ESXi 4.0 Update 3 | 2011 年 5 月 5 日 | ビルド 398348
ドキュメントの最終更新日: 2011 年 5 月 19 日
|
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
新機能
次のリストは VMware ESXi のこのリリースで利用可能な一部の拡張機能について説明しています。
- LUN の再スキャン処理時における自動フェイルオーバーを使用した APD 処理の向上。
- 含まれるドライバの追加: 3ware SCSI 2.26.08.036vm40 のドライバが含まれています。以前のリリースでは、このドライバは個別にダウンロードした場合にのみ利用できました。
- VMware Tools WDDM、XPDM、および PVSCSI ドライバのアップデート。
解決した問題: 追加で、このリリースでは多くのバグが修正されています。これらは 「 解決した問題」 セクションに記載されています。
ページの先頭へ
ESXi 4.0 の旧リリース
ESXi 4.0 の旧リリースの機能と既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。旧リリースの ESXi 4.0 のリリース ノートを表示するには、次のリンクをクリックしてください。
ページの先頭へ
はじめに
ESXi、vCenter Server、および vSphere Client のバージョンの互換性
『 VMware vSphere 互換性マトリックス 』 (英語版) では、ESXi、vCenter Server、vSphere Client、およびその他の VMware 製品を含む VMware vSphere コンポーネントの現在のバージョンと旧バージョンの互換性について、詳細に説明しています。
ハードウェア互換性
- ハードウェア互換性について
Web ベースの互換性ガイド ( http://www.vmware.com/resources/compatibility) (英語版) で、ハードウェア互換性リストを入手できます。この Web ベースの互換性ガイドは、すべての VMware 互換性ガイドへのシングル アクセス ポイントとなっており、ガイドを検索したり、検索結果を PDF 形式に保存するオプションがあります。たとえば、このガイドを利用して、使用するサーバ、I/O、ストレージ、およびゲスト OS に互換性があるかどうかを確認できます。
互換性ガイドのアップデートの通知を受信する場合は、次の URL から登録してください。 
- vSphere の互換性について
『VMware vSphere 互換性マトリックス 』 ( PDF) (英語版)
ドキュメント
VMware vSphere 4.0 Update 1 のドキュメントが更新され、VMware vSphere 4.0 Update 3 を含む、vSphere 4.0 のすべてのアップデート リリースに使用できます。適切な ESXi ドキュメントのページを参照してください。
インストールおよびアップグレード
ESXi Installable および vCenter Server のインストールおよび構成の詳細な手順については、『 ESXi Installable および vCenter Server セットアップ ガイド 』、ESXi Embedded および vCenter Server のセットアップの具体的な手順については、『 ESXi Embedded および vCenter Server セットアップ ガイド 』 を参照してください。
ESXi Installable のインストールが正常に終了したあと、または ESXi Embedded を正常に起動したあとに、いくつかの構成手順を実行する必要があります。特に、ライセンス、ネットワーク、およびセキュリティの構成は必須です。これらの構成タスクの説明については、vSphere のドキュメントにある次のガイドを参照してください。
VMware vSphere の今後のリリースでは、VMFS バージョン 2 (VMFS2) をサポートしない可能性があります。VMFS バージョン 3 以降にアップグレードまたは移行することを検討してください。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド 』 を参照してください。
VMware vCenter Server の今後のリリースについては、32 ビットの Windows オペレーティング システムへのインストールがサポートされない可能性があります。vCenter Server は、64 ビットの Windows オペレーティング システムにインストールすることをお勧めします。VirtualCenter 2.x をインストールしている場合、VirtualCenter のデータベースを保持しながら 64 ビットのオペレーティング システムに vCenter Server をインストールする方法については、『 vSphere アップグレード ガイド 』 を参照してください。
ESXi に関連する MIB (Management Information Base) ファイルは、vCenter Server にバンドルされていません。特に vCenter Server に関連する MIB ファイルのみ、vCenter Server 4.0.x に付属しています。すべての MIB ファイルは、当社の Web サイト ( http://www.vmware.com/jp/download) からダウンロードできます。
VMware Tools のアップグレード
VMware ESXi 4.0 Update 3 では、VMware Tools のアップグレードが必要です。VMware Tools は、仮想マシンのゲスト OS のパフォーマンスを強化するユーティリティ スイートです。ESXi のこのリリースで解決された VMware Tools の問題のリストについては、「 VMware Tools の解決した問題」 を参照してください。
Linux ゲスト OS 用の VMware Tools ISO イメージで利用可能な VMware Tools RPM インストーラは廃止されており、今後の ESXi リリースには含まれません。Linux ゲスト OS を使用している仮想マシンへの VMware Tools のインストールには、 tar.gzインストーラを使用してください。
インストール済みの VMware Tools のバージョンを特定するには、「 VMware Tools のビルド番号の確認 」 (KB 1003947) を参照してください。
ESXi 4.0 Update 3 へのアップグレードまたは移行
ESXi 4.0 Update 3 は、アップグレートのために次のオプションを提供しています。
- VMware vCenter Update Manager: vCenter Update Manager 4.0 Update 3 を使用して、ESXi 3.5 Update 5 および ESXi 4.0.x からアップグレードできます。詳細については、『 VMware vCenter Update Manager 管理ガイド 』 を参照してください。
- vSphere Host Update Utility: vSphere Host Update Utility 4.0 Update 3 を使用して、ESXi 3.5 Update 5 および ESXi 4.0.x からアップグレードできます。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド 』 を参照してください。
- VMware vSphere コマンドライン インターフェイス (vSphere CLI) の vihostupdate コマンド: vSphere CLI の vihostupdateコマンドを使用して、ESXi 4.0.x からアップグレードできます。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド 』 および 『 パッチ管理ガイド』 (英語版) を参照してください。
ホストを ESXi 4.0 Update 3 へアップグレードするためのサポート対象のアップグレード方法:
アップグレード用配布ファイル |
サポート対象のアップグレード ツール
|
ESXi 4.0 Update 3 へのサポート対象のアップグレード方法 |
ESXi 3.5 Update 5
|
ESXi 4.0
(ESXi 4.0 Update 1 および ESXi 4.0 Update 2 を含む)
|
upgrade-from-esxi3.5-4.0_update03-398348.zip |
- VMware vCenter Update Manager と ESX ホスト アップグレード ベースライン
- vSphere Host Update Utility
|
あり
|
なし
|
update-from-esxi4.0-4.0_update03.zip |
vihostupdate
|
なし
|
あり
|
VMware ポータル (オンライン) からダウンロードしたパッチ定義 |
- VMware vCenter Update Manager とホスト パッチ ベースライン
- vSphere Host Update Utility
|
なし
|
あり
|
注:ESXi 3.5 Update 5 より前のリリースからの直接アップグレードはサポートされていません。まず、サポート対象のより新しいバージョンにアップグレードしてから、ESXi 4.0 Update 3 にアップグレードする必要があります。
ページの先頭へ
このリリースに含まれるパッチ
このリリースには、この製品のリリース日以前にリリースされた ESXi Server ソフトウェアのすべてのパッチが含まれています。詳細については、VMware の 「 パッチのダウンロード」 ページ (英語版) を参照してください。
パッチ リリース
ESXi400-Update03 には、次の各パッチが含まれています。
ESXi400-201105201-UG: ファームウェアのアップデート
ESXi400-201105202-UG: Tools のアップデート
ESXi400-201105203-UG: VI Client のアップデート
各パッチの内容の詳細については、ダウンロード ページに記載されているドキュメントを参照してください。
ページの先頭へ
解決した問題
このセクションでは、次の内容に関し、このリリースで解決した問題について説明しています。
解決した問題のうち、既知の問題として以前記載されていたものには、† 記号が付加されています。
バックアップ
CIM および API
- vCenter Server がブレード シャーシのサービス タグを誤って報告する
ESXi を実行しているブレード サーバでは、vCenter Server がブレードのサービス タグではなく、ブレード シャーシのサービス タグを誤って報告します。Dell 社または IBM 社のブレード サーバが vCenter Server で管理されている場合、[vCenter Server] - [構成] タブの [プロセッサ] の下にある vCenter Server のシステム セクションにサービス タグの番号が表示されます。 この問題は、 Fixed CIM OMC_Chassisインスタンスの SerialNumberプロパティの値が間違っていることが原因で発生しています。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
ゲスト OS
- 過剰な割合で VMI が有効なゲスト OS にタイマー割り込みが発生する †
仮想マシン インターフェイス (VMI) タイマーの問題によって、過剰な割合でゲスト OS にタイマー割り込みが発生します。この問題は、VMotion で移行したあと、仮想マシンが比較的長時間 (100 日間など) 稼働している場合に発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Windows Media Player を使用した特定の状況で、Windows 7 または Windows Server 2008 R2 ゲスト OS 上の仮想マシンに障害が発生する場合がある †
VMware は、Windows 7 (32 ビットおよび 64 ビット) および Windows Server 2008 R2 ゲスト OS の両方で Windows Media Player をサポートしています。ただし、まれな状況ですが、Windows Media Player でビデオを再生しているときにウィンドウを最大化すると、仮想マシンがクラッシュすることがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Windows 7 ゲストではビデオの出力が正しく表示されないことがある †
Windows 7 のゲストでは、Windows Media Player でビデオの表示サイズを変更したときにビデオ ファイルが正しく表示されないことがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Windows 仮想マシンに対する RDP セッションのマウス動作は、MKS コンソールのマウス動作によって影響を受ける
管理者が vSphere Client を使用し、ターミナル セッションを通じて複数のユーザーがログインしている Windows 仮想マシンに対するコンソールを開く場合、ユーザーのマウス動作は管理者のマウス動作と同期する場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Ubuntu 10.04 ゲスト OS 上で vmrun コマンドの実行が失敗する
listProcessesInGuest vmrunコマンドは、Ubuntu 10.04 ゲスト OS 上で実行が失敗する可能性があります。ゲスト OS には次のようなエラー メッセージが表示されます。
エラー: ゲスト OS のユーザー名またはパスワードが無効です
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Windows ゲスト OS で、vmx_fb.dll のエラーにより障害が発生することがある
Windows XPDM (XP Display Driver Model) の VMware ドライバがインストールされている Windows ゲスト OS では、 vmx_fb.dllエラーにより障害が発生し、ブルー スクリーンが表示されることがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- RHEL および Ubuntu の 32 ビットおよび 64 ビット仮想マシンのメモリ サイズのデフォルト設定が更新される
RHEL および Ubuntu の 32 ビットおよび 64 ビット ゲスト OS の最小メモリ サイズとデフォルトのメモリ サイズは、次のように更新されます。
RHEL 6 の 32 ビットの場合、最小メモリは 1GB から 512MB に更新され、推奨されるデフォルト メモリは 2GB から 1GB に更新されます。また、推奨される最大メモリは 64GB から 16GB に更新され、ハード ディスクのサイズは 8GB から 16GB に更新されます。
RHEL 6 の 64 ビットの場合、推奨されるデフォルト メモリは 2GB から 1GB に更新され、ハード ディスクのサイズは 8GB から 16GB に更新されます。
Ubuntu の 32 ビットおよび 64 ビットの場合、推奨される最小メモリは 64MB から 256 MB に更新されます。
その他
- ソケット不足が原因で ESXi ホストと vCenter Server の接続が断続的に失われる
ESXi 4.0 Update 3 のリリースで、この問題は修正されました。ESXi400-201104401-SG には、すでにこの問題の修正が含まれています。このパッチは ESXi 4.0 Update 3 より前にリリースされています。詳細については、 KB 1037259 を参照してください。
- ネットワークのパフォーマンス チャート データに誤った情報が表示される
仮想マシン単位で積み重ねて表示されるネットワークのパフォーマンス チャート データに、誤った情報が表示されます。[パフォーマンス] タブの [詳細設定] にある [チャート オプション] から、このチャートにアクセスできます。 分散仮想スイッチ (DVS) に接続されている仮想マシンのネットワークにおいて、送信と受信の統計情報が誤って逆に表示されます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- パワーオフ状態の仮想マシン用にプロビジョニングされた領域が、vSphere Client で誤って表示される
ESXi ホストは、パワーオフ状態の仮想マシンのプロビジョニングされた領域を計算するとき、メモリ予約を考慮しません。その結果、仮想マシンがパワーオンまたはパワーオフ状態の間、vSphere Client ではプロビジョニングされた領域の値が異なって表示される場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- USB デバイスが EHCI コントローラに接続されている場合、ESXi ホストで障害が発生する場合がある
iLo や DRAC ベースの USB デバイスなどのベースボード管理コントローラ (BMC) を含む USB デバイスを EHCI コントローラに接続する場合、メモリの破損によって、ESXi ホストで障害が発生し、紫色の画面に次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
2010-12-11T10:11:30.683Z cpu1:2606)@BlueScreen:PANIC bora/vmkernel/main/dlmalloc.c:4803 - Usage error in dlmalloc
2010-12-11T10:11:30.684Z cpu1:2606)Code start:0x418031000000 VMK uptime:0:03:35:09.476
2010-12-11T10:11:30.685Z cpu1:2606)0x412208b87b10:[0x418031069302]Panic@vmkernel#nover+0xa9 stack:0x410014b12e80
2010-12-11T10:11:30.687Z cpu1:2606)0x412208b87b30:[0x4180310285eb]DLM_free@vmkernel#nover+0x602 stack:0x1
2010-12-11T10:11:30.688Z cpu1:2606)0x412208b87b70:[0x418031038ef1]Heap_Free@vmkernel#nover+0x164 stack:0x3e8
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- TTY 関連の競合状態が原因で ESXi ホストで障害が発生し、紫色の画面が表示される
複数のスレッドが同じ TTY を使用しようとして競合状態が発生すると、ESXi ホストで障害が発生し、紫色の画面に次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
ASSERT bora/vmkernel/user/userTeletype.c:969 cr2=0xff9fcfec cr3=0xa114f000 cr4=0x128
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- サイズが大きい syslog メッセージが ESXi ホストに記録されない
ESXi ホストで、約 2,048 バイトを超えるログ メッセージが /var/log/messagesに書き込まれないことがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMkernel のログに次のように記録される: [usbdev_ioctl: REAPURBDELAY] (KB 1029451)
- Dell Update Package (DUP) ユーティリティを使用してダウングレードまたはアップグレードを実行すると、ESXi 4.0 ホストで障害が発生することがある
今回のリリースで、この問題は修正されました。
ネットワーク
- ESXi ホストを再起動するとトラフィック シェーピングの値がリセットされる
vDS または vSwitch のトラフィック シェーピングの値に 4GB を超える値を構成すると、ESXi ホストが再起動したあと、値が 4GB 未満にリセットされます。この問題が原因で、トラフィック シェーパーははるかに小さい値を使用してトラフィックをシェーピングし、その結果、ネットワーク帯域幅は非常に狭くなります。たとえば、トラフィック シェーピングを最大帯域幅の 6Gbps に設定した場合、ESXi ホストを再起動したあとで値が約 1.9Gbps に変わります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- bnx2 NIC のリセットによって ESXi ホストに障害が発生する
ファームウェアの同期のタイムアウトが原因で bnx2 NIC のリセットが失敗し、その結果 ESXi ホストに障害が発生して紫色の画面になる場合があります。この問題のバックトレースの例は、次のとおりです。
0x4100c178f7f8:[0x41802686d9f4]bnx2_poll+0x167 stack:0x4100c178f838
0x4100c178f878:[0x4180267a3ec6]napi_poll+0xed stack:0x4100c178f898
0x4100c178f938:[0x41802642abaf]WorldletBHHandler+0x426 stack:0x417fe726c680
0x4100c178f9a8:[0x4180264218f7]BHCallHandlersInt+0x106 stack:0x4100c178f9f8
0x4100c178f9f8:[0x418026421dc1]BH_Check+0x144 stack:0x4100c178fae0
0x4100c178fa28:[0x41802642e524]IDT_HandleInterrupt+0x12b stack:0x418040000000
0x4100c178fa48:[0x41802642e9f2]IDT_IntrHandler+0x91 stack:0x0
0x4100c178fb28:[0x4180264a9b16]gate_entry+0x25 stack:0x1
今回のリリースで、この問題は修正されました。この修正では、ファームウェアの同期がタイムアウトした場合に NIC を強制的にリンクの停止状態にし、ESXi ホストで障害が発生するのを防ぎます。次のメッセージが VMkernel のログに出力されます。
bnx2:Resetting...NIC initialization failed:vmnicX.
- e1000e 1.1.2-NAPI ドライバの追加
以前のリリースでは、Intel e1000e 1.1.2-NAPI ドライバは ESXi にバンドルされていなかったため、個別にダウンロードして入手していました。今回のリリースでは、e1000e 1.1.2-NAPI ドライバは ESXi にバンドルされています。
- bnx2x を搭載する ESXi ホストで障害が発生することがある
Broadcom bnx2x ドライバを搭載した VMware ESXi ホストを使用している場合、次のような症状がでることがあります。
- ESXi ホストがネットワークから頻繁に切断される場合がある。
- ESXi ホストが応答しなくなり、次のようなメッセージが記載された紫色の診断画面が表示される。
[0x41802834f9c0]bnx2x_rx_int@esx:nover:0x184f stack:0x580067b28, 0x417f80067b97, 0x
[0x418028361880]bnx2x_poll@esx:nover:0x1cf stack:0x417f80067c64, 0x4100bc410628, 0x
[0x41802825013a]napi_poll@esx:nover:0x10d stack:0x417fe8686478, 0x41000eac2b90, 0x4
- ESXi ホストが応答しなくなり、次のようなメッセージが記載された紫色の診断画面が表示される。
0:18:56:51.183 cu10:4106)0x417f80057838:[0x4180016e7793]PktContainerGetPkt@vmkernel:nover+0xde stack:0x1
0:18:56:51.184 pu10:4106)0x417f80057868:[0x4180016e78d2]Pkt_SlabAlloc@vmkernel:nover+0x81 stack:0x417f800578d8
0:18:56:51.184 cpu10:4106)0x417f80057888:[0x4180016e7acc]Pkt_AllocWithUseSizeNFlags@vmkernel:nover+0x17 stack:0x417f800578b8
0:18:56:51.185 cpu10:4106)0x417f800578b8:[0x41800175aa9d]vmk_PktAllocWithFlags@vmkernel:nover+0x6c stack:0x1
0:18:56:51.185 cpu10:4106)0x417f800578f8:[0x418001a63e45]vmklnx_dev_alloc_skb@esx:nover+0x9c stack:0x4100aea1e988
0:18:56:51.185 cpu10:4106)0x417f80057918:[0x418001a423da]__netdev_alloc_skb@esx:nover+0x1d stack:0x417f800579a8
0:18:56:51.186 cpu10:4106)0x417f80057b08:[0x418001b6c0cf]bnx2x_rx_int@esx:nover+0xf5e stack:0x0
0:18:56:51.186 cpu10:4106)0x417f80057b48:[0x418001b7e880]bnx2x_poll@esx:nover+0x1cf stack:0x417f80057c64
0:18:56:51.187 cpu10:4106)0x417f80057bc8:[0x418001a6513a]napi_poll@esx:nover+0x10d stack:0x417fc1f0d078
- bnx2x ドライバまたはファームウェアがパニック メッセージを送信し、次のようなメッセージのバックトレースを /var/log/vmkernelログ ファイルに書き込む。
vmkernel:0:00:34:23.762 cpu8:4401)<3>[bnx2x_attn_int_deasserted3:3379(vmnic0)]MC assert!
vmkernel:0:00:34:23.762 cpu8:4401)<3>[bnx2x_attn_int_deasserted3:3384(vmnic0)]driver assert
vmkernel:0:00:34:23.762 cpu8:4401)<3>[bnx2x_panic_dump:634(vmnic0)]begin crash dump
- ESXi で障害が発生して紫色の診断画面になり、スピン カウント超過のエラーが表示される
ネットワークの問題により、ESXi ホストで障害が発生し、紫色の診断画面で次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
Spin count exceeded (rentry) -possible deadlock with PCPU6 (スピン カウントの超過 (rentry): PCPU6 でデッドロックの可能性があります)
この問題は、システムがトラフィックの送信とルーティング テーブルの修正を同時に行う場合に発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- NIC チーミング ポリシーがレガシー vSwitch 上で適切に機能しない
ポート グループの NIC チーミング ポリシーで、ロード バランシング、ネットワークのフェイルオーバー検出、スイッチへの通知、フェイルバックなどのパラメータを構成してから ESXi ホストを再起動すると、ESXi ホストは 1 つの物理 NIC を通じてのみトラフィックを送信することがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- CDP (Cisco Discovery Protocol) ネットワークの位置情報が ESXi ホスト上で失われる
vSphere Client および ESXi コマンド ライン ユーティリティが、CDP ネットワークの位置情報を表示しないことがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- NetXen 1G NX3031 デバイスまたは複数の 10G NX2031 デバイスを使用していると、ESXi ホストが起動しない、または一部のデバイスを利用できなくなることがある
ESXi 4.0 ホストに新しい NetXen NIC をインストールした場合、または ESXi 3.5 から ESXi 4.0 にアップグレードした場合、ESXi 4.0 ホストで次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。[ Out of Interrupt vectors (割り込みベクトル不足)]。NetXen 1G デバイスおよび NX2031 10G デバイスが NetQueue をサポートしていない ESXi ホストでは、MSI-X 割り込みベクトルが不足することがあります。この問題によって、ESXi ホストが起動しない、またはストレージ デバイスなどのほかのデバイスを利用できなくなることがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
サーバ構成
- Syslog が構成されていないと、ESXi ホストが警告メッセージを生成しない
ESXi ホスト上で Syslog 設定を構成していないと、ホストはアラームまたは構成エラー メッセージを生成しません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。現在、Syslog が構成されていないと、ESXi ホストの [サマリ] タブに次のような警告メッセージが表示されます。
構成の問題
[ホスト名] で問題が検出されました: 警告: Syslog が構成されていません。vSphere Client の Configuration.Software.AdvancedSettings で Syslog オプションを確認してください。
リモート ホストにアクセスできない場合、Syslog 操作でエラーが発生することがある
Syslog サービスがリモート ホストにログを記録するように構成されている場合、 syslogdデーモンを起動したときに DNS からそのホストを解決できないと、Syslog サービスは開始しません。これが原因で、リモートおよびローカルのログ プロセスでエラーが発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。リモート ホストを解決できない場合でも、ローカルのログ プロセスは影響を受けなくなりました。 syslogdデーモンを起動すると、このデーモンは、リモート ホストの解決およびリモート ホストへの接続を 10 分間隔で再試行します。
ストレージ
- aic79xx ドライバを使用する Adaptec カード経由でテープ ライブラリに接続すると ESXi に障害が発生することがある†
aic79xx ドライバを使用する Adaptec HBA (AHA-39320A など) で ESXi Server システムがテープ ライブラリに接続されると、解放されたメモリ領域にドライバがアクセスしようとしてサーバに障害が発生することがあります。こういった状況では、次のようなエラー メッセージが表示されます。Loop 1 frame=0x4100c059f950 ip=0x418030a936d9 cr2=0x0 cr3=0x400b9000.
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- HP MSA2012fc ストレージ アレイのストレージ プロセッサをリセットすると、重大なアラートが誤って発行される †
HP MSA2012fc ストレージ アレイのストレージ プロセッサをリセットすると、ESX/ESXi の NMP (Native Multipath Driver) モジュールがアラートまたは重大なエントリを VMkernel ログに送信します。これらのアラート メッセージは、デバイスの物理メディアが変更されたことを示します。ただし、これらのメッセージはすべての LUN タイプに適用されるわけではありません。これらのメッセージはデータ LUN に対してのみ重大で、管理 LUN には適用されません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- サーバの RSA (Remote Supervisor Adapter) から仮想 CD-ROM ドライブをマウントしている間、ESXi ホストに障害が発生して紫色の診断画面が表示される
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Qlogic FC HBA を使用している場合、FalconStor IPStor のフェイルオーバーによって ESXi 4.x で APD (All Paths Down) 状態になる
IPStor フェイルオーバーを実行している場合、次のようなメッセージが /var/log/vmkernelに表示されます。
vmkernel:1:10:57:57.524 cpu4:4219)<3>rport-4:0-0:blocked FC remote port time out:saving binding
vmkernel:1:10:57:57.712 cpu2:4206)<3>rport-3:0-1:blocked FC remote port time out:saving binding
Qlogic 社では WWPN スプーフィング対応のアップデートされたドライバをリリースしており、これは今回のリリースに含まれています。FalconStor アレイのフェイルオーバーを操作する場合は、このアップデートされたドライバを使用してください。
- Dentrycache の初期化中に複数のプロセスが同じリソースにアクセスする場合、ESXi ホストに障害が発生して紫色の診断画面が表示される
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ストレージ アレイが vSphere Client から再スキャンされると、ESXi ホストが VMkernel ログ ファイルにメッセージを記録する
LUN が ESXi ホストにマッピングされていないことが原因で、ESXi ホストが VMkernel ログ ファイルに次のようなメッセージを記録することがあります: [ 0:22:30:03.046 cpu8:4315)ScsiScan:106: Path 'vmhba0:C0:T0:L0':Peripheral qualifier 0x1 not supported]。この問題が発生するのは、ESXi ホストが起動するとき、vSphere Client からストレージ アレイの再スキャン処理を開始するとき、または ESXi ホストが起動してから 5 分おき、のいずれかのタイミングです。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- サイズの大きい .vmdk ファイルを NFS 上に作成できないことがある
たとえば 1TB を超えるといったサイズの大きい仮想ディスク ( .vmdkファイル) を NFS ストレージ上に作成しようとすると処理に失敗し、次のエラーが表示されることがあります: [ 一般的なシステム エラーが発生しました: ディスクの作成に失敗しました: ディスクの作成エラー]。この問題は、NFS クライアントの RPC パラメータがタイム アウトしたあと、NFS ストレージ アレイが仮想ディスクを初期化するまでの間、NFS クライアントが十分に待機しないときに発生します。デフォルトでは、タイムアウトは 10 秒です。
今回の修正では、構成オプションが提供されています。今回の修正を適用したあとで、 esxcfg-advcfg -s <タイムアウト> /NFS/SetAttrRPCTimeoutコマンドを使用して RPC タイムアウト パラメータを変更できます。
- LVM 処理中に ESXi ホストで障害が発生する
書き込み処理、ボリュームの再署名、スパン ボリューム、ボリュームの拡大など、論理ボリューム マネージャ (LVM) を使用した処理を実行する場合、ESXi ホストで障害が発生して紫色の診断画面になることがあります。次のようなエラー メッセージがログに記載されることがあります。
63:05:21:52.692 cpu1:4135)OC:941: Could not get object from FS driver:Permission denied
63:05:21:52.692 cpu1:4135)WARNING:Fil3:1930: Failed to reserve volume f530 28 1 4be17337 9c7dae2 23004d45 22b547d 0 0 0 0 0 0 0
63:05:21:52.692 cpu1:4135)FSS:666: Failed to get object f530 28 2 4be17337 9c7dae2 23004d45 22b547d 4 1 0 0 0 0 0 :Permission denied
63:05:21:52.706 cpu1:4135)WARNING:LVM:2305: [naa.60060e80054402000000440200000908:1] Disk block size mismatch (actual 512 bytes, stored 0 bytes)
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ホスト上に APD (all-paths-down) 状態の LUN がある場合、ストレージの再スキャン処理中に応答しなくなる仮想マシンがある
ホスト上に APD (all-paths-down) 状態の LUN がある場合、ストレージの再スキャン処理中に応答しなくなる仮想マシンがあります。詳細については、 KB 1016626 を参照してください。以前のバージョンの ESXi ホストを使用している場合、このナレッジ ベースの記事に記載されている問題を回避するには、手動で詳細構成オプション /VMFS3/FailVolumeOpenIfAPDを 1 に設定したあと、再スキャンを発行し、再スキャン処理が完了したら 0 に再設定する必要があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。今では、再スキャン処理を開始するときに、この詳細構成オプションの設定および設定解除といった回避策を実行する必要はありません。APD 状態でないボリュームにある仮想マシンでは、一部の LUN が APD 状態の場合でも、再スキャン処理中に障害が発生することはありません。
- スピン カウントが超過しているというエラーで ESXi ホストに障害が発生する
NFS データストアに接続されている ESXi ホストで障害が発生し、紫色の診断画面で次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
0x4100c00875f8:[0x41801d228ac8]ProcessReply+0x223 stack:0x4100c008761c
0x4100c0087648:[0x41801d18163c]vmk_receive_rpc_callback+0x327 stack:0x4100c0087678
0x4100c0087678:[0x41801d228141]RPCReceiveCallback+0x60 stack:0x4100a00ac940
0x4100c00876b8:[0x41801d174b93]sowakeup+0x10e stack:0x4100a004b510
0x4100c00877d8:[0x41801d167be6]tcp_input+0x24b1 stack:0x1
0x4100c00878d8:[0x41801d16097d]ip_input+0xb24 stack:0x4100a05b9e00
0x4100c0087918:[0x41801d14bd56]ether_demux+0x25d stack:0x4100a05b9e00
0x4100c0087948:[0x41801d14c0e7]ether_input+0x2a6 stack:0x2336
0x4100c0087978:[0x41801d17df3d]recv_callback+0xe8 stack:0x4100c0087a58
0x4100c0087a08:[0x41801d141abc]TcpipRxDataCB+0x2d7 stack:0x41000f03ae80
0x4100c0087a28:[0x41801d13fcc1]TcpipRxDispatch+0x20 stack:0x4100c0087a58
NFS データストアで実行した読み取り処理に対して NFS サーバから誤った応答を受け取ったことが原因で、この問題が発生する場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMFS スナップショット ボリュームが vCenter Server クラスタ内の複数のホストに表示されている場合、ESXi ホストで障害が発生する
VMFS スナップショット ボリュームが vCenter Server クラスタ内の複数のホストに表示されている場合、ESXi ホストで障害が発生し、紫色の診断画面で次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
WARNING:LVM:8703: arrIdx (1024) out of bounds (境界外)
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- megaraid_sas ドライバの問題により、ESXi ホストで障害が発生する
デバイスのエラーにより、megaraid_sas ドライバで I/O 障害が発生すると、センス バッファに正常に記録されません。これが原因で ESXi ホストで障害が発生します。
- ストレージ LUN のパス フェイルオーバー中に、仮想マシンの特定の操作を実行すると ESXi ホストで障害が発生する
ストレージ LUN のパス フェイルオーバー中に、差分ディスクのメタ データを更新するような仮想マシンの操作 (スナップショットの作成や削除など) を実行すると、ESXi ホストで障害が発生して紫色の診断画面が表示されます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- iSCSI ストレージ アレイにある LUN をスキャン中にエラー メッセージが記録される
esxcfg-swiscsiコマンドまたは vSphere Client ([インベントリ] - [構成] - [ストレージ アダプタ] - [iSCSI ソフトウェア アダプタ]) を使用して、iSCSI ストレージ アレイにある LUN をスキャンすると、ESXi ホストで障害が発生し、紫色の画面にメッセージ [ NOT_REACHED bora/modules/vmkernel/tcpip2/freebsd/sys/support/vmk_iscsi.c:648] が表示されることがあります。 この問題は、 /etc/vmware/vmkiscsid/iscsid.confファイルにある tcp.window.sizeパラメータが手動で変更された場合に発生することがあります。
今回の修正により、この問題は解決されました。 tcp.window.sizeパラメータがデフォルトよりも少ない値に変更された場合は、ESXi の /var/log/vmkiscsid.logに警告メッセージが記録されます。
- ソフトウェア iSCSI イニシエータを使用する ESXi ホストで障害が発生し、iscsi_vmk メッセージを出力する
ソフトウェア iSCSI イニシエータを使用する ESXi ホストで障害が発生し、紫色の診断画面で次のような iscsi_vmkメッセージが表示されることがあります。
#PF Exception(14) in world 4254:iscsi_trans_ ip 0x41800965fddb addr 0x8
Code starts at 0x418009000000
0x4100c04f7e50:[0x41800965fddb]iscsivmk_ConnShutdown+0x486 stack:0x410000000000
0x4100c04f7eb0:[0x418009665e93]iscsivmk_StopConnection+0x286 stack:0x4100c04f7ef0
0x4100c04f7ef0:[0x418009663e4c]iscsivmk_TransportStopConn+0x12b stack:0x4100c04f7f6c
0x4100c04f7fa0:[0x418009481654]iscsitrans_VmklinkTxWorld+0x36f stack:0x1d
0x4100c04f7ff0:[0x41800909870b]vmkWorldFunc+0x52 stack:0x0
0x4100c04f7ff8:[0x0]Unknown stack:0x0
この問題は、I/O 遅延によって I/O 要求がタイムアウトおよびキャンセルになると発生することが知られています。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- アップグレードされた VMFS ボリュームのスナップショットは、ESXi 4.x ホストでのマウントに失敗する
ブロック サイズが 1MB より大きく、VMFS2 からアップグレードされた VMFS3 ボリュームのスナップショットは、ESXi 4.x ホストへのマウント処理に失敗することがあります。検出された VMFS スナップショット ボリュームを一覧表示する esxcfg-volume -lコマンドは失敗し、次のようなエラー メッセージが表示されます。
~ # esxcfg-volume -l
Error:No filesystem on the device (デバイス上にファイル システムがありません)
今回のリリースで、この問題は修正されました。VMFS2 からアップグレードされた VMFS3 ボリュームのスナップショットを、マウントや再署名できるようになりました。
- ESXi ホストで障害が発生し、無効なオブジェクトの検出を示すエラーを表示する
ESXi ホストで障害が発生し、紫色の診断画面で次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
[7m21:04:02:05.579 cpu10:4119)WARNING:Fil3:10730: Found invalid object on 4a818bab-b4240ea4-5b2f-00237de12408 expected
21:04:02:05.579 cpu10:4119)FSS:662: Failed to get object f530 28 2 4a818bab b4240ea4 23005b2f 824e17d 4 1 0 0 0 0 0 :Not found
21:04:02:05.579 cpu0:4096)VMNIX:VMKFS:2521: status = -2
この問題は、VMFS ボリュームにあるファイル ディスクリプタに誤ったアドレスが含まれている場合に発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 読み取り専用の VMFS ボリュームでは、再スキャン操作に時間がかかるまたはタイムアウトする
vSphere Client から再スキャンまたはストレージ追加の操作を実行すると、完了までに長時間かかったり、タイムアウトで失敗したりします。また、次のようなメッセージが /var/log/vmkernelに記録されます。
Jul 15 07:09:30 [vmkernel_name]:29:18:55:59.297 <cpu id>ScsiDeviceToken:293: Sync IO 0x2a to device "naa.60060480000190101672533030334542" failed:I/O error H:0x0 D:0x2 P:0x0 Valid sense data:0x7 0x27 0x0.
Jul 15 07:09:30 [vmkernel name]:29:18:55:59.298 cpu29:4356)NMP:nmp_CompleteCommandForPath:Command 0x2a (0x4100b20eb140) to NMP device "naa.60060480000190101672533030334542" failed on physical path "vmhba1:C0:T0:L100" H:0x0 D:0x2 P:0x0 Valid sense data:0x7 0x27 0x0.
Jul 15 07:09:30 [vmkernel_name]:29:18:55:59.298 cpu29:4356)ScsiDeviceIO:747: Command 0x2a to device "naa.60060480000190101672533030334542" failed H:0x0 D:0x2 P:0x0 Valid sense data:0x7 0x27 0x0.
LUN が読み取り専用の場合でも、VMFS はボリュームのマウントを試行し続けます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。今回のリリースから、VMFS はボリュームが読み取り専用のステータスであることを通知されると、マウントを試行しなくなりました。
- 一部の LUN のターゲット情報が vCenter Server の UI に表示されない
LUN のターゲット情報が vCenter Server の UI に表示されないときがあります。ESXi 4.0 Update 3 より前のリリースでは、一部の iSCSI LUN に関するターゲット情報が表示されませんでした。[構成] タブにこの情報を表示するには、次の手順を実行します。
- [ハードウェア] の下にある [ストレージ アダプタ] をクリックします。
- [ストレージ アダプタ] ペインの [iSCSI ホスト バス アダプタ] をクリックします。
- [詳細] ペインの [パス] をクリックします。
- QLogic HBA を使用する ESXi ホストが、ヒープ メモリの不足が原因で応答しなくなる
QLogic HBA を使用すると、ヒープ メモリの不足が原因で ESXi 4.x ホストが応答しなくなる場合があります。ホストは vCenter Server で切断され、SSH または vSphere Client を経由して接続できなくなります。VMkernel ログに次のようなエラー メッセージが記録されます。
vmkernel:17:12:38:35.647 cpu14:6799)WARNING:Heap:1435: Heap qla2xxx already at its maximumSize.Cannot expand.
vmkernel:17:12:38:35.647 cpu14:6799)WARNING:Heap:1645: Heap_Align(qla2xxx, 96/96 bytes, 64 align) failed. caller:0x418011ea149b
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMFS が不適切なエラー メッセージを記録する
VMFS ボリュームが次のような不適切なエラー メッセージを VMkernel ログ ファイルに記録することがあります。このメッセージはディスクが壊れていることを示していますが、実際はログ バッファが初期化されていないだけで問題ありません。
Aug 4 21:45:43 [host name] vmkernel:114:02:53:33.345 cpu9:21627)FS3:3833: FS3DiskLock for [type bb9c7cd0 offset 13516784692132593920 v 13514140778984636416, hb offset 16640
Aug 4 21:45:43 [host name] vmkernel:gen 0, mode 16640, owner 00000006-4cd3bbfe-fece-e61f133cdd37 mtime 35821792] failed at 60866560 on volume [volume name]
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 特定の USB ストレージ デバイスへの接続により、ESXi ホストで障害が発生する場合がある
特定の USB ストレージ デバイスに接続すると、ESXi ホストで障害が発生し、紫色の画面に次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
@BlueScreen:#UD Exception(6) in world 1037009:usb-storage @ 0x41803a844eb6 Code starts at 0x41803a400000 0x4100c168fe90:[0x41803a844eb6]usb_stor_invoke_transport+0x73d stack:0x10 0x4100c168feb0:[0x41803a842158]usb_stor_transparent_scsi_command+0x1b stack:0x7d41af17b64564
0x4100c168ff30:[0x41803a8467b9]usb_stor_control_thread+0x7c4 stack:0x4100b0fdbaa0
0x4100c168ff60:[0x41803a7c51f2]kthread+0x79 stack:0x41000000000e
0x4100c168ffa0:[0x41803a7c2b62]LinuxStartFunc+0x51 stack:0xe
0x4100c168fff0:[0x41803a49870b]vmkWorldFunc+0x52 stack:0x0
ESXi はこれらのプロトコル違反を検出して、対処するようになりました。
- ミラーリングされたインストール ドライブの 1 つをサーバから削除すると、ESXi ホストが応答しなくなる
ミラーリングされたインストール ドライブの 1 つを、LSI SAS コントローラに接続されているサーバから突然削除すると、ESXi ホストが応答しなくなることがあります。ESXi ホストには次のようなメッセージが表示されます。
[329125.915302] sd 0:0:0:0:still retrying 0 after 360 s
[329175.056594] sd 0:0:0:0:still retrying 0 after 360 s
[329226.201904] sd 0:0:0:0:still retrying 0 after 360 s
[329276.339208] sd 0:0:0:0:still retrying 0 after 360 s
[329326.478513] sd 0:0:0:0:still retrying 0 after 360 s
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ESXi ホストで障害が発生し、紫色の画面に [Unhandled Async_Token ENOMEM Condition (Async_Token 未処理。ENOMEM コンディション)] エラーを表示する
I/O を処理するために Async_Tokenを割り当てると、メモリに制限があるシステムでメモリが割り当てられず、ESXi ホストで障害が発生します。
今回のリリースでは、この問題の発生は最小限に抑えられています。
アップグレードおよびインストール
- ESXi 3.5 ホストで作成されたスナップショットに戻ることができない
ESXi 3.5 Update 4 から ESXi 4.0 Update 3 にアップグレードしたあと、ESXi ホストが以前のスナップショットに戻ることができません。そのような操作を試行しようとすると、vCenter Server に次のメッセージが表示されることがあります: [このマシンのプロセッサでサポートされている機能は、チェックポイントが保存されたマシンのプロセッサでサポートされている機能とは異なります。同じ機能を持つプロセッサが使用されているマシンでスナップショットのレジュームを試みてください。]。この問題は、ESXi 3.0 ホストに仮想マシンを作成し、VMotion を実行して ESXi 3.5 ホストで仮想マシンをサスペンドしたあと、ESXi 4.x ホストでその仮想マシンをレジュームすると発生します。
今回のリリースでは、エラー メッセージは表示されません。ESX 3.5 ホストで作成されたスナップショットに戻したり、ESXi 4.x ホストで仮想マシンをレジュームしたりできます。
- 今回のリリースでは PVSCSI ドライバのアップデート バージョンを提供しており、このドライバを使用して Windows XP ゲスト OS をインストールできます。
仮想マシンの管理
- フォールト トレランスが有効になっている仮想マシンでは、vSphere Client からホット リムーブできないデバイスを削除できる
フォールト トレランスが有効になっている場合、仮想マシンの実行中は NIC や SCSI コントローラなどのデバイスを vSphere Client からホット リムーブできないようにする必要があります。しかし、仮想マシンの Windows システム トレイではこれらはリムーバブル デバイスとして表示され、ゲスト OS から削除できます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。フォールト トレランスが有効な場合は、仮想マシンのシステム トレイからデバイスを削除できなくなりました。
- スナップショットをカスタム ディレクトリに作成すると、スナップショット差分ファイルが削除されない
すべてのスナップショットはデフォルトの仮想マシン ディレクトリに作成されます。しかし、スナップショットに対してカスタム ディレクトリを指定した場合は、スナップショットを削除しても、このディレクトリ内にスナップショット差分ファイルが残ることがあります。これらの余分なファイルが次第にディスク領域を占領するようになると、手動での削除が必要になります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 仮想マシンの静止スナップショットを作成しているときに VMware Tools を停止すると、hostd で障害が発生する
今回のリリースで、この問題は修正されました。VMware Tools を停止すると、静止スナップショットの操作は正常に停止するようになりました。
- ESXi ホストにスワップ領域がある場合でも仮想マシンのパワーオンに失敗する場合がある
仮想マシンに空き容量がある場合でも、ESXi 4.0 ホストで稼動している仮想マシンをパワーオンすると処理に失敗し、 /var/log/vmware/hostd.logに、エラー メッセージ [ Insufficient COS swap to power on (パワーオンに必要な COS スワップ不足)] が記録されます。このアップデートをインストールしたあとは、仮想マシンをパワーオンできるようになります。
- RevertSnapshot または RevertToCurrentSnapshot 操作中に、ESXi ホストが応答しなくなることがある
vCenter Server から RevertSnapshot または RevertToCurrentSnapshot 操作を実行しているときに、ESXi ホストが応答しなくなることがあります。 hostd.logには、次のエラー メッセージが記録されます。
Apr 22 08:46:26 Hostd:[2010-04-22 08:46:26.381 'App' 49156 error] Caught signal 11
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMotion の処理中に仮想マシンでエラーが発生する
仮想マシンが配置されている NFS ボリュームでエラーが発生すると、仮想マシンの NVRAM ファイルが壊れ、デフォルトの 8KB から数ギガバイトにまでサイズが増加することがあります。このとき、VMotion を実行するか操作をサスペンドすると、仮想マシンでエラーが発生し、次のようなエラー メッセージが表示されます。
unrecoverable memory allocation failures at bora/lib/snapshot/snapshotUtil.c:856 (bora/lib/snapshot/snapshotUtil.c:856 でリカバリ不能なメモリ割り当て障害が発生しました)
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 仮想マシンをパワーオフした直後に hostd から発行された仮想マシン コマンドは失敗する
仮想マシンをパワーオフした直後に hostd から発行された PowerOnなどの仮想マシン コマンドは失敗し、次のようなエラー メッセージを出力します。
指定パラメータが正しくありません
vCenter のログに次のようなエラー メッセージが記録される場合もあります。
[2009-11-16 15:06:09.266 01756 error 'App'] [vm.powerOn] Received unexpected exception
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ESXi 4.x ホストで実行する仮想マシンで CPU 制限が構成されている場合、パフォーマンスが低下する (KB 1030955)
- スナップショットの作成中または削除中に仮想マシンがパワーオフすることがある
スナップショット操作の実行中に、データストアの参照などのほかのタスクを同時に実行していると、仮想マシンが突然パワーオフすることがあります。 vmware.logに次のようなエラー メッセージが記録されます。
vmx| [msg.disk.configureDiskError] 原因: ファイルのロックに失敗しました
vmx| Msg_Post:エラー
vmx| [msg.checkpoint.continuesync.fail] スナップショット作成後に仮想マシンを再起動している間にエラーが発生しました。仮想マシンがパワーオフします。
この問題は、ある処理のために仮想マシンが要求したファイルが、別のプロセスによってアクセスされている場合に発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- コマンド ラインからのスナップショットのコミットがバックトレースで失敗する
vmware-cmd <vmx> removesnapshotsコマンドを実行する場合、次のようなバックトレースが表示されることがあります。
Traceback (most recent call last):
File "/usr/bin/vmware-cmd", line 88, in ?
main()
File "/usr/bin/vmware-cmd", line 63, in main
operationName, result = CommandProcessor.Process(host, args)
File "/usr/lib/vmware/vmware-cmd/CommandProcessor.py", line 11, in Process
result = operation.DoIt(*processedArgs)
File "/usr/lib/vmware/vmware-cmd/operations/SnapshotOps.py", line 122, in DoIt
仮想マシン構成ファイルと同じディレクトリに配置されている <仮想マシン名>-aux.xmlファイルが空のため、 vmware-cmd <vmx> removesnapshotsコマンドは失敗します。ホスト上に仮想マシンが作成または登録されていると、 <仮想マシン名>-aux.xmlファイルの内容が読み取られ、 _viewオブジェクトが配置されます。XML ファイルが空の場合、 _viewオブジェクトは配置されません。この結果、スナップショットの統合時にエラーが発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 割り当てられた仮想マシンのメモリ サイズがメモリ予約のサイズと等しい場合、メモリのホット アドに失敗する
vSphere Client に次のようなエラー メッセージが表示されます。
メモリのホット アドに失敗しました。ターゲット仮想マシンのレジュームに失敗しました: パラメータが不正です。ホットプラグ操作に失敗しました
/var/log/vmkernelログ ファイルに次のようなメッセージが記録されます。
WARNING:FSR:2804: 1270734344 D:Received invalid swap bitmap lengths:source 0, destination 32768!Failing migration.
WARNING:FSR:3425: 1270734344 D:Failed to transfer swap state from source VM:Bad parameter
WARNING:FSR:4006: 1270734344 D:Failed to transfer the swap file from source VM to destination VM.
ホット アド操作中に FSR (Fast Suspend Resume) が失敗するとこの問題が発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
VMotion および Storage VMotion
- NSCD の問題が原因で VMotion でエラーが発生する
ESXi ホストで実行する NSCD (Linux Name Server Cache Daemon) が FQDN および LDAP の名前を解決できない場合、VMotion の操作でエラーが発生することがあります。今回のリリースで、この問題は修正されました。
- パワーオン状態の仮想マシンの移動中に Storage VMotion 処理がキャンセルされると、ESXi ホストで障害が発生することがある
同じデータストアに複数のディスクがあるパワーオン状態の仮想マシンを、同じホスト上にある別のデータストアに移動しているときに Storage VMotion の処理をキャンセルすると、ESXi 4.0 ホストで障害が発生し、次のエラーが表示されることがあります: [ 例外: NOT_IMPLEMENTED bora/lib/pollDefault/pollDefault.c:2059]。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
VMware Tools
- VMware Tools をインストールしたあと、Perfmon に仮想マシンのパフォーマンス カウンタが一覧表示されない
VMware Tools をインストールしたあと、Windows のパフォーマンス モニタ (Perfmon) で一覧表示されるパフォーマンス カウンタに、仮想マシンのメモリと仮想マシンのプロセッサが表示されないことがあります (処理のために仮想マシンが要求したファイルが、別のプロセスによってアクセスされている場合)。VMware Tools のアップグレードや修復をしても、この問題は解決しません。
このアップデート リリースをインストールすると、VMware Tools のアップグレードまたは修復によってこの問題を解決できます。
- 静止スナップショットの作成が、英語版以外の Microsoft Windows ゲスト OS で機能しない
この問題は、Windows のフォルダ パスに ASCII 以外の文字が含まれている場合 (チェコ語版の Windows ゲスト OS のアプリケーション データ フォルダの場合など) に発生します。ASCII 以外の文字が含まれていると、スナップショットの処理が失敗します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMware Tools のアップグレードの実行で使用する、Windows の [コントロール パネル] 内の [VMware コントロール パネル UI] ボタンが無効化される
Windows ゲスト OS から VMware Tools のアップグレードを実行するために使用する、Windows の [コントロール パネル] 内の [VMware コントロール パネル UI] ボタンが、管理者権限を持たないユーザーの場合は無効化されます。また、VMware Tools の [コントロール パネル] にある [仮想ディスク圧縮] および [スクリプト] オプションも、管理者権限を持たないユーザーの場合は無効化されます。今回の修正は UI の変更のみで、カスタム アプリケーションからのアップグレードはブロックしません。すべてのユーザーによる VMware Tools のアップグレードをブロックするには、VMX ファイルに isolation.tools.autoinstall.disable="TRUE"パラメータを設定します。
- Linux 仮想マシンでは、VMware Tools のインストール中に構成ファイルのエントリが上書きされる
Linux 仮想マシンで VMware Tools をインストールまたはアップデートすると、構成ファイル (Redhat および Ubuntu の場合は /etc/updatedb.confファイル、SuSE の場合は /etc/sysconfig/locateなど) 内にあるサードパーティ製の開発ツールによって作成されたエントリが、VMware Tools インストーラによって上書きされることがあります。これによって、これらの仮想マシンで updatedbを実行する cron ジョブに影響が出る可能性があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 英語版以外の一部の Windows ゲスト OS では、静止スナップショットの作成に失敗することがある
フランス語版の Microsoft Windows Server 2008 R2 や Microsoft Windows 7 のゲスト OS など、英語版以外の一部の Windows ゲスト OS では、静止スナップショットに失敗することがあります。この問題は、英語版以外の一部の Microsoft Windows ゲスト OS で、VMware Snapshot Provider サービスが Windows サービスまたは COM+ アプリケーションとして適切に登録されていないために発生します。この問題が原因でスナップショット処理が失敗するため、結果としてスナップショットが作成されません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMware Tools をインストールしたあと Linux 仮想マシンを再起動すると、無関係なエラーが表示される
Linux 用の VMware Tools をインストールしたあとゲスト OS を再起動すると、Linux カーネル (udev) 用のデバイス マネージャで次のような無関係なエラーが表示されることがあります。
May 4 16:06:11 rmavm401 udevd[23137]:add_to_rules:unknown key 'SUBSYSTEMS'
May 4 16:06:11 rmavm401 udevd[23137]:add_to_rules:unknown key 'ATTRS{vendor}'
May 4 16:06:11 rmavm401 udevd[23137]:add_to_rules:unknown key 'ATTRS{model}'
May 4 16:06:11 rmavm401 udevd[23137]:add_to_rules:unknown key 'SUBSYSTEMS'
May 4 16:06:11 rmavm401 udevd[23137]:add_to_rules:unknown key 'ATTRS{vendor}'
May 4 16:06:11 rmavm401 udevd[23137]:add_to_rules:unknown key 'AT
今回のリリースで、この問題は修正されました。Linux 用の VMware Tools インストーラはデバイスを検出し、システム特有のルールのみを記述するようになりました。
- HGFS ドライバが適切にアンインストールされていない場合、Windows 仮想マシンで VMware Tools をアップグレードしたあと、ネットワークの接続に失敗する
HGFS がインストールされている VMware Tools を ESX 3.5 から ESX 4.0 にアップグレードすると、HGFS ドライバが適切にアンインストールされないことがあります。その結果、Windows 仮想マシン ネットワークの [ネットワーク接続] - [詳細] - [詳細設定] にある [プロバイダの順序] タブに誤った情報が表示され、仮想マシンのネットワーク接続が失われる場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。旧バージョンの HGFS ドライバと関連するすべてのレジストリ エントリは、アップグレード中に適切にアンインストールされるようになりました。
- PVSCSI ドライバのアップデート
今回のリリースでは、Windows XP (32 ビットおよび 64 ビット)、Windows Server 2003 (32 ビットおよび 64 ビット)、Windows Vista (32 ビットおよび 64 ビット)、Windows Server 2008 RTM (32 ビットおよび 64 ビット)、Windows 7 (32 ビットおよび 64 ビット)、および Windows Server 2008 R2 (64 ビット) ゲスト OS の PVSCSI ドライバは、バージョン 1.0.7.0 にアップデートされています。
- VMware Tools のインストール中に、特定のゲスト OS でシンボル __stack が未解決であることを示すエラーが発生する
RHEL 3 などの特定のゲスト OS に VMware Tools をインストールしているときに、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
モジュール /usr/X11R6/lib/modules/drivers/vmware_drv.o からのシンボル __stack_chk_fail が未解決です。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Windows 仮想マシンでハードウェア アクセラレーションが [なし] に設定されている場合、VMware Tools の自動アップグレードが機能しない
Windows 仮想マシンでハードウェア アクセラレーションが [なし] に設定されている場合、[パワーオン前に毎回 Tools をチェックしてアップグレード] オプションを構成しても、仮想マシンの再起動後、すぐに VMware Tools はアップグレードされません。 VMware Tools がアップグレードされるのは、ログイン後に仮想マシンに表示されるハードウェア アクセラレーションのダイアログ ボックスにユーザーが応答したときのみです。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
ページの先頭へ
既知の問題
このセクションでは、次の内容に関するこのリリースの既知の問題について説明しています。
既知の問題で以前記載されていなかったものには、* 記号が付加されています。
バックアップ
- VMware Consolidated Backup (VCB) でフォールト トレランスがサポートされない
FT が有効な仮想マシンで VCB バックアップを実行すると、プライマリ仮想マシンおよびセカンダリ仮想マシンの両方がパワーオフされ、仮想マシンが使えなくなることがあります。回避策: なし
CIM および API
- 一部の電源 VRM センサーが、IBM x3850 および x3950 M2 サーバ用の vCenter の [ハードウェア ステータス] タブで表示されない
vCenter Server の [ハードウェア ステータス] タブで、IBM x3850 および x3950 M2 サーバ用の [ハードウェア ステータス] タブにある PS VRM センサーのすべてのステータスが表示されません。 IBM x3850 および x3950 M2 サーバ上の電源 VRM センサーの各ステータスに対応する CIM インスタンスは作成されません。これは、IBM BMC ファームウェア 4.5 の不具合が原因です。そのため、センサーは vCenter の [ハードウェア ステータス] タブで表示されません。
- Small Footprint CIM Broker に誤ったバージョン番号が一覧表示される
SLP サービスから一覧表示される Small Footprint CIM Broker のバージョンは誤っています。このリリースでは SFCB 1.3.3 バージョンが含まれていますが、SLP のクエリ情報ではバージョン 1.3.0 として表示されます。この誤ったバージョン番号は、SLP サービスの使用には影響はありません。現在のところ、この問題に回避策はありません。
- CIM インディケーションのサブスクリプションが、ESXi のアップデート後に失われる
ESXi アップグレードの適用時またはパッチの適用時に、CIM インディケーションのサブスクリプションは失われます。インディケーションの宛先に関する情報は、アップグレードによって上書きされるため、失われます。
回避策: 次のいずれかの回避策が有効です。デプロイ状況に最適な方法を使用してください。
- CIM インディケーションのサブスクリプションを再度申し込む
この回避策は使用できない場合があります。CIM インディケーションのサブスクリプションの再申し込みは、オプションではない場合があります。
- 次の手順に従って、バックアップ リポジトリから新しいリポジトリに適切なファイルをコピーする
この回避策によって、CIM XML インディケーションのサブスクリプションが復元します。
- 次のファイルをバックアップ リポジトリから新しいリポジトリに移動します。
cim_indicationfilter
cim_indicationfilter.idx
cim_indicationhandlercimxml
cim_indicationhandlercimxml.idx
cim_indicationsubscription
cim_indicationsubscription.idx
cim_listenerdestinationcimxml
cim_listenerdestinationcimxml.idx
たとえば、 /var/lib/sfcb/registration/repository.previous/root/interopなどのバックアップ リポジトリから、
/var/lib/sfcb/registration/repository/root/interopなどの新しいリポジトリに前述のファイルを移動します。
- sfcbd-watchdog処理を再度開始します。
ゲスト OS
- WindowsNT ゲストを使用する仮想マシンで、VMware Tools を自動的にアップグレードしようとしたときに表示される警告メッセージに対応する必要がある
各 WindowsNT ゲストのパワーオン処理の前に VMware Tools を自動的に確認してアップグレードするためのオプションを設定すると、次の警告メッセージが表示されます。Set up failed to install the vmxnet driver Automatically, This driver will have to be installed manually
回避策: 警告が確認されるまで、アップグレードは停止します。アップグレードを完了するには、WindowsNT ゲストにログインして、この警告メッセージを確認してください。
- Ubuntu 7.10 Desktop の仮想マシンを作成するとブラック スクリーンが表示される場合がある
AMD ホスト上で準仮想化が有効になっている状態で、仮想マシンに Ubuntu 7.10 Desktop ゲストのインストールを実行すると、仮想マシンのスクリーンに何も表示されない場合があります。正常な動作では、トレイから CD を取り出して <Return> を押すように、インストーラからメッセージが表示されます。
回避策: <Return> キーを押します。インストール処理で仮想マシンが再起動されます。また、2 個以上の仮想プロセッサを持つ仮想マシン上でインストールを開始した場合は、この問題は発生しません。
- Red Hat Enterprise Linux 5.x 仮想マシンで VMware Tools の自動アップグレードに失敗する場合がある
ESXi 3.0.3 ホストから ESX/ESXi 4.0 Update 1 ホストへコールド移行された Red Hat Enterprise Linux 5.x 仮想マシンでは、[VMware Tools のアップグレード中にエラーが発生しました] というエラー メッセージを出力して、VMware Tools の自動アップグレードに失敗する場合があります。
回避策: ESXi 4.0 Update 1 ホストで、VMware Tools を手動でアップグレードします。
国際化
ライセンス
その他
- TLS LDAP 構成を使用する ESXi ホストに LDAP ユーザーがログインできない
ESXi の管理者は、次のコマンドを実行して、TLS 認証を使用する LDAP に準拠することができます。
esxcfg-auth --enableldap --enableldapauth --enableldaptls --ldapserver=<サーバの IP アドレスまたは名前> --ldapbasedn="dc=<LDAP DC 名>"
認証が有効になると、LDAP ユーザー名で ESXi ホストにログインできなくなります。また、 /etc/openldap/cacerts/client.pem証明書ファイルの場所をコマンドラインから指定することもできません。回避策: 次の手順を実行してください。
- /etc/ldap.confファイルをエディタで開き、次の設定を追加して、ファイルを保存します。
URI ldaps://linux-ldaptls/
/etc/openldap/ldap.conf
ファイルをエディタで開き、次の設定を追加して、ファイルを保存します。
URI ldaps://linux-ldaptls/
TLS_CACERT /etc/openldap/cacerts/client.pem
BASE dc=ns,dc=suchi,dc=com
- Windows サービス制御 MMC プラグインを使用して vCenter Server サービスを停止または再開すると、エラー メッセージが表示される場合がある
特定の状況下では、vCenter Server サービスの開始に通常よりも時間がかかる場合があります。Windows サービス制御 MMC プラグインを使用して vCenter Server サービスを停止および再開すると、次のエラー メッセージが表示される場合があります。Service failed to respond in a timely manner. (サービスの応答がタイムアウトしました。)
このメッセージは、vCenter Server のシャットダウンまたは起動には、サービスの開始または停止のための構成済みのシステム全体のデフォルトのタイムアウトよりも長い時間が必要であることを示しています。
回避策: 数分待ってから [サービス制御] 画面を更新すると、サービスが正常に停止および再開されたことが示されます。
ネットワーク
- vDS を使用して構成された ESX/ESXi ホストを vCenter Server システムから削除すると、ホストのネットワーク状態に矛盾が生じる
vDS を使用して構成された ESX/ESXi ホストを vCenter Server システムから削除すると、ホストは vDS に再接続できなくなります。ホストを vCenter Server システムに再度追加すると、次のような警告が表示されます。
ホストのプロキシ スイッチ d5 6e 22 50 dd f2 94 7b-a6 1f b2 c2 e6 aa 0f bf に対応する分散仮想スイッチが、vCenter にないか、ホストを含んでいません。
仮想マシンはそれぞれのポートで機能し続けますが、仮想マシンを新たにパワーオンすることはできません。vCenter Server システムに接続している vSphere Client を使用して、このホストの vDS 設定を変更することはできません。回避策: 次の手順を実行してください。
- vSphere Client を使用して、ESX/ESXi ホストに直接接続します。この回避策では、直接接続する必要があります。
- 各仮想マシンの設定を編集して、無効な vDS ポートから仮想マシンを 1 台づつ移行します。これにより、仮想マシンへのネットワーク接続が長時間切断されます。
- [ホスト] - [構成] - [ネットワーク] - [分散仮想スイッチ] の順に選択して、[削除] をクリックします。
- vCenter Server システムに接続されている vSphere Client で、ホストのネットワーク設定を更新します。これでエラーはなくなります。
- 手動またはホスト プロファイルを使用して、ホストを再び vDS に追加します。
- vDS の各ポートまたはポート グループに仮想マシンを再度移行します。これを実行するには、vDS を右クリックして、[仮想マシン ネットワークの移行] を選択します。 この処理でも、仮想マシンへのネットワーク接続が切断されます。
- NetXen チップセットは、ハードウェアで VLAN をサポートしない
NetXen NIC は、VMNET_CAP_HW_TX_VLAN および VMNET_CAP_HW_RX_VLAN でハードウェア機能のサポートを表示しません。これは、NetXen チップセットがハードウェアで VLAN をサポートしないためです。NetXen VLAN は、ソフトウェアでサポートされます。
- カスタム オプションで仮想マシンを作成すると、最大で 4 個の NIC しか追加できない
カスタム オプションを使用して仮想マシンを作成するときに、vSphere Client によってネットワーク構成画面が表示されます。この画面では、接続する NIC の数について質問されます。ドロップダウン メニューでは、最大 4 個の NIC しか表示されません。しかし、ESX/ESXi 4.0 Update 1 では 10 個の NIC がサポートされています。
回避策: NIC をさらに追加するには、次の作業を行います。
-
- vSphere Client を使用して、[ホーム] - [インベントリ] - [仮想マシンおよびテンプレート] の順に選択します。
- [はじめに] タブを選択して、[仮想マシン設定の編集] をクリックします。
- [追加] をクリックします。
- [イーサネット アダプタ] を選択し、[次へ] をクリックします。
- ユーザー固有のシナリオに合わせて、適切な設定を選択していきます。
- snmpwalk の実行時に VM-INFO MIB の VmwVmNetNum が Ethernet0 と表示される
ESX/ESXi ホストの VM-INFO MIB に対して snmpwalk が実行される場合、VM-INFO MIB の VmwVmNetNum は、Network Adapter1 ではなく Ethernet0 と表示されます。一方、VM-INFO の説明の VmwVmNetNum の MOB URL は Network Adapter1 と表示されます。回避策: なし
- DHCP サーバから DNS およびホスト名の情報を検索する処理が遅い、または検索できない場合がある
- ESX 3.5 ホストを ESX 4.0 にアップグレードすると、一部のネットワーク デバイスで e1000 ではなく e1000e ドライバがロードされる *
ESX 3.5 Update 4 または ESX 3.5 Update 5 ホストを ESX 4.0 以降にアップグレードすると、次のネットワーク デバイスで e1000 ではなく e1000e ドライバがロードされます。
- Intel 82571EB Gigabit Ethernet Controller (105e、105f、1060、10a4、10a5、10bc を含む)
- Intel 82572EI Gigabit Ethernet Controller (107d、107e、107f、10b9 を含む)
- Intel 82573V Gigabit Ethernet Controller (108b を含む)
- Intel 82573E Gigabit Ethernet Controller (108c を含む)
- Intel 80003ES2LAN Gigabit Ethernet Controller (1096、1098、10ba、10bb を含む)
- Intel 82573L Gigabit Ethernet Controller (109a を含む)
サーバ構成
ストレージ
- SCSI LUN からの起動が非常に遅い、または失敗する
QLogic BIOS で iSCSI 起動デバイスの構成を開始する以前に何らかの iSCSI 構成データが存在すると、同じターゲットに対して複数の iSCSI セッションを作成する可能性があります。これが発生した場合、I/O 動作が非常に遅くなり、失敗に終わることがあります。回避策: 次の手順を実行してください。
- BIOS で
[Clear Persistent Targets]
オプションを選択し、既存の iSCSI 構成データがあれば削除します。
- iSCSI 起動の構成データを追加します。
- ESX/ESXi ホストは Storage Manager アプリケーションから追加したパスを登録しない
Storage Manager アプリケーションを使用して新しいポートをストレージ システムに追加した場合、ESX/ESXi ホストはストレージ システムへの新しいパスを表示しません。回避策: 次の手順を実行してください。
- ESX/ESXi ホストからポートにアクセスできることを確認します。
- 新しく追加したポートへの物理的な接続を解除します。
- Device Delay Missing (デバイスの遅延、不足) タイマーが切れるのを待ちます。
- 物理的な接続を元に戻します。
- SAN パスのフェイルオーバーが繰り返されたあと、特定の LUN にアクセスするすべての ESX/ESXi ホストで、VMFS の変更に関係する操作に失敗することがまれにある
特定の SAN LUN のフェイルオーバーが繰り返されたあと、その LUN にアクセスするすべての ESX/ESXi ホストで、VMFS データストア作成や VMotion などの操作を実行しようとしても失敗することがまれにあります。すべてのホストのログ ファイルで次の警告が表示されます。
I/O failed due to too many reservation conflicts.
Reservation error:SCSI reservation conflict
LUN にアクセスするすべてのホストでこの予約の競合エラー メッセージが表示される場合、完全にクリーン アップされていない LUN の SCSI 予約により問題が発生していることを示しています。
回避策: クラスタ内の任意のシステムから次の LUN リセット コマンドを実行して、SCSI 予約を削除します。
vmkfstools -L lunreset /vmfs/devices/disks/
- NAS データストアが間違った使用可能な領域を報告する
ホストのサービス コンソールで df
(ESXi) または vdf
(ESX) コマンドを使用して、ESX/ESXi ホストの使用可能な領域を表示した場合、ESX/ESXi NAS データストアで表示される領域は空き容量であり、使用可能な領域ではありません。vSphere Client の [構成] タブで [ストレージ] - [データストア] の順に選択したときに NFS ボリュームの [空き容量] 列に表示される領域は、使用可能な領域ではなく、空き容量を表します。 いずれの場合であっても、空き容量は使用可能な領域と異なることがあります。ESX ファイル システムは空きブロックと使用可能ブロックを区別しませんが、両方のブロック タイプについて常に空きブロックを報告します (特に statfs 構造体の f_bfree フィールドおよび f_bavail フィールド)。NFS ボリュームの場合、空きブロックと使用可能ブロックは異なることがあります。
回避策: NFS サーバを確認すると、使用可能な領域について正確な情報を入手できます。ESX/ESXi では回避策はありません。
- 一部の IBM サーバの VMkernel ログに、領域の競合に関する問題のない警告メッセージが記録される
PCI 構成領域で、SATA/IDE コントローラが従来の PCI モードで機能する場合、次のようなエラー メッセージが VMkernel ログに記録される場合があります。
WARNING:vmklinux26:__request_region:This message has repeated 1 times:Region conflict @ 0x0 => 0x3
回避策: このようなエラー メッセージは問題がないため、無視してかまいません。
- HP MSA2012fc ストレージ アレイのストレージ プロセッサをリセットすると、重大なアラートが誤って発行される *
HP MSA2012fc ストレージ アレイのストレージ プロセッサをリセットすると、ESX/ESXi の NMP (Native Multipath Driver) モジュールがアラートまたは重大なエントリを vmkernel ログに送信します。これらのアラート メッセージは、デバイスの物理メディアが変更されたことを示します。ただし、これらのメッセージはすべての LUN タイプに適用されるわけではありません。これらのメッセージはデータ LUN に対してのみ重大で、管理 LUN には適用されません。
回避策: 回避策はありません。このシナリオでは、管理 LUN を基準として、ログに記録されたアラートを無視しても問題ありません。
- 仮想マシンが SCSI LUN のリセットの無限ループに入り、仮想マシンをシャットダウンできない *
仮想マシンの SCSI ドライバ (BusLogic または LSI Logic のいずれか) が何らかの理由で LUN をリセットした場合に、リセットが無限ループに入る場合があります。
仮想マシンを強制終了しようとしてもできません。
- サービス コンソール コマンドで、Cisco UCS Qlogic FCoE コントローラに関する誤った情報が提供される場合がある
Qlogic FCoE コントローラを使用した Cisco UCS (Unified Computing System) システムで、サービス コンソール コマンド esxcfg-scsidevs -aおよび lspciがコントローラを Qlogic FCoE コントローラとして識別せず、代わりに Fibre Channel コントローラとして特定する場合があります。
たとえば、次のサービス コンソール コマンドの出力は、Cisco UCS Qlogic FCoE コントローラを FCoE コントローラとして明確に識別しません。
- Cisco UCS Qlogic FCoE コントローラ用の lspciコマンド
04:00.0 Fibre Channel:QLogic Corp. ISP2432-based 4Gb Fibre Channel to PCI Express HBA (rev 03)
04:00.1 Fibre Channel:QLogic Corp. ISP2432-based 4Gb Fibre Channel to PCI Express HBA (rev 03)
- Cisco UCS Qlogic FCoE コントローラ用の esxcfg-scsidevs -aコマンド
vmhba1 qla2xxx link-up fc.20010025b500000a:20000025b500001a (0:4:0.0) QLogic Corp. ISP2432-based 4Gb Fibre Channel to PCI Express HBA
vmhba2 qla2xxx link-up fc.20010025b500000a:20000025b500000a (0:4:0.1) QLogic Corp. ISP2432-based 4Gb Fibre Channel to PCI Express HBA
サポート対象のハードウェア
- 電源ケーブルと電源装置を HP サーバに再度取り付けると、CIM インディケーションのアラートが表示されない
障害が発生した電源を復旧すると、HP サーバに再度取り付けられた電源ケーブルと電源装置の新しい SEL (IML) エントリが作成されません。そのため、これらのイベントについては CIM インディケーションのアラートが生成されません。回避策: なし
- P410i または P410 Smart アレイ コントローラを搭載した HP G6 プラットフォームの ESX/ESXi において、仮想マシンのパワーオン時やディスク I/O でパフォーマンスが低下する
このようなホストの一部では、仮想マシンのパワーオン時やディスク I/O の生成時にパフォーマンスが低下する場合があります。主な症状としては、I/O パフォーマンスが低下し、次に示すような多数のエラー メッセージが /var/log/messages
に記録されます。Mar 25 17:39:25 vmkernel:0:00:08:47.438 cpu1:4097)scsi_cmd_alloc returned NULL!
Mar 25 17:39:25 vmkernel:0:00:08:47.438 cpu1:4097)scsi_cmd_alloc returned NULL!
Mar 25 17:39:26 vmkernel:0:00:08:47.632 cpu1:4097)NMP:nmp_CompleteCommandForPath:Command 0x28 (0x410005060600) to NMP device
"naa.600508b1001030304643453441300100" failed on physical path "vmhba0:C0:T0:L1" H:0x1 D:0x0 P:0x0 Possible sense data:0x
Mar 25 17:39:26 0 0x0 0x0.
Mar 25 17:39:26 vmkernel:0:00:08:47.632 cpu1:4097)WARNING:NMP:nmp_DeviceRetryCommand:Device
"naa.600508b1001030304643453441300100":awaiting fast path state update for failoverwith I/O blocked.No prior reservation
exists on the device.
Mar 25 17:39:26 vmkernel:0:00:08:47.632 cpu1:4097)NMP:nmp_CompleteCommandForPath:Command 0x28 (0x410005060700) to NMP device
"naa.600508b1001030304643453441300100" failed on physical path "vmhba0:C0:T0:L1" H:0x1 D:0x0 P:0x0 Possible sense data:0x
Mar 25 17:39:26 0 0x0 0x0.
回避策: HP 256MB P シリーズ キャッシュ アップグレード モジュールをインストールします。
- 「Detected Tx Hang」 というメッセージが VMkernel のログに表示される
負荷が重い状況では、ハードウェア エラーによって e1000 NIC の一部の変数がロックされる場合があります。ESX/ESXi はこの問題を検出し、自動的にカードをリセットします。この問題は、送信パケット、TCP ワークロード、および TSO (TCP セグメント オフロード) と関係しています。
回避策: esx.confファイルで /adv/Net/UseHwTSOオプションを 0 に設定すると、TSO を無効にできます。
アップグレードおよびインストール
- vSphere Host Update Utility で、ESXi 3.5.x から ESXi 4.0.x へのアップグレード中に表示されるエラー メッセージが正しくない *
vSphere Host Update Utility を使用して ESXi 3.5.x から ESXi 4.0.x へアップグレードしているときに、Utility で次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
保護されているメモリの読み込みまたは書き込みが試行されました。多くの場合、ほかのメモリで障害が発生している可能性があります。
回避策: なし。このエラー メッセージは無視してかまいません。
- vCenter Server システムのデータベース アップグレード ウィザードが、VirtualCenter 2.0.x から vCenter Server 4.0 へのアップグレード中に、必要なディスク容量を過剰に算出する場合がある
VirtualCenter 2.0.x から vCenter Server 4.0 へのアップグレード中に、データベース アップグレード ウィザードが誤ったデータベース ディスク容量を算出することがあります。通常は、実際に必要な量よりも多い値が算出されます。回避策: なし
- インターネット接続がアクティブではない場合、 Error 1603で vSphere Client のインストールに失敗する場合がある
vSphere Client は、次の 2 つの方法でインストールできます。vCenter Server メディアを使用する方法と、ESX、ESXi、または vCenter Server のようこそ画面でリンクをクリックする方法です。vCenter Server メディア (.iso ファイルまたは .zip ファイル) にはインストーラが組み込まれており、vSphere Client インストーラと .NET のフル インストーラも含まれています。ようこそ画面から呼び出されるインストーラには、Web を呼び出して .NET インストーラ コンポーネントを入手する vSphere Client インストーラが含まれています。インターネット接続がない場合、すでに .NET 3.0 SP1 をシステムにインストールしている場合を除き、2 番目の vSphere Client のインストール方法は、 Error 1603で失敗します。
回避策: ダウンロードを行う前にインターネット接続を確立するか、vCenter Server メディアから vSphere Client をインストールするか、または .NET 3.0 SP1 をインストールしてからようこそ画面でリンクをクリックします。
- アップグレード後にパフォーマンス チャートを開こうとすると、エラー メッセージが表示される
Microsoft SQL Express エディション データベースを使用してアップグレードを実行したあとでパフォーマンス チャートを開こうとすると、vSphere Client によってエラー メッセージ [ Perf Charts サービスに内部エラーが発生しました
] が表示されます。これは、データベースの設定を変更したあとで、データベース サービスを再起動していないために発生します。回避策: 次の手順を実行してください。
- Windows の VMware VirtualCenter Server サービスを停止します。
- データベース サービスを再起動します。
- VMware VirtualCenter Server サービスを起動します。
- 新しい vSphere Client インスタンスを開き、vCenter Server にログインします。
- SQL Native Client がすでにインストールされている場合、バンドルされている SQL Server 2005 Express データベースを使用して vCenter をインストールできない
バンドルされている SQL Server 2005 Express データベースを使用して vCenter をインストールする場合、SQL Native Client がすでにインストールされていると、次のエラー メッセージが表示されてインストールが失敗します。An Installation package for the product Microsoft SQL Native Client cannot be found. (製品 Microsoft SQL Native Client のインストール パッケージが見つかりません。)Try the installation using a valid copy of the installation package sqlcli.msi. (有効なインストール パッケージ Sqlncli.msi を使用してインストールしてください。)
回避策: SQL Native Client をほかのアプリケーションで使用していない場合はアンインストールします。次に、バンドルされている SQL Server 2005 Express データベースを使用して、vCenter をインストールします。
- 一部のユーザー権限を持つ Oracle 10gR2 の場合、vCenter Server データベースのアップグレードに失敗する
VirtualCenter Server 2.x を vCenter Server バージョン 4.0 にアップグレードする場合、データベース (Oracle 10gR2) に connect、create view、create any sequence、create any table、および execute on dbms_lock 権限があると、データベースのアップグレードは失敗します。 VCDatabaseUpgrade.log
ファイルに次のエラーが表示されます。Error:Failed to execute SQL procedure.Got exception:ERROR [HY000] [Oracle][ODBC][Ora]ORA-01536:space quota exceeded for tablespace 'USERS'
回避策: データベース管理者として、ユーザー テーブル領域を拡大するか、アップグレードを行うユーザーに unlimited tablespace 権限を付与します。
- ESX/ESXi インストーラによって、リモート ストレージ セクションにローカルの SAS ストレージ デバイスが一覧表示される
ESX Installable または ESXi Installable のインストール先のストレージの場所を表示する場合、ローカルの SAS ストレージ デバイスがリモート ストレージ セクションに一覧表示されます。この問題は、SAS ストレージ デバイスがローカルにあるかリモートにあるかを ESX/ESXi が判断できず、常にリモートにあるものとして扱うために発生します。回避策: なし
- 2 つのバージョンの ESXi が同一のマシンに共存していると、アップグレードに失敗する
2 つのバージョンの ESXi を同じマシンに配置することはサポートしていません。いずれか一方のバージョンを削除する必要があります。次は、同じマシンで 2 つの ESXi バージョンの組み合わせを配置する回避策について説明します。
回避策:
- ESXi Embedded および ESXi Installable が同じマシンに共存し、ESXi Installable を削除して ESXi Embedded だけを使用する場合は、次の手順に従います。
- ESX Embedded USB フラッシュ デバイスからマシンを起動できることを確認します。
- ESXi Installable VMFS データストアから ESXi Embedded VMFS データストアに仮想マシンをコピーします。
これはデータの損失を防ぐベスト プラクティスです。
- ESXi Installable がインストールされているディスクの VMFS パーティションを除く、すべてのパーティションを削除します。
- マシンを再起動し、USB フラッシュ デバイスから起動するよう起動設定を構成します。
- ESXi Embedded および ESXi Installable が同じマシンに共存し、ESXi Embedded を削除して ESXi Installable だけを使用する場合は、次の手順に従います。
- ESXi Installable からシステムを起動します。
- マシンを再起動し、USB ディスクではなく、ESXi をインストールしたハード ディスクから起動するよう起動設定を構成します。
- ESXi Embedded USB デバイスを削除できる場合は、削除します。USB デバイスが内部にある場合は、USB のパーティションを削除または上書きします。
- ESXi Embedded の 2 つのバージョンまたは ESXi Installable の 2 つのバージョンが同じマシンにある場合は、いずれかの一方のインストールを削除します。
- ファイル サイズが 256MB より大きい場合、ESXi ホストでは vihostupdate を使用してパッチをインストールすると失敗する
サーバでスクラッチ ディレクトリが構成されていない場合、かつ、ダウンロードしたファイルのサイズが 256MB を超えている場合、ESXi 4.0 ホストでは vihostupdate コマンドを使用してパッチをインストールすると失敗します。LUN が関連付けられていないホスト、またはファイバ チャネルやシリアル接続 SCSI (SAS) ディスクにインストールされている ESXi 4.0 へのインストールは、通常失敗します。
ESXi サーバのスクラッチ ディレクトリ設定を確認して、スクラッチ ディレクトリが構成されていることを確認します。ESXi サーバが最初に起動される場合は、システムが自動的にスクラッチ ディレクトリを構成しようとします。スクラッチ ディレクトリ用にストレージを使用できない場合、スクラッチ ディレクトリは構成されずに、一時ディレクトリを参照します。
回避策:
1 ファイルのサイズ制限を回避するには、vSphere Client を使用して VMFS ボリュームにスクラッチ ディレクトリを構成する必要があります。
スクラッチ ディレクトリを構成するには、次の手順を実行します。
- vSphere Client を使用してホストに接続する。
- インベントリからホストを選択する。
- [構成] タブをクリックします。
- ソフトウェアの設定リストから [詳細設定] を選択します。
- パラメータのリストから ScratchConfig を探し、ScratchConfig.ConfiguredScratchLocation の値に、ホストに接続している VMFS ボリューム上のディレクトリを設定します。
- [OK] をクリックします。
- ホスト マシンを再起動して、ホストに変更を適用します。
- スクラッチ ディレクトリが構成されていない ESXi 4.0 ホストでは、vihostupdate コマンドで失敗する
スクラッチ ディレクトリの構成によっては、ESXi 4.0 Update 1 バンドルなどのバンドル サイズが ESXi 4.0 ホストに対して大きすぎる場合があります。このような場合に vihostupdate でインストールを実行すると、スクラッチ ディレクトリがディスク ベースのストレージを使用するように構成されていない場合はインストールに失敗します。
回避策: VMware vSphere Client または VMware Update Manager を使用して、スクラッチ ディレクトリの構成を変更できます。VMware vSphere Client を使用した場合の手順を次に説明します。
- スクラッチ ディレクトリの構成を確認します。
vSphere Client からの操作手順は次のとおりです:
[構成] - [詳細設定] - [スクラッチ構成]
ESXi ホストでは次のようにします。
- スクラッチ ディレクトリが /tmp/scratch と設定されている場合、バンドルのサイズは制限されます。たとえば、163MB のパッチ バンドルは適用できますが、281MB の ESXi 4.0 アップデート バンドルなどのアップデート バンドルは適用できません。
- スクラッチ ディレクトリが VMFS ボリューム パス (/) に設定されていると、281MB のサイズがある ESXi 4.0 バンドルでも適用できます。
- vSphere Client を使用して、スクラッチ ディレクトリを適切な設定に変更します。
vSphere Client からの操作手順は次のとおりです: [構成] - [詳細設定] - [スクラッチ構成]
- 編集した設定を有効にするために、ESXi ホストを再起動します。
- vihostupdate.pl コマンドを発行して、バンドルをインストールします。
たとえば、次のようなコマンドを発行して、プレース ホルダを適切に再配置します。
vihostupdate.pl --server --username root --password --bundle http:// .zip --install
- ESXi 3.5 を ESXi 4.0 Update 3 にアップグレードしたとき、esxupdate query コマンドでインストールされたパッチが表示されない
ESXi 3.5 から ESXi 4.0 Update 3 にアップグレードするときに、パッチがインストールされます。しかし、アップグレード後に esxupdate query コマンドを実行しても、パッチのリストは表示されません。
回避策: この問題は、ホストの主要な機能に影響を及ぼしません。回避策はありません。
vCenter Server、vSphere Client、および vSphere Web Access
- 健全性ステータス トリガー条件を持つアラームが vSphere 4.0 に移行されない
vSphere 4.0 のアラーム起動機能は強化されて、ホストの健全性ステータス用の新たなアラーム トリガーを含んでいます。この過程で、汎用的なホストの健全性ステータスのトリガーは削除されました。この結果、このトリガーを含むアラームは、vSphere 4.0 では使用できません。回避策: vSphere Client を使用してアラームを再作成します。ホストの健全性状態の監視には、次の事前構成された VMware アラームのいずれかを使用できます。
- ホストのバッテリ ステータス
- ホストのハードウェア ファン ステータス
- ホストのハードウェアの電源状態
- ホストのハードウェア温度ステータス
- ホストのハードウェア システム ボード ステータス
- ホストのハードウェア電圧
- ホストのメモリ ステータス
- ホストのプロセッサ ステータス
- ホストのストレージ ステータス
事前構成されたアラームでは監視する状態を取り扱えない場合は、ハードウェア健全性変化イベントに対するトリガーを使用した、ホスト用のカスタム アラームを作成できます。このイベント アラーム用のトリガー条件を手動で定義する必要があります。また、アラームが起動するときに、どのようなアクションを発生させるかについても手動で設定する必要があります。
注:事前構成されたアラームでは、それらに対応するデフォルトのトリガー条件が定義されています。ユーザーは、アラームが起動したときにどのようなアクションを発生させるかを設定するだけです。
- vSphere Client が、物理イベントに関連付けられたセンサーを更新しない
vSphere Client はセンサーのステータスを常に更新するわけではありません。電源装置の不良、冗長ディスクの取り外しなどの一部のイベントでは更新が発生します。シャーシ侵入、ファンの取り外しといったそのほかのイベントでは、センサーのステータスの更新は発生しません。回避策: なし
- Windows コマンド プロンプトで vctomcat Web サービスを起動または停止するとエラー メッセージが表示されることがある
Windows オペレーティング システムで、 net start
および net stop
コマンドを使用して vctomcat Web サービスを起動または停止すると、次のエラー メッセージが表示されることがあります。サービスが制御機能に応答しません。
NET HELPMSG 2186 と入力すると、より詳しい説明が得られます。
回避策: このエラー メッセージは無視してかまいません。このエラー メッセージを表示しないようにするには、レジストリを変更してサービス コントロール マネージャ (SCM) のデフォルトのタイムアウト値を増やします。詳細については、次のナレッジ ベース記事を参照してください: http://support.microsoft.com/kb/922918。
- vSphere Client の [ロール] メニューに、リンク モード グループにあるすべての vCenter Server システムのロールの割り当てが表示されない
リンク モード グループ内のリモート vCenter Server システムでロールを作成したとき、加えた変更はグループ内のすべてのほかの vCenter Server システムにプロパゲートされます。しかし、ロールに関連付けられた権限を持つシステムでのみ、そのロールが割り当て済みとして表示されます。ロールを削除した場合、処理中には、現在選択されている vCenter Server システムでロースのステータスがチェックされるだけです。しかし、リンク モード グループ内のすべての vCenter Server システムからロールは削除され、そのロールがほかのサーバ上で使用中の可能性があるという警告が表示されることはありません。回避策: vCenter Server システムからロールを削除する前に、ほかの vCenter Server システム全体にわたってそのロールが使用されていないことを確認します。ロールが使用中かどうかを確認するには、[ロール] 表示に移動し、ナビゲーション バーを使用してグループ内の各 vCenter Server システムを選択します。選択した vCenter Server システムでのロールの使用状況が表示されます。
ユーザーおよびグループに関するベスト プラクティス、およびリンク モードの vCenter Server グループのためのロールの設定の詳細については、『 vSphere 基本システム管理』 を参照してください。
- Windows Server 2008 で UAC が有効になっていると、インストール後のリンク モード グループへの追加に成功しない
Windows Server 2008 32 ビットまたは 64 ビット オペレーティング システムで、ユーザー アカウント制御 (UAC) が有効になっている場合で、すでに vCenter Server が実行されているシステムのリンク モード グループにマシンを追加したとき、リンクは成功してエラーも発生しませんが、実際には成功していません。インベントリ リストには vCenter Server が 1 つだけ表示されます。回避策: 次の手順を実行します。
インストールのあと、次の手順を実行し、リンク モード グループに追加する前に UAC をオンにします。
- [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択して [ユーザー アカウント] ダイアログ ボックスを開きます。
- [ユーザーアカウント制御の有効化または無効化] をクリックします。
- [ユーザー アカウント制御 (UAC) を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択解除し、[OK] をクリックします。
- プロンプトが表示されたらマシンを再起動します。
次の手順に従ってリンク モードの構成プロセスを開始します。
- [スタート] - [すべてのプログラム] - [VMware] - [vCenter Server リンク モードの構成] の順に選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [リンク モードの構成を変更] を選択し、[次へ] をクリックします。
- [vCenter Server インスタンスを既存のリンク モード グループかその他のインスタンスに参加させます] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- サーバ名および LDAP ポート情報を入力し、[次へ] をクリックします。
- [続行] をクリックしてインストールを完了させます。
- [完了] をクリックしてリンク プロセスを終えます。
vCenter Servers の 1 つにログインし、サーバがリンクされていることを確認します。vCenter Servers がリンクされたら、次のようにして UAC をオンにします。
- [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択して [ユーザー アカウント] ダイアログ ボックスを開きます。
- [ユーザーアカウント制御の有効化または無効化] をクリックします。
- [ユーザー アカウント制御 (UAC) を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択し、[OK] をクリックします。
- プロンプトが表示されたらマシンを再起動します。
- Windows Vista Enterprise SP1 (32 ビット) などの一部の Windows プラットフォームに対して vSphere CLI をはじめてインストールした場合、LibXML DLL モジュールのロード エラーが発生する可能性がある
- ESX および ESXi の [ようこそ] ページ上のリンクが正しくない
ESX および ESXi の [ようこそ] ページの [vSphere Remote Command Line] セクションおよび [vSphere Web Services SDK] セクションにあるダウンロード リンクと、vSphere 4 ドキュメントおよび VMware vCenter のダウンロード リンクが誤ってマッピングされています。
回避策: 当社の Web サイトから製品をダウンロードします。
- Nexus 1000V では、Distributed Power Management はホストをスタンバイモードにできない
ホストが DPM (Distributed Power Management) で iLO (Integrated Lights-Out) または IPMI (Intelligent Platform Management Interface) をサポートしていない場合、Nexus 1000V DVS に追加されたそのホストのすべての物理 NIC で Wake-on-LAN をサポートしているときは、今でも DPM を使用できます。Wake-on-LAN をサポートしていない物理 NIC が 1 つでもあると、DPM はホストをスタンバイモードにできません。
回避策: なし。
仮想マシンの管理
- 電源サスペンド イベント用に vmware-toolbox で割り当てられたカスタム スクリプトが、vSphere Client から仮想マシンをサスペンドすると実行されない
vmware-toolbox の [スクリプト] タブで、電源サスペンド イベントにカスタム スクリプトを割り当てて、サスペンド スクリプトを実行したときに VMware Tools のスクリプトを実行するように仮想マシンを構成した場合、vSphere Client から仮想マシンをサスペンドすると、カスタム スクリプトは実行されません。 回避策: なし
- ゲストのパワーオン時に VMware Tools の自動アップグレードを行うと、ゲストが通知なしに自動的に再起動する
Windows Vista または Windows 2008 ゲスト OS で VMware Tools を自動的に更新するように選択した場合、オペレーティング システムをパワーオンすると、VMware Tools が更新され、ゲスト OS が自動的に再起動します。この場合、再起動の通知メッセージは表示されません。回避策: なし
- ESX/ESXi 3.5 ホストから ESX/ESXi 4.0 ホストへスナップショットのある仮想マシンをコールド移行すると、スナップショットへの復帰が動作しないことがある
スナップショットのある仮想マシンを ESX/ESXi 3.5 ホストから ESX/ESXi 4.0 ホストへコールド移行できます。ただし、移行後のスナップショットへの復帰は動作しないことがあります。回避策: なし
- 仮想マシンのリンク クローンの差分ディスクの深さが、サポートされている深さである 32 より大きい場合、vCenter Server に障害が発生する
仮想マシンのリンク クローンの差分ディスクの深さが、サポートされている深さである 32 より大きい場合は、vCenter Server に障害が発生し、次のエラー メッセージが表示されます。Win32 exception:Stack overflow (スタック オーバーフロー)
そのようなインスタンスでは、ホストから仮想マシンを削除するか、または vCenter Server データベースをクリーンアップするまで vCenter Server を再起動できません。安全性を考慮して、vCenter Server データベースをクリーンアップするのではなく、ホストから仮想マシンを削除することを検討してください。
回避策: 次の手順を実行してください。
- ホストの vSphere Client にログインします。
- インベントリ内の仮想マシンのクローンを表示します。
- 仮想マシンを右クリックし、[ディスクから削除] を選択します。
- vCenter Server を再起動します。
注:vCenter Server を再起動したあとで、vSphere Client インベントリに仮想マシンを表示して、仮想マシンのコンテキスト メニューで [インベントリから削除] オプションを無効にすると、vCenter データベースから仮想マシン エントリを手動で削除する必要があります。
- 仮想マシンで新しい SCSI ディスクを作成すると、的確ではないエラー メッセージが表示される場合がある
仮想マシンで新しい SCSI ディスクを作成し、SCSI バスを 仮想に設定すると、次の行に示すエラー メッセージが出力されます。
仮想ディスクが 「thick」 オプションを使用して作成されていることを確認してください。
しかし、 thick自体はオプションではありません。正しいオプションは eagerzeroedthickです。
回避策: コマンド ラインを使用して、 vmkfstoolsコマンドで eagerzeroedthickオプションを指定して SCSI ディスクを作成します。
- 仮想マシン用のインストールの起動オプションが OVF (Open Virtualization Format) にエクスポートされない
インストールの起動オプションが有効になっている仮想マシンから OVF パッケージを作成する場合、エクスポート中はこのオプションが無視されます。そのため、OVF 記述子は、インストール プロセスの情報を提供する InstallSection
要素を見つけることができません。OVF パッケージをデプロイすると、 InstallSection
要素は正しく解析されます。回避策: 仮想マシンを OVF にエクスポートしたあとで、OVF 記述子に InstallSection
のパラメータを手動で作成します。既存のマニフェスト ( .mf
) ファイルがある場合は、OVF 記述子の変更後にマニフェスト ファイルを再生成する必要があります。
例: Specifies that an install boot is needed.
InstallSection
のパラメータを記述子に含めると、デプロイを完了するにはインストールの起動が必要であることがデプロイ処理に通知されます。 ovf:initialBootStopDelay
属性では、起動遅延を指定します。
詳細については、OVF の仕様を参照してください。
- メディアなしで iLO 仮想 CD-ROM を SCSI デバイスとして追加したあと、仮想マシンが起動できなくなる*
メディアなしで iLO (Integrated Lights-Out) 仮想 CD-ROM を SCSI デバイスとして仮想マシンに追加したあとで、仮想 CD-ROM から仮想マシンを起動しようとすると、起動中に仮想マシンで障害が発生します。
この問題には、3 つの回避策があります。
- 仮想マシンで iLO 仮想 CD-ROM を使用するときは、接続されているメディアを常に持つようにする。
- 仮想マシンへのゲスト OS のインストールに仮想 CD-ROM が使用されていない場合は、仮想マシンの BIOS の起動順序を変更して、CD-ROM より前にハード ディスク、フロッピー ディスク、および NIC を置く。
- iLO 仮想 CD-ROM の使用を避ける。システムで iLO が表示する CD-ROM デバイスを 1 つに制限しないと、ESX はローカルおよびリモートの CD-ROM デバイスと ISO イメージのいずれであっても仮想マシンに接続できます。
VMotion および Storage VMotion
- NFS ボリュームの Storage VMotion が NFS サーバのディスク フォーマットに置き換わってしまうことがある
Storage VMotion を使用して仮想ディスクを NFS ボリュームに移行したり、NFS ボリュームが関連する別の仮想マシンのプロビジョニングを実行したりすると、ターゲットの NFS ボリュームが存在する NFS サーバによってディスク フォーマットが指定されてしまいます。これにより、[ディスクのフォーマット] メニューでの選択が置き換えられてしまいます。 回避策: なし
- Storage VMotion の障害モードにより仮想マシンがパワーオフされる場合がある
ESX/ESXi 4.0 ホストで Storage VMotion が使用される場合に、一時的なエラー (メモリ不足など) でデータの移動に失敗すると、Storage VMotion が正常に完了しなかったり、移行のパフォーマンスが低下したり、ソース仮想マシンがパワーオフされたりする場合があります。回避策: 仮想マシンをパワーオンします。
VMware HA (High Availability) およびフォールト トレランス
- VMware FT のセカンダリ仮想マシンへのフェイルオーバーによって、ホスト クライアントにエラー メッセージが表示される
VMware フォールト トレランスによってセカンダリ仮想マシンにフェイルオーバーするときに、そのセカンダリ仮想マシン用に選択されたホストが起動されたばかりである場合、ホスト クライアントはこのフェイルオーバーの試行を失敗と見なすため、次のエラー メッセージが表示されます。ユーザー名またはパスワードが不正なため、ログインに失敗しました。
このエラー メッセージは、ホストが起動されたばかりで、vCenter Server から SSL サムプリントをまだ受信していない可能性があるために発生します。ストにサムプリントが送信されると、フェイルオーバーは成功します。この問題が発生するのは、FT 対応のクラスタ内のすべてのホストに障害が発生して、セカンダリ仮想マシンを含むホストが新たに起動される場合のみです。
回避策: なし。数回の試行のあとに、フェイルオーバーは成功します。
- ESX/ESXi ホストでシステム時間を変更すると VMware HA エージェント エラーが表示される
ESX/ESXi ホストでシステム時間を変更すると、しばらくしてから次の HA エージェント エラーが表示されます。<データ センター> の <クラスタ> の <サーバ> の HA エージェントにエラーがあります
。
このエラーは、vSphere Client のイベント ログとホストの [サマリ] タブの両方に表示されます。
回避策: ホストのシステム時間を修正してから、 service vmware-vpxa restart
コマンドを使用して vpxa を再起動します。
- 多数の仮想マシンを持つホストをパワーオンまたはフェイルオーバーすると、VMware HA が誤ったタイムアウト エラーを報告する場合がある
70 台を超える多数の仮想マシンを持つホストを (VMware HA を使用して) パワーオンまたは移行したあとで、VMware HA のタイムアウト エラーが数分間表示される場合があります。このタイムアウト エラーは、大部分の仮想マシンがパワーオンされると表示されなくなります。回避策: このエラーは無視してかまいません。
- VMware フォールト トレランスが IPv6 アドレスをサポートしない
FT (フォールト トレランス) のログ用または VMotion 用の VMkernel NIC に IPv6 アドレスが割り当てられている場合、仮想マシンでフォールト トレランスを有効にできません。
回避策: IPv4 アドレスを使用して VMkernel NIC を構成します。
- 仮想マシンで FT が無効になっていると、デバイスのホット プラグインがサポートされない
仮想マシンで VMware フォールト トレランスが有効または無効になっていると、仮想マシンでホット プラグイン機能がサポートされません。デバイスをホット プラグインする前に、フォールト トレランスを一時的にオフにする必要があります。ホット プラグインしたあとで、フォールト トレランスをオンにできます。ただし、デバイスをホット リムーブしたあとは、フォールト トレランスをオンにするために仮想マシンを再起動する必要があります。
VMware Tools
- Windows Server 2008 R2 64 ビットの IP 仮想化が、vSphere 4.0 Update 1 で機能しないことがある *
IP 仮想化により、RDP セッションに一意の IP アドレスを割り当てることが可能になりますが、vSphere 4.0 Update 1 で動作する Windows 2008 R2 Terminal Server では、IP 仮想化が機能しないことがあります。ただし、物理 Windows 2008 R2 Terminal Server が構成されている場合、または XenServer 5.5 Update 2 Dell OEM Edition で Windows 2008 R2 仮想マシンを実行する場合は機能します。 この問題は、リモート デスクトップ サービスをインストールしたあとに VMware Tools をインストールした場合に発生することがあります。
回避策: VMware Tools をインストールするときに、カスタム インストールを選択し、インストールするドライバのリストから VMCI を削除します。
- 特定の条件が満たされると仮想マシンのスナップショットが応答を停止する
次の条件がすべて満たされている場合、仮想マシンのスナップショットを作成しようとすると、 in progressステータスが表示されることがあります。
- [仮想マシンのメモリのスナップショット] オプションが選択されていない
- [静止ゲスト ファイル システム] オプションが選択されている
- サードパーティ製の VSS (Volume Shadow copy Service) プロバイダがインストールされている
このような場合、タスクの表示がタイムアウトされるまで、 in progressステータスが表示されます。さらに、処理を続行しても、ほかのスナップショットは作成されません。
ページの先頭へ