VMware vSphere 4.1 リリース ノート: ESX Edition
ESX 4.1 | 2010 年 7 月 13 日 | ビルド 260247 vCenter Server 4.1 | 2010 年 7 月 13 日 | ビルド 259021 最終更新日: 2010 年 9 月 15 日 本リリース ノートに対する追加情報およびアップデート情報を確認してください。 |
リリース ノートの概要
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
- 新機能
- 国際化
- 互換性およびインストール
- このリリースのアップグレード
- VMware vSphere Web サービス SDK
- vSphere 用オープン ソース コンポーネント
- vSphere 4.1 製品、機能、およびプラットフォーム サポートの注意事項
- 既知の問題
新機能
VMware vSphere™ 4.1 には、VMware ESX™ 4.1 および VMware vCenter Server™ 4.1 が含まれます。このリリースの新機能および改善機能については、「 VMware vSphere 4.1 の新機能」 を参照してください。
国際化
VMware vSphere 4.1 は、次の言語で使用可能です。
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- 日本語
- 简体字中国語
vSphere Client のロケール強制モード
vSphere 4.1 では、仮想マシンが英語以外の言語で実行中であっても、インターフェイスのテキストを英語で表示するよう VMware vSphere Client™ を構成できます。この構成は、コマンドライン スイッチを使用することで、単一セッション用に構成できます。この構成はインターフェイスのテキストに適用されますが、日時や数値のフォーマットなど、ほかのロケール関連の設定には影響しません。
次の vSphere Client コマンドを使用すると、単一のセッションが英語で表示されます。
vpxClient -locale en_US
互換性およびインストール
ESX、vCenter Server、および vSphere Client のバージョンの互換性
『 vSphere 互換性マトリックス』 (英語版) では、ESX、vCenter Server、vSphere Client、および任意の VMware 製品を含む VMware vSphere コンポーネントの現在および以前のバージョンの互換性について、詳細に説明しています。また、ESX または vCenter Server をインストールする前に、サポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントについて 『vSphere 4.1 互換性マトリックス』 (英語版) で確認してください。
ESX のハードウェア互換性
vSphere 4.1 と互換性のあるプロセッサ、ストレージ デバイス、SAN アレイ、および I/O デバイスを判断するには、『 ハードウェア互換性ガイド』 (英語版) の ESX 4.1 の情報を使用してください。
vCenter Server 4.1 のリンク モード環境への vSphere Client の接続
vCenter Server 4.1 は、vCenter Server 4.1 または vCenter Server 4.0 以降のほかのインスタンスと一緒に、リンク モードで存在することができます。接続しようとしている vCenter Server のバージョンに対応する vSphere Client が使用しているシステムにインストールされていない場合、そのバージョンの vSphere Client をダウンロードしてインストールするようにプロンプトが表示されます。両方のバージョンの vSphere Client がインストールされると、各クライアントを使用して vCenter Server リンク オブジェクトにアクセスすることができます。vCenter Server 4.0 および vCenter Server 4.1 のリンク モード環境の場合、vSphere Client 4.0 Update 1 および vSphere Client 4.1 が必要です。vSphere Client 4.0 Update 1 をダウンロードするには、「 VMWare vSphere 4 のダウンロード」 に移動してください。
vSphere 4.1 と VMware View との互換性
VMware View 4.0.x でサポートされる vSphere の構成については、「 VMware View 製品サポート センター」 を参照してください。
このリリースのインストールに関する注意事項
ESX および vCenter Server のインストールおよび構成の具体的な手順については、『 ESX および vCenter Server インストール ガイド』 を参照してください。
インストールが正常に終了したあとに、重要な構成ステップがいくつかあります。特に、ライセンス、ネットワーク、およびセキュリティの構成は必須です。これらの構成タスクの説明については、vSphere のドキュメントにある次のガイドを参照してください。
ライセンスについては、『 ESX および vCenter Server インストール ガイド』
ネットワークおよびセキュリティについては、『 ESX 構成ガイド』
vCenter Server 4.1 は、Windows 64 ビット プラットフォームでのインストールのみをサポートします。VMware VirtualCenter 2.x をインストールしている場合、VirtualCenter のデータベースを保持しながら 64 ビットのオペレーティング システムに vCenter Server をインストールする方法については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。
VMware vSphere の今後のリリースでは、VMFS バージョン 2 (VMFS2) をサポートしない可能性があります。VMFS バージョン 3 以降にアップグレードまたは移行することをお勧めします。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。
vCenter Server 4.1 には、vCenter Server に関連する MIB (Management Information Base) ファイルが含まれています。ESX に関連する MIB ファイルは、VMware の Web サイト ( http://www.vmware.com/jp/download/vsphere/drivers_tools.html) からダウンロードできます。
このリリースのアップグレード
vCenter Server のアップグレード
vCenter Server 4.1 は、64 ビット システムにインストールされている必要があります。システムが 64 ビットの場合、同じシステムにおいて vCenter Server 4.0 から vCenter Server 4.1 へのアップグレードが可能です。アップグレードするには、ご使用のデータベースが vCenter Server 4.1 でサポート対象であることを確認し、サポート対象のデータベース、SSL 証明書、および vCenter Server 構成をバックアップしてください。次に、vCenter Server インストーラを実行します。旧バージョンの vCenter Server がコンピュータにあり、アップグレードされることを通知するメッセージがインストーラで表示されます。
vCenter Server 4.1 を 64 ビット システムにインストールし、VirtualCenter Server 2.5 または vCenter Server 4.0 システムからのデータベースを保持することにより、32 ビット システムの VirtualCenter Server 2.5 または vCenter Server 4.0 から 64 ビット システムの vCenter Server 4.1 にアップグレードすることもできます。データ移行ツールを使用して、vCenter Server 構成を 32 ビット システムから 64 ビット システムへ移行できます。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。
ESX のアップグレード
vSphere 4.1 は、ESX ホストをアップグレードするために次のツールを提供しています。
VMware vCenter Update Manager: ESX 3.5 および ESX 4.0 から ESX 4.1 への直接アップグレードをサポートする vSphere モジュールです。詳細については、『 vCenter Update Manager インストールおよび管理ガイド』 を参照してください。
vihostupdate:ESX 4.0 から ESX 4.1 への直接アップグレードをサポートするコマンドライン ユーティリティです。このユーティリティには vSphere CLI が必要です。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。
esxupdate:ESX 4.0 から ESX 4.1 へアップグレードするためのコマンドライン ユーティリティです。詳細については、『 ESX 4.1 パッチ管理ガイド』 (英語版) を参照してください。
esxupgrade.sh スクリプト:ネットワーク アクセスがない ESX 3.5 ホスト用です。詳細については、 ナレッジベースの記事 1009440 を参照してください。ホストにネットワーク アクセスがある場合は、vCenter Update Manager を使用してアップグレードを実行できます。
ESX 3.0.x がある場合は、vSphere Host Update Utility 4.0 または vCenter Update Manager 4.0 を使用して、最初に ESX 4.0 または ESX 4.0 Update リリースにアップグレードする必要があります。これで、vCenter Update Manager 4.1 または esxupdate ユーティリティあるいは vihostupdate ユーティリティを使用して、ESX 4.1 へのアップグレードが可能となります。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。
vSphere 4.1 のテスト リリース
vSphere 4.1 ベータ版および vSphere 4.1 リリース候補版から vSphere 4.1 へのアップグレードはサポートされていません。ESX 4.1 ベータ版またはリリース候補版と vCenter Server 4.1 ベータ版またはリリース候補版をアンインストールして、vCenter Server 4.1 と ESX 4.1 の新規インストールを実行します。vSphere 4.1 のベータ版またはリリース候補版をテストしていた場合、vSphere 4.1 でのセットアップから引き続き保持するデータを再作成することをお勧めします。
ベータ版またはリリース候補版のホストから vSphere 4.1 ホストへの vMotion を使用した仮想マシンの移行は、サポートされません。
VMware vSphere SDK
VMware vSphere には、Web サービス用とゲスト OS 用の SDK が備わっています。
vSphere Web サービス SDK:vSphere Web サービス SDK の今回のリリースには、ESX 4.1 および vCenter Server 4.1 サーバ システムで使用可能な新機能のサポートが含まれています。また、この SDK を前のバージョンの ESX および vCenter Server とともに使用することもできます。詳細については、『 VMware vSphere Web サービス SDK のドキュメント』 (英語版) を参照してください。
vSphere ゲスト SDK:VMware vSphere ゲスト SDK 4.0 は、ESX 4.1 でサポートされています。詳細については、『 VMware vSphere ゲスト SDK ドキュメント』 (英語版) を参照してください。
vSphere 用オープン ソース コンポーネント
一般的に提供されている vSphere の最新リリースに使用できるオープン ソース コンポーネントおよびそれらの各ライセンスについては、 http://www.vmware.com/jp/download/vsphere/open_source.html の [Open Source] タブで参照できます。 このリンクをクリックすると、一般的に提供されている vSphere の最新リリースでソース コードやソース コードの変更を有効にする必要がある場合に、任意の GPL または LGPL、あるいはその他の類似のライセンスのソース ファイルをダウンロードすることもできます。
vSphere 4.1 製品、管理機能、およびプラットフォーム サポートの注意事項
VMware vSphere 4.1 は、次の管理機能およびプラットフォームに対応する最後のリリースです。これらの機能およびプラットフォームに対するテクニカル サポートは、サポート ライフサイクルが終了するまで、引き続き提供されます。
VMware ESX:VMware vSphere 4.1 およびそれ以降のアップデート リリースとパッチ リリースは、ESX と ESXi の両方のハイパーバイザー アーキテクチャを含む最後のリリースです。VMware vSphere の今後のメジャー リリースには、VMware ESXi アーキテクチャのみが含まれる予定です。
- VMware vSphere 4.1 のデプロイ時に ESXi アーキテクチャへの移行を開始することをお勧めします。
- 「 VMware エンタープライズ インフラストラクチャ サポート」 ページ (英語版) の VMware vSphere サポート ポリシーに従い、VMware ESX のテクニカル サポートは引き続き提供されます。
- ESXi アーキテクチャの詳細と、ESX から ESXi への移行方法についての詳細は、「 VMware ESX から ESXi へのアップグレード センター」 を参照してください。
VMware vCenter Converter プラグイン:VMware vSphere 4.1 および後続のアップデートおよびパッチ リリースは、vSphere Client 用の VMware vCenter Converter プラグインに対応する最後のリリースです。無料の Converter Standalone 製品に対するアップデートおよびサポートは引き続き行われます。これにより、物理マシン、VMware および Microsoft の仮想マシン フォーマット、および特定のサードパーティのディスク イメージ フォーマットなどのソースからの変換を行うことができます。
VMware vCenter Guided Consolidation:VMware vSphere 4.1 および後続のアップデートおよびパッチ リリースは、VMware Guided Consolidation に対応する最後のメジャー リリースです。物理サーバを統合する場合、次の VMware vSphere サービス オプションを使用できます。
- VMware vSphere の P2V 移行ジャンプスタート
- VMware 仮想化アセスメント
- VMware P2V アクセラレータ サービス
VMware vCenter Update Manager 機能:vCenter Update Manager 4.1 および後続のアップデート リリースは、仮想マシン内で実行している Windows および Linux のゲスト OS およびアプリケーションに対応したパッチのスキャンおよび修復をサポートする最後のリリースです。VMware Tools および仮想マシン ハードウェアのアップグレードなどの仮想マシン処理を実行する機能は、引き続きサポートされ、機能も強化されます。
VMware Consolidated Backup:VCB の使用可能期限が延長され、vSphere 4.1 に VCB サポートが追加されました。vSphere 4.1 と後続のアップデートおよびパッチ リリースに対する VCB 1.5 Update 2 のサポートは、ライフサイクルが終了するまで、引き続き行われます。VMware Infrastructure 3 プラットフォームに対するサポートは、 VMware サポート ポリシー (英語版) に従って延長されます。vSphere 4.1 よりあとの、新規メジャー バージョンまたはマイナー バージョンの vSphere プラットフォームでは、VCB はサポートされません。
VMI 準仮想化ゲスト OS サポート:vSphere 4.1 は、VMI ゲスト OS の準仮想化インターフェイスをサポートする最後のリリースです。VMI が使用可能であるため、今後の vSphere リリースで実行可能な仮想マシンの移行についての詳細は、 ナレッジ ベースの記事 1013842 を参照してください。
-
vSphere Web Access:vSphere 4.1 は、vSphere Web Access の最終製品リリースです。ベスト プラクティスとして、Web Access のすべての機能を含む vSphere Client を使用することをお勧めします。今後、vSphere Web Access の開発は継続されないため、この製品はベスト エフォート原則に基づいてサポートされます。
Linux ゲスト OS のカスタマイズ:vSphere 4.1 は、次の Linux ゲスト OS に対するカスタマイズをサポートする最後のリリースです。
- RedHat Enterprise Linux (AS/ES) 2.1
- RedHat Desktop 3
- RedHat Enterprise Linux (AS/ES) 3.0
- SUSE Linux Enterprise Server 8
- Ubuntu 8.04
- Ubuntu 8.10
- Debian 4.0
- Debian 5.0
RedHat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server ファミリ製品の Linux ゲスト OS 新規バージョンに対するカスタマイズ サービスは、引き続き提供されます。
Microsoft Windows 2000 MSCS:Windows 2000 を使用した MSCS は、vSphere 4.1 ではサポートされません。詳細については、Microsoft 社の Web サイトを参照してください。
vSphere プラットフォームに対する当社のサポート ポリシーの詳細については、「 VMware エンタープライズ インフラストラクチャ サポート」 ページ (英語版) を参照してください。
既知の問題
既知の問題セクションでは、 機能に関する補足について説明し、 既知の問題のリストを提供します。
機能に関する補足
IPv6 は、デフォルトで無効に設定:IPv6 は、ESX 4.1 のインストール時にデフォルトで無効に設定されます。
ハードウェア iSCSI:Broadcom ハードウェア iSCSI は、ジャンボ フレームまたは IPv6 をサポートしません。依存型ハードウェア iSCSI は、依存型および独立型のハードウェア iSCSI アダプタがホストで同時に使用される場合、同じ LUN への iSCSI アクセスをサポートしません。
既知の問題のリスト
次の既知の問題は、厳密なテストで発見されたものであり、このリリースで起こる可能性のあるいくつかの動作を理解するのに役立ちます。この既知の問題のリストは、vSphere 4.1 の今回のリリースに対してのみ適用されます。以前のリリースの既知の問題が、このリリースでも生じる場合があります。この既知の問題のリストに記載されていない問題が生じた場合、以前のリリースの既知の問題を確認したり、当社のナレッジ ベースを検索したり、フィードバックを送付して当社に問い合わせたりすることができます。
vSphere 4.0 の以前のリリース (ESX/ESXi 4.0 および vCenter Server 4.0 を含む) の機能および既知の問題については、該当するリリースのリリース ノートに記載されています。Sphere 4.0 および後続のアップデート リリースのリリース ノートを確認するには、「 VMware vSphere 4.0 ドキュメント」 ページを参照してください。
既知の問題点は次のように分類されています。
- インストールの問題
- アップグレードの問題
- ネットワークの問題
- ストレージの問題
- サーバ構成の問題
- vCenter Server、vSphere Client、および Web Access の問題
- 移行の問題
- ゲスト OS の問題
- サポート対象のハードウェアの問題
- 国際化の問題
- vSphere コマンドライン インターフェイスの問題
- その他の問題
インストールの問題
vCenter Server をアンインストールして再インストールするとインストールが失敗する
同じシステム上で vCenter Server をアンインストールして再インストールすると、[vCenter Server ディレクトリ サービスを作成できません
] というエラーが表示され、インストールが失敗します。回避策: vCenter Server をアンインストールしたあと、システムを再起動してから、vCenter Server を再インストールします。
vCenter Server サービスを停止せずに vCenter Server 4.1 をアンインストールすると、ローカル ADAM インスタンスが削除されない場合がある
vCenter Server 4.1 をアンインストールする前に、vCenter Server サービスを停止する必要があります。停止させないと、ADAM インスタンスがシステムに残ってしまう場合があります。この問題は、vCenter Server 4.1 のインストールとアップグレード、および独立型またはリンクされた vCenter Server システムの両方に当てはまります。回避策: vCenter Server 4.1 をアンインストールする前に、VMware VirtualCenter Server のサービスを停止してください。
DB2 v9.5.0 データベースを使用する vCenter Server インスタンスでホストを追加できない
IBM DB2 v9.5.0 の 64 ビット ODBC ドライバを含む vCenter Server システムを使用している場合、その vCenter Server のホストを管理できません。回避策: DB2 9.5 Fix Pack 5 を適用します。
vCenter Server のインストールまたはアップグレードによって Microsoft SQL Server 設定がサイレントで変更され、名前付きパイプが有効になる
[TCP/IP のみを使用する] に設定された Microsoft SQL Server を使用するホスト上で、vCenter Server 4.1 をインストールしたり、vCenter Server 4.0.x を vCenter Server 4.1 にアップグレードしたりすると、インストーラによって設定が [TCP/IP および名前付きパイプを使用する] に変更されますが、この変更の通知は表示されません。回避策: [TCP/IP および名前付きパイプを使用する] に対して設定変更が行われても、vCenter Server の正常な処理が妨げられることはありません。ただし、次の手順を実行して、設定をデフォルトの [TCP/IP のみを使用する] に復元することができます。
- [スタート] - [すべてのプログラム] - [Microsoft SQL Server 2005] - [構成ツール] - [SQL Server Surface Area Configuration] の順に選択します。
- [Surface Area Configuration for Services and Connections] を選択します。
- vCenter Server 用に使用している SQL Server インスタンスで、[リモート接続] を選択します。
- [ローカルおよびリモート接続] にあるオプションを変更して、[適用] をクリックします。
vCenter Server のインストールが、[設定で vCenter ディレクトリ サービス インスタンスを作成できません] というエラーが表示されて失敗する
HKLM レジストリから Everyone 権限が削除されると、vCenter Server のインストールは [設定で vCenter ディレクトリ サービス インスタンスを作成できません
] というエラーが表示されて失敗します。回避策: 次のようにして、HKLM レジストリに Everyone 権限を追加します。
- Windows コマンドラインに、
regedit
と入力します。 - レジストリ エディタで、[HKEY_LOCAL_MACHINE] を右クリックし、[権限] を選択します。
- [追加] をクリックします。
- [詳細] をクリックします。
- リストから [Everyone] を選択して、[OK] をクリックします。
- [適用] をクリックして、[OK] をクリックします。
- Windows コマンドラインに、
vSphere Client のインストールが、[The Microsoft Visual J# 2.0 Second Edition インストーラから、エラー コード 「4113」 が返されました] というエラーが表示されて失敗する場合がある
vSphere Client のインストール中に、インストーラによって期限切れの Microsoft Visual J# ランタイムのアップグレードが試行される場合があります。このアップグレードは正常に実行されず、vSphere Client のインストールは失敗します。回避策: 前のバージョンのすべての Microsoft Visual J# をアンインストールして、vSphere Client をインストールします。インストールによって、アップデートされた Microsoft Visual J# パッケージが組み込まれます。
既存の IBM DB2 データベースを使用する vCenter Server 4.1 のインストールは、DB2 エラー メッセージが表示されて失敗することがある
既存の vCenter Server DB2 データベースを使用する vCenter Server 4.1 をインストールすると、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。データベース エラーが発生しました。「ODBC エラー: (5UA01) - [IBM][CLI Driver][DB2/NT64] SQL20453N タスク 「RULE_TOPN1_DB2USER1」 は現在実行中のため、削除できません。SQL 文 「CALL CREATE_TOPN_JOB1_PROC()」 を実行したときに、SQLSTATE=5UA01" が返されました。
このメッセージは、DB2 で IBM の既知の問題が生じた場合に表示されます。これは、DB2 タスクが実行中で、vCenter Server インストーラが vCenter データベースを初期化できないことを示しています。
回避策: 競合を排除して、vCenter Server をインストールするには、次の手順を実行してください。
- vCenter Server が実行している場合は、正常にシャットダウンしてください。
- [サービス] コントロール パネルを使用して、db2 サービスを停止し、再起動します。
- 既存のデータベースを上書きするオプションを確実に選択して、インストール処理を再開します。
vCenter Server のインストールと既存の DB2 データベースの上書きに使用したユーザー アカウントが db2user グループまたは db2admin グループのメンバーではない場合、vCenter Server のインストールが失敗する
[エラー 25003: リポジトリを作成できません
] というエラー メッセージが、vCenter Server のインストールと既存の DB2 データベースの上書きに使用されたユーザー アカウントが db2user グループまたは db2admin グループのメンバーではない場合に表示されます。エラー メッセージのダイアログ ボックスで [OK] をクリックすると、ダイアログ ボックスが閉じ、インストールがロールバックされます。回避策: db2user または db2admin グループに、データベース ユーザーを追加します。データベース管理者に問い合わせてください。
vCenter Server または vSphere Client のインストール中に、vCenter Server ディレクトリ サービスを作成できない
vCenter Server または vSphere Client のインストール パスとして圧縮フォルダを選択すると、vCenter Server ディレクトリ サービスは作成されません。回避策: 次のいずれかの手順を実行してください。
- ディスクを圧縮解除し、インストールを再試行する。
- 圧縮解除されたディスク上でインストールを実行する。
Oracle 64 ビット ODBC ドライバを使用して、Oracle データベースを持つ vCenter Server 4.1 をインストールしたり、vCenter Server 4.1 にアップグレードしたりすると、vCenter Server を開始できない場合がある
Oracle 64 ビット ODBC ドライバを使用して、Oracle データベースを持つ vCenter Server 4.1 の新規インストールを実行したり、vCenter Server 4.1 へのアップグレードを行なったりすると、[データベース バージョン ID 「0」 は、VirtualCenter のこのリリースと互換性がありません
] というエラー メッセージが表示され、vCenter Server サービスを開始できなくなる場合があります。回避策: 10.2.0.4 または 11.1 バージョンの Oracle 64 ビット ODBC ドライバにアップグレードします。
設定済みポートを使用して Web サービスの HTTP または HTTPS ポートが変更されても、vCenter Server のアップグレード処理が続行される
[ポートの構成] ページに設定されたポートを使用することで、Web サービスの HTTP または HTTPS ポートが変更されても、vCenter Server のアップグレード処理は続行され、エラーは生成されません。回避策: なし。
仮想マシンの MAC アドレスが競合する
各 vCenter Server システムには vCenter Server インスタンス ID があります。この ID は 0 ~ 63 の数字で、インストール時にランダムに生成されますが、インストール後に再構成することも可能です。vCenter Server は vCenter インスタンス ID を使用して、仮想マシンの MAC アドレスと UUID を生成します。2 つの vCenter Server システムで同じ vCenter インスタンス ID を使用していると、複数の仮想マシンに対して同じ MAC アドレスを生成する可能性があります。これらの仮想マシンが同じネットワーク上にあると競合が発生し、パケット ロスやその他の問題につながります。
回避策: 複数の vCenter Server システムから同じネットワークへ仮想マシンをデプロイする場合は、これらの vCenter Server システムに一意のインスタンス ID があることを確認する必要があります。
vCenter Server インスタンス ID を表示または変更する方法は、次のとおりです。
- vSphere Client を使用して vCenter Server にログインし、[管理] - [vCenter Server 設定] を選択します。
- [ランタイム設定] を選択します。
[vCenter Server の一意 ID] テキスト ボックスに、現在の vCenter Server インスタンス ID が表示されます。 - この ID が一意でない場合は、[vCenter Server の一意 ID] テキスト ボックスに 0 ~ 63 までの新しい値を入力して、[OK] をクリックします。
- vCenter Server インスタンス ID を変更した場合は、変更を有効にするために vCenter Server を再起動する必要があります。
MAC アドレスが競合している既存の仮想マシンがある場合は、次のように MAC アドレスを編集し、一意の値になるようにします。
- 仮想マシンがパワーオフ状態であることを確認します。
- vSphere Client のインベントリで仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [ハードウェア] タブで、仮想マシンの仮想ネットワーク アダプタを選択します。
- [MAC アドレス] で、[手動] を選択して一意の MAC アドレスを入力します。
- [OK] をクリックします。
または、仮想ネットワーク アダプタを [手動] の MAC アドレスを使用するように構成したあと、[自動] に再構成することで、vCenter Server に仮想ネットワーク アダプタの新しい MAC アドレスを強制的に生成させることができます。
1 つのバッチ内で Cisco Nexus 1000v スイッチに複数のホストを追加すると失敗する場合がある
パッチまたはアップデートのレベルが異なる複数のホストを Cisco Nexus 1000v スイッチに追加しようとすると、ホスト追加処理が失敗します。回避策: パッチまたはアップデートのレベルが異なるホストは、スイッチに個別に追加するようにします。
Wake-on-LAN を有効に設定して vmxnet3 NIC のホット アドまたはホット リムーブを行うと、仮想マシンがネットワーク接続を失う
Wake-on-LAN を有効に設定して、仮想マシンのスリープ中に vmxnet3 NIC を再構成すると、デバイスで誤作動が生じ、その NIC に対するネットワーク接続が失われます。回避策: vmxnet3 NIC に対する構成変更は、仮想マシンが稼働しているときにのみ行うようにしてください。
電源サイクルのあと、最近作成された VMkernel およびサービス コンソール ネットワーク アダプタが表示されなくなる
ESX ホストに、新規 VMkernel またはサービス コンソール アダプタを vDS 上に作成する 1 時間の電源サイクルが設定されている場合、新規アダプタが表示されない場合があります。回避策: ESX ホストに、VMkernel またはサービス コンソール アダプタを作成する 1 時間の電源サイクルを設定する必要がある場合、ホストの CLI で
esxcfg-boot –r
を実行してから、ホストを再起動してください。物理 NIC で制御操作を実行しているときに、ネットワーク接続障害およびシステムのクラッシュが生じる
複数の X-Frame II s2io NIC で同じ pci-x バスを共有している場合、物理 NIC 上で MTU の変更などの制御操作を実行すると、ネットワーク接続が失われたり、システムがクラッシュしたりすることがあります。回避策: 同じ pci-x バスを共有している複数の X-Frame II s2io NIC をスロットに置かないようにします。このような構成が必要な場合、仮想マシンがネットワーク I/O を実行している間は、物理 NIC で制御操作を実行しないようにしてください。
ホストが 1016 を超える dvPort を vDS 上で使用すると、メモリの問題が生じる
1 つのホストが vDS 上で使用できる dvPort の最大数は 4096 ですが、ホストに対する dvPort の数が 1600 に達すると、メモリの問題が生じ始める場合があります。この問題が生じると、vDS に仮想マシンまたは仮想アダプタを追加することはできません。回避策: vDS 上で、ホストあたりの dvPort の最大数が 1016 になるように設定します。
vDS バッキングが無効な仮想マシン上でクローン操作が失敗する
仮想マシンのいずれかのネットワーク アダプタが無効または欠落している vDS または dvPort グループに接続されている場合、仮想マシンのクローンを作成できません。回避策: すべての仮想マシンのネットワーク アダプタに有効なバッキングがあることを確認してから、仮想マシンのクローン作成を行います。
読み取り専用ロールを持つ新しく追加されたユーザーが、VMkernel NIC を ESX/ESXi ホストに追加できる
読み取り専用ロールを持つ新しく追加されたユーザーは ESX/ESXi ホスト設定を変更できませんが、現時点では例外として、VMkernel NIC を追加することができます。回避策: なし。この動作を想定しないでください。今後、読み取り専用ユーザーは VMkernel NIC を追加できなくなります。
vDS バッキングが無効な仮想マシン上で破棄処理が失敗する
仮想マシンのいずれかのデバイスが無効な vDS に接続されている場合、破棄処理が正常に完了しない場合があります。仮想マシンはホスト上で破棄されますが、vSphere Client インベントリ上には残ります。回避策: vCenter インベントリから仮想マシンを削除するには、仮想マシンを右クリックして、[インベントリから削除] を選択します。
LPO が有効に設定されているトラフィック転送中の仮想マシン上で、TCP パフォーマンスが低下する場合がある
一部の Linux モジュールは LRO で生成されたパケットを処理できません。このため、Linux ゲスト OS を実行しているトラフィック転送中の仮想マシンの VMXNET 2 または VMXNET 3 デバイスで LRO を有効に設定すると、TCP のパフォーマンスが低下する場合があります。これらのデバイスでは、LRO はデフォルトで有効に設定されます。回避策: Linux ゲストを実行しているトラフィック転送中の仮想マシンでは、VMXNET 2 または VMXNET 3 の Linux ドライバのモジュール ロード タイム パラメータに
disable_lro=1
が含まれるように設定します。
EqualLogic ストレージにデプロイされた iSCSI データストア上で仮想マシンが実行されている場合、仮想マシンが読み取り専用になる場合がある
古いファームウェア バージョンの EqualLogic アレイを使用している場合に、仮想マシンが読み取り専用になる場合があります。このようなファームウェアはアレイ キューから I/O をドロップすることがあります。これにより、仮想マシンはその I/O に失敗のマークをつけ、読み取り専用に切り替わります。回避策: EqualLogic アレイ ファームウェアをバージョン 4.1.4 以降にアップグレードします。
ストレージ アレイをアップグレードしたあと、vSphere Client によるハードウェア アクセラレーション ステータスが [サポート] に変更されるまで、短時間の遅延が発生する
ストレージ アレイのファームウェアを VAAI 機能をサポートするバージョンにアップグレードしても、vSphere 4.1 はその変更を即時に登録しません。vSphere Client は、一時的に、ハードウェア アクセラレーションのステータスを [不明] と表示します。回避策: この遅延には問題がありません。ハードウェア アクセラレーション ステータスは、短時間経過したあと、[サポート] に変更されます。
vmkernel ログ ファイルに大量のストレージ関連メッセージがある
ESX または ESXi が、ストレージ デバイスへの複数の物理パスを使用してホスト上で起動すると、vmkernel ログ ファイルに、次のようなストレージ関連メッセージが大量に記録されます。Nov 3 23:10:19 vmkernel:0:00:00:44.917 cpu2:4347)Vob:ImplContextAddList:1222:Vob add (@&!*@*@(vob.scsi.scsipath.add)Add path:%s) failed:VOB context overflow
ストレージの再スキャン中に、システムによって同様のメッセージがログに記録される場合があります。これらのメッセージ作成は予想される動作であり、何らかの障害を示しているわけではありません。問題はないため、無視して構いません。
回避策: メッセージを表示しないようにする場合は、ログ記録をオフにしてください。
共有 LUN で永続的な予約の競合が生じると、ESX および ESXi のホストの起動に時間がかかる場合がある
SAN 上で LUN を共有しているホストを起動しているときに、非常に時間がかかる場合があります。これは、LUN SCSI 予約の間に競合が生じていることが原因である可能性があります。回避策: この問題を解決して、起動処理スピードを上げるには、起動時の同期コマンドに対するタイムアウトを 10 秒に変更します。これを行うには、
Scsi.CRTimeoutDuringBoot
パラメータを 10000 に設定します。vSphere Client のパラメータを変更するには、次の手順を実行します。
- vSphere Client インベントリ パネルで、ホストを選択し、[構成] タブをクリックしてから、ソフトウェアの [詳細設定] をクリックします。
- [SCSI] を選択します。
Scsi.CRTimeoutDuringBoot
の値を 10000 に変更します。
DvsProfile 内の PnicsByName ポリシーの更新後に、ホスト プロファイルに対するプロファイルの適用とプロファイル コンプライアンス チェックが失敗する
DvsProfile の PnicsByName ポリシーの更新後に、ホスト プロファイルのアプリケーションおよびコンプライアンスのチェックに失敗します。この障害は複数の物理 NIC が入力されているときに発生します。ユーザー インターフェイスで複数の物理 NIC が許可されていても、DvsProfile 内の PnicsByName ポリシーに追加できる物理 NIC は 1 つのみです。回避策: このポリシーに対して 1 つの物理 NIC のみを追加します。
vCenter Server が DB2 を使用するように構成されている場合、一部のエンティティでは 2 日以上前のパフォーマンス データが使用できない
vCenter Server が DB2 を使用するように構成されている場合、一部のエンティティでは 2 日以上前のパフォーマンス データが使用できません。注: UTIL_HEAP_SZ パラメータはメモリを割り当てます。このパラメータを調整すると、DB2 へのメモリの割り当てを増やすことができます。diaglevel を 3 に減らすと、diag.log のサイズが縮小し、過剰なログ生成が抑制されます。これにより DB2 がバックグラウンドでジョブを処理できるようになります。DB2 固有のパラメータについては、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v9/index.jsp?topic=/com.ibm.db2.udb.admin.doc/doc/c0005389.htm を参照してください。
回避策: DB2 9.5 を使用している場合は、DB2 9.5 Fix Pack 5 にアップグレードしてください。
スワップ ファイルの再配置後にホット プラグイン処理が失敗する
スワップ ファイルの場所の変更後、DRS クラスタまたはスタンドアロン ホストにあるパワーオン状態の仮想マシンでは、ホット プラグイン処理が失敗し、[ターゲットの再開に失敗しました。仮想マシンが見つかりません
] というエラー メッセージが表示されます。回避策: 次のいずれかの手順を実行してください。
- 該当の仮想マシンを再起動してスワップ ファイルの新しい場所を登録してから、ホット プラグイン処理を実行します。
- vMotion を使用して該当の仮想マシンを移行します。
- 該当の仮想マシンをサスペンドします。
アクセント記号付き文字および合成文字がフランス語版のオンライン ヘルプの索引に表示されない
vSphere Client のオンライン ヘルプ、DRS トラブルシューティングのオンライン ヘルプ、概要パフォーマンス チャートのヘルプ、および Web Access のオンライン ヘルプのフランス語版では、索引にアクセント記号付き文字および合成文字 (Æ や Œ) が表示されません。回避策: なし。
Windows Vista では、Update Manager Client でヘルプ用ボタンをどの状況で押しても、Update Manager のデフォルトのヘルプ ページが表示される
Internet Explorer 7 を Windows Vista マシンにインストールしてブラウザとして使用している場合、vCenter Update Manager の状況依存型ヘルプでは適切なヘルプ ページが表示されません。代わりに、Update Manager の導入時のヘルプ ページが表示されます。回避策: Service Pack 2 を Windows Vista に適用します。詳細については、Microsoft のナレッジ ベースの記事 ( http://support.microsoft.com/kb/942172) を参照してください。
vCenter Server が、カスタム JDBC ポートを使用するように構成されたカスタム SQL Server データベースを使用する場合、パフォーマンス チャート データのロードでエラーが発生する
カスタム SQL Server インスタンスが vCenter Server とともにインストールされており、カスタム JDBC ポートを使用するように構成されている場合、[Perf Charts サービスに内部エラーが発生しました
] というエラー メッセージが表示され、チャート データは表示されません。回避策:
- vCenter Server システムで、
C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥VMware¥VMware VirtualCenter
に移動します。 vcdb.properties
ファイルを開きます。- 文字列
usevcdb = true
をコメント アウトします。 - url、driver、および dbtype が次の値であることを確認します。
url = jdbc:sqlserver://:;integratedSecurity=true
driver = com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
dbtype = mssql
- データベースがローカル マシンに配置されている場合は
integratedSecurity
パラメータをtrue
に設定し、リモート データベースの場合はfalse
に設定します。 - VMware VirtualCenter Management WebServices サービスを再起動します。
注: この問題は、カスタム JDBC ポートを使用するように構成された Oracle または DB2 データベースでは発生しません。
- vCenter Server システムで、
データストアのパフォーマンス チャートに誤ったデータが表示される
vSphere Client のデータストア インベントリ ビューから [パフォーマンス] タブを開くと、タブに 4 つのグラフが表示されます。 これらのグラフのタイトルは正しくありません。次のように読み替える必要があります。- ホストあたりの最大遅延
- ホストあたりのキューの最大深さ
- ホストあたりの読み取り回数
- ホストあたりの書き込み回数
一部のホストが表示されない場合がありますが、これは既知の問題です。
回避策: データストアに関連付けられた各ホストの正しい情報を確認するには、[ホストおよびクラスタ] インベントリ ビューに切り替えて、[パフォーマンス] タブを選択して対応するカウンタを確認します。
vCenter Server、VMware Update Manager、または VMware Converter をチェコ語ロケールを使用してオペレーティング システムにインストールするか、またはそのオペレーティング システムで実行すると問題が発生する
vCenter Server、Update Manager、または VMware Converter をチェコ語ロケールを使用してオペレーティング システムにインストールしようとすると、製品をインストールできなかったり、製品の使用時に機能的な問題が発生したりします。回避策: チェコ語ロケールのオペレーティング システムの場合、回避策はありません。英語ロケールのオペレーティング システムを使用して、製品を評価してください。
ユーザー アカウント制御が有効な Windows Server 2008 システムにホスティングされた vCenter Server インスタンスをリンク グループに追加しようとすると失敗する
ユーザー アカウント制御 (UAC) が有効な Windows Server 2008 システムをリンク モード グループに追加するか、または隔離した場合、エラー メッセージは表示されませんが、その操作は失敗します。回避策: 次の手順を実行してください。
次の手順を実行して、ユーザー アカウント制御 (UAC) をオフにしてから、リンク モード グループに追加します。
- Windows の [コントロール パネル] を開きます。
- [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択します。
- [ユーザー アカウント制御の有効化または無効化] をクリックします。
- [ユーザー アカウント制御 (UAC) を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択解除し、[OK] をクリックします。
- マシンを再起動します。
次の手順に従ってリンク モードの構成を開始します。
- [スタート] - [すべてのプログラム] - [VMware] - [vCenter Server リンク モードの構成] の順に選択し、[次へ] をクリックします。
- [リンク モードの構成を変更] を選択し、[次へ] をクリックします。
- [vCenter Server インスタンスを既存のリンク モード グループかその他のインスタンスに参加させます] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- サーバ名および LDAP ポート情報を入力し、[次へ] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
- [続行] をクリックしてインストール プロンプトに従います。
vCenter Server の 1 つにログインし、サーバがリンクされていることを確認します。
vCenter Server がリンクされたら、UAC をオンにします。
- [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択します。
- [ユーザー アカウント制御の有効化または無効化] を選択します。
- [ユーザー アカウント制御 (UAC) を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択し、[OK] をクリックします。
- マシンを再起動します。
Windows サービス パネルから VMware VirtualCenter サービスまたは VMware Web サービスを再起動しようとするとエラーが発生する
Windows のコントロール パネルから VMware VirtualCenter サービスまたは VMware Web サービスを再起動しようとすると、次のメッセージが表示されます。
[エラー 1053: そのサービスは指定時間内に開始要求または制御要求に応答しませんでした
]回避策: 次の手順に従い、該当する vCenter Server ホストの 2 つのレジストリ キーを変更します。
regedit を起動し、次のレジストリ キーを見つけます。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥vctomcat¥Parameters
次の (DWORD) レジストリ値を追加します。
Value Name:
WaitHintStart
Value:<サービス開始のための待機時間 (ミリ秒)>Value Name:
WaitHintStop
Value:<サービス停止のための待機時間 (ミリ秒)>いずれの場合にも、待機時間には 40 秒より大きい値を指定する必要があります。
次のレジストリ キーを見つけます。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥vpxd¥Parameters
次の (DWORD) レジストリ値を追加します。
Value Name:
WaitHintStart
Value:<サービス開始のための待機時間 (ミリ秒)>Value Name:
WaitHintStop
Value:<サービス停止のための待機時間 (ミリ秒)>いずれの場合にも、待機時間には 40 秒より大きい値を指定する必要があります。
vCenter Server 4.1 で ESX 2.x ホストを追加しようとするとエラー メッセージが表示される
vCenter Server 4.1 では ESX 2.x を管理できません。ESX 2.x ホストを vCenter Server 4.1 に追加しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。[指定されたホストに接続できません。ホストがネットワーク上で使用できないか、ネットワーク構成に問題がある、またはホストの管理サービスが応答していないことが原因の可能性があります]回避策: なし。
DB2 を使用している場合、ネットワーク接続の再開後に vCenter Server サービスが自動的に再起動しない
IBM DB2 データベースを使用するように構成されている vCenter Server システムへのネットワーク接続を失うと、ネットワーク接続を再開しても vCenter Server サービスを開始できません。回避策:
- アプリケーション リスト ユーティリティを使用して、vCenter Server マシンから IBM DB2 データベースへの既存のすべての接続を切断します。
- DB2 UDB データベースに dbadm、インスタンス所有者、またはデータベース所有者としてログインします。
- 次のコマンドを実行して、データベースから切断するユーザーに関する情報を取得します。 db2 list applications
次のようなメッセージが表示されます。
Auth Id Application Appl. Application Id
Name Handle
-------- -------------- ---------- --------------------------
VPX db2bp.exe 3428 *LOCAL.DB2.100225221240 - アプリケーション ハンドル番号を書き留め、それを使用して、次の切断コマンドを発行します。 force application <アプリケーション ハンドル番号>
パワーオフ状態またはサスペンド状態のスナップショットを使用する ESX 3.x 仮想マシンをほかのデータストアに移行すると、ターゲットの仮想マシンが使用できなくなる場合がある
パワーオフ状態またはサスペンド状態のスナップショットを使用する ESX 3.x 仮想マシンをほかのデータストアに移行しようとすると、次の警告メッセージが表示される場合があります。
[仮想マシンにはスナップショットがあります。ほかのデータストアに移行すると、仮想マシンが使用できなくなる可能性があります。詳細については、当社のナレッジ ベースを検索してください
]仮想マシンの移行を完了し、仮想マシンをパワーオンしようとすると、次のエラー メッセージが表示される場合があります。
[ファイルが見つかりません
]回避策: KB 1020709 を参照してください。
仮想マシンの移行後に、ターゲット ホストの USB デバイスが仮想マシンに割り当てられているように誤って表示される場合がある
ホストに接続している USB デバイスを含む仮想マシンを移行してから、別の USB デバイスをターゲット ホスト上の移行した仮想マシンに追加すると、ターゲット ホストの USB デバイスが仮想マシンに割り当てられていない場合でも、割り当てられているように表示される場合があります。回避策: USB デバイスを別のホストから移行されなかったローカルの仮想マシンに割り当てて、USB デバイスが移行した仮想マシンに割り当てられているように表示されないようにします。移行した仮想マシンにこのようなデバイスを割り当てるような回避策はありません。
VMware カーネル モジュールのコンパイルが実行中のカーネルのみにサポートされる
現在、VMware では、カーネル モジュールのコンパイルを現在実行中のカーネルに対してのみサポートしています。回避策: カーネルを起動してから、そのカーネル モジュールをコンパイルします。
RHEL3、RHEL4、および SLES9 用の VMware Tools RPM インストーラがパッケージの署名の確認に失敗する
RPM インストーラを使用して、RHEL3、RHEL4、および SLES9 用の VMware Tools をインストールすると、署名の確認に失敗し、次のメッセージが表示されます。[V3 RSA/MD5 署名: NOKEY、キー ID 66fd4949
]これは、古いバージョンの RPM が新しいバージョンの RPM で作成された RSA 署名を確認できないために発生します。パッケージの署名を確認できなくても、VMware Tools は正常にインストールされます。回避策: RPM 4.4.2 以降を使用してパッケージを確認します。
VMware Tools OSP (Operating System Specific Package) を SUSE Linux 9 にインストールすると、画面の解像度のエラーが発生する
VMware Tools OSP を SUSE Linux 9 にインストールすると、オペレーティング システムは X Window System の/etc/X11/XF86Config
ファイルを構成し、vesa ビデオ ドライバが VMware ビデオ ドライバに置き換えられます。vesa 以外のビデオ ドライバを使用している場合、VMware Tools OSP はこれを置き換えません。画面の解像度を変更するために GUI または Linux のxrandr
コマンドを使用すると失敗します。回避策: VMware ビデオ ドライバを使用するように
/etc/X11/XF86Config
ファイルを編集します。- X Window System の
/etc/X11/XF86Config
ファイルに root としてログインします。 - デバイス セクションを見つけます。
- Driver エントリを見つけます。存在しない場合は作成します。
- Driver エントリを vesa に設定します。
変更後、ドライバはデバイス セクションに Driver vesa と表示されます。 - X Window System を再起動して変更を保存し、新しい設定を適用します。
- X Window System の
VMware Tools OSP パッケージを SLES 11 ゲスト OS にインストールすると、「パッケージがサポートされていない」 というメッセージが表示される
VMware Tools OSP パッケージを SUSE Linux Enterprise Server 11 ゲスト OS にインストールすると、エラー メッセージ [次のパッケージはベンダーによってサポートされていません
] が表示されます。回避策: メッセージは無視してかまいません。OSP パッケージには、ベンダーのサポート対象であることを示すタグは含まれません。ただし、パッケージはサポートされています。
メモリが 3GB 未満から 3GB 以上にホットアドされるとゲスト OS が応答しなくなる
Redhat 5.4、64 ビット ゲスト OS を IDE デバイスが接続されている状態で起動し、メモリが 3GB 未満から 3GB 以上にホットアドされると、ゲスト OS が応答しなくなる場合があります。回避策: メモリのホットアドを使用して、仮想マシンのメモリ サイズを 3072MB 以下から 3072MB 超に変更しないでください。仮想マシンをパワーオフしてこの再構成を行います。
ゲスト OS がすでに応答していない場合は、仮想マシンを再起動します。この問題は、オペレーティング システムの稼動中に 3GB マークを超える場合にのみ発生します。
Windows NT ゲスト OS をハードウェア バージョン 7 の仮想マシンを使用してインストールするとエラーが発生する
ハードウェア バージョン 7 の仮想マシンで Windows NT 3.51 をインストールすると、インストール プロセスがフリーズします。これは Windows NT 3.51 バージョンの起動時にブルー スクリーンが表示された直後に発生します。これは Windows NT 3.51 カーネルの既知の問題です。ハードウェア バージョン 7 の仮想マシンは 34 個を超える PCI バスを搭載していますが、Windows NT カーネルがサポートするホストの最大 PCI バス数は 8 個です。回避策: これが新規インストールの場合は、既存の仮想マシンを削除して新しい仮想マシンを作成します。仮想マシンの作成時にはハードウェア バージョン 4 を選択してください。ハードウェア バージョンを変更するには、[新規仮想マシン] ウィザードを使用してカスタム パスを選択する必要があります。
ハードウェア バージョン 4 の仮想マシンを作成し、それをハードウェア バージョン 7 にアップグレードしている場合は、VMware vCenter Converter を使用して仮想マシンをハードウェア バージョン 4 にダウングレードします。
新規: ESX/ESXi ホストに HP NC522SFP ネットワーク カードが取り付けられていると、インストールまたはアップグレードに失敗して、診断画面が紫色になる
ESX/ESXi ホストに NC522SFP ネットワーク カードが取り付けられていると、マシン内にある NetXen ドライバがファームウェアのロードに失敗します。これによって、ESX/ESXi のインストールまたはアップグレードの処理中にホストで障害が発生して、診断画面が紫色になります。ホストには、[loading 32.networking-drivers
] というようなメッセージが表示されます。回避策: 次の手順のうち該当するものを行なってください。
ESX:インストールまたはアップグレード中にドライバのプロンプトが表示されたら、次のページにある async ドライバをインストールします: 「 QLogic インテリジェント イーサネット アダプタ用 VMware ESX/ESXi 4.0 Driver CD」 (英語版)。バージョンが 507 以降のドライバを選択します。
ESXi Embedded:正しいドライバを含むカスタム システム イメージの取得については、ホストのベンダーにお問い合わせください。
ESXi Installable:NC522SFP カードのほかに異なるタイプのネットワーク カードがホストに取り付けられている場合にかぎり、ESXi Installable は NC522SFP カードをサポートします。ホストがこの条件を満たしている場合は、次の手順を実行してください。
- NC522SFP ネットワーク カードを無効にするか、ホストから取り外します。
- ホストに ESXi Installable をインストールするか、アップグレードします。
- インストールまたはアップグレードが完了したら、次のページにある async ドライバをインストールします: 「 QLogic インテリジェント イーサネット アダプタ用 VMware ESX/ESXi 4.0 Driver CD」 (英語版)。バージョンが 507 以降のドライバを選択します。
- ホスト上で NC522SFP ネットワーク カードを再度有効にするか、再インストールします。
ESXi Installable ホストに NC522SFP 以外のネットワーク カードがない場合、回避策はありません。
KB 1026431 も参照してください。
370 G6 HP サーバで PCI デバイスのマッピング エラーが発生する
I/O 処理を 370 G6 HP サーバで実行すると、紫色の画面が表示されるか、「Lint1 Interrupt」 や NMI に関するアラートがコンソールに表示される場合があります。HP ProLiant DL370 G6 サーバは、2 つの IOH (Intel I/O hub) を備え、ACPI DMAR (Direct Memory Access remapping) 構造定義には BIOS の不具合があります。このため、一部の PCI デバイスが間違った DMA 再マッピング ユニットの下に誤って記述される場合があります。このように誤って記述された PCI デバイスが DMA アクセスを行うと、IOMMU に障害が発生し、そのデバイスは I/O エラーを受け取ります。デバイスによっては、この I/O エラーにより Lint1 Interrupt または NMI アラート メッセージがコンソールに表示されたり、紫色の画面が表示されてシステムがフリーズしたりする場合があります。回避策: HP の Web サイトで HP ProLiant DL370 G6 サーバ用の BIOS パッチの有無を確認してください。パッチがない場合は、BIOS の [Intel(R) VT-d] を無効にして、BIOS が ACPI テーブルで DMAR 構造を発行しないようにします。
HP システムにインストールされた ESX では HP NMI ドライバが必要になる
HP システム上の ESX 4.1 インスタンスでは、マスク不可能な割り込み (NMI) を正しく処理するために HP NMI ドライバが必要です。NMI ドライバをインストールすると、NMI が正しく検出されてログに出力されます。このドライバをインストールしないと、ハードウェア障害を伝える NMI が HP システムの ESX では無視されます。注意: このドライバをインストールしないと、気付かないうちにデータが破損している場合があります。
回避策: NMI ドライバをダウンロードしてインストールします。ドライバは HP の Web サイトからオフライン バンドルとして入手可能です。 KB 1021609 も参照してください。
DRS ルールの UI 画面のドロップダウン メニュー項目が誤って翻訳されている
英語以外の UI を使用して仮想マシンとホスト間の DRS ルールを作成する場合、ドロップダウン メニューのオプションが正しく表示されません。回避策: なし。
vicfg-snmp -r または vicfg-snmp -D を ESX システムで実行すると失敗するESX システムで、現在の SNMP 設定をリセットするためにコマンド
vicfg-snmp -r
を実行するか、または SNMP エージェントを無効にするためにコマンドvicfg-snmp -D
を実行すると、これらのコマンドは失敗します。これらコマンドはesxcfg-firewall
コマンドを実行しようとするために失敗します。このコマンドはロックされ応答しなくなります。esxcfg-firewall
が応答しなくなると、vicfg-snmp -r
またはvicfg-snmp -D
コマンドはタイムアウトになり、エラーが発生します。
この問題は ESXi システムでは発生しません。回避策: ESX システムを再起動すると、システムはロック ファイルを削除し、ロックの原因となった以前に実行した
vicfg-snmp
コマンドを適用します。ただし、vicfg-snmp -r
またはvicfg-snmp -D
をもう一度実行しても、再度エラーが発生します。グループ ID の長さが vCLI よりも vSphere Client のほうが短いvSphere Client を使用してグループ ID を指定する場合、最大 9 文字までしか指定できません。これに対して、
vicfg-user
vCLI を使用してグループ ID を指定する場合は、最大 10 文字まで指定できます。回避策: なし。
esxtop を長期間実行するとメモリの問題が発生する場合がある
esxtop を実行すると、監視対象の ESX/ESXi システムの状況によってはメモリの使用量が徐々に増加する場合があります。また、esxtop により ESX で余分な CPU が消費されるため、VMware では esxtop を長期間 (数週間) 実行したままにしないことをお勧めします。ESX 4.1 では繰り返し処理の総数 (-n) のデフォルト値は 10,000 に設定されています。esxtop は 10,000 回の表示を行なったあとでシャットダウンされます。つまり、2 つの表示間のデフォルトの遅延時間が 5 秒であれば、esxtop は約 14 時間後にシャットダウンされます。
回避策: -n オプションを使用して繰り返し処理の総数を変更できますが、esxtop はデータが必要な場合にのみ実行することをお勧めします。esxtop の統計情報を長期間にわたり収集する必要がある場合は、1 つの esxtop インスタンスを数週間または数か月実行するのではなく、esxtop を定期的にシャットダウンしてから再起動してください。
DRS を無効にしても仮想マシンとホスト間の DRS ルールが有効になっている
DRS クラスタに対して仮想マシンとホスト間の DRS ルールを指定すると、DRS が無効の場合でも、このルールは有効のままになっています。したがって、このタイプのルールで指定されている仮想マシンを手動でパワーオンすると、この操作がルールに違反している場合にエラーが発生することがあります。回避策: クラスタの [設定] ダイアログ ボックスでルールを手動で無効にします。