VMware Infrastructure Management Installer | 2012 年 8 月 30 日(全ロケール)
vCenter Server 4.1 Update 3 | 2012 年 8 月 30 日 | ビルド 799345
vSphere Client 4.1 Update 3 | 2012 年 8 月 30 日 | ビルド 799345

ドキュメントの最終更新日:2012 年 8 月 30 日

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

次の情報は VMware vCenter Server のこのリリースで利用可能な一部の拡張機能について説明しています。

  • サポートされるゲスト OS の追加 このリリースでは、多数のゲスト OS のサポートが追加されました。

    • このリリースでサポートされるゲスト OS の一覧については、『 VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。

  • 解決した問題 このリリースでは、多くのバグも修正されています。これらは、「 解決した問題」セクションに記載されています。

VMware vSphere 4.1 の旧リリース

vSphere 4.1 の以前のリリースの機能および既知の問題については、それぞれのリリース ノートに記載されています。旧リリースの vSphere 4.1 コンポーネントのリリース ノートを参照するには、次のリンクをクリックしてください。

はじめに

ESX、vCenter Server、および vSphere Client のバージョンの互換性

VMware 製品の相互運用性マトリックス』(英語版)では、ESX、vCenter Server、vSphere Client、およびオプションの VMware 製品を含む VMware vSphere コンポーネントの現在のバージョンと旧バージョンとの互換性について、詳細に説明しています。また、ESX または vCenter Server をインストールする前に、サポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントについて 『vSphere 互換性マトリックス』(英語版)で確認してください。

インストールおよびアップグレード

vCenter Server 4.1 は、Windows 64 ビット プラットフォームのみにインストールできます。VirtualCenter 2.x をインストールしている場合、VirtualCenter のデータベースを保持しながら 64 ビットのオペレーティング システムに vCenter Server をインストールする方法については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。

ESX および vCenter Server のインストールと構成の具体的な手順については、『 ESX および vCenter Server インストール ガイド』 を参照してください。

正常にインストールしたあと、いくつかの構成手順、特にライセンス、ネットワーク、およびセキュリティの構成が必要です。これらの構成タスクの説明については、vSphere のドキュメントにある次のガイドを参照してください。

VMware vSphere の今後のリリースでは、VMFS バージョン 2(VMFS2)をサポートしない可能性があります。VMFS バージョン 3 以降にアップグレードまたは移行することをお勧めします。詳細については、『 vSphere アップグレード ガイド』 を参照してください。

vCenter Server 4.1 Update 3 をインストールするか、vCenter Server 4.1 Update 2 にアップグレードする前に、データベースのパラメータ オプションが設定されていることを確認してください。詳細については、 KB 1024449 を参照してください。

vCenter Server 4.1 Update 3 へのアップグレードまたは移行

vCenter Server 4.1 Update 3 には、VirtualCenter 2.5 Update 6、vCenter Server 4.0、vCenter Server 4.0 Update 1、vCenter Server 4.0 Update 2、vCenter Server 4.0 Update 3、vCenter Server 4.0 Update 4、vCenter Server 4.1、vCenter Server 4.1 Update 1、および vCenter Server 4.1 Update 2 からアップグレードできます。

アップグレードするには、最初に、使用しているデータベースが vCenter Server 4.1 Update 3 でサポートされていることを確認し、サポートされているデータベース、SSL 証明書、および VirtualCenter Server の構成をバックアップしてから、vCenter Server のインストーラを実行します。旧バージョンの vCenter Server がコンピュータにあり、アップグレードされることを報告するメッセージが表示されます。

プラグインのアップデート

このリリースの vCenter Server 4.1 Update 3 ソフトウェア スイートには、 VMware Update ManagerVMware Orchestrator に対するアップデートが含まれます。

ドキュメント

VMware vSphere 4.1 Update 3 リリースには、VMware vSphere 4.1 のドキュメントを使用できます。次のドキュメントのページを参照してください。

国際化

VMware vSphere 4.1 Update 3 は、次の言語で使用可能です。

  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • 日本語
  • 簡体字中国語

vSphere Client のロケール強制モード

vSphere 4.1 Update 3 では、実行中のオペレーティング システムが英語以外の言語であっても、インターフェイスのテキストを英語で表示するよう vSphere Client を構成できます。この構成は、コマンド ライン スイッチを使用することで、単一セッションの期間中実行されます。この構成はインターフェイスのテキストに適用されますが、日時や数値のフォーマットなど、ほかのロケール関連の設定には影響しません。

次の vSphere Client コマンドを使用すると、単一のセッションが英語で表示されます。

vpxClient -locale en_US

vSphere 用オープン ソース コンポーネント

一般的に使用可能な vSphere の最新リリースのためのオープン ソース コンポーネント、およびそれぞれのライセンスについては、 http://www.vmware.com/download/vsphere/open_source.html の [オープン ソース] タブで参照できます。 このリンクから、一般的に使用可能な vSphere の最新リリース用の、ソース コードや利用可能なソース コードへの変更のために必要な GPL または LGPL、あるいはその他の類似のライセンスのソース ファイルがダウンロードできます。

解決した問題

このリリースでは、次の内容に関する問題が解決されています。解決した問題のうち、以前のリリースで既知の問題として記載されていたものには、† 記号が付加されています。

その他

  • vCenter Server の tempDB が過度に大きくなる
    一部のサードパーティ アプリケーション(Veeam の nWorks など)は、vCenter Server に接続し、非常に大きな検索条件で検索仕様を発行します。この結果、vCenter Server データベースに対して大きなクエリが実行されます。場合によっては、このクエリがデータベースの TempDB領域を占有している間、このクエリが継続的に解析されます。 TempDBでこのクエリが絶えず実行される結果、SQL Server のディスク領域がいっぱいになると VMware VirtualCenter Server サービスが起動できなくなる可能性があります。
    vpxd.logファイルに次のようなエントリが含まれます。
    BC error:(42000) - [Microsoft][SQL Native Client][SQL Server]Could not allocate a new page for database 'TEMPDB' because of insufficient disk space in filegroup 'DEFAULT'.Create the necessary space by dropping objects in the filegroup, adding additional files to the filegroup, or setting autogrowth on for existing files in the filegroup." is returned when executing SQL statement "SELECT EVENT_ID, CHAIN_ID, EVENT_TYPE, EXTENDED_CLASS, CREATE_TIME, USERNAME, CATEGORY, VM_ID, VM_NAME, HOST_ID, HOST_NAME, COMPUTERESOURCE_ID, COMPUTERESOURCE_TYPE, COMPUTERESOURCE_NAME, DATACENTER_ID, DATACENTER_NAME, DATASTORE_ID, DATASTORE_NAME, NETWORK_ID, NETWORK_NAME, NETWORK_TYPE, DVS_ID, DVS_NAME, CHANGE_TAG_ID FROM VPX_EVENT WHERE (EVENT_TYPE IN (?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,?,"
    Logs/vpxd/vpxd-9704.log.gz:[2011-08-15 05:56:11.343 06612 error 'App' opID=453570f1] vim.fault.DatabaseError
    Logs/vpxd/vpxd-9704.log.gz:[2011-08-15 05:57:08.856 06588 error 'App' opID=892090d5] [Vdb::IsRecoverableErrorCode] Unable to recover from 42000:1101

    この問題を解決するには、 vpxd.cfgファイルに次のパラメータを追加してください。
    <event><maxVectorQuerySize>100</maxVectorQuerySize></event>
  • ReconfigVM_Task メソッドで extraConfig プロパティを使用すると仮想マシンから追加オプションを削除できなくなる
    『VMware Infrastructure SDK Reference Guide (VMware Infrastructure SDK リファレンス ガイド)』に「 ReconfigVM_Taskメソッドで extraConfigプロパティを使用した場合、キーが存在しているが、値が設定されていない、または空文字の場合にオプションが削除される」という誤った記述がありました。

    今回のリリースで、このエラーは修正されました。 extraConfigプロパティの説明は次のように変更されています。
    ここでは追加オプションに対する一連の変更について説明します。キーがすでに存在する場合は、指定された新しい値にリセットされます。存在しない場合は、新しいオプションが追加されます。オプションを削除することはできません。

セキュリティ

サーバ構成

  • vDS を使用して構成されたホストについてホスト プロファイルのコンプライアンス ステータスが正しく報告されない
    vCenter Server でホストの vDS 構成と添付されたホスト プロファイルで取得した vDS 構成が vDS 上のアップリンクに関して一致しない場合、ホスト プロファイルでは、非準拠のコンプライアンス ステータスを誤って、準拠していると報告することがあります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

ストレージ

  • vCenter Server が起動に失敗して、次のエラーが表示されることがある:The description for event ID 1000 from source Vmware virtual center server cannot be found.
    この問題は、ESX ホストに NFS データストアがマウントされている場合に、同一の URL で 1 つ以上の NFS データストアが vCenter Server データベースに 2 度出現すると発生します。NFS データストアが 2 度出現する理由としては、NFS サーバの IP アドレスまたはホスト名が変更され、NFS データストアをマウントし直す前に ESX ホストから NFS データストアのマウントを解除しなかったことなどが考えられます。
    次のエラー メッセージが表示されて vCenter Server が起動に失敗します。
    The description for event ID 1000 from source Vmware virtual center server cannot be found.
    Either the component that raises the event is not installed on your local computer or the installation is corrupted.
    You can install or repair the component on the local computer.
    vpxd.logファイルに次のようなエントリが含まれます。
    error 'App'] Duplicate name (<datastore_name>) in datastore folder
    Panic:NOT_IMPLEMENTED d:/build/ob/bora-208111/bora/vpx/vpxd/vpxdMoDatacenter.cpp:1401

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

アップグレードおよびインストール

  • vCenter Server のアップグレードが失敗すると、ADAM インスタンスが削除されることがある
    vCenter Server のアップグレード時に、アップグレードが失敗したり、中止されたりすると、ロールバック プロセスで ADAM インスタンスが再作成されないことがあります。ローカル ADAM インスタンスが削除された状態では、VMware VirtualCenter Server サービスが再起動できない状態のままです。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。vCenter Server のアップグレードが失敗した場合、または中止された場合、ローカル ADAM インスタンスは削除されません。
  • vCenter Server のアップグレード時に vCenter Server インストーラが vCenter Agent のアップグレード方法を選択するオプションを表示しない
    これまで vCenter Server を 1 度アップグレードしており、この vCenter Server をバージョン vCenter Server 4.1 Update 1 または Update 2 に再アップグレードするという場合は、vCenter Server インストーラに vCenter Agent のアップグレード方法を選択するオプションが表示されません。アップグレード後は、vCenter Server を初めてアップグレードした時に選択したオプションに基づいて vCenter Agent のアップグレード オプション(自動または手動)が決定されます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • vCenter Server にアップグレードすると、vpxd.exe プロセスが CPU リソースを 100% 近く消費する
    vCenter Server 2.5 または 4.0 から vCenter Server 4.1 にアップグレードしても、これに対応して vpxd.CacheSizeパラメータが増えないため、 vpxd.exeプロセスが大規模な環境で CPU リソースを 100% 近く消費します。これにより、vCenter Server および vSphere Client のパフォーマンスが低下します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Active Directory Web サービスで、指定された Active Directory Lightweight Directory Services インスタンスの設定が読み取れない
    vCenter Server をインストールした後、Active Directory Web Services (ADWS)が指定された Active Directory Lightweight Directory Services (AD LDS)インスタンスに対する設定を読み取ることができません。

    次のエラーが表示されます。

    Active Directory Web Services encountered an error while reading the settings for the specified Active Directory Lightweight Directory Services instance.Active Directory Web Services will retry this operation periodically.

    この問題は、LDAP および Secure LDAP (SSL)の各サービスで使用するように Active Directory LDS が構成したポートを Active Directory Web Services (ADWS)が読み取れない場合に発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Windows アプリケーションのイベントログ エントリの記述が見つからない
    vCenter Server で Windows アプリケーションのイベントログ エントリに関する記述が見つかりません。vCenter がアプリケーションのシャットダウンを開始すると、Windows Event サービスにイベントのログが記録されます。ただし、メッセージの説明には次のテキストが表示されます。

    The description for Event ID 1000 from source VMware VirtualCenter Server cannot be found.

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

vCenter Server、vSphere Client、および vSphere Web Access

  • vCenter Server の検索機能で権限が認められず、ユーザーが権限を持っていない管理オブジェクトを検出または表示する

    vCenter Server でユーザーにより vCenter Server への特権ログインが制限されている場合は、権限情報とは無関係に、すべての管理オブジェクトを表示することができます。これは、vCenter の検索機能で権限が認められず、ユーザーが権限を持っていない管理オブジェクトが検出または表示されることを示しています。

    注:vCenter の検索中に権限とは関係なく、ユーザーはすべての管理オブジェクトを表示できる
    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 仮想マシン スナップショットの操作中にvCenter Server が失敗することがある
    仮想マシン スナップショットの操作が進行中に vCenter Server が失敗することがあります。vCenter Server データベースは、Microsoft SQL Server です。 vpxd.logファイルに次のようなエラーが記録されます。

    An unrecoverable problem has occurred, stopping the VMware VirtualCenter service.エラー:Error[VdbODBCError] (-1) "ODBC error:(23000) - [Microsoft][SQL Server Native Client 10.0][SQL Server]Violation of PRIMARY KEY constraint 'PK_FLE_FILE_INFO'.Cannot insert duplicate key in object 'dbo.VPX_VM_FLE_FILE_INFO'.The duplicate key value is (154315, 12)." is returned when executing SQL statement "INSERT INTO VPX_VM_FLE_FILE_INFO WITH (ROWLOCK) (VM_ID, KEY_VAL, NAME, FILE_SIZE, TYPE) VALUES (?, ?, ?, ?, ?)"

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 履歴パフォーマンス チャートが表示されない、または履歴パフォーマンス チャートに不一致が見られることがある

    vCenter Server でパフォーマンス データ処理ロジック内部の論理に問題があるため、統計情報のリモート収集プロセスの間に障害が発生した場合、パフォーマンス データがデータベースに保存されません。
    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESX Server の動作中に電源コードを引き抜き、再度差し込んでもアラームがトリガーされない

    vCenter Server で ESX Server の動作中に電源コードを引き抜き、再度差し込んでも、アラームがトリガーされません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 特定のホストにホスト プロファイルのコンプライアンス チェックを実行すると、詳細設定の構成オプションに対する障害が報告され、ホストを非準拠としてマークする
    VI Client では [詳細設定] タブにあるパフォーマンス オプションを使用して CPU、メモリ、ディスク、ネットワークのメトリックをクラスタ ビューで見ることはできません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • VC MAC アドレス領域が不足してクローン操作が失敗する
    ホスト上での作成やクローン作成などのプロビジョニング操作が失敗すると、ジャーナルのロールバックが実行されます。ただし、仮想マシンのイーサネット デバイスに対する MAC アドレスのエントリはジャーナルには含まれていないため、操作の失敗によって仮想マシンのロールバックを実行しても、VC エントリの MAC エントリは解放されません。失敗が繰り返されると、いずれの仮想マシンにも使用されることのない未解放のエントリが多数生じることになります。このような場合、仮に仮想マシンのイーサネット デバイスの数が、MAX 値で指定された数に満たない場合でも、仮想マシンの作成やクローン作成の間に VC MAC アドレスが不足することになります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • VI Client のホスト CPU のカウンタ ゲージで誤って 100MHz が表示される

    vCenter Server を再起動した後、実際に消費されている MHz や使用可能な MHz は 100 MHzを超えている場合でも CPU ゲージ バーの最大値が誤って 100 MHz と表示されます。この問題は、次のいずれかのイベントが発生すると、発生します。
    VM のパワーオン/パワーオフ
    vMotionの削除
    およびホストの追加、仮想マシン/ホスト構成の変更

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • eventTypeId プロパティがイベントの WSDL 名に設定されていると、EventFilterSpec は動作しない

    vCenter Server では、EventFilterSpec は、eventTypeId プロパティが完全修飾イベント名で設定されている場合にのみ動作します。ただし、SDK のユーザーが認識できるのはイベントの WSDL 名だけであるため、完全修飾名は認識されません。

    このリリースでは、完全修飾イベント名以外に WSDL 名にも対応するように EventFilterSpec がアップデートされています。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 仮想マシンをスナップショットに戻した後、接続できない

    vCenter Server でスナップショットに戻した後、仮想マシンをパワーオンにして、ネットワーク アダプタで [パワーオン時に接続] を選択しても、[接続中] が選択されません。ユーザーがボックスにチェックを付けても、「Invalid Configuration for device 0」というエラーが表示されます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • パフォーマンス チャートのクラスタ ビューで、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークのメトリックを見ることができない

    VI Client では [詳細設定] タブにあるパフォーマンス オプションを使用して CPU、メモリ、ディスク、ネットワークのメトリックをクラスタ ビューで見ることはできません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • vSphere Client が vmimages フォルダのコンテンツを表示しない場合がある
    vCenter Server に接続された vSphere Client を使用して ESXi ホストの vmimagesフォルダを参照すると、このフォルダが空のように表示されることがあります。フォルダに入っている ISO イメージとフロッピー イメージにアクセスできません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 積み重ねグラフ(仮想マシン単位)用のパフォーマンス データをスプレッドシートにエクスポートしようとすると、Index was out of range というエラーが表示されてエクスポートが失敗する
    ESX ホストのパフォーマンス データをスプレッドシートにエクスポートする際に、チャート オプションとして 積み重ねグラフ (仮想マシン単位) チャート タイプを選択し、[パフォーマンスのエクスポート] 画面でメトリックの詳細設定として CPU、ディスク、ネットワーク、およびメモリを選択して OK をクリックすると、次のようなメッセージが表示されることがあります。
    System.ArgumentOutOfRangeException:Index was out of range.Must be non-negative and less than the size of the collection.
    パラメータ名:index

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESX/ESXi 3.5 ホストで実行されている仮想マシンの OVF テンプレートを vCenter Server でエクスポートできない
    vCenter Server システムの HTTPS ポートがデフォルトのポート番号 443以外を使用するように設定されていると、ESX/ESXi 3.5 ホストで実行されている仮想マシンの OVF テンプレートを vCenter Server でエクスポートできないことがあります。次のようなエラー メッセージが表示されます。
    Failed to export Virtual Machine:Unable to connect to the remote server

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • vmodl.fault.ManagedObjectNotFound エラーが表示されて vCenter Server が起動できない
    vCenter Server でデータベース内に存在しない仮想マシンのアラームを構成すると、次のようなエラー メッセージが表示されて vCenter Server サービスが起動されないことがあります。
    vmodl.fault.ManagedObjectNotFound
    Messages similar to the following are recorded in the vpxd.log file:
    [VpxdMain] Failed to initialize:vmodl.fault.ManagedObjectNotFound
    Failed to intialize VMware VirtualCenter.Shutting down...
    [Vdb::Connection::Release] Transaction took 60024 ms with 0 statements
    Successfully unlocked VC repository
    Forcing shutdown of VMware VirtualCenter now

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • eventTypeId プロパティがイベントの WSDL 名に設定されていると、EventFilterSpec は動作しない
    vCenter Server では、 EventFilterSpecは、 eventTypeIdプロパティが完全修飾イベント名で設定されている場合にのみ動作します。ただし、SDK のユーザーが認識できるのはイベントの WSDL 名だけであるため、完全修飾名は認識されません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
    このリリースでは、完全修飾イベント名以外に WSDL 名にも対応するように EventFilterSpecがアップデートされています。
  • ホストがメンテナンス モードを終了する際に vCenter Server が応答を停止することがある
    ホストでリソース プールが構成されており、ホストがメンテナンス モードを終了すると、時おり認識できない競合状態が発生し、vCenter Server が応答を停止することがあります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 仮想マシンをすべて削除した後、データストアが空の場合でも、データストアの領域使用率のチャートに仮想マシン ファイルにより領域が使用中であると表示される
    データストアから仮想マシンをすべて削除した後、データストアの [パフォーマンス] タブを表示すると、データストアが空であるにもかかわらず、[領域使用率] セクションの [ファイル タイプ別] チャートには仮想ディスク、スナップショット、スワップ ファイル、その他の仮想マシン ファイルによって使用されている領域があると表示されます。 この問題は、SQL クエリによりデータベースから古い領域使用率統計情報が取得されることが原因で発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Datastore.Rename 権限ではなく、Datastore.FileManagement 権限を使用してデータストアのフォルダまたはファイルの名前を変更する
    以前、vCenter Server では、データストアのファイル名を変更するのに、 Datastore.Rename権限が必要でしたが、この権限により、ユーザーはデータストア自体の名前変更も許可されていました。
    これが今回のリリースより、データストアに存在するファイルまたはフォルダの名前を変更する場合は Datastore.FileManagement権限が必要になり、ファイルやファイルの名前変更、データストア内のファイルを対象とした切り取り、コピー、貼り付け、移動、削除、読み取りおよび書き込みの操作を実行するにはデータ センター レベルでの読み取り専用権限が必要になります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • パワーオフ スケジュールが設定されたタスクが予定よりも 2 日早く発生することがある
    vSphere Client を実行しているシステム上の日付がその月の最後の日(6/30 や 7/31 など)に vCenter Server を使用してパワーオフ タスクをスケジュールすると、計算が不正確になって、予定されたスケジュールより 2 日早くタスクが実行されることがあります。
    たとえば、スケジュール設定したパワーオフ タスクを週次スケジュール上に設定し、ターゲットとなる曜日が日曜日の場合、タスクは 2 日早い金曜日に実行されるようにスケジュールされます。この問題は、 AM/PM フィールドを指定しないか、または時間を AM として指定すると発生します。 PM を選択した場合、この問題は発生しません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • vCenter の各種操作が原因で [Overlapping link regions (リンク領域の重複)] というエラー メッセージが表示される
    vCenter Server でのさまざまな操作(ホストをメンテナンス モードに設定して、最後に再現可能な操作)が次のエラー メッセージの原因となります。
    [Overlapping link regions (リンク領域の重複)]。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 8 時間以内の時間範囲でカスタム パフォーマンス チャートを保存すると、vSphere Client が応答を停止する
    正時(1:00、2:00 など)から始まる 8 時間以内の時間範囲でカスタム パフォーマンス チャートを保存すると、vCenter Server に接続された vSphere Client セッションが応答を停止し、クライアント CPU リソースを 100% 消費した状態になります。
     
    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ディスク カウンタまたはデータストア カウンタのクエリ時にvCenter Server が失敗する
    QueryPerf()API を使用してディスク カウンタまたはデータストア カウンタのクエリを実行すると、戻り値が 32 ビットより大きい場合に vCenter Server が失敗することがあります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • パラメータが無効であることを示すエラーが表示されて vCenter Server が応答を停止することがある
    dvsUtils.cppファイル内の一部の関数は vmSummaryMaphash_map を不正に使用することがあり、この結果競合状態が発生して、vCenter Server が応答を停止することがあります。この問題は、ポート グループに影響を与える何らかの操作を複数のユーザーが実行した場合に発生します。 vpxd.logファイルに次のようなエントリが含まれる場合があります。
    vmacore!Vmacore::System::ThreadPoolWin32::InvalidParameterHandler+0xa4 [d:\build\ob\bora-340981\bora\vim\lib\vmacore\win32\threadpool.cpp @ 976]
    00000000`1857e960 00000000`72f55309 :00000000`031e2400 00000000`00000000 00000001`41e16a50 00000000`030f0260 :msvcr90!invalid_parameter+0x49
    00000000`1857e9a0 00000001`40a5d80b :00000000`0af799e0 00000000`1b5f4be8 00001a4c`00001539 00000000`00000010 :msvcr90!invalid_parameter_noinfo+0x19

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ホストが IPv6 DNS 名を使用している場合、vSphere Client の VM コンソールが開かない
    vCenter Server で vSphere Client を使用している場合、ホストで IPv6 DNS 名が使用されていると、仮想マシン コンソールを開かないことがあります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ホストが HA (High Availability)クラスタの一部になっている場合、仮想マシンの自動起動および自動シャットダウン オプションが無効になる
    このリリースより、ホストを HA クラスタに追加するときに、「システムに連動した仮想マシンの自動起動および停止を許可する」という ESX ホストの設定は無効になります(この機能は VMware HA ではサポートされていません)。ホストが HA クラスタに含まれている場合、設定を再びに有効にするオプションは灰色で表示されます。
  • vCenter Server が応答を停止するまで vCenter vpxd サーバ メモリ使用率が増加する
    vCenter Server では、vCenter Server の応答が停止するまで、vpxd のメモリ使用率が発生します。このメモリ リークの問題は、VI Client からログオフした後も発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • vSphere Client で特定の仮想マシンのゲスト OS を不明と表示する
    [仮想マシン] タブ ページで、vCenter Server により特定の仮想マシンに対する [ゲスト OS] 列に [不明] の値が表示されることがあります。 この問題は、VMware Tools を仮想マシンからアンインストールした後、または無効にした後、VMware Virtual Center Server サービスを再起動すると、発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • クラスタが極度に不均衡な場合、DRS は仮想マシンの移行を推奨しない
    クラスタが極度に不均衡な場合、DRS では MinGoodness や CostBenefit のフィルタリングが原因で、負荷を均一化するために、仮想マシンへの移行を推奨しないことがあります。

    このリリースより、DRS クラスタの負荷を効率よく均一化するように DRS アルゴリズムが改善されています。デフォルト設定でクラスタがまだ不均衡な場合は、次の値を使用して高度な DRS オプションを構成して、DRS クラスタのロード バランシング機能をさらに改善するように DRS を実行できます。

    SevereImbalanceDropCostBenefit 1
    FixSevereImbalanceOnly 0
  • 履歴値のパフォーマンス データが表示されないことがある
    統計ロールアップ ストアド プロシージャでは、ユーザーが履歴値のパフォーマンス データを表示する際に、 CAST関数内の不正なデータ型が原因となって vCenter Server がエラー メッセージを表示することがあります。 パフォーマンス タブには、次のようなエラー メッセージが表示されます。
    [VpxdStatsAggregator] Error during Stats Rollup:
    "ODBC error:(22003) - [Microsoft][SQL Server Native Client 10.0][SQL Server]"Arithmetic overflow error converting varchar to data type int" is returned when executing SQL statement "stats_rollup1_proc"

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
    vCenter Server 4.1、vCenter Server 4.1 Update 1、または Update 2 から Update 3 へアップグレードしている場合、MS SQL データベース中のストアド プロシージャを置き換える必要があります。詳細については、 KB 2030365 を参照してください。
  • 履歴値のパフォーマンス データが表示されないことがある
    統計ロールアップ ストアド プロシージャでは、ユーザーが履歴値のパフォーマンス データを表示する際に、CAST 関数内の不正なデータ型が原因となって vCenter Server がエラー メッセージを表示することがあります。 パフォーマンス タブには、次のようなエラー メッセージが表示されます。
    [VpxdStatsAggregator] Error during Stats Rollup:
    "ODBC error:(22003) - [Microsoft][SQL Server Native Client 10.0][SQL Server]"Arithmetic overflow error converting varchar to data type int" is returned when executing SQL statement "stats_rollup1_proc"

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • vCenter Server プロセスが使用可能な CPU をほぼすべて使用する
    vCenter Server で vpxd により、CPU 領域の 25 ~ 100% が消費されています。この CPU 消費の大部分が同じ種類のワーカー スレッドで実行されています。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • データストア名に特殊文字が使用されていると、Web ベースのデータストア ブラウザではデータストアの内容が表示されない
    vCenter Server でデータ センター名に次の文字が使用されていると、Web ベースのデータストア ブラウザ( https://vcenter_fqdn/folder)ではデータストアを表示できない場合があります。

    / (スラッシュ)
    \ (バックスラッシュ)
    = (等号)
    & (アンパサンド)

    名前に上記の 1 つ以上の特殊文字が含まれるデータストアをクリックすると、空またはブランクの表示になります。データストア名自体に特殊文字が使用されている場合にも、同様の問題が起きます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

仮想マシンの管理

  • 仮想マシンのハードウェア構成を変更すると vCenter Server が応答を停止することがある
    仮想マシンのハードウェア構成を変更している間、ホストの接続状態が変化して仮想マシンがホストから切断されると、vCenter Server が応答を停止することがあります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。このような状況が発生すると、ハードウェアの再構成操作が失敗します。
  • 仮想ディスク ファイルは、NFS サーバ上で常にシン プロビジョニング フォーマットになる
    仮想マシンまたはテンプレートをデプロイまたはクローン作成するときに、ターゲット ストレージの仮想ディスク フォーマットをソースと同じフォーマットになるように選択した場合で、ターゲット ストレージが NFS の場合、デプロイされる仮想マシンの仮想ディスク フォーマットは常にシン プロビジョニングになります。これは、ソース テンプレートまたは仮想マシンの仮想ディスクがシック フォーマットの場合でも当てはまります。

    このリリースより、テンプレートまたは仮想マシンをデプロイまたはクローン作成するときに、NFS サーバがターゲット ストレージとして選択され、仮想ディスク フォーマットがソースと同じフォーマット、またはシック フォーマットとして選択された場合、次のようなアラート メッセージが表示されます。
    ターゲット データストアのタイプは NFS サーバです。実際のディスク フォーマットは NFS サーバによって決定されます。
  • DNS サフィックス設定は、カスタマイズでクローン作成またはデプロイされた仮想マシンに保持されないことがある
    仮想マシンをクローン作成またはデプロイするときに、ゲスト OS の設定を DHCP を許可するようにカスタマイズし、DNS サフィックス リストを提供すると、DNS サフィックス設定はデプロイされた仮想マシンには保持されません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • vCenter Server は、HA が有効なクラスタの FT に対して NHM と WSM の CPU ホストをペアにしない
    このリリースより、HA が有効なクラスタでは、クラスタに Nehalem CPU と Westmere CPU を備えた混在したサーバおよび一致したサーバがある場合、これらの CPU サーバ間の FT ペアは生じません。プライマリ仮想マシンが Nehalem CPU で動作する場合、任意の時点でセカンダリ仮想マシンは Westmere CPU ホストで動作しません。また、その逆のケースもあります。

VMware HA(High Availability)および VMware FT(Fault Tolerance)

  • vCenter Server サービスを再起動した後、HA 対応のクラスタ内の仮想マシンに構成した VM 監視設定が有効でなくなることがある
    HA 対応のクラスタ内の仮想マシンの VM 監視設定が 無効 に設定された状態から、この構成を 標準、または に変更して vCenter Server サービスを再起動すると、再起動後はこの仮想マシンの VM 監視設定が 無効 になります。新たに構成した設定値、[高]、[標準]、または [低] は保持されません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • HA フェイルオーバーの間、仮想マシンによっては一部の特定のホストからは無効でパワーオンできないように見える場合がある
    HA フェイルオーバーの間、仮想マシンによっては hostd の再起動後一部のホストから無効であるように見えるものがあります。これらのホストからの VMX ファイルの表示は、破損していると報告される場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

既知の問題

既知の問題セクションでは、 機能に関する補足について説明し、 既知の問題のリストを提供します。

機能に関する補足

IPv6 は、デフォルトで無効に設定:IPv6 は、ESX 4.1 Update 1 のインストール時にデフォルトで無効に設定されます。

ハードウェア iSCSI:Broadcom ハードウェア iSCSI は、ジャンボ フレームまたは IPv6 をサポートしません。依存型ハードウェア iSCSI は、依存型および独立型のハードウェア iSCSI アダプタがホストで同時に使用される場合、同じ LUN への iSCSI アクセスをサポートしません。

既知の問題のリスト

発生が知られている問題には、次のものがあります。このあとに示す問題のリストは、vCenter Server 4.1 Update 3 が対象です。既知の問題で以前記載されていなかったものには、* 記号が付加されています。既知の問題点は次のように分類されています。

国際化

  •   DRS ルールの UI 画面のドロップダウン メニュー項目が誤って翻訳されている
    英語以外の UI を使用して仮想マシンとホスト間の DRS ルールを作成する場合、ドロップダウン メニューのオプションが正しく表示されません。

    回避策:なし。

  • フランス語にローカライズされた vCenter Server のパフォーマンス概要チャートのヘルプ ファイルが英語で表示される
    フランス語にローカライズされた vCenter Server を使用して、パフォーマンス概要チャートのヘルプ アイコンをクリックすると、ヘルプ ファイルが英語で表示されます。

    回避策:ヘルプ ファイルの URL を .../help/en/...から .../help/fr/....に変更します。

その他

  •   DRS を無効にしても仮想マシンとホスト間の DRS ルールが有効になっている
    DRS クラスタに対して仮想マシンとホスト間の DRS ルールを指定すると、DRS が無効の場合でも、このルールは有効のままになっています。したがって、このタイプのルールで指定されている仮想マシンを手動でパワーオンすると、この操作がルールに違反している場合にエラーが発生することがあります。

    回避策:クラスタの [設定] ダイアログ ボックスでルールを手動で無効にします。

  • vSphere Client のグループ ID の文字数が vCLI のグループ ID の文字数より短い
    vSphere Client を使用してグループ ID を指定する場合、使用できる文字数は 9 文字までです。これに対して、 vicfg-user vCLI を使用してグループ ID を指定する場合は、最大 10 文字まで指定できます。

    回避策:なし。

ネットワーク

  •   vDS バッキングが無効な仮想マシン上でクローン操作が失敗する
    仮想マシンのいずれかのネットワーク アダプタが、無効なまたは不明な vDS または dvPort グループに接続されている場合、仮想マシンのクローンを作成できません。

    回避策:すべての仮想マシンのネットワーク アダプタに有効なバッキングがあることを確認してから、仮想マシンのクローン作成を行います。

  • 読み取り専用ロールを持つ新しく追加されたユーザーが、VMkernel NIC を ESX/ESXi ホストに追加できる
    読み取り専用ロールを持つ新しく追加されたユーザーは ESX/ESXi ホスト設定を変更できないようにする必要がありますが、現時点では例外として、VMkernel NIC を追加することができます。

    回避策:なし。この動作を想定しないでください。今後、読み取り専用ユーザーは VMkernel NIC を追加できなくなります。

  • ホストが 1016 を超える dvPort を vDS 上で使用すると、メモリの問題が生じる
    1 つのホストが vDS 上で使用できる dvPort の最大数は 4096 ですが、ホストに対する dvPort の数が 1600 に近づくと、メモリの問題が生じ始める場合があります。この問題が生じると、vDS に仮想マシンまたは仮想アダプタを追加することはできません。

    回避策:vDS 上で、ホストあたりの dvPort の最大数が 1016 になるように設定します。

  •   vDS バッキングが無効な仮想マシン上で破棄処理が失敗する
    仮想マシンのいずれかのデバイスが無効な vDS に接続されている場合、破棄処理が正常に完了しない場合があります。仮想マシンはホスト上で破棄されますが、vSphere Client インベントリ上には表示されます。

    回避策:vCenter インベントリから仮想マシンを削除するには、仮想マシンを右クリックして、[インベントリから削除] を選択します。

  • Wake-On-LAN が有効になっている場合、仮想マシンのスリープ中に VMXNET3 NIC を再構成すると、仮想マシンがレジュームする

    回避策:VMXNET3 vNIC を再構成したあと(たとえば、ホット アドやホット リムーブを実行したあと)、仮想マシンを手動でスリープ モードに戻します。

  •   1 つのバッチ内で Cisco Nexus 1000v スイッチに複数のホストを追加すると失敗する場合がある
    パッチまたはアップデートのレベルが異なる複数のホストを Cisco Nexus 1000v スイッチに追加しようとすると、ホスト追加処理が失敗します。

    回避策:パッチまたはアップデートのレベルが異なるホストは、スイッチに個別に追加するようにします。

  •   仮想マシンの MAC アドレスが競合する
    各 vCenter Server システムには vCenter Server インスタンス ID があります。この ID は 0 ~ 63 の数字で、インストール時にランダムに生成されますが、インストール後に再構成することも可能です。
    vCenter Server は vCenter インスタンス ID を使用して、仮想マシンの MAC アドレスと UUID を生成します。2 つの vCenter Server システムで同じ vCenter インスタンス ID を使用していると、複数の仮想マシンに対して同じ MAC アドレスを生成する可能性があります。これらの仮想マシンが同じネットワーク上にあると競合が発生し、パケット ロスやその他の問題につながります。

    回避策:複数の vCenter Server システムから同じネットワークへ仮想マシンをデプロイする場合は、これらの vCenter Server システムに一意のインスタンス ID があることを確認する必要があります。

    vCenter Server インスタンス ID を表示または変更する方法は、次のとおりです。

    1. vSphere Client を使用して vCenter Server にログインし、[管理] - [vCenter Server 設定] の順に選択します。
    2. [ランタイム設定] を選択します。
      [vCenter Server の一意 ID] テキスト ボックスに、現在の vCenter Server インスタンス ID が表示されます。
    3. この ID が一意でない場合は、[vCenter Server の一意 ID] テキスト ボックスに 0 ~ 63 までの新しい一意の値を入力して、[OK] をクリックします。
    4. vCenter Server インスタンス ID を変更した場合は、変更を有効にするために vCenter Server を再起動します。

    MAC アドレスが競合している既存の仮想マシンがある場合は、次のように MAC アドレスを編集し、一意の値になるようにします。

    1. 仮想マシンがパワーオフ状態であることを確認します。
    2. vSphere Client のインベントリで仮想マシンを右クリックし、 設定の編集 を選択します。
    3. [ハードウェア] タブで、仮想マシンの仮想ネットワーク アダプタを選択します。
    4. [MAC アドレス] で、[手動] を選択して一意の MAC アドレスを指定します。
    5. 「OK」 をクリックします。

    または、仮想ネットワーク アダプタを [手動] の MAC アドレスを使用するように構成したあと、[自動] に再構成することで、vCenter Server に仮想ネットワーク アダプタの新しい MAC アドレスを強制的に生成させることができます。

サーバ構成

  • ホストが vNetwork 分散スイッチと vNetwork 標準スイッチを使用している場合、ホストにホスト プロファイルを適用すると、vmk の番号の順序がスワップされることがある *
    ホストのポート グループの順序がホスト プロファイル内のフォルダおよびポート グループの順序と異なる場合、ホスト プロファイルを適用すると vNetwork 分散スイッチのポート グループと vNetwork 標準スイッチのポート グループ間で vmkの番号がスワップされることがあります。この問題は、ホスト プロファイル内でポート グループ フォルダがリストされている順序で vCenter がポート グループを作成するために発生します。
    たとえば、ESX/ESXi ホストのネットワーク構成が次のようになっているとします。
    vmk0:vDS-MGMT
    vmk1:vDS-vMOTION
    vmk2:vSS-iSCSI-104
    vmk3:vSS-iSCSI-105

    プロファイルの [ネットワーク構成] 下のフォルダの順序は次のとおりです。
    ホスト ポート グループ
    vSS-iSCSI-104
    vSS-iSCSI-105
    ホスト仮想 NIC
    vDS-MGMT
    vDS-vMOTION

    ホスト プロファイルを適用すると、ESX/ESXi ホストのネットワーク構成は、次のようになります。
    vmk0:vSS-iSCSI-104
    vmk1:vSS-iSCSI-105
    vmk2:vDS-MGMT
    vmk3:vDS-vMOTION

    回避策:vNetwork 標準スイッチの vmk番号が vNetwork 分散スイッチの vmk番号よりも小さくなるように設定します。
  • ドメイン内の組織単位に参加するようホストが構成されている場合、ホスト プロファイルのコンプライアンス チェックで非準拠と表示される
    ドメイン内の組織単位(OU)に参加するようホストを構成するホスト プロファイルを適用した後、同じホスト プロファイルを使用するホストでホスト プロファイルのコンプライアンス チェックを実行すると、ホストが非準拠であるという結果が表示されます。

    回避策:ホスト プロファイルのディレクトリ サービスのコンプライアンス チェックを無効にします。
  • ESX ホストへのホスト プロファイルの適用に失敗し、操作がサポートされていないというエラーが発生する場合がある
    この問題では、vSphere Client に次のエラーが表示されます。

    サポートされていない操作:操作がサポートされていません

    この問題が発生する原因は、ホスト プロファイルが、ESX ホストの疑似物理 NIC vusb0の設定を構成しようとするからです。しかし、疑似 NIC では、構成設定の変更が許可されていません。

    回避策:
    1. プロファイルを右クリックし、[プロファイルの編集] を選択します。
    2. ネットワーク構成の物理 NIC 構成に移動します。
    3. 物理 NIC の名前を確認し、 vusb0の物理 NIC 構成プロファイルを探します。
    4. その物理 NIC の構成プロファイルを右クリックし、[プロファイルの削除] をクリックします。
  • DvsProfile 内の PnicsByName ポリシーの更新後に、ホスト プロファイルに対するプロファイルの適用操作とプロファイルのコンプライアンス チェック操作が失敗する
    DvsProfile の PnicsByName ポリシーの更新後に、ホスト プロファイルのアプリケーションおよびコンプライアンス チェックに失敗します。この障害は複数の物理 NIC が入力されているときに発生します。ユーザー インターフェイスで複数の物理 NIC が許可されていても、DvsProfile 内の PnicsByName ポリシーに追加できる物理 NIC は 1 つのみです。

    回避策:このポリシーに対して 1 つの物理 NIC のみを追加します。

  • ホストに異なるポート グループまたは NAS データストアがある場合に、ホスト プロファイルのコンプライアンス チェック時に非準拠が検出されない
    ホスト プロファイルの構成設定とはポート グループまたは NAS データストアが異なるホストに対してホスト プロファイルのコンプライアンスをチェックすると、誤って 「準拠」 という結果が表示されます。
    回避策:ユーザーは [プロファイルの適用] オプションを使用してホスト プロファイルを適用することもできます。このオプションにより、違いが検出され、構成が正しく適用されます。

ストレージ

  • 新しく作成された仮想ハード ディスクが、異なるディレクトリにある既存の仮想ハード ディスクと同じ場所に誤って配置される
    仮想マシンの仮想ハード ディスクが .vmxファイルと同じデータストアにあり、ただしディレクトリは異なる場合、その仮想マシンに仮想ハード ディスクを作成すると、新しい仮想ハード ディスクが配置される場所は、デフォルトの .vmxディレクトリではなく、既存の仮想ハード ディスクがあるディレクトリです。

    回避策:新しく追加された仮想ハード ディスクを、データ ブラウザを使用して仮想マシンの .vmxファイルと同じ目的の場所に移動します。その後、仮想マシンの [設定の編集] オプションを使用して仮想ディスクを削除し、[既存の仮想ディスクを使用] オプションを選択して仮想ハード ディスクを再度追加します。

    注:既存の仮想ディスクが、異なるデータストアまたは LUN 上にある場合、新しく作成されるディスク ドライブはすべて、 .vmxファイルと同じディレクトリに作成されます。
  • ストレージ アレイをアップグレードしたあと、vSphere Client でハードウェア アクセラレーション ステータスが [サポート] に変更されるまで、短時間の遅延が発生する
    ストレージ アレイのファームウェアを VAAI 機能をサポートするバージョンにアップグレードしても、vSphere 4.1 はその変更を即時に登録しません。vSphere Client は、一時的に、ハードウェア アクセラレーションのステータスを [不明] と表示します。

    回避策:この遅延には問題がありません。ハードウェア アクセラレーション ステータスは、短時間経過したあと、[サポート] に変更されます。

アップグレードおよびインストール

  • vCenter Server をアップグレードする前に HTTP および HTTPS ポートが設定された場合、[ハードウェア ステータス] タブおよび [vCenter サービス ステータス] 画面に情報が表示されないことがある *
    HTTP ポートおよび HTTPS ポートのポート設定を行い(デフォルトの 8080 および 8443 以外の値)、vCenter Server をアップグレードした場合、 [ハードウェア ステータス] タブおよび [vCenter サービス ステータス] 画面には情報が表示されない場合があります。

    回避策:vCenter Server のアップグレード後、拡張子 .xml のファイル内の HTTPS のポート値を変更し、proxy.xml ファイル内の HTTP のポート値を変更します。
    たとえば、HTTP のポートが 8087 で HTTPS が 8444 の場合次の手順を実行します。
    1. VMware Virtual Center Server サービスを停止します。
    2. \Program Files\VMware\Infrastructure\VirtualCenter Server\extensions\cim-uiにある拡張子 .xml のファイルを開き、 <url>https://*:8443/cim-ui/scriptConfig.xml</url>の行を <url>https://*:8444/cim-ui/scriptConfig.xml</url>に置き換えます。
    この 8444 は HTTPS 用に設定されたポートです。
    3. 同様に、 [com.vmware.vim.stats.report]、 [health-ui]、および [license-ui]フォルダの 拡張子 .xmlファイルを更新します。
    4. \Documents and Settings\All Users\Application Data\VMware\VMware VirtualCenterにある proxy.xmlファイルを開き、すべての 8080 の値を 8087 に置き換えます。
    この 8087 は HTTP 用に設定されているポートです。
    5. VMware Virtual Center Server サービスを起動します。
    6. vCenter Server で [管理] - [vCenter Server 設定] - [詳細設定] の順に移動し、 [VirtualCenter.VimWebServicesUrl] のデフォルトの 8443 ポートを 8444 に置き換えます。
    7. VMware Virtual Center Server サービスを再起動します。

  • Microsoft SQL Server 2008 Express(x32 および x64)と Microsoft SQL Server 2008 R2 Express(x32 および x64)のデータベースは、最大 5 台のホストと 50 台の仮想マシンを持つ vCenter Server 4.1 Update 2 と互換性がある
  • デフォルトのスキーマが dbo ではない場合、vCenter Server 4.1 データベースのアップグレードに失敗する場合がある
    vCenter Server リポジトリに Microsoft SQL データベースを使用している場合、デフォルトの dboスキーマを使用していないと、vCenter Server 4.1 へのアップグレードに失敗して、次のようなメッセージを出力する場合があります。
    [ SQL スクリプトの実行中に、例外処理が実行されました。]

    vcdatabaseupgrade.logファイルに次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
    SET IDENTITY_INSERT dbo.vpx_device_tmp ON
    [11/5/2010 11:51:50 AM] Error:Failed to execute command:SET IDENTITY_INSERT dbo.vpx_device_tmp ON
    [11/5/2010 11:51:50 AM] Got exception:ERROR [42000] [Microsoft][SQL Native Client][SQL Server]Cannot find the object "dbo.vpx_device_tmp" because it does not exist or you do not have permissions.

    回避策:データベースのバックアップをリストアし、SQL ログインのデフォルト スキーマを dboに変更してから、vCenter データベースをアップグレードします。
  • [すべてのプログラム] メニューを使用して、Windows Server 2008 Release 2 で実行中の vCenter Server をアンインストールできない
    スタート - すべてのプログラム - VMware - vCenter Server リンク モードの構成 の順に選択して、Windows Server 2008 Release 2 で実行中の vCenter Server をアンインストールしようとすると、次のようなエラーが表示される場合があります。
    エラー 280135:セットアップ中に、システム フォルダから 「%windr%\ADAM」 フォルダへの LDIFDE.EXE のコピーに失敗しました。

    回避策:vCenter Server をアンインストールするには、[プログラムの追加と削除] を使用します。
  •   既存の IBM DB2 データベースを使用して vCenter Server 4.1 をインストールすると、DB2 エラー メッセージを表示して失敗することがある
    既存の vCenter Server DB2 データベースを使用する vCenter Server 4.1 をインストールすると、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
    データベース エラーが発生しました。「ODBC エラー:(5UA01) - [IBM][CLI Driver][DB2/NT64] SQL20453N タスク 「RULE_TOPN1_DB2USER1」 は現在実行中のため、削除できません。SQL 文 「CALL CREATE_TOPN_JOB1_PROC()」 を実行したときに、SQLSTATE=5UA01" が返されました。

    このメッセージは、DB2 で IBM の既知の問題が生じた場合に表示されます。この問題は、DB2 タスクが実行中で、vCenter Server インストーラが vCenter データベースを初期化できないことを示しています。

    回避策:競合を排除して、vCenter Server をインストールするには、次の手順を実行してください。
    1. vCenter Server が稼働している場合はシャットダウンしてください。
    2. [サービス] コントロール パネルを使用して、db2 サービスを停止し、再起動します。
    3. 既存のデータベースを上書きするオプションを確実に選択して、インストール処理を再開します。
  • vSphere Client をインストールすると、[The Microsoft Visual J# 2.0 Second Edition インストーラから、エラー コード 「4113」 が返されました] というエラーが表示されて失敗する場合がある
    vSphere Client のインストール中に、インストーラによって期限切れの Microsoft Visual J# ランタイムのアップグレードが試行される場合があります。このアップグレードは正常に実行されず、vSphere Client のインストールは失敗します。

    回避策:前のバージョンのすべての Microsoft Visual J# をアンインストールして、vSphere Client をインストールします。インストールによって、アップデートされた Microsoft Visual J# パッケージが組み込まれます。

  • Oracle 64 ビット ODBC ドライバを使用して、Oracle データベースを使用する vCenter Server 4.1 をインストールしたり、vCenter Server 4.1 にアップグレードしたりすると、vCenter Server を開始できない場合がある
    Oracle 64 ビット ODBC ドライバを使用して、Oracle データベースを使用する vCenter Server 4.1 の新規インストールを実行したり、vCenter Server 4.1 へのアップグレードを行なったりすると、[ データベース バージョン ID 「0」 は、VirtualCenter のこのリリースと互換性がありません] というエラー メッセージが表示され、vCenter Server サービスを開始できません。

    回避策:10.2.0.4 または 11.1 バージョンの Oracle 64 ビット ODBC ドライバにアップグレードします。

  • vCenter Server サービスを停止せずに vCenter Server 4.1 をアンインストールすると、ローカル ADAM インスタンスが削除されない場合がある
    vCenter Server 4.1 をアンインストールする前に、vCenter Server サービスを停止する必要があります。停止させないと、ADAM インスタンスがシステムに残ってしまう場合があります。この問題は、vCenter Server 4.1 のインストールとアップグレード、およびスタンドアロンまたはリンクされた vCenter Server システムの両方に当てはまります。

    回避策:vCenter Server 4.1 をアンインストールする前に、VMware VirtualCenter Server サービスを停止します。

  • vCenter Server のインストールまたはアップグレードによって Microsoft SQL Server 設定がサイレントで変更され、名前付きパイプが有効になる
    [TCP/IP のみを使用する] に設定された Microsoft SQL Server を使用するホスト上で、vCenter Server 4.1 をインストールしたり、vCenter Server 4.0.x を vCenter Server 4.1 にアップグレードしたりすると、インストーラによって設定が [TCP/IP および名前付きパイプを使用する] に変更されますが、この変更の通知は表示されません。

    回避策:[TCP/IP および名前付きパイプを使用する] に対して設定変更が行われても、vCenter Server の正常な処理が妨げられることはありません。 ただし、次の手順を実行して、設定をデフォルトの [TCP/IP のみを使用する] に復元することができます。

    1. [スタート] - [すべてのプログラム] - [Microsoft SQL Server 2005] - [構成ツール] - [SQL Server Surface Area Configuration] の順に選択します。
    2. [Surface Area Configuration for Services and Connections] を選択します。
    3. vCenter Server 用に使用している SQL Server インスタンスで、[リモート接続] を選択します。
    4. [ローカルおよびリモート接続] にあるオプションを変更して、[適用] をクリックします。

  • vCenter Server または vSphere Client のインストール中に、vCenter Server ディレクトリ サービスを作成できない
    vCenter Server または vSphere Client のインストール方法として圧縮フォルダを選択すると、vCenter Server ディレクトリ サービスは作成されません。

    回避策:次のタスクのいずれかを行なってください。

    • ディスクを圧縮解除し、インストールを再試行する。
    • 圧縮解除されたディスク上でインストールを実行する。
  • vCenter Server のインストールが、[設定で vCenter ディレクトリ サービス インスタンスを作成できません] というエラーが表示されて失敗する
    HKLM レジストリから Everyone 権限を削除すると、vCenter Server のインストールは [ 設定で vCenter ディレクトリ サービス インスタンスを作成できません] というエラーが表示されて失敗します。

    回避策:次のようにして、HKLM レジストリに Everyone 権限を追加します。

    1. Windows コマンドラインに、 regedit と入力し、<Enter> キーを押します。
    2. レジストリ エディタで、[HKEY_LOCAL_MACHINE] を右クリックし、[権限] を選択します。
    3. 追加 をクリックします。
    4. 詳細 をクリックします。
    5. リストから [Everyone] を選択して、[OK] をクリックします。
    6. [適用] をクリックして、[OK] をクリックします。

  • DB2 9.5.0 データベースを使用する vCenter Server インスタンスでホストを追加できない
    IBM DB2 9.5.0 の 64 ビット ODBC ドライバを含む vCenter Server システムを使用している場合、その vCenter Server のホストを管理できません。

    回避策:DB2 9.5 Fix Pack 5 を適用します。

  • vCenter Server 4.0 から 4.1 にアップグレードすると、vCenter GCS(Guided Consolidation Service)の登録が解除される
    この問題は、GCS が登録されている拡張機能(プラグイン)である場合にのみ発生します。

    回避策:vCenter Server 4.1 で登録情報を設定するには、GCS を再インストールします。
  • 設定済みポートを使用して Web サービスの HTTP または HTTPS ポートが変更されても、vCenter Server のアップグレード処理が続行される
    [ポートの構成] ページに設定されたポートを使用することで、Web サービスの HTTP または HTTPS ポートが変更されても、vCenter Server のアップグレード処理は続行され、エラーは生成されません。

    回避策:なし。

  • vCenter Server をアンインストールして再インストールするとインストール処理が失敗する
    同じシステム上で vCenter Server をアンインストールして再インストールすると、[vCenter Server ディレクトリ サービスを作成できません] というエラーが表示され、インストールが失敗します。

    回避策:vCenter Server をアンインストールしたあと、システムを再起動してから、vCenter Server を再インストールします。

  • 仮想マシンのディスク待ち時間合計(ms)のトリガーが設定されている vCenter Server をアップグレードすると、エラー メッセージが表示される場合がある
    この問題は、仮想マシンのディスク待ち時間合計(ms)とその他の 1 つ以上のトリガーが同時に設定されているときに、vCenter Server をアップグレードすると、発生します。このような場合、vSphere Client のトリガーのセクションでアラームを編集すると、次のエラー メッセージが表示されます。

    このアラームのトリガーが表示できないか、vSphere Client を通して変更されました。vSphere API を使用してこれらのアラームのトリガーを変更します。

    回避策:

    1. vCenter Server のアップグレード前に、「仮想マシンのディスク待ち時間合計(ms)」 トリガーを削除します。
    2. vCenter Server と vSphere Client の両方をアップグレードします。
    3. 「仮想マシンのディスク待ち時間合計の上限(ms)」 トリガーを追加します。
  • vCenter Server のインストールと既存の DB2 データベースの上書きに使用したユーザー アカウントが db2user グループまたは db2admin グループのメンバーではない場合、vCenter Server のインストールが失敗する
    [ エラー 25003:リポジトリを作成できません] というエラー メッセージが、vCenter Server のインストールと既存の DB2 データベースの上書きに使用されたユーザー アカウントが db2user グループまたは db2admin グループのメンバーではない場合に表示されます。エラー メッセージのダイアログ ボックスで [OK] をクリックすると、ダイアログ ボックスが閉じ、インストールがロールバックされます。

    回避策:db2user または db2admin グループに、データベース ユーザーを追加します。データベース管理者に問い合わせてください。

  • IBM DB2 9.7.2 Express C データベースを使用する vCenter Server 4.1 Update 2 のインストールが失敗する場合がある
    IBM DB2 9.7.2 Express C データベースを使用する vCenter Server 4.1 Update 2 をインストールしているときに、次のような警告メッセージのエラーが表示されることがあります。
    警告 25205:LDAP サーバのライセンス キーのロード エラー

    [OK] をクリックすると、vCenter Server は正常にインストールされますが、VMware VirtualCenter Server サービスが開始されません。 VMware VirtualCenter Server サービスを手動で開始すると、次のようなメッセージが表示されます。
    Windows はローカル コンピュータで VMware VirtualCenter Server を開始できませんでした。詳細については、システムのイベント ログを確認してください。Microsoft 以外のサービスの場合は、サービス ベンダーに、サービス固有のエラー コード 2 についてお問い合わせください。

    回避策:DB2USERS および DBSYSMON グループを作成し、DB2 ユーザーに割り当てます。VMware VirtualCenter Server サービスを再起動します。

vCenter Server、vSphere Client、および vSphere Web Access

  • NFC 関連の操作に失敗した場合
    vCenter Server で、NFC ディスク ファイル転送の間に、ソース vmdk が最初にメモリ バッファにロードされます。ソース バッファの最後に複数のゼロ セクタが含まれる場合。ターゲット側がバッファを受信すると、これらのセクタはターゲット vmdk に保持されません。

    回避策:なし
  • ホストまたは仮想マシンを監視するアラームを再構成すると、別のアラームをリセットすることがある*
    ホストまたは仮想マシンを監視するアラームを再構成すると、そのホストまたは仮想マシンに影響される別のアラームが短時間でリセットされ、その後、以前の状態に戻ります。
    たとえば、vCenter Server で 2 つのアラームが構成され、1つはホストの CPU 使用率(%)に基づき、もう 1 つはホストのメモリ使用率(%)に基づいているアラームを考えてみます。ホストの CPU 使用率(%)に基づいたアラームを再構成すると、ホストのメモリ使用率(%)に基づくアラームは短時間でリセットされ、その後、以前の状態に戻ります。

    回避策:なし
  • vSphere Client のシステム時間が UTC タイム ゾーンに従って設定されていない場合、スケジュール設定タスクに間違った次回の実行時間が表示されることがある*
    システム時間が UTC に従って設定されていない vSphere Client クライアントを使用してタスクをスケジュール設定する場合、vCenter System は誤って実際の目的の時間よりも前または後にタスクをスケジュール設定することがあります。
    この問題の原因は、vCenter Server がスケジュール設定されたタスク時間を UTC で保存および処理することによります。

    たとえば、タスクが JST タイム ゾーンで次のような頻度および開始時間でスケジュール設定されたシナリオを考えます。
    頻度:毎月
    開始時間:1:00 (JST)
    月の最終水曜日
    ここで、UTC タイム ゾーンに従った月の最終水曜日の 1:00 (JST)は、JST タイム ゾーンだと次の月の最初の水曜日にあたる場合があります。このように、スケジュール設定されたタスクは、次の月の最初の水曜日に実行される可能性があります。この問題は開始時間が、0:00 から 8:59 (JST)の間に起こります。
  • [ハードウェア ステータス] タブに健全性ステータスが表示されないことがある
    vCenter Server では、 ハードウェア ステータス タブでの健全性ステータスの表示に失敗することがあります。
    vws.logファイルに次のようなエントリが含まれます。
    [2010-08-19 13:43:36,128 pool-8-thread-7 ERROR com.vmware.vim.security.vcauthorize.AuthorizeMgr] Parent chain incomplete or:group-d1

    vCenter データベースを確認し、次のクエリを実行すると、結果の ID は 1になります。
    select ID from VPX_ENTITY where TYPE_ID=7

    結果の ID が 1ではない場合、[ハードウェア ステータス] にステータスは表示されません。

    回避策:なし
  • アカウント イベントのカテゴリーに関連するイベントでアラームがトリガーされない場合がある
    vCenter Server で次のいずれかのイベント トリガーを使用するアラームを作成し、トリガー条件を満たしても、アラームは生成されません。
    • アカウントが作成されました
    • アカウントが削除されました
    • アカウントが更新されました

    回避策:なし。

  • [ハードウェア ステータス] タブが自動で更新されない
    [ハードウェア ステータス] タブに表示されているホストのハードウェア健全性ステータス プロパティは、自動で更新されません。これは、この更新処理によってパフォーマンスが低下するためです。


    回避策:[ハードウェア ステータス] タブで [更新] をクリックし、最新のホストのハードウェア健全性ステータス プロパティを表示します。
  • vCenter Server で、データストア上のプロビジョニング済み領域の値が誤って表示される
    仮想マシンをパワーオンまたはパワーオフした後すぐにデータストアの表示を更新すると、vCenter Server で、データストア上のプロビジョニング済み領域の値が誤って表示されます。

    回避策:なし
  • vCenter Server を vCenter Server 4.1 にアップグレードした後、ライセンス キーが移行されないことがある
    vCenter Server 4.0 を評価モードでインストールし、評価期間の終了後に vCenter Server システムにライセンスを割り当てて vCenter Server 4.1 にアップグレードすると、アップグレード後に vCenter Server のライセンス キーが移行されません。すべてのホストが vCenter Server システムから切断される場合があります。この問題は、評価期間の終了後に割り当てた vCenter Server のライセンス キーが、バックアップ処理の実行時にデータベース レジストリに反映されないために発生します。

    回避策:
    • vCenter Server 4.1 にアップグレードする前に、[ホーム] - [ライセンス] をクリックして vCenter Server のライセンス キーが vCenter Server に正しく割り当てられていることを確認します。
    • vCenter Server 4.1 にアップグレードする際に、インストール ウィザードのライセンスの画面で vCenter Server のライセンス キーを入力します。
  • 仮想マシンに適用できないデータ カウンタを選択すると、詳細パフォーマンス チャート ビューに仮想マシンのデータが表示されない
    詳細パフォーマンス チャート ビューをカスタマイズするときに、仮想マシン単位の積み重ねグラフを使用し、仮想マシンに適用できないデータ カウンタを選択すると、グラフに仮想マシンのパフォーマンス データが表示されません。[パフォーマンス チャートの凡例] ペインにも仮想マシンのデータは表示されません。

    回避策:詳細パフォーマンス チャート ビューをカスタマイズするときに、仮想マシンに適用できないデータ カウンタを選択しないようにします。仮想マシンに適用可能なカウンタのリストを確認するには、vCenter Server インベントリで仮想マシンを選択し、[パフォーマンス] タブをクリックして、[詳細] - [チャート オプション] の順に移動します。
  • vCenter Server が Windows Server 2008 Release 2 にインストールされている場合、管理者権限を持つユーザーが、vCenter Server のログ バンドルの生成ユーティリティの実行時に完全なログを取得できないことがある
    vCenter Server が Windows Server 2008 Release 2 にインストールされている場合に、管理者権限を持つ vCenter Server システムのユーザーが [vCenter Server ログ バンドルの生成] ユーティリティを実行しても、 vcsupportフォルダに完全なログが取得されません。 この問題は、組み込みの管理者ユーザー アカウントでは発生しません。

    回避策:管理者権限を持つユーザーが、Windows Server 2008 Release 2 の vCenter Server システムにログインし、[スタート] - [すべてのプログラム] - [VMware] の順に移動し、[vCenter Server ログ バンドルの生成] を右クリックして [管理者として実行] を選択します。
  • IPv6 リンク ローカル アドレスを使用して ESX/ESXi ホストを追加すると、ホストが vCenter Server に応答しなくなる
    IPv6 リンク ローカル アドレスを使用して ESX/ESXi ホストを vCenter Server に追加すると、追加した数秒後にホストが応答しなくなります。
    回避策:なし
  • Windows Vista で、Update Manager Client のすべての [ヘルプ] ボタンでデフォルトの Update Manager ヘルプ ページが開く
    Windows Vista マシンの Internet Explorer 7 ブラウザを使用している場合、vCenter Update Manager のコンテキストに応じたヘルプで必要なヘルプ ページが表示されません。代わりに、Update Manager の導入時のヘルプ ページが表示されます。

    回避策:Service Pack 2 を Windows Vista に適用します。詳細については、Microsoft のナレッジ ベースの記事( http://support.microsoft.com/kb/942172)を参照してください。

  • Windows サービス パネルから VMware VirtualCenter サービスまたは VMware Web サービスを再起動しようとするとエラーが発生する
    Windows のコントロール パネルから VMware VirtualCenter サービスまたは VMware Web サービスを再起動しようとすると、次のメッセージが表示されます。
    エラー 1053:そのサービスは指定時間内に開始要求または制御要求に応答しませんでした

    回避策:次の手順に従い、該当する vCenter Server ホストの 2 つのレジストリ キーを変更します。

    1. regedit を起動し、次のレジストリ キーを見つけます。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\
      vctomcat\Parameters
    2. 次の(DWORD)レジストリ値を追加します。
      Value Name: WaitHintStart
      Value:<サービス開始のための待機時間(ミリ秒)>
      Value Name: WaitHintStop
      Value:<サービス停止のための待機時間(ミリ秒) >
      いずれの場合にも、待機時間には 40 秒より大きい値を指定する必要があります。
    3. 次のレジストリ キーを見つけます。
      HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\
      vpxd\Parameters
    4. 次の(DWORD)レジストリ値を追加します。
      Value Name: WaitHintStart
      Value:<サービス開始のための待機時間(ミリ秒)>
      Value Name: WaitHintStop
      Value:<サービス停止のための待機時間(ミリ秒) >
      いずれの場合にも、待機時間には 40 秒より大きい値を指定する必要があります。
  • vCenter Server、VMware Update Manager、または VMware Converter をチェコ語ロケールを使用してオペレーティング システムにインストールするか、またはそのオペレーティング システムで実行すると問題が発生する
    vCenter Server、Update Manager、または VMware Converter をチェコ語ロケールを使用するオペレーティング システムにインストールしようとすると、製品をインストールできなかったり、製品の使用時に機能的な問題が発生したりすることがあります。

    回避策:チェコ語ロケールのオペレーティング システムの場合、回避策はありません。英語ロケールのオペレーティング システムを使用して、製品を評価してください。

  • ESXi ホストのネットワーク設定を変更すると、一部のハードウェアの健全性監視ソフトウェアでホストを自動的に検出できなくなる
    ESXi ホストのネットワーク設定を変更すると、CIM インターフェイスに依存するサードパーティ製管理ツール(主にハードウェアの健全性監視ツール)は、SLP(Service Location Protocol)サービスを使用してそのホストを自動的かつ動的に検出できなくなります。

    回避策:サードパーティ製管理ツールで、ホストのホスト名または IP アドレスを手動で入力します。または、次のいずれかの方法で slpd および sfcbd-watchdog を再起動します。

    • Technical Support Mode にログインし、次のコマンドを実行します。

    • /etc/init.d/slpd restart
      /etc/init.d/sfcbd-watchdog restart

    • ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス(DCUI)で、管理エージェントを再起動します。これにより、この問題の影響を受けるエージェントに加えて、ホスト上のほかのエージェントも再起動されます。このため、さらに障害が発生する可能性があります。
  • DB2 を使用している場合、ネットワーク接続の復旧後に vCenter Server サービスが自動的に再起動しない
    IBM DB2 データベースを使用するように構成されている vCenter Server システムへのネットワーク接続を失うと、ネットワーク接続を復旧しても vCenter Server サービスを開始できません。

    回避策:

    1. アプリケーション リスト ユーティリティを使用して、vCenter Server マシンから IBM DB2 データベースへの既存のすべての接続を切断します。
    2. DB2 UDB データベースに dbadm、インスタンス所有者、またはデータベース所有者としてログインします。
    3. 次のコマンドを実行して、データベースから切断するユーザーに関する情報を取得します: db2 list applications

      次のように表示されます。
      Auth Id   Application     Appl.       Application Id
                Name            Handle
      --------  --------------  ----------  --------------------------
      VPX       db2bp.exe       3428        *LOCAL.DB2.100225221240
    4. アプリケーション ハンドル番号を書き留め、それを使用して、次の切断コマンドを実行します。

      force application <アプリケーション ハンドル番号>

  • vCenter Server が DB2 を使用するように構成されている場合、一部のエンティティでは 2 日以上前のパフォーマンス データが使用できない
    vCenter Server が DB2 を使用するように構成されている場合、一部のエンティティでは 2 日以上前のパフォーマンス データが使用できません。

    : UTIL_HEAP_SZパラメータはメモリを割り当てます。このパラメータを調整すると、DB2 へのメモリの割り当てを増やすことができます。 diaglevelを 3に減らすと、 diag.logのサイズが縮小し、過剰なログ生成が抑制されます。これにより DB2 がバックグラウンドでジョブを処理できるようになります。DB2 固有のパラメータについては、 IBM Infocenter のページを参照してください。

    回避策:DB2 9.5 を使用している場合は、DB2 9.5 Fix Pack 5 にアップグレードしてください。

  • スワップ ファイルの再配置後にホット プラグイン処理が失敗する
    スワップ ファイルの場所の変更後、DRS クラスタまたはスタンドアロン ホストにあるパワーオン状態の仮想マシンでは、ホット プラグイン処理が失敗し、[ ターゲットの再開に失敗しました。仮想マシンが見つかりません] というエラー メッセージが表示されます。

    回避策:次のいずれかの手順を実行してください。

    • 該当の仮想マシンを再起動してスワップ ファイルの新しい場所を登録してから、ホット プラグイン処理を実行します。
    • vMotion を使用して該当の仮想マシンを移行します。
    • 該当の仮想マシンをサスペンドします。
  • アクセント記号付き文字および合成文字がフランス語版のヘルプの索引に表示されない
    vSphere Client のヘルプ、DRS トラブルシューティングのヘルプ、概要パフォーマンス チャートのヘルプ、および Web Access のヘルプのフランス語版では、索引にアクセント記号付き文字および合成文字(Æ や Œ)が表示されません。

    回避策:なし。

  • ユーザー アカウント制御が有効な Windows Server 2008 システムにホスティングされた vCenter Server インスタンスをリンク グループに追加しようとすると失敗する
    ユーザー アカウント制御(UAC)が有効な Windows Server 2008 システムをリンク モード グループに追加するか、または隔離した場合、エラー メッセージは表示されませんが、その操作は失敗します。

    回避策:次の手順を実行してください。

    1. 次の手順を実行して、ユーザー アカウント制御(UAC)をオフにしてから、システムをリンク モード グループに参加させます。

      1. Windows の [コントロール パネル] を開きます。
      2. [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択します。
      3. [ユーザー アカウント制御の有効化または無効化] を選択します。
      4. [ユーザー アカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択解除し、[OK] をクリックします。
      5. マシンを再起動します。

    2. 次の手順に従ってリンク モードの構成を開始します。
      1. [スタート] - [すべてのプログラム] - [VMware] - [vCenter Server リンク モードの構成] の順に選択し、[次へ] をクリックします。
      2. [リンク モードの構成を変更] を選択し、[次へ] をクリックします。
      3. [vCenter Server インスタンスを既存のリンク モード グループかその他のインスタンスに参加させます] をクリックし、[次へ] をクリックします。
      4. サーバ名および LDAP ポート情報を入力し、[次へ] をクリックします。
      5. 終了 をクリックします。
      6. [続行] をクリックしてインストール プロンプトに従います。

    3. vCenter Server の 1 つにログインし、サーバがリンクされていることを確認します。

    4. vCenter Server がリンクされたら、UAC をオンにします。
      1. [スタート] - [設定] - [コントロール パネル] - [ユーザー アカウント] の順に選択します。
      2. [ユーザー アカウント制御の有効化または無効化] を選択します。
      3. [ユーザー アカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる] を選択し、[OK] をクリックします。
      4. マシンを再起動します。
  • データストアのパフォーマンス チャートに誤ったデータが表示される
    vSphere Client のデータストア インベントリ ビューから [パフォーマンス] タブを開くと、タブに 4 つのグラフが表示されます。 これらのグラフのタイトルは正しくありません。次のように読み替える必要があります。

    • ホストあたりの最大遅延
    • ホストごとのキューの最大深度
    • ホストあたりの読み取り回数
    • ホストあたりの書き込み回数

    グラフに一部のホストが表示されない場合がありますが、これは既知の問題です。

    回避策:データストアに関連付けられた各ホストの正しい情報を確認するには、[ホストおよびクラスタ] インベントリ ビューに切り替えて、[パフォーマンス] タブを選択して対応するカウンタを確認します。

  • Oracle 10g または Oracle 11g データベースを使用する稼働中の vCenter Server をアップグレードすると、vCenter Server が応答しなくなる場合がある


Oracle 10g データベースまたは Oracle 11g データベース(バージョン 10.2.0.4 から 11.2.01)を使用する稼動中の vCenter Server を vCenter Server 4.1 以降にアップグレードする場合、vCenter Server が応答しなくなり、次のようなエラー メッセージが表示されます。
例外が発生しました。算術演算の結果オーバーフローが発生しました。
この問題は Oracle ODBC クライアントのバグ 9793452 が原因で発生します。

回避策:なし。この問題を修正するには、Oracle クライアントをアップグレードします。Oracle 社のサポートに問い合わせて、パッチを入手してください。
    • [vCenter サービス ステータス] に、ロケール検出の例外エラーが表示される
      vSphere Client から vCenter Server にログインし、[管理] - [vCenter サービス ステータス ] の順に移動すると、[vCenter サービス ステータス] に [ Unexpected exception in locale detection, using default: [object Error](ロケールの検出で予期しない例外が発生しました。デフォルトを使用します:[オブジェクト エラー])] というエラー メッセージが表示される場合があります。このメッセージに対して [OK ] をクリックすると、[ このページのスクリプトでエラーが発生しました] という Internet Explorer のスクリプト エラーが記載されたダイアログ ボックスが表示されることがあります。ダイアログ ボックスで [はい] をクリックすると、[vCenter サービス ステータス] 画面に何も表示されなくなります。 空の画面を右クリックして、[最新の情報に更新] を選択すると、[vCenter サービス ステータス] が正常に表示されます。
      注:場合によっては、繰り返し [はい] をクリックしても、Internet Explorer のスクリプト エラーが再度表示されるだけで、空の画面が表示されないこともあります。 この場合、タスク マネージャで vSphere Client アプリケーションを終了し、再度ログインします。
    • vSphere Client 4.0 または 4.1 からリンク モードの vCenter Server への接続に失敗し、エラー メッセージが表示される
      vCenter Server 4.0 Update と 4.1 など、バージョンが異なる 3 つ以上の vCenter Server をリンク モード グループに追加した場合、vSphere Client 4.0 または 4.1 から vCenter Server に接続できない場合があります。vSphere Client に次のエラー メッセージが表示されます。
      次の vCenter Server(s) xyz.servername.com と通信の問題があります:サーバで認証できません

      回避策:vSphere Client 4.1 Update 2 を使用して、リンク モード グループに属している vCenter Server 4.1 Update 2 システムに接続します。これにより、リンクされているすべての vCenter Server システムのインベントリを表示および管理できます。

    仮想マシンの管理

    • 次のようなエラーが表示されて仮想マシンのクローン操作が失敗する:Invalid configuration for device '4' *
      仮想マシンのクローン作成を行う際に、その仮想マシンを実行しているホストとクローン作成される仮想マシンを実行するように選択されているホストが同一の vNetwork 分散スイッチ上に存在すると、vCenter Server はクローン操作に失敗することがあります。
      vpxaログ ファイルに次のようなメッセージが含まれる場合があります。
      vpxapi.VpxaService.createVm:vim.fault.InvalidDeviceSpec:
      Result:
      (vim.fault.InvalidDeviceSpec) {
      dynamicType = <unset>,
      faultCause = (vmodl.MethodFault) null,
      property = "virtualDeviceSpec.device.backing",
      deviceIndex = 4,
      msg = "Invalid configuration for device '4'.",
      }

      この問題は、dvPort のタイムアウト値が vpxd.cfgファイルにあるそのデフォルト値から変更された場合に発生します。

      回避策:この問題を解決するには、 vpxd.cfgファイルから次のパラメータを削除することにより、デフォルトのタイムアウト値を dvPort に割り当て直します。
      <vpxd><dvs><portReserveTimeout>Changed_Time_Value</portReserveTimeout></dvs></vpxd>
      VMware Virtual Center Server サービスを再起動して値を適用します。
    • スナップショットがあるパワーオフまたはサスペンド状態の ESX 3.x 仮想マシンを別のデータストアに移行すると、移行先の仮想マシンが使用できなくなる場合がある
      パワーオフまたはサスペンド状態のスナップショットがある ESX 3.x 仮想マシンを別のデータストアに移行しようとすると、次の警告メッセージが表示される場合があります。

      この仮想マシンはスナップショットが有効になっています。特定の条件下で、一部の仮想マシン ファイルがターゲット データストアに自動的にコピーされない場合があります。残りの仮想ディスク ファイルをソース データストアから手動でコピーするまで、この仮想マシンをパワーオンできません。詳細については、VMware ナレッジ ベースで 「3.x スナップショットの移行」 を検索してください。

      仮想マシンの移行を完了し、仮想マシンをパワーオンしようとすると、次のエラー メッセージが表示される場合があります。
      [ ファイルが見つかりません]

      回避策: KB 1020709 を参照してください。

    vMotion および Storage vMotion

    • Storage vMotion の詳細タスクをキャンセルしたときに、仮想マシンのディレクトリが移行先データストアから削除されない
      Storage vMotion の詳細オプションを使用して、仮想マシンのハード ディスク ファイルを別のデータストアに移行することを選択し、Storage vMotion のタスクが完了する前にキャンセルすると、仮想マシンのディレクトリが、移行先のデータストアに残ります。仮想マシンのストレージをもう一度そのデータストアに移行しようとすると、仮想マシンの名前に接尾辞 _1がついた別のディレクトリがターゲットのデータストアに作成されます。

      回避策:なし

    VMware HA(High Availability)および VMware FT(Fault Tolerance)

    • 見出しをクリックして [仮想マシン] 列でソートする場合、[仮想マシンのカスタム監視設定] が正しく適用されない
      VMware HA クラスタで仮想マシンの監視が有効になっていて、仮想マシンのカスタム監視設定を適用する場合、[仮想マシン列] でソートすると、仮想マシンに設定された値が割り当てられない場合があります。

      回避策:仮想マシンのカスタム監視設定を適用する前に仮想マシン列をソートしないでください。