VMware vCenter Server 4.1 Update 2 リリース ノート
VMware Infrastructure Management Installer | 2011 年 10 月 27 日 (全ロケール)
vCenter Server 4.1 Update 2 | 2011 年 10 月 27 日 | ビルド 491557
vSphere Client 4.1 Update 2 | 2011 年 10 月 27 日 | ビルド 491557
ドキュメントの最終更新日:2011 年 10 月 27 日
リリース ノートの概要
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。新機能
このリリースでは多くのバグが修正されています。これらは 「 解決した問題」 セクションに記載されています。
VMware vSphere 4.1 の旧リリース
vSphere 4.1 の旧リリースの機能と既知の問題については、各リリース ノートに記載されています。vSphere 4.1 コンポーネントの旧リリースのリリース ノートを参照するには、次のリンクをクリックしてください。
- vCenter Server 4.1 Update 1
- vSphere 4.1 および vCenter Server 4.1 (ESX エディション)
- vSphere 4.1 および vCenter Server 4.1 (ESXi 4.1 Embedded エディションと Installable エディション)
はじめに
ESX、vCenter Server、および vSphere Client のバージョンの互換性
『 vSphere 互換性マトリックス』 (英語版) では、ESX、vCenter Server、vSphere Client、および任意の VMware 製品を含む VMware vSphere コンポーネントの現在および以前のバージョンの互換性について、詳細に説明しています。また、ESX または vCenter Server をインストールする前に、サポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントについて 『vSphere 互換性マトリックス』 (英語版) で確認してください。
インストールおよびアップグレード
vCenter Server 4.1 は、Windows 64 ビット プラットフォームのみにインストールできます。VirtualCenter 2.x をインストールしている場合、VirtualCenter のデータベースを保持しながら 64 ビットのオペレーティング システムに vCenter Server をインストールする方法については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。
ESX および vCenter Server のインストールと構成の具体的な手順については、『 ESX および vCenter Server インストール ガイド』 を参照してください。
正常にインストールしたあと、いくつかの構成手順、特にライセンス、ネットワーク、およびセキュリティの構成が必要です。これらの構成タスクの説明については、vSphere のドキュメントにある次のガイドを参照してください。
- ライセンスについては、『 ESX および vCenter Server インストール ガイド』
- ネットワークおよびセキュリティについては、『 ESX 構成ガイド』
VMware vSphere の今後のリリースでは、VMFS バージョン 2 (VMFS2) をサポートしない可能性があります。VMFS バージョン 3 以降にアップグレードまたは移行することをお勧めします。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。
vCenter Server 4.1 Update 1 をインストールするか、vCenter Server 4.1 Update 1 にアップグレードする前に、データベースのパラメータ オプションが設定されていることを確認してください。詳細については、 KB 1024449 を参照してください。
vCenter Server 4.1 Update 2 へのアップグレードまたは移行
vCenter Server 4.1 Update 1 には、VirtualCenter 2.5 Update 6、vCenter Server 4.0、vCenter Server 4.0 Update 1、vCenter Server 4.0 Update 2、および vCenter Server 4.1 からアップグレードできます。
アップグレードするには、最初に、使用しているデータベースが vCenter Server 4.1 Update 1 でサポートされていることを確認し、サポートされているデータベース、SSL 証明書、および VirtualCenter Server の構成をバックアップしてから、vCenter Server のインストーラを実行します。旧バージョンの vCenter Server がコンピュータにあり、アップグレードされることを報告するメッセージが表示されます。
vSphere Client のアップグレード
vCenter Server を vCenter Server 4.1 Update 2 にアップグレードするか、ESX/ESXi ホストを ESX/ESXi 4.1 Update 2 にアップグレードしたら、vSphere Client を vSphere Client 4.1 Update 2 にアップグレードする必要があります。
注:vCenter Server がリンク モード グループの一部であり、vCenter Server 4.1 Update 2 にアップグレードした vCenter Server がそのグループに 1 台以上含まれている場合、vCenter Server にアクセスできるすべてのユーザーは vSphere Client をアップグレードする必要があります。
プラグインのアップデート
このリリースの vCenter Server 4.1 Update 1 ソフトウェア スイートには、 VMware Update Manager、 VMware Guided Consolidation、 VMware vCenter Converter、および VMware Orchestrator に対するアップデートが含まれます。
ドキュメント
VMware vSphere 4.1 Update 2 リリースには、VMware vSphere 4.1 のドキュメントを使用できます。次のドキュメントのページを参照してください。
- ESX 4.1 以降および vCenter Server 4.1 以降
- ESXi 4.1 Installable 以降および vCenter Server 4.1 以降
- ESXi 4.1 Embedded 以降および vCenter Server 4.1 以降
国際化
VMware vSphere 4.1 Update 2 は、次の言語で使用可能です。
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- 日本語
- 简体字中国語
vSphere Client のロケール強制モード
vSphere 4.1 Update 2 では、実行中のオペレーティング システムが英語以外の言語であっても、インターフェイスのテキストを英語で表示するよう vSphere Client を構成できます。この構成は、コマンド ライン スイッチを使用することで、単一セッションの期間中実行されます。この構成はインターフェイスのテキストに適用されますが、日時や数値のフォーマットなど、ほかのロケール関連の設定には影響しません。
次の vSphere Client コマンドを使用すると、単一のセッションが英語で表示されます。
vpxClient -locale en_US
vSphere 用オープン ソース コンポーネント
一般的に使用可能な vSphere の最新リリースのためのオープン ソース コンポーネント、およびそれぞれのライセンスについては、 http://downloads.vmware.com/jp/d/info/datacenter_cloud_infrastructure/vmware_vsphere/4_1 の [オープン ソース] タブで参照できます。 このリンクから、一般的に使用可能な vSphere の最新リリース用の、ソース コードや利用可能なソース コードへの変更のために必要な GPL または LGPL、あるいはその他の類似のライセンスのソース ファイルがダウンロードできます。
解決した問題
このリリースでは、次の内容に関する問題が解決されています。解決した問題のうち、以前のリリースで既知の問題として記載されていたものには、† 記号が付加されています。解決した問題のうち、vCenter Server を vCenter Server 5.0 にアップグレードしたときに再度発生する可能性のある問題については、‡ 記号が付加されています。
- ゲスト OS
- ライセンス
- その他
- セキュリティ
- サーバ構成
- ストレージ
- vCenter Server、vSphere Client、および vSphere Web Access
- 仮想マシンの管理
- VMware HA (High Availability) および VMware FT (Fault Tolerance)
ゲスト OS
- /etc/hosts ファイルのループバック エントリが保持されない場合がある‡
テンプレートから新しい仮想マシンをデプロイするか、既存の仮想マシンのクローンを作成する場合に、仮想マシンの Linux ゲスト OS をカスタマイズしていると、仮想マシンの /etc/hostsファイルのループバック エントリが変更される場合があります。たとえば、 /etc/hostsファイルの 127.0.0.1 localhost.localdomain localhostの行が 127.0.0.1 <ホスト名/エイリアス> localhost.localdomain localhostに変更されます。この問題が原因で、特定のアプリケーションの機能が停止する場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- パスワードに 「&」、「<」、「>」、「"」、「'」 などの文字が含まれていると、カスタマイズされている仮想マシンにログインできない
パスワードに 「&」、「<」、「>」、「"」、「'」 などの文字が含まれている Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2 仮想マシンをカスタマイズすると、その仮想マシンにログインできないことがあります。仮想マシンはドメインに参加できず、ユーザー アカウントはアクティブ ディレクトリからロック アウトされます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
ライセンス
- Licensing Reporting Manager で平均ライセンス使用量に誤った値が表示される場合がある
Licensing Reporting Manager で表示されるライセンス キーの平均使用量は、正しくない場合があります。ライセンス レポートをエクスポートすると、一部のタイムスタンプに複数のレコードがあったり、一部のレポート期間のレコードがなかったりする場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
その他
- ESXi ホストでロックダウン モードを有効にすると、ログ ファイルにメッセージが過剰に記録され、vSphere Client の [イベント] タブに権限のメッセージが表示されない
ESXi ホストでロックダウン モードを有効にし、ホストを再起動すると、 /var/log/messagesファイルに次のようなメッセージが過剰に記録されます。
Cannot login user @127.0.0.1:no permission
hostdログ ファイルに、次のようなメッセージが繰り返し記録されます。
Throw vim.fault.NoPermission
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- NFS 共有に接続された VMFS データストアを参照すると、ESX/ESXi ホストの応答が停止する場合がある
VMFS データストアのディレクトリとファイルが、ESX および NFS サーバの両方に存在する有効なユーザーまたはグループによって所有されていない場合に、NFS 共有に接続された VMFS データストアを参照すると、vpxa エージェントでエラーが発生し、一時的に ESX/ESXi ホストの応答が停止する場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- [今日のメッセージ] テキスト ボックスに 1,024 文字までしか入力できない‡
vCenter Server 4.1 では、[今日のメッセージ] テキスト ボックスに、1,024 文字までしか入力できません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。[今日のメッセージ] フィールドに 3,072 文字まで入力できるようになりました。
セキュリティ
- JRE がバージョン 1.6.0_24 にアップデートされ、旧リリースにあった複数のセキュリティ問題が解決
Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト ( cve.mitre.org) では、JRE 1.6.0_24 で修正されたセキュリティの問題を次の名前で公表しています: CVE-2010-4422、 CVE-2010-4447、 CVE-2010-4448、 CVE-2010-4450、 CVE-2010-4451、 CVE-2010-4452、 CVE-2010-4454、 CVE-2010-4462、 CVE-2010-4463、 CVE-2010-4465、 CVE-2010-4466、 CVE-2010-4467、 CVE-2010-4468、 CVE-2010-4469、 CVE-2010-4470、 CVE-2010-4471、 CVE-2010-4472、 CVE-2010-4473、 CVE-2010-4474、 CVE-2010-4475、 CVE-2010-4476
Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト ( cve.mitre.org) では、JRE 1.6.0_22 で修正されたセキュリティの問題を次の名前で公表しています: CVE-2010-1321、 CVE-2010-3541、 CVE-2010-3548、 CVE-2010-3549、 CVE-2010-3550、 CVE-2010-3551、 CVE-2010-3552、 CVE-2010-3553、 CVE-2010-3554、 CVE-2010-3555、 CVE-2010-3556、 CVE-2010-3557、 CVE-2010-3558、 CVE-2010-3559、 CVE-2010-3560、 CVE-2010-3561、 CVE-2010-3562、 CVE-2010-3563、 CVE-2010-3565、 CVE-2010-3566、 CVE-2010-3567、 CVE-2010-3568、 CVE-2010-3569、 CVE-2010-3570、 CVE-2010-3571、 CVE-2010-3572、 CVE-2010-3573、 CVE-2010-3574
- Tomcat がバージョン 6.0.32 にアップデートされ、Tomcat の旧リリースにあった複数のセキュリティ問題が解決
Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト ( cve.mitre.org) は、Tomcat 6.0.30 で修正されたセキュリティ問題を次の名前で公表しています: CVE-2011-0013、 CVE-2010-4172、 CVE-2010-3718
Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト ( cve.mitre.org) は、Tomcat 6.0.32 で修正されたセキュリティ問題を次の名前で公表しています: CVE-2011-0534
サーバ構成
- ホストのプロファイル設定で vSphere Distributed Switch の名前に特殊な文字が使用されていると、vCenter Server がホスト プロファイルの適用に失敗する場合がある
名前に 「 &」 などの特殊な文字が使用されている vSphere Distributed Switch に接続されたホストのプロファイルを作成したあとで、そのホスト プロファイルを別のホストに適用すると、vCenter Server はプロファイルを適用できず、次のようなエラー メッセージが表示されます。
一般的なシステム エラーが発生しました:形式が正しくありません (無効なトークン)
vCenter Server [vCenter Server 名] でオブジェクト hostprofilemanager の hostprofilemanager.createprofile の呼び出しが失敗しました。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vNetwork 分散スイッチ (VDS) の NIC で 1 つ以上のリンクがダウンしている場合、クラスタでのホスト プロファイルのコンプライアンス チェックに失敗する場合がある ‡
VDS のポート グループにある VMkernel ポートで vMotion と FT (Fault Tolerance) のログ機能が有効になっているクラスタでホスト プロファイルのコンプライアンス チェックを実行する場合、VDS の NIC で 1 つ以上のリンクがダウンしていると、コンプライアンス チェックに失敗する場合があります。次のようなエラー メッセージが、[ホストのコンプライアンス エラー] ペインに表示される場合があります。
クラスタ要件に対する障害
vMotion NIC の速度が少なくとも 1000Mbps ではありません。
FT ログ記録 NIC の速度が少なくとも 1000Mbps ではありません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ホストのコンテキスト メニューからホストにプロファイルを適用する場合、ESX/ESXi 4.1 ホストのドメイン参加を構成するホスト プロファイルの適用に失敗する ‡
[ホストおよびクラスタ] ビューで、ホストを右クリックして [ホスト プロファイル] -[プロファイルの適用] の順に選択し、Active Directory ドメインに参加するようホストを構成するホスト プロファイルを適用する場合、ホストをドメインに参加させるための認証情報を入力しても、[プロファイルの適用] ウィンドウに何も情報が表示されません。 [完了] をクリックしても応答はありません。[キャンセル] をクリックするとウィンドウが閉じます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ホスト プロファイルを適用すると、ホスト上で vSwitch とポート グループが再作成される場合がある ‡
ホスト プロファイルをネットワーク準拠のホストに適用すると、ホスト上で vSwitch とポート グループが削除され、再作成される場合があります。この処理は、ホストの vSwitch およびポート グループの設定に影響します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
ストレージ
- スタンバイ モードのホストでデータストア ブラウザが有効になる ‡
vSphere Client インベントリにあるホストをスタンバイ モードにして vCenter Server を再起動すると、ホストのデータストアを参照できることがあります。だたし、データストアの内容は表示されません。
今回のリリースで、この問題は修正されました。今回のリリース以降、スタンバイ モードのホストのデータストアを参照することはできません。
- 大規模な SAN 環境で vCenter Server 4.1 を実行している場合、tempdb のサイズが過剰に拡張される場合がある
多くのボリューム、LUN、およびアダプタを使用した大規模な SAN 環境で vCenter Server 4.1 を実行している場合に、VMware VirtualCenter Management Webservices を起動すると、VMware vCenter SMS (Storage Monitoring Service) が初期化されます。このサービスは vCenter Server データベース上でクエリを実行するため、tempdb のサイズが過剰に拡張され、ハード ディスクがいっぱいになる場合があります。たとえば、tempdb は 1 時間で最大 70GB 拡張します。tempdb で継続してクエリが実行されると、SQL Server のディスク容量が一杯になり、VirtualCenter サービスが失敗する場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
vCenter Server、vSphere Client、および vSphere Web Access
- 仮想マシン フォルダの名前を変更すると、仮想マシン名が変更される場合がある ‡
vSphere Client の [仮想マシンおよびテンプレート] ビューでフォルダの名前を変更すると、データ センター内の仮想マシンのいずれかの名前が変更される場合があります。[最近のタスク] パネルに仮想マシンの名前の変更タスクが最近実行されたことが表示されます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- ESX/ESXi ホストの [ストレージ ビュー] タブ ページにエラー メッセージが表示される
ESX/ESXi ホストの vSphere Client で、[ストレージ ビュー] タブを選択すると、次のエラー メッセージが表示される場合があります。
[ ストレージ サービスの初期化中に内部エラーが発生しました。]
sms.logファイルに次のようなエントリが含まれる場合があります。
org.h2.jdbc.JdbcSQLException:Unique index or primary key violation:ENTITYID_SCSIPATH_INDEX_1 ON PUBLIC.SCSIPATH(ENTITYID) [23001-64]
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- タスクの間隔設定が 1000 以上になっていると、[最近のタスク] ペインが仮想マシンをエクスポートするスケジュール設定タスクのエントリでいっぱいになる場合がある ‡
仮想マシンをエクスポートするスケジュール設定タスクの間隔が 1000 以上の場合、タスクを最初に実行するとき、または VMware VirtualCenter Server サービスを再起動するときに、[最近のタスク] ペインがスケジュール設定タスクのエントリでいっぱいになります。待機中のタスクを削除すると、[ 無効な引数] エラーが表示される場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。vSphere Client を使用してタスクをスケジュール設定する場合、間隔に 100 以上の値を設定できません。また、vSphere API/SDK から RecurrentTaskSchedulerデータ オブジェクトを使用してタスクをスケジュール設定する場合は、間隔に 1000 以上の値を設定できません。間隔に 1000 以上の値を設定すると、[ 指定されたパラメータが正しくありません] エラーが表示されます。
- vSphere Client がホストに直接接続されている場合、vCenter Server で無制限に設定した仮想マシンのメモリ リソース制限に値が設定されているように表示される
vCenter Server を使用して仮想マシンのメモリ リソース制限を無制限に設定した場合、vSphere Client をホストに直接接続して個々の仮想マシンの制限を表示すると、制限に値が設定されているように表示されます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- DRS (Distributed Resource Scheduler) が有効になっているクラスタが複数ある場合、vCenter Server が機能しなくなる場合がある† ‡
システムが連続して 49.7 日間実行されると、Windows システムのアップタイムのカウンタがゼロにリセットされます。複数の DRS クラスタがあり、1 つ以上のクラスタがカウンタのリセット前に作成または有効化され、1 つ以上のクラスタがカウンタのリセット後に作成または有効化された場合、仮想マシンのパワーオンなどのタスクに関する推奨事項を提供するために DRS が起動されるときに、新規に作成されたクラスタの統計が十分に収集されていないと、vCenter Server が機能しなくなる場合があります。このような場合、次のエラー メッセージが vpxd.logファイルに記録されます。
ASSERT d:/build/ob/bora-258902/bora/vpx/public¥vpxDrmStats.h:674
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Client で 3 つ以上の仮想マシン コンソールを開くと内部エラーで失敗する ‡
3 つ以上の仮想マシン コンソールを同時に開くと、いずれか 1 つが最小化され、ほかに開いている仮想マシン コンソール間のアクセスや切り替えに失敗します。vSphere Client では次のようなエラー メッセージが表示されます。
結果:エラー:vSphere Client で内部エラーが発生しました。
詳細:同じキーの項目がすでに追加されています。
viclient.logファイルに次のようなエントリが含まれます。
[viclient:SoapTran:M:7] 2010-06-14 16:22:12.138 Invoke 1230 Finish Vmomi.Core.PropertyCollector.RetrieveContents(VirtualMachine:32 [10.112.185.104]::Vmomi.VirtualMachine.snapshot) on PropertyCollector:ha-property-collector [10.112.185.104] - Serial:0.000, Server:000.009 [ :ShowExcp:M:7] 2010-06-14 16:22:12.138 エラー:vSphere Client で内部エラーが発生しました。
詳細:同じキーの項目がすでに追加されています。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- NFS ストレージを使用した仮想マシン ディスクのパフォーマンス概要チャートが表示されない ‡
NFS ストレージを使用した仮想マシンのディスク速度とディスク要求のパフォーマンス概要チャートは、表示されない場合があります。チャートに次のようなメッセージが表示されます。
[データがありません]
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- テンプレートからデプロイまたは変換された仮想マシンの設定を編集すると、PropertyCollector エラーになる場合がある
仮想マシンをテンプレートに変換して vCenter Server を再起動したあと、このテンプレートから変換した仮想マシンの設定を編集すると、vCenter Server で次のようなエラー メッセージが表示されます。
vCenter Server 「<vCenter Server 名>」 でオブジェクト 「propertyCollector」 の 「PropertyCollector.RetrieveContents」 の呼び出しが失敗しました。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- IPv4 埋め込み型 IPv6 アドレスを使用したリモートの vSphere Client システムを vCenter Server 4.1 に接続すると、VMware VirtualCenter Server サービスが突然停止する
文字数が 41 バイトを超えている IPv4 アドレス埋め込み型 IPv6 アドレス (たとえば、IPv6 アドレスと IPv4 アドレスを組み合わせた ISATAP アドレス) を使用したリモートの vSphere Client システムを使用して vCenter Server にログインすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。
サーバ「名前」が接続を終了したため、要求に失敗しました。(基になる接続が閉じられました:維持されているはずの接続がサーバによって閉じられました。)vCenter Server 「名前」 でオブジェクト 「ServiceInstance」 の 「ServiceInstance.RetrieveInternalContent」 の呼び出しが失敗しました。
VMware VirtualCenter Server サービスは突然停止し、次のようなメッセージが vpxd.logファイルに記録されます。
Panic:Win32 exception:Access Violation (0xc0000005)
Read (0) at address ffffffffffffffff
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Client 4.1 のパフォーマンスが低下する
vSphere Client を実行中の Windows システムでデスクトップ構成が有効になっていると、vSphere Client ウィンドウを最小化または最大化したとき、または別のタブ ページや仮想マシンを選択したときに、vSphere Client のすべてのペインが再度読み込まれます。これにより、vSphere Client のパフォーマンスが低下します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vCenter Server の再起動後に、「ディスクのデータストア使用率」 アラームと 「データストア ディスクの割り当て超過」 アラームが起動しない場合がある †
vCenter Server を再起動すると、「ディスクのデータストア使用率」 アラーム、「データストア ディスクの割り当て超過」 アラーム、または 「データストア ディスクの使用率 (%)」 または 「データストア ディスクの割り当て超過 (%)」 トリガー タイプを使用するアラームが起動しない場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- Licensing Reporting Manager で平均ライセンス使用量に誤った値が表示される場合がある
Licensing Reporting Manager で表示されるライセンス キーの平均使用量は、正しくない場合があります。ライセンス レポートをエクスポートすると、一部のタイムスタンプに複数のレコードがあったり、一部のレポート期間のレコードがなかったりする場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- DRS を自動に設定して VMware VirtualCenter Server サービスを再起動すると、大量の vMotion タスクが生成される
DRS を自動に設定して VMware VirtualCenter Server サービスを再起動すると、大量の vMotion タスクが生成され、仮想マシンの不要な移行が発生する場合があります。vMotion タスクが待機するため、タスクが完了するまで仮想マシンの管理は困難です。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Client で ESXi 4.x ホストのサービス コンソール メモリが表示される ‡
ESX 4.x がインストールされているシステムに ESXi 4.x をインストールすると、ESX ホストが vCenter Server に接続されている場合は、vSphere Client で再接続後の ESXi ホストの [構成] タブにサービス コンソール メモリが誤って表示されます。 この問題は、vCenter Server が以前の ESX 4.x サービス コンソール メモリのレコードを維持しているために発生します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Client 4.1 で次のエラーの複数のウィンドウが表示される:vSphere Client で内部エラーが発生しました。詳細:オブジェクト参照がインスタンス オブジェクトに設定されていません。 ‡
vCenter Server 4.1 および vSphere Client 4.1 にアップグレードしたあとで、vSphere Client が vCenter Server に接続されると、次のようなエラー メッセージを表示する複数のウィンドウが開きます。
vSphere Client で内部エラーが発生しました。詳細:オブジェクト参照がインスタンス オブジェクトに設定されていません。
viclient.logファイルに次のようなエラーが含まれる場合があります。
[viclient:Error :M:6] 2010-09-23 10:21:53.272 UnhandledCallbackError in NotifyUpdates for server https://vcenter.usa-ed.net/sdk
System.NullReferenceException:Object reference not set to an instance of an object.
at VpxClient.VMList.UpdateCPUAndMemUsageForViewableItems()
at VpxClient.VMList.OnUpdate(FilterUpdateArray fUpdates)
at VirtualInfrastructure.Updates.PollerDispatcherImpl.NotifyUpdates(Map`2 handler2Updates)
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- VMware Webservices サービスが実行中ではない場合、VMware Update Manger プラグインを有効にできない場合がある
VMware Update Manager プラグインをインストールしたあと、VMware Webservices サービスが停止している状態で vSphere Client を vCenter Server に再接続すると、VMware Update Manager プラグインを有効にできない場合があります。
vminst.logファイルに次のようなエントリが含まれる場合があります。
VMware Update Manager-build-256596:10/27/10 16:08:09 INFO:Reg/UnReg extn command:["-v sfvctest90b.unitopr.unitint.test.statefarm.org -p 80 -U "untopr¥svc_virtualcenter" -P *** -S "D:¥APPS¥VMware
¥Update Manager¥Update Manager¥extension.xml" -C "D:¥APPS¥VMware¥Update Manager¥Update Manager¥¥" -L "C:¥Users¥SVC_VI~1¥AppData¥Local¥Temp¥2¥¥" -O extupdate"]
VMware Update Manager-build-256596:10/27/10 16:08:09 AppendPath::done Path:D:¥APPS¥VMware¥Update Manager¥Update Manager¥vciInstallUtils.exe
VMware Update Manager-build-256596:10/27/10 16:08:09 Found "D:¥APPS¥VMware¥Update Manager¥Update Manager¥vciInstallUtils.exe"
VMware Update Manager-build-256596:10/27/10 16:08:15 Process returned 199
VMware Update Manager-build-256596:10/27/10 16:08:15 Error::Unknown VC error
VMware Update Manager-build-256596:10/27/10 16:08:15 ERROR:VUM registration with VC failed
VMware Update Manager-build-256596:10/27/10 16:08:15 Posting error message 25085
vws.logファイルに次のようなエントリが繰り返し含まれます。
[2010-10-28 14:27:07,133 VwsInit INFO com.vmware.vim.vcstub.stub.ClientStub] Connection to VC at:localhost:8089 failed (com.vmware.vim.vcstub.exception.CommunicationException:javax.net.ssl.SSLHandshakeException:sun.security.validator.ValidatorException:PKIX path building failed:sun.security.provider.certpath.SunCertPathBuilderException:unable to find valid certification path to requested target).Retrying in 15000ms.
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- アクセス違反の例外で vCenter Server にエラーが発生する場合がある
vCenter データベースにホスト用に作成されたエンティティがあっても、vCenter Server がホストに接続できず、ホストの構成情報を取得できない場合、次のようなメッセージで vCenter Server にエラーが発生する場合があります。
Panic:Win32 exception:Access Violation (0xc0000005) Read (0) at address 0000000000000050
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vCenter Server で、データストア上のプロビジョニング済み領域の値が誤って表示される
vCenter Server で、データストア上のプロビジョニング済み領域の値が誤って表示され、数秒後に正しい値が表示されます。この値の変化によって、「データストア ディスクの割り当て超過」 アラームが起動する場合があります。アラームのステータスは緑色から赤色に変化し、数秒後に再び緑色に戻ります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Client を使用した OVA/OVF テンプレートのデプロイに失敗する場合がある
OVA/OVF テンプレートの .cert ファイルのサイズが 1024 バイトの倍数の場合、vSphere Client は OVA/OVF テンプレートのデプロイに失敗し、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
OVF パッケージのデプロイに失敗しました:リクエストは中断されました:リクエストはキャンセルされました
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Client を使用したクローン操作がエラーで失敗する
vSphere Client を使用して、仮想ハードウェア設定の編集中に仮想マシンのクローンを作成するか、テンプレートからデプロイすると、次のエラー メッセージでクローン操作に失敗する場合があります。
仮想デバイス数が、指定したコントローラの上限を超えています
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- パフォーマンス チャートで過去 1 週間、1 か月、および 1 年のチャートを表示したときに過去 1 日分のデータだけが表示される場合がある
Oracle データベースを使用していて vCenter Server 4.1 以降にアップグレードした場合、vCenter Oracle データベースの格納処理で該当するテーブルが正しく配置されていないと、パフォーマンス チャートで過去 1 週間、1 か月、または 1 年のチャートが表示されません。1 日分のデータのパフォーマンス チャートのみが表示されます。
今回のリリースで、 vpx_sample_timeテーブルのインデックス定義が変更され、この問題は修正されました。
- カスタマイズされたパフォーマンス チャートへの変更が保存されない場合がある
監視対象のオブジェクト、含めるカウンタ、時間範囲、またはチャート タイプを指定して、パフォーマンス チャートをカスタマイズしたあと、[切り替え先] メニューを使用してほかのチャートを表示すると、最近カスタマイズしたチャートへ戻っても、チャートへの変更が維持されない場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 統計情報の削除処理によって統計情報のロール アップ処理に断続的なデッドロックが発生する
データベース テーブル リソースを共有する格納処理の実行中は、統計情報の削除処理によって断続的なデッドロックが発生します。
vpxd.logファイルに次のようなエラーが含まれる場合があります。
Past Day stats rollupmaster
1 2008-11-23 09:30:00.000 2008-11-23 09:30:00.000 Executed as user:VirtualCenter.Transaction (Process ID 88) was deadlocked on lock resources with another process and has been chosen as the deadlock victim.Rerun the transaction.[SQLSTATE 40001] (Error 1205).The step failed.
次のようなメッセージで vCenter Server にエラーが発生する場合があります。
Cannot obtain a LOCK resource at this time
今回のリリースで、この問題は修正されました。今回のリリースで削除スクリプトがアップデートされています。
注:修正されたスクリプトは、 KB 1009857 の添付ファイルとして、今回のリリースより前にリリースされています。
- STATs Report アプリケーションを使用したメモリ関連の問題により、tomcat サービスが OutOfMemory エラーで停止する
vCenter Server が STATs Report アプリケーションを使用している場合、STATs Report のメモリ リークなどのメモリ関連の問題によって、tomcat が大量のメモリを消費し、tomcat サービスが OutofMemoryエラーで停止する場合があります。
tomcat の stdout.logファイルに次のようなエントリが含まれまる場合があります。
java.lang.OutOfMemoryError:Java heap space
at java.util.HashMap.newValueIterator(HashMap.java:843)
at java.util.HashMap$Values.iterator(HashMap.java:910)
at java.util.Collections$UnmodifiableCollection$1.<init>(Collections.java:1007)
at java.util.Collections$UnmodifiableCollection.iterator(Collections.java:1006)
at org.apache.commons.jci.monitor.FilesystemAlterationMonitor.run(FilesystemAlterationMonitor.java:120)
at java.lang.Thread.run(Thread.java:619)
Exception in thread "Thread-34" java.lang.OutOfMemoryError:Java heap space
Exception in thread "Thread-1311" java.lang.OutOfMemoryError:Java heap space
Exception in thread "Thread-1517" java.lang.OutOfMemoryError:Java heap space
Exception in thread "Thread-2160" java.lang.OutOfMemoryError:Java heap space
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 仮想マシンのスナップショット サイズに基づくアラームが起動しない場合がある
仮想マシンのスナップショット サイズが一定の制限を超えたときに起動するアラームを作成しても、その状況が検出された直後にアラームが起動しない場合があります。仮想マシンの [サマリ] タブで [ストレージ使用率の更新] を選択すると、アラームが起動します。
今回のリリースから、仮想マシンのスナップショット サイズに関連するアラームは、アラームに設定したサイズ制限に達してから 2 時間以内に起動します。
- DB2 データベースを使用した vCenter Server でホストの追加時にエラーが発生する場合がある
ESX/ESXi ホストを DB2 データベースに接続された vCenter Server 4.1 に追加する場合、vCenter の SQL クエリのバッチ サイズが DB2 でサポートされている制限を超えると、VMware VirtualCenter Server サービスでエラーが発生する場合があります。
vpxd.logファイルに次のようなエラーが含まれます。
[02208 error 'App' opID=839EEBC3-00000264] [VdbStatement] Diagnostic data from driver is 40003:1:-30020:[IBM][CLI Driver][DB2/NT64] SQL30020N Execution of the command or SQL statement failed because of a syntax error in the communication data stream that will affect the successful execution of subsequent commands and SQL statements:Reason Code "0x220E"("
[02208 error 'App' opID=839EEBC3-00000264] An unrecoverable problem has occurred, stopping the VMware VirtualCenter service.Error:Error[VdbODBCError] (-1) "ODBC error:(40003) - [IBM][CLI Driver][DB2/NT64] SQL30020N Execution of the command or SQL statement failed because of a syntax error in the communication data stream that will affect the successful execution of subsequent commands and SQL statements:Reason Code "0x220E"("0133")"".SQLSTATE=58009
" is returned when executing SQL statement "INSERT INTO VPX_MULTIPATHINFO_TRANSPORT (HOST_ID, SCSI_LUN_ID, ENDPOINT_HBA_ID, VPX_TYPE, UPDATE_KEY, NODE_WWN, PORT_WWN, ISCSI_NAME, ISCSI_ALIAS, ARRAY_ID) VALUES (?, ?, ?, ?, ?, ?, ?, ?, ?, ?)"
[02208 info 'App' opID=839EEBC3-00000264] Forcing shutdown of VMware VirtualCenter now
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vCenter Server 4.1 の [ハードウェア ステータス] タブ、[vCenter サービス ステータス]、および検索機能で結果の表示に失敗する場合がある
X-Hive/DB を使用する vCenter Server 4.1 をインストールするか、これにアップグレードする場合、次の問題が発生する場合があります。- vCenter Server の検索機能を使用すると、次のようなエラー メッセージが表示されます。
クエリを実行するために Web サービスに接続することができませんでした。
'VMware VirtualCenter Management Webservices' サービスが https://<サーバ名>:8443/vws 上で動作していることを確認してください - vCenter サービス ステータスで vCenter サービスの健全性ステータスの表示に失敗する場合があります。次のようなエラー メッセージが表示されます。
ヘルス サービスにアクセスできません
クエリ サービスへのログインに失敗しました。
このコマンドのために必要な権限がありません。 - ESX ホストの [ハードウェア ステータス] タブにアクセスすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。
サーバとの通信エラーが発生しました。 - C:¥ProgramData¥VMware¥VMware VirtualCenter¥Logs¥に格納されているログ ファイルの vim-tomcat-shared.log、 stdout.log、または localhost.logに次のようなエントリが含まれる場合があります。
ERROR com.vmware.vim.xhive.XhiveLifecycleListener] Unable to start xhive:com.vmware.vim.xhive.exception.InitializationException:com.xhive.error.XhiveException:IO_ERROR, Original message:C:¥Program Files¥VMware¥Infrastructure¥tomcat¥lib¥xhiveConfig¥data¥VcCache-default-0.XhiveDatabase.DB (The system cannot find the file specified)
ERROR com.vmware.vim.xhive.InstanceImpl] Error starting Xhive internal server using bootstrap:C:¥Program Files¥VMware¥Infrastructure¥tomcat/lib/xhiveConfig/data/xhiveDatabase.bootstrap.com.vmware.vim.xhive.exception.InitializationException:com.xhive.error.XhiveException:INTERNAL_ERROR:Corrupt log record at lsn 7813022, Original message:Page 11 in extent queue contains incorrect magic number
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vCenter Server の検索機能を使用すると、次のようなエラー メッセージが表示されます。
- vCenter Server で一部の ESX/ESXi ホストのパフォーマンス データに収集されていない期間がある ‡
ESX/ESXi ホストと vCenter Server のネットワーク接続が一時的に切断される場合、vCenter Server がホストからパフォーマンス統計情報を収集しようとしたときにそのホストにアクセスできないと、統計情報の収集タスクが保留状態になり、それ以上そのホストの統計情報を収集できなくなります。これにより、アクセスできない ESX/ESXi ホストのパフォーマンス データに収集されていない期間が表示されます。 vpxd.logファイルに次のようなエントリが含まれる場合があります。
[VpxdMoHost::CollectRemote] Attempt to collect stats on <Host_Name> [VpxdMoHost::CollectRemote] Not collecting stats this time on host <Host_Name> because collection pending Had to drop performance data coming from host <Host_Name> because it has error (The specified network name is no longer available.)
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 特定のサードパーティ製アプリケーションを使用していると、vCenter Server の処理が遅くなったり、応答しなくなったりする場合がある ‡
Oracle データベースを使用する vCenter Server をインストールし、nworks Management Pack などの特定のサードパーティ製アプリケーションを使用していると、 vpx_eventテーブルで実行されるクエリの問題が原因で、vCenter Server のパフォーマンスが低下したり、応答しなくなったりする場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。 vpx_eventテーブルで実行されるクエリは Oracle データベースで正常に実行されるよう最適化されており、vCenter Server のパフォーマンスの問題を防止します。
- 環境変数の [Path] の値に ASCII 以外の文字が含まれていると、vCenter プラグインをロードできない場合がある
vSphere Client システムの環境変数 [Path] の値に 「 "」 などの ASCII 以外の文字が設定されていると、vSphere Client が vCenter プラグインをロードできない場合があります。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- 仮想マシンの CreateSnapshot_Task メソッドが無効になっている場合でも、スケジュール設定された仮想マシンのスナップショット作成タスクが正常に処理される
API を使用して仮想マシンの CreateSnapshot_Taskメソッドを無効にしても、仮想マシンのスナップショット作成タスクがスケジュール設定されていると、vCenter Server はスケジュール設定された時刻に仮想マシンのスナップショットを正常に作成します。
今回のリリースで、この問題は修正されました。今回のリリースから、スナップショットは作成されません。スケジュール設定されたタスクを実行しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
仮想マシンの管理
- 仮想マシンをスナップショットに戻す操作に失敗する場合がある ‡
スナップショットのある仮想マシンを別の ESX/ESXi ホストに移行すると、vCenter データベースのスナップショット オブジェクト ID が一致しないため、vCenter で仮想マシンをスナップショットの状態に戻すことができず、vSphere Client に次のようなメッセージが表示される場合があります。
このオブジェクトはすでに削除されているか、正しく作成されていません。
vCenter Server のログに次のようなエントリが含まれる場合があります。
13421:[2011-03-08 09:50:53.257 02580 info 'App' opID=3DB842F7-0000013A] [VpxLRO] -- ERROR task-489263 -- vm-9273 -- vim.vm.Snapshot.revert:vmodl.fault.ManagedObjectNotFound:
13422-Result:
13423-(vmodl.fault.ManagedObjectNotFound) {
13424- dynamicType = <unset>,
13425- faultCause = (vmodl.MethodFault) null,
13426:obj = 'vim.vm.Snapshot:snapshot-133808',
13427- msg = "",
今回のリリースで、この問題は修正されました。
VMware HA (High Availability) および VMware FT (Fault Tolerance)
- クラスタで EVC が有効になっていると、サーバ プロセッサの Intel Xeon 5500 および 5600 シリーズが VMware FT (Fault Tolerance) と互換性のあるプロセッサ グループになる
今回のリリースから、クラスタの EVC が有効になっている場合、サーバ プロセッサの Intel Xeon 5500 および 5600 シリーズがあるクラスタで VMware FT (Fault Tolerance) を有効にできます。
既知の問題
既知の問題セクションでは、 機能に関する補足について説明し、 既知の問題のリストを提供します。
機能に関する補足
IPv6 は、デフォルトで無効に設定:IPv6 は、ESX 4.1 Update 1 のインストール時にデフォルトで無効に設定されます。
ハードウェア iSCSI:Broadcom ハードウェア iSCSI は、ジャンボ フレームまたは IPv6 をサポートしません。依存型ハードウェア iSCSI は、依存型および独立型のハードウェア iSCSI アダプタがホストで同時に使用される場合、同じ LUN への iSCSI アクセスをサポートしません。
既知の問題のリスト
発生が知られている問題には、次のものがあります。このあとに示す問題のリストは、vCenter Server 4.1 Update 2 が対象です。既知の問題で以前記載されていなかったものには、* 記号が付加されています。
既知の問題点は次のように分類されています。
- 国際化
- その他
- ネットワーク
- サーバ構成
- ストレージ
- アップグレードおよびインストール
- vCenter Server、vSphere Client、および vSphere Web Access
- 仮想マシンの管理
- vMotion および Storage vMotion
- VMware HA および VMware FT
国際化
DRS ルールの UI 画面のドロップダウン メニュー項目が誤って翻訳されている
英語以外の UI を使用して仮想マシンとホスト間の DRS ルールを作成する場合、ドロップダウン メニューのオプションが正しく表示されません。回避策:なし。
- フランス語にローカライズされた vCenter Server のパフォーマンス概要チャートのヘルプ ファイルが英語で表示される *
フランス語にローカライズされた vCenter Server を使用して、パフォーマンス概要チャートのヘルプ アイコンをクリックすると、ヘルプ ファイルが英語で表示されます。
回避策:ヘルプ ファイルの URL を .../help/en/...から .../help/fr/....に変更します。
その他
DRS を無効にしても仮想マシンとホスト間の DRS ルールが有効になっている
DRS クラスタに対して仮想マシンとホスト間の DRS ルールを指定すると、DRS が無効の場合でも、このルールは有効のままになっています。したがって、このタイプのルールで指定されている仮想マシンを手動でパワーオンすると、この操作がルールに違反している場合にエラーが発生することがあります。回避策:クラスタの [設定] ダイアログ ボックスでルールを手動で無効にします。
vSphere Client のグループ ID の文字数が vCLI のグループ ID の文字数より短い
vSphere Client を使用してグループ ID を指定する場合、使用できる文字数は 9 文字までです。これに対して、vicfg-user
vCLI を使用してグループ ID を指定する場合は、最大 10 文字まで指定できます。回避策:なし。
ネットワーク
vDS バッキングが無効な仮想マシン上でクローン操作が失敗する
仮想マシンのいずれかのネットワーク アダプタが、無効なまたは不明な vDS または dvPort グループに接続されている場合、仮想マシンのクローンを作成できません。回避策:すべての仮想マシンのネットワーク アダプタに有効なバッキングがあることを確認してから、仮想マシンのクローン作成を行います。
読み取り専用ロールを持つ新しく追加されたユーザーが、VMkernel NIC を ESX/ESXi ホストに追加できる
読み取り専用ロールを持つ新しく追加されたユーザーは ESX/ESXi ホスト設定を変更できないようにする必要がありますが、現時点では例外として、VMkernel NIC を追加することができます。回避策:なし。この動作を想定しないでください。今後、読み取り専用ユーザーは VMkernel NIC を追加できなくなります。
ホストが 1016 を超える dvPort を vDS 上で使用すると、メモリの問題が生じる
1 つのホストが vDS 上で使用できる dvPort の最大数は 4096 ですが、ホストに対する dvPort の数が 1600 に近づくと、メモリの問題が生じ始める場合があります。この問題が生じると、vDS に仮想マシンまたは仮想アダプタを追加することはできません。回避策:vDS 上で、ホストあたりの dvPort の最大数が 1016 になるように設定します。
vDS バッキングが無効な仮想マシン上で破棄処理が失敗する
仮想マシンのいずれかのデバイスが無効な vDS に接続されている場合、破棄処理が正常に完了しない場合があります。仮想マシンはホスト上で破棄されますが、vSphere Client インベントリ上には表示されます。回避策:vCenter インベントリから仮想マシンを削除するには、仮想マシンを右クリックして、[インベントリから削除] を選択します。
Wake-On-LAN が有効になっている場合、仮想マシンのスリープ中に VMXNET3 NIC を再構成すると、仮想マシンがレジュームする
回避策:VMXNET3 vNIC を再構成したあと (たとえば、ホット アドやホット リムーブを実行したあと)、仮想マシンを手動でスリープ モードに戻します。
1 つのバッチ内で Cisco Nexus 1000v スイッチに複数のホストを追加すると失敗する場合がある
パッチまたはアップデートのレベルが異なる複数のホストを Cisco Nexus 1000v スイッチに追加しようとすると、ホスト追加処理が失敗します。回避策:パッチまたはアップデートのレベルが異なるホストは、スイッチに個別に追加するようにします。
仮想マシンの MAC アドレスが競合する
各 vCenter Server システムには vCenter Server インスタンス ID があります。この ID は 0 ~ 63 の数字で、インストール時にランダムに生成されますが、インストール後に再構成することも可能です。
vCenter Server は vCenter インスタンス ID を使用して、仮想マシンの MAC アドレスと UUID を生成します。2 つの vCenter Server システムで同じ vCenter インスタンス ID を使用していると、複数の仮想マシンに対して同じ MAC アドレスを生成する可能性があります。これらの仮想マシンが同じネットワーク上にあると競合が発生し、パケット ロスやその他の問題につながります。回避策:複数の vCenter Server システムから同じネットワークへ仮想マシンをデプロイする場合は、これらの vCenter Server システムに一意のインスタンス ID があることを確認する必要があります。
vCenter Server インスタンス ID を表示または変更する方法は、次のとおりです。- vSphere Client を使用して vCenter Server にログインし、[管理] - [vCenter Server 設定] の順に選択します。
- [ランタイム設定] を選択します。
[vCenter Server の一意 ID] テキスト ボックスに、現在の vCenter Server インスタンス ID が表示されます。 - この ID が一意でない場合は、[vCenter Server の一意 ID] テキスト ボックスに 0 ~ 63 までの新しい一意の値を入力して、[OK] をクリックします。
- vCenter Server インスタンス ID を変更した場合は、変更を有効にするために vCenter Server を再起動します。
MAC アドレスが競合している既存の仮想マシンがある場合は、次のように MAC アドレスを編集し、一意の値になるようにします。
- 仮想マシンがパワーオフ状態であることを確認します。
- vSphere Client のインベントリで仮想マシンを右クリックし、 設定の編集 を選択します。
- [ハードウェア] タブで、仮想マシンの仮想ネットワーク アダプタを選択します。
- [MAC アドレス] で、[手動] を選択して一意の MAC アドレスを指定します。
- [OK] をクリックします。
または、仮想ネットワーク アダプタを [手動] の MAC アドレスを使用するように構成したあと、[自動] に再構成することで、vCenter Server に仮想ネットワーク アダプタの新しい MAC アドレスを強制的に生成させることができます。
サーバ構成
- ドメイン内の組織単位に参加するようホストが構成されている場合、ホスト プロファイルのコンプライアンス チェックで非準拠と表示される *
ドメイン内の組織単位 (OU) に参加するようホストを構成するホスト プロファイルを適用したあと、同じホスト プロファイルを使用するホストでホスト プロファイルのコンプライアンス チェックを実行すると、結果が非準拠と表示されます。
回避策:ホスト プロファイルのディレクトリ サービスのコンプライアンス チェックを無効にします。
- ESX ホストへのホスト プロファイルの適用に失敗し、操作がサポートされていないというエラーが発生する場合がある
この問題では、vSphere Client に次のエラーが表示されます。
サポートされていない操作:操作がサポートされていません
この問題が発生する原因は、ホスト プロファイルが、ESX ホストの疑似物理 NIC vusb0の設定を構成しようとするからです。しかし、疑似 NIC では、構成設定の変更が許可されていません。
回避策:- プロファイルを右クリックし、[プロファイルの編集] を選択します。
- ネットワーク構成の物理 NIC 構成に移動します。
- 物理 NIC の名前を確認し、 vusb0の物理 NIC 構成プロファイルを探します。
- その物理 NIC の構成プロファイルを右クリックし、[プロファイルの削除] をクリックします。
DvsProfile 内の PnicsByName ポリシーの更新後に、ホスト プロファイルに対するプロファイルの適用操作とプロファイルのコンプライアンス チェック操作が失敗する
DvsProfile の PnicsByName ポリシーの更新後に、ホスト プロファイルのアプリケーションおよびコンプライアンス チェックに失敗します。この障害は複数の物理 NIC が入力されているときに発生します。ユーザー インターフェイスで複数の物理 NIC が許可されていても、DvsProfile 内の PnicsByName ポリシーに追加できる物理 NIC は 1 つのみです。回避策:このポリシーに対して 1 つの物理 NIC のみを追加します。
- ホストに異なるポート グループまたは NAS データストアがある場合に、ホスト プロファイルのコンプライアンス チェック時に非準拠が検出されない
ホスト プロファイルの構成設定とはポート グループまたは NAS データストアが異なるホストに対してホスト プロファイルのコンプライアンスをチェックすると、誤って 「準拠」 という結果が表示されます。
回避策:ユーザーは [プロファイルの適用] オプションを使用してホスト プロファイルを適用することもできます。このオプションにより、違いが検出され、構成が正しく適用されます。
ストレージ
- 新しく作成された仮想ハード ディスクが、異なるディレクトリにある既存の仮想ハード ディスクと同じ場所に誤って配置される
仮想マシンの仮想ハード ディスクが .vmxファイルと同じデータストアにあり、ただしディレクトリは異なる場合、その仮想マシンに仮想ハード ディスクを作成すると、新しい仮想ハード ディスクが配置される場所は、デフォルトの .vmxディレクトリではなく、既存の仮想ハード ディスクがあるディレクトリです。
回避策:新しく追加された仮想ハード ディスクを、データ ブラウザを使用して仮想マシンの .vmxファイルと同じ目的の場所に移動します。その後、仮想マシンの [設定の編集] オプションを使用して仮想ディスクを削除し、[既存の仮想ディスクを使用] オプションを選択して仮想ハード ディスクを再度追加します。
注:既存の仮想ディスクが、異なるデータストアまたは LUN 上にある場合、新しく作成されるディスク ドライブはすべて、 .vmxファイルと同じディレクトリに作成されます。
ストレージ アレイをアップグレードしたあと、vSphere Client でハードウェア アクセラレーション ステータスが [サポート] に変更されるまで、短時間の遅延が発生する
ストレージ アレイのファームウェアを VAAI 機能をサポートするバージョンにアップグレードしても、vSphere 4.1 はその変更を即時に登録しません。vSphere Client は、一時的に、ハードウェア アクセラレーションのステータスを [不明] と表示します。回避策:この遅延には問題がありません。ハードウェア アクセラレーション ステータスは、短時間経過したあと、[サポート] に変更されます。
サポート対象のハードウェア
既存の IBM DB2 データベースを使用して vCenter Server 4.1 をインストールすると、DB2 エラー メッセージを表示して失敗することがある
既存の vCenter Server DB2 データベースを使用する vCenter Server 4.1 をインストールすると、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。データベース エラーが発生しました。「ODBC エラー:(5UA01) - [IBM][CLI Driver][DB2/NT64] SQL20453N タスク 「RULE_TOPN1_DB2USER1」 は現在実行中のため、削除できません。SQL 文 「CALL CREATE_TOPN_JOB1_PROC()」 を実行したときに、SQLSTATE=5UA01" が返されました。
このメッセージは、DB2 で IBM の既知の問題が生じた場合に表示されます。この問題は、DB2 タスクが実行中で、vCenter Server インストーラが vCenter データベースを初期化できないことを示しています。
回避策:競合を排除して、vCenter Server をインストールするには、次の手順を実行してください。
- vCenter Server が稼働している場合はシャットダウンしてください。
- [サービス] コントロール パネルを使用して、db2 サービスを停止し、再起動します。
- 既存のデータベースを上書きするオプションを確実に選択して、インストール処理を再開します。
vSphere Client をインストールすると、[The Microsoft Visual J# 2.0 Second Edition インストーラから、エラー コード 「4113」 が返されました] というエラーが表示されて失敗する場合がある
vSphere Client のインストール中に、インストーラによって期限切れの Microsoft Visual J# ランタイムのアップグレードが試行される場合があります。このアップグレードは正常に実行されず、vSphere Client のインストールは失敗します。回避策:前のバージョンのすべての Microsoft Visual J# をアンインストールして、vSphere Client をインストールします。インストールによって、アップデートされた Microsoft Visual J# パッケージが組み込まれます。
アップグレードおよびインストール
- デフォルトの dbo スキーマではない場合、vCenter Server 4.1 データベースのアップグレードに失敗する場合がある *
vCenter Server リポジトリに Microsoft SQL データベースを使用している場合、デフォルトの dboスキーマを使用していないと、vCenter Server 4.1 へのアップグレードに失敗して、次のメッセージを出力する場合があります。
[ SQL スクリプトの実行中に、例外処理が実行されました。]
vcdatabaseupgrade.logファイルに次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
SET IDENTITY_INSERT dbo.vpx_device_tmp ON
[11/5/2010 11:51:50 AM] Error:Failed to execute command:SET IDENTITY_INSERT dbo.vpx_device_tmp ON
[11/5/2010 11:51:50 AM] Got exception:ERROR [42000] [Microsoft][SQL Native Client][SQL Server]Cannot find the object "dbo.vpx_device_tmp" because it does not exist or you do not have permissions.
回避策:データベースのバックアップをリストアし、SQL ログインのデフォルト スキーマを dboに変更してから、vCenter データベースをアップグレードします。
- [すべてのプログラム] メニューを使用して、Windows Server 2008 Release 2 で実行中の vCenter Server をアンインストールできない *
[スタート] - [すべてのプログラム] - [VMware] - [vCenter Server リンク モードの構成] の順に選択して、Windows Server 2008 Release 2 で実行中の vCenter Server をアンインストールしようとすると、次のようなエラーが表示される場合があります。
エラー 280135:セットアップ中に、システム フォルダから 「%windr%¥ADAM」 フォルダへの LDIFDE.EXE のコピーに失敗しました。
回避策:vCenter Server をアンインストールするには、[プログラムの追加と削除] ユーティリティを使用します。
Oracle 64 ビット ODBC ドライバを使用して、Oracle データベースを使用する vCenter Server 4.1 をインストールしたり、vCenter Server 4.1 にアップグレードしたりすると、vCenter Server を開始できない場合がある
Oracle 64 ビット ODBC ドライバを使用して、Oracle データベースを使用する vCenter Server 4.1 の新規インストールを実行したり、vCenter Server 4.1 へのアップグレードを行なったりすると、[データベース バージョン ID 「0」 は、VirtualCenter のこのリリースと互換性がありません
] というエラー メッセージが表示され、vCenter Server サービスを開始できません。回避策:10.2.0.4 または 11.1 バージョンの Oracle 64 ビット ODBC ドライバにアップグレードします。
vCenter Server サービスを停止せずに vCenter Server 4.1 をアンインストールすると、ローカル ADAM インスタンスが削除されない場合がある
vCenter Server 4.1 をアンインストールする前に、vCenter Server サービスを停止する必要があります。停止させないと、ADAM インスタンスがシステムに残ってしまう場合があります。この問題は、vCenter Server 4.1 のインストールとアップグレード、およびスタンドアロンまたはリンクされた vCenter Server システムの両方に当てはまります。回避策:vCenter Server 4.1 をアンインストールする前に、VMware VirtualCenter Server サービスを停止します。
vCenter Server のインストールまたはアップグレードによって Microsoft SQL Server 設定がサイレントで変更され、名前付きパイプが有効になる
[TCP/IP のみを使用する] に設定された Microsoft SQL Server を使用するホスト上で、vCenter Server 4.1 をインストールしたり、vCenter Server 4.0.x を vCenter Server 4.1 にアップグレードしたりすると、インストーラによって設定が [TCP/IP および名前付きパイプを使用する] に変更されますが、この変更の通知は表示されません。回避策:[TCP/IP および名前付きパイプを使用する] に対して設定変更が行われても、vCenter Server の正常な処理が妨げられることはありません。 ただし、次の手順を実行して、設定をデフォルトの [TCP/IP のみを使用する] に復元することができます。
- [スタート] - [すべてのプログラム] - [Microsoft SQL Server 2005] - [構成ツール] - [SQL Server Surface Area Configuration] の順に選択します。
- [Surface Area Configuration for Services and Connections] を選択します。
- vCenter Server 用に使用している SQL Server インスタンスで、[リモート接続] を選択します。
- [ローカルおよびリモート接続] にあるオプションを変更して、[適用] をクリックします。
vCenter Server または vSphere Client のインストール中に、vCenter Server ディレクトリ サービスを作成できない
vCenter Server または vSphere Client のインストール方法として圧縮フォルダを選択すると、vCenter Server ディレクトリ サービスは作成されません。回避策:次のタスクのいずれかを行なってください。
- ディスクを圧縮解除し、インストールを再試行する。
- 圧縮解除されたディスク上でインストールを実行する。
vCenter Server のインストールが、[設定で vCenter ディレクトリ サービス インスタンスを作成できません] というエラーが表示されて失敗する
HKLM レジストリから Everyone 権限を削除すると、vCenter Server のインストールは [設定で vCenter ディレクトリ サービス インスタンスを作成できません
] というエラーが表示されて失敗します。回避策:次のようにして、HKLM レジストリに Everyone 権限を追加します。
- Windows コマンドラインに、
regedit
と入力し、<Enter> キーを押します。 - レジストリ エディタで、[HKEY_LOCAL_MACHINE] を右クリックし、[権限] を選択します。
- [追加] をクリックします。
- [詳細] をクリックします。
- リストから [Everyone] を選択して、[OK] をクリックします。
- [適用] をクリックして、[OK] をクリックします。
- Windows コマンドラインに、
DB2 9.5.0 データベースを使用する vCenter Server インスタンスでホストを追加できない
IBM DB2 9.5.0 の 64 ビット ODBC ドライバを含む vCenter Server システムを使用している場合、その vCenter Server のホストを管理できません。回避策:DB2 9.5 Fix Pack 5 を適用します。
- vCenter Server 4.0 から 4.1 にアップグレードすると、vCenter GCS (Guided Consolidation Service) の登録が解除される
この問題は、GCS が登録されている拡張機能 (プラグイン) である場合にのみ発生します。
回避策:vCenter Server 4.1 で登録情報を設定するには、GCS を再インストールします。
設定済みポートを使用して Web サービスの HTTP または HTTPS ポートが変更されても、vCenter Server のアップグレード処理が続行される
[ポートの構成] ページに設定されたポートを使用することで、Web サービスの HTTP または HTTPS ポートが変更されても、vCenter Server のアップグレード処理は続行され、エラーは生成されません。回避策:なし。
vCenter Server をアンインストールして再インストールするとインストール処理が失敗する
同じシステム上で vCenter Server をアンインストールして再インストールすると、[vCenter Server ディレクトリ サービスを作成できません] というエラーが表示され、インストールが失敗します。回避策:vCenter Server をアンインストールしたあと、システムを再起動してから、vCenter Server を再インストールします。
- 仮想マシンのディスク待ち時間合計 (ms) のトリガーが設定されている vCenter Server をアップグレードすると、エラー メッセージが表示される場合がある
この問題は、仮想マシンのディスク待ち時間合計 (ms) とその他の 1 つ以上のトリガーが同時に設定されているときに、vCenter Server をアップグレードすると、発生します。このような場合、vSphere Client のトリガーのセクションでアラームを編集すると、次のエラー メッセージが表示されます。
このアラームのトリガーが表示できないか、vSphere Client を通して変更されました。vSphere API を使用してこれらのアラームのトリガーを変更します。
回避策:- vCenter Server のアップグレード前に、「仮想マシンのディスク待ち時間合計 (ms)」 トリガーを削除します。
- vCenter Server と vSphere Client の両方をアップグレードします。
- 「仮想マシンのディスク待ち時間合計の上限 (ms)」 トリガーを追加します。
vCenter Server のインストールと既存の DB2 データベースの上書きに使用したユーザー アカウントが db2user グループまたは db2admin グループのメンバーではない場合、vCenter Server のインストールが失敗する
[エラー 25003:リポジトリを作成できません
] というエラー メッセージが、vCenter Server のインストールと既存の DB2 データベースの上書きに使用されたユーザー アカウントが db2user グループまたは db2admin グループのメンバーではない場合に表示されます。エラー メッセージのダイアログ ボックスで [OK] をクリックすると、ダイアログ ボックスが閉じ、インストールがロールバックされます。回避策:db2user または db2admin グループに、データベース ユーザーを追加します。データベース管理者に問い合わせてください。
- IBM DB2 9.7.2 Express C データベースを使用する vCenter Server 4.1 Update 1 のインストールが失敗する場合がある
IBM DB2 9.7.2 Express C データベースを使用する vCenter Server 4.1 Update 1 をインストールしているときに、次のような警告メッセージのエラーが表示されることがあります。
警告 25205:LDAP サーバのライセンス キーのロード エラー
[OK] をクリックすると、vCenter Server は正常にインストールされますが、VMware VirtualCenter Server サービスが開始されません。 VMware VirtualCenter Server サービスを手動で開始すると、次のようなメッセージが表示されます。
Windows はローカル コンピュータで VMware VirtualCenter Server を開始できませんでした。詳細については、システムのイベント ログを確認してください。Microsoft 以外のサービスの場合は、サービス ベンダーに、サービス固有のエラー コード 2 についてお問い合わせください。
回避策:DB2USERS および DBSYSMON グループを作成し、DB2 ユーザーに割り当てます。VMware VirtualCenter Server サービスを再起動します。
vCenter Server、vSphere Client、および vSphere Web Access
- アカウント イベントのカテゴリに関連するイベントでアラームがトリガーされない場合がある *
vCenter Server で次のいずれかのイベント トリガーを使用するアラームを作成し、トリガー条件を満たしても、アラームは生成されません。- アカウントの作成
- アカウントの削除
- アカウントの更新
回避策:なし。
- VI Client でパフォーマンス チャートが完全にロードできない (KB 1036409) *
- [ハードウェア ステータス] タブが自動で更新されない *
[ハードウェア ステータス] タブに表示されているホストのハードウェア健全性ステータス プロパティは、自動で更新されません。これは、この更新処理によってパフォーマンスが低下するためです。
回避策:[ハードウェア ステータス] タブで [更新] をクリックし、最新のホストのハードウェア健全性ステータス プロパティを表示します。
- vCenter Server で、データストア上のプロビジョニング済み領域の値が誤って表示される *
仮想マシンをパワーオンまたはパワーオフしたあとすぐにデータストアの表示を更新すると、vCenter Server で、データストア上のプロビジョニング済み領域の値が誤って表示されます。
回避策:なし
- vCenter Server が Windows Server 2008 Release 2 にインストールされている場合、管理者権限を持つユーザーが、vCenter Server のログ バンドルの生成ユーティリティの実行時に完全なログを取得できないことがある
vCenter Server が Windows Server 2008 Release 2 にインストールされている場合に、管理者権限を持つ vCenter Server システムのユーザーが [vCenter Server ログ バンドルの生成] ユーティリティを実行しても、 vcsupportフォルダに完全なログが取得されません。 この問題は、組み込みの管理者ユーザー アカウントでは発生しません。
回避策:管理者権限を持つユーザーが、Windows Server 2008 Release 2 の vCenter Server システムにログインし、[スタート] - [すべてのプログラム] - [VMware] の順に移動し、[vCenter Server ログ バンドルの生成] を右クリックして [管理者として実行] を選択します。
- IPv6 リンク ローカル アドレスを使用して ESX/ESXi ホストを追加すると、ホストが vCenter Server に応答しなくなる
IPv6 リンク ローカル アドレスを使用して ESX/ESXi ホストを vCenter Server に追加すると、追加した数秒後にホストが応答しなくなります。
回避策:なし
Windows Vista で、Update Manager Client のすべての [ヘルプ] ボタンでデフォルトの Update Manager ヘルプ ページが開く
Windows Vista マシンの Internet Explorer 7 ブラウザを使用している場合、vCenter Update Manager のコンテキストに応じたヘルプで必要なヘルプ ページが表示されません。代わりに、Update Manager の導入時のヘルプ ページが表示されます。回避策:Service Pack 2 を Windows Vista に適用します。詳細については、Microsoft のナレッジ ベースの記事 ( http://support.microsoft.com/kb/942172) を参照してください。
vCenter Server が、カスタム JDBC ポートを使用するように構成されたカスタム SQL Server データベースを使用する場合、パフォーマンス チャート データのロードでエラーが発生する
カスタム SQL Server インスタンスが vCenter Server とともにインストールされており、カスタム JDBC ポートを使用するように構成されている場合、[Perf Charts サービスに内部エラーが発生しました
] というエラー メッセージが表示され、チャート データは表示されません。回避策:
- vCenter Server システムで、
C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥VMware¥VMware VirtualCenter
に移動します。 vcdb.properties
ファイルを開きます。- 文字列
usevcdb = true
をコメント アウトします。 - url、 driver、および dbtypeが次の値であることを確認します。
url = jdbc:sqlserver:// :;integratedSecurity=true
driver = com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
dbtype = mssql
- データベースがローカル マシンに配置されている場合は
integratedSecurity
パラメータをtrue
に設定し、リモート データベースの場合はfalse
に設定します。 - VMware VirtualCenter Management WebServices サービスを再起動します。
注:この問題は、カスタム JDBC ポートを使用するように構成された Oracle または DB2 データベースでは発生しません。
- vCenter Server システムで、
Windows サービス パネルから VMware VirtualCenter サービスまたは VMware Web サービスを再起動しようとするとエラーが発生する
Windows のコントロール パネルから VMware VirtualCenter サービスまたは VMware Web サービスを再起動しようとすると、次のメッセージが表示されます。
エラー 1053:そのサービスは指定時間内に開始要求または制御要求に応答しませんでした
回避策:次の手順に従い、該当する vCenter Server ホストの 2 つのレジストリ キーを変更します。
- regedit を起動し、次のレジストリ キーを見つけます。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥
vctomcat¥Parameters - 次の (DWORD) レジストリ値を追加します。
Value Name:WaitHintStart
Value:<サービス開始のための待機時間 (ミリ秒)>
Value Name:WaitHintStop
Value:<サービス停止のための待機時間 (ミリ秒) >
いずれの場合にも、待機時間には 40 秒より大きい値を指定する必要があります。 - 次のレジストリ キーを見つけます。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥
vpxd¥Parameters - 次の (DWORD) レジストリ値を追加します。
Value Name:WaitHintStart
Value:<サービス開始のための待機時間 (ミリ秒)>
Value Name:WaitHintStop
Value:<サービス停止のための待機時間 (ミリ秒) >
いずれの場合にも、待機時間には 40 秒より大きい値を指定する必要があります。
- regedit を起動し、次のレジストリ キーを見つけます。
vCenter Server、VMware Update Manager、または VMware Converter をチェコ語ロケールを使用してオペレーティング システムにインストールするか、またはそのオペレーティング システムで実行すると問題が発生する
vCenter Server、Update Manager、または VMware Converter をチェコ語ロケールを使用するオペレーティング システムにインストールしようとすると、製品をインストールできなかったり、製品の使用時に機能的な問題が発生したりすることがあります。回避策:チェコ語ロケールのオペレーティング システムの場合、回避策はありません。英語ロケールのオペレーティング システムを使用して、製品を評価してください。
ESXi ホストのネットワーク設定を変更すると、一部のハードウェアの健全性監視ソフトウェアでホストを自動的に検出できなくなる
ESXi ホストのネットワーク設定を変更すると、CIM インターフェイスに依存するサードパーティ製管理ツール (主にハードウェアの健全性監視ツール) は、SLP (Service Location Protocol) サービスを使用してそのホストを自動的かつ動的に検出できなくなります。回避策:サードパーティ製管理ツールで、ホストのホスト名または IP アドレスを手動で入力します。または、次のいずれかの方法で
slpd
およびsfcbd-watchdog
を再起動します。- Technical Support Mode にログインし、次のコマンドを実行します。
- ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス (DCUI) で、管理エージェントを再起動します。これにより、この問題の影響を受けるエージェントに加えて、ホスト上のほかのエージェントも再起動されます。このため、さらに障害が発生する可能性があります。
/etc/init.d/slpd restart
/etc/init.d/sfcbd-watchdog restart
DB2 を使用している場合、ネットワーク接続の復旧後に vCenter Server サービスが自動的に再起動しない
IBM DB2 データベースを使用するように構成されている vCenter Server システムへのネットワーク接続を失うと、ネットワーク接続を復旧しても vCenter Server サービスを開始できません。回避策:
- アプリケーション リスト ユーティリティを使用して、vCenter Server マシンから IBM DB2 データベースへの既存のすべての接続を切断します。
- DB2 UDB データベースに dbadm、インスタンス所有者、またはデータベース所有者としてログインします。
- 次のコマンドを実行して、データベースから切断するユーザーに関する情報を取得します: db2 list applications
次のように表示されます。
Auth Id Application Appl. Application Id
Name Handle
-------- -------------- ---------- --------------------------
VPX db2bp.exe 3428 *LOCAL.DB2.100225221240 - アプリケーション ハンドル番号を書き留め、それを使用して、次の切断コマンドを実行します。
force application <アプリケーション ハンドル番号>
vCenter Server が DB2 を使用するように構成されている場合、一部のエンティティでは 2 日以上前のパフォーマンス データが使用できない
vCenter Server が DB2 を使用するように構成されている場合、一部のエンティティでは 2 日以上前のパフォーマンス データが使用できません。注: UTIL_HEAP_SZパラメータはメモリを割り当てます。このパラメータを調整すると、DB2 へのメモリの割り当てを増やすことができます。 diaglevelを 3に減らすと、 diag.logのサイズが縮小し、過剰なログ生成が抑制されます。これにより DB2 がバックグラウンドでジョブを処理できるようになります。DB2 固有のパラメータについては、 IBM Infocenter のページを参照してください。
回避策:DB2 9.5 を使用している場合は、DB2 9.5 Fix Pack 5 にアップグレードしてください。
スワップ ファイルの再配置後にホット プラグイン処理が失敗する
スワップ ファイルの場所の変更後、DRS クラスタまたはスタンドアロン ホストにあるパワーオン状態の仮想マシンでは、ホット プラグイン処理が失敗し、[ターゲットの再開に失敗しました。仮想マシンが見つかりません
] というエラー メッセージが表示されます。回避策:次のいずれかの手順を実行してください。
- 該当の仮想マシンを再起動してスワップ ファイルの新しい場所を登録してから、ホット プラグイン処理を実行します。
- vMotion を使用して該当の仮想マシンを移行します。
- 該当の仮想マシンをサスペンドします。
アクセント記号付き文字および合成文字がフランス語版のヘルプの索引に表示されない
vSphere Client のヘルプ、DRS トラブルシューティングのヘルプ、概要パフォーマンス チャートのヘルプ、および Web Access のヘルプのフランス語版では、索引にアクセント記号付き文字および合成文字 (Æ や Œ) が表示されません。回避策:なし。
ユーザー アカウント制御が有効な Windows Server 2008 システムにホスティングされた vCenter Server インスタンスをリンク グループに追加しようとすると失敗する
ユーザー アカウント制御 (UAC) が有効な Windows Server 2008 システムをリンク モード グループに追加するか、または隔離した場合、エラー メッセージは表示されませんが、その操作は失敗します。回避策:次の手順を実行してください。
次の手順を実行して、ユーザー アカウント制御 (UAC) をオフにしてから、システムをリンク モード グループに参加させます。
- Windows の [コントロール パネル] を開きます。
- [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択します。
- [ユーザー アカウント制御の有効化または無効化] を選択します。
- [ユーザー アカウント制御 (UAC) を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択解除し、[OK] をクリックします。
- マシンを再起動します。
- 次の手順に従ってリンク モードの構成を開始します。
- [スタート] - [すべてのプログラム] - [VMware] - [vCenter Server リンク モードの構成] の順に選択し、[次へ] をクリックします。
- [リンク モードの構成を変更] を選択し、[次へ] をクリックします。
- [vCenter Server インスタンスを既存のリンク モード グループかその他のインスタンスに参加させます] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- サーバ名および LDAP ポート情報を入力し、[次へ] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
- [続行] をクリックしてインストール プロンプトに従います。
- vCenter Server の 1 つにログインし、サーバがリンクされていることを確認します。
- vCenter Server がリンクされたら、UAC をオンにします。
- [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択します。
- [ユーザー アカウント制御の有効化または無効化] を選択します。
- [ユーザー アカウント制御 (UAC) を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択し、[OK] をクリックします。
- マシンを再起動します。
データストアのパフォーマンス チャートに誤ったデータが表示される
vSphere Client のデータストア インベントリ ビューから [パフォーマンス] タブを開くと、タブに 4 つのグラフが表示されます。 これらのグラフのタイトルは正しくありません。次のように読み替える必要があります。- ホストあたりの最大遅延
- ホストあたりのキューの最大深さ
- ホストあたりの読み取り回数
- ホストあたりの書き込み回数
グラフに一部のホストが表示されない場合がありますが、これは既知の問題です。
回避策:データストアに関連付けられた各ホストの正しい情報を確認するには、[ホストおよびクラスタ] インベントリ ビューに切り替えて、[パフォーマンス] タブを選択して対応するカウンタを確認します。
Oracle 10g データベースまたは Oracle 11g データベース (バージョン 10.2.0.4 から 11.2.01) を使用する稼動中の vCenter Server を vCenter Server 4.1 以降にアップグレードする場合、vCenter Server が応答しなくなり、次のようなエラー メッセージが表示されます。
例外が発生しました。算術演算の結果オーバーフローが発生しました。
この問題は Oracle ODBC クライアントのバグ 9793452 が原因で発生します。
回避策:なし。この問題を修正するには、Oracle クライアントをアップグレードします。Oracle 社のサポートに問い合わせて、パッチを入手してください。
- [vCenter サービス ステータス] に、ロケール検出の例外エラーが表示される
vSphere Client から vCenter Server にログインし、[管理] - [vCenter サービス ステータス ] の順に移動すると、[vCenter サービス ステータス] に [ Unexpected exception in locale detection, using default: [object Error](ロケールの検出で予期しない例外が発生しました。デフォルトを使用します:[オブジェクト エラー])] というエラー メッセージが表示される場合があります。このメッセージに対して [OK ] をクリックすると、[ このページのスクリプトでエラーが発生しました] という Internet Explorer のスクリプト エラーが記載されたダイアログ ボックスが表示されることがあります。ダイアログ ボックスで [はい] をクリックすると、[vCenter サービス ステータス] 画面に何も表示されなくなります。 空の画面を右クリックして、[最新の情報に更新] を選択すると、[vCenter サービス ステータス] が正常に表示されます。
注:場合によっては、繰り返し [はい] をクリックしても、Internet Explorer のスクリプト エラーが再度表示されるだけで、空の画面が表示されないこともあります。 この場合、タスク マネージャで vSphere Client アプリケーションを終了し、再度ログインします。
- vSphere Client 4.0 または 4.1 からリンク モードの vCenter Server への接続に失敗し、エラー メッセージが表示される
vCenter Server 4.0 Update と 4.1 など、バージョンが異なる 3 つ以上の vCenter Server をリンク モード グループに追加した場合、vSphere Client 4.0 または 4.1 から vCenter Server に接続できない場合があります。vSphere Client に次のエラー メッセージが表示されます。
次の vCenter Server(s) xyz.servername.com と通信の問題があります:サーバで認証できません
回避策:vSphere Client 4.1 Update 1 を使用して、リンク モード グループに属している vCenter Server 4.1 Update 1 システムに接続します。これにより、リンクされているすべての vCenter Server システムのインベントリを表示および管理できます。
仮想マシンの管理
スナップショットがあるパワーオフまたはサスペンド状態の ESX 3.x 仮想マシンを別のデータストアに移行すると、移行先の仮想マシンが使用できなくなる場合がある
パワーオフまたはサスペンド状態のスナップショットがある ESX 3.x 仮想マシンを別のデータストアに移行しようとすると、次の警告メッセージが表示される場合があります。
この仮想マシンはスナップショットが有効になっています。特定の条件下で、一部の仮想マシン ファイルがターゲット データストアに自動的にコピーされない場合があります。残りの仮想ディスク ファイルをソース データストアから手動でコピーするまで、この仮想マシンをパワーオンできません。詳細については、VMware ナレッジ ベースで 「3.x スナップショットの移行」 を検索してください。仮想マシンの移行を完了し、仮想マシンをパワーオンしようとすると、次のエラー メッセージが表示される場合があります。
[ファイルが見つかりません
]回避策: KB 1020709 を参照してください。
- vCenter Server で Oracle データベースを使用している場合、見つからないデータストアに VMDK ファイルがある仮想マシンを登録すると、vCenter Server が機能しなくなる (KB 1032726)
vMotion および Storage vMotion
- Storage vMotion の詳細タスクをキャンセルしたときに、仮想マシンのディレクトリが移行先データストアから削除されない
Storage vMotion の詳細オプションを使用して、仮想マシンのハード ディスク ファイルを別のデータストアに移行することを選択し、Storage vMotion のタスクが完了する前にキャンセルすると、仮想マシンのディレクトリが、移行先のデータストアに残ります。仮想マシンのストレージをもう一度そのデータストアに移行しようとすると、仮想マシンの名前に接尾辞 _1がついた別のディレクトリがターゲットのデータストアに作成されます。
回避策:なし