VMware ESXi 4.1 Update 3 リリース ノート
ESXi 4.1 Update 3 Installable | 2012 年 8 月 30 日 | ビルド 800380 |
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
新機能
次の情報は VMware ESXi のこのリリースで利用可能な一部の拡張機能について説明しています。
- サポートされるゲスト OS の追加 : このリリースでは、多数のゲスト OS のサポートが追加されました。 このリリースでサポートされるゲスト OS の一覧については、『 VMware 互換性ガイド』を参照してください。
- 解決した問題 :このリリースでは、多くのバグも修正されています。これらは、「 解決した問題」セクションに記載されています。
ESXi 4.1 の旧リリース
ESXi 4.1 の旧リリースの機能と既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。旧リリースの ESXi 4.1 のリリース ノートを表示するには、次のいずれかのリンクをクリックしてください。
はじめに
ESXi、vCenter Server、および vSphere Client のバージョンの互換性
『 VMware 製品の相互運用性マトリックス』(英語版)では、ESXi、VMware vCenter Server、vSphere Client、およびオプションの VMware 製品を含む VMware vSphere コンポーネントの現在のバージョンと旧バージョンとの互換性について、詳細に説明しています。
ESXi および vCenter Server と VDDK との互換性
Virtual Disk Development Kit(VDDK)1.2.2 では、ESXi 4.1 Update 3 および vCenter Server 4.1 Update 3 のリリースをサポートするようになりました。VDDK の詳細については、 https://www.vmware.com/support/developer/vddk/ を参照してください。
ハードウェア互換性
- ハードウェア互換性について
『 Web ベースの互換性ガイド』(英語版)で、ハードウェア互換性リストを入手できます。この Web ベースの互換性ガイドは、すべての VMware 互換性ガイドへのシングル アクセス ポイントとなっており、ガイドを検索したり、検索結果を PDF 形式に保存するオプションがあります。たとえば、このガイドを利用して、使用するサーバ、I/O、ストレージ、およびゲスト OS に互換性があるかどうかを確認できます。
互換性ガイドのアップデートの通知を受信する場合は、次の URL から登録してください。
- vSphere の互換性について
『VMware 製品の相互運用性マトリックス』(英語版)
インストールおよびアップグレード
ESXi Installable および vCenter Server のインストールおよび構成の詳細な手順については、 『 ESXi Installable および vCenter Server セットアップ ガイド』 を参照してください。 ESXi Embedded および vCenter Server のセットアップの詳細な手順については、 『 ESXi Embedded および vCenter Server セットアップ ガイド』 を参照してください。
ESXi Installable のインストールが正常に終了したあと、または ESXi Embedded を正常に起動したあとに、重要な構成ステップがいくつかあります。特に、 ライセンス、ネットワーク、およびセキュリティの構成のステップは必須です。これらの構成タスクの 説明については、vSphere のドキュメントにある次のガイドを 参照してください。
- 『 ESXi Installable および vCenter Server セットアップ ガイド』または 『 ESXi Embedded および vCenter Server セットアップ ガイド』 (ライセンスの情報)
- 『 ESXi 構成ガイド』 (ネットワークおよびセキュリティの情報)
VirtualCenter 2.x をインストールしている場合、 64 ビット オペレーティング システムへの vCenter Server のインストール、および VirtualCenter データベースの保存の説明については、 『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。
ESXi に関連する MIB(Management Information Base)ファイルは、 vCenter Server にはバンドルされていません。vCenter Server に関連する MIB ファイルのみ、 vCenter Server 4.0.x に付属しています。すべての MIB ファイルは、当社の Web サイト( http://downloads.vmware.com/jp/d/)からダウンロードできます。
VMware Tools のアップグレード
VMware ESXi 4.1 Update 3 には、VMware Tools の最新のバージョンが含まれています。VMware Tools は、 仮想マシンのゲスト OS のパフォーマンスを強化する ユーティリティ スイートです。ESXi の今回のリリースで VMware Tools に関連する解決された問題のリストは、「 VMware Tools の解決した問題」 を 参照してください。
インストール済みの VMware Tools のバージョンを特定するには、「 VMware Tools のビルド番号の確認」(KB 1003947)を参照してください。
ESXi 4.1 Update 3 へのアップグレードまたは移行
ESXi 4.1 Update 3 は、アップグレードのために次のオプションを提供しています。
- VMware vCenter Update Manager。ESXi 3.5 Update 5、ESXi 4.0.x、ESXi 4.1、ESXi 4.1 Update 1、および ESXi 4.1 Update 2 から ESXi 4.1 Update 3 への直接アップグレードをサポートする vSphere モジュールです。
- vihostupdate。 コマンドライン ユーティリティです。 ESXi 4.0、ESXi 4.1 Update 1、および ESXi 4.1 Update 2 から ESXi 4.1 Update 3 への直接アップグレードをサポートします。この ユーティリティには vSphere CLI が必要です。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。VEM バンドルを適用するには、 vihostupdate ユーティリティを使用した回避策を実行します。これにより、ESXi 4.1 Update 3 Embedded ホストを Cisco Nexus 1000 AV 2 vDS に追加できます。
ホストを ESXi 4.1 Update 3 へアップグレードするためのサポート対象のアップグレード方法:
アップグレード用配布ファイル |
サポート対象のアップグレード ツール
|
ESXi 4.1 Update 3 へのサポート対象のアップグレード方法
|
||
ESXi 3.5 Update 5 |
ESXi 4.0: |
ESXi 4.1 : |
||
upgrade-from-ESXi3.5-to-4.1_update03.800380.zip
|
VMware vCenter Update Manager とホスト アップグレード ベースライン |
はい |
いいえ |
× |
upgrade-from-esxi4.0-to-4.1-update03-800380.zip |
|
なし |
あり |
いいえ |
update-from-esxi4.1-4.1_update03.zip |
|
なし |
なし |
はい |
VMware ポータル(オンライン)からダウンロードしたパッチ定義を使用した ESXi 4.1 から 4.1.x へのアップグレード | VMware vCenter Update Manager とパッチ ベースライン | なし |
なし |
あり |
注:
- アップグレード元のバージョンが ESXi 3.5.Update 5 の場合、VMware vCenter Update Manager を使用する方法がサポートされています。詳細については、 『 vSphere アップグレード ガイド』 および 『 VMware vCenter Update Manager 管理ガイド』 を参照してください。
- アップグレード元のバージョンが ESXi 4.0.x の場合、VMware vCenter Update Manager および vihostupdate コマンドを vSphere CLI. から使用する方法が サポートされています。詳細については、『 VMware vCenter Update Manager 管理ガイド』 を参照してください。
- アップグレード元のバージョンが ESXi 4.1.x の場合、VMware vCenter Update Manager および vihostupdate コマンドを vSphere CLI. から使用する方法が サポートされています。
vSphere Client のアップグレード
vCenter Server または ESX/ESXi ホストを vSphere 4.1 Update 3 にアップグレードしたあと、vSphere Client を vSphere Client 4.1 Update 3 にアップグレードする必要があります。vSphere 4.1 Update 3 にアクセスするには、アップグレードされた vSphere Client を使用してください。
このリリースに含まれるパッチ
このリリースには、この製品のリリース日以前にリリースされた ESXi のすべてのパッチが含まれています。各パッチの詳細については、VMware の「 パッチのダウンロード」ページ(英語版)を参照してください。
ZIP ファイル形式のほかに、ESXi 4.1 Update 3 の Enbedded および Installable リリースがパッチとして配布され、既存の ESXi 4.1 ソフトウェアに適用できます。
パッチ リリース ESXi410-Update03 には、次の各パッチが含まれています。
ESXi410-201208201-UG:ESXi 4.1 ファームウェアのアップデート
ESXi410-201208202-UG:ESXi 4.1 Tools のアップデート
パッチ リリース ESXi410-Update03 Security-only には、次の各パッチが含まれています。
ESXi410-201208101-SG:ESXi 4.1 Security-only のファームウェアのアップデート
ESXi410-201208102-SG:ESXi 4.1 Tools のアップデート
解決した問題
このセクションでは、次の内容に関し、このリリースで解決した問題について説明しています。
- CIM および API
- ゲスト OS
- その他
- ネットワーク
- セキュリティ
- ストレージ
- サポート対象のハードウェア
- vCenter Server、vSphere Client、および vSphere Web Access
- 仮想マシンの管理
- VMware HA および VMware FT
- vMotion および Storage vMotion
- VMware Tools
CIM および API
- Emulex CIM プロバイダの現在の上限である 256 ファイル記述子が不十分
Emulex CIM プロバイダは SFCB 割り当ての 256 ファイル記述子を超えており、ESXi ホストのソケット リソースが枯渇します。
この問題は、ソケットの上限を増加し、事前割り当てソケットのペアを最適化することで解決します。
- 一部のサーバで ESXi 4.1 Update 2 システム イベント ログ(SEL)が空になる
ESXi 4.1 Update 2 が一部の物理サーバで実行されている場合、vSphere Client のシステム イベント ログが空になることがあります。 /var/log/ipmi/0/selにある、ホストの IPMI ログも空になることがあります。
次のようなエラー メッセージが /var/log/messagesに書き込まれる場合があります。
Dec 8 10:36:09 esx-200 sfcb-vmware_raw[3965]:IpmiIfcSelReadAll:failed call to IpmiIfcSelReadEntry cc = 0xff
今回のリリースで、この問題は修正されました。
ゲスト OS
- kexec の実行中にモニタ パニックが発生し、SMP 仮想マシンが停止する
Linux カーネルのクラッシュ時に、Linux の kexec機能を使用して、特別な kdumpカーネルで起動し、クラッシュ ダンプ ファイルを収集できる場合があります。 kexecを使用して構成された SMP Linux ゲストにより、この再起動中にモニタ パニックが発生して仮想マシンが停止することがあります。次のようなエラー メッセージが記録されることがあります。
vcpu-0| CPU reset:soft (mode 2)
vcpu-0| MONITOR PANIC:vcpu-0:VMM fault 14:src=MONITOR rip=0xfffffffffc28c30d regs=0xfffffffffc008b50
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Solaris 10 をデフォルト メモリ サイズで一部の ESXi バージョンにインストールしようとしたときに仮想マシンのゲスト OS がカーネル パニック エラーを報告する
Solaris 10 を ESXi にインストールしようとしたときに、仮想マシンのゲスト OS が次のメッセージを表示してカーネル パニック エラーを報告します。
panic[cpu0]/thread=fffffffffbc28340 ..page_unlock:...
この問題は今回のリリースで、デフォルト メモリ サイズを 3 GB に増加することにより修正されました。
その他
- ESXi 上で、ソフトウェア iSCSI および依存型 iSCSI アダプタに割り当てられた iSCSI イニシエータのログイン タイムアウト値が不十分
ESXi ホスト上で複数のログインが同時に行われると、ログイン タイムアウト値が不十分であるためにログイン処理は失敗します。
この問題は、ログイン タイムアウトの値をユーザーが設定できるようにすることで解決します。
- visorfs ファイル システムでは、ESXi ホストは vm-support ユーティリティ用の vdf 出力をキャプチャしない
ESXi では、 vdf出力をキャプチャするオプションを使用できません。このオプションがないと、ユーザーは RAM ディスク領域の使用量を知ることができない場合があります。
この問題は vdf –hコマンドを vm-supportに含めることで解決されます。
- IBM デバイスの USB ログ出力が原因となって ESXi ホストが応答しなくなる
ESXi ホストは、パススルー対応でない IBM デバイス(RSA2 や RNDIS/CDC Ether)についての次のような USB ログ メッセージが継続的に出力されることが原因となって応答しなくなることがあります。この問題は、どの仮想マシンも USB パススルー オプションを使用するように構成されていない場合でも発生します。
USB messages:usb X-Y:usbdev_release :USB passthrough device opened for write but not in use:0, 1
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- エラーが表示されて SCSI ディスクのホットリムーブが失敗する
SCSI ディスクのホットアドが正常に完了した後、 disk not presentというエラーが表示されて、そのディスクのホットリムーブが失敗することがあります。 vmxログ ファイルに次のようなエラー メッセージが記録されます。
2010-06-22T19:40:26.214Z| vmx| scsi2:11:Cannot retrieve shares:A one-of constraint has been violated (-19)
2010-06-22T19:40:26.214Z| vmx| scsi2:11:Cannot retrieve sched/limit/:A one-of constraint has been violated (-19)
2010-06-22T19:40:26.214Z| vmx| scsi2:11:Cannot retrieve sched/bandwidthCap/:A one-of constraint has been violated (-19)
2010-06-22T19:40:33.285Z| vmx| [msg.disk.hotremove.doesntexist] scsi2:11 is not present.
2010-06-22T19:40:33.285Z| vmx| [msg.disk.hotremove.Failed] Failed to remove scsi2:11.
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- DNS ドメイン サフィックスが Active Directory ドメイン名と異なる場合、ESXi ホストを Active Directory に結合できない
今回のリリースで、この問題は修正されました。
ネットワーク
- 仮想マシン ネットワークの制限を 2048 Mbps より大きい値に設定した場合、その限度が正しく機能しない
ESXi ホストでは、ネットワーク I/O コントロール(NetIOC)を構成して 仮想マシン トラフィック の [ ホストの制限] を 2048 Mbps を超える値に設定した場合、その帯域幅制限が適用されません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vMotion 操作が失敗した後、紫色の画面が表示されて ESXi ホストが停止する
vMotion 操作が失敗した後、 例外 14エラーが示された紫色の診断画面が表示されて ESXi ホストが停止することがあります。
@BlueScreen:#PF Exception 14 in world 4362:vemdpa IP 0x418006cf1edc addr 0x588
3:06:49:28.968 cpu8:4362)Code start:0x418006c00000 VMK uptime:3:06:49:28.968
3:06:49:28.969 cpu8:4362)0x417f80857ac8:[0x418006cf1edc]Port_BlockNotify@vmkernel:nover+0xf stack:0x4100afa10000
3:06:49:28.969 cpu8:4362)0x417f80857af8:[0x418006d5c81d]vmk_PortLinkStatusSet@vmkernel:nover+0x58 stack:0x417fc88e3ad8
3:06:49:28.970 cpu8:4362)0x417f80857b18:[0x41800723a310]svs_set_vnic_link_state@esx:nover+0x27 stack:0x4100afb3f530
3:06:49:28.971 cpu8:4362)0x417f80857b48:[0x418007306a9f]sf_platform_set_link_state@esx:nover+0x96 stack:0x417f80857b88
3:06:49:28.971 cpu8:4362)0x417f80857b88:[0x41800725a31e]sf_set_port_admin_state@esx:nover+0x149 stack:0x41800000002c
3:06:49:28.972 cpu8:4362)0x417f80857cb8:[0x4180072bb5f0]sf_handle_dpa_call@esx:nover+0x657 stack:0x417f80857cf8
この問題は、Cisco Nexus 1000v スイッチが使用された環境で発生しています。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VLAN の IP アドレス範囲が表示されない
esxcfg-infoコマンドを実行した場合、物理 NIC の一部の VLAN IP アドレス範囲がネットワーク ヒントに表示されません。この IP アドレス範囲は、vCenter Server UI にも表示されません。 vmkernel.logに次のようなエラー メッセージが記録されます。
Dec 17 03:38:31 vmmon2 vmkernel:8:19:26:44.179 cpu6:4102)NetDiscover:732: Too many vlans for srcPort 0x2000002; won't track vlan 273
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- PCI デバイス ドライバ e1000e は Intel 82571EB Serializer-Deserializer で代替 MAC アドレス機能をサポートしない
デバイス ID 1060 の PCI デバイス Intel 82571EB Serializer-Deserializer は代替 MAC アドレス機能をサポートしますが、同じデバイスのデバイス ドライバ e1000e はこの機能をサポートしません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- スロー パス パケットを挿入しようとしたときに、紫色の診断画面が表示されて IBM サーバが停止する
スロー パス パケットと関連付けられたメタデータを、十分なデータがマップされているかどうかを確認せずにコピーすると、メタデータがフレーム マップ済み領域外に移動し、ページ フォールトが発生します。この問題は、コピーの前に、メタデータを含めるように必要なデータをマッピングすることで解決します。
- ESXi で結合を無効にすると、紫色の画面が表示されてホストが停止する
ESXi において、いくつかの仮想マシンで vmxnet3が vNIC として使用されているときに、パケットの結合を無効にすると、仮想マシンの起動時に紫色の画面が表示されて ESXi ホストが停止します。
この問題は、結合の確認とアサーションのロジックを修正することで解決します。
- ロード ベースのチーミングにより vNIC ポート マッピングが変更されると、vmkernel が RARP (Reverse Address Resolution Protocol)の送信に失敗する
pNIC ロードに基づくルートが dvs ポート グループのチーミング ポリシーであり、vNIC-to-pNIC マッピングが一部の pNIC の飽和時に変更されると、vmkernel はこの変更に関する物理スイッチを更新する RARP パケットの送信に失敗し、仮想マシンでネットワーク接続が失われます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ESXi ホストで vSwitch 構成がブランクで表示される
vSphere Client で、ESXi ホストのネットワーク構成がブランクで表示されることがあります。Local Tech Support Mode コンソールからコマンド esxcfg-vswitch -lを実行すると、次のエラーが表示されて失敗します。
Failed to read advanced option subtree UserVars:Error interacting with configuration file
/etc/vmware/esx.conf: Unlock of ConfigFileLocker failed :Error interacting with configuration file /etc/vmware/esx.conf:I am being asked to delete a .LOCK file that I'm not sure is mine. This is a bad thing and I am going to fail. Lock should be released by (0)
hostd.logに次のようなエラー メッセージが記録されます。
[2011-04-28 14:22:09.519 49B40B90 verbose 'App'] Looking up object with name = "firewallSystem" failed.
[2011-04-28 14:22:09.610 49B40B90 verbose 'NetConfigProvider'] FetchFn:List of pnics opted out
[2011-04-28 14:22:09.618 49B40B90 info 'HostsvcPlugin'] Failed to read advanced option subtree UserVars:Error interacting with configuration file /etc/vmware/esx.conf: Unlock of ConfigFileLocker failed :Error interacting with configuration file /etc/vmware/esx.conf:I am being asked to delete a .LOCK file that I'm not sure is mine. This is a bad thing and I am going to fail.Lock should be released by (0)
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMware Tools をインストールした後、IPv6 を使用するように構成された仮想マシンに対するネットワーク接続が停止することがある
VMware Tools をインストールした後、カーネル バージョン 2.6.34 以降を使用し、IPv6 を使用するように構成されたゲスト OS に対するネットワーク接続が機能しなくなることがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 一部のゲスト OS では、IPv6 アドレスが vSphere Client によって表示されないことがある
一部のゲスト OS では、コマンド vmware-vim-cmdと同様に、IPv6 アドレスが vSphere Client によって表示されないことがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- esxcli network connection list コマンドを ESXi ホストで実行すると、エラー メッセージが表示される
ESXi ホストが vSphere HA (FDM)エージェントや ICMP ping などの raw IP 接続を行っている場合には、 esxcli network connection listコマンドを実行すると、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
terminate called after throwing an instance of 'VmkCtl::Lib::SysinfoException' what():Sysinfo error on operation returned status :パラメータが不正です。Please see the VMkernel log for detailed error information Aborted
今回のリリースで、この問題は修正されました。
セキュリティ
- libxml2 ライブラリのアップデートにより、複数のセキュリティ問題が対応される
libxml2 ライブラリは、ESXi における複数のセキュリティ問題を解決する処置としてアップデートされています。
CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)プロジェクト(cve.mitre.org)では、これらの問題に名前 CVE-2010-4008、 CVE-2011-0216、 CVE-2011-1944、 CVE-2011-2834、 CVE-2011-3905、 CVE-2011-3919、および CVE-2012-0841 を割り当てています。
- ESXi ユーザーワールドの OpenSSL ライブラリのアップデートにより、複数のセキュリティ問題が対応される
ESXi ユーザーワールドの OpenSSL ライブラリは、複数のセキュリティ問題を解決する処置としてバージョン 0.9.8p からバージョン 0.9.8t にアップデートされています。
CVE (Common Vulnerabilities and Exposures)プロジェクト(cve.mitre.org)は、これらの問題に名前 CVE-2010-4180、 CVE-2010-4252、 CVE-2011-0014、 CVE-2011-4108、 CVE-2011-4109、 CVE-2011-4576、 CVE-2011-4577、 CVE-2011-4619、および CVE-2012-0050 を割り当てています。
- ThinPrint エージェントへのアップデートにより、DLL 呼び出しが削除される
このアップデートでは、セキュリティ強化策として、存在しない ThinPrint DLL への呼び出しを削除します。
この問題をご報告いただいた Comsec Consulting 社の Moshe Zioni 氏に感謝いたします。
サーバ構成
- ページ共有が無効になっている ESXi ホストが、紫色の画面が表示されて停止する
起動時オプションであるページ共有が無効になっている ESXi ホストに対して VMotion 操作を実行すると、紫色の画面が表示されて ESXi ホストが停止することがあります。
ページ共有を無効にすると、ESXi ホストのパフォーマンスに大きな影響を与えます。ページ共有は決して無効にしてはならないため、このリリース以降、ページ共有の構成オプションは提供されません。
- ESXi ホストが正しくない C1E の状態を記録する
vmkernel.logおよび dmesg コマンドは、 C1E が BIOS により有効化されたというメッセージを表示することがあります。このメッセージは C1E が BIOS により無効化されたときにも表示されることがあり、C1E が BIOS により有効化されても表示されないこともあります。
ストレージ
- PSA コンポーネントのストレージのログ メッセージに機能強化が必要
ESXi ホストのエラー ログ メカニズムでは、すべてのストレージのエラー メッセージが記録されるわけではなく、このために、ストレージの問題のトラブルシューティングは難しくなっています。
この問題は、PSA コンポーネントのログ メッセージの機能を強化することで解決されます。
- 仮想マシンが共有 VMDK ファイルを参照していると、スナップショットに戻す操作が失敗する
共有 VMDK ファイルを参照する 2 台のパワーオン状態の仮想マシンが同一の ESXi ホスト上に存在する環境では、一方の仮想マシンでスナップショットに戻そうとすると、その操作が失敗して vSphere Client が File lockエラーを表示する可能性があります。この問題は、VMFS データストアでも NFS データストアでも発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 破損した VMFS ボリュームは VMFS ヒープ メモリの枯渇を引き起こす
ESXi ホストで破損した VMFS ボリュームが見つかると、VMFS ドライバがメモリ リークを起こして VMFS ヒープが枯渇することがあります。この状況が発生すると、どの VMFS 操作を行っても仮想マシンが親なしの状態になり、データストアが欠如した状態になります。vMotion 操作は実行できないことがあり、新しい仮想マシンの開始を試みるとファイル欠如とメモリ枯渇のエラーが表示されて失敗する可能性があります。この問題は、破損した LUN を共有し、その LUN 上に実行中の仮想マシンが存在するすべての ESXi ホストに影響を与える可能性があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- コールド移行中に VirtualCenter Agent Service が停止する
仮想マシンのコールド移行中に、VirtualCenter Agent Service( vpxa)が停止する場合があります。 vpxd.logに次のようなエラー メッセージが記録されます。
[2011-11-02 12:06:34.557 03296 info 'App' opID=CFA0C344-00000198] [VpxLRO] -- BEGIN task-342826 -- vm-2851 -- vim.VirtualMachine.relocate -- 8D19CD22-FD15-44B9-9384-1DB4C1A7F7A2(ED8C34F5-CE61-4260-A8C1-D9CA5C2A1C4B)
[2011-11-02 12:20:05.509 03296 error 'App' opID=CFA0C344-00000198] [VpxdVmprovUtil] Unexpected exception received during NfcCopy
[2011-11-02 12:20:05.535 03296 error 'App' opID=CFA0C344-00000198] [migrate] (SINITAM02) Unexpected exception (vmodl.fault.HostCommunication) while relocating VM. Aborting.
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMW_SATP_LSI プラグイン タイムアウト問題がパスのスラッシングを引き起こす
一定の状況下で、VMW_SATP_LSI プラグインによって要求されたストレージ コントローラ上の論理ユニット(LU)が、プラグイン タイムアウト時間である 5 秒の間に、このプラグインによって発行されたパス評価コマンドに応答しないことがあります。2 つ以上の vSphere ホストがこれらの影響を受けた LU へのアクセスを共有している場合には、この問題がパスのスラッシング(「 パスのスラッシングについて」を参照)を引き起こすことがあります。
このリリースでは、VMW_SATP_LSI プラグインでのタイムアウト値が 10 秒に延ばされました。このアップデートをインストールする前に、ストレージ ベンダーに問い合わせ、ゲスト OS の I/O タイムアウト値を確認してください。
- vSphere Client を使用して 2 TB-512 B より大きいデータストアを ESXi 4.x ホストに作成できない
このリリースより前のリリースでは、vSphere のコマンドライン インターフェイスを使用して 2 TB-512 B よりも大きいデータストアを作成できました。しかし、これはサポートされている構成ではありません。
vSphere CLI を使用して 2 TB-512 B よりも大きいデータストアの作成を試みると、正常に停止するようになりました。
- ハートビートの再要求操作中に警告メッセージがログに記録される
基盤となるデバイスで VMFS ハートビート再要求操作が進行中であるか、仮想リセット操作が行われていると、VMFS はボリュームに I/O を送出することがあります。この結果、次のような警告メッセージがログに記録されます。
WARNING:ScsiDeviceIO:2360: Failing WRITE command (requiredDataLen=512 bytes) to write-quiesced partition naa.9999999999
さらに、ESX コンソールにアラート メッセージが表示されます。
これらの警告とアラートは無害であり、無視できます。
このリリースでは、このアラート メッセージは削除され、警告はログ メッセージに変更されています。
- 一部の VMware Tools バージョンはインストールするとメッセージがログに出力される
一部の VMware Tools バージョン(バージョン 8.3.7 など)をインストールすると、次のようなメッセージ出力が vmkernel.logに書き込まれることがあります。
Nov 22 11:55:06 vm_name-c vmkernel:107:01:39:59.667 cpu12:21263)VSCSIFs:329: handle 9267(vscsi0:0):Invalid Opcode (0xd1)
Nov 22 11:55:06 vm_name-c vmkernel:107:01:39:59.687 cpu5:9487)VSCSIFs:329: handle 9261(vscsi0:0):Invalid Opcode (0xd1)
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- デフォルトの SATP プラグインを ALUA をサポートしている LSI アレイ用に変更
ESXi 4.1 Update2 ホストでは、LSI アレイ向けのデフォルトのストレージ アレイ タイプ プラグイン(SATP)は VMW_SATP_LSI であり、これは非対称論理ユニット アクセス(ALUA)機能をサポートしていませんでした。このリリースから、ALUA をサポートする LSI アレイ向けの SATP プラグインは VMW_SATP_ALUA に変更されるため、TPGS/ALUA アレイが自動的にデフォルトの VMW_SATP_ALUA SATP プラグインによって要求されます。VMW_SATP_ALUA によって次のストレージ アレイが要求されます。
ベンダー モデルの説明- LSI INF-01-00
- IBM ^1814* DS4000
- IBM ^1818* DS5100/DS5300
- IBM ^1746* IBM DS3512/DS3524
- DELL MD32xx Dell MD3200
- DELL MD32xxi Dell MD3200i
- DELL MD36xxi Dell MD3600i
- DELL MD36xxf Dell MD3600f
- SUN LCSM100_F
- SUN LCSM100_I
- SUN LCSM100_S
- SUN STK6580_6780 Sun StorageTek 6580/6780
- SUN SUN_6180 Sun Storage 6180
- SGI IS500 SGI InfiniteStorage 4000/4100
- SGI IS600 SGI InfiniteStorage 4600
- ESXi ホスト上に 468 個を超えるファイルが格納されたディレクトリからファイルを削除した場合、ESXi ホストは、破損した VMFS ボリュームについて報告することがある
468 個を超えるファイルが格納されたディレクトリからファイルを削除しようとする、またはそのディレクトリ自体を削除しようとすると、その操作が失敗し、VMFS が破損しているという誤った報告が ESXi ホストによってなされることがあります。ESXi ホストは、次のようなエラー メッセージを /var/log/ messagesに記録します。
cpu10:18599)WARNING:Fil3:10970: newLength 155260 but zla 2
cpu10:18599)Fil3:7054: Corrupt file length 155260, on FD <70, 93>, not truncating
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMW_SATP_LSI モジュールでヒープ メモリが不足すると ESXi ホストが応答を停止する
この問題は、VMW_SATP_LSI モジュールによって要求された LUN へのアクセス権があるサーバ上で発生します。VMW_SATP_LSI モジュールで発生しているメモリ リークのために、このモジュールはメモリを使い果たします。 vmkernel.logファイルに次のようなエラー メッセージが記録されます。
Feb 22 14:18:22 [host name] vmkernel:2:03:59:01.391 cpu5:4192)WARNING:Heap:2218: Heap VMW_SATP_LSI already at its maximumSize.Cannot expand.
Feb 22 14:18:22 [host name] vmkernel:2:03:59:01.391 cpu5:4192)WARNING:Heap:2481: Heap_Align(VMW_SATP_LSI, 316/316 bytes, 8 align) failed. caller:0x41800a9e91e5
Feb 22 14:18:22 [host name] vmkernel:2:03:59:01.391 cpu5:4192)WARNING:VMW_SATP_LSI:satp_lsi_IsInDualActiveMode:Out of memory.
VMW_SATP_LSI モジュールにおけるメモリ リークは、このリリースで修正されました。
- VMFS ボリュームの再署名中に紫色の画面が表示されて ESXi ホストが停止することがある
VMFS ボリュームの再署名操作を行っている間、次のようなエラー メッセージが示された紫色の画面が表示されて、ESXi ホストが停止することがあります。
#DE Exception 0 in world 20519269:helper22-6 @ 0x418024b26a33
117:05:20:07.444 cpu11:20519269)Code start:0x418024400000 VMK uptime:117:05:20:07.444
117:05:20:07.444 cpu11:20519269)0x417f84b2f290:[0x418024b26a33]Res3_ExtendResources@esx:nover+0x56 stack:0x4100ab400040
117:05:20:07.445 cpu11:20519269)0x417f84b2f2e0:[0x418024af9a58]Vol3_Extend@esx:nover+0x9f stack:0x0
117:05:20:07.445 cpu11:20519269)0x417f84b2f4f0:[0x418024afd3f6]Vol3_Open@esx:nover+0xdc9 stack:0x417f84b2f668
117:05:20:07.446 cpu11:20519269)0x417f84b2f6a0:[0x4180246225d1]FSS_Probe@vmkernel:nover+0x3ec stack:0x417f84b2f6f0
117:05:20:07.446 cpu11:20519269)0x417f84b2f6f0:[0x41802463d0e6]FDS_AnnounceDevice@vmkernel:nover+0x1dd stack:0x3133306161336634
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMware View の再構成操作中に紫色の画面が表示され、タイマーのメモリ不足のエラー メッセージが出力されて、ESXi ホストが停止する
VMware View で再構成操作を行っているときに、次のようなエラー メッセージとスタック トレースが示された紫色の診断画面が表示されて、ESXi ホストが停止することがあります。
@BlueScreen:Out of memory for timers
0:20:06:44.618 cpu38:4134)Code start:0x418033600000 VMK uptime:0:20:06:44.618
0:20:06:44.619 cpu38:4134)0x417f80136cf8:[0x418033658726]Panic@vmkernel:nover+0xa9 stack:0x417f80136d78
0:20:06:44.619 cpu38:4134)0x417f80136d28:[0x41803367958e]TimerAlloc@vmkernel:nover+0x10d stack:0x9522bf175903
0:20:06:44.619 cpu38:4134)0x417f80136d78:[0x418033679fbb]Timer_AddTC@vmkernel:nover+0x8a stack:0x4100b8317660
0:20:06:44.620 cpu38:4134)0x417f80136e08:[0x41803384d964]SCSIAsyncDeviceCommandCommon@vmkernel:nover+0x2f7 stack:0x41037db8c
0:20:06:44.620 cpu38:4134)0x417f80136e58:[0x41803383fbed]FDS_CommonAsyncIO@vmkernel:nover+0x48 stack:0x410092dea0e8
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMFS モジュールの問題により、ESXi ホストで障害が発生し、紫色の診断画面が表示される場合がある
VMFS モジュールの問題によって ESXi ホストで障害が発生し、紫色の診断画面で次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
@BlueScreen:#PF Exception 14 in world 8008405:vmm0:v013313 IP 0x418001562b6d addr 0x28
34:15:27:55.853 cpu9:8008405)Code start:0x418000e00000 VMK uptime:34:15:27:55.853
34:15:27:55.853 cpu9:8008405)0x417f816af398:[0x418001562b6d]PB3_Read@esx:nover+0xf0 stack:0x41000e1c9b60
34:15:27:55.854 cpu9:8008405)0x417f816af468:[0x4180015485df]Fil3ExtendHelper@esx:nover+0x172 stack:0x0
34:15:27:55.854 cpu9:8008405)0x417f816af538:[0x41800154ded4]Fil3_SetFileLength@esx:nover+0x383 stack:0xa00000001
34:15:27:55.854 cpu9:8008405)0x417f816af5a8:[0x41800154e0ea]Fil3_SetFileLengthWithRetry@esx:nover+0x6d stack:0x417f816af5e8
34:15:27:55.854 cpu9:8008405)0x417f816af638:[0x41800154e38b]Fil3_SetAttributes@esx:nover+0x246 stack:0x41027fabeac0
34:15:27:55.854 cpu9:8008405)0x417f816af678:[0x41800101de7e]FSS_SetFileAttributes@vmkernel:nover+0x3d stack:0x1000b000
34:15:27:55.855 cpu9:8008405)0x417f816af6f8:[0x418001434418]COWUnsafePreallocateDisk@esx:nover+0x4f stack:0x4100a81b4668
34:15:27:55.855 cpu9:8008405)0x417f816af728:[0x418001434829]COWIncrementFreeSector@esx:nover+0x68 stack:0x3
34:15:27:55.855 cpu9:8008405)0x417f816af7b8:[0x418001436b1a]COWWriteGetLBNAndMDB@esx:nover+0x471 stack:0xab5db53a0
34:15:27:55.855 cpu9:8008405)0x417f816af908:[0x41800143761f]COWAsyncFileIO@esx:nover+0x8aa stack:0x41027ff88180
34:15:27:55.855 cpu9:8008405)0x417f816af9a8:[0x41800103d875]FDS_AsyncIO@vmkernel:nover+0x154 stack:0x41027fb585c0
34:15:27:55.856 cpu9:8008405)0x417f816afa08:[0x4180010376cc]DevFSFileIO@vmkernel:nover+0x13f stack:0x4100077c3fc8
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 4G DMA 境界アドレスの処理時に Emulex LPe12000 ドライバにデータ破損が発生する
ESXi ホストで、Emulex LPe12000 ドライバによるホスト テンプレートへの dma_boundary値の設定が失敗すると、dma_boundary 値がゼロに設定されます。これにより、SG リスト アドレスがドライバに定義されたアドレス境界を越え、データが破損します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
サポート対象のハードウェア
- IBM BladeCenter HX5 UEFI サーバで、ESXi ホストの電力ポリシーを変更できない
IBM BladeCenter HX5 UEFI サーバ上で実行されている ESXi ホストの電力ポリシーの変更を試みる際に、vSphere Client 上の電力管理設定に次のメッセージが表示されます。
Technology:Not Available
Active Policy:Not Supported.
今回のリリースで、この問題は修正されました。
vCenter Server、vSphere Client、および vSphere Web Access
- hostd サービスと vpxa サービスが停止し、ESXi ホストが vCenter Server から切断する
sfcb-vmware_base TIMEOUTエラーが原因となって、hostd サービスと vpxa サービスが停止し、ESXi ホストが断続的に vCenter Server から切断する可能性があります。次のようなエラー メッセージが /var/log/messagesに書き込まれる場合があります。
Jan 30 12:25:17 sfcb-vmware_base[2840729]:TIMEOUT DOING SHARED SOCKET RECV RESULT (2840729)
Jan 30 12:25:17 sfcb-vmware_base[2840729]:Timeout (or other socket error) waiting for response from provider
Jan 30 12:25:17 sfcb-vmware_base[2840729]:Request Header Id (1670) != Response Header reqId (0) in request to provider 685 in process 3. Drop response.
Jan 30 12:25:17 vmkernel:7:19:02:45.418 cpu32:2836462)User:2432: wantCoreDump :hostd-worker -enabled :1
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Client が不正な仮想マシン データを表示する
vSphere Client 概要パフォーマンス チャートに、仮想マシン データとして、仮想マシンの電源が落ちていた間についてもデータが表示されることがあります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
仮想マシンの管理
- 静止スナップショット操作中に VMX ファイルが破損することがある
VSS サービス、VMware Tools SYNC ドライバまたはバックアップ エージェントを使用して仮想マシンの静止スナップショットを作成するときに、hostd は .vmxファイルに書き込みを行います。この結果、 .vmxファイルが空になります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ページングが無効になっていると、モニタ パニックが発生して仮想マシンが停止する
次のようなエラー メッセージが vmware.logに書き込まれます。
Aug 16 14:17:39.158:vcpu-0| MONITOR PANIC:vcpu-1:VMM64 fault 14:src=MONITOR rip=0xfffffffffc262277 regs=0xfffffffffc008c50
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- NetBurst ベースの CPU を搭載した ESXi ホスト上の Windows 2003 仮想マシンは再起動に長い時間がかかる
ESXi ホストに NetBurst ベースの CPU を取り付けてある場合、共有メモリ ページが存在する Windows 2003 Server 仮想マシンは再起動に約 5 ~ 10 分かかります。しかし、遅延を発生させることなく、同一の仮想マシンをいったん停止して電源を入れることができます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 仮想マシンの再構成タスクがデッドロックのため失敗することがある
いくつかのシナリオでは、仮想マシンの再構成タスクがデッドロックのために失敗します。デッドロックは、再構成およびデータ ストアの変更操作の実行中に発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 仮想マシンを削除すると、関連付けられていない仮想ディスクが削除される
仮想マシン スナップショットを作成し、その後その仮想マシンを削除すると、その仮想マシンから分離していた独立型または非独立型の仮想ディスクも削除される可能性があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMDirectIO の PCI 構成領域の値が ESXi と仮想マシン間で矛盾している
ネットワーク インターフェイス アダプタの VMDirectIO パスをパス スルー モードで設定し、それを仮想マシンに割り当てると、デバイス制御レジスタの Interrupt Disable ビット(INTx)の状態が仮想マシンには有効と表示され、ESXi には無効と表示されます。これは正しくありません。INTx 値はどちらの場合も有効の状態であるはずです。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ブリッジ NIC から送信された BPDU (Bridge Protocol Data Unit)フレームが物理アップリンクを無効にする
BPDU ガードを物理スイッチ ポートで有効化するとき、ブリッジ仮想 NIC から送信された BPDU フレームにより、物理アップリンクが無効になり、結果としてアップリンクが停止します。
BPDU パケットを送信したホストを特定し、 esxcfg-advcfg -s 1 /Net/BlockGuestBPDUをそのホストに設定します。これにより BPDU パケットがその仮想 NIC からフィルタで除外されブロックされます。ブリッジ仮想 NIC を含む仮想マシンは、このフィルタをオンにして有効にしてからパワーオンされる必要があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
VMware HA およびフォールト トレランス
- ESXi ホストで実行中のセカンダリ FT 仮想マシンが停止することがある
ESXi ホストでは、VMXNET 3 アダプタと共にインストールされたセカンダリ Fault Tolerance 仮想マシンが停止することがあります。 vmware.logに次のようなエラー メッセージが記録されます。
Dec 15 16:11:25.691:vmx| GuestRpcSendTimedOut:message to toolbox timed out.
Dec 15 16:11:25.691:vmx| Vix:[115530 guestCommands.c:2468]:Error VIX_E_TOOLS_NOT_RUNNING in VMAutomationTranslateGuestRpcError():VMware Tools are not running in the guest
Dec 15 16:11:30.287:vcpu-0| StateLogger::Commiting suicide:Statelogger divergence
Dec 15 16:11:31.295:vmx| VTHREAD watched thread 4 "vcpu-0" died
この問題は、E1000 アダプタと共にインストールされた仮想マシンでは発生しません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
vMotion および Storage vMotion
- Windows 2008 仮想マシンを ESX4.0 から ESX4.1 にライブ移行し、Storage vMotion を実行すると、静止スナップショットが失敗する
ESXi 4.1 での Storage vMotion 操作は、デフォルトで Windows 2008 仮想マシンに対して disk.enableUUIDを true に設定するため、アプリケーションの静止が有効になります。以降の静止スナップショット操作は、仮想マシンの電源入れ直し時まで失敗します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
VMware Tools
- Windows 2008 R2 ゲスト OS では、VMware Tools のアンインストール時に VMware Snapshot Provider サービス(vmvss)が削除されない
今回のリリースで、この問題は解決しました。
- 一部の SLES 仮想マシンは、VMware Tools アップグレードの後再起動しない
一部の SLES 仮想マシン(SLES 10 SP4 や SLES 11 SP2 など)では、VMware Tools をアップグレードした後その仮想マシンの再起動を試みると、 waiting for sda2....... not respondingというエラー メッセージが表示されて再起動されません。この問題が発生するのは、VMware Tools アンインストール プロセスで /etc/sysconfig/kernel内の INITRD_MODULESオプションが削除されるためです。
今回のリリースで、この問題は修正されました。しかし、以前のバージョンの VMware Tools からこのリリースで使用できる VMware Tools バージョンにアップグレードすると、依然としてこの問題が発生する可能性があります。Novell の Web サイトに公開されているテクニカル インフォメーション ドキュメント(TID)7005233 を参照してください。
- ESXi 4.1 Update 1 では VMware Tools アップグレードがタイムアウトする
ESXi 4.1 Update 1 上で実行されている仮想マシンでは、VMware Tools のアップグレードがタイムアウトすることがあります。 vmware.logに次のようなエラー メッセージが記録されます。
Nov 30 15:36:34.839:vcpu-0| TOOLS INSTALL finished copying upgrader binary into guest.Starting Upgrader in guest.
Nov 30 15:36:34.840:vcpu-0| TOOLS INSTALL Sending "upgrader.create 1"
Nov 30 15:36:34.902:vcpu-0| TOOLS INSTALL Received guest file root from upgrader during unexpected state...ignoring.
Nov 30 15:36:34.904:vcpu-0| GuestRpc:Channel 6, unable to send the reset rpc.
Nov 30 15:36:34.905:vcpu-0| GuestRpc:Channel 6 reinitialized.
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Windows 2008 R2 仮想マシンの起動中に VMware Tools サービスが停止する
Windows 2008 R2 ゲスト OS の起動プロセスの段階で、VMware Tools サービス( vmtoolsd.exe)が停止します。しかし、このサービスは OS の起動プロセスが完了した後、手動で起動できます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 128 個の CPU を設定したサーバでは、バッチ キャプチャ中に esxtop が停止する
128 個の論理 CPU を設定したサーバでは、バッチ キャプチャを試みると esxtop が停止します。この動作が起きるのは、ヘッダーのバッファ サイズに制限があるためです。この問題は、ヘッダのバッファ サイズを増やすことで解決されます。
- VMware Tools をアンインストールまたはアップグレードすると、modprobe.conf ファイル内のカスタム エントリが削除される
VMware Tools をアンインストールまたはアップグレードすると /etc/modprobe.confファイルに加えた変更が上書きされる可能性があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Windows Server 2008 R2 64 ビット リモート デスクトップの IP 仮想化が ESXi 4.0 Update 1 で機能しないことがある
IP 仮想化により RDP セッションに一意の IP アドレスを割り当てることが可能になりますが、ESXi 4.0 Update 1 で動作する Windows Server 2008 R2 64 ビットでは、IP 仮想化が機能しないことがあります。これは、vsock dll が別の 32 ビットおよび 64 ビット実行可能ファイルで登録されたために発生します。これにより、カタログ ID は vSock LSP の 32 ビットおよび 64 ビット Winsock カタログ間で同期しません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMware Tools のアップグレードで、リモート デスクトップの IP 仮想化に必要な VMCI ドライバが置き換わらない
vsock
既知の問題
このセクションでは、次の内容に関するこのリリースの既知の問題について説明しています。
- CIM および API
- ゲスト OS
- その他
- ネットワーク
- ストレージ
- サポート対象のハードウェア
- アップグレードおよびインストール
- vMotion および Storage vMotion
- VMware Tools
既知の問題で以前記載されていなかったものには、* 記号が付加されています。
CIM および API
- ESXi 4.1 Update 3 にアップグレードしたとき、構成アイテム /UserVars/CIMoemProviderEnabled が削除されない
回避策:次のコマンドを実行して、 /UserVars/CIMoemPrividerEnabledを削除してください。
esxcfg-advcfg-L /UserVars/CIMoemProviderEnabled
- ESXi 4.1 Update 3 にアップグレードすると、デフォルトで OEM ProviderEnabled 構成アイテムが有効になる
回避策:
- 次のコマンドを実行して、OEM プロバイダを無効にします。
esxcfg-advcfg -s 0 /UserVars/CIMoem-<元の名前>ProviderEnabled - 次のコマンドを実行して、 sfcbdサービスを再起動します。
/etc/init.d/sfcbd-watchdog restart
- 次のコマンドを実行して、OEM プロバイダを無効にします。
- SFCC ライブラリが、生成される XML ファイルに SetBIOSAttribute メソッドを設定しない
SFCC(Small Footprint CIM Client)で、SFCC ライブラリが CIM_BIOSService クラスの SetBIOSAttribute メソッドを実行しようとすると、次のエラーを含む XML ファイルが SFCC から返されます:[ ERROR CODE="13" DESCRIPTION="The value supplied is incompatible with the type" ]。この問題は、生成される XML ファイルにメソッドのパラメータの型を設定することが、古い SFCC ライブラリでサポートされていない場合に発生します。この問題が原因で、SetBIOSAttribute メソッドを呼び出すことができません。ESXi 4.1 ホストの SFCC ライブラリは、生成されたソケット ストリーム XML ファイルに、メソッドのパラメータの型を設定しません。
推奨するいくつかの回避策を次に示します。- IBM 社による CIMOM バージョンのアップデートを適用する
- 今回の修正を使用して、IBM 社からのパッチを CIMOM バージョンに適用する
- IBM 社が自社バージョンの SFCC ライブラリを使用する
ゲスト OS
- RHEL 6.1 ゲスト OS のインストール中にインストーラ ウィンドウが正常に表示されない(KB 2003588)
- メモリが 3GB 超にホットアドされると、ゲスト OS が応答しなくなることがある
RedHat 5.4 の 64 ビット ゲスト OS を IDE デバイスが接続されている状態で起動し、メモリが 3GB 未満から 3GB 超にホットアドされると、ゲスト OS が応答しなくなる場合があります。
回避策:メモリのホットアドを使用して、仮想マシンのメモリ サイズを 3072MB 以下から 3072MB 超に変更しないでください。仮想マシンをパワーオフしてこの再構成を行います。ゲスト OS がすでに応答していない場合は、仮想マシンを再起動します。この問題は、オペレーティング システムの稼動中に 3GB マークを超える場合にのみ発生します。
- Windows NT ゲスト OS をハードウェア バージョン 7 の仮想マシンを使用してインストールするとエラーが発生する
ハードウェア バージョン 7 の仮想マシンで Windows NT 3.51 をインストールすると、インストール プロセスが応答しなくなります。これは Windows NT 3.51 バージョンの起動時にブルー スクリーンが表示された直後に発生します。これは Windows NT 3.51 カーネルの既知の問題です。ハードウェア バージョン 7 の仮想マシンは 34 個を超える PCI バスを搭載していますが、Windows NT カーネルがサポートするホストの最大 PCI バス数は 8 個です。
回避策:これが新規インストールの場合は、既存の仮想マシンを削除して新しい仮想マシンを作成します。仮想マシンの作成時にはハードウェア バージョン 4 を選択してください。ハードウェア バージョンを変更するには、[新規仮想マシン] ウィザードを使用してカスタム パスを選択する必要があります。ハードウェア バージョン 4 の仮想マシンを作成し、それをハードウェア バージョン 7 にアップグレードした場合は、VMware vCenter Converter を使用して仮想マシンをハードウェア バージョン 4 にダウングレードします。
- VMware Tools OSP パッケージを SLES 11 ゲスト OS にインストールすると、パッケージがサポートされていないことを示すメッセージが表示される
VMware Tools OSP パッケージを SUSE Linux Enterprise Server 11 ゲスト OS にインストールすると、次のようなエラー メッセージが表示されます:[ 次のパッケージはベンダーによってサポートされていません ]。
回避策:メッセージは無視してかまいません。OSP パッケージには、ベンダーのサポート対象であることを示すタグは含まれません。ただし、パッケージはサポートされています。
- VMware カーネルのモジュールのコンパイルが、実行中のカーネルでのみサポートされる
現在、VMware では、カーネル モジュールのコンパイルを現在実行中のカーネルに対してのみサポートしています。
回避策:カーネルを起動してから、そのカーネルのモジュールをコンパイルします。
- 仮想マシンをデプロイしてパワーオンしたあと、ネットワーク接続がなくなる
[カスタマイズ] ウィザードを使用して作成した仮想マシンを ESXi ホストにデプロイしてパワーオンすると、その仮想マシンのネットワーク接続が失われる場合があります。
回避策:ESXi ホストに各仮想マシンをデプロイしたあと、[仮想マシンのプロパティ] ウィンドウで [パワーオン時に接続] オプションを選択し、そのあと仮想マシンをパワーオンします。
その他
- VFileFilterReconnectWork について言及した紫色の診断画面が表示されて、vShield Endpoint 1.0 がインストールされている ESX/ESXi 4.1 U2 ホストが停止する(KB 2009452)。
- resxtop または esxtop を長期間実行するとメモリの問題が発生する場合がある
resxtop または esxtop を実行すると、監視対象の ESXi ホストの状況によってはメモリの使用量が徐々に増加する場合があります。つまり、2 つの表示間のデフォルトの遅延時間が 5 秒であれば、 resxtop または esxtop は約 14 時間後にシャットダウンされます。
回避策: -nオプションを使用して繰り返し処理の総数を変更できますが、 resxtopはデータが必要な場合にのみ実行するようにしてください。 resxtopまたは esxtopの統計情報を長期間にわたり収集する必要がある場合は、1 つの resxtopインスタンスまたは esxtopインスタンスを数週間または数か月実行するのではなく、 resxtopまたは esxtopを定期的にシャットダウンしてから再起動してください。
- vSphere Client のグループ ID の文字数が vCLI のグループ ID の文字数より短い
vSphere Client を使用してグループ ID を指定する場合、9 文字しか使用できません。これに対して、 vicfg-user vCLI を使用してグループ ID を指定する場合は、最大 10 文字まで指定できます。
回避策:なし
- esxcfg-pciid コマンドを実行すると、警告メッセージが表示される
esxcfg-pciidコマンドを実行してイーサネット コントローラおよびアダプタを一覧表示しようとすると、次のような警告メッセージが表示されることがあります。
Vendor short name AMD Inc does not match existing vendor name Advanced Micro Devices [AMD](ベンダーの省略名 AMD Inc が既存のベンダー名 Advanced Micro Devices [AMD] と一致しません)
kernel driver mapping for device id 1022:7401 in /etc/vmware/pciid/pata_amd.xml conflicts with definition for unknown
kernel driver mapping for device id 1022:7409 in /etc/vmware/pciid/pata_amd.xml conflicts with definition for unknown
kernel driver mapping for device id 1022:7411 in /etc/vmware/pciid/pata_amd.xml conflicts with definition for unknown
kernel driver mapping for device id 1022:7441 in /etc/vmware/pciid/pata_amd.xml conflicts with definition for unknown
この問題は、プラットフォームのデバイス記述子ファイルとドライバ固有の記述子ファイルの両方に、同じデバイスの記述があると発生します。
回避策:この警告メッセージは無視してかまいません。
- ESXi 4.1.x Embedded ホストを Cisco Nexus 1000V Release 4.0(4)SV1(3a) に追加できない
vCenter Server から ESXi 4.1.x Embedded ホストを Cisco Nexus 1000V Release 4.0(4)SV1(3a) に追加できないことがあります。
回避策
ESXi 4.1.x Embedded ホストを Cisco Nexus 1000V Release 4.0(4)SV1(3a) に追加するには、 vihostupdateユーティリティを使用して ESXi ホストに VEM バンドルを適用します。
次の手順を実行して、ESXi 4.1.x Embedded ホストを追加します。- Cisco Nexus 1000V Release 4.0(4)SV1(3a) をセットアップします。
- vCenter Server をセットアップします。この際、VUM プラグインもインストールします。
- Cisco Nexus 1000V Release 4.0(4)SV1(3a) を vCenter Server に接続します。
- データ センターを作成し、ESXi 4.1.x Embedded ホストを vCenter Server に追加します。
- vSphere CLI から次のコマンドを実行して、ESXi 4.1.x と互換性のある AV.2 VEM ビットを ESXi ホストに追加します。
vihostupdate.pl --server <サーバ IP> -i -b <VEM オフライン メタデータ パス>
次のプロンプトが vCLI に表示されます。
Enter username:(ユーザー名の入力)
Enter password:(パスワードの入力)
Please wait patch installation is in progress ...(パッチのインストール中です。しばらくお待ちください) - パッチのアップデート後、vCenter Server の [ネットワーク ビュー] に移動し、Cisco Nexus 1000V Release 4.0(4)SV1(3a) にホストを追加します。
- ESXi 4.1.x ホストが Cisco Nexus 1000V Release 4.0(4)SV1(3a) に追加されていることを確認します。
ネットワーク
- VMXNET 3 ドライバの一部のバージョンで、vCPU の数が 2 のべき乗でない場合、デバイスの初期化ができない(KB 2003484)
- 物理 NIC で制御操作を実行しているときに、ネットワーク接続およびシステムに障害が発生する
複数の X-Frame II s2io NIC で同じ PCI-X バスを共有している場合、物理 NIC 上で MTU の変更などの制御操作を実行すると、ネットワーク接続が失われたり、システムに障害が発生したりすることがあります。
回避策:同じ PCI-X バスを共有している複数の X-Frame II s2io NIC をスロットに置かないようにします。このような構成が必要な場合、仮想マシンがネットワーク I/O を実行している間は、物理 NIC で制御操作を実行しないようにしてください。
- LRO が有効に設定されているトラフィック転送中の仮想マシン上で、TCP パフォーマンスが低下する場合がある
一部の Linux モジュールは LRO で生成されたパケットを処理できません。このため、Linux ゲスト OS を実行しているトラフィック転送中の仮想マシンでは、VMXNET2 または VMXNET3 デバイスの LRO を有効に設定すると、TCP のパフォーマンスが低下する場合があります。これらのデバイスでは、LRO はデフォルトで有効に設定されます。
回避策:Linux ゲスト OS を実行しているトラフィック転送中の仮想マシンでは、VMXNET2 または VMXNET3 の Linux ドライバのモジュール ロード タイム パラメータに disable_lro=1 が含まれるように設定します。
- ホストが 1,016 を超える dvPort を vDS 上で使用すると、メモリの問題が生じる
1 つのホストが vDS 上で使用できる dvPort の最大数は 4,096 ですが、ホストに対する dvPort の数が 1,016 に近づくと、メモリの問題が生じ始める場合があります。この問題が生じると、vDS に仮想マシンまたは仮想アダプタを追加することはできません。
回避策:vDS 上で、ホストあたりの dvPort の最大数が 1016 になるように設定します。
- VMXNET3 NIC を再構成すると、仮想マシンが起動することがある
Wake-on-LAN が有効になっている場合、仮想マシンのスリープ中に VMXNET3 NIC を再構成すると、仮想マシンがレジュームされます。
回避策:VMXNET3 vNIC を再構成したあと(たとえば、ホット アドやホット リムーブを実行したあと)、仮想マシンを手動でスリープ モードに戻します。
ストレージ
- NIC の論理デバイス名が長い場合、NIC を経由した iSCSI を構成できない
vSphere コマンドライン インターフェイス(vCLI)からコマンド esxcli swiscsi nic add -n を実行すると、VMkernel NIC の論理デバイス名が 8 文字を超える場合、VMkernel NIC を経由した iSCSI 操作を構成できません。8 文字を超える vmnic 名および vmknic 名を使用するサードパーティ製 NIC ドライバは、ESXi ホストの iSCSI ポート バインド機能と連動できません。リモート コマンド ライン インターフェイスに例外エラー メッセージが表示されることがあります。vCLI から esxcli swiscsi nic list、esxcli swiscsi nic add、esxcli swiscsi vmnic list などのコマンドを実行しても、サードパーティ製ドライバが作成した長い vmnic 名を処理できないため失敗します。
回避策:サードパーティ製 NIC ドライバでは、iSCSI ポート バインドの要件を満たすために、vmnic 名を 8 バイト以下に制限する必要があります。
注:iSCSI ポート バインドにドライバを使用していない場合は、名前に最大 32 バイト使用できます。また、これは、ポート バインド機能がない iSCSI とも連動します。
- var/log/messages ログ ファイルに大量のストレージ関連のメッセージがある
ストレージ デバイスへの複数の物理パスを使用してホスト上で ESXi を起動すると、VMkernel ログ ファイルに、次のようなストレージ関連のメッセージが大量に記録されます。
Nov 3 23:10:19 vmkernel:0:00:00:44.917 cpu2:4347)Vob:ImplContextAddList:1222:Vob add (@&!*@*@(vob.scsi.scsipath.add)Add path:%s) failed:VOB context overflow
ストレージの再スキャン中に、システムによって同様のメッセージがログに記録される場合があります。これらのメッセージ作成は予想される動作であり、何らかの障害を示しているわけではありません。これは無視してかまいません。
回避策:メッセージを表示しないようにする場合は、ログ記録をオフにしてください。
- 共有 LUN で永続的な予約の競合が生じると、ESXi ホストの起動に時間がかかる場合がある
SAN 上で LUN を共有しているホストを起動しているときに、非常に時間がかかる場合があります。これは、LUN SCSI 予約の間に競合が生じていることが原因である可能性があります。
回避策:この問題を解決して、起動処理スピードを上げるには、 Scsi.CRTimeoutDuringBootパラメータを 10000 に設定し、起動時の同期コマンドに対するタイムアウトを 10 秒に変更します。
vSphere Client のパラメータを変更するには、次の手順を実行します。
- vSphere Client インベントリ パネルで、ホストを選択し、[構成] タブをクリックしてから、[ソフトウェア] の [詳細設定] をクリックします。
- [SCSI] を選択します。
- Scsi.CRTimeoutDuringBootパラメータの値を 10000 に変更します。
サポート対象のハードウェア
- allowInterleavedNUMANodes 起動オプションが [FALSE] である場合、ESXi が起動に失敗することがある
MAX 5 エクステンションが適用された IBM eX5 ホストでは、ESXi が起動に失敗し、 SysAbort メッセージが表示されます。この問題は、 allowInterleavedNUMANodes 起動オプションが [TRUE] に設定されていない場合に発生することがあります。このオプションのデフォルト値は [FALSE] です。
回避策: allowInterleavedNUMANodes 起動オプションを [TRUE] に設定します。ESXi ホストの起動オプションを構成する方法の詳細については、 KB 1021454 を参照してください。
- HP ProLiant DL370 G6 で PCI デバイスのマッピング エラーが発生する
I/O 処理を HP ProLiant DL370 G6 サーバで実行すると、紫色の画面が表示されるか、Lint1 Interrupt や NMI に関するアラートが表示されることがあります。HP ProLiant DL370 G6 サーバは、2 つの IOH(Intel I/O Hub)を備え、ACPI DMAR(Direct Memory Access Remapping)構造定義には BIOS の不具合があります。このため、一部の PCI デバイスが間違った DMA 再マッピング ユニットの下に記述される場合があります。このように誤って記述された PCI デバイスが DMA アクセスを行うと、IOMMU に障害が発生し、そのデバイスは I/O エラーを受け取ります。デバイスによっては、この I/O エラーにより、Lint1 Interrupt または NMI に関するアラート メッセージが表示されたり、紫色の画面が表示されてシステム障害が発生したりする場合があります。
回避策:BIOS を 2010.05.21 以降のバージョンにアップデートします。
- HP システムにインストールされた ESXi では HP NMI ドライバが必要になる
HP システム(G7 および G7 以前)上の ESXi 4.1 インスタンスでは、マスク不可能な割り込み(NMI)を正しく処理するために HP NMI ドライバが必要です。NMI ドライバをインストールすると、NMI が正しく検出されて IML に記録されます。このドライバがないと、ESX を実行する HP システムではハードウェア障害を伝える NMI が無視されます。
注意: このドライバをインストールしないと、NMI イベントが OS に無視される可能性があります。NMI イベントが無視されると、システムが不安定になることがあります。
回避策:NMI ドライバをダウンロードしてインストールします。ドライバは HP の Web サイトからオフライン バンドルとして入手可能です。 KB 1021609 も参照してください。
- EqualLogic ストレージにデプロイされた iSCSI データストア上で仮想マシンが実行されている場合、仮想マシンが読み取り専用になる場合がある
古いファームウェア バージョンの EqualLogic アレイを使用している場合に、仮想マシンが読み取り専用になる場合があります。このようなファームウェアはアレイ キューから I/O をドロップすることがあります。これにより、仮想マシンはその I/O に失敗のマークをつけ、そのあと読み取り専用になります。
回避策:EqualLogic アレイ ファームウェアをバージョン 4.1.4 以降にアップグレードします。
- ストレージ アレイをアップグレードしたあと、vSphere Client でハードウェア アクセラレーションのステータスが [サポート] に変更されるまで、短時間の遅延が発生する
ストレージ アレイのファームウェアを VAAI 機能をサポートするバージョンにアップグレードしても、vSphere 4.1 はその変更を即時に登録しません。vSphere Client は、一時的に、ハードウェア アクセラレーションのステータスを [不明] と表示します。
回避策:この遅延には問題がありません。ハードウェア アクセラレーション ステータスは、短時間経過したあと、[サポート] に変更されます。
- P410i または P410 Smart アレイ コントローラを搭載した HP G6 プラットフォームの ESXi において、仮想マシンのパワーオン時やディスク I/O でパフォーマンスが低下する
一部のホストでは、仮想マシンのパワーオン時やディスク I/O の生成時にパフォーマンスが低下する場合があります。主な症状としては、I/O パフォーマンスが低下し、次に示すような多数のエラー メッセージが /var/log/messagesに記録されます。
Mar 25 17:39:25 vmkernel:0:00:08:47.438 cpu1:4097)scsi_cmd_alloc returned NULL
Mar 25 17:39:25 vmkernel:0:00:08:47.438 cpu1:4097)scsi_cmd_alloc returned NULL
Mar 25 17:39:26 vmkernel:0:00:08:47.632 cpu1:4097)NMP:nmp_CompleteCommandForPath:Command 0x28 (0x410005060600) to NMP device
"naa.600508b1001030304643453441300100" failed on physical path "vmhba0:C0:T0:L1" H:0x1 D:0x0 P:0x0 Possible sense data:0x
Mar 25 17:39:26 0 0x0 0x0.
Mar 25 17:39:26 vmkernel:0:00:08:47.632 cpu1:4097)WARNING:NMP:nmp_DeviceRetryCommand:Device
"naa.600508b1001030304643453441300100":awaiting fast path state update for failoverwith I/O blocked.No prior reservation
exists on the device.
Mar 25 17:39:26 vmkernel:0:00:08:47.632 cpu1:4097)NMP:nmp_CompleteCommandForPath:Command 0x28 (0x410005060700) to NMP device
"naa.600508b1001030304643453441300100" failed on physical path "vmhba0:C0:T0:L1" H:0x1 D:0x0 P:0x0 Possible sense data:0x
Mar 25 17:39:26 0 0x0 0x0
この問題は、バッテリ バックアップのあるキャッシュ モジュールがホスト内に存在しないために発生します。
バッテリ バックアップ付きのキャッシュ モジュールが存在しないと、コントローラがゼロ メモリ Raid モードで動作し、コントローラで処理できる同時コマンドの数が極度に制限されます。
回避策:HP 社の Web サイトから、HP 256MB P シリーズ キャッシュ アップグレード モジュールをインストールします。
アップグレードおよびインストール
- VMware vCenter Update Manager を使用して、ESXi 3.5 から ESXi 4.0.x、さらに ESXi 4.1 Update 3 にマルチパス アップグレードできない
VMware vCenter Update Manager を使用して、ESXi 3.5 から ESXi 4.0.x にアップグレードしたあと、それをさらに ESXi 4.1 Update 3 にアップグレードしようとすると、次のようなエラー メッセージが表示され、失敗します。
[ VMware vCenter Update Manager で、原因不明のエラーが発生しました。詳細については、[タスクおよびイベント] タブとログ ファイルを確認してください。]
次のアップグレード パスを実行しようとすると失敗します:
- ESXi 3.5 から ESXi 4.0 Update 1、さらに ESXi 4.1 Update 3 にアップグレード
- ESXi 3.5 から ESXi 4.0 Update 2、さらに ESXi 4.1 Update 3 にアップグレード
- ESXi 3.5 から ESXi 4.0 Update 3、さらに ESXi 4.1 Update 3 にアップグレード
- ESXi 3.5 から ESXi 4.0 Update 4、さらに ESXi 4.1 Update 3 にアップグレード
- ESXi 3.5 から ESXi 4.0、さらに ESXi 4.1 Update 3 にアップグレード
回避策:ESXi 4.0.x にアップグレードしたあと再起動してから、ESXi 4.1 Update 3 にアップグレードしてください。
- Update Manager 4.1 を使用してホストを ESX/ESXi 4.1 Update 1 にアップグレードできない (KB 1035436)
- vSphere Client のインストールが、エラーにより失敗する場合がある
vSphere Client のインストール中に、インストーラによって期限切れの Microsoft Visual J# ランタイムのアップグレードが試行される場合があります。このアップグレードは正常に実行されず、vSphere Client のインストールは失敗し、エラー [ Microsoft Visual J# 2.0 Second Edition インストーラからエラー コード 4113 が返されました] が表示されます。
回避策:以前のバージョンの Microsoft Visual J# をすべてアンインストールしてから、vSphere Client をインストールします。インストーラには、アップデートされた Microsoft Visual J# パッケージが含まれています。
- 別々の USB フラッシュ ドライブ上にある 2 台の ESXi 環境に同時にアクセスすると、システムがパニック メッセージを表示する
2 つの異なる USB フラッシュ ドライブ上にビルド番号が同じ ESXi 環境が複数ある場合、これらにアクセスするシステムを起動すると、システムがパニック メッセージを表示します。
回避策:いずれかの USB フラッシュ ドライブを切断し、システムを再起動します。
vMotion および Storage vMotion
- ESXi 4.1 ホストの再起動後、vMotion が無効になる
ESXi ホストで vMotion を有効化し、ESXi ホストを再起動すると、再起動処理が完了したあと vMotion が有効でなくなっています。
回避策:この問題を解決するには、システム ベンダーから提供されている最新バージョンの ESXi イメージを再インストールします。
- スワップ ファイルの再配置後にホット プラグイン処理が失敗する
スワップ ファイルの場所を変更したあと、DRS クラスタまたはスタンドアロン ホストにあるパワーオン状態の仮想マシンでホット プラグイン処理が失敗し、[ ターゲットのレジュームに失敗しました。仮想マシンが見つかりません] というエラー メッセージが表示されます。
回避策:次のタスクのいずれかを行なってください。- 該当の仮想マシンを再起動してスワップ ファイルの新しい場所を登録してから、ホット プラグイン処理を実行します。
- vMotion を使用して該当の仮想マシンを移行します。
- 該当の仮想マシンをサスペンドします。
VMware Tools
- ESXi 4.1 U1 上の最新の errata kernel のある RHEL3 に VMware Tools をインストールすると、VMXNET ネットワーク インターフェイス カードを使用できなくなる
RHEL 3.9 モジュールに事前に組み込まれた VMware Tools の一部のドライバは、2.4.21-63 カーネルとは ABI に互換性がないため正しく動作しません。その結果、vmxnet や vsocket などの一部のデバイス ドライバは、REHL3.9 への VMware Tools のインストール時にロードされません。
回避策:2.4.21-63 カーネルで起動します。2.4.21-63 カーネル用の kernel-source および gcc パッケージをインストールします。 vmware-config-tools.pl, --compileコマンドを実行します。これによって、このカーネル用のモジュールがコンパイルされ、実行中のカーネルで動作するモジュールが生成されます。
- 仮想ハードウェアをアップグレードしたあと、Windows ゲスト OS が NIC デバイスのステータスを誤って表示する
ESXi ホストを ESXi 3.5 から ESXi 4.1 にアップグレードすると同時に、Windows ゲスト OS で ESXi のハードウェア バージョンを 4 から 7 にアップグレードすると、NIC のデバイス ステータスが次のように表示されます。
[ このハードウェア デバイスはコンピュータに接続されていません(コード 45)]
回避策:NIC をアンインストールして再インストールします。また、次に記載されている手順を実行しているときにデバイス マネージャで ghostedと表示される該当 NIC もアンインストールします。 http://support.microsoft.com/kb/315539。
- Microsoft Windows 2000 仮想マシンの再起動時に、VMware Tools が自動アップグレードを実行しない
VMware Tools で電源サイクル時の自動アップグレードを構成([仮想マシンのプロパティ] ウィンドウの [詳細] ペインの下にある [各パワーオンの前に毎回 Tools をチェックしてアップグレード] オプションを選択)しても、Microsoft Windows 2000 ゲスト OS の場合、VMware Tools は自動アップグレードを実行しません。
回避策: Microsoft Windows 2000 ゲスト OS では、VMware Tools を手動でアップグレードします。