発生します。今回のリリースでは、vmware-umds.exe -S --timeout
コマンドを使用して、downloadconfig.xml
ファイルにあるタイムアウト値を設定できます。 - Update Manager は、サポート対象外のパッチに対してエラー イベントを作成する
実際には、サポート対象外のパッチはインストールされずに正常に修正されますが、Update Manager はサポート対象外のパッチに対して、VI Client の [イベント] タブにエラー イベントを作成します。この問題は現在解決しています。サポート対象外のパッチの修正に対して、Update Manager はエラーではなく警告を作成します。
既知の問題
既知の問題点は次のように分類されています。
インストールとアップグレード
- VirtualCenter Server で、Update Manager クライアントのアップグレード済みのバージョンの表示に失敗することがある
[プラグイン マネージャ] ウィンドウの [使用可能] タブでは、次のような場合に、インストールされた Update Manager のアップグレード済みのバージョンの表示に失敗することがあります。- Update Manager を Update Manager 1.0 Update 6 にアップグレードした場合
- Update Manager 1.0 Update 3 をアンインストールし、Update Manager 1.0 Update 6 をインストールした場合
回避策: [使用可能] タブにインストール済みの Update Manager の正しいバージョンを表示させるには、VMware VirtualCenter Server サービスを再起動します。 - Update Manager でアップデート情報をダウンロードしてもベースラインでアップデートを使用できないことがある
インターネットに接続しない状態、またはインターネット プロキシの設定を無効にした状態で Update Manager をインストールした場合、Update Manager は利用可能なアップデートのメタデータをダウンロードできず、ベースラインのアップデートを使用できません。Update Manager のインストール後に、インターネット プロキシ サーバを使用するよう Update Manager の設定を変更し、Update Manager のコマンド ライン インターフェイスを使用してアップデートのメタデータをダウンロードまたはインポートした場合、[アップデート リポジトリ] タブにはアップデートの情報が表示されますが、[ベースライン] タブには何も情報が表示されないことがあります。 [ベースライン] タブに、次のようなメッセージが表示されることがあります。
Baseline can not be created as there is not updates on update manager server........
回避策: [ベースライン] タブにベースラインのアップデートを表示するには、VI Client を再起動するか、VI Client で Update Manager を再度有効にします。 - Oracle 10g R2 バージョン 10.2.0.3 がインストールされているシステムに Update Manager をインストールすると、不適切な警告メッセージが表示される
Oracle 10g R2 v10.2.0.3 がインストールされているシステムに、統合インストーラを使用して Update Manager をインストールすると、インストーラによって次のような不適切な警告メッセージが表示されます:Please make sure to upgrade your Oracle Server and Client to version 10.2.0.3.See release notes for more information
。このメッセージは無視して問題ありません。Update Manager のインストールは正常に完了します。 - Update Manager のアップグレードに失敗することがある
Update Manager のアップグレード処理中に VirtualCenter Server への接続が失われた場合、アップグレードは失敗します。
回避策: Update Manager と VirtualCenter Server の接続が再確立したら、もう一度アップグレードを実行します。 - Update Manager のアップグレード時にエラーメッセージが表示されることがある
アップグレードの前に Update Manager サービスを停止している場合でも、Update Manager のアップグレード時にエラーメッセージが表示されることがあります。Update Manager サービスでスキャン、修正、署名の更新などのタスクが実行されている場合、サービスの停止に時間がかかります。
回避策: メッセージを受け入れて、Update Manager サービスがシャット ダウンするのを待ってアップグレードを実行します。 - Update Manager インストールの修復時に、ユーザー入力が必要になることがある
[プログラムの追加と削除] 機能の [修復] オプションを使用して Update Manager のインストールを修復するときに、インストーラによって、インストール時に入力した一部の値 (VirtualCenter Server の IP など) を入力するよう求められます。インストールを修復するために正しい値を入力してください。 - Update Manager Server のアップグレード後に Update Manager プラグインのダウンロード ボタンを使用できない
回避策: Update Manager クライアント インストーラ (\docroot\vci\downloads\VMware-UMClient.exe
) をインストール ディレクトリから手動で実行します。デフォルトのインストール ディレクトリはC:\Program Files\VMware\Infrastructure\Update Manager\
です。 - Update Manager のアップグレード後に、Update Manager プラグインを有効にできない
Update Manager と VirtualCenter Server を異なるホストで実行している場合、Update Manager をアップグレードすると、Update Manager の構成ファイル内のプロキシ情報が失われます。VI Client が Update Manager Web サーバに接続しません。
回避策: Update Manager 1.0 Update 6 のインストールを修復します。 - Update Manager と VirtualCenter が異なるマシンにインストールされている場合、Update Manager のアップグレードに失敗することがある
Update Manager と VirtualCenter Server が別のマシンにインストールされている場合、統合インストーラを使用して Update Manager をアップグレードするときに、[権限が不十分] などのエラーメッセージが表示されることがあります。 回避策: [キャンセル] ボタンをクリックしてインストールをキャンセルします。システムを再起動し、統合インストーラを使用して Update Manager をアップグレードします。 - Update Manager を再インストールするとエラーが生成されることがある
Update Manager のアンインストール処理で、すべての Update Manager サービスを停止するのに失敗することがあります。その場合 Update Manager を再インストールすると、その最後にエラーが表示されることがあります。ただし、インストールは成功しています。 - Update Manager の再インストールに失敗することがある
Update Manager のインストーラが [warning 25015, unable to install Update Manager] というメッセージを表示して、インストールに失敗することがあります。このエラーは、以前に Update Manager がインストールされていて、削除されたマシンに Update Manager をインストールしようとした場合に発生します。この問題を解決するには、マシンを再起動します。 - 異種データベースを使用していると、統合インストーラによる Update Manager のインストールに失敗することがある(KB 1003277)
- VMware Update Manager プラグインのインストールに失敗する(KB 1003468)
- Update Manager プラグインを有効化できない(KB 1004680)
- VI Client で Update Manager プラグインと Converter Enterprise プラグインを使用できない(KB 1004292)
- VirtualCenter のインストール中に新しい HTTP または HTTPS Web サービス ポートが指定されると、VirtualCenter から Update Manager への接続が失敗する (KB 1004412)
スキャンと修正
- ESX Server ホストを VirtualCenter インベントリに再度追加すると、パワーオフされた Linux 仮想マシンのアップデートのスキャン操作に失敗することがある
Linux 仮想マシンを持つ ESX Server ホストを VirtualCenter Server から削除し、Linux 仮想マシンがパワーオフされた状態で再び VirtualCenter インベントリに追加すると、そのパワーオフされた Linux 仮想マシンのアップデートのスキャン操作に失敗し、次のようなメッセージが表示されることがあります。
The server database does not support the Software Inventory for the target.
回避策: Linux 仮想マシンを持つ ESX Server ホストを VirtualCenter インベントリに再度追加するときは、その Linux 仮想マシンをパワーオンし、その仮想マシンをパワーオフ状態でスキャンする前に、最低 1 回はアップデートをスキャンしておいてください。 - Update Manager が、サポートされるバージョンの Linux 仮想マシンのアップデートのスキャンに失敗することがある
Linux 仮想マシンの作成時に、Update Manager でサポートされない Linux オペレーティング システムが Linux 仮想マシンのオペレーティング システムとして定義されたものの、Update Manager でサポートされる Linux オペレーティング システムがその仮想マシンにインストールされた場合、サポートされる Linux 仮想マシンのスキャン操作に失敗し、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
The attempted operation cannot be performed on the object.
回避策: 仮想マシンに定義された Linux オペレーティング システムのバージョンを、実際にインストールされたものと一致するよう変更し、その仮想マシンのアップデートをスキャンしてください。
仮想マシンに定義された Linux オペレーティング システムを変更するには、次のようにします。 - アップデートをスキャンできない Linux 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [オプション] タブで [一般オプション] を編集し、その仮想マシンにインストールされた Linux オペレーティング システムと一致するよう、ゲスト OS のバージョンを変更します。
- VMotion の移行中に仮想マシンのスキャンや修正が失敗することがある
仮想マシンをスキャンまたは修正している最中に移行すると、Update Manager は仮想マシンのスキャンや修正に失敗することがあります。次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
There are errors during the scan operation.
There are errors during the remediate operation.
回避策: Update Manager が仮想マシンをスキャンまたは修正している間は、仮想マシンが同じ ESX Server ホスト上に残っているようにします。 - DPM が有効な DRS クラスタで修正操作に失敗することがある
VMware DRS が有効なクラスタで VMware Distributed Power Management (DPM) が有効になっていて、そのクラスタが Update Manager を使用してアップデートされている場合は、クラスタをアップデートするための修正操作に失敗し、次の例のようなメッセージが表示されることがあります。
There are errors during remediation process
回避策: DRS が有効なクラスタを修正する場合は、DPM を無効にして、スタンバイ モードになっているホストをすべてパワーオンして修正できるようにします。
DPM を無効にする手順は次のとおりです。 - DRS が有効なクラスタを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [<クラスタ名> 設定] ウィンドウで、[電源管理] を選択します。
- クラスタのデフォルトの電源管理オプションとして [オフ] を選択します。
- VMware HA の厳密なアドミッション コントロールおよび VMware DRS の DPM がクラスタ上で有効になっている場合、そのクラスタの修正操作に失敗することがある
クラスタ上で、オプション [可用性の制約に違反する場合、仮想マシンをパワーオンしない] が選択された状態で VMware HA が有効になっていて、かつ DPM 電源管理オプションが [自動] の状態で VMware DRS が有効になっている場合、Update Manager を使用してこのクラスタを修正すると、次のようなメッセージを出力して操作に失敗することがあります。
There are errors during remediation process
回避策: VMware HA が有効、かつ VMware DRS の DPM が有効なクラスタを修正する場合は、VMware HA の厳密なアドミッション コントロールと VMware DPM を無効にします。- VMware HA および VMware DRS が有効なクラスタを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [<クラスタ名> 設定] ウィンドウで、[VMware HA] を選択します。
- [可用性の制約に違反する場合でも、仮想マシンをパワーオン] ラジオ ボタンをクリックして、VMware HA の厳密なアドミッション コントロールを無効にします。
- [<クラスタ名> 設定] ウィンドウで、[電源管理] を選択します。
- [オフ] ラジオ ボタンをクリックして、クラスタの DPM を無効にします。
- オフライン スキャンの速度がアンチウイルス ソフトウェアによって遅くなることがある
Update Manager サーバがインストールされているマシンで McAfee などのアンチウイルス ソフトウェアを実行すると、仮想マシンのオフライン スキャンのパフォーマンスが著しく低下する場合があります。
回避策: アンチウイルスのオンアクセス スキャンを無効にするか、アンチウイルス ソフトウェアのブロック機能からvmware-updatemgr.exe
を除外してください。 - 修正時に Windows XP x64 SP2 のインストールに失敗することがある
Windows XP x64 SP2 では対話型デスクトップが必要なため、修正プロセスが失敗することがあります。
回避策: 仮想マシンに Windows XP x64 SP2 を手動でインストールします。 - リモート ESX Server ホストの修正タスクに失敗することがある
大きなパッチ ファイルを使用してリモート ESX Server ホストを修正する場合、ネットワーク上の問題が原因で修正に失敗することがあります。ローカルの保存場所から修正された ESX Server ホストへのファイルの転送に予定より時間がかかり、タイムアウトしてしまうことがあります。 - データ センターの修正が、正しい ESX Server ホストに反映されないことがある
データ センター用に修正タスクをスケジュール設定した場合、修正操作は、タスクがスケジュール設定されたときにデータ センターにある ESX Server ホストで実行されます。修正が開始される前にデータ センターの構成を変更した場合 (たとえばデータ センター内または外に ESX Server ホストを移動した場合など)、構成が変更される前にデータ センターにあったホストでのみ修正が実行されます。 - 修正処理で、仮想マシンへのパッチのインストールに失敗することがある
アプリケーションのロケールとオペレーティング システムのロケールが異なる仮想マシンに対する修正処理で、一部のパッチのインストールに失敗する場合があります。ロケールが混在する仮想マシンの修正時に、同時に適用されるパッチは 1 ロケールのものだけです。これによって、ロケールが異なる残りのパッチに関してインストールエラーが発生します。
回避策: 仮想マシンでベースラインが準拠の状態になるまで修正を繰り返します。 - 修正に失敗し、仮想マシンの Windows のイベント ビューアのログに [ファイルに署名がありません] というメッセージが出力されることがある
Windows パッチ ファイルを不適切にダウンロードした場合 (ネットワークの問題でファイルのダウンロードが完全にできていない場合など)、修正処理中に行われるパッチ ファイルの署名の検証が失敗し、修正処理も失敗します。Update Manager の Shavlik コンポーネントがログを出力し、Windows イベント ビューアのアプリケーション イベントに [ファイルに署名がありません] というメッセージとファイルのパスが表示されます。
回避策: 不足しているパッチファイルをもう一度ダウンロードし、イベント ビューアに表示されているパスにしたがってファイルを削除してから改めて別の修正処理を実行します。 - ESX Server ホストの修正時に、ホストがメンテナンス モードに切り替わらない場合がある
ESX Server ホストの修正処理中に、ホストがメンテナンス モードに切り替わらない場合があるため、修正タスクが完了しません。[最近のタスク] ペインの [メンテナンス モードへの切り替え] タスクには、4 時間以上 2% と表示されている場合があります。
回避策: 応答しない ESX Server ホストにある仮想マシンがパワーオフされているかどうか確認してください。必要に応じて、仮想マシンを手動でパワーオフして、メンテナンス モードへの切り替えタスクを完了します。すべてのマシンをパワーオフしても、メンテナンス モードへの切り替えタスクが進まない場合、および ESX Server ホストが 30 分以内にメンテナンス モードに切り替わらない場合は、ホストのサービスを手動で再起動してください。 - ESX Server 3.5 および ESX Server 3.5 Update 1 ホストの修正処理で、同等の、より新しいバージョンのパッチがインストールされることがある
パッチを含むベースラインに基づいて ESX Server ホストを修正する場合、そのパッチに現在必須要件ではなくなったパッチが存在すると、[イベント] タブには、そのパッチと必須要件ではなくなったパッチがインストールされたことを示すイベント メッセージが表示されます。ただし、ESX Server ホストには、インストールするよう選択したそのパッチと現在必須要件であるバージョンのパッチがインストールされます。たとえば、パッチ A はパッチ B に依存しているが、パッチ B はパッチ C がリリースされたために不要になった場合、パッチ A のみを含むベースラインに基づいて修正すると、Update Manager の [イベント] タブには、パッチ A と B がインストールされたことが表示されます。ただし ESX Server マシンには、パッチ A とパッチ C がインストールされます。 - ESX350-Update02 バンドルを使用して ESX Server 3.5 を修正したあと、ESX350-Update01 バンドルが非準拠状態であると表示されることがある ( KB 1006383)
ESX350-Update02 バンドルを含むベースラインを基準にして ESX Server 3.5 ホストを修正したあと、以前のアップデート (すなわち ESX350-Update01 バンドル) を含むベースラインが非準拠状態であると表示されることがあります。ESX Server アップデート リリースは、蓄積されており、新しいアップデート リリースには以前のアップデート リリースの修正がすべて含まれています。すでに ESX350-Update02 に準拠したホストに ESX350-Update01 をインストールする必要はありません。
回避策: ホストが、適用されているベースライン (ESX350-Update01 バンドルを含む) に準拠されるように、次のいずれかの操作を行います。- ESX350-Update01 バンドルを含むベースラインを、ベースライン (ESX350-Update02 バンドルを含む) に準拠しているすべてのホストから切り離します。
- ESX350-Update01 バンドルを含むベースラインに対して、ESX ホストを修正します。
- スケジュール設定された仮想マシンの修正処理に失敗することがある
スケジュール設定された仮想マシンの修正処理が、設定された時刻に失敗し、[ユーザー名またはパスワードが不正なため、ログインに失敗しました。] というエラー メッセージが表示されることがあります。これは、Update Manager サーバと VirtualCenter Server が異なるマシンにインストールされていて、それらのマシンの時刻が同期していない場合に発生します。
回避策: VirtualCenter Server と Update Manager サーバのシステム時刻設定が 1 分以内に同期されていることを確認してください。たとえば、NTP サーバにそれらのマシンを自動的に同期させます。 - ESX Server 3.5 および ESX 3.5 Update 1 の修正で、より新しいバージョンのパッチがインストールされる
古いバージョンのパッチが必要な固定ベースラインを使用して ESX Server 3.5 および ESX 3.5 Update 1 の修正を行うときに、ホストに新しいバージョンの必須パッチがインストールされます。この動作は、ESX Server 3.5 Update 2 以降で変更され、固定ベースラインで必要なバンドルだけが修正中にホストにインストールされます。たとえば、パッチ A はパッチ B に依存していて、パッチ B はパッチ C がリリースされたために不要になった場合、ESX Server 3.5 Update 2 の修正時には、ホストにパッチ A と B がインストールされます。
動的ベースラインで ESX Server ホストを修正するときには、この動作に変更はなく、ホストには新しい方のパッチがインストールされます。 - スケジュール設定された修正タスクに失敗することがある
[除外] リスト内のパッチ数が多すぎる場合、スケジュール設定された修正タスクが失敗し、[指定パラメータが正しくありません。<値>] というエラー メッセージが表示される場合があります。
回避策: [除外] リスト内のパッチ数を減らすには、必要なパッチでベースラインを作成してから修正タスクのスケジュールを設定します。 - Update Manager がスキャンまたは修正を行なっている仮想マシンを編集すると問題が発生する
Update Manager が仮想マシンをスキャンまたは修正しているときにその仮想マシンの設定を変更できます。しかし、そのスキャンまたは修正が失敗して、仮想マシンに対する変更が失われることがあります。この問題を回避するには、スキャンまたは修正中の仮想マシンの設定を編集しないようにします。 - 一部の Microsoft 製品で修正タスクに失敗する
Update Manager は、一部の Microsoft 製品を修正しません。これらの問題の詳細はイベントしてログに記録され、VI Client を使用して表示することができます。 - Microsoft Content Management Server 2002 への SP2 と Internet Explorer 6 への SP2 の適用は失敗します。スキャンのみ可能です。
- Exchange への一部の SP の適用はユーザーの介入が必要であり、全工程を自動的に行うことはできません。
- 選択されたアップデートの情報が [修正] ウィザードで維持されない
[修正] ウィザードのベースライン ページでベースラインから特定の数のアップデートを選択して、ベースライン一覧のビューに戻ると、そのアップデート選択情報が失われて、再びすべてのアップデートが選択された状態になります。 - Update Manager によって Windows Small Business Sever 2003 サービス パックが適用されない
Update Manager は、Windows Small Business Server 2003 のサービス パック 2 (SP2) をダウンロードすることも、インストールすることもできません。Update Manager はスキャンして、このサービス パックが適用されているかどうかを正確に報告しますが、修正はできません。 - Update Manager が誤って Windows Vista ゲストのパッチを未インストールと報告することがある
パッチが正しくインストールされたあとでも、Update Manager が一部の Windows Vista 仮想マシンを非準拠と報告することがあります。
回避策: この問題を解決するには、その仮想マシンを再起動します。以降のスキャンでは、マシンは 「準拠」 と報告されます。 - Windows 2000 Servers SP4 で KB896423 の修正に失敗することがある
Update Manager は、サイレント モードで仮想マシンにアップデートをインストールします。そのため、ユーザーにはアップデートまたはサービス パックのインストールに関する情報は表示されません。Windows 2000 SP4 への KB896423 のインストールで、ユーザーへのダイアログ ボックスが表示されてエラーになることがあります。このダイアログ ボックスには [spoolsv.exe - Entry point not found] というメッセージが含まれます。この問題は、仮想マシンにインストール中のパッチの特定の組み合わせが原因と考えられます。
回避策: こうしたエラーによって修正タスクが先に進まないことがあります。修正が先に進めるようにするには、仮想マシンのコンソールからそのダイアログ ボックスを閉じます。
国際化の問題
- サポート上限数の ASCII 以外の文字がベースラインの説明に含まれていると、そのベースラインを作成できない
ベースラインの説明に 1,024文字入力し、そのうちの少なくとも 1 文字が ASCII 以外の文字の場合、Update Manager はベースラインを作成できません。
回避策: ベースラインの説明に使用する文字数を 1,024 個未満にするか、1,024 個の ASCII文字を使用します。 - コンピュータ名に ASCII 以外の文字が含まれている場合、そのコンピュータに Update Manager サーバをインストールできない
コンピュータ名に ASCII 以外の文字が含まれている場合、そのコンピュータに Update Manager サーバをインストールしようとすると、インストールに失敗します。 - ディレクトリ名に ASCII 以外の文字が含まれている場合、そのディレクトリに Update Manager をインストールできない
Update Manager のインストール ウィザードでは、製品のインストール先としてデフォルト (C:\Program Files\VMware\Infrastructure\Update Manager) 以外のディレクトリを選択できます。ASCII 以外の文字を含むフォルダをインストール先ディレクトリに選択すると、インストールに失敗します。 - [スキャンのスケジュール設定] ウィザードで全角の数字は無効
[スキャンのスケジュール設定] ウィザードで、いずれかの時間フィールドに全角の数字を入力して次のページに進むと、その値が 0 になります。数値とみなされるのは半角の数字だけです。全角の数字が無効であることを通知する警告メッセージは表示されません。 - [スキャンのスケジュール設定] ウィザードで、ASCII 以外の文字の上限数をタスク名に入力できない
[スキャンのスケジュール設定] ウィザードで、ASCII 以外の文字の上限数である 80 文字がタスク名に含まれている場合、ウィザードを完了することはできますが、[最近のタスク] パネルにエラー メッセージが表示されます。その他の警告メッセージは表示されません。名前に ASCII 以外の文字の最大数が含まれるタスクは [スケジュール設定タスク] パネルに表示されません。
回避策: タスク名を短くします。
Update Manager の使用
- 最新情報:Update Manager に組み込まれた Jetty Web Server のバージョンによるセキュリティ脆弱性
次に示す Update Manager のバージョンは、 Jetty Web server バージョン 6.1.6 を組み込んでいます。- Update Manager 1.0 Update 2 以降
- Update Manager 4.0
- Update Manager 4.0 Update 1
- Update Manager 4.0 Update 1 Patch 1
- Update Manager 4.0 Update 1 Patch 2
- Update Manager 4.0 Update 2
- Update Manager 4.1
- CVE-2009-1523 ( http://jira.codehaus.org/browse/JETTY-1004) でディレクトリ トラバーサルに対する脆弱性が確認されています。リモートの認証されていない攻撃者によって Update Manager がインストールされているシステムからファイルを取得される可能性があります。攻撃を成功させるためには、攻撃者は Update Manager がインストールされているシステムと同じネットワーク内にいる必要があります。
- CVE-2009-1524 ( http://jira.codehaus.org/browse/JETTY-980) では、クロスサイト スクリプティングに対する脆弱性が確認されています。Update Manager に対し悪意のある要求を送る URL をユーザがクリックしたときに、そのブラウザで JavaScript が実行される可能性があります。攻撃を成功させるには、攻撃者はユーザが悪質な URLをクリックするように誘導する必要があります。
回避策: Jetty を バージョン 6.1.22 にアップグレードします。詳細については Upgrade the Jetty Web server embedded in VMware vCenter Update Manager by using a security fix を参照してください。(KB 1023962) - Update Manager プラグインを再度有効にすると、無関係なエラー メッセージが表示されることがある
VMware Update Manager サーバ サービスを再起動し、Update Manager プラグインを再度有効にすると、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
object reference not set to an instance of an object
回避策: エラー メッセージを無視し、[有効] チェック ボックスを選択することによってプラグインを再度有効にします。 - Update Manager プラグインが無効になることがある
McAfee などのアンチウイルス ソフトウェアやその他のアンチウイルス ソフトウェアが、導入システムで実行されている場合、VI Client で Update Manager プラグインが無効になることがあります。
回避策: アンチウイルス ソフトウェアのスキャンおよびブロック機能の対象から、vmware-updatemgr.exe
とそのポートを除外します。McAfee VirusScan Enterprise 8.5i の場合、次のようにします。- [スタート] - [プログラム] - [McAfee] - [VirusScan Console] を選択します。
- [Access Protection] をダブルクリックします。
- [Access Protection Properties] ウィンドウで、[User-defined Rules] カテゴリを選択します。Update Manager SOAP ポート (デフォルトは 8084) がブロック規則に含まれないようにします (各規則の詳細を参照するにはそれらをダブルクリックします)。このポートをブロック規則の対象とする必要がある場合は、
vmware-updatemgr.exe
を [Processes] に追加して、リストを除外します。
- アップデートのダウンロード タスクが正しく設定されないことがある
Update Manager の [構成] タブで [アップデートのダウンロード] タスクを編集し、[アップデートのダウンロード スケジュール設定] ウィザードの [タスクのスケジュール設定] ページで [頻度] を [起動後] に設定しても、起動後にその指定した頻度が設定されません。 - キャンセルしたタスクが [最近のタスク] ペインに常に表示される
失敗したタスクや完了したタスクは、しばらくすると VI Client には表示されなくなります。しかし、キャンセルしたタスクは、VirtualCenter Server がシャット ダウンされるまで、VI Client の [最近のタスク] ペインに残ります。 - [ベースラインの適用] ウィンドウに誤ったターゲット タイプが表示されることがある
Update Manager をインストールしたあと、[Update Manager] タブでベースラインを右クリックし、[ベースラインの適用] オプションを選択してホストにそのベースラインを適用しようとすると、[ターゲット タイプ] がホストではなく仮想マシンと表示されることがあります。
回避策: [Update Manager] タブの上部右隅にある [ベースラインの適用] リンクをクリックします。 - Update Manager プラグインのメッセージの一部が、ほかのメッセージやボタンと重なって表示される
[新規ベースライン] ウィザードでアップデートをフィルタ表示しているときに、フィルタリングされているアップデートの数を示すメッセージが [フィルタ] ボタンに重なって表示されることがあります。
回避策: ウィザードのウィンドウを拡大します。 - [アップデート フィルタ] ページの [次のテキストを含む] フィールドに特殊文字を使用できない
動的ベースラインを作成する場合、[次のテキストを含む] フィールドに特殊文字 (記号) を入力しないようにしてください。検索条件として有効なテキスト文字列を使用してください。特殊文字を入力すると、ベースラインは無効になり、[Update Manager] タブに表示されません。また、ほかのベースラインの適用、編集、切り離し、または削除ができなくなる場合もあります。
回避策: データベースのVCI_BASELINES
テーブルから無効なベースラインを削除してください。