VMware vSphere Replication 5.1.1 | 2013 年 4 月 25 日 | ビルド 1079383

最終更新日:2016 年 3 月 10 日

これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

ローカライズ

VMware vSphere Replication 5.1.1 は、次の言語で使用可能です。

  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • 日本語
  • 韓国語
  • 簡体字中国語

インストールとアップグレード

vSphere Replication のインストールについては、「 vSphere Replication のインストール」を参照してください。

 
vSphere Replication をバージョン 5.1.1 に更新する場合は、 http://kb.vmware.com/kb/2037630 で vSphere 5.1 およびその互換性のある VMware 製品のパッチ更新手順を参照してください。vSphere Replication を 5.1.1 にアップグレードするには、最初に vCenter Server をバージョン 5.1 以上にアップグレードする必要があります。サポート対象バージョンの詳細については、 相互運用性マトリックスを参照してください。

アプライアンスのアップグレードについては、「 vSphere Replication のアップグレード」を参照してください。vSphere Replication では、次のアップグレード パスがサポートされています。

  • vSphere Replication 5.1.0.1 から vSphere Replication 5.1.1
  • vSphere Replication 5.1.0 から vSphere Replication 5.1.1
  • Site Recovery Manager 5.0.2/vSphere Replication 1.0.2 から vSphere Replication 5.1.1。Site Recovery Manager の「 vSphere Replication のアップグレード」を参照してください。

仮想アプライアンス管理インターフェイス (VAMI) 経由で vSphere Replication アプライアンスをバージョン 5.1.1 にアップグレードするためのアップグレード URL は、次のようになります。

http://vapp-updates.vmware.com/vai-catalog/valm/vmw/05d561bc-f3c8-4115-bd9d-22baf13f7178/5.1.1.0

重要: VAMI の 更新 > 設定 でオプションを選択して vSphere Replication を自動更新しないでください。自動更新を選択した場合、vSphere Replication は VAMI によって最新の 5.x バージョンに更新され、vCenter Server 5.1.x と互換性がなくなります。更新設定は 自動更新無効 のままにしてください。

vSphere Replication を更新する際に、完全同期が完了するまで待つ必要はありません。プライマリ サイトで vCenter Server および vSphere Replication を更新する間も、ソース ホストはセカンダリ サイトへのレプリケーション データの送信を続けます。セカンダリ サイトを更新すると、vSphere Replication サーバが更新されて自動的に再起動される間、一時的に同期は停止します。

vSphere Replication の操作上の制限

vSphere Replication 5.1.1 の操作上の制限は、vSphere Replication 5.1 の場合と同じです。 http://kb.vmware.com/kb/2034768 を参照してください。

オープン ソースのコンポーネント

vSphere Replication 5.1.1 で配布されるオープン ソース ソフトウェア コンポーネントに適用される著作権に関する記述とライセンスは、 vSphere ダウンロード サイトにあります。一般的に使用可能な vSphere Replication の最新リリース用の、利用可能なソース コードやソース コードへの変更のために必要な GPL、LGPL、またはその他の類似のライセンスのソース ファイルがダウンロードできます。

注意と制限

vSphere Replication には一定の操作上の制限があります。仮想マシンのレプリケーションを正常に完了するには、レプリケーションを開始する前に、仮想インフラストラクチャが一定の制限を満たしていることを確認する必要があります。

  • vSphere Replication アプライアンスおよび vSphere Replication サーバ アプライアンスは、Novell Security Advisory CVE-2008-5161 に従うものとします。Novell Security Advisory CVE-2008-5161 は、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) SP1 という vSphere Replication アプライアンスおよび vSphere Replication サーバ アプライアンス向けのオペレーティング システムに関するものです。Novell はこのセキュリティ アドバイザリ ドキュメント ( http://support.novell.com/security/cve/CVE-2008-5161.html) で、セキュリティ リスクが低いことを表明しています。必要に応じてさらにセキュリティ リスクを軽減するには、Novell Security Advisory に従って SSH 構成を変更します。vSphere Replication アプライアンスおよび vSphere Replication サーバ アプライアンスの場合、 sshd_configファイルと ssh_configファイルに次のようなディレクティブを追加するだけで、AES 暗号を保持できます。

    Ciphers aes128-ctr,aes256-ctr

    arcfour256、 arcfour、 aes128-cbc、 aes256-cbcなど、RC4 およびその他すべての CBC 暗号を無効にします。

  • vCenter Server Appliance を使用すると、vCenter Server Appliance の更新によって vSphere Web Client へのアクセスができなくなる場合があります。詳細は、『 vCenter Server 5.1.0a リリース ノート』を参照してください。
    回避策:vCenter Server Appliance を再起動します。
  • vSphere Replication をアップグレードすると、vSphere Replication 5.1.0.1 に更新後に初めて vSphere Web Client にログインするときに、タイムアウト例外が発生する場合があります。詳細については、『 vSphere Web Client リリース ノート』の「既知の問題」を参照してください。
    回避策:更新後に vSphere Web Client をログアウトして、ブラウザのキャッシュをクリアしてから、再度ログインします。
  • 1 つの vCenter Server インスタンスに対し、1 つの vSphere Replication アプライアンスのみをデプロイできます。複数の vSphere Replication アプライアンスをデプロイすることは禁止されていませんが、予期せぬ結果が生じることがあります。
  • 各 vSphere Replication 管理サーバで管理できるレプリケートされた仮想マシンは最大 500 台です。
  • vSphere Replication は、2032GB の最大ディスク容量をサポートします。
  • vSphere Replication は vSphere Replication アプライアンスでの VMware Tools パッケージのアップグレードをサポートしません。

解決した問題

今回のリリースでは、次の問題が解決されています。

  • Windows Server 2012 ドメイン コントローラ (DC) の仮想マシンをリカバリすると、DC の保護メカニズムが破損する。

    Windows Server 2012 DC 仮想マシンのリカバリ中に、vSphere Replication の VMX ファイルから vm.genid および vm.genidX が削除されません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Replication インターフェイスを使用したリカバリが「 Processing recovered virtual machine ... configuration file failed ...Http request failed: org.apache.http.conn.HttpHostConnectException: Connection to https:// vCenter_Server_hostname refused」というエラーで失敗する。

    vCenter Server をポート 444 などの HTTPS 用カスタム ポートを使用してインストールすると、レプリケートされた VMX ファイルのリカバリ時にリカバリが失敗します。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • ターゲットの場所が NFS データストアにある状態で、詳細モードでレプリケーションを設定すると、「 Select virtual disk format」というエラー メッセージが表示される。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

既知の問題

次の既知の問題は、厳密なテストで発見されたものであり、このリリースで起こる可能性のあるいくつかの動作を理解するのに役立ちます。

  • New: glibc ライブラリの脆弱性によってリモート コードの実行が許可される

    vSphere Replication アプライアンスが glibc の脆弱性の影響を受け、それによってリモート コードの実行が許可される可能性があります。

    回避策: KB 2144289 を参照してください。

  • vSphere Replication アプライアンスのアップグレード後、またはアプライアンスの証明書または IP の変更後、vSphere Replication の権限が見つからない。

    vSphere Replication アプライアンスをアップグレード、または何らかの理由で vSphere Replication アプライアンスの証明書または IP アドレスを変更すると、デフォルトの VRM ユーザー ロールに割り当てられた権限が削除されます。
    この問題は、vSphere Replication の機能拡張が vCenter Server 機能拡張マネージャから登録解除されるたび、および vCenter Server 機能拡張マネージャに登録されるたびに発生します。

    回避策:カスタム ロールに割り当てられている権限は削除されません。定義済みの VRM ロールをクローン作成し、カスタム ロールを作成してから、vSphere Replication アプライアンスをアップグレードするか、アプライアンスの証明書または IP アドレスを変更します。

  • 複数の管理仮想 NIC およびポストを持つホストを通じて、vSphere Replication がデータストアにアクセスできない。vCenter Server 内の DatastoreInaccessibleEvent: vSphere Replication cannot access datastore。

    ホストが複数の仮想 NIC で構成されており、複数の NIC を管理トラフィックに選択した場合、vSphere Replication は最初の NIC のみを登録し、それを使用してターゲット データストアにアクセスします。vSphere Replication サーバ アドレスがホストの最初の管理ネットワーク上に存在しない場合、vSphere Replication はホストと通信しません。

    回避策:セカンダリ サイトのデータストアの管理トラフィックに 1 つの仮想 NIC を選択して、ホストを使用します。最初の管理仮想 NIC のアドレスが vSphere Replication がアクセスできるネットワークからのアドレスとなるよう、ホストのネットワークを構成することもできます。

  • DB2 データベースには、16K ページ サイズのシステム一時テーブル スペースが必要

    vSphere Replication で DB2 データベースを使用する場合、vSphere Replication には、16K 以上のページ サイズがあるシステム一時テーブル スペースが必要です。

    DB2 が 16K ページ サイズ以上のシステム一時テーブル スペースを提供しない場合、外部 DB2 データベースがある vSphere Replication の構成は失敗します。

    仮想アプライアンスの管理インターフェイス(VAMI)には、「 Error applying startup configuration: Please check the provided DB information.」というエラーが表示されます。

    vSphere Replication アプライアンスの /opt/vmware/hms/logs/hms-configtool.logファイルには次のエラー メッセージが含まれます。

    ERROR com.vmware.hms.configtool.App [main] (..hms.configtool.App) | Error while configuring HMS, exit code DATABASE_ERROR com.vmware.hms.configtool.ConfigToolException: Database requires further configuration: Need system temporary tablespace with at least 16384 bytes pagesize.
    

    この問題は、DB2 データベースを使用する場合にのみ発生します。

    • データベース インスタンスを作成する場合は、16K ページ サイズを指定します。
    • または、構成されていない既存のデータベースを、16K ページサイズを持つシステム一時テーブル スペースで再構成します。
      CREATE BUFFERPOOL "IBMBP16"
      ALL DBPARTITIONNUMS SIZE 1000
      NUMBLOCKPAGES 0
      PAGESIZE 16 K;
      
      CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE "TEMPSPACE16"
      PAGESIZE 16 K
      MANAGED BY AUTOMATIC STORAGE
      BUFFERPOOL "IBMBP16"
                          
      
  • 組み込みデータベースから既存の外部データベースへの切り替え後、レプリケーションを構成できない。

    外部データベースを持つ vSphere Replication を構成しており、さらに同じサイト内でレプリケーションを構成して組み込みデータベースへ切り替えると、設計上、レプリケーションが使用できなくなります。外部 データベースへもう一度切り替えると、レプリケーションがエラー状態となります。次のエラーが出て、レプリケーションの再構成が失敗します: ManagedObjectNotFound

    回避策: vSphere Replication データベースを以前の外部データベースまたは組み込みデータベースにリストアするときは、その内容をリセットする必要があります。

  • vCenter Server 証明書を変更してから vSphere Replication へログインすると、 CannotVerifyCredentialsFaultと表示される場合がある。

    vCenter Server 証明書を変更すると、vSphere Replication への接続が失われ、vSphere Replication へログインしようとすると、このエラーが表示されます。 com.vmware.vim.binding.hms.fault.CannotVerifyCredentialsFault

    回避策: vSphere Replication アプライアンスをパワーオフしてからパワーオンします。

  • ディスクがレプリケーションから除外されている場合でも、物理モードの RDM ディスクのある仮想マシンを構成できない。

    物理モードの仮想マシンのレプリケーションを構成すると、次のエラーが表示される場合があります:

    VRM Server generic error.Check the documentation for any troubleshooting information. The detailed exception is: HMS can not set disk UUID for disks of VM : MoRef: type = VirtualMachine, value = , serverGuid = null'.
    

    回避策:なし。

  • サポートログの生成時に、VAMI がシンタックス エラーと例外を表示する。

    VAMI を使用して vSphere Replication サポート バンドルを生成すると、次のエラーが表示される場合があります:

     Uncaught Exception: ... syntax error.
    

    回避策:新しいブラウザのウィンドウで VAMI を開き、 生成 をクリックします。

  • 仮想マシンに異なるデータストアの 2 つのディスクが含まれている場合、vSphere Replication のレプリケーション構成が失敗する。

    KB 2012610 を参照してください

  • 同じセッション内のリモート サイトでペアリングした場合、新しく追加されたリモート サイトがローカル サイトに表示されない。

    2 つのリモート サイト、A と B があり、サイト A をリモート サイト上の サイト B に接続すると、リモートの場所でそれらのサイト間の接続を確認できます。ローカル サイト A にログインした状態で 5 分間経過すると、ローカル サイト上にも接続が表示されます。あるいは、一旦ログアウトしてからローカル サイトにログインすると、ローカルサイト上でリモート サイト接続を確認できます。

  • Error creating test bubble image for group ...」で vSphere Replication のリカバリが失敗する。詳細な例外は「 Error while getting host mounts for datastore:<managed-object-id>...」または「 The object has already been deleted or has not been completely created.

    テスト リカバリまたは計画済みのリカバリを実行し、特定の例外でリカバリ プランが失敗した場合、レプリケーション データの保存に使用された LUN が一時的に ESXi から切断されています。再接続すると、レプリケーションは通常どおり継続し、レプリケーション データが失われることはありません。例外は、次のようなシナリオで発生します。

    • LUN が内部 ID を変更したため、vSphere Replication が LUN を見つけることができない。
    • ターゲット データストアを含むホストが vCenter インベントリから削除されてから、追加された場合にターゲット データストアの内部 ID が変わる。

    新しい ID を更新するために手動でレプリケーションを再構成する必要があります。

    回避策:プライマリ サイトが利用できなくなった場合は、リカバリを可能にするために変更された内部データストア ID の自動修正をトリガする vSphere Replication アプライアンス データベースに特別な構成エントリを追加する手順について、VMware サポートに連絡してください。プライマリ サイトがまだ利用可能な場合:

    1. [vSphere Replication] ビューで、仮想マシンを右クリックして、 再構成 を選択します。
    2. 次へ をクリックし、 参照 をクリックして、切断されているデータストア上のファイルの場所を変更し、再接続してから、前と同じデータストアとフォルダの場所を選択します。
    3. 既存のディスクを再利用して、仮想マシンのレプリケーションを再構成します。vSphere Replication Management Server が、vCenter Server の変更されたデータストア ID (管理されたオブジェクト ID) を取得します。
    4. 初回同期が終了するのを待ちます。この同期は既存のディスクを使用し、データ整合性を確認します。

     

  • vSphere Replication サーバの登録中に、vSphere Replication が vCenter Server インベントリに追加されたホストでデータストアに対して「データストアにアクセスできません」と報告する。

    vSphere Replication は、vCenter インベントリからサポートされているすべてのホストを選択し、vSphere Replication 登録の一部として有効にします。vSphere Replication の登録処理中に vCenter にホストを追加すると、vSphere Replication によってこのホストが選択されず、リカバリ サイト上のデータストアにアクセスできなくなります。

    回避策:vSphere Replication が有効にできるように、vCenter インベントリ内のホストを切断して、再接続します。

  • 仮想マシンの同期操作が「 The requested instance with Id=<...> was not found on the remote site.」という vSphere Replication の一般エラーで失敗する。

    操作では失敗が報告されますが、仮想マシンの状態はターゲット サイトに正常に同期されています。このエラーは、同期操作をリクエストした場合に発生する可能性があります。

    回避策:失敗した操作を再度実行してください。

  • ローカライズされた OS に vSphere Replication をデプロイするとき、Internet Explorer 8 および 9 で、OVF デプロイ ウィザードの EULA コンテンツが文字化けして表示される。

    回避策:Mozilla Firefox または Google Chrome を使用します。

  • vCenter Server インベントリ内のホスト数によっては、vSphere Replication サーバの登録に長い時間がかかる場合がある。

    vCenter Server インベントリに数百以上のホストが含まれている場合、 VR サーバの登録タスクは、vSphere Replication が各ホストの SSL サムプリント レジストリを更新するときに、完了まで 1 時間以上かかります。vSphere Replication サーバの登録タスクの進行中に、vCenter Server の イベントペインは、各ホストに対して ホストは vSphere Replication 用に構成されていますを表示します。

    回避策:登録タスクが完了するのを待ちます。完了すると、受信レプリケーション トラフィックに vSphere Replication を使用できます。

  • ソースの仮想マシンがパワーオンしている場合、[利用可能な最新データでリカバリ] オプションを使用して仮想マシンをリカバリできる。

    仮想マシンをリカバリするときに 利用可能な最新データでリカバリ オプションを選択すると、ソースの仮想マシンがパワーオンしている間にリカバリ操作を実行することができます。ただし、リカバリした仮想マシンのネットワーク カードはパワーオン時に接続解除されます。仮想マシンをリカバリするときに [最新の変更でリカバリ] を選択した場合、ソースの仮想マシンがパワーオンしていると、リカバリ操作を完了することはできません。

    回避策:リカバリした仮想マシンをネットワークに接続する前に、ソースの仮想マシンの電源が切れていることを確認します。

  • vSphere Replication 5.1 で仮想マシンをリカバリすると、リカバリした仮想マシンのパワーオンが失敗する。

    レプリケートされた仮想マシンが分散仮想スイッチに接続されていて、自動化された DRS クラスタでリカバリを実行しようとすると、リカバリ操作は成功しますが、処理後の仮想マシンのパワーオンができなくなります。

    回避策:リカバリした仮想マシン設定を編集して、適切なネットワークに接続します。

  • リカバリが開始されない。

    ごく稀に、[リカバリ] ウィザードを完了しても、リカバリが開始されないことがあります。 終了 をクリックして、ウィザードを終了しても、リカバリ タスクは開始されません。

    回避策:リカバリを再度実行します。

  • vSphere Replication をデプロイすると、ターゲット データストアが無効というエラーが表示される。

    OVF Tool または vSphere Web Client を使用して vSphere Replication をデプロイすると、ターゲット データストアがフォルダにある場合にエラーが表示されます。「 Invalid target datastore specified (vim.Datastore: datastore)」というエラー メッセージです。

    回避策:フォルダにないデータストアで vSphere Replication をデプロイするか、または vSphere Web Client ではなく vSphere Client を使用して vSphere Replication OVF をデプロイします。