VMware vRealize Operations Manager 6.0.2 リリース ノート
vRealize Operations Manager 6.0.2 | 2015 年 6 月 9 日 | ビルド 2777063 vRealize Operations Manager アプライアンス 6.0.2 | 2015 年 6 月 9 日 | ビルド 2777062 vRealize Operations Manager 6.0.2 PAK アップグレード | 2015 年 6 月 9 日 | ビルド 2777145 最終更新日: 2015 年 6 月 9 日 本リリース ノートに対する追加情報およびアップデート情報を適宜確認してください。 |
リリース ノートの概要
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
新機能
vRealize Operations Manager 6.0.2 のアップデートには、インストール、移行、構成、ライセンス、アラート、ダッシュボード、レポート、ポリシーなど、製品の主要な領域がすべて含まれています。 このリリースに新機能はありません。
はじめに
vRealize Operations Manager のインストールおよび構成を開始する前に、このセクションをお読みください。
互換性
この vRealize Operations Manager リリースは次の VMware 製品と互換性があります:
- ESX/ESXi 4.0 以降を実行しているホストを管理する VMware vCenter Server 4.0 Update 2 以降
- vCenter Infrastructure Navigator 5.8 以降
- vRealize Configuration Manager 5.6、5.7.x、および 5.8
- vRealize Operations Manager for Horizon 6.1.0
- vCenter Hyperic 5.8.4
ブラウザのサポート
この vRealize Operations Manager リリースは次の Web ブラウザをサポートしています:
- Google Chrome: 最新バージョンおよびほとんどの以前のバージョン
- Mozilla Firefox: 最新バージョンおよびほとんどの以前のバージョン
- Safari: 最新バージョン
- Internet Explorer for Windows 10 および 11
注: Internet Explorer 10 または 11 ではパフォーマンスが低下することが確認されています。
サポート対象の最低解像度は 1024 X 768 です。
デプロイの要件
次のインストール形式で vRealize Operations Manager をデプロイできます。
- VMware 仮想アプライアンス
- RHEL および Windows インストール パッケージ
仮想アプライアンスのデプロイ
VMware vCenter Server に接続し、それを介して vRealize Operations Manager 仮想アプライアンスをデプロイする場合は、VMware vSphere Client を使用してください。 vRealize Operations Manager 仮想アプライアンスは、VMware vCenter Server 4.0 Update 2 以降によって管理される ESX/ESXi ホスト バージョン 4.0 以降にデプロイする必要があります。
Linux および Windows の要件
vRealize Operations Manager のスタンドアロン バージョンは、次のオペレーティング システムでインストールおよびアップグレード可能です。
- Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.5 以降
- Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1)
Windows Server でも次の Microsoft のナレッジ ベースの記事に掲載されている更新が必要です。
ライセンス キー
vRealize Operations Manager バージョン 6.0.2 では、複数の Advanced および Enterprise エディションを単一の vRealize Operations Manager デプロイにインストールできます。 この機能強化により、ユーザーは単一ライセンスとスイート ライセンスを一緒にデプロイできるようになります。
個別のライセンス キーのライセンス カウントはライセンス グループによって処理されます。 異なるエディションまたはライセンス モデルは、次のいずれかの方法で併用することができます。
- 1 つのデプロイに vCloud Suite Standard、vSphere with Operations Management および vRealize Operations Standard を同時にデプロイする。
- 1 つのデプロイに vCloud Suite Advanced または Enterprise、vSphere with Operations Management Advanced、vRealize Operations Insight、および vRealize Operations Advanced または Enterprise をデプロイする。
注意: 同一デプロイで Standard エディション ライセンスを Advanced または Enterprise ライセンスと一緒にデプロイすることはできません。
サイジングおよびスケーリング
特定の環境のニーズを満たす CPU、メモリおよびディスクの要件は環境内のオブジェクトおよび収集されたデータの数や種類によって異なります。これにはインストールされているアダプタの数と種類、HA の有無、データ保持の期間、関心のある特定のデータ点の数が関係しています。 VMware はサイジングとスケーリングに関する最新情報を掲載した次のナレッジ ベースの記事を更新します。
このナレッジ ベースの記事には全体的な上限、およびオブジェクトの数および監視対象とするメトリックに基づいて推奨値を提示するスプレッドシート計算機が含まれます。
以前のバージョンからのアップグレード
注: アラート、シンプトム、推奨値、ポリシーなど vRealize Operations Manager によって提供されるコンテンツをカスタマイズしていて、コンテンツのアップデートをインストールする場合には、ベスト プラクティスとして、アップグレードを実行する前にコンテンツのクローンを作成します。 この方法では、ソフトウェアのアップデートをインストールするときに初期設定のコンテンツをリセットするオプションを選択でき、アップデートではカスタマイズしたコンテンツを上書きすることなく新しいコンテンツが提供されます。
vRealize Operations Manager から最新バージョンにアップグレードするには、次の手順に従います。
- クラスタ タイプに応じて必要な PAK ファイルをダウンロードします。
- OS アップグレードの場合、次のファイルが必要です:
vRealize_Operations_Manager-VA-OS- xxx.pak
- vApp クラスタの製品アップグレードの場合、次のファイルが必要です:
vRealize_Operations_Manager-VA- xxx.pak
- OS アップグレードの場合、次のファイルが必要です:
vRealize_Operations_Manager-VA-OS- xxx.pak
- Windows Remote Collector で VA ノードを設定した異種クラスタの製品アップグレードの場合、次のファイルが必要です:
vRealize_Operations_Manager-VA-WIN- xxx.pak
- RHEL クラスタの製品アップグレードの場合、次のファイルを使用します:
vRealize_Operations_Manager-RHEL- xxx.pak
- Windows Remote Collector で RHEL ノードを設定した異種クラスタの製品アップグレードの場合、次のファイルが必要です:
vRealize_Operations_Manager-RHEL-WIN-xxx.pak
- Windows クラスタの製品アップグレードの場合、次のファイルが必要です:
vRealize_Operations_Manager-WIN-xxx.pak
- OS アップグレードの場合、次のファイルが必要です:
- アップグレードを開始する前に、予防策として vRealize Operations クラスタ全体のスナップショットを作成します。 注: アップグレードする場合、クラスタはオンラインでもオフラインでもかまいません。
- 既存の vRealize Operations Manager クラスタで、マスター ノードの管理者インターフェイスにログインします。
https:// master-node-FQDN-or-IP-address/admin - 左側の ソフトウェアの更新 をクリックします。
- ソフトウェア アップデートのインストール をクリックします。
- ウィザードに従って、ダウンロードした PAK ファイルを見つけ、インストールします。 手順 1 の指定に従って、クラスタ タイプに応じた .pakファイルをデプロイします。
- OS アップグレードを実行します。 これにより、仮想アプライアンスの OS がアップデートされ、各仮想マシンが再起動されます。
- クラスタ アップグレード ファイルをインストールします。 クラスタのサイズや、ノード タイプが vApp なのか、それ以外なのかによってインストールには数分、あるいは数時間かかることがあります。
- マスター ノードの管理者インターフェイスに再ログインします。
管理者インターフェイスの [ステータス] および [トラブルシューティング] のメイン ページが表示され、クラスタが自動的にオンラインになります。 ステータス ページには [オンラインにする] ボタンも表示されますが、このボタンはクリックしないでください。 - ブラウザ ページが自動で更新されない場合には、ページを更新してください。
クラスタのステータスが [オンライン化] に変わります。 クラスタのステータスが [オンライン] に変わったらアップグレードの完了です。 - 左側の ソフトウェアの更新 をクリックします。
-
vRealize_Operations_Manager_Enterprise (Upgrade vRealize Operations Manager Enterprise)
が右に表示されていることを確認します。
アップデートが表示されない場合は、数分待ち、ブラウザ内のページを更新してください。
アップグレード後に、vRealize Operations Manager 6.0.2 で監視しているマシンの vSphere Web Client に健全性バッジ、リスク バッジ、効率バッジが表示されない場合は、これらのリリース ノートの「既知の問題」セクションを参照してください。
このリリースのインストールに関する注意事項
vRealize Operations Manager のインストールと構成に関する手順については、次のガイドを参照してください。
- 『 vRealize Operations Manager vApp デプロイおよび構成ガイド』は仮想アプライアンスのデプロイによる vRealize Operations Manager のインストールに関する手順を説明しています。
- 『 vRealize Operations Manager インストールおよび構成ガイド(Windows および Linux 用)』は Red Hat Enterprise Linux または Windows への vRealize Operations Manager のインストールに関する手順を説明しています。
アダプタ サポート
展開ガイドに記載されている VMware アダプタ(MPSD、Log Insight、VCM、VIN および Hyperic)に加え、このリリースでは次のアダプタがサポートされています。
アダプタ | vApp Single Node | vApp Multiple Node | RHEL Single Node | RHEL Multiple Node | Windows Single Node | Windows Multiple Node | Upgrade Migration |
AWS 2.0 | 可 | 可 | 可 | 可 | 不可 | 不可 | 不可 |
SCOM 4.0 | 可 | 可 | 可 | 可 | 不可 | 不可 | 可 |
EMC Smarts 2.4 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
EMC Smarts 3.0 | 可 | 可 | 可 | 可 | 不可 | 不可 | 可 |
Text File 2.0 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
Relationships 2.5 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
vCloud Director 3.0 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
GSSQL 2.18 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
HP-SiteScope 2.4 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
KeyNote 2.1 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 不可 |
TeamQuest 2.0 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
SNMP 2.1 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
HP-BAC 2.7 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
Port 1.1 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
OpenStack 1.5 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
NSX for vSphere 2.0 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
Management Pack for Storage Devices 6.0 は vSphere 5.1 Update 2 以降と互換性があります。
解決した問題
このセクションでは、今回のリリースで解決された問題について説明します。
- [分析] タブの残り時間バッジで「?」が表示される
ポリシーを複数回編集した後で、残り時間バッジの内訳で「?」が表示されます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Verisign の証明書がアップグレード時に移行されない
vRealize Operations Manager 6.0 で Verisign 証明書を使用して trustore ファイルを更新し、6.0.1 にアップグレードすると、証明書が使用できなくなります。 trustore ファイルの更新は、AWS アダプタをサポートするのに必要なカスタマイズのステップです。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vRealize Operation Manager 6.0 に移行した vCenter Operations Manager 5.8.x のカスタム ダッシュボードにデータが表示されないか、誤って表示される
vCenter Operations Manager 5.8.x カスタム ダッシュボードを vRealize Operation Manager 6.0 に移行すると、ダッシュボードでデータが表示されないか、リソース名が想定どおり表示されないことがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vRealize Operations Manager 6.0.1 のホット フィックスを適用しても VIN アダプタでデータが正しく収集されない
KB 2110330 に記載されているホット フィックスを適用しても VIN アダプタでデータが正しく収集されません。 UI でデータが疑問符として表示されます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 高可用性のための vRealize Operations Manager のサイジング ガイドライン
vRealize Operations Manager のサイジング ガイドライン シートで High Availability (HA)を有効にすると、システム負荷とスループットの要件が 2 倍になります。 以前のリリースのサイジング ガイドライン シートでは、ノードは 2 倍にする前に次の整数に切り上げられていました。 今回のリリースで、この問題は修正されました。 このリリースのサイジング ガイドライン シートより、ノードは 2 倍にしてから次の整数に切り上げられます。
既知の問題
このセクションでは、このリリースに関する既知の問題を示します。
インストールとアップグレードの問題- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) システムでアップグレードが 応答しなくなる
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) システムでのアップグレードが、手順 5 で応答しなくなります。クラスタはオフラインになります。
回避策: [強制] オプションを使用して、アップグレード用の .pakファイルを再適用します。 アップグレードが中断されずに完了します。
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6.5 x64 システムで vRealize Operations Manager サービスを開始できない
vRealize Operations Manager をインストールした後に、vRealize Operations Manager Web インターフェイスに接続して vRealize Operations Manager を起動する際に、クラスタがオンラインになりません。 次のメッセージが表示されます: Analytics が起動するまで待機しています。
/data/log/vcops/logフォルダの analytics.logには、次のエラー メッセージが記述されます。 ERROR [Analytics Main Thread ] com.integrien.analytics.AnalyticsMain.uncaughtException - Thread Analytics Main Thread threw an uncaught exception. 例外: java.lang.UnsatisfiedLinkError: /usr/lib/vmware-vcops/common/bin/libAliveJNI.so: libaio.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory.
回避策: libaio-0.3.107-10.el6.x86_64パッケージまたは RHEL バージョンでサポートされているパッケージのバージョンをインストールします。
- vCenter Operations Manager 5.8.x から vRealize Operations Manager 6.0.x への移行に失敗する
vCenter Operations Manager 5.8.x を vRealize Operations Manager 6.0.x に移行する際に、チェック サム エラーによって移行が失敗します。
回避策: KB 2030160 の手順を実行して移行を再開します。
- vCenter Operations Manager 5.8.x から vRealize Operations Manager 6.0.x への移行に失敗する
vCenter Operations Manager 5.8.x を vRealize Operations Manager 6.0.x に移行する際に、データ破損エラーによって移行が失敗します。 移行ログには、次のようなエラーが含まれます: ERROR: compressed data is corrupt.
回避策: なし。
- 新しいデータが移行後に表示されない
Management Pack for vRealize Hyperic のオブジェクトおよびメトリックを vRealize Operations Manager 5.8.5 から 6.0.2 に移行すると、新しいメトリックが収集されません。 回避策: アダプタ インスタンスを再構成および再起動します。
- vRealize Operations Manager for Linux のアップグレードに Java が必要
vRealize Operations Manager for Red Hat Enterprise Linux (RHEL) をアップグレードする前に、vRealize Operations Manager が $VMWARE_JAVA_HOME にインストールした Java のバージョンとは別に、Java をインストールしておく必要があります。
他のバージョンの Java が存在しない場合、アップグレードが進行しているように見えても、実際にはすべての vRealize Operations Manager コンポーネントがアップグレードされるわけではありません。
回避策: RHEL システムから Java をアンインストールしないようにするか、アンインストールされている場合は再インストールします。
インストールする Java のバージョンは重要ではありません。 デフォルトでは、RHEL 6.5 にはオープン JDK 1.7 が付属していますが、たとえば JRE 1.7 または 1.8 をインストールすることもできます。
- UI タイムアウト後に PAK ファイルを再アップロードしようとするとエラー メッセージが表示される
ソフトウェアのアップデートを実行する際、コンソールを放置したまま、PAK ファイルのアップロード後にインストールを選択しなかった場合、UI がタイムアウトになります。 ソフトウェアのアップデートを再開して PAK ファイルを再びアップロードしようとすると、UI でアップデートがすでにインストールされていることを示すエラー メッセージが表示されます。
回避策: ソフトウェアのアップデートを再び実行する際に、 [PAK ファイルがインストール済みでもインストールします] オプションをチェックしてから [アップロード] をクリックします。
- vRealize Operations Manager 6.0.2 へのアップグレード後に、バッジの値が vSphere Web Client に表示されない
vRealize Operations Manager を 6.0 から 6.0.2 にアップグレードすると、vRealize Operations Manager 6.0.2 が監視するマシンの vSphere Web Client に健全性バッジ、リスク バッジおよび効率バッジが表示されません。
回避策: vCenter Server インスタンスに vRealize Operations Manager 6.0.2 プラグインを登録します。- vRealize Operations Manager で、[管理<b></b>] をクリックし、[ソリューション<strong></strong>] をクリックします。
- 上のペインで、[VMware VSphere<strong></strong>] ソリューションをクリックし、[構成<strong></strong>] をクリックします。
- vCenter Server インスタンスに vRealize Operations Manager を再登録するには、上のペインで [vCenter アダプタ<strong></strong>] をクリックします。 インスタンス名が下のペインで強調表示され、アダプタの設定が表示されます。
- [登録の管理<strong></strong>] をクリックし、ユーザー名とパスワードを入力して [登録<strong></strong>] をクリックします。
- 移行前に、前提条件のアップグレードが応答しなくなる場合がある
このバージョンに移行するには移行元が vCenter Operations Manager 5.8.1 以降である必要があります。 DHCP を使用する移行元をアップデートしようとすると、移行元のデプロイが応答不能になる場合があります。
回避策: KB 1037601 の手順に従います。
- 現在のマスター レプリカ ノードを置換できない
新しいマスター レプリカ ノードを指定した後で、クラスタのステータスでスライスが削除されていないと示されます。
回避策: マスター レプリカ ノードを置換する前にクラスタからすべてのリモート コレクタ ノードを削除します。
- 実行中のクラスタに 1 つ以上のリモート コレクタが追加されるとノードの追加の完了に失敗する
オンラインのクラスタを拡張するときには、ユーザーは新しいリモート コレクタ ノードを追加して管理インターフェイスの [新しいノードの追加を完了] をクリックします。 クラスタの状態は 「オンライン」に変更されますが、状態の下には 「新しいノードの追加に失敗」という文が表示されます。
回避策: 失敗の後、約 30 秒待ってから [新しいノードの追加を完了] をクリックします。 再度失敗する場合は、待ってからボタンを再度クリックします。 vRealize Operations Suite API がオンラインになると、通信を確立できるようになり、クラスタはノードを新規追加できるようになります。
- 以前のマスター ノードを削除できない
管理インターフェイスで、HA レプリカ ノードが引き継がれて新しいマスター ノードになった後、以前のオフラインのマスター ノードをクラスタから削除できません。 さらに、以前のノードが引き続きマスター ノードとしてリストされます。
回避策: 表示を更新してノードの削除を有効にするには、ブラウザを更新します。
- 複数のノード環境でマスター ノードを構成するとエラー メッセージが表示される
ノードをマスター ノードとして構成した後で、「ノードを準備中」というメッセージが表示されます。 [起動] をクリックしてクラスタを起動すると、 「通信エラー: サーバとの通信を試みている間にタイムアウトになりました。 UI を手動で更新してください。」というメッセージが表示されます。
回避策: ブラウザを更新してユーザー インターフェイスを更新します。
- PAK インストールによってクラスタの変更が期待通りに防止されない
ソリューションのインストール時に、製品の管理インターフェイスで、HA の有効化やノードのオンライン化またはオフライン化など、クラスタの変更タスクを実行することができます。 しかし、PAK のインストール中にクラスタを変更すると、製品が予期しない動作をしたり、応答しなくなったりすることがある。
回避策: ソリューションのインストール中に、クラスタの変更アクティビティを実行しないようにします。
- ノード名にスラッシュ記号があるとクラスタを起動できない
ノード名にスラッシュ記号 (/) があるノードを含むクラスタは起動できません。
回避策: なし。 クラスタのノード名にスラッシュ記号(/)を使用しない。
- 外部シャットダウンがクラスタ ノードに影響を及ぼす
vRealize Operations Manager の外部からデータ ノードをシャットダウンすると(vSphere を使用した場合など)、すべてのノードがしばらくの間 「アクセス不可」ステータスになり、その後 「Analytics を待機しています」ステータスに変わります。 vRealize Operations Manager にとって、外部シャットダウンは動作中のノードの電源プラグを抜くのと同じです。そのため、デプロイの複雑さおよびノードにあったデータの量に応じて、残りのノードが通常状態に戻るまでに数十分から数時間かかる場合があります。
回避策: オンラインのクラスタを外部から、または vRealize Operations Manager インターフェイス以外からシャットダウンしないでください。 外部からノードをシャットダウンする場合は、vRealize Operations Manager インターフェイスでノードをオフラインにしてからにします。
- NetBackup リストア後 Windows クラスタが予測不能な動作をする
NetBackup を使用した vRealize Operations Manager Windows ベースのクラスタ ノードのリストアに成功すると、アプリケーションが予測不能な動作をする。
回避策: vRealize Operations Manager Windows ベース ノードのリストアに成功したら、Windows オペレーティング システムを再起動します。
- マスターとレプリカがオフラインになった後レプリカ ノードが引き受けない
マスター ノードおよびレプリカ ノードがオフラインになり、何らかの理由でレプリカがオンラインになるときにマスターがオフラインのままであると、レプリカ ノードがマスター ロールを引き受けません。
回避策: 手動でレプリカ ノードをマスター ノードとして構成します。- データ ベース ノードを含むすべてのクラスタをオフラインにします。
- root としてレプリカ ノードのコマンド ライン コンソールにログインします。
- テキスト エディタで $ALIVE_BASE/persistence/persistence.propertiesを開きます。
- 次のプロパティを見つけて設定します:
db.role=MASTER
db.driver=/data/vcops/xdb/vcops.bootstrap - persistence.propertiesを保存して閉じます。
- 管理インターフェイスで、レプリカ ノードをオンラインにし、マスター ノードになったことを確認します。
- 残りのクラスタ ノードをオンラインにします。
- 削除したノードがクラスタに再接続できてしまう
何らかの理由でノードがオフラインになり、vRealize Operations Manager クラスタからそのノードを削除した場合、そのノードをオンラインにした際にノードがクラスタに再接続しようとする。
回避策: なし。 削除したノードをオンラインにしないでください。
- マスター ノードとレプリカ ノードを同時にオンラインにできない
何らかの理由でマスター ノードとレプリカ ノードが同時にオフラインになり、それらを同時にオンラインにしようとした場合、vRealize Operations Manager クラスタの管理を正常に引き受けない。
回避策: マスター ノードとレプリカ ノードが同時にオフラインになった場合は、別々にオンラインに戻します。 まずマスター ノードを完全にオンラインにしてから、レプリカ ノードをオンラインにします。
- 管理パックのアイコンがインストールの後に表示されない
管理パックをインストールし、vRealize Operations Manager ユーザー インターフェイスで [環境概要] ペインを開いた後に、アダプタとオブジェクト タイプのアイコンが表示されません。
回避策: アダプタを手動で再記述します。
- vRealize Operations Manager ユーザー インターフェイスにログインします。
- vRealize Operations Manager の左のペインで、 [管理] タブをクリックし、 [サポート] をクリックします。
- [再記述] を選択してクリックします。
- ダッシュボードでウィジェットの相互作用が制限される
vRealize Operations Manager で 4 つ以上のウィジェットを含むダッシュボードを作成し、最初のウィジェットの親オブジェクトを選択すると、対応する子オブジェクトが最大 3 つのウィジェットに表示されます。
回避策: ブラウザの表示を更新して、対応する子オブジェクトをすべてのウィジェットに表示します。 - Log Insight のコンテンツ パックの構成が上書きされる
loginsight-agentファイルまたは vRealize Operations Manager のユーザー インターフェイスから構成の詳細を変更すると、Log Insight のコンテンツ パックの構成が変更または上書きされます。 9000 ~ 514 のポートがリセットされ、プロトコルが cfapiの代わりに syslogに変更されることがあります。
回避策: loginsight-agentファイルを変更する前に vRealize Operations Manager ユーザー インターフェイスでリモート ログ オプションを無効にします。 Log Insight のコンテンツ パックを使用する際は、ユーザー インターフェイスから再度変更を保存しないでください。 - vRealize Operations Manager によって監視されているホストを ESXi 5.1 Update 3 にアップグレードすると、一部のメトリックが他のグループに移動される
ESXi 5.1 Update 3 以降にアップグレードした後に、仮想ディスクの読み取り速度と書き込み速度のメトリックが Aggregate all Instance グループではなく Virtual Disk グループの下に表示されます。
回避策: これらのメトリックを使用するダッシュボードを再構成します。 - [サマリ] ページのコンテンツが更新されない
オブジェクトをクリックしても、vRealize Operations Manager ユーザー インターフェイスの [サマリ] ページのコンテンツが更新されません。
回避策: [サマリ] ページを手動で更新します。 - データ インポートの応答が停止する
vCenter Operations Manager 5.8.x から vRealize Operations Manager 6.0.2 にデータをインポートしようとすると、vRealize Operations Manager 6.0.2 のリソース制約のために応答が停止します。vRealize Operations Manager は、 agent.logに次のようなメッセージを記録します: waitForResourceMigrationComplete, total wait time:762139 s, active count: 30888
回避策: vRealize Operations Manager クラスタを再構築する代わりに、非同期移行を無効にして移行を再試行します。- Analytics 仮想マシンにログインします。
- 次の場所に customMigration.propertiesファイルを作成します: ALIVE_BASE/user/conf
- asyncInventoryMigrationDisabled=trueというプロパティを追加して、ファイルの権限を変更します。 次のコマンドを実行します:
cd ALIVE_BASE/user/conf/
chown admin:admin customMigration.properties
chmod 660 customMigration.properties - vCenter Operations Manager 5.8.x を再起動してエージェントを強制的に再初期化します。
- vRealize Operations 6.0.x を再起動して、インポートの既存のキューをクリアします。
- 移行を再試行します。
- vRealize Operations Manager の拡張機能が DNS 名ではなく IP アドレスを使用して登録される
デフォルトでは、vRealize Operations Manager は DNS 名ではなく vRealize Operations Manager の IP アドレスを使用して拡張機能を vCenter に登録します。 vCenter の [監視] タブからクリックして vRealize Operations Manager を開くと、DNS 名ではなく vRealize Operations Manager の IP アドレスに基づいて URL が開きます。
回避策: vRealize Operations Manager 拡張機能を DNS 名を使用して登録できるようにするには、次の手順に従います。
- vRealize Operations Manager クラスタの各ノードで、次の手順に従います。
- コンソールから、テキスト エディタで次のファイルを開きます。
$ALIVE_BASE/user/conf/configuration.properties - 次の行をプロパティに追加します。
extensionUseDNS=true
注意: プロパティを falseに変更すれば、IP アドレスを使用するように戻すことができます。 - configuration.propertiesを保存して閉じます。
- コンソールから、テキスト エディタで次のファイルを開きます。
- vRealize Operations Manager 管理インターフェイスにログインし、クラスタを再起動します。
- vRealize Operations Manager クラスタの各ノードで、次の手順に従います。
- 自分-メトリック カウントがバージョン 6.0.2 で大きく変更された
バージョン 6.0.2 にアップグレードすると、vRealize Operations Manager で生成される自分-メトリック数の値がバージョン 6.0 より非常に低く表示されます。
回避策: なし。 バージョン 6.0.2 では、動的しきい値の計算が修正され、キャパシティによって生成されるメトリックが除外されるようになりました。 製品の動作は設計どおりです。
- インストールしたプラグインのバージョンによって vSphere Web Client の健全性バッジの色が異なる
vSphere Web Client に vRealize Operations Manager 6.0、6.0.1、または 6.0.2 のプラグインがインストールされていると、パワーオフ状態の仮想マシンで健全性バッジがアラートに基づいて計算され、緑色で表示されます。 vCenter Operations Manager 5.x プラグインがインストールされていると、パワーオフ状態の仮想マシンで健全性バッジがメトリックに基づいて計算され、灰色で表示されます。
vSphere 5.5 および 6.0 のマニュアルには、パワーオフ状態のオブジェクトで健全性バッジが灰色になると記載されています。これは vCenter Operations Manager 5.x プラグインがインストールされている場合は正しいのですが、vRealize Operations Manager 6.x プラグインがインストールされている場合は正しくありません。
回避策: なし。
- IP、ポート、ベース DN の値が同一の LDAP ホスト構成を 1 つしか移行できない
vCenter Operations Manager 5.x から vRealize Operations Manager への LDAP ホスト構成の移行が完了するときに 「警告を伴って成功しました」ステータスになる場合があります。 バージョン 5.x のデータベースに、IP、ポート、ベース DN の値が同一の LDAP ホスト構成が複数ある場合、ユーザー名などの他の値が一意であっても、この警告が常に発生します。
回避策: なし。 この場合、IP、ポート、ベース DN の値が同一の LDAP ホスト構成のうち、1 つのみが正常に移行されます。
- ログがデバッグ レベルに設定されていることが原因で大規模なデプロイでパフォーマンスが低下する
vRealize Operations Manager ログ ファイルがデフォルトでデバッグ レベルに設定されていると、大規模なデプロイでパフォーマンスが低下することがあります。
回避策: ログ ファイルの設定をエラー レベルに変更します。- vRealize Operations Manager の UI で、 [管理] > [サポート] > [ログ] を選択します。
- クリックしてマスター ノードのフォルダを開きます。
- ANALYTICS フォルダを選択して [プロパティの編集] をクリックします。 ログ名 LockTraceLoggerと QueryProfilerに対して、[ログ レベル] をクリックして設定を debugから errorに変更します。
- SUITEAPI フォルダを選択して [プロパティの編集] をクリックします。 ログ名 com.vmware.ops.api.server.utils.HttpRequestLogger、 com.vmware.ops.api.server.utils.Profiler、 org.apache.httpに対して、[ログ レベル] をクリックして設定を debugから errorに変更します。
- 画面で [過去 1 か月間] または [過去 6 か月間] または [過去 1 年間] のデータが表示されない
選択した時間枠に表示するデータを制限する日付コントロールのあるチャートで、選択したのが [過去 1 か月間]、[過去 6 か月間]、または [過去 1 年間] である場合、データが報告されません。
回避策: なし。
- リソースをパワーオフにした後もアラートが残り続ける
リソースがパワーオフされると、メトリックの収集は停止し、結果的にアラームとアラートはキャンセルされます。 ただし、アダプタがメトリック データを送信し続けている場合には、アラートは残り続けます。
回避策: なし。
- 不足したプロパティのコンプライアンス エラーが報告される
UI でオブジェクトのコンプライアンス ステータスを確認するとき、このプロパティ情報が不足していると確認が失敗します。
回避策: オブジェクトをコンプライアンスに準拠させるには、 isolation.tools.autoinstall.disableプロパティを vSphere Client の構成パラメータに追加して値を Trueに設定します。 vSphere Client で修正を行うには、 [設定の編集] > [オプション] > [全般] > [構成パラメータ] の順に移動します。
- vSphere 用の vRealize Operations Manager プラグインの更新後に、vSphere Web Client にログインできない
vSphere 用の vRealize Operations Manager プラグインが更新などのアクションのためにデプロイされていないと、vSphere Web Client の主要部分が再デプロイされないことがあります。 これにより、vSphere Web Client が不安定になり、サービスが失われる可能性があります。 目に見えるシンプトムとしては、vSphere Web Client にログインできなくなる、vSphere Web Client に空のインベントリが表示される、などがあります。
回避策: vSphere Web Client を再起動してサービスをリストアします。
- 一部の vSphere 6 ディスク領域メトリックが表示されない
vRealize Operations Manager を vSphere 6 に登録する場合、一部の ディスク領域メトリックが表示されません。 次の ディスク領域メトリックのみが vSphere 6 から vRealize Operations Manager に公開されます。
仮想マシン: diskspace|used、diskspace|diskused、diskspace|snapshot
ホスト: diskspace|used、diskspace|diskused、diskspace|snapshot
クラスタ: diskspace|used、diskspace|diskused、diskspace|snapshot
データストア: diskspace|used、diskspace|diskused、diskspace|snapshot、diskspace|swap、diskspace|capacity、diskspace|disktotal、diskspace|provisioned
回避策: なし。
- vSphere 6 で、vRealize Operations Manager に関連する以前のテキストとイメージが表示される
vRealize Operations Manager を vSphere 6 に登録する場合、vSphere 6 ユーザー インターフェイスで vCenter Operations Manager の従来の製品名が vSphere Web Client の [監視] タブに表示されます。 さらに、製品インターフェイスの図で vRealize Operations Manager インターフェイスではなく従来の vCenter Operations Manager インターフェイスが表示されます。
回避策: なし。 ただし、監視では想定どおりに vRealize Operations Manager が使用されるため、従来の名前およびイメージは無視しても問題ありません。
- 仮想マシンのメモリ/ホストのデマンド値に矛盾がある
[分析] [ワークロード] タブで、メモリ デマンドが 2 つのチャートに表示されます。 1 つのチャートにホストのデマンドが表示され、もう 1 つのチャートにホスト上の仮想マシンのデマンドが表示されます。 ホストのデマンドは、仮想マシンのデマンドに仮想マシンの予約と制限を合計したものです。 そのため、ホストのデマンドと仮想マシンの合計デマンドが一致しないように見える場合があります。 たとえば、ホストの仮想マシンに大きな予約がある場合、ホストのデマンドは仮想マシンの合計デマンドよりも大きくなります。
回避策: なし。
- VVOL データストアがマスクされる
VVOL データストアのある仮想マシン、ホスト、クラスタ、データ センター、vCenter Server オブジェクトがすべてのオブジェクトのリストから選択されている場合、誤ったデータストア数が [環境]、[オブジェクト マップ] タブ、または [トラブルシューティング]、[すべてのメトリック] タブに表示されます。 さらに、仮想マシンが VVOL データストアにデプロイされている場合、未加工または派生したメトリックが欠落する場合があります。
回避策: なし。 vRealize Operations Manager が VVOL データストア メトリックを実装していないため、VVOL データストアはマスクされます。 ただし、VVOL データストアは数に含まれています。
- UI に残り時間メトリックの値が表示されるのに時間がかかる
残り時間メトリックの値が UI に数日間表示されません。
回避策: なし。 キャパシティの計算は、24 時間に 1 つのキャパシティ データ ポイントが生成された期間に収集したデータに基づいています。vRealize Operations Manager は、キャパシティ データ ポイントの履歴のトレンドを使用して残り時間の値を予測します。 トレンドの判断には 2 日以上が必要であるため、残り時間の表示の待機日数としては、数日間が通常の日数です。
- SNMP デバイスを手動で追加するとき、インポートした SNMP MIB ファイルがリストされない
SNMP MIB ファイルを /usr/lib/vmware-vcops/user/plugins/inbound/snmp_adapter3/conf/mibsフォルダにコピーして、スクリプトのインポートを実行して SNMP アダプタを再記述すると、ファイルが UI の [オブジェクトの追加] ワークスペースのオブジェクト タイプとしてリストされません。
回避策: MIB ファイルをリストするには、MIB をコレクタ ノードで同期します。- 新しい MIB ファイルをマスター ノードの $ALIVE_BASE/user/plugins/inboud/snmp_adapter3/conf/mibsにコピーします。
- SNMP アダプタを再記述します。
- MIB ファイルが存在しないスライスまたはコレクタごとに vmware-vcops サービスを再起動し、すべての MIB ファイルが同期操作の一部として同期されるようにします。
- サポート バンドルの作成時に通信エラーが表示される
サポート バンドルは [管理] > [サポート] > [サポート バンドル] または [管理] ユーザー インターフェイスを選択した場合に作成されます。 レビューのために、またはサポート サービスに送信するためにサポート バンドルを作成すると、 ERROR com.vmware.vcops.adminui.action.UtilityAction:25 - JavaScript Error - Msg:Communication error, Url: supportBundle.actionというメッセージが表示されます。 このエラーは、ファイル サイズが約 10 GB 以上になると発生します。 エラーは生成されていますが、サポート バンドルは作成されており、使用可能です。
回避策: なし。
- vRealize Operations Manager 6.0 への移行後、一部のバッジ メトリックがポリシー ワークスペースの [属性のカスタマイズ] および [アラート/シンプトム定義のオーバーライド] エリアに表示されない
vCenter Server、ホスト システム、仮想マシン、vCenter Operations Manager 5.8.x のその他のオブジェクトに対応する移行されたバッジ メトリックが vRealize Operations Manager 6.0 ポリシー ワークスペースに表示されません。
ポリシーの属性のカスタマイズ ワークスペースを表示し、属性タイプの [メトリック] を選択すると、次のバッジ メトリックが表示されません:
badge|health、badge|health_state、badge|health_classic、badge|risk、badge|risk_state、badge|risk_classic、badge|efficiency、badge|efficiency_state、badge|efficiency_classicポリシーのアラート/シンプトム定義のオーバーライド ワークスペースを表示し、シンプトム定義のバッジ メトリックを表示しようとすると、次のバッジ メトリックが表示されません:
回避策: なし
badge|workload、badge|anomaly、badge|fault、badge|time_remaining、badge|time_remaining_whatif、badge|capacity_remaining、badge|stress、badge|waste、badge|density、badge|compliance
- vRealize Operations Manager を実行しているブラウザが別の言語に設定されているにもかかわらず一部のシンプトム定義が英語で表示される。
vRealize Operations Manager を vApp としてインストールするか、ローカライズされた RHEL オペレーティング システムにインストールする場合、一部のメトリック/スーパーメトリックのシンプトム定義が英語で表示されます。
回避策: ローカライズされた Windows オペレーティングシステムに vRealize Operations Manager をインストールします。
- 移行されたキー名がローカライズされない場合がある
移行時、移行元メトリックに対応するものが移行先の vRealize Operations Manager のバージョンにない場合、移行されたメトリックは新しいメトリックとして扱われます。 このメトリック属性(メタデータ)はメトリック ID の要求時に動的に追加され、そのキー名は正しくローカライズされていなくてもローカライズされた名前として扱われます。
回避策: なし
- vCenter Adapter が vCenter Server 5.5 からの収集を停止する
vCenter Server 5.5 インスタンス上で vCenter Server の収集が失敗し、ログに例外 RuntimeException WstxEOFExceptionが表示されると、vSphere Server 環境のホストで vFlash が有効になります。
回避策: KB 2072392 に記載されている回避策に従います。
- インストールされたソリューションが [ライセンス キーの追加] ドロップダウン メニューに表示されない
[管理] > [ソリューション] > [<アダプタ名> ライセンス] > [構成] > [追加] を選択してソリューション アダプタのインスタンスをライセンシングしても、そのアダプタが [ライセンス キーの追加] ドロップダウン メニューに表示されない場合、ライセンス プロセスはライセンス キーの更新に失敗しています。
回避策: ライセンスの更新を強制するには、マスター ノードに対して cURL 要求を行います。- SSH を使用してマスター ノードにログインします。
- 次のコマンドを実行します: curl -k -X POST -i -H "Content-type: application/json" -H "X-vRealizeOps-API-use-unsupported: true" -u admin -X POST https://localhost/suite-api/internal/adapterkinds/describe
- 管理者ユーザーのパスワードを入力します。
- 分散仮想スイッチ オブジェクト タイプのメトリックが収集されない
権限の問題またはセッション タイムアウトにより分散仮想スイッチ オブジェクト タイプのメトリックが収集されません。 collector.logファイルで 「セッションが認証されていません」または 「サーバへの要求が不正なため、操作を完了できません」などのエラーが報告されます。
回避策: なし。
- 通知イベントがイベントのクリティカル度を無視して常にデフォルトの「情報」とするため、シンプトムおよびアラートが生成される。
ほとんどのイベントにはクリティカル度が含まれています。 イベント通知に基づくシンプトムがトリガーされアラートが生成される際、イベントのクリティカル度が無視され、生成されるアラートの重要度が「情報」として表示されます。
回避策: なし
- プロパティや他のメトリックに依存するメトリック値が、依存メトリック値がない場合 null にならない
プロパティや他のメトリックに基づくメトリックの計算の場合、依存メトリックがない場合、メトリック計算はプロパティのみに基づいた間違ったものとなります。 依存情報が十分ではないので、メトリック値は null である必要があります。
- 「未処理の IO 要求数」のメトリックが一部の vSphere オブジェクト タイプに対して不正確になる場合がある
datastore|demand_oio メトリック(UI では [データストア|未処理の IO 要求数] と表示される)が vCenter Server、Datacenter、Cluster および Datastore オブジェクト タイプに対して不正確になる場合があります。 トランザクションの加重平均およびホスト間トランザクションの遅延を計算する際の方法により、このメトリックの値が不自然に高くなる場合があります。
- vRealize Operations Manager の前のバージョンから移行した後、移行されたダッシュボード ウィジェットの一部にデータが含まれていない
2 つ以上の vCenter Operations Manager 5.x インスタンスを vRealize Operations Manager 6.0 に移行し、各 5.x インスタンスが同じ vCenter Server インスタンスに対して収集および監視を行っている場合、移行されたダッシュボードにデータが含まれない場合があります。
回避策: 移行後にダッシュボード ウィジェットを再構成します。
- vSphere Web クライアントでオブジェクトを開けない
vSphere Web Client がデフォルト ポートの 9443 以外にインストールされている場合、vSphere オブジェクトを開くための vRealize Operations Manager オプション(Open Virtual Machine in vSphere Client など)を使用しても vSphere Web Client でオブジェクトが期待どおりに開きません。
回避策: なし。 vSphere Web Client をデフォルト ポートの 9443 にインストールします。
- vRealize Operations Manager Standard エディションへの移行後に一部の機能がなくなっている
vRealize Operations Manager 6.0 Evaluation、Advanced、Enterprise エディションを実行していた場合(ベータ プログラムに参加していた、または最初にいずれかのエディションをインストールしていた、など)、Standard エディションへ移行すると次の Advanced および Enterprise の機能が利用できなくなります。- ダッシュボードの作成、編集機能
- スーパーメトリクスの作成、編集機能
- カスタム レポートの作成、編集機能
- プロジェクトのコミット機能
- 提供された VMware vSphere Solution 以外のソリューションをインストールする機能
回避策: これらの機能を利用するには該当するライセンス キーが必要です。
- Virtual Infrastructure Navigator アダプタ インスタンス名に非 ASCII 文字が使われているとアダプタ テストに失敗する
Virtual Infrastructure Navigator アダプタ インスタンスを作成した場合、vCenter Server に指定する認証情報には ASCII 文字のみを使用する必要があります。
回避策: なし
- 同じ発効日をもつプロジェクト シナリオが競合し上書きされる場合がある
次の 2 種類のプロジェクト シナリオが同じ日に起こると、2 種類目のシナリオが発行され、1 種類目のシナリオを上書きします。- プロバイダのキャパシティを追加、削除、変更するシナリオ。 たとえば、ホストの追加、データストアの追加、またはホストキャパシティの変更。
- プロバイダのコンテナキャパシティを直接変更するシナリオ(たとえば、クラスタキャパシティを 20 パーセント変更。変更されたクラスタはシナリオ タイプ 1 のプロバイダよりも優先される)。
対処法: これら 2 種類のシナリオを日付を少しずらして作成します。
- カスタム ルールを移行すると単位変換が不正確になる
カスタム グループを vRealize Operations Manager 6.0 以降に移行すると、クラスタおよび仮想マシン オブジェクトにおいてルールのプロパティの単位変換が不正確になります。 例:
- クラスタの場合、CPU 総キャパシティ 2000 GHz の変換結果が 2048000 MHz という誤った値になる。 正しい値は 2000000 MHz です。
- 仮想マシンの場合、CPU 15000 MHz の変換結果が 15000 Hz という誤った値になる。
- 送信アラート インスタンスを無効化できない
[送信アラート設定] には送信アラート インスタンスを無効化するためのオプションがあります。 このオプションを選択して 無効化をクリックしても送信アラート インスタンスが無効化されません。
回避策: 送信アラート インスタンスを削除します。- 左の表示枠で 管理アイコンをクリックします。
- 送信アラート設定をクリックします。
- インスタンスを選択して 削除をクリックします。
- 移行後のキャパシティバッジの計算に時間がかかる
vCenter Operations Manager 5.x からこのリリースに移行した場合、現在時刻までのキャパシティ計算を行うのに時間がかかる場合があります。 現在時刻に達するまでに必要な時間はデータの量とインベントリの大きさによります。 移行中の間、バッジ詳細のサブバッジ グリッドには部分的なデータが表示されます。
回避策: なし
- 初期設定の Classic Summary ダッシュボードでウィジェットに内容が表示されない
Classic Summary ダッシュボードのウィジェットに内容が表示されません。 この問題はウィジェットの設定でセルフ プロバイダが正しく設定されていない場合に発生します。
回避策: この問題を修正するには、ダッシュボードの各ウィジェットを編集します。 ウィジェットの右上にある編集アイコンをクリックし、[セルフ プロバイダ] を [オン] に設定し、 [OK] をクリックして変更を保存します。
- ダッシュボードで関連データをエクスポートおよびインポートできない
ダッシュボードをエクスポートすると、リソースの種類、メトリック、スーパー メトリック、ビューなどの関連データが含まれません。 そのため、ダッシュボードをインポートすると関連データが失われます。
回避策: ダッシュボードの関連データを個別にエクスポートおよびインポートします。 たとえば、ダッシュボードのビューを使用する場合は、そのビューを個別にエクスポートし、ダッシュボードをインポートした vRealize Operations Manager インスタンスにインポートします。
- 選択した共通名にかかわりなく LDAP テスト結果が成功になる
[管理] > [LDAP インポート ソース] を選択して LDAP のインポート ソースを追加する場合、[ソースの追加] ダイアログ ボックスのどの [共通名] オプションも選択可能で、また、LDAP テスト結果が成功になります。 環境で使用する Active Directory のバージョンに基づいて、選択可能なオプションは 1 つのみになるはずです。
回避策:ありません。
- レガシー アダプタに対するデフォルト メトリック収集動作
vRealize Operations Manager は defaultmonitored="true"および defaultmonitored is missingのメトリックを収集します。 これはデフォルトの動作です。vRealize Operations Manager は defaultmonitored="false"のメトリックを収集しません。
一方、vCenter Operations Manager 5.x では default package attributeおよび all attribute packageを使用してメトリックを収集します。 all attribute packageはデフォルトで attribute packageに割り当てられています。 vCenter Operations Manager 5.x では、 defaultmonitored="true"、 defaultmonitored="false"または defaultmonitored is missingの設定にかかわりなくデフォルトですべてのメトリックが収集されています。 メトリックに対して defaultmonitoredがなく、リソースの種類として default attribute packageが割り当てられている場合、vCenter Operations Manager 5.x はそのメトリックを収集しません。
- テキスト表示ウィジェットが HTML モードで一部の Web サイトを表示できない
テキスト表示ウィジェットの表示モードを HTML で構成する場合には、URL には HTTPS プロトコルを使用する必要があります。 HTTP を使用する Web サイトに対するテキスト表示ウィジェットの機能は各 Web サイトの設定によって異なります。
回避策: なし
- リソースおよびダッシュボードの読み取り権限を選択解除しても効果がない
リソースおよびダッシュボードの読み取り権限をもたないユーザー ロールを作成した場合でも、ユーザーはホームページ上のダッシュボードとリソースを表示できる。 オブジェクト関係ページがユーザー権限の有無にかかわらず表示される。
回避策: なし
- パス調査モードを使用すると、トポロジ グラフ ウィジェットで仮想マシンとホスト間の関係が正しく表示されない
トポロジ グラフ ウィジェットは実行関係を一本線で、接続関係を二本線で表示します。 仮想マシンはホストと実行関係にあるため、仮想マシンとホストの間は一本線として表示されるべきです。 トポロジ グラフ ウィジェットで仮想マシンとホスト間の関係が誤って二本線で表示されます。
回避策: なし
- HTTP Post アダプタ用のアプリケーションが [外部アプリケーションで開く] ドロップダウン メニューにリストされない
外部アプリケーションを使用して、アダプタ リンク経由でオブジェクトについての情報を取得するときは、 [外部アプリケーションで開く] ドロップダウン メニューのアダプタにアプリケーションを選択します。 ただし、認証を行う vCenter ユーザーには HTTP Post アダプタに対する権限がない場合、アプリケーションはリストされません。
回避策: ユーザーはローカルで、LDAP ソースからインポートされている必要があります。 vCenter ユーザーがアプリケーションを開くことができるように権限を編集することはできません。
- 新規オブジェクトがトポロジ ウィジェットに表示されない
新規オブジェクトを、オブジェクトをプロビジョンしたトポロジ グラフ ウィジェットに追加すると、画面の表示が自動的に更新されません。
回避策: ページを手動で更新します。
- 複数の [外部アプリケーションで開く] の選択が UI でリストされない
アダプタが複数の「コンテキストでの起動」構成で定義されている場合、UI には外部アプリケーションの選択肢が 1 つのみリストされます。 ユーザーは選択を制御できず、「コンテキストでの起動」構成があるとリストされる場合があります。
回避策: なし。
- Internet Explorer 11 を使用して vRealize Operations Manager にログインすると、レポート テンプレート タブのツールバー オプションの一部が動作しない
Internet Explorer 11 を使用して vRealize Operations Manager にログインすると、レポート テンプレートの作成、編集、クローン作成ができません。
回避策: Internet Explorer 10、Firefox、または Chrome ブラウザを使用します。
- ネットワーク リンクの障害に関連したアラートが、問題が解決しても自動的にクリアされないことがある
vSphere Client が vRealize Operations Manager にイベントがクリアされることを報告しない場合、根本的な問題が解決されても、以下のネットワーク リンクの障害に関連したアラートがクリアされないことがあります。
- ESXi ホストは物理NICのリンクステータスダウンを検出しました
- ホストで dvPort への接続の切断が発生しています
- ホストは dvPort への冗長接続を失いました
- ホストで物理ネットワーク接続の切断が発生しています
- ホストでネットワークへの冗長アップリンクが失われています
- 一部のオペレーティング システムとブラウザの組み合わせにおいて Flash 11.5 の [外部アプリケーションで開く] オプションがサポートされない
vRealize Operations Manager を Red Hat オペレーティング システムで実行し、ブラウザに Firefox を使用して vSphere Web Client 5.5 にアクセスする場合、 [外部アプリケーションで開く] オプションが次のエラーで失敗します: このページを表示するには、Adobe Flash Player バージョン 11.5 以上がインストールされていることを確認してください。 このエラーが発生するのは vSphere Web Client 5.5 が Flash 11.5 を必要とするためです。 Flash 11.5 は Red Hat ではサポートされていません。
回避策: vSphere Web Client 5.5 でこのオプションを使用するには、Flash 11.5 をサポートするブラウザとオペレーティング システムを使用してください。 バージョン 5.5 以前の vSphere Web Client では古いバージョンの Flash が使用されているため、このエラーは発生しません。
- 分析ビューで、仮想マシンのデータ転送速度および受信速度の値にホスト システムの値が表示される
ESXi 5.5 ホストを監視している場合、画面で仮想マシンのホストから収集したデータ転送速度および受信速度が表示されるべきですが、ホストの転送速度および受信速度の値が表示されます。 この問題は ESXi 5.5 を実行しているホストを監視している場合にのみ発生します。
回避策: なし
- 移行後にダッシュボードが重複して表示される
以前の vCenter Operations Manager デプロイをバージョン 6.0 以降に移行し、SCOM および EMC Smarts の管理パックを構成すると、新しいバージョンでデフォルトのダッシュボードが重複して表示されます。
回避策: 重複するダッシュボードを削除します。
次の情報は、発行時点で製品のヘルプまたはドキュメントに掲載されませんでした。
- vRealize Operations Manager への移行時のベスト プラクティス
vRealize Operations Manager への移行時には、以下のベスト プラクティスに従い、リソースの制約により移行が失敗しないようにしてください。- KB 2040008 を参照して、vCenter Operations Manager 5.8 vApp の動的しきい値の計算を無効にします。
ドキュメントに記載されたノードのネットワーク要件に加えて、vRealize Operations Manager 分析クラスタは同じデータ センター内にデプロイおよびインストールする必要があります。 同じローカル エリア ネットワーク (LAN) に分析クラスタを接続します。 リモート コレクタの場合を除き、ワイド エリア ネットワーク (WAN) を介してノードを分散させないでください。
このリリースでは、新しい [削除スケジュールの間隔] の設定によって vRealize Operations Manager がパージ アルゴリズムを実行する頻度を決定します。 この設定は、既存の [削除されたオブジェクト] の設定と連携して、環境にすでに存在しないオブジェクトを削除します。vRealize Operations Manager は、[削除されたオブジェクト] で指定された期間にわたって存在しなかったオブジェクトを透過的に削除対象とマークします。その後、vRealize Operations Manager は [削除スケジュールの間隔] で指定された頻度でマーク済みオブジェクトを削除します。