VMware Infrastructure Management Installer | 2012 年 9 月 12 日 (全ロケール)
vCenter Server 4.0 Update 4a | 2012 年 9 月 12 日 | ビルド 818020
vSphere Client 4.0 Update 4a | 2012 年 9 月 12 日 | ビルド 792836

ドキュメントの最終更新日:9 月 12 日

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

このリリースではセキュリティが修正されています。これらは「 解決した問題」セクションに記載されています。

VMware vSphere 4 の旧リリース

vSphere 4.0 の以前のリリースの機能および既知の問題については、それぞれのリリース ノートに記載されています。vSphere 4 コンポーネントの旧リリースのリリース ノートを参照するには、次のリンクをクリックしてください。

 

はじめに

ESX、vCenter Server、および vSphere Client のバージョンの互換性

VMware 製品互換性マトリックス』(英語版)では、ESX、vCenter Server、vSphere Client、およびオプションの VMware 製品を含む VMware vSphere コンポーネントの現在のバージョンと旧バージョンの互換性について、詳細に説明しています。また、ESX または vCenter Server をインストールする前に、『vSphere 4.0 Update 4a 互換性マトリックス』(英語版)で、サポート対象の管理およびバックアップ エージェントについて確認してください。

インストールおよびアップグレード

ESX および vCenter Server のインストールおよび構成の具体的な手順については、『 ESX および vCenter Server インストール ガイド』 を参照してください。

インストールが正常に終了したあとに、重要な構成ステップがいくつかあります。特に、ライセンス、ネットワーク、およびセキュリティの構成は必須です。これらの構成タスクの説明については、vSphere のドキュメントにある次のガイドを参照してください。

VMware vSphere の今後のリリースでは、VMFS バージョン 2(VMFS2)をサポートしない可能性があります。VMFS バージョン 3 以降にアップグレードまたは移行することをお勧めします。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。

VMware vCenter Server の今後のリリースについては、32 ビットの Windows オペレーティング システムへのインストールがサポートされない可能性があります。vCenter Server は、64 ビットの Windows オペレーティング システムにインストールすることをお勧めします。VirtualCenter 2.x をインストールしている場合、VirtualCenter のデータベースを保持しながら 64 ビットのオペレーティング システムに vCenter Server をインストールする方法については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。

vCenter Server 4.0 Update 4a へのアップグレードまたは移行

vCenter Server 4.0 Update 4 から vCenter Server 4.0 Update 4a にのみアップグレードできます。
VirtualCenter 2.5 Update 6、vCenter Server 4.0、vCenter Server 4.0 Update 1、vCenter Server 4.0 Update 2、または vCenter Server 4.0 Update 3 から vCenter Server 4.0 Update 4a にアップグレードするには、最初に vCenter Server 4.0 Update 4 にアップグレードしてから vCenter Server 4.0 Update 4a にアップグレードする必要があります。

プラグインのアップデート

このリリースの vCenter Server 4.0 Update 4a ソフトウェア スイートには、 VMware Update Manager に対するアップデートが含まれます。

ドキュメント

VMware vSphere 4.0 Update 1 のドキュメントが更新され、VMware vSphere 4.0 Update 1、Update 2、Update 3、Update 4、および Update 4a を含む、vSphere 4.0 のすべてのアップデート リリースに使用できます。次のドキュメントのページを参照してください。

国際化

VMware vSphere 4.0 Update 4 は、次の言語で使用可能です。

  • 英語
  • ドイツ語
  • 日本語
  • 簡体字中国語

vSphere Client のロケール強制モード

vSphere 4.0 Update 4 では、実行中のオペレーティング システムが英語以外の言語であっても、インターフェイスのテキストを英語で表示するよう vSphere Client を構成できます。この構成は、コマンド ライン スイッチを使用することで、単一セッションの期間中実行されます。この構成はインターフェイスのテキストに適用されますが、日時や数値のフォーマットなど、ほかのロケール関連の設定には影響しません。

次の vSphere Client コマンドを使用すると、単一のセッションが英語で表示されます。
vpxClient -locale en_US

vCenter Server のアップグレード

vCenter Server 4.0 Update 4 から vCenter Server 4.0 Update 4a にのみアップグレードできます。
VirtualCenter Server 2.5 Update 6、vCenter Server 4.0、vCenter Server 4.0 Update 1、vCenter Server 4.0 Update 2、および vCenter Server 4.0 Update 3 から vCenter Server 4.0 Update 4 にアップグレードしてから、vCenter Server 4.0 Update 4a にアップグレードできます。アップグレードするには、使用しているデータベースが vCenter Server 4.0 Update 4 でサポートされていることを確認してから、サポートされているデータベース、SSL 証明書、および VirtualCenter Server の構成をバックアップしてください。次に、vCenter Server インストーラを実行します。旧バージョンの vCenter Server がコンピュータにあり、アップグレードされることを報告するメッセージが表示されます。

:vCenter Server をアップグレードする前に、VMware vCenter Server 4.0 Update 4 インストーラ パッケージに同梱されているアップグレード前チェック ツールを実行してください。

vSphere 用オープン ソース コンポーネント

一般的に使用可能な vSphere の最新のリリースのためのオープン ソース コンポーネント、およびそれぞれのライセンスについては、 http://www.vmware.com/jp/download/vsphere/open_source.html の [Open Source] タブで参照できます。前述のリンクをクリックすると、一般的に使用可能な vSphere の最新のリリース用の、ソース コードやソース コードへの変更のために必要な GPL や LGPL、その他の類似のライセンスのソース ファイルで、利用可能になっているものがダウンロードできます。

解決した問題

このリリースでは、次のセキュリティ問題が解決しています。

  • Oracle(Sun)JRE がバージョン 1.5.0_36 にアップデートされ、Oracle(Sun)JRE の旧リリースにあった複数のセキュリティ問題が解決される
    Oracle では、JRE 1.5.0_36で解決された CVE 識別子を『 Oracle Java SE Critical Patch Update Advisory of June 2012(Oracle Java SE 重要パッチ アップデート報告 2012 年 6 月)』に記載しています。

  • Tomcat がバージョン 6.0.35 にアップデートされ、Tomcat の旧リリースにあった複数のセキュリティ問題が解決される
    Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト(cve.mitre.org)は、Tomcat 6.0.30 で修正されたセキュリティ問題を次の名前で公表しています:
    CVE-2011-0013CVE-2010-4172CVE-2010-3718
    Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト(cve.mitre.org)は、Tomcat 6.0.32 で修正されたセキュリティ問題を次の名前で公表しています:
    CVE-2011-0534
    Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト(cve.mitre.org)は、Tomcat 6.0.33 で修正されたセキュリティ上の問題に、次の名前を割り当てています:
    CVE-2011-1184CVE-2011-2204CVE-2011-2526CVE-2011-2729
    Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト(cve.mitre.org)は、Tomcat 6.0.35 で修正されたセキュリティ問題に、次の名前を割り当てています:
    CVE-2011-3190, CVE-2011-3375, CVE-2012-0022

既知の問題

既知の問題セクションでは、 機能に関する補足について説明し、 既知の問題のリストを提供します。

機能に関する補足

vSphere Web Access

vSphere Web Access の開発は終了しました。本製品のサポートは可能なかぎり行われています。Web Access の機能がすべて搭載されている vSphere Client を使用するようにしてください。

文字の入力制限

vSphere Client および vSphere Web Access インターフェイスでは、すべてのフィールドに ASCII 以外の文字で入力できますが、次のような制限があります。

ASCII 以外の文字の入力制限

  • vSphere 4.0 Update 4a コンポーネントをインストールするコンピュータの名前には、ASCII 以外の文字を使用しないでください。
  • vCenter Server をインストールするコンピュータまたは仮想マシンの名前には、ASCII 以外の文字を使用しないでください。使用した場合、vCenter Server のインストールは失敗します。
  • すべてのコンポーネントについて、インストーラで指定されたデフォルトのインストール パス名を使用するようにします。インストール パスは変更しないでください。インストーラは、ASCII 以外の文字および拡張 ASCII 文字を含むインストール パス名をサポートしません。
  • データストア名、仮想ネットワーク名、およびイメージ ファイル名(CD、DVD、およびフロッピー ドライブ)は、ASCII 文字のみに制限されます。
  • vCenter Server へのログインは、ユーザー名(Windows のログイン アカウント名)に ASCII 文字を使用している場合のみサポートされます。
  • ASCII 以外の文字を使用すると、イメージのカスタマイズが失敗する場合があります。
  • カスタム属性の名前と値には、ASCII 文字のみを使用する必要があります。
  • 一般的なインターネット プロトコルに従って、次の項目には ASCII 以外の文字は使用できません。ホスト名、ワークグループ名、ドメイン名、URL、E メール アドレス、SMTP サーバ名、SNMP コミュニティ文字列。
  • ASCII エンコーディングを使用するゲスト OS のカスタマイズがサポートされていますが、UTF-8 エンコードの日本語、中国語、またはドイツ語のネイティブ文字を使用するカスタマイズのサポートが制限されています。非 ASCII エンコードの所有者、組織、ユーザー名、またはパスワードを使用するカスタマイズの場合、vCenter Server および sysprep ツールがゲスト OS と同じロケールにホストされる必要があります。この制限には、UTF-8 エンコードの応答ファイルが含まれます。

ASCII 以外の文字の表示制限

  • vCenter Server を言語が異なる Windows で実行中の vSphere Client で管理する場合、Windows における言語固有のサポート状況の違いが原因で、文字が正常に表示されない場合があります。
  • ASCII 以外の文字を含むログの場所またはユーザー名がエラー メッセージに含まれる場合、ローカライズされた環境では正常に表示されません。

仮想マシンの USB パススルー

USB コントローラは仮想マシンに追加できますが、USB デバイスを接続することはサポートされていません。

既知の問題のリスト

発生が知られている問題には、次のものがあります。以降に示す問題のリストは、vCenter Server 4.0、vCenter Server 4.0 Update 1、vCenter Server 4.0 Update 2、vCenter Server 4.0 Update 3、vCenter Server 4.0 Update 4、およびこのリリースにあてはまります。

既知の問題点は次のように分類されています。

インストール

  • データベースのユーザー名またはパスワードにセミコロンが含まれる場合、vCenter Server のインストールまたはアップグレードに失敗する
    入力するデータベースのユーザー名またはパスワードにセミコロンが含まれる場合、vCenter Server のインストールまたはアップグレードが次のようなエラー メッセージで失敗する場合があります。

    vCenter Server ディレクトリ サービスのインスタンスを作成できません。詳細については、c:\users\Admini~1\...\jointool-0.log を参照してください。強制的に実行する場合は、「はい」 をクリックしてください。

    [はい] をクリックすると、次のようなメッセージが表示されることがあります。

    エラー 28038。vCenter Server ディレクトリ サービスのインスタンスを作成できません。詳細については、c:\users\Admini~1\AppData\Local\Temp\2\...\jointool-0.log を参照してください。

    回避策:ユーザー名、パスワード、ファイル パスにセミコロンを使用しないでください。

  • vCenter Server がカスタム ポートおよびリモート DB2 を使用するようにインストールされている場合、vCenter サービスの起動が失敗する
    カスタム ポートおよびリモート DB2 データベースを使用する vCenter Server をインストールしたあと、vCenter サービスの起動が失敗する場合があります。

    回避策:VirtualCenter Management WebServices を停止したあと、VirtualCenter Server サービスを再起動します。

  • Windows Server 2008 で、vCenter Server 4.0 および 4.0 Update 1 のインストール処理が完了しない場合がある(KB 1013822)

  • マルチ vCenter Server 環境で、vCenter Server 4.0 Update 1 以降が vSphere 4.0 Update 1 Client へのアップグレードの要求に失敗する
    vCenter Server 4.0 と vCenter Server 4.0 Update 1 が共存するマルチ vCenter Server 環境で、vSphere Client を使用して vCenter Server 4.0 Update 1 インスタンスにアクセスする場合、vSphere 4.0 Update 1 Client へのアップグレードを要求されない場合があります。

    回避策:マルチ vCenter 環境で vSphere Client 4.0 Update 1 を必ず使用してください。vCenter Server 4.0 Update 1 インストール フォルダにある vSphere Client インストーラを使用できます。http://hostname_of_vCenter_Server/client/VMware-viclient.exe からインストーラをダウンロードできます。

  • vCenter Server のアンインストール中に、SQL Express データベースの関連性のないエラー メッセージが表示される
    SQL Server がインストールされたシステム上の vCenter Server をアンインストールしているとき、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

    エラー 25061。セットアップ中に、ローカル vCenter Server SQL Express データベースへのアクセスに使用される DSN の削除に失敗しました。

    このエラー メッセージは無視してかまいません。ダイアログ ボックスで [OK] をクリックして、アンインストール プロセスを続行します。

  • Agent のアップグレード前チェック ユーティリティの実行が失敗する
    autorun.exeから Agent のアップグレード前チェック ユーティリティを実行しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

    アプリケーションが正常に初期化できませんでした(0x0000135)。[OK] をクリックしてアプリケーションを終了してください。

    回避策:.NET 2.0 以降をインストールします。

  • vSphere Client および VI Client 2.5 が同一のシステム上に共存していると、カスタム ポートを使用するインストール済みの VirtualCenter Server 2.5.x にログインできない
    カスタム HTTPSポートが有効にされている VirtualCenter Server 2.5.x システムで、VI Client 2.5.x をインストールしたあと vSphere Client をインストールした場合、VirtualCenter 2.5.x Server に再度ログインすることができなくなる場合があります。次のようなエラー メッセージが表示され、ログインが失敗します。

    接続障害が発生したため、要求に失敗しました

    回避策:システムから vSphere Client をアンインストールします。

  • Terminal Server が実行中の場合、vCenter Orchestrator のインストールが失敗する(KB 1015658)
  • vCenter Server のインストールまたはアップグレードが、ディスク領域エラーで失敗する場合がある
    vCenter Server のインストール中に、インストーラが算出した空き容量がある場合でも、インストールが失敗して [ 十分なディスク領域がありません] というエラー メッセージが表示される場合があります。この場合、インストールを再度実行する必要があります。

    回避策:インストーラが推奨する容量から、さらに 1GB 以上の空き容量を確保します。

  • サービスが実行されていない場合、vCenter Server インストーラがサービス ポートを検出できない
    vCenter Server をインストールしてデフォルト ポートをそのまま使用する場合、実行されていないサービスによってこれらのポートが使用されていると、インストーラがポートを検証できません。インストールに失敗し、使用中のポートによっては、エラー メッセージが表示される場合があります。

    この問題は、IIS サービスには影響を与えません。サービスが実行されているかどうかに関係なく、IIS サービスは正しく検証されます。

    回避策:インストールを行う前に、実行されていないサービスが使用しているポートを確認し、そのポートを使用しないようにします。

  • 統合 Windows NT 認証を使用して、ローカルの Microsoft SQL Server データベース上にローカル システム アカウントとして vCenter Server をインストールする場合、vCenter Server サービスが起動しない場合がある
    統合 Windows NT 認証を使用してローカルの SQL Server データベース上にローカル システム アカウントとして vCenter Server のインスタンスをインストールし、統合 Windows NT 認証ユーザーを同じデフォルトのデータベースのローカル データベース サーバに vCenter Server として追加する場合、vCenter Server が起動しない場合があります。

    回避策:ローカルの SQL データベース サーバから統合 Windows NT 認証ユーザーを削除します。または、ローカル システム ユーザー アカウントのデフォルト データベースを SQL Server ユーザー アカウント設定の vCenter Server データベースに変更します。

  • インストール中またはアップグレード中に、vCenter Server インストーラによって誤った警告メッセージが表示される
    インストール中またはアップグレード中に、vCenter Server インストーラによって、リモート接続用の TCP/IP および名前付きパイプを有効にする警告メッセージが表示されます。このメッセージは、ローカルの SQL Server データベースを使用して、DSN を作成するときに (ローカル)および 「.」 以外のサーバ名を入力した場合に表示されます。

    回避策:警告を無視し、[OK] をクリックしてインストールまたはアップグレードを続行します。

  • リモートの SQL Server データベースを使用して Windows Server 2008 に vCenter Server をインストールする場合、一部の環境でインストールが失敗する
    SQL Server の Windows 認証を使用したリモートの SQL Server データベースを使用して Windows Server 2008 に vCenter Server をインストールする場合、DSN のドメイン ユーザーが vCenter Server システムのログインと異なると、インストールは中断し、次のエラー メッセージが表示されます。

    25003。セットアップ中に、vCenter リポジトリの作成に失敗しました

    回避策:この環境では、vCenter Server と SQL Server DSN に同じログイン認証情報を使用します。

  • システム ユーザー アカウント以外のアカウントを使用すると、Windows Server 2008 への vCenter Server のインストールが失敗する
    インストール中にシステム ユーザー以外のユーザーを指定すると、vCenter Server のインストールが失敗し、次のメッセージが表示されます。

    vCenter リポジトリを作成できません

    回避策:vCenter Server がインストールされているシステムでは、vCenter Server をインストールする前に、[コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] で [ユーザー アカウント制御] オプションを無効にします。 vCenter Server のインストール中にシステム ユーザー以外のユーザーを指定します。

  • vSphere Client のアンインストール時に空のディレクトリが残る
    vSphere Client をアンインストールすると、空のディレクトリが残ります。

    回避策:インストール ディレクトリに移動し、 Virtual Infrastructure Client ディレクトリを削除します。

  • Windows 2003 マシンの VI Client 2.0.x を vCenter Server または ESX/ESXi ホストに接続する場合、vSphere Client 4.0 のダウンロードがタイム アウトされ、エラー メッセージが表示される
    VI Client 2.0.x インスタンスを vCenter Server 4.0 または ESX/ESXi 4.0 ホストに接続すると、VI Client が格納されている Windows マシンに vSphere Client 4.0 が自動的にダウンロードされます。この操作は、ダウンロードを実行する Internet Explorer によって異なります。デフォルトでは、VI Client インスタンスが VI Client 2.0.x の場合、Windows 2003 システムの Internet Explorer ではダウンロードがブロックされます。

    回避策:Internet Explorer で、[ツール] - [インターネット オプション] - [詳細設定] の順に選択し、[暗号化されたページをディスクに保存しない] オプションのチェックを外します。 または、vCenter Server 4.0 または ESX/ESXi 4.0 ホストから vSphere Client 4.0 を手動でダウンロードしてインストールします。

  • vSphere Client 4.0 のアンインストールを中断したあと、再インストールまたはアンインストールができない
    vSphere Client のインストールを中断した場合、その後に vSphere Client 4.0 をインストールまたはアンインストールしようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。

    変換の適用エラー。指定した変換パスが有効であることを確認してください。

    回避策:Windows Installer Cleanup を使用して vSphere Client 4.0 をアンインストールします。

  • Windows Vista システムで VI Client 2.0.x、2.5、および vSphere Client 4.0 をインストールしたあとに VI Client 2.0.x をアンインストールすると、VirtualCenter Server 2.5 にログインできない
    VI Client 2.0.x、2.5、および vSphere Client 4.0 が共存する Windows Vista マシンで VI Client 2.0.x をアンインストールすると、vCenter Server 2.5 にログインできません。次のメッセージが表示され、ログインに失敗します。

    Class not registered(Exception from HRESULT:0x80040154(REGDB_E_CLASSNOTREG))

    回避策:VI Client 2.0.x、2.5、および vSphere Client 4.0 が共存するシステムのユーザー アカウント制御の設定を無効にするか、VI Client 2.5 をアンインストールして再インストールします。

  • SQL Native Client がすでにインストールされている場合、バンドルされている SQL Server 2005 Express データベースを使用して vCenter をインストールできない
    バンドルされている SQL Server 2005 Express データベースを使用して vCenter をインストールする場合、SQL Native Client がすでにインストールされていると、次のエラー メッセージが表示されてインストールが失敗します。

    An Installation package for the product Microsoft SQL Native Client cannot be found.(製品 Microsoft SQL Native Client のインストール パッケージが見つかりません。)Try the installation using a valid copy of the installation package sqlcli.msi.(有効なインストール パッケージ Sqlncli.msi を使用してインストールしてください。)

    回避策:SQL Native Client をほかのアプリケーションで使用していない場合はアンインストールします。次に、バンドルされている SQL Server 2005 Express データベースを使用して、vCenter をインストールします。

  • vCenter Server のインストール時に、ブート ドライブに 650MB 以上の空き容量が必要になる
    vCenter Server 自体はブート ドライブにインストールする必要はありませんが、一部の必須コンポーネントはブート ドライブにインストールする必要があります。インストール時には、インストール中の一時ファイルだけではなく必須コンポーネントも格納するため、650MB の空き容量が必要になります。

    回避策:vCenter Server をインストールする前に、ブート ドライブに 650MB 以上の空き容量があることを確認してください。

  • インターネット接続がアクティブではない場合、 Error 1603で vSphere Client のインストールが失敗する場合がある
    vSphere Client は、vCenter Server メディアを使用するか、ESX、ESXi、または vCenter Server の [ようこそ] 画面でリンクをクリックすることによりインストールすることができます。vCenter Server メディア(.iso ファイルまたは .zip ファイル)にはインストーラが組み込まれており、vSphere Client インストーラと .NET のフル インストーラも含まれています。[ようこそ] 画面から呼び出されるインストーラには、Web にアクセスして .NET インストーラ コンポーネントを入手する vSphere Client インストーラが含まれています。

    インターネット接続がない場合、すでに .NET 3.0 SP1 をシステムにインストールしている場合を除き、2 番目の vSphere Client のインストール方法は、 Error 1603で失敗します。

    回避策:ダウンロードを行う前にインターネット接続を確立するか、vCenter Server メディアから vSphere Client をインストールするか、または .NET 3.0 SP1 をインストールしてからようこそ画面でリンクをクリックします。

アップグレード

  • vCenter Server 4.0 Update 4 にアップグレードしたあと、VMware VirtualCenter サービスが自動的に開始されない場合がある
    IBM DB2 データベースを使用する vCenter Server を vCenter Server 4.0 Update 4 にアップグレードすると、アップグレードしたあと VMware VirtualCenter サービスが自動的に開始されない場合があります。
    vpxd.logファイルに、次のようなメッセージが記録されます。

    [2011-09-06 02:17:40.173 01640 info 'App'] [Vpxd::ServerApp::Init:758] Calling:VpxdCertificate_Load(gDB, CERTIFICATE_VMDBPATH )
    [2011-09-06 02:17:40.173 01640 info 'App'] [Vpxd::ServerApp::Init:759] Calling:VpxdVdb::Init(Vdb::GetInstance(), false, false)
    [2011-09-06 02:17:40.611 01640 error 'App'] [Vdb::LockRepositoryHelper] SQLExecDirect failed:428B3:-435
    [2011-09-06 02:17:40.626 01640 error 'App'] Unable to get exclusive access to VC repository.Please check if another VirtualCenter instance is running against the same database schema.
    [2011-09-06 02:17:40.626 01640 error 'App'] [Vpxd::ServerApp::Init] Init failed:VpxdVdb::Init(Vdb::GetInstance(), false, false)
    [2011-09-06 02:17:40.626 01640 error 'App'] Failed to intialize VMware VirtualCenter.Shutting down...
    [2011-09-06 02:17:40.626 01640 info 'App'] Forcing shutdown of VMware VirtualCenter now

    回避策:データベースのテーブル 「 VPX_SESSIONLOCK」 にあるデータを削除して、VMware VirtualCenter Server サービスを開始します。

  • vCenter Server インストールの自動実行ウィンドウで Agent のアップグレード前チェックのリンクをクリックするとエラーが発生する
    Agent のアップグレード前チェックを実行するには、必要なホストをスキャンするために vCenter Server データベースに接続する必要があり、また接続のために vCenter SSL 証明書ファイルが必要です。ファイルがデフォルトの場所で見つからなかった場合、次のエラー メッセージが表示される場合があります。

    構成ファイルのロードに失敗しました

    回避策:vCenter Server がインストールされているマシンで Agent のアップグレード前チェック ツールを実行します。

  • vCenter Server を vCenter Server 4.0 Update 4 にアップグレードしたあと、アップグレード前にパワーオフしたクラスタ内の ESX/ESXi ホストが、パワーオンしたときに自動的に再接続しない

    回避策:ESX ホストを手動で再接続します。

  • Guided Consolidation Service がアップグレード後に起動できない
    Guided Consolidation Service をアップグレードすると、次のようなエラー メッセージが表示されてアクセスできません。

    サーバ [サーバ名] はクライアントの要求を解釈できませんでした。リモート サーバは次のエラーを戻していました:(404) Not found

    このメッセージで [OK] をクリックすると、次のエラー メッセージが表示される可能性があります。

    Guided Consolidation Service は現在利用できません

    回避策:vCenter Server を終了し、VMware vCenter Collector Service を再起動します。

  • 「FK_VPX_EVENT_ARG_REF_EVENT is not a constraint」 というエラーで vCenter Server データベースのアップグレードに失敗する(KB 1013246)
  • VirtualCenter Server を vCenter Server 4.0 にアップグレードすると、ESX ホストおよび仮想マシンの概要パフォーマンス チャートが表示されない(KB 1013820)
  • vCenter へのアップグレード後に、過去 1 週間の統計 rollupvc40 SQL Server ジョブの実行が失敗する(KB 1014209)
  • vCenter Server 4.0 Update 4 にアップグレードしたあと、vCenter Server への [データベース接続の最大数] の設定が 10 にリセットされる
    デフォルトでは、vCenter Server が作成するデータベースの同時接続数は最大で 10 個です。vCenter Server 4.0 で [作成するデータベース接続の最大数] データベース設定を編集してこの値を変更し、そのあと vCenter Server 4.0 Update 4 へのアップグレードを実行すると、このアップグレードによって設定が 10 にリセットされます。

    回避策:アップデートしたあとで、必要に応じて [作成するデータベース接続の最大数] の値を変更します。

  • ESX ホストのアップグレードに失敗したあと、再度アップグレードを試行した場合、vSphere Host Update Utility によってエラーが表示される
    ホストのアップグレードに失敗したあと、[再試行] オプションを使用してアップグレードを再試行した場合、vSphere Host Update Utility によって次のエラーが表示されます。

    Upgrade Agent Error:1

    回避策:vSphere Host Update Utility を終了して再起動します。それから、ホストをアップグレードします。
  • VUM および Converter をアップグレードせずに、VirtualCenter 2.5 を vCenter Server 4.0 Update 4 にアップグレードする際の問題点
    VUM(VMware Update Manager)および VMware Converter をアップグレードせずに、VirtualCenter 2.5 を vCenter Server 4.0 Update 4 にアップグレードすると、次の問題が発生することがあります。
    • vCenter Server にログインしているときに、vSphere Client で [ SSL エラーが発生したため、要求に失敗しました] というエラー メッセージが表示される場合があります。 このメッセージの [OK] をクリックすると、[サーバがクライアントの要求を解釈できませんでした] というエラー メッセージが表示されることがあります。 このエラー メッセージの [OK] をクリックするとログインが成功する場合があります。
    • vCenter Server にログインしたあと、ESX ホストの [ハードウェアのステータス] タブと [ストレージ ビュー] タブが入れ替わって表示される場合があります。

    回避策:なし。VUM および Converter を含めたすべてのコンポーネントをアップグレードすると、この問題は発生しません。


  • vCenter Server システムのデータベース アップグレード ウィザードが、VirtualCenter 2.0.x から vCenter Server へのアップグレード中に、必要なディスク容量を過剰に算出する場合がある
    VirtualCenter 2.0.x から vCenter Server へのアップグレード中に、データベース アップグレード ウィザードが誤ったデータベース ディスク容量を算出することがあります。通常は、実際に必要な量よりも多い値が算出されます。

    回避策:なし。

  • vCenter Server へのアップグレード後に、vSphere Plug-in Manager で有効なものとして、互換性のないレガシー プラグインが表示される
    VMware Update Manager 1.0 または VMware Converter Enterprise for VirtualCenter 2.5 を使用して VirtualCenter 2.5 をインストールして、vCenter Server にアップグレードすると、vSphere Client Plug-in Manager にインストールされた有効なものとして、レガシー プラグインが表示されます。しかし、以前のバージョンのプラグイン モジュールは、vCenter Server とは互換性がありません。このような場合、プラグインは使用可能な場合もありますが、機能しません。

    回避策:VMware Update Manager を VMware vCenter Update Manager にアップグレードし、そして VMware Converter Enterprise を VMware vCenter Converter(vCenter Server 用)にアップグレードしてから、プラグインをインストールして有効にします。

  • vSphere Host Update Utility が ESX ホストへのネットワーク接続を失っている場合、ホストのアップグレードが機能しない場合がある
    vSphere Host Update Utility を使用して ESX/ESXi ホストのアップグレードを実行するとき、ホストへのネットワーク接続が失われていると、ホストが完全にはアップグレードされない場合があります。この場合、ユーティリティが停止するか、次のエラー メッセージが表示されます。

    ホストで互換性の確認の実行に失敗しました。

    回避策:ユーティリティを終了してネットワーク接続を回復してから、ユーティリティを再起動してアップグレードを再実行します。

  • vSphere Host Update Utility を使用して ESX ホストのアップグレードを行う場合、アップグレードが失敗する場合がある
    vSphere Host Update Utility を使用して ESX のアップグレードを行う場合、次のエラーでアップグレードが失敗する場合があります。

    アップグレード中にエラーが発生しました。アップグレード エージェントとの接続が失われました。

    アップグレードが 26 パーセント完了した時点で、この問題が発生します。サービス コンソールで、[ VMware ESX サーバ管理サービスを停止しています] と表示されてプロセスが停止します。

    回避策:リセット ボタンを押して ESX ホストを手動で再起動します。ESX のアップグレードが続行して正常に終了しますが、vSphere Host Update Utility では進行状況が表示されません。vSphere Host Update Utility で現在のホストのステータスを表示するには、[再試行] をクリックしてください。

  • VirtualCenter 2.0.2.x を vCenter Server にアップグレードすると、一部のスケジュール設定タスクの次回実行時間の値が保存されない
    VirtualCenter 2.0.2.x を vCenter Server にアップグレードすると、スケジュール設定タスクの 次回実行時間の値が保存されず、タスクが予期せず実行される場合があります。たとえば、毎日午前 10:00 にタスクが実行されるようスケジュール設定されている場合、アップグレード後は午前 11:30 に実行される可能性があります。

    この問題は、VirtualCenter 2.0.2.x と vCenter Server で次回実行時間の計算方法が異なるために発生します。次の条件を満たしている場合のみ、このような動作が発生します。

    • タスクを最初にスケジュール設定してから実行時間を編集したスケジュール設定タスクがあり、 次回実行時間が最初と異なっている。
    • 新しくスケジュール設定した 次回実行時間にまだなっていない。

    回避策:次の手順を実行してください。

    1. スケジュール設定した 次回実行時間でタスクが実行されてから、アップグレードを行います。
    2. vCenter 2.0.x を vCenter Server にアップグレードしたあと、スケジュール設定タスクを編集して保存します。この処理では、タスクの 次回実行時間を再計算して、正しい値を算出します。

  • アップグレード後にパフォーマンス チャートを開こうとすると、エラー メッセージが表示される
    Microsoft SQL Express エディション データベースを使用してアップグレードを実行したあとでパフォーマンス チャートを開こうとすると、vSphere Client によってエラー メッセージ [ Perf Charts サービスに内部エラーが発生しました] が表示されます。これは、データベースの設定を変更したあとで、データベース サービスを再起動していないために発生します。

    回避策:次の手順を実行してください。

    1. Windows の VMware VirtualCenter Server サービスを停止します。
    2. データベース サービスを再起動します。
    3. VMware VirtualCenter Server サービスを起動します。
    4. 新しい vSphere Client インスタンスを開き、vCenter Server にログインします。
  • Oracle 10gR2 の一部のユーザー権限を使用して vCenter Server をアップグレードすると失敗する
    VirtualCenter Server 2.x を vCenter Server にアップグレードする場合、データベース(Oracle 10gR2)に connect、create view、create any sequence、create any table、および execute on dbms_lock 権限があると、データベースのアップグレードは失敗します。 VCDatabaseUpgrade.log ファイルに次のエラーが表示されます。

    エラー:Failed to execute SQL procedure.例外が発生しました。ERROR [HY000] [Oracle][ODBC][Ora]ORA-01536:space quota exceeded for tablespace 'USERS'

    回避策:データベース管理者として、ユーザー テーブル領域を拡大するか、アップグレードを行うユーザーに unlimited tablespace 権限を付与します。

ライセンス

  • vCenter Server への追加に失敗した単一のサーバ ライセンスを持つホストは、その後のホスト追加処理中にライセンスを修正するオプションが表示されない
    単一のサーバ ライセンスで構成された ESX または ESXi ホストをライセンス供与されている vCenter Server に追加しようとすると、そのホストを追加できないことを示すエラー メッセージが vCenter Server に表示されます。

    回避策:接続されていないホストを削除し、複数のサーバ ライセンスで再度追加します。

  • スクリプト インストールまたは対話型インストール中に一部のライセンスがインストールされると仮想マシンをパワーオンできない
    ESX/ESXi のインストール時に、ハードウェアのライセンスのシリアル番号が正しくないと、ライセンス エラーが発生します。この問題は、ライセンス キーのベンダーおよびリソース チェック検証がインストール時に行われないために発生します。ライセンスを lib/licensecheckで検証したあと、インストールされたシステムがそのライセンスによって与えられた制限内におさまっていることを確認する必要があります。しかし、インストーラはこの 2 つめのチェックを行いません。

    回避策:評価モードに切り替えて、ポータルから適切なライセンスを取得してください。

  • vSphere Client のライセンス ページにあるライセンス リストに購入したアドオン ライセンスが表示されない
    vSphere Client のライセンス ページで購入したライセンスを表示する場合、アドオン エディションの個々の製品ライン アイテムは表示されません。たとえば、vSphere 4.0 Update 1 Standard + vMotion、または vSphere 4.0 Update 1 Standard + vMotion + Data Recovery のライセンスを購入した場合、vSphere 4.0 Update 1 Standard ライセンスだけが表示されます。

    回避策:あるライセンス キーの製品機能およびアドオン機能を表示する場合は、次の手順を実行します。
    1. vSphere のホーム ページで、 [ライセンス] をクリックします。
    2. 上部右隅にある [vSphere ライセンスの管理] をクリックして、ライセンス ウィザードを起動します。
    3. 次へ をクリックして、ライセンスの割り当てページに進みます。
    4. ホストのライセンス キーにカーソルを移動して、使用可能な製品およびアドオン機能を参照します。

ネットワーク

  • 準拠しているホスト プロファイルに対してコンプライアンス チェックが失敗メッセージを返す
    vSphere Client の [ホスト プロファイルの編集] ペインで、[ネットワーク構成] - [vSwitch] にある特定の vSwitch( vSwitch0など)用の物理ネットワーク アダプタが、Mbps 単位での NIC の最低バンド幅に従って物理 NIC を選択するように構成されています。 このホスト プロファイルを基にしたホストのコンプライアンス チェックは、物理ネットワーク アダプタが最低バンド幅のホストにある場合でも、次のような失敗メッセージを返します。

      vSwitch vSwitch1 上の物理 NIC vmnic1 は帯域幅またはデュプレックスの基準と一致しません
      vSwitch vSwitch0 上の物理 NIC vmnic0 は帯域幅またはデュプレックスの基準と一致しません

    コンプライアンス チェックは、速度が NIC の最低バンド幅として指定した値よりも大きい物理ネットワーク アダプタを検索しようとするため失敗します。

    回避策:[Mbps 数での NIC の最小帯域幅] で、ホストの物理 NIC の速度よりも小さい値を指定します。 たとえば、値を 1000 でなく 999 に変更して、速度が 1000Mbps 以上の物理アダプタを選択できるようにします。

  • snmpwalk の実行時に VM-INFO MIB の VmwVmNetNum が Ethernet0 と表示される
    ESX/ESXi ホストの VM-INFO MIB に対して snmpwalk が実行される場合、VM-INFO MIB の VmwVmNetNum は、Network Adapter1 ではなく Ethernet0 と表示されます。一方、VM-INFO の説明の VmwVmNetNum の MOB URL は Network Adapter1 と表示されます。

    回避策:なし。

  • vDS を使用して構成された ESX/ESXi ホストを vCenter Server システムから削除すると、ホストのネットワーク状態に矛盾が生じる
    vDS を使用して構成された ESX/ESXi ホストを vCenter Server システムから削除すると、ホストは vDS に再接続できなくなります。ホストを vCenter Server システムに再度追加すると、次のような警告が表示されます。

    ホストのプロキシ スイッチ d5 6e 22 50 dd f2 94 7b-a6 1f b2 c2 e6 aa 0f bf に対応する分散仮想スイッチが、vCenter にないか、ホストを含んでいません。

    仮想マシンはそれぞれのポートで機能し続けますが、仮想マシンを新たにパワーオンすることはできません。このホストの vDS 設定は、vCenter Server システムに接続されている vSphere Client を使用して変更することはできません。

    回避策:次の手順を実行してください。

    1. vSphere Client を使用して、ESX/ESXi ホストに直接接続します。この回避策では、直接接続する必要があります。
    2. 各仮想マシンの設定を編集して、無効な vDS ポートから仮想マシンを 1 台づつ移行します。これにより、仮想マシンへのネットワーク接続が長時間切断されます。
    3. [ホスト] - [構成] - [ネットワーク] - [分散仮想スイッチ] の順に選択して、[削除] を選択します。
    4. vCenter Server システムに接続されている vSphere Client で、ホストのネットワーク設定を更新します。これでエラーはなくなります。
    5. 手動またはホスト プロファイルを使用して、ホストを再び vDS に追加します。
    6. vDS を右クリックして [仮想マシン ネットワークの移行] を選択することにより、vDS の各ポートまたはポート グループに仮想マシンを再度移行します。この処理でも、仮想マシンへのネットワーク接続が切断されます。

ストレージ

  • RDM の LUN 番号の変更後に vCenter Server で RDM を開くことができない
    VMware では、ターゲット内の LUN 番号(位置)の変更をサポートしていません。LUN 番号を変更すると、vCenter Server では、その LUN 上に構築される RDM を開くことができません。Raw デバイス マッピング ファイル(RDM)は、VMFS データストアに格納されており、LUN を参照します。LUN 番号は、ターゲット内の LUN の位置を示します。この番号(位置)が変更されると、RDM ファイルの vml 識別子(vml_ID)も変更されます。たとえば、VMFS データストアを切断して、それらを別の順序で再接続することはできません。この場合、LUN の ID が変更されるため、その LUN にアクセスできなくなり、vCenter Server では仮想マシンがパワーオンできません。vSphere Client では、下位互換性を確保するために vml_ID を使用します。

    回避策:RDM を削除して再作成します。これにより、LUN が認識できる新しい vml_ID が生成されます。

  • Storage vMotion の実行中に ESX/ESXi ホストが停止または再起動した場合、操作が失敗して仮想マシンが親なし状態になる場合がある
    Storage vMotion の実行中にホストが停止または再起動した場合、vMotion 操作が失敗することがあります。ホストの起動後に vSphere インベントリで親なし状態になると、ターゲット仮想マシンの仮想ディスクが表示される場合があります。通常は、ホストをシャットダウンする前に仮想マシンの状態が保存されます。

    仮想マシンが親なし状態で表示されない場合、ターゲットの VMDK ファイルが存在するか確認してください。

    回避策:親なし状態のターゲット仮想マシンを vSphere のインベントリから手動で削除できます。親なし状態のターゲット ディスクがデータストア上にある場合、見つけて削除してください。

  • Storage vMotion を使用して仮想マシンをソース ボリュームに戻すと、ディスク領域不足のエラーが発生することがある
    Storage vMotion を使用して仮想マシンを別のデータストアに移動したあと、ソースのボリュームに戻すと、ソース データストアのサイズが vSphere Client で即座に更新されず、エラーとなります。

    回避策:vSphere Client でデータストアを更新します。レポートされたデータストアのサイズが 1 回で変わらない場合、30 分待ってから再度更新してください。

  • NFS ボリュームの Storage vMotion が NFS サーバのディスク フォーマットに置き換わってしまうことがある
    Storage vMotion を使用して仮想ディスクを NFS ボリュームに移行したり、NFS ボリュームが関連する別の仮想マシンのプロビジョニングを実行したりすると、ターゲットの NFS ボリュームが存在する NFS サーバによってディスク フォーマットが指定されます。これにより、[ディスクのフォーマット] メニューでの選択が置き換えられます。

    回避策:なし。

  • Storage vMotion はソース RDM のターゲット NFS ボリュームへの変換をサポートしていない
    NFS ボリューム上でディスクをフラット フォーマットまたはスパース フォーマットに変換すると、仮想モードの RDM でディスク オンリーの Storage vMotion が失敗します。

    回避策:次の手順を実行し、仮想モード RDM を NFS ボリュームに移行します。
    1. SAN、ローカル、または iSCSI ボリュームを一時的に使用して、Storage vMotion で RDM の仮想マシン ディスクをフラットまたはスパースのディスク タイプに変換します。
    2. 再度 Storage VMotion で、変換後のディスクを SAN、ローカル、または iSCSI ボリュームから NFS ボリュームに戻します。

バックアップ

  • ESX/ESXi 3.5 ホストから ESX/ESXi 4.0 Update 1 ホストへスナップショットのある仮想マシンをコールド移行すると、スナップショットへの復帰が動作しないことがある
    スナップショットのある仮想マシンを ESX/ESXi 3.5 ホストから ESX/ESXi 4.0 Update 1 ホストへコールド移行できます。ただし、移行後のスナップショットへの復帰は動作しないことがあります。

    回避策:なし。

  • VMware Consolidated Backup(VCB)でフォールト トレランスがサポートされない
    FT が有効な仮想マシンで VCB バックアップを実行すると、プライマリ仮想マシンおよびセカンダリ仮想マシンの両方がパワーオフされ、仮想マシンが使えなくなることがあります。

    回避策:なし。

サーバ構成

  • 物理 NIC 構成をオート ネゴシエーションに設定するホスト プロファイルを、オート ネゴシエーションをサポートしていないホストに適用できない
    物理 NIC でオート ネゴシエーションを実行するように設定されているホスト プロファイルを、オート ネゴシエーションをサポートしていないホストに適用すると、次のようなメッセージで処理が失敗する場合があります。

    ホスト構成中のエラー:入出力エラー:入出力エラー

    回避策:なし

  • vSphere Client で詳細構成オプションの使用時にホスト プロファイルのコンプライアンスが間違って報告される
    vSphere Client で、ホスト プロファイルの詳細構成オプションを編集し、このプロファイルに対するホストのコンプライアンス チェックを実行すると、ホストが準拠していないときに準拠していると間違って報告される場合があります。 また、ホスト プロファイルをホストに適用するときに、[詳細構成オプション ] - [詳細オプション ]で行なった構成の変更が vSphere Client で報告されず、ホストに適用できる変更はないと間違って認識されます。

    回避策:コンプライアンス チェックが準拠していないことを正しく報告するための回避策はありません。ただし、UI で構成の変更が報告されていなくても、[適用] をクリックして、プロファイルの詳細オプションの変更をホストに適用できます。

  • vmware_hostd の再起動時に SNMP PowerOn トラップが生成される
    vmware_hostd を再起動すると、デフォルトでは Warm Start トラップ メッセージのみが生成されます。しかし、ホストで実行されているすべての仮想マシンについて、PowerOn トラップ メッセージも生成されます。

    回避策:なし。PowerOn トラップ メッセージは無視してかまいません。

  • ESX/ESXi ホスト サーバのコンポーネントの健全性ステータスが [ハードウェア ステータス] タブに表示されない
    SFCB 構成ファイル( sfcb.cfg)の HTTPS ポート番号をデフォルト以外に変更して SFCB(CIM)サーバを再起動した場合、ESX/ESXi ホスト サーバのコンポーネントの健全性ステータスが [ハードウェアのステータス] タブに表示されません。 この動作は ESX/ESXi ホストに直接ログインし、[構成] タブをクリックして健全性ステータスを表示した場合にも見られます。 サーバ コンポーネントのステータス情報は表示されません。この問題は、vCenter Server と SFCB サーバが異なるポートで通信しているために発生します。

    回避策:SFCB サーバがデフォルトのポート経由でのみ通信するようにしてください。

  • vCenter Server のシステム名を変更したあと、vCenter サービスのステータスとハードウェアのステータスが表示されない
    vCenter Server 4.0 から vCenter Server 4.0 Update 4 へのアップグレード、または vCenter Server 4.0 Update 4 のインストールを実行したあと vCenter Server インストールのシステム名を変更すると、vCenter サービスのステータスとハードウェアのステータスが表示されなくなる場合があります。

    回避策:vCenter Server がインストールされているシステムの名前を変更するとき、vSphere Client の次の場所にあるシステム名も変更する必要があります。

    • [管理] - [vCenter Server 設定] - [ランタイム設定] にある vCenter Server 名を変更する
    • [管理] - [vCenter Server 設定] - [詳細設定] にあるキー VirtualCenter.VimApiUrlおよび VirtualCenter.VimWebServicesUrlの URL を新しいシステム名に置き換える

vCenter、vSphere Client、および vSphere Web Access

  • vSphere Client 4.0 または 4.1 からリンク モードの vCenter Server への接続に失敗し、エラー メッセージが表示される
    vCenter Server 4.0 Update と 4.1 など、バージョンが異なる 3 つ以上の vCenter Server をリンク モード グループに追加した場合、vSphere Client 4.0 または 4.1 から vCenter Server に接続できない場合があります。vSphere Client に次のエラー メッセージが表示されます。

    次の vCenter Server(s) xyz.servername.com と通信の問題があります:サーバで認証できません

    回避策:vSphere Client を最新のバージョンにアップグレードして、リンク モード グループに属している vCenter Server システムに接続します。これにより、リンクされているすべての vCenter Server システムのインベントリを表示および管理できます。

  • ストレージ管理サービス(SMS)が、カスタム証明書を使用してインストールされた vCenter Server で機能しない
    カスタム証明書を使用して vCenter Server をインストールすると、仮想マシンまたは ESX ホストの [ストレージ ビュー] タブに次のエラーメッセージが表示されます。

    ストレージ サービスが初期化されていません。あとで操作をやり直してください。 vpxd サービスへの接続に失敗しました。

    ユーザーの認証情報を認証できませんでした。

    この問題は次のように回避します。

    1. VirtualCenter Server サービスを停止します。
    2. 次の場所にある rui.crtファイルの BEGIN CERTIFICATEの前および END CERTIFICATEのあとの文字列を削除します: C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\VMware\VMware VirtualCenter\SSL
    3. VMware VirtualCenter Server サービスを開始し、そのあと VMware VirtualCenter Server Management Webservices サービスを開始します。

    :これらのサービスを開始したあと、SMS ビューおよびストレージ ビューが機能し始めるまでに数分かかることがあります。

  • vCenter Server で、データストア上のプロビジョニング済み領域の値が誤って表示される
    仮想マシンをパワーオンまたはパワーオフしたあとすぐにデータストアの表示を更新すると、vCenter Server で、データストア上のプロビジョニング済み領域の値が誤って表示されます。

    回避策:なし
  • vSphere Client の [タスクおよびイベント] でページ サイズを編集すると、エラー メッセージが表示されることがある
    同じシステム上で動作している vCenter Server に接続する vSphere Client で、[編集] - [クライアント設定] - [リスト] にある [タスクおよびイベント] の [ページ サイズ] オプションを変更すると、[タスクおよびイベント] ページに、エンティティが初期化されていないことと、オブジェクト参照が設定されていないことに関する 2 つのエラー メッセージが表示されることがあります。 ただし、ページ サイズは指定した値に正しく設定されます。これらのエラーは、vSphere Client および vCenter Server が別々のシステムで動作している場合は表示されません。

    回避策:なし。これらのエラー メッセージは無視してかまいません。 [OK] をクリックして作業中のタスクを続行します。
  • 仮想マシンの OverallStatus 値の不一致
    VirtualMachineSummaryデータ オブジェクトを使用すると、vCenter Server で仮想マシンの OverallStatusプロパティの正しい値が取得されます。ただし、 HostConnectInfo.VM.OverallStatusデータ オブジェクトを使用して OverallStatusを確認すると、vCenter Server からは異なる値が返されます。

    回避策:仮想マシンの OverallStatusプロパティの値を取得するには VirtualMachineSummaryデータ オブジェクトを使用します。 HostConnectInfo.VM.OverallStatusデータ オブジェクトを使用した場合に返される値は無視してもかまいません。
  • ホストのパフォーマンス チャートの統計情報が印刷されない
    vSphere Client で、[パフォーマンス] タブの [詳細] ページからチャートを印刷するときに、チャートの統計情報が印刷されない場合があります。

    回避策:なし。

  • vCenter Server の [ハードウェア ステータス] タブで、プロセッサ以外のデバイスがプロセッサとして表示される
    vCenter Server の [ハードウェア ステータス] タブで、vFlash、ディスク ドライブ ベイ、内蔵デュアル SD モジュール(IDSM)などのデバイスが [センサー] 情報ページで間違ってプロセッサとして表示される場合があります。 この問題は、ESX/ESXi 4.0.x には影響を与えません。

    回避策:なし。

  • アラームの状態が正常に戻ったあとも、vCenter Server のアラーム アクションが繰り返し起動する
    vCenter Server の一部のイベントと状態に基づくアラーム アクションは、アラート ステータスが緑色(正常)に戻ったあとも繰り返し起動します。

    回避策:赤色から黄色、および黄色から緑色へのアラート レベルの遷移に従って起動されるアラームに対し、繰り返しのアクションを設定しないでください。

  • vSphere Client のビデオ カードの設定を変更できない
    vSphere Client で、仮想マシンのプロパティを編集してビデオ カードの [モニタの最大数] を増加すると、設定がデフォルト値の 1 に戻ります。

    回避策:複数ディスプレイの基本サポートを利用するには、 .vmxファイルに手動で設定を追加できます。たとえば、2 台のモニタをエミュレートするには、仮想マシンの .vmxファイルに設定 svga.numDisplays="2"を追加します。

  • vSphere Client で、選択したパフォーマンス メトリックのうち 1 つのパフォーマンス データだけがエクスポートされる
    ESX ホストのパフォーマンス データをエクスポートする場合、積み重ねグラフ(仮想マシンごと)のチャート オプションで複数のメトリックを選択すると、最初に選択されたメトリックのデータだけが .xlsファイルで報告されます。

    回避策:積み重ねグラフ(仮想マシン単位)チャートのパフォーマンス データは、メトリックごとにエクスポートします。
  • vCenter Server に接続されている vCenter Client データストア ブラウザで .vmx ファイルまたは .nvram ファイルをダウンロードできない
    vCenter Server に接続されている vCenter Client データストア ブラウザで、共有ストレージ上にあるパワーオン状態の仮想マシンの .vmxまたは .nvramファイルをダウンロードできず、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

    put メッセージを予期。取得:エラー

    回避策:詳細については、KB 1019286 を参照してください。

  • 概要パフォーマンス ページのストレージ パフォーマンス グラフが正しく表示されない
    vSphere Client で、[データストア] - [パフォーマンス] にある [使用済みの容量 (GB 単位)(上位 10)] のグラフに、過去 1 か月または 1 年の統計情報が正しく表示されない場合があります。

    回避策:なし。

  • vSphere Client の [サマリ] タブで、64 ビットの FreeBSD ゲストについて誤ったゲスト OS 識別子が表示される
    vSphere Client の [サマリ] タブで、64 ビットの FreeBSD ゲスト OS が間違って FreeBSD(32 ビット)と表示されることがあります。

    回避策:なし。

  • VMware VirtualCenter Management Webservices(vws)で、vCenter サービスの健全性ステータス データを取得できない
    名前が vws から始まるマシンに vCenter Server 4.0 をインストールしたあとで、vCenter Server の健全性ステータス データが表示されない場合があります。次のようなエラー メッセージが vws.logに記録されることがあります。

    [2010-01-31 17:51:56,165 Thread-30 ERROR 'com.vmware.vim.health.impl.ComponentSpec'] Error while trying to login to https://vws/Login java.net.UnknownHostException:vws

    回避策:vCenter Server は、名前が vws で始まらないマシンにインストールするようにします。

  • [権限の追加] ウィザードを使用してユーザーおよびグループを大規模環境で検索すると、エラーまたは不完全な結果が表示される
    [権限の追加] ウィンドウでユーザーとグループを検索すると、大規模な環境ではタイムアウトになります。

    この問題は vCenter Server 4.0 以降では、検索属性を関連タイプとグループ化することで軽減されます。
  • vCenter Server を DE ロケールにインストールしたあとの DB2 データベースの問題(KB 1021971)
  • DB2 データベースを使用する 32 ビットまたは 64 ビットの Microsoft Windows Server 2003 にインストールされた DE ロケールの vCenter Server に関するパフォーマンス チャート問題(KB 1022019)
  • パフォーマンス チャートの概要から vSphere データベース サーバへの接続の問題(KB 1012812)
  • Windows Server 7 にインストールされている vSphere Client 4.0 Update 1 が、VirtualCenter Server バージョン 2.x および 2.5.x への接続に失敗する

    回避策:なし。Windows Server 7 は VirtualCenter Server バージョン 2.x および 2.5.x をサポートしていません。
  • vSphere Client の [パフォーマンス] タブに表示されるネットワーク データが正しくない
    [パフォーマンス] タブの [詳細] ページで、vSphere Client が仮想マシンのネットワーク トラフィックのデータを誤って表示する場合があります。

    回避策:サービス コンソールで esxtopコマンドを実行し、ネットワーク データで < n> キーを押します。ESXi を使用している場合は、Linux にインストールされている vSphere CLI からコマンド resxtop –server <サーバ IP>を実行し、ネットワーク データで < n> キーを押します。Windows vSphere CLI はコマンド resxtopをサポートしていません。
  • リモート DB2 データベースを使用する vCenter Server にログインするときにカスタム ポートが検出されない
    リモート DB2 データベースを vCenter Server で使用しているときに HTTPS および HTTP ポート(それぞれのデフォルトは 443 および 80)をカスタマイズすると、カスタム ポートが検出されず、vCenter Server がデフォルト ポートで待機し続けます。その結果、vSphere Client へのログインに失敗し、次のエラーが表示されます。

    vSphere Client は vCenter Server[host name] と接続できません。
    詳細:接続障害が発生しました(リモート サーバに接続できません)

    localhostとデフォルト ポート(443)を使用して vCenter Server にログインできる場合があります。ログイン後、vCenter の [健全性ステータス] に次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。

    健全性データを https://host name:<カスタム HTTPS ポート>/vpxdhealth から取得できません
    健全性データを http://localhost:<カスタム HTTP ポート>/sms/smService-web から取得できません

    回避策:ポートの値をカスタマイズします。vSphere Client の [管理] - [vCenter Server 設定] - [ポート] で、HTTP - <カスタム ポート>] および HTTPS – <カスタム ポート>をカスタマイズします。 これにより、確実にデータベースがこの値に更新されます。vCenter Server サービスを再起動します。

  • クラスタまたはリソース プールの概要パフォーマンス チャートが表示されない場合がある(KB 1013829)
  • vCenter をインストールしたあと、Web Access サービスの起動が失敗する
    vCenter をインストールしたあと、VMware VirtualCenter Management Webservices の起動が失敗します。次のようなエラー メッセージが、 C:\VMware\Infrastructure\tomcat\logsにある Tomcat サービスのログに記載されることがあります。

    [2009-07-22 20:05:25] [info] Procrun (2.0.4.0) started
    [2009-07-22 20:05:25] [info] Running Service...
    [2009-07-22 20:05:25] [info] Starting service...
    [2009-07-22 20:05:25] [174 javajni.c] [error] The specified module could not be found.
    [2009-07-22 20:05:25] [994 prunsrv.c] [error] Failed creating java C:\VMware\Infrastructure\jre\\bin\server\jvm.dllagement services.
    [2009-07-22 20:05:25] [1269 prunsrv.c] [error] ServiceStart returned 1
    [2009-07-22 20:05:25] [info] Run service finished.
    [2009-07-22 20:05:25] [info] Procrun finished.

    回避策:[スタート] - [すべてのプログラム] - [VMware] - [VMware Tomcat ] - [Configure Tomcat] の順にクリックします。 表示されたウィンドウで [Java] をクリックし、[Java Virtual] のテキスト ボックスのパスが、vCenter のインストール時にインストールした JRE の場所を示していることを確認します。 [適用] をクリックして、[OK] をクリックします。 Web Access サービスが正常に起動します。

  • [vCenter サービス ステータス] に、ロケール検出の例外エラーが表示される
    vSphere Client から vCenter Server にログインし、[管理] - [vCenter サービス ステータス] の順に移動すると、[vCenter サービス ステータス ] に [ Unexpected exception in locale detection, using default:[object Error](ロケールの検出で予期しない例外が発生しました。デフォルトを使用します:[オブジェクト エラー])] というエラー メッセージが表示される場合があります。このメッセージに対して [OK ] をクリックすると、[ このページのスクリプトでエラーが発生しました] という Internet Explorer のスクリプト エラーが記載されたダイアログ ボックスが表示されることがあります。ダイアログ ボックスで [はい] をクリックすると、[vCenter サービス ステータス] 画面に何も表示されなくなります。 空の画面を右クリックして、 [最新の情報に更新] を選択すると、vCenter サービスのステータスが正常に表示されます。

    注:場合によっては、繰り返し [はい] をクリックしても、Internet Explorer のスクリプト エラーが再度表示されるだけで、空の画面が表示されないこともあります。 この場合、タスク マネージャで vSphere Client アプリケーションを終了し、再度ログインします。

  • vSphere Client がアップグレード後に再起動を要求する
    vSphere Client 4.0 から vSphere Client 4.0 Update 1 にアップグレードしたあと、vSphere Client がシステムの再起動を要求する場合があります。

    回避策:なし。

  • 仮想マシンのコンソール領域で複数回クリックすると、IE 7 および IE 8 ブラウザが機能しなくなる
    Windows Server 2008 システムで vSphere Web Access を使用して vCenter Server にログインしている場合、仮想マシンのコンソール領域で複数回クリックすると、IE 7 および IE 8 ブラウザが機能しなくなる場合があります。

    回避策:ブラウザを再起動します。

  • 使用中の仮想マシンの仮想スイッチを削除すると、エラー メッセージが表示される場合がある
    パワーオン状態の仮想マシンで使用中の仮想スイッチを削除しようとすると、エラー メッセージが表示されます。警告メッセージは、仮想スイッチが使用中で削除できないことを警告します。このような場合に仮想スイッチを削除すると、仮想マシンが使用できなくなる可能性があります。

  • 仮想プロセッサの数を増やすと、vSphere Web Access で仮想マシンの CPU 速度が正しく表示されない
    vSphere Web Access で、仮想マシンの CPU の数を増やすと、その仮想マシンの [概要] タブの [パフォーマンス] セクションに、CPU 速度の情報が正しく表示されません。 たとえば、仮想マシンの CPU の数を 1 CPU(クロック速度は 1.559Mhz)から 2 CPU に増やすと、vSphere Web Access では CPU の数とそれらのクロック速度が 2 x 1.559Mhz と表示されるはずです。しかし、クロック速度は正しく表示されず、3.117 になります。これは 1.559 に 2 を乗算した値です。

    回避策:なし。

  • vSphere Web Access を使用して vCenter Server に接続する場合、仮想マシンの作成時に仮想マシン名に特殊文字を使用するとエラーが発生する
    vSphere Web Access を使用して vCenter Server に接続する場合、仮想マシンの作成時に、"|\'{}[]-*^&@#!`~ などの特殊文字を仮想マシン名に使用すると、次のエラーが表示されます。

    RuntimeFault:一般的なシステム エラーが発生しました。

    回避策:なし。
  • DPM(Distributed Power Management)によってホストがスタンバイ モードにされたあとや、ホストがメンテナンス モードの場合は、共有ストレージに保存されている仮想マシン テンプレートを使用できなくなる
    vSphere Client は、仮想マシン テンプレートを特定のホストに関連付けます。仮想マシン テンプレートを保存しているホストが DPM によってスタンバイ モードにされるか、またはメンテナンス モードになると、vSphere Client でテンプレートが無効になります。この動作は、テンプレートが共有ストレージに保存されている場合でも発生します。

    回避策:仮想マシン テンプレートを保存するホストで DPM を無効にします。ホストがメンテナンス モードの場合は、テンプレートが保存されているデータストアへのアクセス権を持つ、メンテナンス モードやスタンバイ モードでない別のホストでデータストア ブラウザを使用して、仮想マシン テンプレートを探します。見つかったテンプレートを使用して仮想マシンをプロビジョニングできます。

  • vCenter Server を再起動すると、インベントリ オブジェクトの無効なアラームが有効になる
    ホスト、仮想マシン、データストアなどのインベントリ オブジェクトのアラームが vCenter Server で無効な場合に vCenter Server を再起動すると、再起動の完了後にアラームが有効になります。

    回避策:vCenter Server の再起動時に、適切なインベントリ オブジェクトでアラームを無効にします。

  • vCenter Server インベントリが多い場合、すべての vCenter Server システムのインベントリを全部展開した状態でリンク モードの vSphere Client を開くと、vSphere Client が数分間応答しなくなることがある
    すべて展開した vSphere Client インベントリでは、クラスタおよびデータ センターが展開されています。インベントリをすべて展開したあとに vSphere Client を閉じると、次回それを開くときに、展開されたインベントリ ビューがロードされます。この結果、vSphere Client が数分間応答しなくなることがあります。その時間は vCenter Server システムの数および各 vCenter Server システムのインベントリ内のオブジェクトの数によって異なります。vSphere Client はすべてのインベントリ オブジェクトをロードしたあとに応答を開始します。

    回避策:リンク モード グループのインベントリで、各 vCenter Server システムのノードを展開しないでください。起動時に展開されたノードをロードすることを避けるために、vSphere Client を閉じる前にノードを折りたたみます。

  • vCenter Server システムがリンク モード グループに参加するときに、複数の SSL 警告メッセージが表示される
    複数の vCenter Server システムがリンク モード グループに参加し、かつ認証に SSL 証明書を使用していない場合、ログイン時に vSphere Client に複数の SSL 警告メッセージが表示されることがあります。

    回避策:各警告に個別に対処してください。[この証明書のエラーを自動的に無視] オプションを各ホストで選択します。 SSL 証明書を使用するように vCenter Server を構成する必要があります。

  • vSphere Client で、ホストの [サマリ] タブの [全般] セクションに表示される情報が正しくない
    負荷が重い状況下で、vSphere Client の右側のパネルが情報の更新に失敗して、[全般] セクションに正確でない情報が表示される場合があります。

    回避策:別のホストを選択したあと、最初のホストをもう一度選択することにより、vSphere Client を手動で更新する必要がある場合があります。
  • Guided Consolidation で vCenter Converter を実行中のシステムをインポートできない
    ソース システム(インポートされるシステム)で vCenter Converter が実行中の場合、Guided Consolidation のインポート処理が失敗します。Guided Consolidation はシステムをインポートし、ソース システムから vCenter Converter をアンインストールしようとします。インポート処理は成功しますが、Guided Consolidation が vCenter Converter をアンインストールしようとするときに次のエラーが表示されます。

    VMware Converter エージェントのインストールに失敗しました

    回避策:Guided Consolidation を使用してインポートを行う前に、ソース システムから vCenter Converter をアンインストールします。

  • vSphere Client の [ロール] メニューに、リンク モード グループにあるすべての vCenter Server システムのロールの割り当てが表示されない
    リンク モード グループ内のリモート vCenter Server システムでロールを作成したとき、加えた変更はグループ内のすべてのほかの vCenter Server システムにプロパゲートされます。しかし、ロールに関連付けられた権限を持つシステムでのみ、そのロールが割り当て済みとして表示されます。ロールを削除した場合、処理中には、現在選択されている vCenter Server システムでロースのステータスがチェックされるだけです。しかし、リンク モード グループ内のすべての vCenter Server システムからロールは削除され、そのロールがほかのサーバ上で使用中の可能性があるという警告が表示されることはありません。

    回避策:vCenter Server システムからロールを削除する前に、ほかの vCenter Server システム全体にわたってそのロールが使用されていないことを確認します。ロールが使用中かどうかを確認するには、[ロール] 表示に移動し、ナビゲーション バーを使用してグループ内の各 vCenter Server システムを選択します。選択した vCenter Server システムでのロールの使用状況が表示されます。

    ユーザーおよびグループに関するベスト プラクティス、およびリンク モードの vCenter Server グループのためのロール設定の詳細については、『 vSphere 基本システム管理』 を参照してください。

  • VMware Guided Consolidation を使用してマシンを解析するとネットワークの問題やエラーが発生することがある
    大量のマシンを Guided Consolidation で解析すると、Guided Consolidation の vCenter Collector Provider サービス コンポーネントが、Guided Consolidation がインストールされているオペレーティング システムによって、ウィルスまたはワームと誤認される可能性があります。これは、無効な IP アドレスを持つ、または名前解決に問題がある大量のマシンを解析処理する場合に発生します。この結果、ネットワークにボトルネックが発生し、エラー メッセージが表示されます。

    回避策:到達できない場合はマシンを解析対象に加えないでください。マシンを名前で追加するときには、NetBIOS 名が解決可能かつ到達可能であることを確認してください。マシンを IP アドレスで追加するときには、それが固定 IP アドレスであることを確認してください。
  • [ストレージ ビュー] タブの [レポート] ビューのツールバーを非表示にしたあと再表示できない
    [ストレージ ビュー] タブの [レポート] ビューにはツールバーがあり、それにはオブジェクト フィルタ メニューおよび検索フィールドが含まれています。 これらのコントロールを使用すると、オブジェクト タイプ、ストレージ属性およびキーワードに基づいてレポート テーブルをフィルタ表示できます。ツールバーの右クリック メニューから [非表示] を選択してツールバーを非表示にすると、これを再表示する機能がありません。

    回避策:vSphere Client を閉じてから再度開きます。

  • Windows コマンド プロンプトで vctomcat Web サービスを起動または停止するとエラー メッセージが表示されることがある
    Windows オペレーティング システムで、 net start および net stop コマンドを使用して vctomcat Web サービスを起動または停止すると、次のエラー メッセージが表示されることがあります。

    サービスが制御機能に応答しません。
    NET HELPMSG 2186 と入力すると、より詳しい説明が得られます。

    回避策:このエラー メッセージは無視してかまいません。このエラー メッセージを表示しないようにするには、レジストリを変更してサービス コントロール マネージャ(SCM)のデフォルトのタイムアウト値を増やします。詳細については、次のナレッジ ベース記事を参照してください: http://support.microsoft.com/kb/922918

  • vCenter Server で、同一の ESX/ESXi システムを異なる 2 つの IPv6 アドレスを使用して 2 回追加できる
    ESX/ESXi システムを vCenter インベントリに追加する場合で、そのシステムが、異なる IP アドレスですでに vCenter によって管理されている場合、vCenter Server はその問題を検出しません。ESX/ESXi システムは、新しい IP アドレスでインベントリに表示されます。この場合のステータスは切断状態と表示されます。古い IP アドレスを使用する ESX/ESXi システムへの接続はアクティブのままです。

    回避策:同一の ESX/ESXi システムを 2 回追加しないでください。

  • システムに仮想ネットワーク アダプタがある場合、Guided Consolidation が、システム用の NIC の数を物理 NIC の数よりも多く算出することがある
    Guided Consolidation によって算出されるシステム用の NIC の数は、システムに仮想ネットワーク アダプタがある場合は物理 NIC より大きくなることがあります。この場合、[統合の計画] の段階で次のような警告が表示されることがあります:[ホストには必要な数量の仮想マシン ネットワークがありません。統合によって、物理コンピュータの複数のネットワークが 1 つの仮想マシン ネットワークにマッピングされます]。これは、仮想 NIC を持つすべてのマシン(たとえば、あらゆる仮想マシン、および VMware Workstation やほかの管理対象仮想プラットフォームを実行しているあらゆる(物理または仮想)マシン)で起こります。

    回避策:回避策は必要ありません。警告は無視してかまいません。

  • 仮想マシンに 2 つ目の仮想ディスクを追加するとエラー メッセージが表示される
    たとえば、ESX/ESXi 4.0 に接続されている Web Access を使用して、デフォルトのオプションで仮想マシンを作成する場合、vSphere Web Access から ESX/ESXi ホストを管理している vCenter Server に接続し、[新規仮想ディスクを作成する] オプションで同一の仮想マシンに 2 つ目の仮想ディスクを追加すると、[ 指定されたファイルはすでにサーバに存在します] というエラーが表示されます。

    回避策:vSphere Client を使用して vCenter Server に接続し、仮想マシンに 2 つ目の仮想ディスクを追加します。

  • [アダプタ タイプ] ドロップダウン メニューに SUSE Enterprise Linux を実行している仮想マシンの vmxnet3 オプションがない
    ゲスト OS のタイプとして SLES が選択されており、SLES 10 または SLES 11 を実行している仮想マシンでは、[アダプタ タイプ] ドロップダウン メニューに vmxnet3 が含まれていません。 この問題は、ESX Server 3.x から ESX 4.x に移行された仮想マシンで多くみられますが、そのほかの状況でも発生する場合があります。

    回避策:ゲスト OS のタイプを SLES から SLES10 または SLES11 に変更すると vmxnet3 オプションが使用できるようになります。
    1. 仮想マシンをパワーオフします。
    2. 仮想マシンを右クリックして 設定の編集 を選択します。
    3. [オプション] タブの [一般オプション] をクリックします。
    4. バージョンのフィールドで、[SLES10] または [SLES11] のいずれかを選択します。
  • vSphere Client が、物理イベントに関連付けられたセンサーを更新しない
    vSphere Client はセンサーのステータスを常に更新するわけではありません。電源装置の不良、冗長ディスクの取り外しなどの一部のイベントでは更新が発生します。シャーシ侵入、ファンの取り外しといったそのほかのイベントでは、センサーのステータスの更新は発生しません。

    回避策:なし。
  • vSphere Client が、新たにインストールした拡張機能を、インストール済みの拡張機能のリストに表示するのに予想以上に時間がかかる場合がある
    拡張機能のインストールの終了後、新たにインストールした拡張機能がインストール済みの拡張機能のリストに表示されるまでには 30 ~ 60 秒かかります。

    回避策:vSphere Client を再起動します。

  • mgmt-vmware の再起動で VMware Web Access が再起動されない
    mgmt-vmware サービスを再起動しても、VMware Web Access サービスは再起動されません。サービスはしばらくすると停止し、VMWare Web Access を使用して ESX ホストに接続できません。

    回避策:VMware Web Access サービスを手動で起動します。その方法は、ESX のサービス コンソールで次のコマンドを実行することです: service vmware-webAccess start

  • ESX のインストール完了後、Web Access サービスが起動しない
    Web Access を使用して ESX ホストに接続する場合、次のようなメッセージが表示されます。

    503 Service Unavailable(サービスを使用できません)

    理由は、ESX をインストールしたあと Web Access サービスは自動的に起動しないためです。

    回避策:ESX ホストで Web Access サービスを起動するには、次のコマンドを実行します: service vmware-webAccess start

  • Windows Server 2008 で UAC が有効になっていると、インストール後のリンク モード グループへの追加に成功しない
    Windows Server 2008 32 ビットまたは 64 ビット オペレーティング システムで、ユーザー アカウント制御(UAC)が有効になっている場合で、すでに vCenter Server が実行されているシステムのリンク モード グループにマシンを追加したとき、リンクは成功してエラーも発生しませんが、実際には成功していません。インベントリ リストには vCenter Server が 1 つだけ表示されます。

    回避策:次の手順を実行します。

    インストールのあと、次の手順を実行し、リンク モード グループに追加する前に UAC をオンにします。

    1. [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択して [ユーザー アカウント] ダイアログ ボックスを開きます。
    2. [ユーザーアカウント制御の有効化または無効化] をクリックします。
    3. [ユーザー アカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択解除し、 [OK] をクリックします。
    4. プロンプトが表示されたらマシンを再起動します。

    次の手順に従ってリンク モードの構成プロセスを開始します。

    1. [スタート] - [すべてのプログラム] - [VMware] - [vCenter Server リンク モードの構成] の順に選択します。
    2. 次へ をクリックします。
    3. [リンク モードの構成を変更] を選択し、 [次へ] をクリックします。
    4. [vCenter Server インスタンスを既存のリンク モード グループかその他のインスタンスに参加させます] をクリックし、 [次へ] をクリックします。
    5. サーバ名および LDAP ポート情報を入力し、 [次へ] をクリックします。
    6. [続行] をクリックしてインストールを完了させます。
    7. [完了] をクリックしてリンク プロセスを終えます。

    vCenter Servers の 1 つにログインし、サーバがリンクされていることを確認します。vCenter Servers がリンクされたら、次のようにして UAC をオンにします。

    1. [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択して [ユーザー アカウント] ダイアログ ボックスを開きます。
    2. [ユーザーアカウント制御の有効化または無効化] をクリックします。
    3. [ユーザー アカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択し、 [OK] をクリックします。
    4. プロンプトが表示されたらマシンを再起動します。

  • VMwareVCMSDS を削除できないことに関するエラー メッセージが status.txt に書き込まれて、2 つの vCenter Server インスタンスの追加に失敗する
    既存のスタンドアロンの vCenter Server インスタンスをリンク モード グループに参加させると、vCenter Server インストーラの実行に失敗します。この事態が発生すると、インストールを実行しているマシンで vCenter Server が起動しなくなります。また、LDAP 接続の問題を示すメッセージ、または LDAP サービスが到達不能であることを示すメッセージが <TEMP>/status.txt ファイルに書き込まれます。この場合の <TEMP> は Windows システムに定義された一時ディレクトリです。この問題を診断するには、 status.txt ファイルを開いて次のメッセージを探します。

    [2009-03-06 21:44:55 SEVERE] Operation "Join instance VMwareVCMSDS" failed:: Action:Join Instance
    Action:Removal of standalone instance
    Action:Remove Instance
    Problem:Removal of instance VMwareVCMSDS failed:The removal wizard was not able to remove all of the components.To complete removal, run "Adamuninstall.exe /i:<instance>" after resolving the following error:

    Folder '<vCenter Server installation directory>\VMwareVCMSDS' could not be deleted.
    The directory is not empty.

    回避策:次の手順を実行してください。

    1. 管理者レベルの権限のコマンド プロンプトで vCenter Server インストール ディレクトリに移動します。
    2. VMwareVCMSDS ディレクトリを削除します。
    3. jointool.bat recover と入力してローカルの LDAP インスタンスを回復します。

仮想マシンの管理

  • vApp 内で仮想マシンのクローンが作成されるときに VmBeingClonedEvent が生成されない
    vApp の外で仮想マシンのクローンを作成すると、vSphere Client でイベントが生成され、 VmBeingClonedEventレコードが vpxdログに記録されます。

    回避策:なし

  • 仮想マシン用のインストールの起動オプションが OVF にエクスポートされない
    インストールの起動オプションが有効になっている仮想マシンから OVF パッケージを作成する場合、このオプションはエクスポート中に無視されます。そのため、OVF 記述子は、インストール プロセスの情報を提供する InstallSection 要素を見つけることができません。OVF パッケージをデプロイすると、 InstallSection 要素は正しく解析されます。

    回避策:仮想マシンを OVF にエクスポートしたあとで、OVF 記述子に InstallSection のパラメータを手動で作成します。既存のマニフェスト( .mf)ファイルがある場合は、OVF 記述子の変更後にマニフェスト ファイルを再生成する必要があります。
    例: <InstallSection ovf:initialBootStopDelay="300"> <Info>Specifies that an install boot is needed.</Info> </InstallSection>
    InstallSection のパラメータを記述子に含めると、デプロイを完了するにはインストールの起動が必要であることがデプロイ処理に通知されます。 ovf:initialBootStopDelay 属性では、起動遅延を指定します。詳細については、OVF の仕様を参照してください。
  • 既存の SCSI ハード ディスクがある場合でも、ハードウェア バージョン 7 の仮想マシンに追加された IDE ハード ディスクがハード ディスク 1 として定義される
    ハード ディスク 1 として接続済みの SCSI ディスクを使用するハードウェア バージョン 7 の仮想マシンがある場合に、IDE ディスクを追加すると、仮想マシンではディスクの番号設定が変更されます。IDE ディスクはハード ディスク 1 として定義され、SCSI ディスクはハード ディスク 2 に変更されます。

    回避策:なし。ただし、いずれかのディスクを削除する場合は、ディスク番号だけを基準にしないでください。代わりに、ディスク タイプを参照して、適切なディスクを削除するようにしてください。

  • 仮想マシンのリンク クローンの差分ディスクの深さが、サポートされている深さである 32 より大きい場合、vCenter Server に障害が発生する
    仮想マシンのリンク クローンの差分ディスクの深さが、サポートされている深さである 32 より大きい場合は、vCenter Server に障害が発生し、次のエラー メッセージが表示されます。

    Win32 exception:Stack overflow(スタック オーバーフロー)

    そのようなインスタンスでは、ホストから仮想マシンを削除するか、または vCenter Server データベースをクリーンアップするまで vCenter Server を再起動できません。安全性を考慮して、vCenter Server データベースをクリーンアップするのではなく、ホストから仮想マシンを削除することを検討してください。

    回避策:次の手順を実行してください。

    1. ホストの vSphere Client にログインします。
    2. インベントリで仮想マシンのクローンに移動します。
    3. 仮想マシンを右クリックし、[ディスクから削除] を選択します。
    4. vCenter Server を再起動します。

    注:vCenter Server を再起動したあとで、vSphere Client インベントリに仮想マシンを表示して、仮想マシンのコンテキスト メニューで [インベントリから削除] オプションを無効にすると、vCenter データベースから仮想マシン エントリを手動で削除する必要があります。

  • CloneVM_Task を使用した読み取り専用仮想マシンのデプロイが失敗する
    vCenter Server で CloneVM_Task を使用して読み取り専用仮想マシンをデプロイすると、デプロイが VirtualCenter 2.5 および vCenter Server 4.0 で失敗する場合があります。たとえば、読み取り専用ディスクを持つ仮想マシン A が仮想マシン B にクローン作成され、仮想マシン B は仮想マシン C にクローン作成された場合、クローン作成操作が [ fault.CustomizationPending.summary] というエラー メッセージで失敗します。ただし、仮想マシン B が仮想マシン C にクローン作成される前にパワーオンされている場合は、クローン作成操作は正常に完了します。また、仮想マシンをクローン作成でカスタマイズしたあと、その仮想マシンをパワーオンしたときに、ゲストのカスタマイズ サイクルが一度だけ実行される場合があります。
    このような症状は、仮想マシンに VMware Tools がインストールされていない場合、または VMware Tools の古いバージョンが実行されている場合に発生します。

    回避策:

    1. [vSphere Client] - [管理] - [vCenter Server 設定] - [詳細設定] に移動します。
    2. 新しいキーを追加するか、既存のキー guestcust.always-use-vmountを変更して、値を true
      に設定します。これにより、読み取り専用仮想マシンのデプロイを続けて実行できるようになり、読み取り専用のディスクを持つ仮想マシンをパワーオンすると必ずゲストのカスタマイズ サイクルが実行されるようになります。

  • パススルー IDE モードを使用して、クライアント CD/DVD ドライブに接続できない
    vSphere Client で、 パススルー IDE モードを使用して、管理者権限を持たないユーザーとしてクライアント CD/DVD ドライブに接続すると、失敗する場合があります。

    回避策:管理者としてログインします。

vMotion および Storage vMotion

  • パワーオフ状態またはサスペンド状態のスナップショットを使用する ESX 3.x 仮想マシンをほかのデータストアに移行すると、ターゲットの仮想マシンが使用できなくなる場合がある
    パワーオフ状態またはサスペンド状態のスナップショットを使用する ESX 3.x 仮想マシンをほかのデータストアに移行しようとすると、次の警告メッセージが表示される場合があります。

    この仮想マシンはスナップショットが有効になっています。特定の条件下で、一部の仮想マシン ファイルがターゲット データストアに自動的にコピーされない場合があります。残りの仮想ディスク ファイルをソース データストアから手動でコピーするまで、この仮想マシンをパワーオンできません。詳細については、VMware ナレッジ ベースで 「3.x スナップショットの移行」 を選択してください。

    仮想マシンの移行が完了したあとで、仮想マシンをパワーオンしようとしたときに次のエラー メッセージが表示される場合があります。

    ファイル <指定がないファイル名> が見つかりませんでした

    回避策KB 1020709 を参照してください。

  • 異なるパッチ レベルにある ESX 3.5 ホスト間を仮想マシンが vMotion で移動できないことがある
    異なるパッチ レベルにある ESX 3.5 ホストが vCenter Server 4.0 で管理されていると、古い仮想マシンの VMX 設定が原因で、ESX 3.5 ホスト上の仮想マシンを別の ESX 3.5 ホストに移行できないことがあります。次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

    一般的なシステム エラーが発生しました:ターゲット ホストの製品バージョンが、現在仮想マシンで使用している 1 つ以上の CPU 機能をサポートしていません。CPUID レベル 0x80000001 レジスタ 「ecx」 で、この機能は 「1」 のビットで示されます。0000:0000:0000:0000:0000:000x:xxx0:x01x

    回避策:CPU 互換性テストを vCenter Server 4.0 で、無効にします。vCenter Server に接続されている vSphere Client で、次の手順を実行します。
    1. [管理] - [vCenter Server 設定] を選択します。
    2. [詳細設定] を選択します。
    3. キーとして 「 config.migrate.test.CpuCompatibleWithHost」 と入力し、値を false に設定して、[追加] をクリックします。
    4. 「OK」 をクリックします。
  • ESX 2.5.5 仮想マシンの vMotion のアップグレード時に、DRS が有効になっているクラスタにターゲット ESX ホストが存在する場合、アップグレードが失敗する
    vCenter Server 4.x で、DRS が有効になっているクラスタの ESX 4.x ホストに ESX 2.5.5 仮想マシンの vMotion をアップグレードすると失敗します。次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

    仮想マシンと互換性のあるホストがありません

    回避策:クラスタで DRS を無効にしたあと、vMotion のアップグレード処理を実行します。

  • Storage vMotion がリモートの CD/DVD デバイスおよびフロッピー ディスク デバイスの接続と競合する
    CD/DVD およびフロッピーは、Storage vMotion ではリモート バックアップ デバイスとしてサポートされていません。ただし、ESX/ESXi 4.0 Update 1 でホストされるパワーオン状態の仮想マシンで Storage vMotion を実行する場合は、CD/DVD デバイスおよびフロッピー デバイスの接続と切断のためのツールバー アイコンを使用できます。そのため、Storage vMotion の実行中にこれらのデバイスを追加できますが、障害の原因となる可能性があります。

    回避策:Storage vMotion を開始する前に、CD/DVD デバイスおよびフロッピー デバイスの接続と切断のアイコンをクリックして、仮想マシンに接続されているリモート CD/DVD デバイスおよびフロッピー デバイスをすべて切断します。

  • Storage vMotion でディスク タイプが変更された場合に、ESX/ESXi 3.5 ホスト上の Storage vMotion でディスク タイプが正しく表示されない
    Storage vMotion ウィザードには、すべての ESX/ESXi ホスト バージョンで仮想マシンのディスク タイプを(シックからシン、またはシンからシックに)変換するためのオプションがあります。ディスクを変換して Storage vMotion を完了したあと、ESX/ESXi 3.5 ホストではディスク タイプが正しく反映されません。vSphere Client では、引き続き古いディスク タイプが表示されます。

    回避策:仮想マシンをパワーオフして、登録を解除してから再登録します。

  • スナップショットまで戻ると、仮想マシンを再構成および再配置したあとに障害が発生することがある
    仮想マシンのスナップショットを作成したあとで、仮想マシンのプロパティを再構成し、仮想マシンを別のホストに移動する場合は、スナップショットまで戻ると障害が発生することがあります。

    回避策:環境が大きく異なる(バージョンが異なる、CPU タイプが異なる、など)ホストに、スナップショットを使用して仮想マシンを移動しないでください。

VMware HA およびフォールト トレランス

  • vMotion 実行後に vCenter Server がタイムアウト エラーを報告する
    短い間隔(約 10 秒間隔)ですべての仮想マシンを ESX ホストから移行すると、次のエラーがホストの [タスクおよびイベント ] タブに表示されることがあります。

    HA エージェントにエラーがあります。HA エージェントとの通信時にタイムアウトが発生しました。

    次のようなエラーが vpxaログに書き込まれることがあります。

    [2009-08-06 03:54:41.358 0xf7b9ab90 error 'App'] [MIGRATE] (1249555939468000) VMAP error in CompleteSource
    [2009-08-06 03:54:41.361 0xf7b9ab90 verbose 'App'] [VpxVmomi] Invoke error:vim.host.VMotionManager.completeSource session:521e2b88-6177-ff48-cdf4-8af2932abac0 Throw:vpxapi.DasCommunicationFault

    回避策:なし。このエラーは無視してかまいません。

  • 多数の仮想マシンを持つホストをパワーオンまたはフェイルオーバーすると、VMware HA が誤ったタイムアウト エラーを報告する場合がある
    70 台を超える多数の仮想マシンを持つホストを(VMware HA を使用して)パワーオンまたは移行したあとで、VMware HA のタイムアウト エラーが数分間表示される場合があります。このタイムアウト エラーは、大部分の仮想マシンがパワーオンされると表示されなくなります。

    回避策:このエラーは無視してかまいません。

  • 独立型の読み取り専用ディスクを使用する、サスペンド状態の仮想マシンが VMware HA ホストでフェイルオーバーしない
    VMware HA が有効なホストにサスペンド状態またはパワーオフ状態の仮想マシンがある場合や、仮想マシンのディスクが独立型および読み取り専用として構成されている場合は、フェイルオーバーが行われません。ホストに障害が発生したり、ホストがパワーオフされたり、ホストがメンテナンス モードに切り替わったりしても、このようなディスクは別のホストに移行されません。これらの仮想マシンにはクラスタ内の他のホストとの互換性がないため、HA ではこれらの仮想マシンの移行が現在サポートされていません。

    回避策:仮想マシンの登録を解除して、互換性のあるホストでそのマシンを登録します。

  • プライマリ仮想マシンでフォールト トレランスをオフにしたあとで、セカンダリ仮想マシンがインベントリに残る
    プライマリ仮想マシンの vSphere Client での [フォールト トレランスをオフにする] の選択は成功しますが、関連付けられたセカンダリ仮想マシンのオブジェクトがまれにインベントリに残ります。 この問題は、フェイルオーバー処理が行われたばかりで、新しいセカンダリ仮想マシンがまだ起動していない場合に発生することがあります。セカンダリ仮想マシンのファイルはすでに削除されているため、この症状によって深刻な問題が生じることはありません。

    回避策:セカンダリ仮想マシンを手動で削除します。

  • FT 対応の仮想マシンをデータストア間で移行するときに、その仮想マシンのディスク フォーマットを変更しようとすると失敗する
    パワーオフ状態の FT 対応の仮想マシンをデータストア間で移行する場合に、その仮想マシンのディスク フォーマットを変更すると、vSphere Client では、処理が失敗したことを示す InvalidArgumentエラー メッセージが表示されます。正常な動作の場合は、ディスク フォーマットを変更するオプションが vSphere Client で無効になります。

    回避策:FT 対応の仮想マシンを別のデータストアに再配置するときに、デフォルトのオプションとして [ソースと同じフォーマット] を選択します。

  • ESX/ESXi ホストでシステム時間を変更すると VMware HA エージェント エラーが表示される
    ESX/ESXi ホストでシステム時間を変更すると、しばらくしてから次の HA エージェント エラーが表示されます。

    <データ センター> の <クラスタ> の <サーバ> の HA エージェントにエラーがあります

    このエラーは、vSphere Client のイベント ログとホストの [サマリ] タブの両方に表示されます。

    回避策:ホストのシステム時間を修正してから、 service vmware-vpxa restart コマンドを使用して vpxaを再起動します。
  • 負荷が重いシステム上で VMware HA(High Availability)を構成するとエラー メッセージが表示される場合がある
    ゲスト仮想マシンからの負荷が重いホストで HA を有効にすると、ホストの HA の構成が中断され、次のエラー メッセージが表示される場合があります。

    ホストで HA エージェントが失敗しました

    回避策:可能であれば、仮想マシンをパワーオフするか、vMotion を使用してクラスタ内の別のホストに仮想マシンを移行することにより負荷を減らしたあとで、ホストの HA を再構成します。

  • VMware FT のセカンダリ仮想マシンへのフェイルオーバーによって、ホスト クライアントにエラー メッセージが表示される
    VMware フォールト トレランスによってセカンダリ仮想マシンにフェイルオーバーするときに、そのセカンダリ仮想マシン用に選択されたホストが起動されたばかりである場合、ホスト クライアントはこのフェイルオーバーの試行を失敗と見なすため、次のエラー メッセージが表示されます。

    ユーザー名またはパスワードが不正なため、ログインに失敗しました。

    このエラー メッセージは、ホストが起動されたばかりで、vCenter Server から SSL サムプリントをまだ受信していない可能性があるために発生します。ホストにサムプリントが送信されると、フェイルオーバーは成功します。この問題が発生するのは、FT 対応のクラスタ内のすべてのホストに障害が発生して、セカンダリ仮想マシンを含むホストが新たに起動される場合のみです。

    回避策:なし。数回の試行のあとに、フェイルオーバーは成功します。

  • ESX 3.5 U3 よりも前の ESX または ESXi のリリースでは、VMware HA の仮想マシン監視機能がサポートされていない
    vCenter Server 4.0 Update 1 が管理するクラスタで VMware HA を有効にすると、ESX Server 3.5 Update 3 よりも前の ESX ホストまたは ESXi ホストで仮想マシン監視機能が正しく動作せず、誤って仮想マシンのフェイルオーバーを実行する可能性があります。

    回避策:そのような仮想マシンの仮想マシン監視機能を無効にするか、または ESX/ESXi ホストを ESX Server 3.5 Update 3 以降にアップグレードします。

  • フォールト トレランスをオンにするときに中断が生じると、応答しないセカンダリ仮想マシンまたは別名の仮想マシンのコピーがホストのインベントリに残る場合がある
    VMware HA が有効な仮想マシンでフォールト トレランスをオンにすると、応答しないセカンダリ仮想マシンがクラスタのインベントリに追加される場合があります。または、別名で仮想マシンのコピーが複数作成される可能性があります。これは、セカンダリ コピーの作成中に再起動、電源切れ、またはネットワークからの切断が発生して、セカンダリ仮想マシンのターゲット ESX/ESXi ホストとその仮想マシンを管理している vCenter Server との接続が失われた場合に発生します。その結果、セカンダリ仮想マシンにおける構成設定が不完全になる可能性があります。

    回避策:応答しないセカンダリ仮想マシンを vCenter Server インベントリから削除します。

ゲスト OS

  • 固定 IP 設定が RHEL 5.1 仮想マシンに適用されない
    OSP(Operating System Specific Packages)を使用して VMware Tools がインストールされた Red Hat Enterprise Linux Server リリース 5.1 仮想マシンをクローン作成およびカスタマイズして、固定 IP 設定をそのクローンに適用した場合、固定 IP 設定がターゲット仮想マシンに適用されない場合があります。代わりに、DHCP によってターゲット仮想マシンに自動的に構成されることがあります。

    回避策:この問題は、RHEL ゲスト OS で稼動している Kudzu サービスが原因で発生する場合があります。カスタマイズ後に Kudzu サービスがターゲット仮想マシンで起動すると、このサービスが新しく追加されたハードウェアとして NIC を検出し、デフォルトの DHCP 設定を適用して、固定 IP 設定ファイル ifcfg-ethxを ifcfg-ethx.bakとして保存します。この問題を解決するには、ソース仮想マシンで Kudzu サービスをオフにしてからカスタマイズを行います。次のコマンドを実行して Kudzu をオフにします: /sbin/chkconfig --level 345 kudzu off

  • 大量のメモリを使用する SMP 仮想マシンの起動に時間がかかる場合がある
    大量のメモリを使用する SMP 仮想マシンの起動にかかる時間が、ネイティブ ハードウェアよりも長い場合があります。パフォーマンスが低下するのは、ゲスト OS のメモリがゼロになる起動段階のみです。この問題が確認されているのは Windows Server 2003 64 ビットのゲスト OS ですが、これに限定されません。

    回避策:なし。

  • ESX/ESXi ホストまたは Workstation ホストで実行されている Windows Server 2008 64 ビット仮想マシンにインストールされている VMware Guided Consolidation のサブ コンポーネントに障害が発生する
    ESX 3.5/ESXi 3.5 Update 3、Patch 9 以前でホストされる仮想マシンで実行されている Windows 64 ビット オペレーティング システムに VMware Guided Consolidation をインストールすると、Guided Consolidation の VMwareCollectorSubProcess.exe サブ コンポーネントで障害が発生することがあります。 VMwareCollectorSubProcess.exe を実行する複数のプロセスが長時間にわたって実行されます。すべての分析が停止したように見えて、その状態が続きます(プロセス ID は変更されません)。この症状は、システムの再起動後も継続します。イベント ビューアには、 VMwareCollectorSubProcess.exe に起因する複数のエラー ログが表示されます。この問題は Workstation 5.5 でも発生しますが、Workstation 6.5 で修正されました。

    回避策:ESX 3.5/ESXi 3.5 Patch 10 以降を実行するか、ESX 4.0 Update 1/ESXi 4.0 Update 1 または Workstation 6.5 にアップグレードしてください。

国際化

  • SQL Server 2005 を使用する日本語ロケール環境で、VirtualCenter Server は VirtualCenter 2.0.2 から vCenter 4.0 にアップグレードできない
    SQL Server 2005 を使用する日本語ロケール環境で、VirtualCenter Server は VirtualCenter 2.0.2 から vCenter 4.0 へのアップグレードに失敗することがあります。

    回避策:なし

その他

  • Windows サービス制御 MMC プラグインを使用して vCenter Server サービスを停止または再開すると、エラー メッセージが表示される場合がある
    特定の状況下では、vCenter Server サービスの開始に通常よりも時間がかかる場合があります。Windows サービス制御 MMC プラグインを使用して vCenter Server サービスを停止および再開すると、次のエラー メッセージが表示される場合があります。

    Service failed to respond in a timely manner.(サービスの応答がタイムアウトしました。)

    このメッセージは、vCenter Server のシャットダウンまたは起動には、サービスの開始または停止のための構成済みのシステム全体のデフォルトのタイムアウトよりも長い時間が必要であることを示しています。

    回避策:数分待ってから [サービス制御] 画面を更新すると、サービスが正常に停止および再開されたことが示されます。

  • vCenter からの診断データが格納されているファイルを解凍できない場合がある
    vCenter からの診断データを格納する .tgz ファイルを展開する場合に、展開できないファイルを示すダイアログおよび次のエラー メッセージが表示されます。

    Symbolic link points to missing files.(シンボリック リンクの参照先ファイルがありません。)

    回避策:なし。