更新日: 2013 年 10 月 14 日

VMware ESXi™ 5.5 | 2013 年 9 月 22 日 | ビルド 1331820

VMware vCenter Server™ 5.5 | 2013 年 9 月 22 日 | ビルド 1312298

vCenter Server Appliance 5.5 | 2013 年 9 月 22 日 | ビルド 1312297

これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

この vSphere 5.5 のリリースには、ESXi 5.5 および vCenter Server 5.5 が含まれています。このリリースの新機能および改善機能については、「 VMware vSphere 5.5 Platform の新機能」を参照してください。

国際化

VMware vSphere 5.5 は、次の言語で使用可能です。

  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • 日本語
  • 韓国語
  • 簡体字中国語

互換性およびインストール

ESXi、vCenter Server、および vSphere Web Client のバージョンの互換性

VMware 製品の相互運用性マトリックス』(英語版) では、ESXi、VMware vCenter Server、vSphere Web Client、および任意で使用可能な VMware 製品を含む VMware vSphere コンポーネントの現在のバージョンと旧バージョンとの互換性について、詳細に説明しています。ESXi または vCenter Server をインストールする前に、サポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントについて『 VMware 製品の相互運用性マトリックス』で確認してください。

vSphere Client と vSphere Web Client は vCenter Server ISO にパッケージされています。VMware vCenter™ インストール ウィザードを使用して、いずれかまたは両方のクライアントをインストールできます。

ESXi のハードウェア互換性

vSphere 5.5 と互換性のあるプロセッサ、ストレージ デバイス、SAN アレイ、および I/O デバイスのリストを表示するには、『 VMware 互換性ガイド』の ESXi 5.5 の情報を使用してください。

ESXi のデバイス互換性

ESXi 5.5 と互換性のあるデバイスを判断するには、『 VMware 互換性ガイド』の ESXi 5.5 の情報を使用してください。

一部のデバイスへの互換性は廃止されており、ESXi 5.5 ではサポートされていません。アップグレード時に、互換性が廃止されたデバイスのドライバが ESXi 5.5 ホストにインストールされ、インストールされたドライバが ESXi 5.5 で機能することもありますが、そのデバイスが ESXi 5.5 で正式にサポートされているわけではありません。互換性が廃止され ESXi 5.5 でサポートされていないデバイスのリストについては、VMware のナレッジ ベースの記事 互換性が廃止されたデバイスと ESXi 5.5 アップグレード時の注意事項 を参照してください。

ESXi のゲスト OS の互換性

vSphere 5.5 と互換性のあるゲスト OS を判断するには、『 VMware 互換性ガイド』 の ESXi 5.5 の情報を使用してください。

 

ESXi の仮想マシンの互換性

ESX 3.x 以降 (ハードウェア バージョン 4) と互換性がある仮想マシンは、ESXi 5.5 でもサポートされています。ESX 2.x 以降 (ハードウェア バージョン 3) と互換性がある仮想マシンは、サポートされていません。このような仮想マシンを ESXi 5.5 で使用するには、仮想マシンの互換性をアップグレードする必要があります。『 vSphere アップグレード』のドキュメントを参照してください。

vCenter Server 5.x のリンク モード環境への vSphere Client の接続

vCenter Server 5.5 は、vCenter Server 5.5 のその他のインスタンスを持つリンク モードにのみ存在することができます。

このリリースのインストールに関する注意事項

ESXi と vCenter Server のインストールおよび構成の手順については、『 vSphere のインストールとセットアップ』ドキュメントをお読みください。

インストールは簡単ですが、そのあとに重要な構成ステップがいくつかあります。次のドキュメントをお読みください。

サードパーティ製ソリューションの移行

ESX または ESXi ホストにインストールされたサードパーティ製ソリューションをホスト アップグレードの一部として直接移行することはできません。ESXi 5.1 と ESXi 5.5 間のアーキテクチャの違いにより、サードパーティ製コンポーネントが失われ、システムが不安定になる可能性があります。このような移行を行うためには、イメージ ビルダーを使用してカスタム ISO ファイルを作成します。サードパーティ関連のカスタマイズを使用したホストのアップグレードの詳細については、『 vSphere アップグレード』ドキュメントを参照してください。カスタム ISO を作成するためのイメージ ビルダーの使用方法の詳細については、『 vSphere Installation and Setup』ドキュメントを参照してください。

サポート対象外の CPU に対するアップグレードおよびインストールの禁止

vSphere 5.5 では、LAHF および SAHF CPU 命令セットを備えた CPU のみがサポートされています。インストールまたはアップグレード中に、インストーラによってホスト CPU と vSphere 5.5 の互換性がチェックされます。ホスト ハードウェアに互換性がないと非互換性についてのメッセージを示す紫色の画面が表示され、vSphere 5.5 をインストールすることも、vSphere 5.5 にアップグレードすることもできません。

このリリースのアップグレード

vCenter Server および ESX/ESXi ホストのアップグレードの詳細については、『 vSphere アップグレード』ドキュメントを参照してください。

VMware vSphere 5.5 用オープン ソース コンポーネント

vSphere 5.5 で配布されるオープン ソース ソフトウェア コンポーネントに適用される著作権情報およびライセンスは、 http://www.vmware.com/download/vsphere/open_source.html の [オープン ソース] タブで参照できます。また、入手可能な vSphere の最新リリースについて、ソース コードやソース コードへの改変を公開することが必要な GPL、LGPL、またはその他の類似のライセンスのソース ファイルをダウンロードすることもできます。

製品サポートに関する注意事項

  • vSphere Web Client:Linux プラットフォームが Adobe Flash でサポートされなくなったため、Linux OS では vSphere Web Client はサポートされていません。Linux desktop OS に Adobe Flash へのサポートを追加するサード パーティ製のブラウザが引き続き機能する場合もあります。

     

  • VMware vCenter Server Appliance:vSphere 5.5 では、DISA Security Technical Information Guidelines (STIG) に準拠することで、VMware vCenter Server Appliance はガバナンスの高いコンプライアンス基準を満たします。VMware vCenter Server Appliance をデプロイする前に、新しいセキュリティの導入基準の確認と、正しい操作の確保のため、『 VMware Hardened Virtual Appliance 操作ガイド』を参照してください。

  • vCenter Server データベース: vSphere 5.5 は、IBM DB2 の vCenter Server データベースとしてのサポートを廃止しました。

  • VMware Tools:vSphere 5.5 以降、vSphere での VMware Tools のインストールと構成の方法についてのすべての情報は、他の vSphere ドキュメントに統合されています。vSphere での VMware Tools の利用についての詳細は、vSphere ドキュメントを参照してください。『 VMware Tools のインストールと構成』は、vSphere 5.5 以降には適用されません。

  • vSphere Data Protection: vSphere Web Client で処理方式が変更になったため、vSphere Data Protection 5.1 には vSphere 5.5 との互換性がありません。 vSphere 5.5 にアップグレードする vSphere Data Protection 5.1 ユーザーは、vSphere Data Protection を引き続き利用する場合、vSphere Data Protection もアップグレードする必要があります。

既知の問題

既知の問題は、以下のとおり、グループ化されます:

インストールの問題
  • vCenter Single Sing-On ノードの再インストールが [SSO コンポーネントの構成...] でハングしたままになる
    vCenter Single Sign-On 5.5 の複数のインスタンス (ノード) をインストールし、そのノードのうちの 1 つである VMware ディレクトリ サービスをアンインストールする場合、VMware ディレクトリ サービスは複数のノードにわたってレプリケートされているため、自動ではクリーンアップされません。このノードを再インストールすると、VMware ディレクトリ サービス情報が重複しているため、インストーラはインストールを完了することも、このノードに既存の vCenter Single Sign-On インスタンスをポイントさせることもできません。インストールはハングし続けます。

    回避策: vCenter Single Sign-On サーバのホスト名を変更し、古い Windows レジストリ キーを削除します。詳細については、当社のナレッジ ベースの記事『 2059131』の「Resolution」セクションを参照してください。

  • Simple Install が Windows Server 2012 で失敗する
    DHCP IP アドレスを使用するようにオペレーティング システムが構成されている場合、Windows Server 2012 での Simple Install が失敗します。

    回避策: 固定 IP アドレスを使用するように、Windows 2012 Server を構成します。

  • vCenter Server をインストールしてアンインストールすると、ストレージ プロファイルが vSphere Web Client に表示されなくなる
    Windows のコントロール パネル項目である「プログラムの追加と削除」または「プログラムと機能」から vCenter Server をアンインストールすると、Profile-Driven Storage もアンインストールされます。vCenter Server を再インストールすると、Profile-Driven Storage サービスもインストールされますが、過去に作成されたストレージ プロファイルは vSphere Web Client には表示されません。新規のストレージ プロファイルを作成することは可能です。

    回避策: Profile-Driven Storage をアンインストールすることなく vCenter Server をアンインストールするには、MSI コマンドを使用してください。次に vCenterServer を再インストールする時は、インストーラ ウィザードまたはコマンド ラインから行えば、過去に作成したストレージ プロファイルを vSphere Web Client で見ることができます。

    vCenter Server をアンインストールするには、次のサンプル コマンドを参考にしてください:
    msiexec.exe /x vCenter Server Product code
    例:
    msiexec.exe /x {E1F05550-4238-4378-87F0-105147A251D9}
    vCenter の製品コードは次のレジストリ エントリから取得できます: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\VMware vCenter Server

  • vCenter Single Sign-On 5.5 に複数のノードが含まれる場合に、ローカル OS ユーザーのログインが失敗することがある
    インストールまたはアップグレード後に次のようにローカル OS のアイデンティティ ソースが利用可能になります。 * vCenter Single Sign-On インストーラは、vCenter Single Sign-On 構成にローカル OS アイデンティティ ソースを追加します。複数のノードを作成すると、プライマリ ノードのローカル OS が他のすべてのノード上にアイデンティティ ソースとして表示されます。 * vCenter Single Sign-On High Availability 環境をアップグレードすると、プライマリ ノードのローカル OS が他のすべてのノード上にアイデンティティ ソースとして表示されます。 ただし、セカンダリ ノードに最初のノードのローカル OS がアイデンティティ ソースとして表示されても、最初のノードのローカル OS ユーザーは、これらのセカンダリ ノードにログインすることはできません。

    回避策:ありません。

  • Simple Install を使用したインストールが、Windows Server 2008 R2 ホストおよび Windows 2012 ホストで失敗する
    Simple Install を使用して vCenter Server およびコンポーネントを Windows Server 2008 R2 ホストまたは Windows 2012 ホストにインストールした場合、そのホストが DHCP による IP 指定を利用するように構成されていると、インストールは失敗し、警告メッセージおよびエラー メッセージが表示されます。

    回避策: 次のいずれかの操作を実行します。

    • Windows Server 2008 R2 ホストまたは 2012 ホストの場合: 固定 IP およびホスト名を使用するように、Windows Server を構成します。
    • Windows Server 2008 R2 ホストの場合のみ: オペレーティング システムのシステムの HOSTファイルに DHCP IP とホスト名をマッピングします。

     

  • vCenter Single Sign-On 5.5 のインストール時に、vCenter Single Sign-On をインストール中のマシンの FQDN と異なるホスト名を指定することができない
    vCenter Single Sign-On インストーラでは、インストール中にホスト名を指定することはできません。インストーラは、常に、vCenter Single Sign-On をインストール中のマシンの FQDN を使用します。インストール中に、FQDN の代わりに CNAME を使用することはできません。

    回避策:なし。

  • ソフトウェア iSCSI LUN のインストールが失敗し、エラー [2 つの起動バンクが求められていますが、0 個が見つかりました] が表示される
    この問題を伴うエラーの全容は次のとおりです。
    エラー (詳細はログを参照):
    2 つの起動バンクが求められていますが、0 個が見つかりました。

    最初のネットワーク アダプタが iBFT iSCSI から起動するように構成されている場合に、この問題は発生します。iSCSI 起動ディスクにアクセスするように作成された VMkernel ネットワーク ポートを構成するのに iBFT IP 設定が使用されているからです。この場合、最初のアダプタは管理トラフィック用に使用されるため、このポートは管理ネットワーク ポートになります。

    インストールが約 90% 終了した段階で、インストーラが DHCP を使用して管理インターフェイスを再構成します。結果として、iBFT IP 設定は失われ、iSCSI 起動ターゲットとの TCP 接続は切断されます。

    回避策: 次のいずれかの操作を実行します。

    • 複数のネットワーク アダプタが利用可能な場合、2 番目のネットワーク アダプタを使用して、iSCSI 起動ディスクにアクセスします。
    • 1 つのネットワーク アダプタしか利用できない場合は、DHCP を使用するように iBFT を構成します。iSCSI ターゲットは、管理ネットワーク上に存在する必要があります。iSCSI ターゲットが別のサブネット上にある場合は、デフォルトの VMkernel ゲートウェイが、管理トラフィックと iSCSI トラフィックの両方の経路選択を行うことができます。

     

  • トルコ語版の Windows Server で vCenter Server をインストール中にエラー メッセージ 25205 が表示される
    トルコ語版の Windows Server 2008 または 2012では、vCenter Server を vCenter Server データベースと同じホスト マシンにインストールするとエラー メッセージ 25205 が表示されます。

    回避策: vCenter Server データベースをリモートの英語版 Windows Server からインストールおよび実行します。

  • Simple Install が容量の要件をシステム ドライブ上でしか確認しない
    Simple Install は、インストールを開始する前に十分な空き容量があるかどうかを確認します。ただし、この確認はシステム ドライブ上にインストールする場合にのみ行われます。非システム ドライブ上にインストールする場合、インストーラは十分な空き容量があるかどうかを確認しません。

    回避策: インストールの前にインストール先ドライブのディスク空き容量を確認します。Simple Install の最小必要空き容量は 10GB です。より大きな容量を用意することをお勧めします。『 インストールとセットアップ』ドキュメントを参照してください。

  • Auto Deploy ステートレス キャッシュまたは Auto Deploy ステートフル インストールで [VMFS を保持] を使用すると、コア ダンプ パーティションが作成されない
    空のディスク上でステートレス キャッシュまたはステートフル インストールに Auto Deploy を使用すると MSDOS パーティション テーブルが作成されます。しかし、コア ダンプ パーティションは作成されません。

    回避策: ステートレス キャッシュまたはステートフル インストール ホスト プロファイル オプションを有効にする場合、空のディスク上にインストールする場合でも VMFS を上書き を選択します。これにより、2.5GB のコアダンプ パーティションが作成されます。

  • vCenter Single Sign-On のインストールに失敗してロールバックした場合、vCenter Server Java コンポーネント (JRE) および vCenter tc Server コンポーネントがインストールされたままになる
    Single Sign-On のインストールがキャンセルされたり失敗した場合、インストール前の状態にロールバックし、システムが変更されていないことを示すメッセージが表示されます。しかし、vCenter Server Java コンポーネント (JRE) および vCenter tc Server コンポーネントはインストールされたままになります。

    回避策: Windows のプログラムと機能コントロール パネルで、これらのコンポーネントを手動で削除します。

  • vSphere Authentication Proxy のインストールで、インストール パスに非 ASCII 文字が含まれていると失敗する
    インストール パスに非 ASCII 文字が含まれていると、vSphere Authentication Proxy のインストールに失敗し、エラー メッセージ [ エラー 29106。 不明なエラー。] が表示されます。

    回避策: インストール パスに ASCII 文字のみが含まれるようにします。

  • ログイン ユーザーのユーザー名に非 ASCII 文字が含まれていると、vCenter Server および関連コンポーネントのインストールに失敗する
    現在ログインしているユーザーのユーザー名に非 ASCII 文字が含まれていると、vCenter Server、vCenter Inventory Server、vCenter Single Sign-On、または vSphere Web Client のインストール時に、[ ユーザー名には非 ASCII 文字が含まれています。ASCII 文字のみを含むユーザー名でログインしてください] というエラー メッセージが表示され、インストールに失敗します。

    回避策:ASCII 以外の文字を含まないユーザー名でログインし、再度インストールを行います。

  • スクリプトによるインストール中に、installorupgrade コマンドで --ignoressd オプションが使用されていても SSD 上に ESXi がインストールされる
    ESXi 5.5 では、 installorupgradeコマンドの --ignoressdオプションはサポートされていません。 installorupgradeコマンドで --ignoressdオプションを使用すると、インストーラはこれが無効な組み合わせであることを示す警告を表示しますが、インストールを停止してエラー メッセージを表示するのではなく、SSD 上に ESXi のインストールを続行します。

    回避策: スクリプトによる ESXi のインストールで --ignoressdオプションを使用するには、 installorupgradeコマンドではなく installコマンドを使用します。

  • autoPartition 起動オプションが意図しない SSD のパーティショニングを行う場合がある
    Visor (デバイスに書き込まれた ESXi の dd イメージ) では、 autoPartition起動オプションはデフォルトで TRUEに設定されています。この設定により、vFlash および仮想 SAN で使用するための SSD を含め、すべての空のローカル ディスクがパーティショニングされます。

    回避策: 起動オプション行に skipPartitioningSsds=TRUEを追加します。

  • vCenter Server Simple Install で、スクリプトがブラウザの実行速度低下の原因となっていることを示す警告がダイアログ ボックスに表示される
    vCenter Server Simple Install オプションでは、すべての必要な vCenter Server コンポーネントのインストールまたはアップグレードにかなりの時間がかかります。このため、vCenter Server インストーラの自動実行画面を実行する Internet Explorer ブラウザ プロセスが次の警告メッセージを表示する場合があります:
    このページのスクリプトが、Internet Explorer の実行速度を遅くしています。スクリプトを実行し続けると、コンピューターが反応しなくなる可能性があります。スクリプトを中断しますか?

    この警告ダイアログは、インストールに、Windows レジストリ エントリ HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Styles\MaxScriptStatementsで設定されているよりも長い時間がかかった場合に表示されます。

    この問題は、Windows Server 2012 オペレーティング システムで最も頻繁に発生しています。

    回避策: 警告メッセージで いいえ をクリックするか、 MaxScriptStatementsレジストリ エントリの値を 0xffffffffに設定します。

  • Auto Deploy キャッシュ消去の遅延により、削除されたホスト プロファイルが適用される場合がある
    ホスト プロファイルは削除された後すぐに Auto Deploy キャッシュから消去されるわけではありません。ホスト プロファイルがキャッシュに存在している限り、Auto Deploy はそのプロファイルを適用し続けます。プロファイルを適用するルールは、そのプロファイルがキャッシュから消去されている場合のみ失敗します。

    回避策: Get-DeployRuleSet PowerCLI cmdlet を使用して、削除されたホスト プロファイルをルールで使用するかどうかを決定できます。この cmdlet を使用すると、ルールの itemlistに deleted という文字列が表示されます。次に、 Remove-DeployRule cmdlet を実行してルールを削除します。

  • 選択したディスクに ESX がインストールされていると、ステートレス キャッシュが有効な Auto Deploy を使用するよう設定されているホスト プロファイルの適用に失敗する
    ステートレス キャッシュが有効になっている Auto Deploy を設定するには、ホスト プロファイルを使用します。ホスト プロファイルで、ESX (ESXi ではない) のバージョンがインストールされているディスクを選択します。ホスト プロファイルを適用すると、次のテキストを含むエラーが表示されます。
    2 つの起動バンクが求められていますが、0 個が見つかりました

    回避策: 異なるディスクを選択してステートレス キャッシュを使用するか ESX ソフトウェアをディスクから削除します。ESX ソフトウェアは削除すると使用できなくなります。

  • シリアル ポートを使用した ESXi ヘッドレス インストールでは、シリアル ポートからの ESXi へのアクセスを保持するために firstboot コマンドを含むキックスタート ファイルが必要である
    シリアル ポートを使用してヘッドレス ESXi インストールを実行すると、ESXi は正常にインストールされますが、インストール後の ESXi の初回の再起動によってシリアル ポートが logportに変更され、そのシリアル ポートからの ESXi へのアクセスがそれ以降できなくなる場合があります。

    回避策: キックスタート ファイルに firstbootコマンドを含めることによって、シリアル ポートからの ESXi へのアクセスを保持します。キックスタート ファイルの例は、次のとおりです。お使いのシステムに合わせて、サンプルを変更できます。

    #
    # Sample scripted installation file
    #
    # Accept the VMware End User License Agreement
    vmaccepteula
    # Set the root password for the Direct Console User Interface and Tech Support Mode
    rootpw mypassword
    # Install on the first local disk available on machine install --firstdisk --overwritevmfs # Set the network to DHCP on the first network adapter network --bootproto=dhcp --device=vmnic0 #reboot ssystem after install reboot

    # A sample post-install script
    #%post --interpreter=python --ignorefailure=true
    #import time
    #stampFile = open('/finished.stamp', mode='w')
    #stampFile.write( time.asctime() )

    #script to set advanced config options
    %post --interpreter=busybox --ignorefailure=true
    esxcfg-advcfg -k none gdbPort
    esxcfg-advcfg -k none logPort
    esxcfg-advcfg -k com1 tty2Port

    #script to set first boot options
    %firstboot --interpreter=busybox
    esxcfg-advcfg -k none gdbPort
    esxcfg-advcfg -k none logPort
    esxcfg-advcfg -k com1 tty2Port
    reboot

  • Oracle America (Sun) ベンダーのサーバ上で ESXi バージョン 5.5.0 のインストールまたは起動が失敗する
    Oracle America (Sun) ベンダーのサーバ上で新規の ESXi バージョン 5.5.0 をインストールしたり、既存の ESXi バージョン 5.5.0 インストールを起動すると、インストール プロセス中または既存の ESXi 5.5.0 ビルドの起動中にサーバ コンソールに空白画面が表示されます。これは、Oracle America (Sun) ベンダーのサーバでは、ヘッドレス プラットフォームでないにも関わらず ACPI FADTテーブル内で HEADLESSフラグが設定されているために発生します。

    回避策: ESXi 5.5.0 をインストールまたは起動するときに、起動オプション ignoreHeadless="TRUE"を渡します。

アップグレードの問題
  • 物理 RAM が 4GB 未満の場合に ESXLIC コマンドを使用して ESXi ホストをアップグレードすると、アップグレードは成功するが、再起動時に一部の ESXi 操作が失敗する
    ESXi 5.5 には、少なくとも 4GB の物理 RAM が必要です。ESXCLI コマンドライン インターフェイスは、必要な 4GB のメモリがあるかどうかをアップグレード前に確認しません。メモリが不十分でも ESXCLI を使用してホストを正常にアップグレードできますが、4GB 未満の RAM でアップグレードした ESXi 5.5 ホストを起動すると、一部の操作が失敗する場合があります。

    回避策:なし。バージョン 5.5 にアップグレードする前に、ESXi ホストに 4GB 以上の物理 RAM があることを確認してください。

  • vCenter Server 5.5 へのアップグレード時に、期限切れの SSL 証明書が検出されない
    簡易インストールを使用して vCenter Server 5.5 へアップグレードすると、インストーラは期限切れの SSL 証明書を検出しません。

    カスタム インストールで個別のインストーラを使用して 5.1.x から 5.5 へアップグレードすると、vSphere Web Client でのみ期限切れの SSL 証明書が検出され、インストールが停止します。 vCenter Single Sign-On は SSL 証明書の有効期限を確認する一般警告メッセージを表示します。vCenter Inventory Service と vCenter Server の個別のインストーラでは、期限切れの SSL 証明書は検出されません。

    回避策: 簡易インストールまたはカスタム インストールの個別のインストーラを使用して vCenter Server 5.5 にアップグレードする前に、vCenter Single Sign-On、vSphere Web Client、vCenter Inventory Service および vCenter Server の SSL 証明書有効期限を確認します。アップグレード手順を開始する前に、期限切れ SSL 証明書を有効な証明書に差し替えます。

  • vCenter Server Appliance 5.0.x から 5.5 にアップグレード後、外部の vCenter Single Sign-On を使用すると、vCenter Server が起動しない
    vCenter Server Appliance を 5.0.x から 5.5 にアップグレード中に、外部の vCenter Single Sign-On インスタンス使用を選択すると、アップグレード後に vCenter Server が起動しなくなります。vCenter Single Sign-On はアプライアンス管理インターフェイスに 未構成 (not configured) と表示されます。

    回避策: 次の手順を実行します。

    1. Web ブラウザで、vCenter Server Appliance 管理インターフェイス (https:// appliance-address:5480) を開きます。
    2. [vCenter Server/サマリ] ページで、 [サーバの停止] ボタンをクリックします。
    3. [vCenter Server/SSO] ページで、正しい設定をフォームに入力し、 [設定の保存] をクリックします。
    4. [サマリ] ページに戻り、 [サーバの起動] をクリックします。

 

  • ロード バランサーを使用している高可用性デプロイの vCenter Single Sign-On 5.1.x をバージョン 5.5 にアップグレードすると、ロード バランサーを再構成する必要がある
    vCenter Single Sign-On 5.1 から 5.5 へのアップグレード中に server.xmlファイルは移行されますが、このファイルは、アップグレード後に手動で更新する必要があります。

    回避策: 『 vSphere のアップグレード』ドキュメントのトピック「 vCenter Single Sign-On 高可用性デプロイをバージョン 5.5 にアップグレードした後のロード バランサーの再構成」を参照してください。

  • vSphere Web Client および vCenter Single Sign-On をバージョン 5.5 にアップグレードした後に vCenter Server 5.1 が表示されない
    vSphere Single Sign-On および vSphere Web Client をバージョン 5.1 からバージョン 5.5 にアップグレードしたが、vCenter Server システムはアップグレードしていないとします。アップグレード後に vSphere Web Client にログインすると、バージョン 5.1 の vCenter Server システムは表示されません。これは、Windows アップグレードのみでの問題であり、vCenter Server Appliance のアップグレードでは発生しません。

    回避策: vCenter Server システムおよび vSphere Inventory サービス ( services.msc) を再起動します。vCenter Server 5.1 インベントリを表示するには、 admin@System-Domainとしてログインします。VMware ナレッジ ベースの記事 1003895 を参照してください。

  • vCenter Server をバージョン 5.0 Update 2 からバージョン 5.5 にアップグレードした後、VMware VirtualCenter Server サービスが起動しない場合がある

    回避策: VMware VirtualCenter Server サービスを手動で起動します。

    1. Windows の スタート メニューから 管理ツール コントロール パネル項目を開きます。
    2. サービス を選択します。
    3. VMware VirtualCenter Server を右クリックし、 開始 を選択します。

     

  • ESXCLI を使用して ESXi 4.x または 5.0.x ホストをバージョン 5.1 または 5.5 へアップグレードすると、アップグレード後にすべての VMKernel ポート グループの vMotion の設定および Fault Tolerance のログ記録 (FT ログ記録) の設定が失われる
    コマンド esxcli software profile update <options>を使用して ESXi 4.x または 5.0.x ホストをバージョン 5.1 または 5.5 にアップグレードすると、アップグレードは成功しますが、すべての VMkernel ポート グループの vMotion の設定および FT ログ記録の設定が失われます。その結果、vMotion および FT ログ記録はリストアされ、デフォルトの設定である無効になります。

    回避策:対話型アップグレードまたはスクリプトによるアップグレードを実行するか、vSphere Update Manager を使用してホストをアップグレードします。 esxcliコマンドを使用する場合、影響を受けた VMkernel ポート グループに対して、アップグレード後に vMotion の設定および FT ログ記録の設定を手動で適用する必要があります。

  • vSphere 5.0.x 以前のバージョンをバージョン 5.5 にアップグレードすると、手動で設定されたシステム リソース割り当て値がデフォルト値にリセットされる
    vSphere 5.0.x 以前のバージョンでは、一時的な回避策として、システム リソース割り当てユーザー インターフェイスの設定を変更する場合、完全に ESXi を再インストールせずにこれらの設定の値をデフォルトにリセットすることはできません。vSphere 5.1 以降のバージョンではシステム動作が変更されたため、カスタム システム リソース割り当て設定を保持すると、使用することが安全でない値になる場合があります。このため、アップグレードによりそれらの値はすべてリセットされます。

    回避策:なし。

  • vSphere Client および vSphere PowerCLI が vCenter Server 5.5 とのハンドシェイクに失敗して接続できない場合がある
    Windows XP または Windows Server 2003 のホスト マシンにインストールすると、vSphere Client および vSphere PowerCLI は vCenter Server 5.5 とのハンドシェイクに失敗して接続できない場合があります。 vSphere 5.5 は Open SSL ライブラリを使用しています。Open SSL ライブラリはセキュリティ上の理由から、強力な暗号スイートを使用する接続のみを許可するようにデフォルトで構成されています。Windows XP または Windows Server 2003 上の vSphere Client および vSphere PowerCLI は vCenter Server との接続に強力な暗号化スイートを使用しません。その結果、サーバ側ではエラー [ 一致する暗号化スイートがありません] が発生し、vSphere Client 側または vSphere PowerCLI 側ではハンドシェイクが失敗します。

    回避策: 次のいずれかの操作を実行します。

    Windows Server 2003 または 64 ビットの Windows XP では、プラットフォームに適切な Microsoft ホットフィックスを適用します。

    Windows XP 32 ビット、Windows XP 64 ビット、Windows Server 2003 では、次のいずれかの操作を実行します。

    • vSphere Client または vSphere PowerCLI をホスト マシン上にインストールする前に、Windows オペレーティング システムを Windows Vista 以降にアップグレードします。
    • vCenter Server ホスト マシン上で、サーバが弱い暗号化スイートを使用して通信することを許可することにより、セキュリティのレベルを下げます。これをするには、次のセクションを vCenter Server の vpxd.cfgファイルに追加します。
      <config>
          ...
      <vmacore>
              ...
      <ssl>
                  ...
      <cipherList>ALL</cipherList>
              ...
              </ssl>
          ...
      </vmacore>
      ...
      </config>
  • 既存の vCenter Server Appliance が固定 IP 構成になっていて、既存の vCenter Server Appliance とアップグレード後の vCenter Server Appliance が異なるサブネットにある場合、アップグレード後にネットワークが失われる
    以下の 2 つの条件で構成すると、vCenter Server Appliance のアップグレード後にネットワークが失われます。

    • 既存の vCenter Server Appliance が固定 IP 構成を使用している。
    • 既存の vCenter Server Appliance とアップグレードした vCenter Server Appliance が異なるサブネットにある。

     

    回避策: ネットワークをリストアするには、次の処理を行います。

    1. 仮想マシン コンソールを介して、vCenter Server Appliance にログインします。
    2. /opt/vmware/share/vami/vami_config_netを実行してネットワークを再構成します。
  • vSphere Web Client をバージョン 5.5 にアップグレードしようとするとエラー 29108 の警告メッセージが表示される
    vSphere Web Client をバージョン 5.5 にアップグレード中に、次の警告メッセージが表示されます:[ エラー:29108。 サービスまたはソリューション ユーザーの登録解除が失敗しました。]このエラーは、インストーラがアプリケーション ユーザーをプログラムによって削除できないために発生します。

    回避策:

    1. 警告メッセージに表示されている vSphere Web Client ソリューション ユーザーを正確に記録します。
    2. OK をクリックして警告メッセージを閉じ、vSphere Web Client のバージョン 5.5 へのアップグレードを完了させます。
    3. vSphere Web Client に Single Sign-On 管理者としてログインします。
    4. [管理] の [Single Sign-On] で、 ユーザーおよびグループ をクリックし、 アプリケーション ユーザー タブをクリックします。
    5. 警告メッセージに表示されているソリューション ユーザー (アプリケーション ユーザー) を削除するには、そのユーザーの行を選択し、 削除 をクリックします。

     

  • ESX 4.x から ESXi 5.5 へアップグレードすると仮想 NIC vmk0 の IPv6 設定が保持されない
    IPv6 を有効にした ESX 4.x ホストを --forcemigrateオプションを使用して ESXi 5.5 にアップグレードすると、仮想 NIC vmk0 の IPv6 アドレスはアップグレード後に保持されません。

    回避策:なし。

  • vCenter Server Appliance のアップグレード後に vSphere Web Client が起動しない
    vCenter Server Appliance をバージョン 5.0 または 5.1 から 5.5 にアップグレード後、vSphere Web Client service が起動せず、次のメッセージが Virgo Server ログに表示されます。
    [ERROR] startup-tracker org.eclipse.virgo.medic.eventlog.default KE0004E Kernel failed to start within 300 seconds.
    [INFO ] startup-tracker org.eclipse.virgo.medic.eventlog.default KE0011I Immediate shutdown initiated.

    回避策: vCenter Server Appliance 管理インターフェイスを使用して vSphere Web Client サービスを起動します。

    vCenter Single Sign-On の問題
    • vCenter Heartbeat を使用するシステムを vSphere 5.1U1a から vSphere 5.5 にアップグレードすると、システムでのスイッチオーバー/フェイルオーバー後にエラーが発生する
      vCenter Server 5.1U1a と、vCenter Single Sign-On、Inventory Service、vSphere Web Client、および vCenter Heartbeat 6.5U1 という構成で、環境が起動する場合に、vCenter Server 5.5 にアップグレードし、それと同時に vCenter Single Sign-On、Inventory Service、および vSphere Web Client をアップグレードし、vCenter Heartbeat もバージョン 6.6 にアップグレードするとします。
      この場合、すべての VMware コンポーネントおよびサービスが、プライマリ/アクティブ ノード上で正常に起動します。プライマリ ノードが停止したときに、セカンダリ ノードを有効化すると、vCenter Server サービスをセカンダリ/アクティブ ノード上で起動した場合に、次のエラーが vpxd ログに表示されます。
      SSO ファサードを作成することができません。無効な応答コードです。404 見つかりません。vpxd サービスは、セカンダリ ノードでは起動しません。

      回避策:なし。アップグレードを実施せずに、vCenter Server および vCenter Heartbeat の新しいバージョンをインストールすると、セカンダリ ノードは想定どおりに起動します。

    • vSphere Web Client の 5.1U1a から 5.5 へのアップグレード中に、エラー 29107 が表示される
      アップグレード前に使用中だった vCenter Single Sign-On サービスが 高可用性 Single Sign-On として構成されている場合、vSphere Web Client のバージョン 5.1 Update U1a からバージョン 5.5 へのアップグレード中に、エラー 29107 が表示されます。

      回避策: アップグレードを再度実行します。インストーラを実行し、[カスタム インストール] を選択することで、Sphere Web Client のみをアップグレードできます。

    • Active Directory サービスと vCenter サービスが別々の場所にある場合、500 を超えるグループに所属しているユーザーによるログインに長い時間がかかる場合がある
      お使いの環境が Active Directory セットアップを使用している場合、このセットアップは、vCenter Server とそのサービスとは別の場所にあります。結果として、500 を超える Active Directory グループに所属しているユーザーが vSphere Web Client でログインする場合、ログインに 10 分から 20 分の時間がかかることがあります。vSphere Client では、このようなユーザーのログインはタイム アウトすることがあります。

      回避策: Active Directory サービスと vCenter Server システムが同じ場所になるように、セットアップを変更します。または、あまり多くの Active Directory グループに所属していないユーザーでログインします。

    • Active Directory 設定の自動検出が、vCenter Single Sign-On 5.5 ではサポートされていない
      vSphere 5.1 vCenter Single Sign-On バージョンには、自動検出機能がありましたが、この機能は vSphere 5.5 vCenter Single Sign-On サービスからは削除されています。

      回避策: vCenter Single Sign-On 管理者権限を持つユーザーで vSphere Web Client から vCenter Single Sign-On にログインし、アイデンティティ ソースを手動で追加します。デフォルトでは、administrator@vsphere.local が vCenter Single Sign-On 管理者権限を持ちます。

    • ドメイン管理者がローカル管理者グループの一員であるにもかかわらず、アップグレード後に vCenter Server にログインできない
      vSphere 5.1 環境では、ローカル管理者グループにはドメイン管理者グループが暗黙的に含まれているため、ローカル管理者グループに権限を与えた場合、ローカル管理者グループの一員であるドメイン管理者は、ドメイン管理者グループのメンバーとして vCenter Server 5.1 にログインできます。しかしながら、vSphere 5.5 にアップグレードした場合、そのドメイン管理者ユーザーは vCenter Server にログインする権限を失います。ローカル ユーザーの権限は、アップグレード後も維持されます。

      回避策: 最も簡単な方法は、vCenter Server に administrator@vsphere.local でログインし、そのドメイン管理者グループに権限を直接割り当てることです。アップグレード前に、vCenter Server ユーザーを管理する権限をサブドメイン内にいない他のローカル ユーザーが持っていた場合は、これらのユーザーも vCenter Server にログインしてドメイン管理者グループまたはその他のグループに権限を割り当てることができます。

    • Windows Server 2008 SP1 で vCenter Single Sign On のインストールに失敗する
      Windows 2008 SP1 (64 ビット) に vCenter Single Sign-On をインストールしようとすると、次の警告が表示されます。
      このアプリケーションは Windows Server 2008 64 ビット以降でのみサポートされます。Windows がドメイン コントローラとして実行されていないことを確認してください。
      インストールは完了しません。

      回避策:なし。Windows 2008 SP2 (64 ビット) システムに vCenter Single Sign-On をインストールしてください。

    • 別のサービスがすでに使用中の証明書にサービスの証明書を置き換えた場合にはエラーが発生しない
      証明書を置き換えるために Certificate Automation Tool を使用している場合、入力メッセージに応答して既存の証明書を別のサービスがすでに使用している証明書に置き換えても、エラーメッセージは表示されません。ツールは、置き換えを続行します。Windows での vCenter のインストールでは、各サービスに固有の証明書が必要であるため、認証は適切に機能しません。

      回避策:なし。他のサービスで使用中の証明書を記録しておいてください。

    • vSphere Web Client のプルダウン メニューから administrator@vsphere.local のパスワードを変更できない
      vSphere Web Client から vCenter Single Sign-On サーバーにログインしている場合は、プルダウン メニューからパスワードを変更できますが、administrator@vsphere.local でログインしている場合は、 パスワードの変更 オプションはグレイアウトされています。

      回避策:

      1. 管理 タブを選択して、 vCenter Single Sign-On > ユーザーとグループ を選択します。
      2. 管理者ユーザーを右クリックして、 ユーザーの編集 をクリックします。
      3. パスワードを変更します。

       

    • vCenter Single Sign-On を使用したログインにドメイン名を含める必要がある場合がある
      vSphere 5.5 では、 vCenter Single Sign-On での複数のデフォルト ドメインはサポートされなくなりました。これは、Windows 上にインストールされた vCenter Server システムにログインしようとするユーザーや vCenter Server Appliance にログインするユーザーにとって問題となる場合があります。

      回避策:デフォルト以外のドメインにログインするときにユーザー名にドメイン プリフィックスを含めます。たとえば、ローカル オペレーティング システム上のユーザー root は localos\root としてログインできます。ドメイン DOMAIN1 のユーザー user1 は DOMAIN1\user1 としてログインできます。
      この動作はバグではありませんが、完全を期すためにリリース ノートに含まれています。

    • インストール先フォルダに非 ASCII 文字または拡張 ASCII 文字が含まれていると vCenter Single Sign-On のインストールが失敗する
      vCenter Single Sign-On のインストール中にインストール先フォルダを変更し、選択した新しいインストール先フォルダに非 ASCII 文字または拡張 ASCII 文字が含まれている場合、警告は表示されませんがインストールは失敗します。

      回避策:ASCII 文字を含むインストール先フォルダを選択します。特殊文字は許可されておらず、次の既知の問題に記されたエラーが発生します。

    • インストール フォルダ名に特殊文字が含まれていると、vCenter Single Sign-On のインストールが失敗する
      カスタムの場所に vCenter Single Sign-On をインストールする場合、インストール先のフォルダ名にパーセント (%) やアンパサンド (&) などの文字が含まれているとインストールは失敗します。次のようなエラー メッセージが表示されます。
      エラー 20020。 server.xml ファイルの値を更新できませんでした

      回避策:なし。許可されない文字の完全な一覧については、『 vSphere のインストールとセットアップ』 ドキュメントを参照してください。

    • 複数のネットワーク インターフェイスを持つ仮想マシン上での vCenter Single Sign-On のインストール中に警告が表示される
      複数のネットワーク インターフェイスを持つ環境で vCenter Single Sign-On をインストールするとします。環境内の 1 つ以上のネットワーク インターフェイスが DNS で解決できない場合、vCenter Single Sign-On インストーラが必須要件確認を実行するときに次のような警告が表示されます。

      DNS で解決された IP (<ip_address_1>) が、レポートされたマシン IP (<ip_address_2>) と一致しません。証明書では FQDN ではなくマシン IP が使用されます。これが正常に機能するように、固定 IP アドレスを設定することをお勧めします。

      回避策: プライマリ インターフェイスの正引きと逆引きの DNS ルックアップが両方正しい場合、この警告を無視してインストールを続行できます。

    ネットワークの問題
    • IPv6 アドレスを使用して vCenter Server に追加した ESXi ホストが応答しなくなる
      ESXi ホストを fe80::/64 形式の IPv6 リンク ローカル アドレスを使用して vCenter Server に追加した場合、しばらくするとホスト名が淡色表示になり追加したホストが vCenter Server に応答しなくなります。

      回避策: リンク ローカル アドレスではない有効な IPv6 アドレスを使用してください。

    • vSphere Web Client では、物理 NIC でサポートされているよりも多くの仮想機能を構成することができ、エラー メッセージが表示されない
      物理アダプタの SR-IOV 設定では、アダプタでサポートされているよりも多くの仮想機能を構成することができます。たとえば、23 個の仮想機能しかサポートしない NIC に 100 個の仮想機能を構成することができ、エラー メッセージは表示されません。この場合、この SR-IOV 設定を適用するためにホストの再起動を促すメッセージが表示されます。ホストが再起動すると、NIC はアダプタがサポートする最大数の仮想機能 (この例では、23 個) で構成されます。ホストの再起動を促すメッセージが、このメッセージが表示されるべきではないタイミングで表示され続けることになります。

      回避策:なし。

    • サロゲート ペア文字を使用してリンク集約グループ (LAG) ポートに名前を付けようとすると失敗する
      vSphere Web Client で LAG ポートの名前の変更するときに、新しい名前にサロゲート ペア文字が含まれていると、次のエラー メッセージが表示されます: ポート名が無効です。有効なポート名を指定してください。サロゲート ペアは、16 ビットを上回るビットを必要とする文字を表すために UTF-16 で使用される 16 ビットの値のペアです。

      回避策: LAG ポートに名前を付ける場合は、サロゲート ペア文字を使用しないでください。

    • SR-IOV を有効にした ESXi ホストで、仮想機能に関連付けられた仮想マシンが起動しないことがある
      Intel ixgbe NIC を搭載した ESXi 5.1 以降のホストで SR-IOV を有効にした環境でいくつかの仮想機能を有効にすると、一部の仮想マシンが起動に失敗する場合があります。
      vmware.log ファイルには、次のようなメッセージが含まれます。
      2013-02-28T07:06:31.863Z| vcpu-1| I120: Msg_Post: Error
      2013-02-28T07:06:31.863Z| vcpu-1| I120: [msg.log.error.unrecoverable] VMware ESX unrecoverable error: (vcpu-1)
      2013-02-28T07:06:31.863Z| vcpu-1| I120+ PCIPassthruChangeIntrSettings: 0a:17.3 failed to register interrupt (error code 195887110)
      2013-02-28T07:06:31.863Z| vcpu-1| I120: [msg.panic.haveLog] A log file is available in "/vmfs/volumes/5122262e-ab950f8e-cd4f-b8ac6f917d68/VMLibRoot/VMLib-RHEL6.2-64-HW7-default-3-2-1361954882/vmwar
      2013-02-28T07:06:31.863Z| vcpu-1| I120: [msg.panic.requestSupport.withoutLog] You can request support.
      2013-02-28T07:06:31.863Z| vcpu-1| I120: [msg.panic.requestSupport.vmSupport.vmx86]
      2013-02-28T07:06:31.863Z| vcpu-1| I120+ To collect data to submit to VMware technical support, run "vm-support".
      2013-02-28T07:06:31.863Z| vcpu-1| I120: [msg.panic.response] We will respond on the basis of your support entitlement.

      回避策: 影響を受ける仮想マシンに関連付ける仮想機能の数を減らしてから、仮想マシンを起動します。

    • Emulex BladeEngine 3 物理ネットワーク アダプタで、仮想機能でバッキングされた仮想マシン ネットワーク アダプタが、アップリンクとして物理機能を使用する VMkernel アダプタにアクセスできない
      仮想機能とその物理機能の間では、トラフィックが流れません。たとえば、物理機能にバッキングされたスイッチでは、同じポートで仮想機能を使用する仮想マシンは、同じスイッチの VMkernel アダプタにアクセスすることはできません。これは Emulex BladeEngine 3 物理アダプタの既知の問題です。詳細については、Emulex にお問い合わせください。

      回避策: 必要に応じて、VMKLinux ドライバに戻してください。ネイティブドライバの優先順位がデフォルト設定の場合、VMKLinux ドライバは同じデバイスに対してネイティブ ドライバより優先されます。ホストの再起動後も、この構成は維持されます。

      vSphere Web Client を使用して vCenter Server から VMKLinux ドライバを有効にできます。また、ホスト上で直接、VMKLinux ドライバを有効にすることもできます。

      • vCenter Server から、ホストのために VMkernel.Boot.preferVmklinux パラメータを true に設定するには、次の処理を実行します。
        1. vSphere Web Client で、ホストに移動します。
        2. [管理] タブで、 設定 をクリックし、 詳細設定 を選択します。
        3. VMkernel.Boot.preferVmklinux パラメータを true に設定します。
        4. ホストを再起動します。
      • ホスト上で、VMKLinux ドライバを有効にするには、 preferVmklinux VMkernel プロパティを true に設定します。
        • ESXCLI コマンドを実行します。
          1. ESXi Shell で、 esxcli system settings kernel set -s preferVmklinux -v TRUE コマンドを実行します。
          2. ホストを再起動します。
        • ホストの起動時に、コマンドライン パラメータを設定します。
          1. ホストを再起動します。
          2. 起動を中断します。
          3. コマンドライン パラメータ preferVmklinux=TRUE を設定します。
          4. ホストの起動を続行します。
    • ESXi Dump Collector が、ESXi コア ファイルのリモート サーバへの送信に失敗する
      ESXi Dump Collector のトラフィックを処理する VMkernel アダプタが、アクティブなアップリンクとして設定されているリンク集約グループ (LAG) を持つ分散ポート グループになるように構成されている場合、ESXi Dump Collector は、ESXi コア ファイルの送信に失敗します。LACP ポート チャネルは、物理スイッチ上に構成されています。

      回避策: 次のいずれかの回避策を実行します。

      • ESXi Dump Collector のトラフィックをリモート サーバを使って処理する VMkernel アダプタを、vSphere 標準スイッチを使用して構成します。
      • スタンドアロン アップリンクを使用して、VMkernel アダプタが構成されている分散ポート グループのトラフィックを処理します。
    • vSphere Distributed Switch に仮想マシンをデプロイしようとした場合に、空きポートがあるにもかかわらず、エラー メッセージ distributed_switch_name に空きポートがありません が表示されることがある
      vSphere Distributed Switch に仮想マシンをデプロイしようとした場合に、スイッチに多くの空きポートがあるにもかかわらず、エラー メッセージ distributed_switch_name に空きポートがありません が表示されることがあります。vCenter Server は、分散ポートの予約時および削除時に競合状態を正しく処理しません。最初に利用可能なポートが削除されている途中でまだ削除が終わっていない場合、この問題が原因で、vCenter Server は Distributed Switch に空きポートがないと判断します。たとえば、ホストの切断時またはホストがメンテナンス モードになったとき、または仮想マシンが再構成されたときに、vCenter Server がポートを削除する場合です。

      回避策:数分間待ってから、仮想マシンの再デプロイを行います。この場合、競合状態が発生しないこともあります。

    • vSphere 標準スイッチまたは vSphere Distributed Switch がホスト上に持つポートの数を vSphere Client を使用して変更した場合、再起動しても、変更が保存されていない
      vSphere 標準スイッチまたは vSphere Distributed Switch が ESXi 5.5 ホスト上に持つポートの数を vSphere Client を使用して変更した場合、ホストを再起動しても、ポートの数は変更されていません。

      ESXi 5.5 を実行しているホストが再起動されると、仮想スイッチのポートの増減を動的に行います。ポートの数はホストが実行できる仮想マシンの数に基づいて決まります。このようなホストのスイッチ ポートの数を設定する必要はありません。

      回避策: vSphere Client での回避策はありません。

    サーバ構成の問題
    • ホスト プロファイルの修正が vSphere Distributed Switch で失敗する
      ホスト プロファイルの vSphere Distributed Switch への適用時に、そのホスト プロファイルの Distributed Switch を使用しているホスト上で Fault Tolerance に対応する仮想マシンがパワーオフ状態の場合に、修正エラーが発生することがあります。

      回避策:ホスト プロファイルが正常に実行されるよう、パワーオフされている仮想マシンを別のホストに移動します。

    • ステートレス キャッシュまたは USB へのステートフル インストールのために Auto Deploy を使用した後、コンプライアンス違反メッセージが表示される
      ホストの USB ディスクへのステートレス キャッシュを有効にするためにホスト プロファイルを編集した後に、修正しようとすると、ホスト プロファイルはコンプライアンス エラーを受け取ります。ホストが再起動し、キャッシングが完了します。コンプライアンスのチェック後、以下のコンプライアンス エラーを受け取ります。
      ホスト状態が仕様と一致しません

      回避策:回避策は必要ありません。このメッセージは、正しくありません。

    • ESX 4.0 または ESX 4.1 プロファイルを ESXi 5.5 ホストに適用する場合に、ホスト プロファイルがファイアウォール設定コンプライアンス エラーを受け取る
      ESX 4.0 または ESX 4.1 からホスト プロファイルを抜き出して、そのプロファイルを ESXi 5.5 ホストに適用しようとした場合、プロファイルの修正は成功します。ただし、コンプライアンス チェックが、次のようなファイアウォール設定エラーを受け取ります。
      ルールセット LDAP が見つかりません
      ルールセット LDAPS が見つかりません
      ルールセット TSM が見つかりません
      ルールセット VCB が見つかりません
      ルールセット activeDrirectorKerberos が見つかりません

      回避策:回避策は必要ありません。ESX 4.0、ESX 4.1 ホストのファイアウォール設定と ESXi 5.5 ホストのファイアウォール設定は異なるため、これは想定通りの動作です。

    • ESXi ホストの BIOS のデバイス設定を変更するとデバイス名が無効になることがある
      ESXi ホストの BIOS のデバイス設定を変更することでデバイスに割り当てられた <segment:bus:device:function> の値にずれが生じた場合、デバイス名が無効になることがあります。たとえば、以前に無効にした統合 NIC を有効にすると、他の PCI デバイスに割り当てられた <segment:bus:device:function> の値にずれが生じ、結果的に ESXi はこれらの NIC に割り当てられた名前を変更します。以前のバージョンの ESXi とは異なり、ホスト BIOS からデバイスの固有の場所の情報が提供されている場合、ESXi 5.5 は <segment:bus:device:function> の変更を介してデバイス名の保存を試みます。この機能のバグにより、vmhba1 や vmnic32 などの無効な名前が生成されることがあります。

      回避策:ESXi ホストを数回再起動すると、無効なデバイス名が消去され、元の名前が復元される可能性があります。本番環境では ESXi ホストを無効なデバイス名とともに実行しないでください。

    ストレージの問題
    • vCenter Server をバージョン 5.5 にアップグレードした後、ストレージ機能が含まれていないストレージ プロファイルが見つからなくなることがある
      旧バージョンの vCenter Server で作成したストレージ プロファイルは、vCenter Server 5.5 へのアップグレード後に、Sphere Web Client で表示されなくなります。この問題は、ストレージ機能が付加されていないストレージ プロファイルにのみ影響します。

      回避策:アップグレードを実行する前に、vCenter Server 5.5 で利用可能にする必要があるストレージ プロファイルに、ストレージ機能を追加します。アップグレード後には、既存のストレージ機能は Legacy User Label カテゴリのタグに変換され、ストレージ プロファイルはそれらのタグを参照するストレージ ポリシーに変換されます。

    • 名前が変更されたタグが、仮想マシン ストレージ ポリシーの編集ウィザードで消えてしまったように見える
      仮想マシン ストレージ ポリシーには、データストア タグに基づくルールが含まれることがあります。タグの名前を変更した場合、このタグを参照するストレージ ポリシーは、このタグを自動的にアップグレードせず、このタグを [なし] と表示します。

      回避策:[なし] と表示されているタグを、仮想マシン ストレージ ポリシーから取り除いてから、名前を変更したタグを追加します。すべての期限切れエンティティにストレージ ポリシーを再適用します。

    • フラッシュ読み取りキャッシュのブロック サイズが 16KB、256KB、512KB、または 1024KB に設定されている場合、仮想マシンをパワーオンすることができない
      16KB、256KB、512KB、または 1024KB のブロック サイズのフラッシュ読み取りキャッシュで構成されている仮想マシンは、パワーオンできません。フラッシュ読み取りキャッシュがサポートするキャッシュ サイズは 最小 4MB、最大 200GB、ブロック サイズは 最小 4KB、最大 1MB です。サポートされていないキャッシュ サイズ、ブロック サイズの仮想マシンをパワーオンした場合、操作は失敗し、次のメッセージが表示されます。

      仮想マシンのパワーオン時に ESX ホストからエラーを受信しました。

      仮想マシンの起動に失敗しました。

      Module DiskEarly のパワーオンに失敗しました。

      ディスク scsi0:0 の構成に失敗しました。

      未構成のディスクを使用して仮想マシンをパワーオンすることはできません。 vFlash キャッシュを接続できません: msg.vflashcache.error.VFC_FAILURE

      回避策:仮想マシンのフラッシュ読み取りキャッシュのサイズとブロック サイズを設定してください。

      1. 仮想マシンを右クリックし、 設定の編集 を選択します。
      2. 仮想ハードウェア タブで、 ハード ディスク を展開してディスク オプションを表示します。
      3. 仮想フラッシュ読み取りキャッシュ フィールドの横の 詳細 をクリックしてください。
      4. キャッシュ サイズの予約を増やしてください。もしくは、ブロック サイズを縮小してください。
      5. OK をクリックして、変更内容を保存します。
    • 保存したリソース プール ツリー ファイルのカスタム拡張子を、vSphere Web Client に読み込めない
      ホスト サマリ ページに、DRS エラー メッセージが表示されます。

      vSphere Web Client で DRS を無効にすると、リソース プール構造を将来的に再度読み込めるように保存しておくよう要求されます。このファイルのデフォルトの拡張子は .snapshotですが、このファイルに別の拡張子を選ぶこともできます。ファイルがカスタム拡張子を使用している場合、ファイルを読み込もうとしたときに無効と表示されます。この現象は、OS X でのみ起きることが確認されています。

      回避策:OS X 上の vSphere Web Client にファイルを読み込むには、拡張子を .snapshotに変更します。

    • DRS エラー メッセージがホスト サマリ ページに表示される
      次の DRS エラー メッセージがホスト サマリ ページに表示されます。

      ホストに DRS リソース構成を適用できませんでした。その操作は、現在の状態では実行できません。DRS の性能が極端に低下する可能性があります。

      一部の構成では、競合状態により、意味があるわけでも操作を指示するわけでもないエラー メッセージがログに作成されることがあります。DRS リソース構成が適用されたのと同時に仮想マシンの登録が解除された場合に、このエラーは発生することがあります。

      回避策:このエラー メッセージを無視します。

    • 16TB を超える VMDK に仮想フラッシュ読み取りキャッシュを設定すると、エラーが発生する
      仮想フラッシュ読み取りキャッシュは、16TB を超える仮想マシン ディスクをサポートしません。このようなディスクを構成しようとしても、失敗します。

      回避策:なし

    • フラッシュ読み取りキャッシュの予約がある仮想マシンのキャッシュ予約のパワーオンや拡張ができない
      フラッシュ読み取りキャッシュの予約がある仮想マシンがパワーオンされたとき、その仮想マシンがあるホストは、通常の RAM メモリを使用してフラッシュの予約を管理しています。十分なメモリを使用できない場合、仮想マシンをパワーオンできません。仮想マシンの動作中にフラッシュ読み取りキャッシュの予約を拡張すると、キャッシュを接続できないため、操作は失敗しランタイム エラーが表示されます。

      回避策:仮想マシンを別のホストに移動するか、影響を受ける仮想マシンまたは同じホストで動作している別の仮想マシンに、より大きなブロック サイズのフラッシュ読み取りキャッシュを構成して、フラッシュ読み取りキャッシュのメモリ要件を緩和してください。また、ホスト上にある 1 つ以上の仮想マシンのフラッシュ読み取りキャッシュの予約を削減することもできます。これらの変更を行った後、仮想マシンのパワーオンや再構成を再試行してください。 このようなエラーを最小限に抑えるために、『vSphere ストレージ  』ドキュメントのフラッシュ読み取りキャッシュ構成の推奨事項に従ってください。

    • キャッシュ サイズが再構成されたときに、仮想マシンがパワーオフすることがある
      無効な値の割り当てなどを行い、仮想マシンに仮想読み取りキャッシュを不適切に再構成した場合、仮想マシンがパワーオフすることがあります。

      回避策:『 vSphere ストレージ』ドキュメントの推奨キャッシュ サイズのガイドラインに従ってください。

    • 仮想マシンで仮想フラッシュ読み取りキャッシュを有効にする再構成が、 操作のタイムアウトエラーで失敗することがある
      再構成の操作は非常に大きな I/O バンド幅を必要とします。負荷の重い処理を実行している場合、再構成の操作が完了する前に操作がタイムアウトになる可能性があります。また、ホスト上に APD (All-Paths-Down) 状態の LUN がある場合にも、この現象が発生することがあります。

      回避策:ホストの APD 状態をすべて解消し、LUN とホストの I/O 負荷を減らしてから、操作をやり直してください。

    • ロード バランシングのための仮想フラッシュ読み取りキャッシュを持つ仮想マシンに対して、DRS が vMotion を実行しない
      ロード バランシングのための仮想フラッシュ読み取りキャッシュを持つ仮想マシンには、DRS は vMotion を実行しません。

      回避策:次のような理由がある場合を除いて、DRS は vMotion を上記のような仮想マシンに使用することを推奨しません。

      • メンテナンス モードまたはスタンバイ モードに切り替えることをユーザーが要求したホストを退避させるため
      • DRS のルール違反を修正するため
      • ホストのリソース使用量が赤色の状態になっている場合
      • 1 つまたは大部分のホストが過剰に使用されており、仮想マシン需要が満たされていない場合
        注:この理由を無視するように、DRS を設定することもできます。
    • 仮想マシンのアクティブなメモリが Low メモリで、消費されたメモリが High メモリの場合、ホストがスタンバイ状態になる
      ESXi 5.5 では、DPM のデフォルト動作に DPM の積極性を低下させるための変更が加えられています。この変更は、アクティブなメモリが Low メモリで、消費されたメモリが High メモリの場合の仮想マシンのパフォーマンスの低下を防止するのに役立ちます。DPM のメトリックは、 X% * IdleConsumedMemory + アクティブなメモリです。この X% 変数は調整可能で、デフォルトでは 25% に設定されています。

      回避策:詳細オプションで PercentIdleMBInMemDemand=0を設定することで、ESXi の以前のリリースの積極性のある DPM 動作に戻すことができます。

    • DRS によって起動された vMotion が失敗することがある
      仮想フラッシュ読み取りキャッシュの予約がある仮想マシンに、DRS が vMotion を推奨する場合、仮想マシンの仮想フラッシュ読み取りキャッシュの予約を管理するホストでメモリ (RAM) の空き容量が不足していることが原因で、vMotion が失敗することがあります。

      回避策:『vSphere ストレージ  』のフラッシュ読み取りキャッシュ構成の推奨事項に従ってください。
      vMotion が失敗した場合、次の手順を実行します。

      1. ターゲット ホスト上の仮想マシンのブロック サイズと移行する仮想マシンのブロック サイズを再設定し、接続先ホスト上の VMkernel メモリの使用量を全体的に減らします。
      2. 手動で vMotion を実行して仮想マシンを接続先ホストに移行し、確実に状況が解決されるようにしてください。
    • 個々の SSD デバイスの仮想フラッシュの構成中に発生した問題を表示できないことがある
      仮想フラッシュ リソースの構成は、SSD デバイスのリスト上で操作するタスクです。すべてのオブジェクトでこのタスクが完了したとき、vSphere Web Client はタスクの成功を通知しますが、個々の SSD デバイスの構成での問題点は通知されないこともあります。

      回避策:次のいずれかのタスクを実行します。

      • [最近のタスク] パネルで、完了済みのタスクをダブルクリックしてください。
        構成の失敗は、[タスク詳細] ダイアログ ボックスで [関連イベント] セクションに表示されます。
      • または、次の手順を実行します。
        1. インベントリでホストを選択します。
        2. 監視 タブをクリックし、 イベント をクリックします。
    • ESXi ホスト上の Micron PCIe SSD の SMART 情報を取得することができない
      esxcli storage core device smart get -dコマンドを使用して Micron PCIe SSD デバイスの統計情報を表示しようとしても失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。
      SMART パラメータ取得でエラー:デバイスをオープンできません

      回避策:なしこのリリースでは、 esxcli storage core device smartコマンドは、Micron PCIe SSD をサポートしていません。

    • ESXi が、仮想マシンの構成ファイルで SCSI 仮想ディスク用に設定した帯域幅制限を適用しない
      SCSI 仮想ディスクの帯域幅とスループットの制限は、仮想マシンの構成ファイル ( .vmx) で、パラメータを使用して設定します。たとえば、構成ファイルには、scsi0:0 仮想ディスク用の次の制限が含まれていることがあります。
      sched.scsi0:0.throughputCap = "80IOPS"
      sched.scsi0:0.bandwidthCap = "10MBps"
      sched.scsi0:0.shares = "normal"

      ESXi は、 sched.scsi0:0.bandwidthCap 制限を scsi0:0 仮想ディスクに適用しません。

      回避策:vSphere Web Client または esxcli system settings advanced set コマンドを使用して、以前のバージョンのディスク I/O スケジューラに戻してください。

      • vSphere Web Client で、ホストの詳細システム設定リストの Disk.SchedulerWithReservation パラメータを編集します。
        1. ホストに移動します。
        2. 管理 タブで、 設定 を選択し、 システムの詳細設定 を選択します。
        3. フィルタ ボックスや 検索 テキスト ボックスなどを利用して、 Disk.SchedulerWithReservation パラメータを探します。
        4. 編集 をクリックし、パラメータを 0 に設定します。
        5. OK をクリックします。
      • ESXi Shell でホストに、次のコンソール コマンドを実行します。
        esxcli system settings advanced set -o /Disk/SchedulerWithReservation -i=0
    • フラッシュ読み取りキャッシュで構成されている仮想マシンは、キャッシュにエラーがある場合に、ホストから移行することができない
      キャッシュがエラー状態になっていて使用できない場合、フラッシュ読み取りキャッシュで構成されている仮想マシンで移行エラーが発生する可能性があります。このエラーにより仮想マシンの移行が失敗します。

      回避策:

      1. 仮想マシンを再構成してキャッシュを無効にします。
      2. 移行を実行します。
      3. 仮想マシンが移行された後、キャッシュを再び有効にします。

      または、キャッシュでのエラーを修正するために、仮想マシンをパワーオフにしてからパワーオンにする必要があります。

    • ホストが ESXi 5.5 ベータからアップグレードされた後に VFFS ボリュームを削除できない
      ホストを ESXi 5.5 ベータからアップグレードした後、VFFS ボリュームを削除することができません。

      回避策:この問題は、ESXi 5.5 ベータから ESXi 5.5 にアップグレードしたときにのみ発生します。この問題を回避するには、アップグレードを行わずに ESXi 5.5 をインストールします。ESXi 5.5 ベータからアップグレードする場合は、アップグレード前に VFFS ボリュームを削除してください。

    • 旧バージョンの Windows および Linux ゲスト OS の仮想マシン上で仮想フラッシュ読み取りキャッシュが有効になった場合に、期待通りの遅延ランタイムの改善が見られない
      仮想フラッシュ読み取りキャッシュが最適なパフォーマンスを提供するのは、キャッシュのサイズが対象作業セットに一致するよう設定されたとき、およびゲスト ファイル システムが少なくとも 4KB 境界に整列されたときです。フラッシュ読み取りキャッシュは、キャッシュ内で部分的なブロックをキャッシュしないよう、不整列のブロックを除外します。この動作は通常、Windows XP および 2.6 以前の Linux ディストリビューションの仮想マシンの VMDK について、仮想フラッシュ読み取りキャッシュが構成された場合に発生するものです。このような場合、低キャッシュ占有率での低いキャッシュ ヒット率が発生し、VMDK でのキャッシュ予約に無駄が生じていることが分かります。この動作は、Windows 7、Windows 2008、および Linux 2.6 以降のディストリビューションでは、最適なパフォーマンスを確保するためにファイル システムを 4KB 境界に整列するため、発生しません。

      回避策:キャッシュ ヒット率を改善し、各 VMDK のキャッシュ予約を最適に使用するために、VMDK にインストールされているゲスト オペレーティング ファイル システムが少なくとも 4KB 境界に整列されていることを確認してください。

    vCenter Server および vSphere Web Client の問題
    • IPv4 と IPv6 を有効にした VMware vCenter Server Appliance の Web コンソールで IPv4 を [DHCP] から [なし] にして無効にしようとすると次のエラー メッセージを表示して失敗する ネットワークの設定に失敗しました
      デフォルトでは、IPv4 と IPv6 は vCenter Server Appliance のデフォルトの仮想ネットワーク アダプタで有効です。IPv4 を無効にして IPv6 のみを使用するには、 https://vCenter_Server_Appliance_IP_address:5480 で Web コンソールにログインし、 ネットワーク をクリックし、デフォルトのネットワーク アダプタの アドレス タブで IPv4 アドレスのタイプ の値を [DHCP] から [なし] に変更します。変更を保存しようとすると、エラー メッセージ ネットワークの設定に失敗しました が表示されます。

      回避策: [IPv4 アドレスのタイプ] を 固定 に設定してから なし に変更します。

      1. デフォルトのネットワーク アダプタの アドレス タブで、 IPv4 アドレスのタイプ の値を DHCP から 固定 に変更し、変更を保存します。
      2. IPv4 アドレスのタイプ の値を 固定 から なし に変更して、変更を保存します。
       
    • VMware vCenter Server Appliance データベースのディスク使用状況
      vPostgres データベースが組み込まれた vCenter Server Appliance では、ディスク パーティション用の領域が足りなくなる場合があります。原因として、大量または動的なインベントリ保持設定が考えられます。ほとんどの状況では、vPostgres のディスク領域は vCenter Server で収集された統計、イベントおよびタスク用履歴データで占有されています。

      回避策: vCenter Server のデータ保持設定を変更します。詳細は vSphere のドキュメントに記載されています。

      • 統計については、 vCenter Server およびホスト管理 の「vSphere Web Client での統計設定の構成」を参照してください。
      • イベントとタスクについては、 vCenter Server およびホスト管理 の「vSphere Web Client での vCenter Server の構成」を参照してください。

      vPostgres ディスクのディスク使用状況を監視することもできます。詳細は、ナレッジ ベースの記事 vCenter Server Appliance データベースのディスク使用状況の監視 を参照してください。

       

    • VMware vCenter Server Appliance 5.5 のパスワードの有効期限が root ユーザーに対して有効になる
      デフォルトでは、VMware vCenter Server Appliance でのローカルの root アカウントのパスワード有効期限は最初に電源をオンにしてから 90 日間です。Web 管理インターフェイス ( https:// IP アドレスまたは vCenter Server Appliance のホスト名:5480) では、[管理] タブで電子メールアドレスが構成されている場合、パスワードの有効期限が切れるまでに 7 日ごとに電子メールによる通知が送信されます。電子メール設定は、リレー SMTP サーバのように、vSphere Client を介して vCenter Server のメール設定で構成されます。

      回避策: パスワードを変更しない場合、root ユーザーがロックされます。コンソールおよび Web 管理インターフェイスにログインできなくなります。

      有効期限の切れた VMware vCenter Server Appliance セッションをリストアするには以下のように実行します。

      1. 現在の Linux の live CD を使用して、vCenter Server を起動します。
      2. VMware vCenter Server Appliance の root パーティションをマウントします ( /dev/sda3 です)。
      3. /etc/shadow ファイルを編集して、root 行の 5 番目のフィールドをクリアします。
      4. root パスワードのハッシュ (2 番目のフィールド)が x で始まっている場合は、 x を削除します。
      5. ファイルを保存して VMware vCenter Server Appliance を再起動します。

      たとえば:
      root:x$2y$10$vE9TNkYnJmxMvzoJxQc6DugE7juXF04iCI5qpaKMaWhNwcrQfn70K:15813:0:90:7:::

      この場合、2 番目と 5 番目のフィールドを次のように変更します。
      root:$2y$10$vE9TNkYnJmxMvzoJxQc6DugE7juXF04iCI5qpaKMaWhNwcrQfn70K:15813:0::7:::

      これでパスワードの有効期限が無効になります。VMware vCenter Server Appliance に正常にログインできるようになります。

       

    • 新規 vCenter Server Appliance の大規模デプロイでの要件
      vCenter Server Appliance で大規模デプロイを管理する場合、リモート データベースに接続して仮想マシンの設定を変更する必要があります。メモリおよびサイジングの詳細については、『 vCenter Server およびホスト管理』 の「vCenter Server Appliance 用インベントリ サイズの構成」を参照してください。

      回避策:

      1. 仮想マシンが最小のメモリおよび CPU 要件で構成されていることを確認してください。
        仮想マシンの構成の詳細については、『 vSphere 仮想マシン管理』 の「仮想マシンの構成」を参照してください。メモリ オプションの詳細については、『 vCenter Server およびホスト管理』 の「vCenter Server Appliance 用インベントリ サイズの構成」を参照してください。
      2. https:// IP address or FQDN of vCenter Server Appliance:5480 にある vCenter Server Appliance 管理インターフェイスにログインし、 サービス に移動します。 インベントリ サイズ ドロップダウン メニューで ラージ を選択し、 設定の保存 をクリックします。
      3. vCenter Server Appliance と組み込みデータベースを併用している場合には、 Increase the disk space in vCenter Server Appliance (vCenter Server Appliance でのディスク容量の拡張) で説明されている手順に従ってディスク容量を 120 GB 以上に拡張します。

      Monitor vCenter Server Appliance database disk usage (vCenter Server Appliance データベースのディスク使用状況の監視) の説明に従って、vCenter Server Appliance のデータベースのディスク使用状況を定期的に監視します。

       

    • vSphere Web Client 5.5 のクライアント統合プラグインが、Mac OS 10.7 以降でしかサポートされていない
      vSphere Web Client 5.5 のクライアント統合プラグインは、Mac OS 10.7 以降でしかサポートされていません。Mac OS 10.6.x 以前では、クライアント統合プラグインがブラウザに適切に登録されないか、OVF および OVA のアップロード中またはダウンロード中に OVF Tool がランタイム エラーを表示するかのいずれかの現象が発生します。

      回避策:Mac OS を 10.7 または 10.8 にアップグレードしてください。

    • vCenter Server Appliance によって生成されたデフォルトのフォルダ名が、ブラウザの言語設定を反映していない
      vSphere Web Client を使用して、vCenter Server Appliance にアクセスしている場合、サーバによって生成されたデフォルトのフォルダ名 (たとえば、Discovered Virtual Machines) は、ブラウザの言語設定を反映していません。

      回避策:vpxd のロケール設定を次のように編集します。

      1. vSphere Web Client のインベントリで、vCenter Server インスタンスを選択します。
      2. 管理 タブをクリックします。
      3. 詳細設定 をクリックします。
      4. 編集 をクリックします。
      5. vpxd.locale テキスト ボックスに、ロケール コードを入力します。

        有効なオプションは、de、en、fr、ja、ko、zh_CN などです。

      6. OK をクリックします。
      7. vCenter Server を次のように再起動します。
        1. https:// hostname:5480 で、vCenter Server Appliance の構成インターフェイスにログインします。
        2. vCenter Server タブで、 サマリ を選択します。
        3. vCenter の停止をクリックします。
        4. vCenter の起動をクリックします。

       

    • vSphere Client を使用して vCenter Server にログインしようとすると、不明な接続エラーが発生したというエラーで失敗する
      Windows XP または Windows Server 2003 にインストールされた vSphere Client を使用して vCenter Sever へログインを行うと、次のエラー メッセージが表示されて失敗します: 不明な接続エラーが発生しました。(クライアントがサーバに完全な要求を送信できませんでした。(The underlying connection was closed: An unexpected error occurred on a send.))。このエラーは Windows XPと Windows Server 2003 で一部のSSL 暗号化がサポートされていないために発生します。

      回避策:Windows Server 2003 または 64 ビットの Windows XP の場合は、 http://support.microsoft.com/kb/948963 から適切なホットフィックスを適用します。

      Windows XP (32 ビット) で利用可能なホットフィックスはありません。Microsoft は Windows XP に対して限定的なサポートを提供しており、Windows XP (32 ビット) 用のホットフィックスはリリースされていません。ホストのオペレーティング システムを、高い暗号強度の使用をサポートする Windows Vista 以降の OS にアップグレードする必要があります。

    • Internet Explorer で、EAM Sample Solution の [ソリューション] タブを表示できない
      vSphere Web Client で、EAM Sample Solution の ソリューション タブをクリックしたときに、 Web ページへの移動はキャンセルされました というメッセージが表示されることがあります。

      回避策:Mozilla Firefox や Google Chrome などの別のブラウザで、EAM Sample Solution の ソリューション タブを表示してください。
      または、Internet Explorer に、EAM Sample Solution SSL 証明書をインストールしてください。

      1. Internet Explorer で、EAM Sample Solution の管理ページに移動します。EAM Sample Solution の管理ページは、EAM Sample Solution のセットアップ時に指定します。
        デフォルトの URL は http://<IP_adress_of_machine_where_you_install_the_solution>:8080/eam-sample です。
      2. ページが読み込まれるときに、証明書のセキュリティ警告を受け入れます。
      3. Internet Explorer のアドレス バーで証明書エラー アイコンをクリックして EAM Sample Solution 証明書をインストールします。
      4. Internet Explorer を再起動して、vSphere Web Client を開きます。

       

    • vCenter Server アプライアンスは、大文字小文字を区別するユーザー名の一致判定に基づいて、ユーザーの権限を確認する
      以前の vSphere リリースでは、vCenter Server アプライアンスは、ユーザーの権限の確認時に、ユーザー名について大文字小文字を区別して一致を判定していました。vSphere 5.5 リリースでは、vCenter Server アプライアンスは権限を確認するときのユーザー名の一致判定で大文字小文字を区別しません。このため、大文字小文字だけが違っている名前を持つ 2 名のユーザー (たとえば、User1 と user 1) は、vCenter Serve によって権限がチェックされるときに同一のユーザーとして扱われることになります。

      回避策:ご使用の vCenter Server アプライアンスに大文字小文字だけが違っている名前を持つユーザーが存在する場合は、少なくとも 1 名のユーザーの名前を変更し、そのユーザーに権限を割り当て直してください。

    • ログイン後、エラー メッセージが表示され、vSphere Web Client インベントリで vCenter Server インスタンスが利用できなくなる
      vCenter Server インスタンスが大きすぎるインベントリを処理中で、負荷が重い状況で稼働している場合に、このエラーが発生する場合があります。

      回避策: ログアウトし、再度 vSphere Web Client にログインします。これで問題を解決できない場合は、vSphere 環境が推奨構成の上限内で動作しているか確認してください。

    仮想マシンの管理の問題
    • 仮想マシンのゲスト OS が Chrome の HTML 5 コンソールから送られた Control キーを検出しない
      Chrome の HTML 5 コンソールから Control コマンドを仮想マシンに送信しようとするとき、ゲスト オペレーティング システムは応答しません。

      Firefox の HTML 5 コンソールを使用するか、vSphere Web Client で仮想マシン コンソールを使用します。

    • Mac OS X クライアント コンピュータに接続されている USB デバイスへの接続時に、仮想マシンが USB 接続エラーを通知する
      Mac OS X クライアント コンピュータ から USB デバイスを仮想マシンに接続すると、次の場合に、 デバイスへの接続に失敗しましたというメッセージが表示されます。

      • 複数の USB デバイスまたはハブを、Mac OS X クライアント コンピュータから仮想マシンに接続した場合
      • 別の仮想マシンまたはクライアント コンピュータによってすでに使用中であるにもかかわらず、仮想マシン上の USB コントローラに接続して利用可能なデバイスとして複数のデバイスが不適切にリスト表示されている場合に、USB デバイスを追加した場合

       

      回避策:USB デバイスを使用していない別の仮想マシンまたはクライアント コンピュータを確保し、Mac OS X クライアント コンピュータから仮想マシンに USB デバイスまたはハブを 1 つだけ接続します。

    • フランス語ローケルで Windows 7 Enterprise 64 ビットのゲスト OS を使用している仮想マシンで、クローン操作中に問題が発生する
      フランス語ロケールで実行中のクローン作成された Windows 7 Enterprise 64 ビット仮想マシンがある場合に、その仮想マシンはネットワークとの接続を切断し、カスタマイズ仕様は適用されません。この問題は、仮想マシンが ESXi 5.1 ホスト上で実行されているときに、その仮想マシンを ESXi 5.5 ホストにクローン作成し、VMware Tools のバージョンを ESXi 5.5 ホストで利用可能な最新のバージョンにアップグレードした場合に発生します。

      回避策:VMware Tools を利用可能な最新バージョンにアップグレードする前に、仮想マシンの互換性を ESXi 5.5 以降にアップグレードしてください。

    • 実行中の仮想マシン上の仮想ディスクのサイズを増やそうとしても、エラーが発生して失敗する
      仮想マシンが実行中の場合に仮想ディスクのサイズを増やそうとしても、次のエラーが発生して失敗することがあります。

      操作は、このタイプのデバイスでサポートされていません。

      このエラーは、ディスクのサイズを 2TB 以上に拡張しようとする場合に発生します。ホット拡張操作では、2TB 以下のディスク サイズへの拡張のみサポートしています。SATA 仮想ディスクは、サイズに関係なく、ホット拡張操作をサポートしていません。

      回避策:仮想ディスクを 2TB 以上に拡張する場合は、仮想マシンをパワーオフしてください。

    移行の問題
    • ホスト間で仮想マシンのドラッグ アンド ドロップがサポートされない
      vSphere Web Client を使用していて、ホストからホストに仮想マシンをドラッグ アンド ドロップしようとすると、ドラッグ アンド ドロップ操作がサポートされていないことを示す赤い X が表示されます。

      回避策: [仮想マシンの移行] アクションを使用するか、仮想マシンを右クリックし、 [移動先] を選択して移行ウィザードを開始します。

    • IvyBridge-EP プロセッサまたは IvyBridge-EX プロセッサを使用しているホストを Intel IvyBridge Generation EVC クラスタに追加することができない
      IvyBridge-EP プロセッサまたは IvyBridge-EX プロセッサを使用しているホストを、Intel IvyBridge Generation EVC モードが有効化されている EVC クラスタに追加しようとすると、必要な CPU 機能がホストにないというエラー メッセージが表示されます。IvyBridge-EP プロセッサまたは IvyBridge-EX プロセッサを使用しているホストを、Intel IvyBridge Generation EVC モードが有効化されている EVC クラスタに追加することはできません。

      回避策:なし

    • 仮想ディスクの数が 64 を超えると移行によってデータストアを変更することが許可されない
      Storage vMotion および共有ストレージを使用しない vMotion では、最大 64 個の仮想ディスクを持つ仮想マシンの移行をサポートしています。移動させる仮想ディスクの数が 64 を超える場合、移行操作は許可されません。
      ただし、Storage vMotion を使用して選択的に 64 個より少ないディスクを移動させたり、仮想マシンのホーム ディレクトリのみを移動させる場合、サポートされる最大数の仮想ディスクを持つ仮想マシンであっても操作は成功します。

      回避策:

      • Storage vMotion の場合、複数の移行を実行し、それぞれが 64 ディスク以下になるようにします。仮想マシンの移行ウィザードの 詳細 オプションを使用して、移行するディスクを選択し、データストアの場所を指定します。
      • 共有ストレージを使用しない vMotion の場合、仮想マシンをパワーオフして移行を実行します。

       

    • vSphere HA クラスタで正常に完了した Storage vMotion の操作によって、親なしの仮想マシンが生じる場合がある
      vSphere HA クラスタで、Storage vMotion を使用して仮想マシンを移行すると、vCenter Server インベントリに同一の名前を持つ親なしの仮想マシンが残ってしまうことがあります。このエラーは、Storage vMotion のワークフローが完了する前に vSphere HA が移行されている仮想マシンを再起動しようとする場合に発生します。この操作の試行は、次のような状況によって引き起こされます。

      • マスター ホストが、ネットワークの中断などの、仮想マシンに影響を与える障害が発生する可能性を検出する。
      • 仮想 SAN がない環境で、マスター ホストが仮想マシン データストアに再びアクセスできるようになる。
      • 仮想 SAN がある環境で、マスター ホストが仮想 SAN のオブジェクトのアクセシビリティについての変更を検出する。たとえば、ネットワーク パーティション分割後に、ホストが最近仮想 SAN ネットワークに再度参加した場合。

       

      回避策:親なしの仮想マシンを削除します。

    VMware HA および Fault Tolerance の問題
    • 仮想マシンのフェイルオーバーに vSphere HA クラスタ内の ESX/ESXi 4.0 または 4.1 ホストを選択すると、仮想マシンが期待通りに再起動しない場合がある
      vSphere HA が、仮想マシンが動作していた元のホストとは異なる ESX/ESXi 4.0 または 4.1 ホスト上で仮想マシンを再起動すると、応答されないクエリが発行されます。vSphere Client から手動でクエリに応答するまで、仮想マシンは新しいホスト上でパワーオンされません。

      回避策:vSphere Client からクエリに応答します。または、タイムアウト (デフォルトでは 15 分間) 後に vSphere HA が仮想マシンを異なるホスト上で再起動しようとするのを待つこともできます。ホストが ESX/ESXi バージョン 5.0 以降を実行している場合、仮想マシンが再起動します。

    • vSphere HA クラスタ内で共有ストレージを使用しない vMotion 操作が失敗すると、移行先仮想マシンが予期しないホストに登録される場合がある
      共有ストレージを使用しない vMotion 移行は、移行先仮想マシンが、2 台の仮想マシン間の制御の転送を調整するハンドシェイク メッセージを受け取らなかったために失敗する場合があります。vMotion プロトコルは移行元および移行先の両方の仮想マシンをパワーオフします。移行元と移行先のホストが同じクラスタ内にあり、vSphere HA が有効になっている場合、移行先仮想マシンは vSphere HA によって、vMotion 移行の対象として選択されたのとは異なるホストに登録される可能性があります。

      回避策:移行先仮想マシンを保持し、特定のホストに登録するには、移行先仮想マシンを目的のホストに再配置します。この再配置は仮想マシンをパワーオンする前に行うのが最善です。

    • vSphere HA クラスタのアドミッション コントロールを有効にするとエラー メッセージが表示される
      パワーオン状態にある仮想マシンがある vSphere HA クラスタ上でアドミッション コントロールを有効にすると、[内部エラーが発生しました - 不明なプロパティです:'-1]  というエラーメッセージが表示されます。

      回避策:このメッセージによる機能上の影響はありませんが、操作を続行するにはクライアントを再度読み込む必要があります。

    • vSphere HA が、vSphere Flash 読み取りキャッシュの予約がある仮想マシンの再起動に失敗する場合がある
      vSphere Flash 読み取りキャッシュの予約がある仮想マシンをパワーオンするとき、その仮想マシンが存在するホストはこのフラッシュ予約を管理するために通常 (RAM) メモリを使用します。十分なメモリを利用できない場合、仮想マシンのパワーオンは失敗します。vSphere HA は失敗したパワーオン操作をさらに 4 回だけ再試行します。5 回目のパワーオン試行が失敗すると、vSphere HA は再起動試行の最大回数に達したことを報告するイベントを発行します。
      注: vSphere HA が発行したイベントを一覧表示するには、イベント履歴で「vSphere HA」という語句を検索します。

      回避策:vSphere HA が仮想マシンの再起動に失敗し、再起動試行の最大回数に達したことを報告する vSphere HA イベントがある場合、ホストの 1 台で仮想マシンの手動パワーオンを試みます。パワーオン操作が失敗し、原因が提示された場合には、その問題に対処します。

      ただし、このパワーオン タスクが説明できない理由で失敗した場合や、タスク エラー スタックでvSphere Flash 読み取りキャッシュに接続できないことが報告された場合には、別のホストで試行するか、または vSphere Flash 読み取りキャッシュに必要なメモリを減らして再試行します。この操作は次のいずれかの方法で実行できます。

      • 現在の仮想マシンまたは同じホスト上で実行している別の仮想マシンに、より大きい vSphere Flash 読み取りキャッシュのブロック サイズを構成する
      • 1 台以上の仮想マシンの vSphere Flash 読み取りキャッシュの予約を大幅に削減する

      vSphere ストレージ ガイドおよび vSphere 5.5 ベータ版リリース ノートに記載された vSphere Flash 読み取りキャッシュの推奨構成に従えば、このタイプのエラーが発生する可能性を最小限に抑えられます。

       

       

    • 仮想マシン間の非アフィニティ ルールに対して変更が行われた後、vSphere HA が非アフィニティの制約により失敗した仮想マシンの配置を再試行しない
      仮想マシン間の非アフィニティ ルールの変更または削除を行うと、非アフィニティの制約のために vSphere HA が仮想マシンの再起動に失敗した場合、再試行されません。

       

      回避策:vSphere HA マスター ホストは、クラスタ内の未予約の容量が増加した後、リソースを待機している仮想マシンの配置を再試行します。未予約の容量を増加するには、仮想マシンをパワーオフして、vMotion を使用して別のクラスタに移行します。次に、

      • 失敗したホストをオンラインに戻すか、
      • クラスタに別のホストを追加するか、
      • パワーオン状態の仮想マシンによって予約されているリソースを削減します。

       

       

       

    • 特定の状況において、appState が appStateNeedReset であっても仮想マシンがリセットされない
      仮想マシンがスタンドアロン ホスト上にあり、そのホストが仮想マシンおよびアプリケーション監視が有効になっているクラスタに移動されるときに、アプリケーション監視 GuestSDK を使用して needReset appstate が発行される場合、仮想マシンはリセットされません。この状況は、needReset 要求が保留中の状態で、FDM プロセスがホストで再起動する場合に発生する可能性があります。たとえば、このエラーは vSphere HA を再構成するとき、またはアプリケーション監視 GuestSDK を使用して仮想マシンに対し needReset 状態を発行した後にサービスがクラッシュする場合に、発生します。

      回避策:ホストを含んでいる vSphere HA クラスタに対して、空白のクラスタ再構成タスクを起動します。仮想マシンの needReset 状態が、仮想マシンをリセットするホスト上の FDM によって選ばれます。vSphere Web Client で、[クラスタ設定の編集] パネルに移動し、[編集] をクリックします。クラスタについて何も変更せずに、[クラスタ設定] パネル上で [OK] を押します。これにより、空白のクラスタ再構成タスクが起動されます。

    サポート対象のハードウェアの問題
    • ファン、電源、電圧および電流センサーのセンサー値が vCenter Server の [ハードウェアのステータス] タブのその他のグループに表示される
      いくつかのセンサー値が、分類されたグループ別ではなく、その他のグループに一覧表示されます。

      回避策:なし

    • デバッグ DMA (Direct Memory Access) マッピングが有効にされていると I/O メモリ管理ユニット (IOMMU) の異常が表示されることがある
      デバッグ マッピングでデバイスが IOMMU ドメインに配置されると、明示的にマッピングされていないアドレスにデバイス メモリがアクセスする原因となります。古いファームウェアを持つ HP のシステムで、IOMMU の異常が表示されることがあります。

      回避策: HP の Web サイトからファームウェアのアップグレードをダウンロードし、適用します。

      • HP iLO2 コントローラのファームウェアをアップグレードします。
        2011 年 8 月リリースのバージョン 2.07 では、この問題は解決されています。
      • HP Smart Array のファームウェアをアップグレードします。
        2012 年 1 月リリースの HP Smart Array P410 バージョン 5.14 では、この問題は解決されています。

       

    その他の問題
    • 特定の言語および書式ロケールの Mac OS X 10.7.x 上で Google Chrome を使用して vSphere Web Client にログインしようとするとエラー メッセージが表示される
      Mac OS X 10.7.x 上で実行されている Google Chrome 23 を使用するとエラー 2007 およびエラー 1009 が発生してログインできません。 この問題は、オペレーティング システムの言語および書式がフランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、またはロシア語に設定されている場合に発生します。この問題は、オペレーティング システムのロケールが切り替えられる前に Google Chrome がインストールされていて、ブラウザが Flash Player 11.5.31.5 または 11.5.31.139 を使用している場合のみ発生します。

      回避策:次のいずれかのタスクを実行します。

      • Flash Player のバージョンを 11.5.502.136 または 11.5.31.137 に変更します。
      • 英語ロケールに切り替え、ブラウザを再起動します。
      • 英語ロケールに切り替えて Chrome をアンインストールし、元のロケールにもう一度切り替えてから Chrome を再インストールします。

       

    • IPv6 ネットワーク環境で、特定のオペレーティング システムの一部の Firefox のバージョンを使用して vSphere Web Client にアクセスできない
      Firefox 18.0.2 の Windows および Linux バージョンでは、IPv6 環境の URL にアクセスできません。サポートされている一部の Linux ディストリビューション (SLES/SLED 11 など) では、バンドルされている Firefox 10.x ブラウザは、IPv6 アドレスの SSL 証明書を受諾しないため、使用できません。このサードパーティの問題の詳細については、Mozilla バグ 633001 を参照してください。

      回避策:Google Chrome や Internet Explorer などのその他のサポートされているブラウザを使用します。

    • zh、zh-hans、zh-hant ロケールで、vSphere Web Client のエラー メッセージが表示される
      ブラウザのロケールが簡体字中国語または繁体字中国語に設定されている場合、vSphere Web Client で一部の操作 (オブジェクトの管理、ライセンス、ライセンス供与、データセンターの作成など) を実行するとエラーが表示される場合があります。[最近のタスク] ペインで、次のメッセージが表示される場合があります。 管理下のオブジェクトを作成できません <文字列>さらに追加のエラー メッセージが通知として表示されます。この問題は、Internet Explorer、Google Chrome、および Mozilla Firefox で発生します。

      回避策:ブラウザのロケールを変更し、ブラウザを再起動します。

    • トルコ語版の Windows Server 2008 または Windows Server 2012 で VMware vSphere Web Client サービスが起動しない
      vSphere Web Client のサーバ コンポーネントをトルコ語版の Windows Server 2008 または Windows Server 2012 にインストールすると、インストール完了後にサービスが起動しません。

      回避策:他の言語版の Windows Server 2008 または Windows Server 2012 に vSphere Web Client をインストールします。