ESXi 5.0 Update 2 | 2012 年 12 月 20 日 | ビルド 914586

最終更新日:2013 年 1 月 11 日

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

次の情報は VMware ESXi のこのリリースで利用可能な一部の拡張機能について説明しています。

  • 追加のゲスト OS のサポート。 このリリースでは、Solaris 11、Solaris 11.1、および Mac OS X Server Lion 10.7.5 のゲスト OS のサポートが追加されています。
    このリリースでのサポート対象のゲスト OS の詳細な一覧については、『 VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。

  • 解決された問題。 このリリースでは多くのバグが修正されています。これらは「 解決した問題」セクションに記載されています。

ESXi 5.0 の旧リリース

ESXi 5.0 の機能と既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。ESXi 5.0 の旧リリースのリリース ノートを表示するには、次のリンクをクリックしてください。

国際化

VMware vSphere 5.0 Update 2 は、次の言語で使用可能です。

  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • 日本語
  • 韓国語
  • 簡体字中国語

vSphere Client のロケール強制モード

vSphere 5.0 Update 2 では、仮想マシンが英語以外の言語で実行中であっても、インターフェイスのテキストを英語で表示するよう VMware vSphere Client を構成できます。この構成は、コマンドライン スイッチを使用することで、単一セッション用に構成できます。この構成はインターフェイスのテキストに適用されますが、日時や数値のフォーマットなど、ほかのロケール関連の設定には影響しません。

次の vSphere Client コマンドを使用すると、単一のセッションが英語で表示されます。

vpxClient -locale en_US

互換性およびインストール

ESXi、vCenter Server、および vSphere Client のバージョンの互換性

VMware 製品の相互運用性マトリクス』では、ESXi、VMware vCenter Server、vSphere Client を含む VMware vSphere コンポーネント、および任意の VMware 製品の現在および以前のバージョンの互換性について、詳細に説明しています。また、ESXi または vCenter Server をインストールする前に、サポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントについてこのサイトで確認してください。

vSphere Web Client と vSphere Client は、vCenter Server およびモジュールの ZIP ファイルにパッケージされています。VMware vCenter™ インストーラ ウィザードで、いずれかまたは両方のクライアントをインストールできます。

ESXi、vCenter Server と VDDK との互換性

Virtual Disk Development Kit (VDDK) 5.0.2 では、ESXi 5.0 Update 2 および vCenter Server 5.0 Update 2 のリリースをサポートするようになりました。VDDK の詳細については、 http://www.vmware.com/support/developer/vddk/ を参照してください。


ESXi のハードウェア互換性

vSphere 5.0 Update 2 と互換性のあるプロセッサ、ストレージ デバイス、SAN アレイ、および I/O デバイスを判断するには、『 VMware 互換性ガイド』に記載されている ESXi 5.0 Update 2 の情報を参照してください。

サポート対象 CPU のアップグレードとインストール。vSphere 5.0 Update 2 では、LAHF および SAHF CPU 命令セットを備えた CPU のみがサポートされています。インストールまたはアップグレードの間、インストーラによってホスト CPU と vSphere 5.0 Update 2 の互換性が確認されます。CPU のサポートについては、『 VMware 互換性ガイド』を参照してください。

ESXi のゲスト OS の互換性

vSphere 5.0 Update 2 と互換性のあるゲスト OS を判断するには、『 VMware 互換性ガイド』に記載されている ESXi 5.0 Update 2 の情報を参照してください。

ESXi の仮想マシンの互換性

ESXi 5.0 Update 2 では、仮想ハードウェア バージョン 4.0 以上の仮想マシンがサポートされています。ハードウェア バージョン 3 はサポート対象外となっています。ハードウェア バージョン 3 の仮想マシンを ESXi 5.0 Update 2 で使用する場合は、仮想ハードウェアをアップグレードしてください。『 vSphere アップグレード』のドキュメントを参照してください。

このリリースのインストールに関する注意事項

ESXi と vCenter Server のインストールおよび構成の具体的な手順については、『 vSphere のインストールとセットアップ』ドキュメントをお読みください。

正常にインストールしたあと、一部のライセンス、ネットワーク、およびセキュリティの構成を実行する必要があります。これらの構成タスクについては、vSphere のドキュメントにある次のガイドを参照してください。

 

サードパーティ製ソリューションの移行

ESX/ESXi ホストには、Cisco Nexus 1000V VEM や EMC PowerPath モジュールなどの、サードパーティ製ソフトウェアが含まれる場合があります。ESXi 5.0 アーキテクチャは ESX/ESXi 4.x から変更されているため、ESX/ESXi 4.x から ESXi 5.0 以上にアップグレードする場合、カスタマイズされたサードパーティ製のソフトウェア パッケージ (VIB) を移行することはできません。
カスタム VIB がアップグレード ISO に含まれていなければ 4.x ホストのアップグレードを続行できますが、エラー メッセージが表示されて、欠落している VIB が一覧表示されます。このようなホストを正しくアップグレードまたは移行するには、Image Builder を使用して、欠落している VIB を含むカスタム ESXi ISO イメージを作成する必要があります。サードパーティ製ソフトウェアを含めずにアップグレードするには、[ ForceMigrate] オプションを使用するか、vSphere Update Manager の修正プロセス中にサードパーティ製ソフトウェア モジュールを削除するオプションを選択します。カスタム ISO を作成するための Image Builder の使用方法の詳細については、『 vSphere のインストールとセットアップ』ドキュメントを参照してください。サードパーティ関連のカスタマイズを使用したアップグレードの詳細については、『 vSphere アップグレード』および『 VMware vSphere Update Manager のインストールと管理』ドキュメントを参照してください。vSphere Update Manager を使用したアップグレードの詳細については、『 vSphere アップグレード』および『 VMware vSphere Update Manager のインストールと管理』ドキュメントを参照してください。

L3 経由 NFS ストレージ アクセス

環境が次の条件を満たす場合、vSphere 5.0 Update 2 は L3 経由 NFS ストレージ アクセスをサポートします。
  • IP ルータで Cisco のホット スタンバイ ルータ プロトコル (HSRP) を使用してください。Cisco 以外のルータを使用している場合は、代わりに仮想ルータ冗長プロトコル (VRRP) を使用していることを確認してください。
  • サービスの品質 (QoS) を使用し、バンド幅が制限されているネットワーク、あるいは輻輳を経験しているネットワーク上の NFS L3 トラフィックを優先順位付けしてください。詳細については、お使いのルータのドキュメントを参照してください。
  • ストレージ ベンダーによって推奨される経路指定された NFS L3 のベスト プラクティスに従ってください。詳細については、ストレージ ベンダーにお問い合わせください。
  • ネットワーク I/O リソース管理 (NetIORM) を無効にしてください。
  • トップオブラック スイッチあるいはスイッチ依存の I/O デバイス パーティショニングを使用する予定がある場合は、互換性とサポートについてシステム ベンダーにお問い合わせください。
L3 環境では、次の追加の制限が適用されます。
  • この環境は VMware Site Recovery Manager をサポートしません。
  • この環境は NFS プロトコルのみをサポートします。同じ物理ネットワーク上で FCoE などの他のストレージ プロトコルを使用しないでください。
  • この環境の NFS トラフィックは IPv6 をサポートしません。
  • この環境の NFS トラフィックは LAN 上でのみ経路指定することができます。WAN などのその他の環境はサポートされていません。
  • この環境は、分散仮想スイッチ (DVS) をサポートしません。

このリリースのアップグレード

vCenter Server および ESXi ホストをアップグレードする方法の詳細については、『 vSphere アップグレード』ドキュメントを参照してください。

VMware Tools のアップグレード

VMware ESXi 5.0 Update 2 には、最新バージョンの VMware Tools が含まれています。VMware Tools は、仮想マシンのゲスト OS のパフォーマンスを強化するユーティリティ スイートです。ESX のこのリリースで VMware Tools に関連する解決された問題のリストについては、『 VMware Tools の解決した問題』を参照してください。

インストール済みの VMware Tools のバージョンを特定するには、『 VMware Tools のビルド番号の確認』 (KB 1003947) を参照してください。

ESX/ESXi のアップグレード

ESX/ESXi ホストを ESXi 5.0 Update 2 にアップグレードする方法はいくつかあります。

  • vSphere Update Manager:サイトで vCenter Server を使用している場合は、vSphere Update Manager を使用して、ESX/ESXi 4.0、4.1、および ESXi 5.0 からの組織的なホスト アップグレードまたは組織的な仮想マシン アップグレードを実行してください。『 vSphere アップグレード』ドキュメントの手順を参照してください。vSphere Update Manager の詳細については、『 VMware vSphere Update Manager のインストールと管理』ドキュメントを参照してください。

  • CD-ROM または DVD の ESXi インストーラ ISO イメージを使用した対話型アップグレード:CD-ROM または DVD ドライブから ESXi 5.0 Update 2 インストーラを実行して、対話形式のアップグレードを実行することができます。この方法は、少数のホストをアップグレードする場合に適しています。

  • スクリプトによるアップグレードの実行:効率的な無人アップグレードを実現するアップデート スクリプトを実行すると、ESXi/ESX 4.x ホストから ESXi 5.0 Update 2 へのアップグレードまたは移行を行うことができます。スクリプトによるアップグレードは、複数のホストをデプロイする場合にも効率的です。スクリプトによる ESXi のアップグレードは、CD-ROM や DVD ドライブから、またはインストーラを PXE 起動して実行できます。

  • ESXCLI: esxcliコマンドライン ユーティリティを使用すると、ESXi 5.x ホストに対して更新やパッチの適用を実行できます。esxcli を使用して ESX/ESXi 4.x ホストを ESXi 5.0 Update 2 にアップグレードすることはできません。
ESXi 5.0 Update 2 へのアップグレードのサポート対象アップグレード パス

アップグレードに含まれている内容

サポート対象のアップグレード ツール

ESXi 5.0 Update 2 へのサポート対象アップグレード パス

ESX 4.0:
以下を含む
ESX 4.0 Update 1
ESX4.0 Update 2

ESX4.0 Update 3
ESX 4.0 Update 4

ESXi 4.0:
以下を含む
ESXi 4.0 Update 1
ESXi 4.0 Update 2

ESXi 4.0 Update 3
ESXi 4.0 Update 4

ESX 4.1:
以下を含む
ESX 4.1 Update 1
ESX 4.1 Update 2

ESX 4.1 Update 3

 

ESXi 4.1
以下を含む
ESXi 4.1 Update 1

ESXi 4.1 Update 2
ESXi 4.1 Update 3

ESXi 5.0:
以下を含む
ESXi 5.0 Update 1

 

VMware-VMvisor-Installer-5.0.0.update02-914586.x86_64.iso

 

  • VMware vCenter Update Manager
  • CD アップグレード
  • スクリプトを使用したアップグレード

可*

update-from-esxi5.0-5.0_update02.zip
  • VMware vCenter Update Manager
  • ESXCLI
  • VMware vSphere CLI

なし

不可

不可

不可

VMware ポータル (オンライン) からダウンロードしたパッチ定義の使用 パッチ ベースライン付きの VMware vCenter Update Manager

不可

不可

不可

なし

* VMware vCenter Update Manager での VMware-VMvisor-Installer-5.0.0.update02-914586.x86_64.isoを使用した ESXi 5.0 からのアップグレードはサポートされていません。代わりに、VMware vCenter Update Manager で update-from-esxi5.0-5.0_update02.zipを使用してアップグレードしてください。

VMware vSphere SDKs

VMware vSphere には、vSphereのサーバ環境用とゲスト OS 環境用の一連の SDK が備わっています。

  • vSphere 管理 SDK: vSphere 管理プログラミング環境用の一連のソフトウェア開発キット。 vSphere 管理 SDK には、次の vSphere SDK が含まれています。

    • vSphere Web Services SDK: ESXi 5.0 以上および vCenter Server 5.0 以上のサーバ システムで使用可能な新機能のサポートが含まれています。また、この SDK を前のバージョンの ESX/ESXi および vCenter Server と共に使用することもできます。詳細については、『 VMware vSphere Web サービス SDK のドキュメント』を参照してください。

    • vSphere vCenter ストレージ監視サービス (SMS) SDK: vCenter Server 5.0 では、SMS 2.0 がサポートされています。詳細については、『 vCenter SMS SDK のドキュメント』を参照してください。

    • vSphere ESX Agent Manager (EAM) SDK. ESXi 5.0 Update 2 では、EAM 1.0 がサポートされています。詳細については、『 vSphere ESX Agent Manager』を参照してください。

  • vSphere ゲスト SDK:ESXi 5.0 Update 2 では、VMware vSphere Guest SDK 4.0 がサポートされています。詳細については、『 VMware vSphere Guest SDK のドキュメント』を参照してください。

  • VMware vSphere SDK for Perl. vSphere 5.0 Update 2 では、SDK for Perl 5.0 がサポートされています。詳細については、『 vSphere SDK for Perl のドキュメント』を参照してください。

VMware vSphere 用オープン ソース コンポーネント

vSphere 5.0 Update 2 で配布されるオープン ソース ソフトウェア コンポーネントに適用される著作権情報およびライセンスは、 http://www.vmware.com/download/vsphere/open_source.htmlオープン ソース タブで参照できます。一般的に使用可能な vSphere の最新リリース用の、ソース コードや利用可能なソース コードへの変更のために必要な GPL、LGPL、またはその他の類似のライセンスのソース ファイルがダウンロードできます。

このリリースに含まれるパッチ

このリリースには、この製品のリリース日以前にリリースされた ESXi のすべてのパッチが含まれています。各パッチの詳細については、VMware の 『 パッチのダウンロード』 ページ (英語版) を参照してください。

パッチ リリース ESXi500-Update02 には、次の各パッチが含まれています。

ESXi500-201212201-UG:ESXi 5.0 esx-base vib のアップデート
ESXi500-201212202-UG:ESXi 5.0 net-igb vib のアップデート
ESXi500-201212203-UG: ESXi 5.0 tools-light vib のアップデート
ESXi500-201212204-UG:ESXi 5.0 net-ixgbe vib のアップデート
ESXi500-201212205-UG: ESXi 5.0 esx-tboot vib のアップデート
ESXi500-201212206-UG: ESXi 5.0 scsi-lpfc820 vibs のアップデート
ESXi500-201212207-UG: ESXi 5.0 net-bnx2x vib のアップデート
ESXi500-201212208-UG: ESXi 5.0 net-e1000e vib のアップデート
ESXi500-201212209-UG:ESXi 5.0 misc-drivers vib のアップデート
ESXi500-201212210-UG:ESXi 5.0 net-tg3 vib のアップデート
ESXi500-201212211-UG: ESXi 5.0 ipmi-ipmi-si-drv vib のアップデート


パッチ リリース ESXi500-Update02 Security-only には、次の各パッチが含まれています。

ESXi500-201212101-SG:ESXi 5.0 esx-base vib のアップデート
ESXi500-201212102-SG:ESXi 5.0 tools-light vib のアップデート

パッチ リリース ESXi500-Update02 には、次のイメージ プロファイルが含まれています。

ESXi-5.0.0-20121202001-standard
ESXi-5.0.0-20121202001-no-tools

パッチ リリース ESXi500-Update02 Security-only には、次のイメージ プロファイルが含まれています。

ESXi-5.0.0-20121201001s-standard
ESXi-5.0.0-20121201001s-no-tools


パッチおよびアップデートの分類に関する情報については、 KB 2014447 を参照してください。

解決した問題

このセクションでは、次の内容に関し、このリリースで解決した問題について説明しています。

vSphere 5.0 Update 2 から vSphere 5.1 へのアップグレード時に発生する可能性がある解決済みの問題のリストについては、 KB 2040662を参照してください。

CIM および API

  • vSphere Client が、存在しない電源センサーを検出する場合がある
    一部の ESXi システムで、vSphere Client が、存在しない電源装置の情報を表示する場合があります。

    このリリースでは、この問題を解決するために、IPMI センサー データ リポジトリ(SDR)からのセンサー データの処理が改善されています。
  • ESXi 5.0.x システム イベント ログ(SEL)が一部のサーバで空になる
    ESXi 5.0.x が一部の物理サーバ上で動作している場合、vSphere Client のシステム イベント ログが空になります。
    ホストの IPMI ログ( /var/log/ipmi/0/sel)も空になる場合があります。
    次のようなエラー メッセージが /var/log/messagesに記載される場合があります。

    Dec 810:36:09 esx-200 sfcb-vmware_raw[3965]:IpmiIfcSelReadAll:failed call to IpmiIfcSelReadEntry cc = 0xff

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESXi 5.0 ホストによって報告される SMBIOS UUID が実際の SMBIOS UUID と異なる場合がある
    ESXi 5.0 システムの SMBIOS のバージョンが 2.6 以降の場合、ESXi 5.0 ホストによって報告される SMBIOS UUID が実際の SMBIOS UUID と異なる場合があります。UUID の最初の 3 つのフィールドのバイト順が正しくありません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • sfcb プロセスの開いているファイル記述子の数をチェックできない
    このリリースでは、sfcb プロセスの開いているファイル記述子の最大数をチェックするためのログ エントリが追加されています。
    次の手順を実行することで、cim ログ内の開いているファイル記述子の制限をチェックできます。
    1. # esxcfg-advcfg -s 6 /UserVars/CIMLogLevelコマンドを使用して CIM ログ レベルを 6 に設定します。
    2. # /etc/init.d/sfcbd-watchdog restartコマンドを使用して sfcbd サービスを再起動します。
    3. /var/log/messagesフォルダのログ ファイルに、開いているファイル記述子の上限について、次のようなエントリが含まれていることを確認します。
      sfcb-HTTP-Daemon[30847]:--- Limit of maximum open file descriptors:soft Limit - 512 Hard Limit - 1024

その他

  • vm-support ユーティリティで、fdisk -lu を使用して VMFS 5 ボリューム一覧のパーティション テーブルを収集できない
    vm-supportユーティリティは、 partedUtil getptblおよび partedUtil getUsableSectorsの出力を収集するよう機能が拡張されています。これは VMFS 5 ボリュームのパーティション情報を取得する場合に役立ちます。

  • vm-support スクリプトで、VMDK ファイルの RAW デバイス マッピング情報が収集されない
    vm-supportユーティリティを使用すると、仮想マシン VMDK ファイルの RAW デバイス マッピング情報が収集されません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • VMware SVGA 3D ドライバを 3D 対応モードで使用するとサード パーティのアプリケーションのビジュアルが破損する
    VMware SVGA 3D ドライバの使用中、3D 対応オプションを設定すると、グループ ボックスのテキスト ラベルが WPF アプリケーションの長方形のフレームで上書きされます。この問題は、ESXi でホスティングされる仮想マシン内部で実行している Atlas Client で確認されました。

  • 今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • IBM ULTRIUM-HH5 テープ デバイスで、設定属性を順番付けした SCSI コマンドがサポートされない
    IBM ULTRIUM-HH5 テープ デバイスでは、設定属性を順番付けした SCSI コマンドがサポートされません。設定属性を順番付けした SCSI 要求がデバイスに送信されると、SCSI デバイス ステータスが Check Condition and sense key 0x05/0x49/0x00 INVALID MESSAGE ERROR
    となり、失敗する場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • Windows での VDDK API 呼び出しで、UNC パスネームを使用した大容量仮想ディスクへのアクセスが失敗する
    Windows で VDDK API を使用して 2GB より大きいサイズの仮想ディスクを読み取ろうとすると、API 呼び出しが失敗する場合があります。VDDK ログに次のようなエラー メッセージが記録される場合があります。
    DISKLIB-LINK :"<UNC pathname>.vmdk" :failed to open (The file is too large).

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • esxcfg-info、esxcfg-resgrp -l、または vm-support のコマンドを実行すると、ログ ファイルにエラー メッセージが記録される
    ESXi Shell または SSH を使用して ESXi ホスト上で esxcfg-info、 esxcfg-resgrp -lまたは vm-supportのコマンドを実行すると、次のようなエラー メッセージが syslog.logファイルにログ記録される場合があります。

    2012-08-01T09:40:12Z esxcfg-info:ResourceGroup:Skipping CPU times for :Vcpu Id 11777 Times due to error. max # of processors:4 < 11777

    2012-07-03T00:57:28Z esxcfg-resgrp:ResourceGroup:Skipping CPU times for :Vcpu Id 55340 Times due to error. max # of processors:1 < 55340

    この問題は、仮想マシンの実行に関する操作に影響を及ぼしません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESXi Shell および SSH を再度有効化するときに、タイムアウト オプションが機能しない
    SSH & ESXi Shell にゼロ以外のタイムアウト値を設定していると、そのタイムアウトの値に達した後 SSH & ESXi Shell が無効となります。しかし、タイムアウト設定を変更せずに SSH または ESXi Shell を再度有効化すると、SSH & ESXi Shell がタイムアウトしなくなります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • USB ポートを介してキーボードまたはマウスを接続または取り外そうとすると、紫色の診断画面が表示されて ESXi ホストに障害が発生する
    USB ポートを介してキーボードまたはマウスを接続または取り外そうとすると、次のエラー メッセージが表示され、ESXi ホストが失敗します。
    PCPU## locked up.Failed to ack TLB invalidate.

    詳細については、 KB 2000091 を参照してください。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Solaris 10 ゲスト OS で NTP の同期が失敗する場合がある
    このリリースでは、Solaris 10 ゲストのゲスト タイマー調整へのサポートが追加されているため、ゲスト OS が NTP の許容範囲内で TSC を正しく測定できます。

    このリリースでは、NTP 同期の問題は解決されています。
  • ワールド スロットのメモリ リークにより ESXi 5.0 ホストに障害が発生する
    ESXi ホストがワールド スロットに関連付けられたメモリを解放せずにワールド グループ ヒープを作成しようとすると、ワールド スロットのメモリ リークによりプロセスが失敗します。

    ワールド スロットに関連付けられているメモリを解放することで、この問題は解決しました。

  • 静止レプリケーションの実行中に ESXi ホストに障害が発生する
    仮想マシンをレプリケーション用に構成し、状態の移行を進めると、HBR(ホスト ベースのレプリケーション)マネージャは、仮想マシンのディスクがすべて同じ静止状態を持つことを想定します。ただし、仮想マシンに複数のディスクがあり、すでにレプリケーションが終了したディスクとまだレプリケーションの途中であるディスクが混在している場合は、これに該当しません。この場合は、HBR がこの状態を誤って主張するため、ESX ホストに障害が発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • VMware vSphere Hypervisor vRAM ライセンスを 32GB より大きな pRAM を備えた ESXi ホストに割り当てると、適切でないエラー メッセージが hostd ログに記録される
    32GB より大きな物理 RAM サイズを備えた ESXi ホストに VMware vSphere Hypervisor Edition vRAM ライセンス キーを割り当てようとすると、ESXi ホストによって次のような障害エラー メッセージが /var/log/vmware/hostdに記録されます。
    2012-08-08T16:39:18.593Z [2AA78B90 error 'Default' opID=HB-host-84@121-9c61c8e-a8] Unable to parse MaxRam value:
    2012-08-08T16:39:18.594Z [2AA78B90 error 'Default' opID=HB-host-84@121-9c61c8e-a8] Unable to parse MaxRamPerCpu value:
    2012-08-08T16:39:18.594Z [2AA78B90 error 'Default' opID=HB-host-84@121-9c61c8e-a8] Unable to parse MinRamPerCpu value:
    2012-08-08T16:39:18.594Z [2AA78B90 error 'Default' opID=HB-host-84@121-9c61c8e-a8] Unable to parse vram value:

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • CreateTemporaryFile InGuest() 関数で GuestPermissionDeniedFault 例外が発生する場合がある
    SCSI コントローラを追加するためにパワーオン状態の仮想マシンを再構成し、ゲスト OS で一時ファイルを作成しようとすると、 GuestPermissionDeniedFault例外が発生して操作が失敗する場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere ネットワーク コア ダンプで、完全なデータが収集されない
    ダンプ スロット サイズの不足によりディスク ダンプがいくつかのデータの収集に失敗した場合、vSphere ネットワーク コア ダンプで完全なデータが収集されません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。ディスク ダンプ スロット サイズによる障害がネットワーク コア ダンプに影響を与えることはありません。

  • vShield Endpoint がインストールされた ESXi ホストで Windows ゲスト OS を動作する仮想マシンに障害が発生し、青色の画面が表示される場合がある
    vShield Endpoint ドライバの vsepflt.sysでの間違った API 呼び出しにより、Windows ゲスト OS を動作する仮想マシンに障害が発生し、青色の診断画面が表示される場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

ネットワーク

  • 約 1024 の dvPort を備えた ESXi ホストで応答が停止する
    ESXi ホストが約 1024 を超える dvPort を使用する場合、応答が停止します。
    次の警告メッセージが vmkwarningログ ファイルに記録されます。
    WARNING:Heap:2639: Heap dvsLargeHeap (65582032/67108864):Maximum allowed growth (1527808) too small for size (3719168)
    WARNING:Heap:2900: Heap_Align(dvsLargeHeap, 3715488/3715488 bytes, 8 align) failed. caller:0x418025d29338

    今回のリリースで、この問題は、 dvsLargeHeapのデフォルト最大サイズを増加させ、管理者が dvsLargeHeapの最大サイズをさらに増加させることができる詳細構成オプション(DVSLargeHeapMaxSize)を追加することで修正されました。

  • MTU を複数回変更すると、ESXi ホストで紫色の画面が表示され、応答が停止する場合がある
    MTU を複数回変更すると、netGPHeap の枯渇およびメモリ リークが発生する場合があります。その場合、Intel ixgbeasync ドライバの問題により ESXi ホストに障害が発生し、紫色の画面が表示されます。

    vmkernel.logファイルに次のようなヒープ不足のメッセージが含まれる場合があります。
    WARNING:Heap:2525: Heap netGPHeap already at its maximum size.Cannot expand
    WARNING:Heap:2900: Heap_Align(netGPHeap, 8192/8192 bytes, 64 align) failed. caller:0x41802c10a03f
    WARNING:NetPort:1244: failed to enable port 0x2000002:Out of memory
    NetPort:1426: disabled port 0x2000002
    Uplink:5240: vmnic2:Failed to enable the uplink port 0x2000002:Out of memory
    <3>ixgbe:vmnic2:ixgbe_alloc_tx_queue:allocated tx queue 1
    <3>ixgbe:vmnic2:ixgbe_alloc_tx_queue:allocated tx queue 2
    <3>ixgbe:vmnic2:ixgbe_alloc_tx_queue:allocated tx queue 3 <6>ixgbe 0000:03:00.0:vmnic2:changing MTU from 9000 to 1500

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • DVMirror セッションの再構成後、無差別モードが想定どおりに動作しない場合がある
    DVMirror セッションを再構成すると、Dvportgroup で、無差別ポートが無差別モードで動作しない場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • NULL の「va」またはポインタを使用する Kseg_ReleaseVA() または Kseg_ReleasePtr() で、ESXi ホストに障害が発生し、紫色の診断画面が表示される場合がある
    ESXi ネットワーク スタック内の不明な例外処理コード パスにより、NULL の「va」またはポインタを使用する Kseg_ReleaseVA() または Kseg_ReleasePtr() で、ESXi ホストに障害が発生し、紫色の診断画面が表示される場合があります。

    今回のリリースで、この問題は解決しました。
  • vSphere 4.0 Update 1 で実行している Windows Server 2008 R2 上でリモート デスクトップ IP の仮想化が動作しない場合がある
    一意の IP アドレスを RDP セッションへ割り当てることができるようにする IP の仮想化が、vSphere 4.0 Update 1 で実行している 64 ビットの仮想マシン Windows Server 2008 R2 上で動作しない場合があります。ただし、物理的な Windows Server 2008 R2 マシン上でリモート デスクトップ サービスを構成するか、XenServer 5.5 Update 2 Dell OEM エディション上で Windows Server 2008 R2 仮想マシンを実行すると、IP の仮想化が動作します。
    リモート デスクトップ サービスのインストール後に VMware Tools をインストールすると、この問題が発生する場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • VMXNET3 アダプタを使用すると、大量の UDP パケットがドロップされる
    ESXi 5.0 ホスト上にインストールされた Linux ゲスト OS で VMXNET3 アダプタを使用すると、大量の UDP パケットがドロップされます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • PVSCSI アダプタを介して RDM デバイスで構成した RHEL 6 仮想マシンに I/O の不具合が発生する場合がある
    準仮想化 SCSI(PVSCSI)アダプタを介して Raw デバイス マッピング(RDM)デバイスで構成された RHEL 6 仮想マシンに、RDM デバイスへのバス リセット後、I/O の不具合が発生する場合があります。リセット中に、PVSCSI アダプタによって DID_RESET が返され、Linux SCSI レイヤーでコマンドのリトライが発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ネットワーク リソース プールの複数の仮想マシンでネットワーク バンド幅が均等に共有されない
    現行の実装の制限により、ネットワーク バンド幅はネットワーク リソース プールのすべての仮想マシンに均等に割り当てられません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。改善されたアルゴリズムでは、同一のネットワーク リソース プールを共有するすべての仮想マシンにバンド幅が最適に割り当てられます。
  • 紫色の診断画面が表示された後、コア ダンプの収集中に Netdump が失敗する
    vSwitch セキュリティ オプション Mac Address ChangesReject に設定されている場合、紫色の診断画面が表示された後、コア ダンプの収集中に Netdump が失敗します。

    今回のリリースで、この問題は解決しました。
  • ESXi 上で一体化を無効にすると、ホストに障害が発生して紫色の画面が表示される
    ESXi で、一部の仮想マシンで VMXNET3 を vNIC として使用し、パケットの一体化をオフにすると、仮想マシンの起動時に ESXi ホストに障害が発生し、紫色の画面が表示される場合があります。

    一体化のチェックおよびアサーション論理を修正することにより、今回のリリースでこの問題は解決しました。
  • VMware Tools のインストール後に、IPv6 を使用するように構成された仮想マシンへのネットワーク接続が失敗する場合がある
    VMware Tools のインストール後に、バージョン 2.6.34 以降のカーネルを使用し、IPv6 を使用するよう構成されたゲスト OS へのネットワーク接続が動作しない場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • vSphere Client が、一部の Linux ゲスト OS 上の IPv6 アドレスを表示しない場合がある
    IPv4 アドレスで構成されていない Linux ゲスト OS では、vSphere Client に IPv6 アドレスが表示されず、 vmware-vim-cmdコマンドを使用しても表示されない場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • スローパス パケットの挿入を試みると、IBM サーバに障害が発生し、紫色の診断画面が表示される
    スローパス パケットに関連付けられたメタデータが、十分なデータがマッピングされているかどうかチェックせずにコピーされると、メタデータがマッピングされていない領域に移動され、ページの不具合が生じます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • iSCSI イニシエータのログイン タイムアウトが、ESX 5.0 Update 1 で継承されない
    iSCSI イニシエータのログイン タイムアウトの値セットは検出フェーズに継承されなければなりません。ESXi 5.0 Update 1 ではこの継承が実行されません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • vMotion を長時間実行すると、ユニキャスト フラッディングが発生する場合がある
    vSphere 5 で複数 NIC の vMotion 機能を使用すると、長時間 vMotion を実行した場合に、物理スイッチのすべてのインターフェイス上でユニキャスト フラッディングが発生します。vMotion が MAC アドレス テーブルのエージングタイムより長い場合、ソースおよびターゲットのホストが大量のネットワーク トラフィックを受信し始めます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • VMXNET 3 を仮想ネットワーク アダプタとして使用すると、Windows 2008 R2 のネットワーク アドレス変換(NAT)が動作しない場合がある
    ESXi に 2 つの仮想 VMXNET 3 ネットワーク アダプタを搭載した Windows 2008 R2 オペレーティング システム上の NAT サーバを通じてインターネットへのアクセスを試みると、NAT サーバが動作しない場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 速度およびデュプレックスの設定が同じである場合、オート ネゴシエーションに設定された物理 NIC をホスト プロファイルを使用して固定に変更できない
    物理 NIC の速度およびデュプレックスに照らして、ホスト プロファイルのコンプライアンス チェックが実行されます。ESXi ホストの物理 NIC の速度とデュプレックスがホスト プロファイルのものと一致している場合、物理 NIC が オートネゴシエーションに設定されており、ホスト プロファイルが 固定に設定されている場合でも、ESXi ホストは準拠を示します。また、ESXi ホストとホスト プロファイルの速度およびデュプレックスの設定が同じである場合、 オートネゴシエーションに設定された物理 NIC をホスト プロファイルを使用して 固定に変更できません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • tg3 ドライバをバージョン 3.123b.v50.1 にアップデートする
    ESXi 5.0 Update 2 に同梱される tg3 インボックス ドライバのバージョンが 3.123b.v50.1 となります。

セキュリティ

  • libPNG ライブラリを更新する
    libPNG ライブラリが libpng-1.2.49 に更新されています。Libpng-1.2.49 はセキュリティ脆弱性に対する修正を含んでいます。VMware 製品はこの問題による影響を受けません。
    Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクト( cve.mitre.org)は、この問題に CVE-2011-3048 という名前を割り当てています。

サーバ構成

  • ホスト プロファイルの適用により、不必要な警告メッセージが出る
    ESXi ファイアウォールがオンで、Fault Tolerance ルールがブロックされたホスト プロファイルを適用すると、次のような警告メッセージが不必要に表示される場合があります。
    Ruleset faultTolerance doesn't match the specification

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ホスト プロファイルの作成が次のエラーで失敗する:固定の PSP 構成済みパスが認識されません
    ホスト プロファイルの作成が失敗し、ESXi ホストで、 /var/log/vmware/hostdに次のようなメッセージがログ記録されます。
    Error:'nmp.nmpProfile.FixedPspPolicy:Unrecognized Fixed PSP configured path iqn.2000-04.com.qlogic:qle4062c.yk10ny9cl5yk.1-00c0dd1c341f,iqn.1992-04.com.emc:cx.ckm00094800328.a2,t,1-naa.6006016090d0260071c460297bc1df11'
    iSCSI LUN の優先パスを固定パス ポリシーで構成している場合に、この問題が発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • PCC をサポートする一部の HP サーバで、ESXi 5.0 ホストにエラーが発生し、紫色の診断画面が表示される
    一部の HP サーバで、VMware ESXi カーネル(VMkernel)とサーバ BIOS との間の PCC(Processor Clocking Control または Collaborative Power Control)通信が正しく機能しません。その結果、1 つ以上の PCPU が何秒間にもわたって SMM(システム管理モード)のままとなることがあります。長時間にわたって PCPU が使用できないことを VMkernel が検出すると、次のようなメッセージを表示する紫色の診断画面が表示されます。

    PCPU 39 locked up.Failed to ack TLB invalidate (total of 1 locked up, PCPU(s):39).
    0x41228efc7b88:[0x41800646cd62]Panic@vmkernel#nover+0xa9 stack:0x41228efe5000
    0x41228efc7cb8:[0x4180064989af]TLBDoInvalidate@vmkernel#nover+0x45a stack:0x41228efc7ce8

    @BlueScreen:PCPU 0:no heartbeat, IPIs received (0/1).
    ...
    0x4122c27c7a68:[0x41800966cd62]Panic@vmkernel#nover+0xa9 stack:0x4122c27c7a98
    0x4122c27c7ad8:[0x4180098d80ec]Heartbeat_DetectCPULockups@vmkernel#nover+0x2d3 stack:0x0
    ...
    NMI:1943: NMI IPI received.Was eip(base):ebp:cs [0x7eb2e(0x418009600000):0x4122c2307688:0x4010](Src 0x1, CPU140)
    Heartbeat:618: PCPU 140 didn't have a heartbeat for 8 seconds.*may* be locked up

    このリリースでは PCC が無効化されており、この問題は解決されています。
  • kexec の実行中に SMP 仮想マシンに障害が発生し、モニター パニック メッセージが表示される
    Linux カーネルがクラッシュすると、Linux kexec機能が使用され、特殊な kdumpカーネルのブートとクラッシュ ダンプ ファイルの収集が有効化されます。kexec で構成された SMP Linux ゲストが原因で、このリブート中に仮想マシンに障害が発生し、モニター パニック エラーが発生します。次のようなエラー メッセージがログに記録される場合があります。
    vcpu-0| CPU reset:soft (mode 2)
    vcpu-0| MONITOR PANIC:vcpu-0:VMM fault 14:src=MONITOR rip=0xfffffffffc28c30d regs=0xfffffffffc008b50

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESXi ホストが誤った C1E の状態をログに記録する
    vmkernel.logおよび dmesgコマンドによって C1E enabled by the BIOSのようなメッセージが引き起こされる場合があります。BIOS によって C1E が無効化されている場合でもこのメッセージが表示される場合があり、BIOS によって C1E が有効化されている場合でもこのメッセージが表示されない場合もあります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ホスト プロファイルが、ターゲット ホストの vSwitch への MTU の適用に失敗する場合がある
    標準 vSwitch の MTU の値だけを変更するホスト プロファイルを適用すると、新しい MTU 構成が新しいターゲット ホストの vSwitch に適用されません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

ストレージ

  • デバイスの検出中に ScsiDeviceIO 関連のエラー メッセージが記録される場合がある
    デバイスの検出中、オプションの SCSI コマンドが特定の状態で失敗すると、ESXi 5.0 ホストによって、失敗したオプションの SCSI コマンドが vmkernel ログに記録される場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi が FCoE スイッチから返される VLAN ID 4095 を受け入れると、VMware ソフトウェア FCoE (Fibre Channel over Ethernet)アダプタが機能を停止する場合がある
    FCoE スイッチは、ESXi サーバからの FIP VLAN 検出要求に応じて VLAN ID 4095 を返す場合があります。しかし、VLAN ID 4095 は予約されている ID です。ESXi が FCoE スイッチから VLAN ID 4095 を受け入れると、ESXi は FIP VLAN 検出を停止し、この VLAN ID を使用するため、FCoE 検出が失敗します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • ストレージの障害により、ストレージ コントローラの LUN 上でデータストアが非アクティブになり、vSphere Client で仮想マシンにアクセスできなくなる場合がある
    ストレージの障害が発生すると、ストレージ コントローラの LUN にあるデータストアが非アクティブになり、仮想マシンが vSphere Client でアクセスできなくなる場合があります。データストアは手動の再スキャンが実行されるまで非アクティブのままになります。これは、管理エージェント hostd が esx.clear.storage.redundancy.restored vobメッセージを適切に処理しない場合に発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • 静止 スナップショットの操作が失敗すると、REDO ログが統合されない
    仮想マシンの静止 スナップショットを作成する際、スナップショットの操作の完了間近でその操作が失敗すると、スナップショットの一部として作成される REDO ログが統合されません。REDO ログは大量のデータストア容量を消費する場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。静止 スナップショットの操作が失敗した場合、REDO ログ ファイルが統合されます。

  • esxcfg-scsidev -a コマンドで、Emulex Fibre Channel over Ethernet Converged Network Adapters との物理リンク状態が表示される
    esxcfg-scsidev -aコマンドを実行すると、Emulex Fibre Channel over Ethernet (FCoE) Converged Network Adapters (CNA)との物理リンク状態が表示されます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。 esxcfg-scsidev -aコマンドでは仮想リンク状態が表示されるようになりました。

  • ESXi ホストで、DS8300 ストレージ アレイからのデバイスの削除が失敗する
    ESXi ホストは、DS8300 ストレージ アレイからのマッピングされていない LUN を認識せず、そのパスが非活動であることの判別に失敗し、マッピングされていないこれらの LUN を削除しません。DS8300 上のマッピングされていない LUN に対するコマンドは sense key 0x0bメッセージで失敗し、ESXi ホストは恒久的なデバイス損失(PDL)ケースを記録できません。PDL は、認識キーではなく ASC 認識データに基づき検出されるようになりました。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンを削除すると、仮想マシンのスナップショットの一部である、関連のない仮想ディスクも削除される
    スナップショット付きの仮想マシンを削除すると、その仮想マシンからは切り離されていても、既存のスナップショットの一部である独立または非独立の仮想ディスクも削除される場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESX 4.x から ESX 5.x へのアップグレード後、一部の NFS データストアが保存されない場合がある
    NFS データストア名にスペースが含まれていると、ESX 4.x から ESX 5.x へのアップグレード後に、その NFS データストアが保存されない場合があります。ESX 5.x へのアップグレード後、名前にスペースが含まれる NFS データストアはすべて削除されます。それ以外の NFS データストアに影響はありません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ハートビートの再要求操作中に警告メッセージがログ記録される
    VMFS ハートビートの再要求操作の進行中、あるいは基盤となるデバイス上で仮想リセット操作を実行している場合、VMFS が I/O をボリュームに発行する場合があります。結果的に、次のようなアラートおよび警告メッセージがログに記録されます。

    ALERT:ScsiDeviceIO:SCSIAsyncDeviceCommand:3082:Failed command 0x2a to quiesced partition naa.xxxxxxxxxxx

    WARNING:ScsiDeviceIO:2360: Failing WRITE command (requiredDataLen=512 bytes) to write-quiesced partition naa.xxxxxxxxxxx

    naa.xxxxxxxxxxは、ボリュームの NaaID です

    今回のリリースで、アラート メッセージは削除され、警告はログ メッセージに変更されました。
  • VMW_SATP_LSI モジュールでヒープ メモリが不足すると、ESXi ホストが応答を停止する
    この問題は、VMW_SATP_LSI モジュールによって要求される LUN にアクセスするサーバ上で発生します。VMW_SATP_LSI モジュールにメモリ リークがあると、必ずメモリが不足します。 vmkernel.logファイルに次のようなエラー メッセージがログ記録されます。

    Feb 22 14:18:22 [host name] vmkernel:2:03:59:01.391 cpu5:4192)WARNING:Heap:2218: Heap VMW_SATP_LSI already at its maximumSize.Cannot expand.
    Feb 22 14:18:22 [host name] vmkernel:2:03:59:01.391 cpu5:4192)WARNING:Heap:2481: Heap_Align(VMW_SATP_LSI, 316/316 bytes, 8 align) failed. caller:0x41800a9e91e5
    Feb 22 14:18:22 [host name] vmkernel:2:03:59:01.391 cpu5:4192)WARNING:VMW_SATP_LSI:satp_lsi_IsInDualActiveMode:Out of memory.

    今回のリリースで、VMW_SATP_LSI モジュールのメモリ リークは解決されました。
  • 空のディスクまたは GPT でパーティション分割されたディスクに診断パーティションを作成しようとすると失敗する
    vSphere Client を使用して診断パーティションを作成しようとすると、次のエラー メッセージが表示されて失敗する場合があります。
    不明なパーティション フォーマットがサポートされていません。
    空のディスク(パーティション テーブルのないディスク)または最後の位置に空き容量のある GPT パーティション ディスクで診断パーティションを作成しようとすると、この問題が発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Intel 82599EB Gigabit Ethernet Controller 上でフロー制御を有効化しようとすると失敗する
    Intel 82599EB Gigabit Ethernet Controller 上でフロー制御を有効化しようとすると、ixgbe ドライバがフロー制御モードを、フロー制御が常に無効化されている priority-based flow control に誤って設定します。結果的に、フロー制御を有効化しようとすると、[ Cannot set device pause parameters:Invalid argument] というエラー メッセージが表示されます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • libata ドライバで、ESXi ホストに障害が発生し、紫色の診断画面が表示される
  • libata ドライバの競合状態が原因となって、ドライバが ata_hsm_move関数で失敗し、次のようなスタック トレースの紫色の診断画面が表示される場合があります。
    BUG:failure at vmkdrivers/src_9/drivers/ata/libata-core.c:5833/ata_hsm_move()!(inside vmklinux) Panic_vPanic@vmkernel#nover+0x13 stack:0x3000000010, 0x412209a87e00 vmk_PanicWithModuleID@vmkernel#nover+0x9d stack:0x412209a87e20,0x4 ata_hsm_move@com.vmware.libata#9.2.0.0+0xa0 stack:0x0, 0x410017c03e ata_pio_task@com.vmware.libata#9.2.0.0+0xa5 stack:0x0, 0x0, 0x53fec vmklnx_workqueue_callout@com.vmware.driverAPI#9.2+0x11a stack:0x0, helpFunc@vmkernel#nover+0x568 stack:0x0, 0x0, 0x0, 0x0, 0x0

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESXi 5.0 ホストの VMFS-3 ボリュームで VMFS ジャーナル リプライが失敗する場合がある
    ESXi 5.0 ホスト上で、次のメッセージが出て VMFS ジャーナル リプライが失敗する場合があります。

    J3:3167: Failed to replay extended transaction on 4a1aa282-32d04c23-03a2-001517ab207b possibly pending online upgrade
    WARNING:HBX:4336: Replay of journal on vol 'san1_vmfs3' failed:Bad parameter

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ストレージ DRS に対応したデータストア クラスタ上に常駐する仮想マシンへ新しいハード ディスクを追加すると、「ディスク領域が不足しています」 というエラーが出る場合がある
    ストレージ DRS に対応したデータストア上に常駐する仮想マシンへ仮想ディスクを追加するとき、仮想ディスクのサイズがそのデータストアで使用できる空き領域よりも大きいと、SDRS はデータストアから別の仮想マシンを移行して、仮想ディスクの追加のための十分な空き領域を確保することができます。Storage vMotion 操作は完了しますが、その後の仮想マシンへの仮想ディスクの追加が失敗し、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
    Insufficient Disk Space

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • メモリ量に制限がある ESX に Content-Based Read Cache(CBRC)モジュールをロードしようとすると、ホストに障害が発生し、紫色の診断画面が表示される
    メモリ量に制限がある ESXi ホストに CBRC モジュールをロードしようとすると、ESXi ホストに障害が発生し、紫色の診断画面が表示されます。2 つのメモリ機能が同時にメモリ カウンタの値を変更しようとすると、この問題が発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • VMFS-3 ボリューム上で破損したメタデータにアクセスすると ESXi ホストに障害が発生する場合がある
    VMFS-3 ボリューム上でファイル メタデータが破損していると、そのファイルへのアクセスを試みると、ESXi ホストに障害が発生し、紫色の診断画面が表示される場合があります。VMFS ファイルの破損は非常に珍しいケースですが、外部ストレージの問題により起こる可能性があります。
    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 1 つ以上のファイルを移動した後、VMFS ディレクトリからファイルを削除できなくなる
    ( mvコマンド、または vSphere Client ブラウザでコピー アンド ペーストを使用して)1 つ以上のファイルをディレクトリに移動した後、ディレクトリの削除またはディレクトリ内のファイルの削除が失敗する場合があります。このような場合、 vmkernel.logファイルに次のようなエントリが含まれます。
    2012-06-25T21:03:29.940Z cpu4:373534)WARNING:Fil3:13291: newLength 85120 but zla 2
    2012-06-25T21:03:29.940Z cpu4:373534)Fil3:7752: Corrupt file length 85120, on FD <281, 106>, not truncating

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi hostd エージェントが非常に高い割合の CPU を消費し、処理性能の低下が発生する場合がある
    vCloud Director が ESXi ホストから仮想マシン デスクトップのスクリーンショットをフェッチすると、hostd エージェントが無限ループに入り、100% の CPU 使用率が発生し、hostd を再起動するまで CPU 使用率が下がらない場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

アップグレードおよびインストール

  • Cisco UCS ブレード(FCoE/iSCSI/FC SAN からの起動)で、新規インストール後または ESXi 5.0 Update 1 へのアップグレード後に構成が失われる場合がある
    この問題は ESXi 5.0 Update 1 へのアップグレード後に発生する場合があります。正常な最初の再起動の後続の再起動で、UCS ブレードが構成を失い、以前の状態を復元します。
    ESXi 5.0 Update 1 の新規インストール後、構成の変更が再起動時に失われる場合があります。
    次の操作のいずれかを実行すると、同様の問題が発生する場合があります。
    • サードパーティー製ドライバのインストール
    • セキュリティ パッチのインストール
    • 保守目的による ESXi 5.0 Update 1 のシャットダウン
    • 保守目的による ESXi 5.0 Update 1 の再起動
    • 予期しない電力不足の問題による ESXi 5.0 Update 1 のシャットダウン
  • 今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ステートレス ESXi ホストの許容レベルとその起動元であるイメージ プロファイルの許容レベルとの整合性がない場合がある
    ステートレス ESXi ホストには、その起動元のイメージ プロファイルの許容レベルに関係なく、PartnerSupported 許容レベルが設定されている場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • DHCP を使用して指定するスクリプトを使用してインストールされたホストで DNS が構成されない場合がある
    ホストを指定するスクリプトを使用してホストに ESXi をインストールし、DHCP からネットワーク設定を取得すると、起動後にホストが DNS で構成されません。DNS 設定がアドレスが指定されていない状態の手動に設定されます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi ホストの最初の起動で、ホストに接続されたローカル ディスクが VMFS として再フォーマット化される場合がある
    ESXi ホストの最初の起動では、自動パーティショニングによってホストに接続されたすべてのローカル ディスクが消去され、VMFS として再フォーマット化されます。

    このリリースでは、デフォルト オプションを False に設定し、自動パーティショニングを無効にすることでこの問題を解決しました。新しい起動オプションの AutoPartition が導入されています。このオプションを True に設定すると、自動パーティショニングを有効化できます。

  • ESXi 5.0 の再インストールで、旧バージョンのローカル VMFS のデータストア ラベルが削除されない
    既存のローカル VMFS ボリュームに ESXi 5.0 を再インストールすると、ユーザーがデータストアの上書きオプションを選択して VMFS ボリュームを上書きした後でも、データストア ラベルが保持されます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Solaris 仮想マシンに接続された RDM が、Update Manager を使用した ESXi ホストのアップグレード時に上書きされる場合がある
    Update Manager を使用して ESXi 5.0.x へアップグレードすると、ディスク パーティション タイプの解釈にエラーが発生し、Solaris 仮想マシンに接続されている RDM が上書きされる場合があります。これにより、RDM 上のデータが失われる場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESX ホストのアップグレードにより、ファイアウォール ルールが無効から有効へ変更される
    ESX ホストを 4.1 から 5.0 Update1 へアップグレードすると、ファイアウォール ルールが無効から有効へ変更されます。これは、ホスト プロファイルを作成し、それを変更した後で同じプロファイルをホストに適用すると発生します。
    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESX/ESXi 4.x から ESXi 5.0.x へアップグレードした後、アップグレード済みのホストが vCenter Server への再接続に失敗する場合がある
    ESXi 4.1.x ホストで /etc/rc.localファイルを変更し、その ESXi 4.x ホストを ESXi 5.0.x にアップグレードした場合、アップグレード済みのホストは、ライセンス関連の問題により vCenter Server へ再接続できない場合があります。次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
    The Unlicensed license for Host xxx does not include VMware DRS.Upgrade the license

    vpxdログ ファイルには、次のようなエントリが含まれる場合があります。

    012-04-26T11:58:37.069-04:00 [05420 warning 'Default' opID=C8581389-00000EF2] [LicMgr] Trying to remove licenses.Host was never registered with the license manager.
    012-04-26T11:58:37.069-04:00 [05420 trivia 'QueryServiceProvider' opID=C8581389-00000EF2] Clearing uncommitted generations on this thread for LicenseManager
    012-04-26T11:58:37.069-04:00 [05420 trivia 'VpxProfiler' opID=C8581389-00000EF2] Ctr:CheckVCLicense/TotalTime = 0 ms
    012-04-26T11:58:37.069-04:00 [05420 error 'Default' opID=C8581389-00000EF2] [LicMgr] feature drs not included in license assigned to host-129707.
    012-04-26T11:58:37.069-04:00 [05420 trivia 'VpxProfiler' opID=C8581389-00000EF2] Ctr:CheckingHostFeatures/TotalTime = 0 ms

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ローカル データストアの範囲で ESX 4.1 から ESXi 5.0 にアップグレードできない
    ローカル データストアの範囲での ESX 4.1 から ESXi 5.x へのアップグレードはサポート対象の使用例ではありません。ただし、現在のアップグレード プロセスではこのアップグレード動作は可能です。エラーまたは警告メッセージが表示されずにローカル データストアの範囲が無視されます。

    今回のリリースでは、このような状況を検出する、プリチェック スクリプトに対する確認を追加することで、この問題は解決されています。検出された場合は、アップグレードまたは移行を終了するかの確認を行うメッセージがユーザーに表示されます。
  • AutoDeploy を使用すると、gPXE プロセスがタイムアウトする場合がある
    AutoDeploy を使用して ESXi 5.0 ホストをブートすると、 gPXEプロセスが、DHCP サーバから IP アドレスの取得中にタイムアウトになり、AutoDeploy ブート プロセスが突然停止する場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。合計タイムアウト期間が約 30 秒から 60 秒に増加されています。
  • ESX ホストへの Solaris 11 GA のインストール中に警告メッセージが表示される
    仮想マシン コンソールから ESX ホスト上に Solaris 11 GA をインストールし、LSI 論理パラレル コントローラで構成しようとすると、ESX ホストに必ず次のエラー メッセージが表示されます。
    unknown ioc_status = 4 and
    incomplete write – giving up

    この警告メッセージは、ゲスト OS のインストールには影響を与えず、それをブロックしません。Solaris 11 GA は継続的に使用できます。ただし、この問題はファイルのバルク コピー時でも確認されています。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • ESXi 5.x のスクリプト化されたインストールで、キックスタート ファイルに --novmfsondisk パラメータがあるにもかかわらず、USB または SD メディアが VMFS をサポートしていないという誤った警告が出る
    スクリプト化されたインストールを使用して、USB または SD メディアとして認識されたディスク上に ESXi 5.0 をインストールすると、インストーラが次の警告メッセージを表示する場合があります。
    インストールで指定されたディスク(<disk-id>)は VMFS をサポートしていません。
    このメッセージは、キックスタート ファイル内に installコマンドの --novmfsondiskパラメータが含まれている場合でも表示されます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Microsoft Windows Deployment Services(WDS)を使用して VMXNet3 ネットワーク アダプタを使用する仮想マシンの PXE ブートを行うときに問題が発生する
    Microsoft Windows Deployment Services(WDS)を使用して、VMXNET3 ネットワーク アダプタを使用する仮想マシンの PXE ブートを試みると、次のようなメッセージにより試みが失敗する場合があります。

    Windows failed to start.A recent hardware or software change might be the cause.To fix the problem:
    1. insert you Windows installation disc and restart your computer.
    2. Choose your language setting, and then click "Next."
    3. Click "Repair your computer."
    If you do not have the disc, contact your system administrator or computer manufacturer for assistance.

    Status:0xc0000001

    Info:The boot selection failed because a required device is inaccessible

    今回のリリースで、この問題は解決しました。

仮想マシンの管理

  • 仮想デバイス BIOS ファイル名が空の文字列の場合、仮想マシンのパワーオンが失敗する場合がある
    仮想マシンの構成オプションを編集し、API を介して仮想デバイス BIOS ファイル名を空の文字列に設定すると、仮想マシンのパワーオンが失敗します。例: lsibios.filename=""

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • ページングが無効の場合、仮想マシンに障害が発生しモニターがパニックとなる
    次のようなエラー メッセージが vmware.logに書き込まれます。

    vcpu-0| MONITOR PANIC:vcpu-1:VMM64 fault 14:src=MONITOR
    vcpu-0| rip=0xfffffffffc262277 regs=0xfffffffffc008c50

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 仮想マシンから独立したディスクを削除した後、静止スナップショットを作成できない
    独立したディスクが仮想マシンから削除されると、ある SCSI ノードのディスク モード データが失効しているため、仮想マシンの静止スナップショット作成の試みが失敗する場合があります。次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。
    Status:An error occurred while quiescing the virtual machine.See the virtual machine's event log for details.

    ログ ファイルには、次のようなエントリが含まれる場合があります。
    HotAdd:Adding scsi-hardDisk with mode 'independent-persistent' to scsi0:1

    ToolsBackup:changing quiesce state:STARTED -> DONE
    SnapshotVMXTakeSnapshotComplete done with snapshot 'back':0
    SnapshotVMXTakeSnapshotComplete:Snapshot 0 failed:Failed to quiesce the virtual machine.(40).

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

vMotion および Storage vMotion

  • ESXi 5.0 ホストで Microsoft Windows Server 2008 R2 の静止スナップショットの作成が失敗する場合がある
    Microsoft Windows Server 2008 R2 仮想マシンの静止スナップショットを作成するとき、作業ディレクトリを指定すると、スナップショット操作が失敗し、次のエラー メッセージが表示される場合があります。
    Snapshot guest failed:Failed to quiesce the virtual machine.

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • ESX 4.0 から ESXi 5.0 への Windows 2008 仮想マシンのライブ移行を行い、その後 Storage vMotion 操作を実行すると、静止スナップショットに失敗する
    ESXi 5.0 上の Storage vMotion 操作では、Windows 2008 仮想マシンについて、デフォルトで disk.enableUUIDが true に設定され、アプリケーション静止が有効化されます。その後、仮想マシンが電源サイクルに進むまで、静止スナップショット操作は失敗します。
    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Storage vMotion 操作中に ESXi ホストに障害が発生し、紫色の画面が表示される
    Storage VMotion 操作の完了後、ESXi は、操作で作成したミラー デバイスを切り離します。しかし、一部の状態では、初期化されていないポインタを参照し、それによって ESXi ホストに障害が発生し、紫色の画面が表示される場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

VMware HA および Fault Tolerance

  • ESXi ホスト上で動作するセカンダリ FT 仮想マシンに障害が発生する場合がある
    ESXi ホスト上で、VMXNET 3 アダプタを備えたセカンダリ Fault Tolerance 仮想マシンに障害が発生する場合があります。 vmware.logに次のようなエラー メッセージが書き込まれます。

    Dec 15 16:11:25.691:vmx| GuestRpcSendTimedOut:message to toolbox timed out.
    Dec 15 16:11:25.691:vmx| Vix:[115530 guestCommands.c:2468]:Error VIX_E_TOOLS_NOT_RUNNING in VMAutomationTranslateGuestRpcError():VMware Tools are not running in the guest
    Dec 15 16:11:30.287:vcpu-0| StateLogger::Commiting suicide:Statelogger divergence
    Dec 15 16:11:31.295:vmx| VTHREAD watched thread 4 "vcpu-0" died

    この問題は、E1000 アダプタでインストールされた仮想マシンには発生しません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

VMware Tools

  • Windows 2008 の仮想マシンの Driver Verifier が応答に失敗する場合がある
    Windows 2008 仮想マシンで Driver Verifier オプションを有効にすると、VMCI ソケット ロックが正しく機能しません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • VMware Tools 構成ユーティリティが Windows 8 または Windows 2012 仮想マシンでスクリプトの実行に失敗する場合がある
    Windows 8 または Windows Server 2012 仮想マシンでは、VMware Tools 構成ユーティリティの VMwareToolboxCmd.exe がスクリプトの実行に失敗し、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
    VMwareToolboxCmd.exe:Administrator permissions are needed to perform script operations.Use an administrator command prompt to complete these tasks.

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Windows 2008 R2 オペレーティング システム上で VESA ドライバを使用している仮想マシンにパフォーマンスの問題がある
    VMware Tools が Windows 2008 R2 オペレーティング システムにグラフィック ドライバをインストールしない場合があります。その結果、仮想マシンではデフォルトの VESA ドライバが使用されます。これにより、ゲスト OS の一部のハードウェア デバイスにパフォーマンスの問題が生じます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。VMware Tools は、性能向上のためにデフォルトで WDDM ドライバをインストールするようになりました。
  • パッケージ マネージャからインストールされた VMware Tools がシステム ファイルの権限を誤って変更する
    Centos 6 オペレーティング システム上で Redhat パッケージ マネージャを使用して VMware Tools をインストールすると、システム ファイルの権限が誤って変更されます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Linux 仮想マシン上の VMware Tools に断続的な障害が発生する場合がある
    VMware Tools には、 libdnetという名前の共有ライブラリ ファイルが含まれています。Dell OpenManage ソフトウェアなど、別のソフトウェアがインストールされると、同じ名前を持つ別の共有ライブラリがファイル システム上に作成されます。VMware Tools をロードすると、VMware Tool の libdnet.soではなく、Dell OpenManage ソフトウェアの libdnet.so.1ライブラリがロードされます。ゲスト OS 情報が、vSphere Client の サマリ タブに表示されず、NIC 情報も表示されない場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • VMware Tools のリカバリ不能なエラーにより VMware Tools サービスが失敗する場合がある
    VMware Tools サービス (vmtoolsd.exe) が、 VMware Tools unrecoverable error stack due to a NULL pointerエラーにより失敗する場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • VMware Tools のアップグレードにより、リモート デスクトップの IP 仮想化に必要な VMCI ドライバが置き換えられない
    VMware Tools をアップグレードすると、IP 仮想化が失敗します。これは、ESXi ホストが新しい VMCI ドライバのバージョンのチェックに失敗し、vsock DLL ファイルをインストールできないために発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 16 を超える VLAN インターフェイスが作成されると、VMware Tools に障害が発生する場合がある
    ESXi 5.0 ホスト上で、1 台の仮想マシンに 16 を超える VLAN インターフェイスを作成すると、VMware Tools が応答しなくなる場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Solaris 仮想マシンへの VMware Tools のインストールにより、MTU のサイズが 9000 に自動的に変更される場合がある
    Solaris 仮想マシン上で ESXi 5.0 および ESXi 5.0 Update 1 で利用できる VMware Tools のインストールまたはアップグレードを実行すると、MTU のサイズが自動的に 9000 に変更される場合があります。MTU のサイズを変更した場合でも、ゲスト OS を再起動すると、9000 に戻ります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • Windows ゲストでの VMware Tools のインストールまたはアップグレードの終了時にエラー メッセージが表示される
    Windows ゲスト仮想マシン上で VMware Tools のインストールまたはアップグレードを終了した後、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
    There is no disk in the drive
    または
    No disk:exception Processing Message c0000013

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • 静止スナップショットを含むバックアップ中に仮想マシンに障害が発生する場合がある
    静止スナップショットを含むバックアップ中に仮想マシンに障害が発生します。これは、コールバック プロセス内の不整合により、同期マニフェスト ファイルのコピー操作が失敗し、システムが無効な状態に強制的に切り替えられるため起こるものです。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • VMware Tools のインストール時に再起動なしというオプションを使用しても、Windows XP および Windows 2003 ゲスト上で仮想マシンが再起動されてしまう
    setup.exe /S /v"/qn REBOOT=R"または setup.exe /S /v"/qn REBOOTPROMPT=S"というコマンドは、VMware Tools のインストール後の仮想マシンの再起動を抑えます。ESXi 5.0 ホストでは、VMware Tools のインストールにより、すでにインストール済みであっても、Visual C++ ランタイムがインストールされます。これにより、Visual C++ ランタイムの修復が行われ、再起動を抑えるコマンドを使用していても、仮想マシンの再起動が必要となります。これは、Windows XP および Windows 2003 以前のバージョンにのみ該当します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • VMware Tools のインストール後、/etc/fstab のファイル権限が変更される場合がある
    VMware Tools を SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1 などの仮想マシンにインストールすると、 /etc/fstabのファイル権限属性が 644 から 600 に変更される場合があります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • VMware Tools アップグレード後、E1000 ネットワーク インターフェイス カードで静的 IP 設定が失われる
    Windows 2003 OS では、VMware Tools アップグレードを実行しようとすると、E1000 の静的 IP 設定が失われ、ゲスト ネットワーク アダプタが DHCP に設定されます。これは、プログラムの追加と削除のオプションから VMware Tools のアンインストールを行った後に発生します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
  • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP 3 および SUSE Linux Enterprise Server 11 SP 4 上で VMware Tools の OSP のインストールが失敗する
    VMware Tools パッケージの OSP を SUSE Linux Enterprise Server 11 SP 3 および SUSE Linux Enterprise Server 11 SP 4 にインストールしようとすると失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。
    ERROR:Dependency resolution failed:
    Unresolved dependencies:
    There are no installable providers of vmware-tools-esx
    Marking this resolution attempt as invalid.

    vmware-tools-esx meta-package内で依存性が未解決であるためにインストールが失敗し、パッケージが vmmouse_drv.soバイナリを探しても見つけることができません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • vShield Endpoint および VMware Tools がインストールされた ESXi 5.0 ホストで動作する Windows ゲスト OS で共有違反エラーが表示される場合がある
    VMware Tools がバンドルされた vShield Endpoint コンポーネントを含む環境では、ESXi 5.0 ホストで動作する Windows ゲスト OS により、ネットワーク ファイルへのアクセス時に共有違反エラーが表示される場合があります。ネットワーク ファイルを開こうとすると、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
    Error opening the document.This file is already open or is used by another application.

    今回のリリースで、この問題は修正されました。
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既知の問題

次の既知の問題は、厳密なテストで発見されたものであり、このリリースで起こる可能性のあるいくつかの動作を理解するのに役立ちます。この既知の問題のリストは、ESXi 5.0 Update 1 および ESXi 5.0 の今回のリリースに対してのみ適用されます。以前のリリースの既知の問題が、このリリースでも生じる場合があります。この既知の問題のリストに記載されていない問題が生じた場合、以前のリリースの既知の問題を確認したり、当社のナレッジ ベースを検索したり、フィードバックを送付して当社に問い合わせたりすることができます。

既知の問題のリスト

既知の問題をすべて読んで、該当する項目を見つけてください。既知の問題で以前記載されていなかったものには、* 記号が付加されています。問題は次のように分類されています。

インストール
  • ESXi 5.0 Update 2 のインストール後に無関係なネットワーク関連の警告メッセージが表示される
    ESXi 5.0 Update 2 をインストールした後、ESXi ダイレクト コンソール ユーザ インターフェイス (DCUI) に次のような警告メッセージが表示されます。

    Warning::DHCP look up failed.ou may be unable to access this system until you customize its network configuration

    ただし、ホストは DHCP IP を取得しており、他のホストを ping することができます。

    回避策:このエラー メッセージは無視しても問題ありません。キーボードの Enter を押すとエラー メッセージは消えます。

  • ESXi インストーラのスクリプトによるインストールで、part コマンドの --fstype< オプションが ks ファイルで適用されない
    ESXi 5.0 で partコマンドの --fstypeオプションが使用されていません。インストーラはエラー メッセージを表示することなく、 --fstypeオプションを許可しますが、 --fstypeオプションで指定されるパーティションのタイプを作成しません。インストーラはデフォルトにより、常に ESXi 5.0 で VMFS5 パーティションを作成します。 partコマンドの --fstypeオプションで、異なるパーティションのタイプを指定することはできません。

  • Image Builder cmdlet を実行して PowerShell 1.0 内の変更されたイメージ プロファイルを表示する際にルール情報が不足している
    vSphere PowerCLI を Microsoft PowerShell 1.0 にインストールし、OEM ソフトウェア パッケージをイメージ プロファイルに追加した後、イメージ プロファイルをリストすると、Rules プロパティに関する情報が不足しています。

    回避策: イメージ プロファイル オブジェクトの Rules プロパティを表示して、ルール情報にアクセスします。

  • 起動ライン コマンドでスクリプト ファイル名に大文字が使用されていない場合、CD または DVD からのスクリプトを使用した ESXi のインストールまたはアップグレードが失敗する
    インストールまたはアップグレード スクリプト (kickstart ファイル) と共に CD または DVD に書き込まれた ESXi 5.0 インストーラ ISO からスクリプトを使用したインストールまたはアップグレードを実行する場合、ファイル名が小文字で指定されている場合であっても、インストーラは大文字の kickstart ファイル名のみを認識します。たとえば、kickstart ファイル名が ks.cfgの場合、起動ライン コマンド ks=cdrom:/ks.cfgを使用して kickstart ファイルの場所を指定すると、[ HandledError:Error (see log for more info):cannot find kickstart file on cd-rom with path -- /ks.cfg] などのエラー メッセージが表示されてインストールは失敗します。

    回避策: 起動ライン コマンドで kickstart ファイル名に大文字を使用して kickstart ファイルを指定します (例:ks=cdrom:/KS.CFG)。 ks=cdrom:/ks.cfg

  • VIB のインストール時に 相対パスを使用すると、適切でないエラー メッセージが表示される
    esxcli software vib コマンドを使用し、相対パスを指定してデポ、VIB、またはプロファイルをインストールしようとすると、次のエラー メッセージが表示されて操作に失敗します。 No such file or '/var/log/vmware/a.vib'

    回避策: インストールの実行時に、絶対パスを指定します。

  • 名前に特殊文字を含むフォルダに vSphere Client をインストールできない
    名前にセミコロン (;)、左角括弧 ([)、右角括弧 (])、等号 (=)、プラス記号 (+)、コンマ (,)、またはナンバー記号 (#) のいずれかの文字を含むフォルダまたはディレクトリに vSphere Client をインストールすると、次のエラー メッセージが表示されます。

    The installation path contains a ';' character.Please select an installation directory with this character.

    フォルダ名にセミコロン (;) が含まれない場合でも、vSphere Client を指定されたフォルダにインストールできません。また、名前にナンバー記号 ( #) を含むカスタマイズ フォルダに vSphere Client をインストールすると、クライアントは vCenter Server に接続できません。

    回避策:フォルダ名にセミコロン (;)、左角括弧 ([)、右角括弧 (])、等号 (=)、プラス記号 (+)、カンマ (,)、またはポンド記号 (#)のいずれかを含むカスタマイズされたフォルダに vSphere Client をインストールしないでください 。

  • vSphere Web Client のインストール後、ブラウザが開いて空白のページが表示される
    vSphere Web Client のインストール後、インストール ウィザードで [終了] をクリックすると、ブラウザが開いて空白のページが表示されます。ページは空白のままで、ブラウザは vSphere Administration アプリケーションに接続されません。

    回避策: ブラウザを閉じて、 [スタート] メニューから [vSphere Administration アプリケーション] ページを開始します。

アップグレード

  • ESXi 5.0 Update 2 VIB を PowerCLI から、vCenter Server で接続された ESXi ホストに適用できない
    vCenter Server で管理されている ESXi 5.0 ホストに対し、PowerCLI で GET-ESXCLIコマンドを使用して ESXi 5.0 Update 2 VIB を適用しようとすると失敗し、次のようなエラー メッセージが表示されます。
    2011-11-18T09:53:50Z esxupdate:root:ERROR:Traceback (most recent call last):
    2011-11-18T09:53:50Z esxupdate:root:ERROR:File "/usr/lib/vmware/esxcli-software", line 441, in <module>
    2011-11-18T09:53:50Z esxupdate:root:ERROR:main()
    2011-11-18T09:53:50Z esxupdate:root:ERROR:File "/usr/lib/vmware/esxcli-software", line 432, in main
    2011-11-18T09:53:50Z esxupdate:root:ERROR:ret = CMDTABLE[command](options)
    2011-11-18T09:53:50Z esxupdate:root:ERROR:File "/usr/lib/vmware/esxcli-software", line 329, in VibInstallCmd
    2011-11-18T09:53:50Z esxupdate:root:ERROR:raise Exception("No VIBs specified with -n/--vibname or -v/--viburl.")
    2011-11-18T09:53:50Z esxupdate:root:ERROR:Exception:No VIBs specified with -n/--vibname or -v/--viburl.

    回避策:なし
  • ESXCLI を使用したライブ アップデートに失敗して、[ VibDownloadError] というメッセージが表示される
    次のタスクを順番に実行すると、再起動が必要なトランザクションに失敗し、[ VibDownloadError] というメッセージが表示されます。

    1. esxcli software profile updateまたは esxcli vib updateコマンドを使用してライブ インストール アップデートを実行します。
    2. 再起動する前に、再起動が必要なトランザクションを実行します。トランザクションは正常に完了しません。よく発生する失敗は、署名の検証です。これは、VIB のダウンロード後にしか確認できません。
    3. ホストを再起動せずに、再起動が必要な別のトランザクションを実行します。[ VibDownloadError] というメッセージが表示されてトランザクションは失敗します。

回避策: この問題を解決するには次の手順を実行します。

  1. ESXi ホストを再起動して、状態をクリーンアップします。
  2. ライブ インストールを繰り返します。
  • ESX/ESXi 4.x から ESXi 5.0 へのスクリプトを使用したアップグレード中に、MPX および VML ディスク デバイス名が変更され、アップグレードが失敗することがある
    ホストの再起動後、MPX および VML ディスク デバイス名は維持されないことがあります。スクリプトを使用したアップグレードで再起動後に名前が変更されると、アップグレードが停止することがあります。

    回避策: 可能であれば、ディスク デバイスに Network Address Authority Identifier (NAA ID) を使用します。CCISS コントローラを使用する Hewlett Packard マシンなど、NAA ID を使用するディスクがないマシンの場合は、ESXi インストーラ ISO が収容された CD または DVD からアップグレードを実行します。また、スクリプトを使用したアップグレードで、 --firstdisk=パラメータを指定して upgradeコマンドで ESX または ESXi インスタンスをアップグレードするように指定することもできます。インストールおよびアップグレード スクリプト コマンドについては、『vSphere のインストールとセットアップ』および『vSphere アップグレード』の各ドキュメントを参照してください。

  • ESX システムが DHCP サービスのないサブネット上で手動で割り当てられた IP アドレスを使用している場合、アップグレード時に ESX コンソールと esxi_install.logレポートが DHCP アドレスを取得できない
    この状況は、手動で割り当てられた IP アドレスを使用する ESX システムが DHCP サーバのないサブネット上で実行されている場合、または DHCP サーバが容量不足の場合に起こります。どちらの場合も、ESX システムがアップグレードされる際、システムは DHCP サーバから IPv4 アドレスを取得しようとして最大 1 分間停止します。

    回避策:なし。システムが最大 1 分間停止した後、アップグレードが続行され、正常に完了されます。続行するために [Enter] を押すように求められることがあります。[Enter] を押すか、プロンプトを無視することができます。どちらの場合も、停止後にアップグレードが続行されます。

  • ライセンス
    • ホスト コンテナ内の特定の ESX/ESXi ホストへの vSphere ライセンス キーの自動割り当てが失敗し、ホストが評価モードのままになることがある
      vCenter Server 5.0 は、ESX/ESXi ホストへのライセンス キーの自動割り当てをサポートしています。ライセンス キーをデータセンターやクラスタなど vCenter Server 内のホスト コンテナに関連付けることができます。vCenter Server はライセンス キーを、このホスト コンテナに追加するライセンスのないすべてのホストに割り当てます。1 つのホスト コンテナには、1 つのライセンス キーのみ関連付けることができます。ホスト コンテナに関連付けるライセンスのバージョンが、このホスト コンテナに追加するホストのバージョンと異なる場合、ライセンスはホストに割り当てられません。たとえば、vSphere 5.x ライセンスをクラスタに関連付けて、ESX/ESXi 4.x をそのクラスタに追加すると、ライセンスは ESX/ESXi 4.x ホストに割り当てられず、ホストは評価モードのままになります。

      回避策:ホスト コンテナに追加するすべてのホストのバージョンが、同一コンテナに関連付けるライセンスのバージョンと同じであることを確認します。同一コンテナのホストに別のバージョンのライセンスが必要な場合は、ライセンスを直接ホストに関連付けます。たとえば、vSphere 5.x ライセンスをクラスタに関連付けるとします。ESXi 5.x ホストをそのクラスタに追加すると、vSphere 5.x ライセンスが割り当てられます。ESX/ESXi 4.x ホストを同じクラスタに追加して、vSphere 4.x ライセンスをホストと関連づけます。ESX/ESXi 4.x ホストを vCenter Server に再接続すると、vSphere 4.x ライセンスが割り当てられます。

    セキュリティ
    • データストア Web インターフェイス セッションがブラウザ ウィンドウを閉じたときにすぐに終了しない
      データストア Web インターフェイスにアクセスした後で Web ブラウザを閉じても、セッションがサーバ側で直ちに終了しません。VMware はこの問題の報告に関して、Inner Security の Jason Jones 氏に感謝いたします。

      回避策:ブラウザ ウィンドウを閉じる前に、セッションを終了するために、データストア Web インターフェイスで ログアウトをクリックする必要があります。

    ネットワーク

    • デバイス id 0710 の Emulex be2net ネットワーク アダプタが ESXi 5.0 での調査に失敗する (KB 2041665 )*

    • vCenter Server 4.x から作成された vDS 構成を持つホストプロファイルでステートレスな起動の ESX 5.0 ホストにゲートウェイ設定を適用できない場合がある
      4.x ホスト プロファイルで vSphere Auto Deploy を使用すると、ステートレスな起動の ESX 5.0 ホストに対してゲートウェイ設定が適用されない場合があります。結果的に、これらのホストはネットワーク接続を失い、vCenter Server 5.0 に自動的に追加されることはありません。

      回避策: vDS 構成を持つ 4.x ホスト プロファイルを使用してステートレス ESX 5.0 ホストを起動するには、次の手順を実行してください。

      1. 4.x ホスト プロファイルを指定せずに Auto Deploy を使用して構成された ESX 5.0 ステートレス ホストを起動します。
      2. ステートレス ホストを vCenter Server 5.0 に追加してから 4.x ホスト プロファイルを適用します。
      3. ステートレス ESX 5.0 起動ホストから新規ホスト プロファイルを作成します。vSphere Auto Deploy で新たに作成されたホスト プロファイルを使用して、ステートレス ESX 5.0 ホストを起動します。

      vDS 構成を持たない ESX 5.0 ステートレス ホストを起動するには、vDS 設定を含まない 4.x ホスト プロファイルを使用してください。次のように、4.x ホスト プロファイルから vDS 設定を無効化あるいは削除することもできます。

      ホスト プロファイル > ネットワーク構成プロファイル設定の有効化/無効化オプションを使用して vDS および関連するポート グループを無効化します。 ホスト プロファイル > ネットワーク構成プロファイルの編集オプションを使用して vDS および関連するポート グループを削除します。

    • サービス コンソールの詳細が [vSphere Distributed Switch にホストを追加] ウィザードおよび [ホストの管理] ウィザードに表示されない
      ESX 4.x ホストを分散スイッチに追加するときに、サービス コンソール ネットワーク アダプタの詳細が、[vSphere Distributed Switch にホストを追加] ウィザードの [ネットワーク接続] ページにある [仮想アダプタの詳細] セクションに表示されません。通常、ここには MAC アドレス、IP アドレス、およびサブネット マスクが表示されます。

      回避策: サービス コンソール ネットワーク アダプタの詳細を表示するには、[vSphere Distributed Switch にホストを追加] ウィザードまたは [ホストの管理] ウィザードを終了し、vSphere Client で [ホスト] > [構成] > [ネットワーク] に移動します。

      サービス コンソール ネットワーク アダプタが標準スイッチにデプロイされた場合、次のように操作します。

      1. スイッチを指定します。
      2. [プロパティ] ボタンをクリックします。
      3. サービス コンソール ネットワーク アダプタを選択します。
        VSS 図に表示されるアタプタ名をメモします。

      サービス コンソール ネットワーク アダプタが分散スイッチにデプロイされた場合、次のように操作します。

      1. [vSphere Distributed Switch] タブに移動します。
      2. 分散スイッチを指定し、[仮想アダプタの管理] を選択します。
      3. サービス コンソール ネットワーク アダプタを探して選択します。

    • エラー メッセージが表示されずに ESXi Dump Collector サーバが停止する
      ESXi Dump Collector サーバのポートが無効な値を使用して構成されている場合、エラー メッセージが表示されずに停止します。このポートは、ESXi Dump Collector サーバが ESXi ホストからコア ダンプを受け取るために使用するポートのため、停止したことがわからないままサーバが停止すると、ESXi ホストのコア ダンプを収集できません。エラー メッセージは ESXi Dump Collector から vCenter Server に送信されないため、vSphere 管理者はこの問題に気付きません。問題が解決されないと、ESXi ホスト上でエラーが発生したときのサポートに影響が及びます。

      回避策: この問題を回避するため、このポートは、ESXi Dump Collector サーバを構成するための推奨ポート範囲からのみ選択します。デフォルト ポートの使用が推奨されます。

    • バージョンが QLE3142 の 10G QLogic NIC を nx_nic ドライバと一緒に使用すると、gPXE 起動中にサーバが機能を停止する
      バージョンが QLE3142 の 10G QLogic NIC を nx_nic ドライバと一緒に使用し、これが ESXi のステートレスな起動構成への gPXE 起動に使用されると、ESXi サーバは機能を停止し、起動に失敗します。

      回避策: gPXE 起動に、これ以外の NIC を使用します。

    • 16 を超える VMkernel ネットワーク アダプタを有効化すると、vSphere vMotion が失敗する
      vSphere 5.0 には、vMotion 対応のホスト 1 台あたりに対して有効化する VMkernel ネットワーク アダプタは 16 までという制限があります。特定ホスト上の vMotion で 16 を超える VMkernel ネットワーク アダプタを有効化すると、そのホストとの vMotion は失敗する可能性があります。[ refusing request to initialize 17 stream ip entries] というエラー メッセージが表示されます。数値は、vMotion で有効化した VMkernel ネットワーク アダプタ数を示します。

      回避策: vMotion で有効化されている VMkernel ネットワーク アダプタが 16 以下になるまで無効化します。

    • ESXi 5.0 で Network I/O Control が発信パケットの 802.1p タグを上書きする
      ESXi 5.0 では、Network I/O Control が仮想ネットワーク Quality of Service (QoS) と物理ネットワーク QoS とのギャップを橋渡しするため、リソース プールごとに 802.1p タグを指定できます。
      ただし、この機能では、タグが明示的に設定されていない場合であっても、各リソース プールにデフォルトの 802.1p タグ (0) が付けられます。Network I/O Control が有効になっている場合、ESXi ホストを離れるときに、仮想マシン内の Class of Service (CoS) ビット タギングが上書きされます。

      回避策:なし。Network I/O Control を使用しないという選択肢もあります。

    • IPv6 のみの VMkernel ネットワーク アダプタ構成がホスト プロファイルでサポートされていない
      vSphere Client を使用してホスト プロファイルの IP 構成を設定する場合、VMkernel ネットワーク アダプタに IPv4 のみ、IPv6 のみ、または IPv4/IPv6 混在設定を設定できます。ただし、IPv6 のみの設定はホスト プロファイルではサポートされません。IPv6 のみの設定で VMkernel ネットワーク アダプタを構成すると、ホスト プロファイルの応答ファイルで IPv4 構成を指定するように求められます。

      回避策: 次のタスクのいずれかを行なってください。

      • vSphere Client を介して、IPv6 設定のみを使用して VMkernel ネットワーク アダプタを構成します。ホスト プロファイルは使用しません。
      • ホスト プロファイルの作成および適用時に VMkernel ネットワーク アダプタに IPv6 構成と IPv4 構成の両方を含めて、プロファイルの適用後に VMkernel ネットワーク アダプタの IPv4 構成を無効にします。

    • 一部の Cisco スイッチで優先順位ビットが設定されたパケットがドロップされる
      VMware vSphere Network I/O Control では、発信トラフィックに 802.1p タグを設定できます。ただし、タグが付けられたパケットがネイティブ VLAN (VLAN 0) 上で送信される場合、一部の Cisco スイッチ (4948 および 6509) でパケットがドロップされます。

      回避策:なし。

    • VLAN 構成およびドライバのロード時、ESXi 起動プロセスに非常に時間がかかる
      ドライバのロードおよび VLAN 構成時に、BE2 または BE3 インターフェイスのある ESXi ホストの起動に非常に時間がかかります。ホスト上の BE2 または BE3 インターフェイスの数が多いほど時間がかかり、数分かかることもあります。

      回避策:なし。

    • ネットワーク リソース プールを vSphere Distributed Switch に追加すると、[ Cannot complete a vSphere Distributed Switch operation for one or more host members] というエラーが表示されて失敗する
      このエラー メッセージは、分散スイッチ上の 1 つまたは複数のホストがすでにネットワーク リソース プールの最大数に関連付けられていることを示します。ホストで許可されているネットワーク リソース プールの最大数は 56 です。

      回避策:なし。

    • ネットワーク リソース プールを vSphere Distributed Switch に追加すると、[ vim.fault.LimitExceeded] というエラーが表示されて失敗する
      このエラー メッセージは、分散スイッチがすでにネットワーク リソース プールの最大数にすでに達していることを示しています。vSphere Distributed Switch のネットワーク リソース プールの最大数は 56 です。

      回避策:なし。

    • LLDP でエクストリーム スイッチのシステム名が表示されない
      デフォルトでは、エクストリーム スイッチのシステム名は通知されません。エクストリーム スイッチでシステム名を通知するように明示的に設定しないと、LLDP でこの情報を表示できません。

      回避策: configure lldp ports <port ID> advertise system-name コマンドを実行して、エクストリーム スイッチのシステム名を通知します。

    • ミラー パケットを切り詰めると ESXi が失敗する
      ポート ミラーリング セッションで設定したミラー パケットの長さよりもミラー パケットが長い場合、ESXi は失敗します。パケットを切り詰めるその他の操作でも ESXi が失敗する可能性があります。

      回避策: ポート ミラーリング セッションでミラー パケットの長さを設定しないようにします。

    • Fault Tolerance と vSphere DirectPath I/O with vSphere vMotion に互換性がない
      Fault Tolerance が仮想マシンで有効になっている場合、仮想マシンのすべての仮想アダプタで DirectPath I/O with vMotion が非アクティブになります。

      回避策:vMotion 機能付きの DirectPath I/O を有効にする前に Fault Tolerance を無効にして仮想マシンを再起動します。

    • vCenter Server の仮想アプライアンスで IPv6 がサポートされていない
      vCenter Server の仮想アプライアンスの Web コンソールには IPv6 を構成するオプションがありますが、vCenter Server の仮想アプライアンスでは、IPv6 の構成がサポートされていません。

      回避策: vCenter Server の仮想アプライアンスの Web コンソールで IPv6 構成を設定または変更しないようにします。

    • VMCI ベースのアプリケーションで vSphere DirectPath I/O With vSphere vMotion が無効になる
      Cisco UCS システムで VMCI ベースのアプリケーションを使用している場合、すべての仮想マシン ネットワーク アダプタで DirectPath が非アクティブになります。

      回避策: すべての VMCI ベースのアプリケーションの使用を停止して仮想マシンを再起動し、vSphere DirectPath I/O をリストアします。

    ストレージ
    • データストア クラスタの I/O メトリックを無効にしても I/O 待ち時間のしきい値が 15 ミリ秒として表示される
      データストア クラスタの I/O メトリックを無効にしても、データストア クラスタの [サマリ] ページに表示される I/O 待ち時間のしきい値が 15 ミリ秒(デフォルト) のままになっています。

      回避策:なし。正しい値を表示するには、 データストア クラスタ - ストレージ を選択します。

    • SDRS メンテナンス モードに切り替えるためのリンクがスタンドアロン データストアの [サマリ] ページに表示される
      データストア クラスタに含まれているデータストアのみが正常にストレージ DRS メンテナンス モードに切り替わることができます。ただし、データストア クラスタに含まれていないデータストアの [サマリ] ページに、ストレージ DRS メンテナンス モードに切り替えるためのリンクが表示されます。スタンドアロン データストアの SDRS メンテナンス モードへの切り替え をクリックすると、データストアがメンテナンス モードに切り替わろうとして、タスクがいつまでも保留中のままになります。

      回避策:vSphere Client の [最近のタスク] ペーンで [SDRS メンテナンス モードへの切り替え] タスクをキャンセルします。

    • Storage vMotion 中の all paths down (APD) 状態によって vCenter Server と ESXi ホスト間の通信が失敗することがある
      Storage vMotion を使用して仮想マシンを移行しているときに APD 状態が発生すると、vCenter Server によって Storage vMotion に関連するホストが vCenter Server インベントリから切断されます。この状態は、バックグラウンドの Storage vMotion 操作が完了するまで継続します。この処理は、Storage vMotion 操作の時間に応じて数分または数時間かかる場合があります。この間、vCenter Server から特定のホストに対してほかの操作を実行することはできません。

      回避策:なし。Storage vMotion 操作が完了したら、vCenter Server によってホストがインベントリに再接続されます。APD 以外のデータストアで実行されている仮想マシンは、このエラーの影響を受けません。

    • データストアに追加されたシンボリック リンクが原因で正しいデータストアの内容がデータストア ブラウザに表示されないことがある
      NFS サーバから外部的に、またはホストにログインしてシンボリック リンクをデータストアの最上位レベルに追加すると、データストアを参照するときに正しいデータストア情報 (データストアのファイルやフォルダなど) を表示できないことがあります。シンボリック リンクで誤ったファイルやフォルダが参照されていると、この問題が発生する場合があります。

      回避策:シンボリック リンクを削除します。データストアではシンボリック リンクを使用しないでください。

    • ATS 対応 VMFS データストアにエクステントを追加しようとすると失敗する
      ATS 対応データストアを拡張できるのは ATS 対応デバイスだけです。ATS がサポートされていないデバイスを選択すると、ATS 対応データストアを拡張できず操作に失敗します。vSphere Client に [ An error occurred during host configuration] というメッセージが表示されます。ログ ファイルに [ Operation failed, unable to add extent to filesystem] というエラー メッセージが記録されている場合もあります。

      回避策: エクステントを ATS データストアに追加する前に、次のコマンドを実行して、エクステント デバイスで ATS がサポートされているかどうかを確認します。
      esxcli storage core device vaai status get -d=device_ID
      出力に次の情報が表示されている必要があります。
      ATS Status:supported

    • I/O のロード バランシング時にストレージ DRS が適切に動作しないことがある
      IOMeter ソフトウェアを使用して I/O 負荷を生成し、ストレージ DRS をテストする場合、デフォルトでは IOMeter によってファイルにゼロのみが設定されます。このデータには、データストアの I/O の特性やパフォーマンスを判断するためにストレージ DRS で必要となる実際のデータのような 1 または 0 のランダムなパターンが含まれていません。

      回避策:ストレージ DRS のロード バランシングをテストする場合、データストアの 20 パーセント以上のストレージ領域に実際のデータを設定します。IOMeter ソフトウェアを使用して I/O 負荷を生成する場合、1 と 0 のランダムなパターンをファイルに書き込めるバージョンを選択します。

    • 新しい仮想マシン ディスクの名前がストレージ DRS の初期配置の推奨に表示されない
      テンプレートからストレージ DRS 対応のデータストア クラスタに仮想マシンを作成、クローン作成、またはデプロイする場合、[配置の推奨] または [障害] ダイアログ ボックスに新しい仮想マシン ハード ディスクの名前が一覧表示されません。ダイアログ ボックスに [ Place new virtual machine hard disk on <datastore name>.] と表示されます。

      回避策:なし。仮想マシンを作成する場合、ハード ディスクが配置されるまでその名前は割り当てられません。仮想マシン ハード ディスクのサイズが異なり、別のデータストアに配置される場合、配置前と配置後の領域使用率の統計情報を使用して、どのディスクがどのデータストアに配置されたのかを予測できます。

    • スケジュール設定タスク ウィザードを使用して仮想マシンを作成またはクローン作成するとストレージ DRS が無効になる
      仮想マシンを作成またはクローン作成するスケジュール設定タスクを作成して、仮想マシン ファイルのターゲット ストレージとしてデータストア クラスタを選択すると、[ストレージ DRS の無効化] チェック ボックスが常に選択された状態になります。スケジュール設定タスク ウィザードでは、仮想マシンの [ストレージ DRS の無効化] チェック ボックスを選択解除できません。

      回避策:なし。スケジュール設定タスク ウィザードでは、[ストレージ DRS の無効化] チェック ボックスが常に選択された状態になっています。ただし、スケジュール設定タスクを実行して仮想マシンが作成されると、仮想マシンの自動化レベルがデータストア クラスタのデフォルトの自動化レベルと同じになります。

    • ストレージ I/O コントロールが有効になっている NFS データストアをアンマウントしようとすると vSphere Client にエラーが表示される
      NFS データストアのストレージ I/O コントロールを有効にすると、そのデータストアをアンマウントできません。次のエラー メッセージが表示されます。 The resource is in use.

      回避策: データストアをアンマウントする前にストレージ I/O コントロールを無効にします。

    • ESXi で、ハードウェア アクセラレーションに対応している NFS データストアのシック プロビジョニング (Lazy Zeroed) の仮想ディスクとシック プロビジョニング (Eager Zeroed) の仮想ディスクを区別できない
      ハードウェア アクセラレーションに対応している NFS データストアを使用する場合、vSphere Client では、シック プロビジョニング (Lazy Zeroed) (zeroedthick) またはシック プロビジョニング (Eager Zeroed) (eagerzeroedthick) のフォーマットで仮想ディスクを作成できます。ただし、[仮想マシンのプロパティ] ダイアログ ボックスでディスク タイプを確認する場合、ディスクの作成時にどのフォーマットを選択していたとしてもディスク プロビジョニング セクションにはディスク フォーマットとして必ず [シック プロビジョニング (Eager Zeroed)] が表示されます。ESXi では、NFS データストアにある Lazy Zeroed と Eager Zeroed の仮想マシンが区別されません。

      回避策:なし。

    • 移行後に IDE RDM ディスクの物理互換モードが [独立型通常] に変わらない
      IDE RDM ディスクがある仮想マシンを ESX/ESXi 4.x ホストから ESXi 5.0 に移行しても IDE RDM ディスクの物理互換モードが [独立型通常] に変わりません。

      回避策:移行後に vSphere Client を使用してディスクのモードを [独立型通常] に変更します。

    • 子ディスクのある仮想互換の RDM を既存の仮想マシンに追加しようとすると失敗する
      子ディスクのある仮想互換の RDM を既存の仮想マシンに追加しようとすると、操作に失敗します。vSphere Client に[ Reconfigure failed:vim.fault.DeviceUnsupportedForVmPlatform] というエラー メッセージが表示されます。

      回避策: 仮想互換の RDM を追加できるように子ディスクを取り外します。

    • ソフトウェア FCoE が有効になっている状態でストレージ マップを表示しようとするとエラー メッセージが表示されて失敗する
      この問題は、前もってソフトウェア FCoE を構成しないで vCenter Server に追加された ESXi ホストにのみ影響します。これらのホストでソフトウェア FCoE アダプタを有効にしてから vSphere Client でストレージ マップを表示しようとすると失敗します。次のエラー メッセージが表示されます。[ An internal error has occurred:Failed to serialize response]。

      回避策:まず ESXi ホストでソフトウェア FCoE を構成し、ホストを vCenter Server に追加します。

    • 十分な領域がある NFS データストアで領域不足エラーが表示される
      この問題は、リモート プロシージャ コール (RPC) クライアントの共有を使用して、同じ NFS サーバの IP アドレスから複数の NFS ボリュームをマウントする場合にのみ発生します。この構成では、いずれかの NFS ボリュームの領域が不足すると、同じ RPC クライアントを共有するほかの NFS ボリュームでも領域が残っていないことを示すエラーがレポートされる可能性があります。

      回避策: 次のタスクを実行してホストの RPC クライアントの共有を無効にします。

      1. vSphere Client のインベントリ パネルでホストを選択します。
      2. 構成 タブをクリックし、[ソフトウェア] の 詳細設定 をクリックします。
      3. 左のパネルの NFS をクリックし、右側を NFS.MaxConnPerIP までスクロールします。
      4. デフォルト値を 128 に変更します。

    • 複数のストレージ ベンダー プロバイダを同時に登録解除しようとするとエラーで失敗する
      複数のベンダー プロバイダを vCenter Server から同時に登録解除しようとすると失敗する場合があります。失敗したベンダー プロバイダが vCenter Server に存在している場合でも[ ManagedObjectNotFound] というエラー メッセージが表示されます。sms.log ファイルには[ ProviderUnregistrationFault] という例外が表示される場合があります。

      回避策:一度に 1 つずつ手動でベンダー プロバイダを登録解除します。

    • 再起動後、ステートレスなホストが iSCSI データストアを検出できない
      ステートレスなホストが Cisco Nexus 1000V シリーズのスイッチに追加され、MTU が 9000 で構成され、この後に再起動されると、このホストは対応するデバイスを検出できる場合でも、iSCSI データストアを検出できません。

      回避策: データストアが検出されるようにするには、vSphere Client の [構成] > [ストレージ] 画面で [更新] をクリックします。

    サーバ構成
    • ESXi ホストに適用されるホスト プロファイルのルールの SATP-PSP の変更が再起動後にホストに反映されない
      SAN アレイ タイプ プラグイン パス選択ポリシー (SATP PSP) ルールの変更を適用して、Auto Deploy でプロビジョニングされたホストを再起動しても、この新しい変更が各デバイスの SATP PSP に反映されません。Auto Deploy でプロビジョニングされていない ESXi ホストでは、SATP PSP の変更がホストで適切に更新されます。ただし、ホスト プロファイルを使用した ESXi ホストのコンプライアンス チェックは失敗します。

      回避策: ホスト プロファイルを ESXi ホストに適用したら、ホスト プロファイルを削除して新しいホスト プロファイルを ESXi ホストから抽出し、再起動する前にそのホスト プロファイルをホストに添付します。これを行うには、ホスト プロファイルの UI の [参照ホストからのプロファイルの更新] 機能を使用します。このタスクにより、現在の添付をすべて維持しながら、ホスト プロファイルが削除されて新しいプロファイルがホストから抽出されます。

      ホスト プロファイルを抽出する前にホスト自体の SATP PSP を編集するには、esxcli コマンドを使用します。ホスト プロファイル エディタを使用して SATP PSP を編集しないでください。

    • サービス開始ポリシーをオフにしたホスト プロファイルを適用してもサービスが無効にならない
      一部のサービスが無効に構成された ESXi ホストを参照ホストとして使用してホスト プロファイルを作成し、これらのサービスが有効になっているホストに適用します。ホスト プロファイル アプリケーション プロセスでは、ターゲット ESXi ホストのサービスが無効になりません。通常、vSphere Client のセキュリティ プロファイルや DCUI のトラブルシューティング オプションでターゲット ESXi ホストの ESXShell または SSH サービスを有効にした場合にこのような状況が発生します。

      回避策:再起動プロセスでサービスを無効にします。また、vSphere Client でホストを構成して手動でサービスを停止することもできます。サービスごとに次の手順を実行します。

      1. インベントリでホストを選択します。
      2. 構成 タブをクリックします。
      3. [ソフトウェア] セクションの セキュリティ プロファイル をクリックします。
      4. プロパティ をクリックして、サービスを選択します。
      5. オプション をクリックします。
      6. 停止 をクリックして、 OK をクリックします。
    • ホストに添付されるプロファイルを切り替えてもホスト プロファイルの応答ファイルのステータスが更新されない
      以前は別のホスト プロファイルに添付されていたホストにホスト プロファイルを添付しても応答ファイルのステータスが更新されません。応答ファイルのステータスが [完了] になっている場合に、別のホスト プロファイルをホストに添付しても、ホスト プロファイル ビューに表示される応答ファイルのステータスが [完了] のままになっています。ただし、実際のステータスは [不完全] に変わっている可能性があります。

      回避策: ホスト プロファイルの添付後に応答ファイルのステータスを手動で更新します。

      1. vSphere Client の [ホスト プロファイル インベントリ] ビューで新しく添付したプロファイルを選択します。
      2. ホストおよびクラスタ タブをクリックします。
      3. [エンティティ名] リストのホストを右クリックして、 応答ファイルの確認 を選択します。

      ホスト プロファイルの応答ファイルのステータスが更新されます。

    • 大きな構成を含むホスト プロファイルを手動で適用するとタイムアウトになることがある
      ターゲット ホストが構成されていない場合やその一部のみが構成されている場合、大きな構成 (多数の vSwitch やポート グループなど) を含むホスト プロファイルを適用するとタイムアウトになることがあります。このような場合、vShphere Client に [ Cannot apply the host configuration] というエラー メッセージが表示されます。ただし、構成を適用している基盤となるプロセスは ESXi で継続して実行されることがあります。

      また、syslog.log やほかのログ ファイルに次のようなエラー メッセージが記録される場合もあります。
      [ Error interacting with configuration file /etc/vmware/esx.conf:Timeout while waiting for lock, /etc/vmware/esx.conf.LOCK, to be released.Another process has kept this file locked for more than 20 seconds.The process currently holding the lock is hostd-worker(5055).This is likely a temporary condition.Please try your operation again.]

      このエラーは、ホスト プロファイル適用操作で構成を設定するときに複数の操作でシステム構成情報を収集しようとすると発生するシステムの競合が原因です。これらのエラーやタイムアウトに関連するその他のエラーによって、システムでホスト プロファイル適用操作が完了した場合でも、ホスト プロファイルの取得された構成が完全には適用されません。構成のどの部分が適用できなかったのかを把握するためにホストのコンプライアンス状態を確認し、適用操作を実行して残っているこれらの非準拠の問題を修正します。

      回避策:次のいずれかの手順を実行します。

      • Auto Deploy でプロビジョニングされていない ESXi ホスト

        1. /etc/vmware/hostd/cmdMo.xml ファイルに次のエントリを追加して適用操作のタイムアウト値を増やします。

          <managedObject id="2">
          <type> vim.profile.host.profileEngine.HostProfileManager </type>
          <moId> ha-hostprofileengine-hostprofilemanager </moId>
          --> <timeOutInSeconds> xxxx </timeOutInSeconds> <--****
          <version> vim.version.dev </version>
          <cmd> /usr/bin/sh </cmd>
          <arg id="1"> -l </arg>
          <arg id="2"> -c </arg>
          <arg id="3"> /usr/lib/vmware/hostd/hmo/hostProfileEngine.py --cgi </arg>
          </managedObject>


          ここで、xxxx は秒数で表されたタイムアウト値です。デフォルトでは、適用操作は 10 分でタイムアウトします。このエントリでは、より長いタイムアウトをセットできます。たとえば、3600 の値はタイムアウトを 1 時間に増大します。入力する値は、特定のホスト プロファイル構成に応じて変動する場合があります。十分に高い値をセットした後で、適用操作のタイムアウト エラーは表示されなくなり、このタスクは完了するまで vSphere Client に表示されます。
        2. hostd を再開します。
      • Auto Deploy でプロビジョニングされたホスト

        1. Auto Deploy でプロビジョニングされた ESXi ホストを再起動します。
        2. Auto Deploy でプロビジョニングされた ESXi ホストの場合、ESXi ホストで応答ファイルの更新操作を実行してから再起動し、応答ファイルが完全であることを確認します。

          初期化時にホスト プロファイルと応答ファイルの構成がシステムに適用されます。大きな構成では起動時間が長くなる場合がありますが、vSphere Client でホスト プロファイルを手動で適用するよりも大幅に時間を短縮できます。
    • 新しく作成したプロファイルで参照ホストのホスト プロファイルのコンプライアンス チェックが失敗する
      コンプライアンス チェックの前に応答ファイルが更新されていない場合、新しく構成したホスト プロファイル (iSCSI などで構成) のコンプライアンス チェックが失敗することがあります。

      回避策:コンプライアンス チェックを実行する前にプロファイルの応答ファイルを更新します。

    • syslog logdir がパスなしでデータストアに対して設定されている場合、ホスト プロファイルの適用に失敗する
      esxcli コマンドまたは vSphere Client が、追加のパスがないデータストアへの syslog ディレクトリの設定に使用される場合、システムから抽出されるホスト プロファイルの他のホストへの適用に失敗します。

      たとえば、次のコマンドは、この状況が発生する方法でシステムを構成します。
      esxcli system syslog config set --logdir /vmfs/volumes/datastore1

    同様に、ホストの [構成] タブの [詳細設定] ダイアログで Syslog.global.logDir を datastore1 に設定しても、この状況が発生します。

    回避策:次のいずれかの手順を実行します。

    • ホスト プロファイルを抽出する前に、[詳細設定] ダイアログの Syslog.global.logDir の値として、[DATASTORE_NAME] でなく [DATASTORE_NAME /] を使用するように変更します。
    • Syslog.global.logDir の詳細構成オプションの値が、[DATASTORE_NAME] でなく [DATASTORE_NAME /] になるようにホスト プロファイルを編集します。

  • ホスト プロファイルを適用すると、vSwitch およびポートグループが再作成されることがある
    ホスト プロファイルの適用時に、ホストの vSwitch およびポートグループが再作成されることがあります。これは、ホストがホスト プロファイルに準拠している場合にも発生する可能性があります。

    この現象は、portgroupprofile ポリシーのオプションがデフォルトの値を使用するように設定されている場合に発生します。この設定によって、プロファイルの適用時に、プロファイルとホスト構成との比較が不適切に失敗する可能性がある問題が発生します。このとき、コンプライアンス チェックにはパスします。比較に失敗すると、プロファイルの適用操作によって、vSwitch とポートグループが再作成されます。これにより、portgroupprofile 内のすべてのサブ プロファイルが影響を受けます。

    回避策: プロファイル設定でデフォルトの使用を選択するのでなく、この設定が目的の設定内容と一致するように変更します。

  • VMware 組み込み SNMP エージェントは、 HOST-RESOURCES-MIBからの hrSWInstalledTableでソフトウェアのインストール日を誤った日付として報告する
    VMware 組み込み SNMP エージェントを使用し、インストールされたソフトウェア (hrSWInstalledTable RFC 2790) を調べるときに、ユーザーがインストールしたソフトウェアに関して示されるインストール日が、 HOST-RESOURCES-MIBからの hrSWInstalledTableで hrSWInstalledDateが誤って報告されるために、正しい日付になりません。

    回避策: 正しいインストール日を取得するには、esxcli コマンドの esxcli software vib listを使用します。

  • vCenter Server および vSphere Client

    • vCenter Server のハードウェアのステータス タブに表示される不明なデバイス ステータス*
      vCenter Server の ハードウェアのステータス タブの センサー 表示で、いくつかの PCI デバイスのステータスが Unknown Unknown #<number>と表示されます。いくつかのデバイスの最新 PCI ID は ESXi ホストの /usr/share/hwdata/pci.idsファイルにリストされていません。vCenter Server では、不足している ID のデバイスが不明とリストされます。

      不明のステータスは重要ではなく、PCI ID のリストは主要 vSphere リリースで定期的に更新されます。

    • vCenter 仮想アプライアンス(VCVA) 上に AutoDeploy を再登録する際のデータベース エラー」(KB 2014087)
    • vCenter Server アプライアンスで提供される組み込みデータベースは最大 5 個のホストと 50 個の仮想マシンのインベントリをサポートする
      組み込みデータベースは、5 個以上のホストと 50 個以上の仮想マシンを含むインベントリを管理するようには構成されていません。vCenter Server アプライアンスで組み込みデータベースを使用する場合、これらの制限を超えると vCenter Server が応答を停止するなど、数多くの問題が発生します。

    • システムに存在するアラーム数が vSphere Web Client のアラーム サイドバーに正しく表示されない
      100 個を超えるアラームがシステムに存在している場合、vSphere Web Client のアラーム サイドバーに誤ったアラーム数 (100 個のみ) が表示されます。

      回避策:なし。

    • 大規模な環境のデータストア クラスタまたはデータストアで概要パフォーマンス チャートが表示されない
      大規模な環境では、vSphere Management WebServices (Tomcat) のメモリ不足が原因でデータストア クラスタまたはデータストアの概要パフォーマンス チャートが表示されないことがあります。

      回避策:Tomcat で使用できるメモリを増やします。

    • vSphere Web Client を使用しているときに、Adobe Flash で使用できるローカル ストレージを増やすように繰り返し求められる
      vSphere Web Client では、クライアントにアクセスするためのシステムのローカル ストレージを使用してログ ファイルを保存します。ログ ファイルのストレージ制限は、Adobe Flash Player の設定によって決まります。ログ ファイルが増加すると、この制限を増やすように求めるダイアログ ボックスが表示されます。これは、ストレージ制限が 制限なし に達するまで定期的に求められます。

      回避策:Adobe Flash Player のストレージ制限を次のように設定します。

      1. Web ブラウザで 次の URL 開いて [グローバル記憶領域設定] パネルを開きます: http://www.macromedia.com/support/documentation/en/flashplayer/help/settings_manager03.html
      2. スライダを 制限なし に設定します。
      3. Web ブラウザで次の URL 開いて [Web サイトの記憶領域設定] パネルを開きます: http://www.macromedia.com/support/documentation/en/flashplayer/help/settings_manager07.html
      4. [閲覧済み Web サイト] リストで vSphere Web Client の URL を選択します。
      5. スライダを 制限なし に設定します。

    • vSphere Web Client で複数のソート列を選択できない
      vSphere Web Client のテーブルで、列のヘッダをクリックして最初のソート列を選択できます。2 番目の列のヘッダをクリックすると、2 番目のソート列として選択されずに最初のソート列に対してその列が変更されます。

      回避策:vSphere Web Client のテーブルで複数の列でソートするには、次の手順を実行します。

      1. 列のヘッダをクリックして、最初のソート列を選択します。
      2. 列のヘッダを [Ctrl] を押しながらクリックして、2 番目とそれ以降のソート列を選択します。

    • Internet Explorer 7 で vSphere Web Client のページをロードできない
      Internet Explorer 7 のセキュリティ設定で about:internetと https://localhostが信頼済みサイトに含まれていない場合、Web ブラウザで vSphere Web Client のページを開くことができません。

      回避策:次のように about:internetと https://localhostを信頼済みサイトとして追加します。

      1. Internet Explorer 7 で、 ツール - インターネット オプション を選択します。
      2. セキュリティ タブをクリックします。
      3. 信頼済みサイト を選択します。
      4. サイト をクリックします。
      5. この Web サイトをゾーンに追加する テキスト ボックスに、 about:internet と入力して 追加 をクリックします。
      6. この Web サイトをゾーンに追加する テキスト ボックスに、 https://localhost と入力して 追加 をクリックします。
      7. OK をクリックします。
      8. Internet Explorer を終了して再起動します。

    • ショートカットから vSphere Administration アプリケーションを開くと、エラー:['https://localhost:9443/admin-app' が見つかりません] が発生する
      Firefox がデフォルトの Web ブラウザの場合に、Firefox が実行されていない状態でショートカットから vSphere Administration アプリケーションを開くと、[ Windows cannot find 'https://localhost:9443/admin-app'.Make sure you typed the name correctly, and then try again.] というエラーが発生することがあります。

      回避策:これは、一部の Windows システムの Firefox で発生する既知の問題です。 http://kb.mozillazine.org/Windows_error_opening_Internet_shortcut_or_local_HTML_file_-_Firefox を参照してください。

    • vCenter Server のホスト名が解決できない場合、vSphere Web Client で vCenter Server インベントリがロードされない
      vSphere Web Client で vCenter Server システムのホスト名が解決できず、IP アドレスを使用して vCenter Server が vSphere Client に登録される場合、vSphere Web Client でインベントリ ツリーをロードできません。

      回避策: 次のいずれかの方法で、vCenter Server のホスト名を解決できるようにします。

      • vCenter Server システムをネーム サーバに追加します。
      • vSphere Web Client を実行しているシステムの C:\Windows\System32\drivers\etc\hostsファイルに vCenter Server システムを追加します。

    • -t オプションを使用しないで snmpwalk コマンドを実行するとエラー メッセージが返される
      SNMP データをポーリングするために -tおよび -rオプションを使用しないで snmpwalkコマンドを実行すると、VMware に組み込まれている SNMP エージェントで完全なデータが表示されず、[ ホストからの応答がありません。] というエラー メッセージが表示されます。

      回避策: snmpwalkコマンドを実行する場合、 -tオプションを使用してタイムアウト間隔を指定し、 -rオプションを使用して再試行回数を指定します。例: snmpwalk -m all -c public -v1 host-name -r 2 -t 10 variable-name.

    • Linux 上の vSphere Web Client をログインまたはログアウトすると Flash プラグインがクラッシュする
      Linux システム上の vSphere Web Client をログインまたはログアウトすると Flash プラグインがクラッシュすることがあります。

      回避策:ページを再ロードして Flash プラグインを再起動します。

    • ローカル IPv6 アドレスを使用して vSphere Web Client 管理ツールにアクセスできない
      ローカル IPv6 アドレスを使用して vSphere Web Client 管理ツールにアクセスしようとすると、Web ブラウザに [ vSphere Web Client administration tool cannot be accessed from a remote host.] というエラー メッセージが表示されます。

      回避策:IPv6 アドレスの代わりにローカルホストを使用して管理ツールにアクセスします。たとえば、 https://[fc00:10:20:123:355c:1744:1b82:6716]:9443/admin-appなどのアドレスの代わりに https://localhost:9443/admin-appを使用します。

    • ピュア IPv6 を使用するシステムに vSphere Client がインストールされている場合、Internet Explorer 7 で vSphere Client の Web ページにアクセスできない
      ピュア IPv6 を使用するオペレーティング システムに vSphere Web Client がインストールされている場合、Internet Explorer 7 を使用して vSphere Web Client にアクセスできません。

      回避策:Firefox または Internet Explorer 8 を使用して vSphere Web Client にアクセスします。

    • Internet Explorer でクライアント統合プラグインをダウンロードできないことがある
      Internet Explorer を使用してクライアント統合プラグインをダウンロードすると、[ Internet Explorer cannot download the vmware-vmcr-win32-x86.exe from localhost.] というエラー メッセージが表示されることがあります。これは、Internet Explorer の特定のセキュリティ設定によってクライアント統合プラグインがダウンロードできなくなっている場合に発生します。

      回避策: 代替方法を使用してクライアント統合プラグインをダウンロードします。

      • Firefox を使用して vSphere Web Client に接続し、クライアント統合プラグインをダウンロードします。

      • Internet Explorer でセキュリティで保護されていないポート http://ipaddress:portnumber/vsphere-client/vmrc/vmware-vmrc-win32-x86.exe を使用して、クライアント統合プラグインファイルに直接接続します。たとえば、http://localhost:9090/vsphere-client/vmrc/vmware-vmrc-win32-x86.exe のようになります。

    • vSphere Web Client でデータがロードまたは更新されない
      vSphere Web Client でデータをロードまたは更新できないことがあります。アプリケーションの右上隅のローディング スピナーが回り続け、要求した情報が表示されません。

      回避策:次のいずれかの手順を実行します。

      • ブラウザの [更新] ボタンをクリックします。
      • インベントリ ツリーから別のオブジェクトを選択し、ブラウザの [更新] ボタンをクリックします。
      • vCenter Server とそのサービスの健全性ステータスを確認します。停止しているサービスを再起動します。

    • vCenter Server アプライアンスでインベントリ サービス データをバックアップしているときにエラーが発生する
      vCenter Server アプライアンスで /usr/lib/vmware-vpx/inventoryservice/scripts/backup.shスクリプトを実行してインベントリ サービス データをバックアップすると、[ Java HotSpot(TM) 64-bit Server VM warning:Attempt to allocate stack guard pages failed.] というエラー メッセージで失敗することがあります。このエラーは、vCenter Server アプライアンスのメモリが少なくなっていて、JVM でプロセスを開始するための十分なメモリを割り当てられない場合に発生します。

      回避策: vCenter Server Appliance のシステム RAM を増やします。

    • vCenter Server アプライアンスで vpxd の再起動がデータベース エラーで失敗する
      組み込みデータベースを備えた vCenter Server アプライアンスで vpxdの再起動が失敗することがあります。 vpxd.logファイルに次のようなエラー メッセージが表示されます。
      アラート:false@ /build/mts/release/bora-336896/bora/vpx/vpxd/util/vpxdVdb.cpp:403

      このエラーは、vCenter Server Appliance のシステム クロックがデータベースが作成された時刻よりも前にリセットされると発生します。この結果、vCenter Server アプライアンスで作成されたデータベース オブジェクトのタイム スタンプが未来の時刻のようになります。これにより、データベース オブジェクトのクエリが失敗します。

      Active Directory ドメイン コントローラのクロックが vCenter Server アプライアンスのクロックよりも前の時刻に設定されている場合、Active Directory の構成時にこのエラーが発生することがあります。これは、構成時に vCenter Server アプライアンスのクロックが Active Directory ドメイン コントローラのクロックと同期されるためです。

      回避策: 組み込みデータベースを構成したら、vCenter Server Appliance のシステム クロックを前の時刻に設定しないようにします。Active Directory を構成する場合、Active Directory ドメイン コントローラのクロックを vCenter Server Appliance のクロックよりも前の時刻に設定しないようにします。

    • 組み込み SNMP エージェント構成を削除する vCLI コマンドがインディケーションのソースをリセットし、トラップ フィルタを削除する
      組み込み SNMP エージェント構成を削除する vicfg-snmp -rvCLI コマンドが、イベントのソースまたはトラップをデフォルトの indicationsにリセットし、すべてのトラップ フィルタを削除します。

      回避策:なし。

    • 組み込み SNMP エージェントの有効化が、[アドレスはすでに使用されています] というエラーで失敗する
      エージェントが有効化されていない場合に組み込み SNMP エージェントに udp/161 以外のポートを構成すると、エージェントはポートが使用中かどうかを確認しません。このため、エージェントを有効化すると、[ Address already in use] というエラー メッセージが表示され、ポートの競合が発生することがあります。

      回避策: ポートを構成する前に、組み込み SNMP エージェントを有効化します。

    • vSphere Web Client のログイン ページに vCenter Server の [ようこそ] ページからアクセスできない
      localhost URL を使用して vCenter Server の [ようこそ] ページにアクセスする場合、[vSphere Web Client へのログイン] をクリックするとエラーが表示されます。

      回避策:vCenter Server システムの IP アドレスまたはホスト名を使用して、[ようこそ] ページにアクセスします。

    • vSphere Client の [ユーザーおよびグループの選択] ダイアログ ボックスにユーザー名およびグループ名が切り詰められて表示される
      vSphere Client のインベントリ オブジェクトに権限を追加すると、[ユーザーおよびグループの選択] ダイアログ ボックスにユーザーおよびグループの名前が切り詰められて表示されます。たとえば、Administrator は tor と表示されます。ユーザーとグループを選択するために、完全な名前を正確に入力しなければなりません。

      これは、Windows で Workstation サービスが停止されている場合に発生します。

      回避策:vCenter Server マシンで Workstation サービスを再起動します。

      1. スタート - プログラム - 管理ツール - サービス の順に選択します。
      2. Workstation を右クリックして 開始 を選択します。

    • 仮想マシンのエクスポート リストが不完全な可能性がある
      vSphere Client インベントリでデータ センター、クラスタ、ホストなどのオブジェクトを選択し、その仮想マシンのリストをエクスポートする場合、リストにすべての仮想マシンが含まれていない可能性があります。これは、非表示オブジェクトの情報が常にリストに表示されるとは限らないためです。

      回避策:エクスポートする前に、リストをスクロールして、すべての仮想マシンが表示されていることを確認します。

    • vSphere Web Client のログ ファイルに偽のエラー メッセージが表示される
      使用されている Tomcat および dm サーバのバージョンにより、vSphere Web Client のログ ファイルに偽のエラー メッセージが表示されます。これには、多数の INFOメッセージや [ SEVERE:No global context defined for server.] というメッセージが含まれます。これらのメッセージは無視してかまいません。

      回避策:なし。

    • vSphere Web Client のオンライン ヘルプに、Firefox 3.5 がサポート対象ブラウザとして間違って表示される
      vSphere Web Client のオンライン ヘルプに、vSphere Web Client およびクライアント統合プラグインのサポート対象ブラウザとして Firefox 3.5 が間違って表示されます。

      回避策: サポート対象 Web ブラウザについては、『 vSphere のインストールとセットアップ』ドキュメントを参照してください。

    • 仮想マシン ストレージ プロファイルを表示しようとすると、vSphere Client でエラー メッセージが表示される
      vSphere Client を vCenter Server に接続して仮想マシンのストレージ プロファイルを表示しようとすると [ VC is unable to connect to Profile-driven storage service at http:///sps/sdk] というエラー メッセージが表示されます。

      ストレージ プロファイル サービスと他のサービスがポート 31000 を使用するように構成されている場合、ポートの競合が発生します。vSphere Web Client と vCenter Orchestrator が、この競合の原因になっている可能性があります。

      回避策:vSphere Web Client サービスと vCenter Orchestrator 構成サービスを再起動します。再起動時に、サービスは次に使用可能な空きポートを選択します。マシンに 1 つのサービスのみが存在する、または実行されている場合、そのサービスのみを再起動します。

      仮想マシンの管理
      • USB 3.0 デバイスの xHCI コントローラのドライバが提供されているか
        仮想ハードウェア バージョン 8 には、xHCI コントローラおよび USB 3.0 デバイスのサポートが含まれます。しかし、多くのオペレーティング システムで、xHCI ドライバが提供されていない可能性があります。ドライバがゲスト OS にインストールされていなければ、USB 3.0 デバイスは使用できません。現時点で、Windows オペレーティング システム用に提供されていることがわかっているドライバはありません。ドライバが提供されているかどうかについて、オペレーティング システムのベンダーにお問い合わせください。Windows ゲスト OS で仮想マシンを作成またはアップグレードする場合、既存の EHCI+UHCI コントローラを引き続き使用でき、ESXi ホストまたはクライアント コンピュータから仮想マシンへの USB 構成で USB 1.1 および 2.0 デバイスがサポートされます。Windows 仮想マシンに xHCI コントローラと EHCI+UHCI USB コントローラがある場合、新たに追加された USB 1.1 および USB 2.0 デバイスは xHCI に接続され、ゲストで検出されません。

        回避策: xHCI コントローラを仮想マシンの構成から削除して、USB デバイスを EHCI+UHCI に接続します。

      • 2.6.27 以前の Linux カーネルは、2 のべき乗でないソケットあたりのコアをレポートしない
        ESXi 5.0 以降、仮想マルチコア CPU サポートでは、ソケットあたりのコアに 2 のべき乗でない値が許可されます。2.6.27 以前の Linux カーネルは、ソケットあたりのコアに対して 2 のべき乗の値のみを正しくレポートします。たとえば、一部の Linux ゲスト OS は、.vmx ファイルで numvcpus = 6および cpuid.coresPerSocket = 3を設定すると、物理 ID 情報をレポートしません。Linux カーネル 2.6.28 以降では、CPU およびコア トポロジが正しくレポートされます。

        回避策:なし

      • Linux 64 ビット、Windows 7 または Windows 8 の 32 ビット ゲスト OS を使用する仮想マシンにメモリのホット アドを実行する際、既存の仮想メモリを 3 GB 超に増やせない
        Linux 64 ビット、Windows 7 または Windows 8 の 32 ビット ゲスト OS を使用する仮想マシンへのメモリのホット アドでは、次の条件が適用されます。

        • パワーオン状態の仮想マシンのメモリが 3 GB 未満の場合、3 GB を超えるメモリのホット アドは実行できません。
        • 仮想マシンが 1 GB の場合、2 GB を追加できます。
        • 仮想マシンが 2 GB の場合、1 GB を追加できます。
        • 仮想マシンが 3444 MB の場合、128 MB を追加できます。
        • パワーオン状態の仮想マシンのメモリがちょうど 3 GB の場合、メモリのホット アドは実行できません。

        パワーオン状態の仮想マシンのメモリが 3 GB を超える場合、仮想マシンのメモリを初期仮想マシンのパワーオン サイズの 16 倍またはハードウェア バージョンの限度のどちらか少ない方にまで増やすことができます。ハードウェア バージョンの限度はハードウェア バージョン 7 では 255 GB で、ハードウェア バージョン 8 では 1011 GB です。

        仮想マシンがパワーオン状態の場合、3 GB 以下から 3 GB 超にメモリを増やすと、Linux 64 ビット、32 ビット Windows 7 および Windows 8 ゲスト OS はフリーズします。この vSphere の制限により、ゲスト OS でこのバグはトリガーされません。

        回避策:なし。

      • ハードウェア バージョン 7 の仮想マシンでの CPU ホット アド エラー
        仮想 CPU ホット アドは、ハードウェア バージョン 8 仮想マシンのマルチコア仮想 CPU 機能でサポートされます。
        ソケットあたりのコアが 1 より大きいハードウェア バージョン 7 の仮想マシンでは、[仮想マシンのプロパティ] ダイアログ ボックスで CPU ホット アドを有効にして仮想 CPU のホット アドを実行すると、操作は失敗し、[ CPU hot plug not supported for this virtual machine] というエラー メッセージが表示されます。

        回避策:ハードウェア バージョン 7 の仮想マシンで CPU ホット アド機能を使用するには、仮想マシンをパワーオフして、ソケットあたりのコア数を 1 に設定します。
        最良の結果を得るには、ハードウェア バージョン 8 の仮想マシンを使用します。

      • 2007 年 11 月 20 日 LSISAS ドライバを使用する Windows 2003 32 ビット システムにメモリのホット アドを実行すると、仮想マシンが応答しなくなる
        2007 年 11 月 20 日 LSI-SAS ドライバは、システム起動時に 3 GB 超のメモリがない場合、3 GB 超のメモリを正しく処理できません。ホットアド前のメモリが 3 GB 未満のシステムに、ホット アド後にメモリが 3 GB 超になるようにメモリのホット アドを実行すると、Windows の状態が破損され、最終的に Windows は応答しなくなります。

        回避策: LSI Web サイトから入手できる最新の LSI SAS ドライバを使用します。Windows 2003 仮想マシンには LSISAS1068 仮想アダプタを使用しないでください。

      • MacOS X Server 10.6.5 以降のゲスト OS の [サマリ] タブに、間違った IPv6 アドレスが表示される
        vSphere Client の [サマリ] タブで [すべてを表示] をクリックすると、IPv6 アドレス リストに間違ったリンク ローカル アドレスが含まれます。 ifconfigファイルを実行してコマンドの出力と vSphere Client のアドレス リストを比較すると、間違ったアドレスが表示されます。 vim-cmdコマンドを実行して GuestInfoデータを取得しても、この間違った情報が表示されます。

        回避策:なし

      • 多数の仮想マシンを同時に作成すると、ファイル操作が失敗する
        同一ディレクトリ内で多数の仮想マシンを同時に作成すると、ストレージ システムが処理しきれなくなり、一部のファイル操作が失敗します。[ vim.fault.CannotAccessFile] というエラー メッセージが表示され、仮想マシン作成操作は失敗します。

        回避策: 64 など、より小さいバッチで仮想マシンを作成するか、別のデータストアまたは同じデータストアの別のディレクトリで仮想マシンの作成を試みます。

      • ESXi ホストから仮想マシンへの USB デバイス パス スルーが、vMotion での移行時に切断される
        ESXi ホストから仮想マシンに USB デバイスがパス スルーされる際、デバイスが vMotion での移行時に接続を維持するように構成されていると、vMotion 操作中にデバイスが切断されることがあります。DRS が移行をトリガーする場合に、デバイスが切断されることもあります。切断されると、デバイスはホストに戻り、仮想マシンから切断されます。この問題は、複数の USB デバイスが接続された仮想マシンを移行する場合に頻繁に発生しますが、1 つまたは少数のデバイスが接続されている場合はたまにしか発生しません。

        回避策:USB デバイスが物理的に接続されている ESXi ホストに仮想マシンを戻して、デバイスを仮想マシンに接続し直します。

      • アクセス不能な SCSI パススルー デバイスのある仮想マシンをパワーオンできない
        仮想マシンに追加された SCSI パススルー デバイスに、仮想マシンのホストからアクセスできないデバイス バッキングがある場合、[ An unexpected error was received from the ESX host while powering on VM] というエラーが表示されて仮想デバイスをパワーオンできません。

        回避策:次のいずれかの手順を実行します。

        • 仮想マシンのホストに物理 SCSI デバイスがある場合、SCSI パススルー デバイスのデバイス バッキングをホストの物理 SCSI デバイスに変更して、仮想マシンをパワーオンします。
        • ホストに物理 SCSI デバイスがない場合、仮想マシンから SCSI パススルー デバイスを削除して、仮想マシンをパワーオンします。

      • VMware Tools のシステム トレイ アイコンに、ステータスが旧バージョンと間違って表示される
        仮想マシンが vSphere 4.x でインストールされた VMware Tools を使用している場合、ゲスト OS のシステム トレイ アイコンにステータスが旧バージョンと間違って表示されます。vSphere 5.0 Client および vSphere Web Client で、仮想マシンの [サマリ] タブに、状態が [ Out-of-date (OK.This version is supported on the existing host, but upgrade if new functionality does not work)] として表示されます。vSphere 4.x でインストールされた VMware Tools はサポート対象であり、vSphere 5.0 へのアップグレードが厳密に要求されるわけではありません。

        回避策: vSphere 5.0 で vSphere Client または vSphere Web Client の仮想マシンの サマリ タブを使用して、VMware Tools のステータスを判断します。ステータスが旧バージョンで、アップグレードしたくない場合は、次の設定を使用してゲスト OS のアップグレード プロンプトや警告アイコンを無効にすることができます。

        • VMware Tools を自動アップグレードするように仮想マシンが設定されていて、仮想マシンをサポートされている最も低いバージョンのままにしたい場合は、次のプロパティを詳細構成パラメータとして設定します。 tools.supportedOld.autoupgradeを FALSEに設定します。この設定を行うとゲストの感嘆符アイコンも無効になり、VMware Tools がサポート対象外であることを示します。
        • VMware Tools が旧バージョンで、システム トレイの VMware Tools アイコンに表示される感嘆符アイコンを無効にしたい場合は、次のプロパティを詳細構成パラメータとして設定します。 tools.supportedOld.warnを FALSEに設定します。

        [サマリ] タブにステータスが [サポート対象外] または [エラー] と表示される場合、これらの設定はいずれも VMware Tools の動作に影響を与えません。このような状況では詳細構成設定が FALSEに設定されている場合であっても、感嘆符アイコンが表示され VMware Tools が自動的にアップグレードされます (そのように構成されている場合)。詳細構成パラメータを設定するには、仮想マシンの構成ファイル .vmxを編集するか、vSphere Client または vSphere Web Client を使用して仮想マシンの設定を編集します。[オプション] タブで、[詳細] - [全般] を選択し、[構成パラメータ] をクリックします。

      • 電源サイクル時に VMWare Tools を確認およびアップグレードする機能が、ESXi 5.0 以上で動作しない
        ESX/ESXi 4.1 では、電源サイクル時に VMware Tools を確認およびアップグレードするオプションを使用して、仮想マシンがシャットダウンしているときに VMware Tools をアップグレードできました。この機能は ESXi 5.0 以上では使用できません。この機能に関連するドキュメントの手順は無視してください。

        回避策: VMware Tools を手動でインストールします。

      • CPU とメモリの使用率が高い Mac OS X ゲスト OS で、仮想マシンのサスペンド、レジューム、または移行操作時にカーネル パニックが発生することがある
        CPU およびメモリ負荷が高い状態のホストで vMotion での仮想マシンのサスペンド、レジューム、または移行操作を行なった後に、トランスレーション ルックアサイド バッファ (TLB) 無効化要求がタイムアウトすることがあります。このような場合、Mac OS X ゲスト OS は応答を停止し、次のいずれかのメッセージに類似するメッセージが vmware.log ファイルに書き込まれます。
        The guest OS panicked.The first line of the panic report is:Panic(CPU 0) :Unresponsive processor
        The guest OS panicked.The first line of the panic report is:panic(cpu 0 caller 0xffffff8000224a10)::"pmap_flush_tlbs()timeout:" "cpu(s) failing to respond to interrupts,pmap=0xffffff800067d8a0 cpus_to_respond=0x4"@/SourceCache/xnu/xnu-1504.7.4/osfmk/x86_64/pmap.c:2710

        回避策: ホストの CPU およびメモリ負荷を減らすか、仮想 CPU カウントを 1 に引き下げます。

      • レプリケーションが有効になっている場合、ESXi 5.0 から ESX/ESXi 4.1 への仮想マシンのクローン作成操作または再配置操作が失敗する
        hbr enablereplicationコマンドを使用して ESXi 5.0 ホスト上にある仮想マシンでレプリケーションを有効にし、ESX/ESXi 4.1 以前のホストに仮想マシンのクローンを作成すると、[ operation is not supported] というエラー メッセージが表示されて検証は失敗します。ESX/ESXi 4.1 ホストでの ESXi 5.0 仮想マシンのクローン作成はサポートされていません。

        回避策:次のいずれかの回避策を選択します。

        • 仮想マシンを ESXi 5.0 ホストにクローン作成します。
        • ESX/ESXi 4.1 ホストに新たな仮想マシンをクローン作成または再配置します。

    • vCenter Server 5.0 と ESX/ESXi ホストに互換性がないため、差分ディスクを使用した仮想マシンの移行操作が失敗する
      vCenter Server 5.0 が ESX/ESXi 4.0 Update 3 以前のホストを管理している場合、スナップショットまたは差分ディスクを使用してそのホストに仮想マシンを移行することはできません。このような移行を試みると、次のシステム エラー メッセージが表示されます。[ Migration of VMs with snapshots or delta disks is not supported due to version incompatibility between vCenter Server and ESX.To continue this operation, please upgrade your ESX host(s) to ESX 4.0 Update 3 or later]。
      ESX/ESXi 4.1 にもこの制約は適用され、同じようなエラー メッセージが表示されます。vCenter Server 5.0 がホストを管理している場合、ESX/ESXi 4.1 は差分ディスクを使用した仮想マシンの移行をサポートしません。

      回避策:ESX/ESXi ホストを ESX/ESXi 4.0 Update 3 以降または ESX 4.1 Update 1 以降にアップグレードします。

    • カスタム スクリプトのパスに ASCII 以外の文字が含まれる場合、Linux ゲスト OS で VMware-Toolbox UI を使用して VMware Tools カスタム スクリプトを設定できない
      システム ロケールが zh_CN.gb18030、ja_JP.eucjp、または ko_KR.euckrの場合、ASCII 以外の文字は、Linux ゲスト OS の [VMware Tools のプロパティ] ウィンドウに Xが入った四角いボックスとして表示されます。このような場合、VMware Tools カスタム スクリプトを設定できません。

      回避策: 次のタスクのいずれかを行なってください。

      • VMware Tools カスタム スクリプトがあるディレクトリ名を ASCII 文字のみに変更します。
      • シェル プロンプトで vmware-toolbox-cmd scriptコマンドを入力して、VMware Tools カスタム スクリプトを設定します。

    • Windows XP および Windows 2003 のカスタマイズ後、ASCII 以外の DNS サフィックスが正しく設定されない
      カスタマイズ仕様ウィザードを使用して Windows XP または Windows 2003 をカスタマイズする際、ネットワーク プロパティの [DNS] タブに ASCII 以外の DNS サフィックスを入力すると、カスタマイズは成功したとレポートされますが、ASCII 以外の DNS サフィックスが正しく設定されません。

      回避策:Windows XP および Windows 2003 で DNS サフィックスを手動で設定します。

    • VMware 組み込み SNMP エージェントで、HOST-RESOURCES-MIB モジュールの hrDeviceStatusオブジェクトのプロセッサに関して誤った状態が報告される
      システムの詳細の報告時に、VMware 組み込み SNMP エージェントでプロセッサに関して誤った状態が示されます。SNMP エージェントで、HOST-RESOURCES-MIB 内の hrDeviceStatusオブジェクトについて、プロセッサの状態が [ 不明] として報告されます。HOST-RESOURCES-MIB の ESX/net-snmp 実装では、 hrDeviceStatusオブジェクトは返されず、このことは [ 不明] 状態の報告に相当します。

      回避策: プロセッサの状態を確認するためには、CIM API または SMBIOS データを使用します。

    • .vmsd スナップショット データベース ファイル内のスナップショット ディスク パスおよび差分ディスク記述子ファイル内の親パスが、移行後に更新されない
      snapshot.redoNotWithParentが [ TRUE] に設定されており、たとえば snapshotDirectory設定をデータベース A からデータベース B に変更した場合、[ Detected an invalid snapshot configuration] というエラー メッセージが表示されることがあります。この問題は、次の両方の条件に該当する場合に発生します。

      • スナップショット ツリー内の以前のスナップショットに戻し、新しいスナップショットをそのスナップショット ポイントから作成した。この結果、スナップショット ツリーの階層は直線的でなくなります。
      • ディスク チェーンのディスク リンクが複数のデータストアにまたがっており、ソース データストアとターゲット データストアの両方が含まれている。この状態は、異なるデータストアをポイントするように snapshotDirectoryの設定を複数回変更し、 snapshotDirectoryの設定を変更する間に仮想マシンのスナップショットを取得した場合に発生します。たとえば、 snapshotDirectoryがデータストア A に設定された状態で仮想マシンのスナップショットを取得し、以前のスナップショットに戻し、そのあとで snapshotDirectoryの設定をデータストア B に変更して追加のスナップショットを取得したとします。この状態で、データストア B からデータストア A に仮想マシンを移行します。

      ベスト プラクティスは、デフォルトの設定を維持することです。デフォルトの設定では、親スナップショットと子スナップショットはスナップショット ディレクトリに一緒に保存されます。データストアの変更の間に、 snapshotDirectoryの設定を変更したり、スナップショットを取得したりしないようにします。 snapshot.redoNotWithParentを [ TRUE] に設定した場合、現在仮想マシンが使用していないデータストアへのストレージ全体の移行を実行します。

       

      回避策:ディスク パス参照を、スナップショット データベース ファイル内およびディスク記述子ファイル内の正しいデータストア パスに手動で更新します。

      • IDE 仮想ディスクのある仮想マシンの ESXi 5.0 ホストから ESX/ESXi 4.x ホストへのコールド移行が、[ The operation is not supported on the object.] というエラーが表示されて失敗する
        vCenter Server 5.0 を使用して、1 つまたは複数の IDE 仮想ディスクのある仮想マシンを ESXi 5.0 ホストから ESX/ESXi 4.x が実行されているホストにコールド移行すると、[ The operation is not supported on the object.] というエラーが表示されて移行は失敗します。

        回避策:次の手順を実行してください。

        1. ESXi 5.0 ホストで、仮想マシンを選択します。
        2. 仮想マシンが ESXi 5.0 ホスト上のホスト専用データストアにある場合、仮想マシンの .vmxおよび .vmdkファイルを、ESXi 5.0 ホストと ESX/ESXi 4.x ホストにアクセスできる共有 LUN に移動します。
        3. 仮想マシンの移行ウィザードの ホストの変更 オプションを使用して、仮想マシンを ESX/ESXi 4.x ホストにコールド移行します。
           
      • 夏時間 (DST) への移行において、パフォーマンス チャートの時間軸が DST 時間への変更に基づいて更新されない
        たとえば、DST を使用する地域のローカル時計は、2011 年 3 月 27 日 (日) 3 AM に 1 時間進めて設定されます。パフォーマンス チャートの時間軸のチェックマークは、3 AM に始まる時間を除外して、 ..., 2:00, 2:20, 2:40, 4:00, 4:20, ...とラベル設定する必要があります。ラベルは実際には、 ..., 2:00, 2:20, 2:40, 3:00, 3:20, 3:40, 4:00, 4:20, ...と表示されます。

        回避策:なし

      • ユーザーがディスク フォーマットの変更を指定する Storage vMotion 操作後、仮想マシンのディスクで元のフォーマットが保持される
        ESX/ESXi 4.1 以前が実行されているホスト上でパワーオン状態の仮想マシンの Storage vMotion 操作を実行中に、ディスク フォーマットをシック プロビジョニング (Eager Zeroed) に変換しようとしても、変換が行われません。Storage vMotion 操作は成功しますが、ESX/ESXi 4.1 以前のバージョン固有の制限により、ディスクで元のディスク フォーマットが保持されます。同じ操作を ESXi 5.0 ホスト上の仮想マシンで実行すると、変換は正しく行われます。

        回避策:なし。

      • vCenter Server サポート バンドル ツールが、カスタムの場所に保存されたログ データを見つけられない
        vCenter Server サポート バンドル ツールは、デフォルト以外のカスタムの場所に保存されたログ ファイルを見つけられません。vCenter Server サポート バンドル ツールは、vSphere Client ログ収集ツールとは異なります。

        回避策:vSphere Client を vCenter Server に接続し、システム ログのエクスポート 機能を使用してログ データを取得します。vSphere Client で、 管理 - システム ログのエクスポート を選択します。

        vSphere Client を vCenter Server に接続できない場合は、ファイルを手動でログ バンドルにコピーする必要があります。

      • vCenter Server 5.0 では、vSphere HA 用の多数の 詳細構成オプションがサポートされなくなりました。
        次のオプションはもはやサポートされていません。

        das.consoleUser
        das.consoleNode
        das.consolePerm
        das.primaryCount
        das.checkVmStateDelay
        das.trace
        das.traceLevel
        das.traceOutput
        das.preferredPrimaries
        das.disableUWSwapRequirement
        das.sensorPollingFreq
        das.bypassNetCompatCheck
        das.defaultfailoverhost
        das.failureDetectionTime
        das.failureDetectionInterval

        これらのサポートされていないオプションの 1 つをセットしようとする場合、vCenter Server 5.0 はオプションが有効でないことを報告します。また、これらのオプションが定義されている以前のバージョンから vCenter Server 5.0 にアップグレードした場合、それらは削除され、有効ではなくなります。

        回避策:なし。

      • ホストの障害が発生した場合、vSphere HA は、vMotion を使用して移行しようとしていた仮想マシンの再起動に失敗する
        仮想マシンがあるホストから別のホストに移行される間、元のホストに障害が発生した場合、仮想マシンの構成ファイルが格納されているデータストアに応答しなくなる、またはアクセスできなくなります。このような障害が発生し、これに続いて vMotion にエラーが発生した場合、vSphere HA は仮想マシンを再起動できず、仮想マシンの保護を解除することがあります。

        回避策: 仮想マシンに障害が発生し、その仮想マシンが vSphere HA で再度パワーオンされない場合、仮想マシンを手動でパワーオンします。そうすることで、vSphere HA は仮想マシンを保護するようになります。

      • USB 3.0 デバイスが Windows 8 または Windows Server 2012 仮想マシンで機能しない場合がある*
        Windows または Linux OS をクライアントとして使用している場合に、USB 3.0 デバイスを Windows 8 または Windows Server 2012 仮想マシンで使用すると、次のようなエラー メッセージが表示される場合があります。
        Port Reset Failed
        The USB set SEL request failed

        回避策:なし

      • RHEL 6 を PXE 起動または再起動すると、空の画面が表示される
        EFI 仮想マシンで Red Hat ブート ローダを使用して RHEL 6 に PXE 起動すると、オペレーティング システムを選択した後に画面が空になります。この問題は、RHEL 6 の標準インストールで grub.conf ファイルから splashscreenディレクティブを削除して仮想マシンを再起動する場合にも発生します。

        回避策: splashscreenディレクティブが存在し、ブート ローダからアクセス可能なファイルを参照していることを確認します。

      • Mac OS X 10.6.x の再起動時に複数の vNIC がランダムに切断される
        Mac OS X 10.6.x を再起動する際、n >=3 e1000 vNIC の間違ったゲスト リンク状態が表示されます。

        n(e1000)=3 の場合、ゲスト リンク状態は2 (接続状態)、1 (切断状態) です。
        n(e1000)=5 の場合、ゲスト リンク状態は3 (接続状態)、2 (切断状態) など。

        回避策: ifconfig ユーティリティでアダプタを手動で有効化および無効化します。手動による有効化および無効化は、次回の再起動プロセスでは維持されません。

      • IBM x3550 M2 の Force Legacy Video on Boot を無効にする必要がある
        IBM x3550 M2 には、統合拡張ファームウェア インターフェイス (UEFI) からの起動時にレガシー INT10h ビデオ サポートを有効にする Force Legacy Video on Boot というファームウェア オプションがあります。このオプションは ESXi 5.0 と互換性がないため、無効にする必要があります。

        回避策: UEFI から IBM x3550 M2 を起動する際、 [F1] を押してファームウェア設定を入力し、 [システム設定] > [レガシー サポート] > [Force Legacy Video on Boot] を選択して、 [無効化] をクリックします。

      • ユーザー名に ASCII 以外の文字が含まれるユーザーは、vSphere Web Client を使用して vCenter Server にログインできない
        vSphere Web Client は、ASCII 以外の文字を含むユーザー名を受け付けません。ユーザー名に ASCII 以外の文字が含まれるユーザーは、vSphere Web Client を使用して vCenter Server に接続できません。

        回避策:vSphere Client を使用して vCenter Server に接続します。

      • vSphere Web Client ヘルプでのローカライズされた検索および検索範囲に関する問題
        vSphere Web Client ヘルプでのローカライズされた検索に関する既知の問題は、次のとおりです。

        • 英語以外の言語に対し、ローカライズされた文字を使用して検索すると、結果は取得されません。
        • ASCII 以外の文字を使用して検索範囲名を作成すると、ASCII 以外の文字が正しく表示されません。

        回避策: tomcat-server.xml fファイルを編集して、URI エンコーディングを UTF-8 に指定します。

        1. テキスト エディタでファイル vSphere_Web_Client_Installation_Directory\springsource-dm-server-2.0.4\config\tomcat-server.xmlを開きます。
        2. ファイルの次のセクションを編集して、行 connectionTimeout="20000"の末尾にパラメータ URIEncoding="UTF-8"を追加します。

          <Connector port="9090" protocol="HTTP/1.1"
          connectionTimeout="20000"
          redirectPort="9443" emptySessionPath="true"/>

          9090 は、コネクタ ポートのデフォルト値です。インストール時にこの値を変更した場合、別のポート番号が表示されます。ポート番号は変更しないでください。

          変更を行った後で、セクションは次のように表示されます。

          <Connector port="9090" protocol="HTTP/1.1"
          connectionTimeout="20000" URIEncoding="UTF-8"
          redirectPort="9443" emptySessionPath="true"/>
        3. ファイルの次のセクションを編集し、 URIEncoding="UTF-8"行を行の最後に追加します。追加先は次のとおりです。 keystoreFile="config/keystore":

          <Connector port="9443" protocol="HTTP/1.1" SSLEnabled="true"
          maxThreads="500" scheme="https" secure="true"
          clientAuth="false" sslProtocol="TLS"
          keystoreFile="config/keystore"
          keystorePass="changeit" emptySessionPath="true"/>

          9443 はコネクタ ポートのデフォルト値です。インストール時にこの値を変更した場合、別のポート番号が表示されます。ポート番号は変更しないでください。

          変更を行った後で、セクションは次のように表示されます。

          <Connector port="9443" protocol="HTTP/1.1" SSLEnabled="true"
          maxThreads="500" scheme="https" secure="true"
          clientAuth="false" sslProtocol="TLS"
          keystoreFile="config/keystore" URIEncoding="UTF-8"
          keystorePass="changeit" emptySessionPath="true"/>
        4. ファイルを保存します。
    • 移行 VMware HA および Fault Tolerance

      ゲスト OS

      サポート対象のハードウェア 国際化
    • [仮想マシン] タブの情報が更新されない
      vSphere Client の 仮想マシン タブの情報がただちに更新されないことがあります。たとえば、多数の仮想マシンをクローン作成または登録する場合、一部の仮想マシンがインベントリ ツリーには表示されるが、 仮想マシン タブには表示されないことがあります。多数の仮想マシンをパワーオンまたはパワーオフにすると、新しい電源状態がインベントリ ツリーには正しく表示されても 仮想マシン タブには反映されないことがあります。

      回避策: [F5] を押して、タブの情報を更新します。

    • IPv6 がサポートされていない場合でも、VMware vCenter Server アプライアンスの Web コンソールに IPv6 を構成するためのオプションがある
      VMware vCenter Server アプライアンスは IPv6 をサポートしていませんが、VMware vCenter Server アプライアンスの Web コンソールの [ネットワーク] タブには IPv6 の構成オプションがあり、ネットワーク上に DHCPv6 サーバがある場合、デフォルトで IPv6 アドレスをアプライアンスに割り当てます。

      回避策: VMware vCenter Server アプライアンスに無効な静的 IPv6 アドレスを入力し、アプライアンスが DHCP から IPv6 アドレスを取得しないようにします。

    • Windows Server 2008 で Internet Explorer 9 に vSphere Web Client がロードされない
      Windows Server 2008 で Internet Explorer 9 に vSphere Web Client をロードしようとすると、Web ブラウザのウィンドウに青い背景が表示され、それ以上操作を実行できなくなります。

      回避策:Windows Server 2008 システムで、Internet Explorer 7 または 8、あるいは Mozilla Firefox 3.6 以降を使用して vSphere Web Client にアクセスします。

    • vSphere Web Client の状態がセッション間で維持されない
      vSphere Web Client の状態は通常セッション間で維持されるため、vSphere Web Client に再度ログインすると、前のセッションをログアウトしたときに選択されていたのと同じオブジェクトやタブが選択されます。ただし、Web ブラウザの環境設定が履歴を記憶しないように設定されている場合、または Flash player の Web サイト ストレージ設定で訪問したサイト用のストレージが割り当てられていない場合、Flash player は vSphere Web Client のデータを保存せず、セッション間で状態は維持されません。

      回避策:次の手順を実行します。

      1. http://www.macromedia.com/support/documentation/en/flashplayer/help/settings_manager07.html に移動して、ストレージ容量が [なし] 以外の値に設定されていることを確認します。
      2. Firefox ブラウザを使用している場合、ブラウザの履歴を設定します。
        1. ツール - オプション を選択します。
        2. プライバシー をクリックします。
        3. 履歴を一切記憶させない 以外のオプションを選択します。

    • vSphere Web Client で断続的に [エラー #2406: ロードされたファイルに有効な署名がありませんでした] が発生する
      Mozilla Firefox 3.6.x を SUSE Linux Enterprise Server 11 または Red Hat Enterprise Linux 5 で使用している場合、次のエラー メッセージが断続的に発生する場合があります。[ Error #2406:The loaded file did not have a valid signature.]

      Web ブラウザを再起動し、vSphere Web Client に再接続してください。

    • システム ログのエクスポート時に vCenter Server がクラッシュする
      システム ログを vCenter Server からエクスポートするときに、vCenter Server では Windows の TEMP環境変数に指定されたフォルダが使用されます。デフォルトでは、この変数は [ C:\Windows\Temp] に設定されています。

      vCenter Server が大量のログ データを保存するように構成されている、またはログのダウンロード元として多数のホストを選択した場合、 TEMP変数に指定されているドライブの空き領域が足りなくなることがあります。このドライブが、vCenter Server がインストールされているドライブと同じ場合、VMware VirtualCenter Server サービスがクラッシュする可能性があります。

      回避策:Windows の TEMP環境変数で指定するドライブに、エクスポートするログのための十分な空き領域があることを確認します。 C:以外のドライブの指定を TEMP変数に対して行い、システム サービスの中断を回避することを検討します。

    • vSphere Client または vSphere Web Client での検索で古い結果が表示される、または検索がタイムアウトする
      vSphere Client または vSphere Web Client のインベントリを検索するときに、古い情報が検索結果として表示される、または、vSphere Web Client の場合に検索がタイムアウトすることがあります。

      次のエラー メッセージは、予期しないランタイム エラーが Inventory Service ログ ファイル ( ds.log) に示されていることを表しています。
      [2011-06-27 18:04:25,367 pool-14-thread-5 ERROR
      com.vmware.vim.query.server.provider.impl.ProviderManagerServiceImpl] Unexpected runtime exception:
      com.xhive.error.XhiveInterruptedException:INTERRUPTED

      回避策: Inventory Service を再起動します。

      Windows 上で稼動している vCenter Server システムの場合、次の手順を実行します。

      1. Windows サービス マネージャを開始します。
        1. スタート > ファイル名を指定して実行 を選択します。
        2. services.msc 」と入力します。
      2. vCenter Inventory Service を右クリックして 再起動 を選択します。

      vCenter Server Appliance の場合、次の手順を実行します。
      1. VMware vCenter Server Appliance の Web コンソールにログインします。
      2. vCenter Server タブで、 ステータスを選択します。
      3. vCenter の停止をクリックします。
      4. vCenter の起動をクリックします。

      その他
        • vCenter Server のハードウェア ステータスでの、センサー データの不正確な監視(KB 2012998)

        • ログ ファイルの場所が /var/logから /var/run/logに変更された
          ESXi 5.0 ログ ファイルは /var/run/logにあります。下位互換性のために、ログ ファイルには前の場所 /var/logから現在の場所 /var/run/logにある最新のログ ファイルへのリンクが含まれます。ログ ファイルに、ローテーションされたログ ファイルへのリンクは含まれません。

          回避策: なし。

        • Linux 仮想マシンで、tar インストーラを使用して VMware Tools をアンインストールした後に OSP をインストールできない
          Linux 仮想マシンで、tar インストーラを使用してインストールした VMware Tools をアンインストールすると、ファイルはシステム上に残ります。この状態では、OSP をインストールできません。

          回避策: 次のコマンドを実行します。 rm -rf /usr/lib/vmware-tools /etc/vmware-tools
        • Internet Explorer の LAN 設定でプロキシ サーバが有効になっている場合、PowerCLI でオンラインのデポを追加できないことがある
          オンラインのデポは、 Add-ESXSoftwareDepotコマンドレットを使用して PowerCLI に追加できます。使用中のマシンでプロキシ サーバが有効になっている場合、PowerCLI のセッションにオンラインのデポを追加できません。
          この問題は、次のすべての条件を満たす場合にのみ発生します。
          • 顧客のサイトで、Web へのアクセスに HTTP プロキシが必要な場合。
          • 顧客が、内部ネットワーク上でデポをホストしている場合。
          • 顧客のプロキシが、内部ネットワーク上のデポに接続できない場合。

          回避策:
          1. IE LAN 設定でプロキシ サーバを無効にします。
          2. PowerCLI にオンラインのデポを追加します。