VMware vSphere Replication 5.1.0.1 | 2012 年 10 月 29 日 | ビルド 885064 最終更新日:2016 年 3 月 10 日 これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。 |
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。
VMware vSphere Replication 5.1 は、次の言語で使用可能です。
『 vSphere Replication の管理』の「vSphere Replication のインストール」の章を参照してください。vShpere Replication をバージョン 5.1.0.1 に更新する場合は、 http://kb.vmware.com/kb/2037630 で vSphere 5.1 およびその互換性のある VMware 製品のパッチ更新手順を参照してください。
vSphere Replication を更新する際に、完全同期が完了するまで待つ必要はありません。プライマリ サイトで vCenter Server および vSphere Replication を更新する間も、ソース ホストはセカンダリ サイトへのレプリケーション データの送信を続けます。セカンダリ サイトを更新すると、vSphere Replication サーバが更新されて自動的に再起動される間、一時的に同期は停止します。
vSphere Replication 5.1 の操作上の制限については、 http://kb.vmware.com/kb/2034768 を参照してください。
vSphere Replication 5.1.0 で配布されるオープン ソース ソフトウェア コンポーネントに適用される著作権に関する記述とライセンスは、 vSphere ダウンロード サイト にあります。一般的に使用可能な vSphere Replication の最新リリース用の、利用可能なソース コードやソース コードへの変更のために必要な GPL、LGPL、またはその他の類似のライセンスのソース ファイルがダウンロードできます。
vSphere Replication には一定の操作上の制限があります。仮想マシンのレプリケーションを正常に完了するには、レプリケーションを開始する前に、仮想インフラストラクチャが一定の制限を満たしていることを確認する必要があります。
次の既知の問題は、厳密なテストで発見されたものであり、このリリースで起こる可能性のあるいくつかの動作を理解するのに役立ちます。
vSphere Replication アプライアンスが glibc の脆弱性の影響を受け、それによってリモート コードの実行が許可される可能性があります。
回避策: KB 2144289 を参照してください。
vSphere Replication アプライアンスをアップグレード、または何らかの理由で vSphere Replication アプライアンスの証明書または IP アドレスを変更すると、デフォルトの VRM ユーザー ロールに割り当てられた権限が削除されます。
この問題は、vSphere Replication の機能拡張が vCenter Server 機能拡張マネージャから登録解除されるたび、および vCenter Server 機能拡張マネージャに登録されるたびに発生します。
回避策:カスタム ロールに割り当てられている権限は削除されません。定義済みの VRM ロールをクローン作成し、カスタム ロールを作成してから、vSphere Replication アプライアンスをアップグレードするか、アプライアンスの証明書または IP アドレスを変更します。
ホストが複数の仮想 NIC で構成されており、複数の NIC を管理トラフィックに選択した場合、vSphere Replication は最初の NIC のみを登録し、それを使用してターゲット データストアにアクセスします。vSphere Replication サーバ アドレスがホストの最初の管理ネットワーク上に存在しない場合、vSphere Replication はホストと通信しません。
回避策:セカンダリ サイトのデータストアの管理トラフィックに 1 つの仮想 NIC を選択して、ホストを使用します。最初の管理仮想 NIC のアドレスが vSphere Replication がアクセスできるネットワークからのアドレスとなるよう、ホストのネットワークを構成することもできます。
vSphere Replication で DB2 データベースを使用する場合、vSphere Replication には、16K 以上のページ サイズがあるシステム一時テーブル スペースが必要です。
DB2 が 16K ページ サイズ以上のシステム一時テーブル スペースを提供しない場合、外部 DB2 データベースがある vSphere Replication の構成は失敗します。
仮想アプライアンスの管理インターフェイス(VAMI)には、「 Error applying startup configuration: Please check the provided DB information.」というエラーが表示されます。
vSphere Replication アプライアンスの /opt/vmware/hms/logs/hms-configtool.logファイルには次のエラー メッセージが含まれます。
ERROR com.vmware.hms.configtool.App [main] (..hms.configtool.App) | Error while configuring HMS, exit code DATABASE_ERROR com.vmware.hms.configtool.ConfigToolException: Database requires further configuration: Need system temporary tablespace with at least 16384 bytes pagesize.
この問題は、DB2 データベースを使用する場合にのみ発生します。
CREATE BUFFERPOOL "IBMBP16" ALL DBPARTITIONNUMS SIZE 1000 NUMBLOCKPAGES 0 PAGESIZE 16 K; CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE "TEMPSPACE16" PAGESIZE 16 K MANAGED BY AUTOMATIC STORAGE BUFFERPOOL "IBMBP16"
外部データベースを持つ vSphere Replication を構成しており、さらに同じサイト内でレプリケーションを構成して組み込みデータベースへ切り替えると、設計上、レプリケーションが使用できなくなります。外部 データベースへもう一度切り替えると、レプリケーションがエラー状態となります。次のエラーが出て、レプリケーションの再構成が失敗します: ManagedObjectNotFound
回避策: vSphere Replication データベースを以前の外部データベースまたは組み込みデータベースにリストアするときは、その内容をリセットする必要があります。
vCenter Server 証明書を変更すると、vSphere Replication への接続が失われ、vSphere Replication へログインしようとすると、このエラーが表示されます。 com.vmware.vim.binding.hms.fault.CannotVerifyCredentialsFault
回避策: vSphere Replication アプライアンスをパワーオフしてからパワーオンします。
物理モードの仮想マシンのレプリケーションを構成すると、次のエラーが表示される場合があります:
VRM Server generic error.Check the documentation for any troubleshooting information. The detailed exception is: HMS can not set disk UUID for disks of VM : MoRef: type = VirtualMachine, value = , serverGuid = null'.
回避策:なし。
VAMI を使用して vSphere Replication サポート バンドルを生成すると、次のエラーが表示される場合があります:
Uncaught Exception: ... syntax error.
回避策:新しいブラウザのウィンドウで VAMI を開き、 生成 をクリックします。
KB 2012610 を参照してください
2 つのリモート サイト、A と B があり、サイト A をリモート サイト上の サイト B に接続すると、リモートの場所でそれらのサイト間の接続を確認できます。ローカル サイト A にログインした状態で 5 分間経過すると、ローカル サイト上にも接続が表示されます。あるいは、一旦ログアウトしてからローカル サイトにログインすると、ローカルサイト上でリモート サイト接続を確認できます。
Error creating test bubble image for group ...
」で vSphere Replication のリカバリが失敗する。詳細な例外は「 Error while getting host mounts for datastore:<managed-object-id>...
」または「 The object has already been deleted or has not been completely created.
テスト リカバリまたは計画済みのリカバリを実行し、特定の例外でリカバリ プランが失敗した場合、レプリケーション データの保存に使用された LUN が一時的に ESXi から切断されています。再接続すると、レプリケーションは通常どおり継続し、レプリケーション データが失われることはありません。例外は、次のようなシナリオで発生します。
新しい ID を更新するために手動でレプリケーションを再構成する必要があります。
回避策:プライマリ サイトが利用できなくなった場合は、リカバリを可能にするために変更された内部データストア ID の自動修正をトリガする vSphere Replication アプライアンス データベースに特別な構成エントリを追加する手順について、VMware サポートに連絡してください。プライマリ サイトがまだ利用可能な場合:
vSphere Replication は、vCenter インベントリからサポートされているすべてのホストを選択し、vSphere Replication 登録の一部として有効にします。vSphere Replication の登録処理中に vCenter にホストを追加すると、vSphere Replication によってこのホストが選択されず、リカバリ サイト上のデータストアにアクセスできなくなります。
回避策:vSphere Replication が有効にできるように、vCenter インベントリ内のホストを切断して、再接続します。
操作では失敗が報告されますが、仮想マシンの状態はターゲット サイトに正常に同期されています。このエラーは、同期操作をリクエストした場合に発生する可能性があります。
回避策:失敗した操作を再度実行してください。
回避策:Mozilla Firefox または Google Chrome を使用します。
vCenter Server インベントリに数百以上のホストが含まれている場合、 VR サーバの登録タスクは、vSphere Replication が各ホストの SSL サムプリント レジストリを更新するときに、完了まで 1 時間以上かかります。vSphere Replication サーバの登録タスクの進行中に、vCenter Server の イベントペインは、各ホストに対して ホストは vSphere Replication 用に構成されていますを表示します。
回避策:登録タスクが完了するのを待ちます。完了すると、受信レプリケーション トラフィックに vSphere Replication を使用できます。
仮想マシンをリカバリするときに 利用可能な最新データでリカバリ オプションを選択すると、ソースの仮想マシンがパワーオンしている間にリカバリ操作を実行することができます。ただし、リカバリした仮想マシンのネットワーク カードはパワーオン時に接続解除されます。仮想マシンをリカバリするときに [最新の変更でリカバリ] を選択した場合、ソースの仮想マシンがパワーオンしていると、リカバリ操作を完了することはできません。
回避策:リカバリした仮想マシンをネットワークに接続する前に、ソースの仮想マシンの電源が切れていることを確認します。
レプリケートされた仮想マシンが分散仮想スイッチに接続されていて、自動化された DRS クラスタでリカバリを実行しようとすると、リカバリ操作は成功しますが、処理後の仮想マシンのパワーオンができなくなります。
回避策:リカバリした仮想マシン設定を編集して、適切なネットワークに接続します。
ごく稀に、[リカバリ] ウィザードを完了しても、リカバリが開始されないことがあります。 終了 をクリックして、ウィザードを終了しても、リカバリ タスクは開始されません。
回避策:リカバリを再度実行します。
Processing recovered virtual machine ... configuration file failed ...Http request failed: org.apache.http.conn.HttpHostConnectException: Connection to https:// vCenter_Server_hostname refused
」というエラーで失敗する。vCenter Server をポート 444 などの HTTPS 用カスタム ポートを使用してインストールすると、レプリケートされた VMX ファイルの更新時にリカバリが失敗します。
回避策:リカバリ時に、ポート 443 と vCenter Server のカスタム HTTPS ポートの間に一時的にポート転送をセットアップします。
OVF Tool または vSphere Web Client を使用して vSphere Replication をデプロイすると、ターゲット データストアがフォルダにある場合にエラーが表示されます。「 Invalid target datastore specified (vim.Datastore: datastore)
」というエラー メッセージです。
回避策:フォルダにないデータストアで vSphere Replication をデプロイするか、または vSphere Web Client ではなく vSphere Client を使用して vSphere Replication OVF をデプロイします。