vSphere Storage Appliance Manager Installer 5.1 | 2012 年 9 月 10 日 | ビルド 825249

vSphere Storage Appliance Automated Installer 5.1 | 2012 年 9 月 10 日 | ビルド 825285

Standalone VSA Cluster Service 5.1 | 2012 年 9 月 10 日 | Windows ビルド 825249 | Linux ビルド 825153

これらのリリース ノートへの追加や更新を頻繁に確認してください。

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

これらのリリース ノートには、VMware vSphere 5.1 用の分散共有ストレージ ソリューションである VMware vSphere Storage Appliance 5.1 に関する情報が記載されています。

VMware vSphere Storage Appliance 5.1 の機能

VMware vSphere Storage Appliance 5.1 は、2 つまたは 3 つの ESXi ホストのコンピューティング リソースと内部ハード ディスク リソースを抽象化して VSA クラスタを構成するための、分散共有ストレージ ソリューションを提供します。 VSA クラスタは、vSphere High Availability と vSphere vMotion を有効にします。

VSA クラスタの機能

VSA クラスタは、以下の機能のセットを提供します。

  • データセンターのすべてのホストの共有データストア
  • それぞれの共有データストアの 1 つのレプリカ
  • VMware vMotion および VMware HA (High Availability)
  • ハードウェアとソフトウェアの障害からのフェイルオーバーおよびフェイルバック機能
  • 障害が発生した VSA クラスタ メンバーの交換
    : VSA クラスタ メンバーは、VSA クラスタに参加する、実行中の vSphere Storage Appliance を持つ ESXi ホストです。
  • 致命的な vCenter Server の障害発生後に、既存の VSA クラスタの管理をリカバリ
  • VSA クラスタ ログの集合

VSA クラスタのコンポーネント

  • vCenter Server
  • 2 つまたは 3 つの ESXi
  • vSphere ストレージ アプライアンス
  • vSphere Storage Appliance Manager
  • vSphere Storage Appliance クラスタ サービス (2 つの ESXi ホストを持つ VSA クラスタのみで使用されます)

vSphere Storage Appliance 5.1 の新機能

vSphere Storage Appliance 5.1 には、VSA クラスタの管理、パフォーマンス、セキュリティを向上する、数多くの新機能と機能拡張が含まれています。

  • 単一の vCenter Server インスタンスによって管理される複数の VSA クラスタのサポート。
  • vCenter Server を VSA クラスタとは異なるサブネット上で実行可能。
  • VSA クラスタ内の ESXi ホストの 1 つでローカルに実行する vCenter Server のサポート。
  • VSA を、ローカル データストアで実行している仮想マシンを持つ既存の ESXi ホストにインストール可能。
  • Linux または Windows のいずれかにインストールされた VSA クラスタと同じサブネット内の vCenter Server インスタンスとは別個に、VSA クラスタ サービスを実行可能。 VSA クラスタ サービスは、2 つのメンバーを持つクラスタに必要です。サービスのインストール方法の詳細については、 『VMware vSphere Storage Appliance のインストールおよび管理』ドキュメントの 「VSA クラスタ環境のインストールおよび構成」セクションを参照してください。
  • オフライン状態の VSA クラスタへの対応の向上。 VSA は、クラスタをオフライン状態にする問題の原因を特定する能力が向上しており、同時に、クラスタをオンライン状態に戻すオプションも提供しています。
  • VSA クラスタのストレージ領域の指定および増加が可能。
  • VSA コンポーネント間の通信チャネルの適切なセキュリティを確保する、拡張されたセキュリティ機能。
  • ESXi 5.1 ホストを含む VSA クラスタに対するメモリのオーバーコミットをサポート。以前の ESXi 5.0 バージョンの ESXi ホストを含む VSA クラスタは、メモリのオーバーコミットをサポートしていません。
  • 新しいライセンス モデル。 vCenter Server 用のアドオンとしてのライセンスに加えて、VSA は独自のスタンドアロン ライセンスを持つようになりました。単一クラスタを管理する場合は、アドオンのライセンスを使用します。複数クラスタを管理するには、スタンドアロンの VSA ライセンスを取得する必要があります。

また、VSA 5.1 では次に関するサポートを拡大しています。

  • RAID: ESXi ホスト上のハードウェア RAID5 および RAID6 のサポート。
  • VMFS ヒープ サイズが 256MB に増加。これにより、より大きいドライブに対するサポートとともに、約 25TB の VSA 仮想ストレージ領域をノード単位で可能にします。

インストールに関する注意事項

vSphere Storage Appliance は VSA Manager Installer ウィザードと、VSA Automated Installer スクリプトをインストール ワークフローとしてサポートしています。次の表では、各ワークフローの要件の比較を示しています。各ワークフローの詳細については、 『VMware vSphere Storage Appliance のインストールおよび管理』ドキュメントを参照してください。

インストール要件 VSA Manager Installer VSA Automated Installer
ハードウェア要件
同一のハードウェア構成の 2 つまたは 3 つのサーバ
  • CPU: 64 ビット x86 の Intel または AMD プロセッサ、2GHz 以上
  • メモリ
    • 6GB (最小)
    • 24GB (推奨)
    • 72GB (テストされた最大値)
      注: VSA クラスタにはメモリ制限がないため、ESXi ホストごとに 72GB 以上のメモリを搭載することは可能です。
  • ハード ディスク: ESXi ホストごとに、機種、容量、パフォーマンス特性が同じであるハード ディスクを 28 台まで使用可能。可能なディスク構成の詳細については、 『VMware vSphere Storage Appliance のインストールおよび管理』ドキュメントの「VSA クラスタのディスク容量」を参照してください。
  • NIC: 4 つの単一ポートまたは 2 つのデュアルポートのギガビット イーサネット NIC または 10Gb のイーサネット NIC
  • RAID コントローラ: RAID コントローラは RAID10、RAID6、または RAID5 をサポートしている必要があります
はい はい
物理マシンまたは仮想マシン上の vCenter Server 5.1 システム。 VSA クラスタ内のいずれかの ESXi ホストで vCenter Server を実行できます。 vCenter Server のインストールには次の構成が必要です。
  • CPU: 64 ビット x86 の Intel または AMD プロセッサ、2GHz 以上
  • メモリおよびハード ディスク領域: 必要なメモリおよびハード ディスク領域の量は、使用している vCenter Server の構成によって決まります。詳細については、 『vSphere のインストールとセットアップ』ドキュメントを参照してください。
  • NIC: 1 つのギガビット イーサネット NIC
VSA Manager の場合、次のように追加のハード ディスク領域が必要になります。
  • VSA Manager: 10GB
  • VSA クラスタ サービス: 2GB
はい はい
ネットワーク ハードウェアの要件と構成
  • 2 つのギガビット/10 ギガビット イーサネット スイッチ(推奨)
    : 2 つのスイッチによるネットワーク構成により、物理ネットワーク レイヤーの単一点障害が排除されます。
  • 1 つのギガビット/10 ギガビット イーサネット スイッチ(最小)
はい はい
固定 IP アドレス。vCenter Server と VSA Manager は、VSA クラスタと同じサブネットに配置する必要はありません。 2 メンバー構成の VSA クラスタ サービスを含め、各 VSA クラスタのメンバーは、同じサブネットに配置する必要があります。 はい はい
(オプション)イーサネット スイッチで構成された 1 つまたは 2 つの VLAN ID はい はい
ソフトウェアのインストール
各ホスト上に ESXi 5.1 はい はい
Windows Server 2003 または Windows Server 2008 64 ビットのインストール はい はい
物理システムまたは仮想マシン上の vCenter Server 5.1。 VSA クラスタ内のいずれかの ESXi ホストで vCenter Server を実行できます。 はい はい
vSphere Client または vSphere Web Client はい はい

既知の問題

この vSphere Storage Appliance リリースの既知の問題は、次のように分類されます。

インストールの問題

  • VSA Manager のインストールがエラーで失敗
    VSA Manager のインストール時、次のエラー メッセージを目にする場合があります。「 ポート port_number はすでに使用されています。」このエラーは、VSA Manager が必要とするポートが別のプロセスによって使用されていることを示します。
    回避策:
    1. 次の netstatコマンドを使用して、該当ポートを使用しているプロセスの PID を検出します。
      netstat -ano | findstr port number
    2. プロセスを停止します。
    3. プロセスが停止したら、 netstatを再び使用して、VSA Manager のインストールを続行する前にポートが使用可能であることを確認します。
  • VSA 5.1 のインストールが「 Error 2896: Executing action failed」メッセージが表示されて失敗する
    この問題は、一時ドライブの場所が、VSA Manager がインストールされる場所である C ドライブ以外に設定されている場合に発生する可能性があります。
    回避策:ユーザーとシステムの TEMP および TMP の変数が C: ドライブ上の指定の場所を指していることを確認します。
  • vCenter Server が先にアンインストールされると、VSA Manager のアンインストールが失敗する
    vCenter Server と VSA Manager の両方を実行しているシステムから vCenter Server をアンインストールしてしまった場合、VSA Manager をアンインストールできないことがあります。
    回避策: vCenter Server をアンインストールする必要がある場合は、必ず VSA Manager とその他のプラグインを先にアンインストールするようにします。
  • VSA のサポートに対応していないライセンス キーを入力すると、不正な警告メッセージが表示される
    VSA Manager のインストーラのライセンス情報ページで、不正なライセンス キーを入力すると次のようなメッセージが表示されます。
    この vCenter Server と Virtual Storage Appliance のいずれかまたは両方のライセンスの有効期限が切れています。有効なライセンス キーを指定して、インストールを続行してください。
    入力したライセンス キーは有効期限切れではないため、このメッセージは不適切です。ライセンス キーが VSA をサポートしていないためインストールを続行できない、という内容のメッセージを表示すべきです。
    回避策: VSA のサポートに対応しているライセンス キーを入力します。
  • 物理サーバ 1 台につき、使用可能な VSA クラスタ サービスのインスタンスは 1 つだけ
    VSA クラスタ サービスの 1 つのインスタンスは、常に VSA Manager にインストールされています。 VSA クラスタ サービスのインストーラを使用するのは、VSA Manager がない別個のサーバに VSA クラスタ サービスをインストールするときのみになります。サービスのインストール方法の詳細については、 『vSphere Storage Appliance のインストールおよび管理』ドキュメントの「VSA クラスタ環境のインストールおよび構成」セクションを参照してください。
    回避策:ありません。

アップグレードの問題

  • VSA 5.1 にアップグレードする前に、VSA クラスタが稼働状態で、正常に機能していることを確認します。
  • VSA 5.1 へのアップグレードが失敗した後、VMFS のヒープ サイズが 256MB に設定されたままになる
    VSA アップグレード時に、VMFS データストアのヒープ サイズは 256MB に増加します。アップグレードが失敗して VSA Manager が初期状態に戻る場合、VMFS データストアのヒープ サイズは元の値に戻らず、256MB に設定されたままになります。
    回避策:手動で VMFS ヒープ サイズを元の値にリセットします。
  • VSA Manager へのアップグレードを行うとエラーが発生して失敗する
    この場合、「 A cluster is not available」というメッセージが表示されます。このエラーは VSA Manager をバージョン 5.1 にアップグレードする場合で、以前に作成した VSA クラスタがないときに発生する可能性があります。
    回避策: VSA Manager 5.1 をインストールする前に、VSA Manager の旧バージョンをアンインストールします。
  • VSA 5.1 へのアップグレード後、VSA クラスタのメンテナンス モードを終了するのに時間がかかる
    VSA 1.0 から VSA 5.1 にアップグレードすると、VSA クラスタはクラスタのメンテナンス モードを終了するのに 20 分以上かかる場合があります。
    回避策:ありません。
  • VSA アップグレードの失敗により、親なし状態の VSA 仮想マシンが残ってしまう
    VSA アップグレードの失敗の原因が、仮想マシンのデプロイの最中または完了後に ESXi ホストとの通信が失われたことによるものである場合、アップグレードのロールバック後に親なし状態の仮想マシンがデータセンターに残ってしまうことがあります。
    回避策:アップグレードを再試行する前に、手動で親なし状態の仮想マシンを削除します。
  • VSA クラスタが VSA 1.0 で回復した場合、VSA 5.1 へのアップグレードが失敗する
    VSA クラスタが VSA 1.0 で回復され、VSA 仮想マシン上で vApp のプロパティが手動でリストアされなかった場合に、VSA 5.1 へのアップグレードが失敗することがあります。
    回避策: vApp の構成をリストアして、正しいネットワーク プロパティを提供します。詳細については、当社のナレッジ ベースの記事『 2033916』を参照してください。
  • 推奨されるアップグレード順序を使用してシステムを更新しなかったために、vSphere Storage Appliance でのアップグレードに失敗する
    推奨されるコンポーネント アップグレードの順序に従わないと、アップグレードに失敗します。特に、vSphere Storage Appliance (VSA) の前に ESXi をアップグレードすると、VSA アップグレードに失敗します。vCenter Server をアップグレードする前に VSA をアップグレードすると、メタデータとライセンスの変更のため、vCenter Server のアップグレード時に VSA が停止します。システムをアップグレードするときには、推奨される順序に従ってください。次に、推奨されるアップグレード順序を示します。
    1. vCenter Server をバージョン 5.0 から 5.1 にアップグレードします。
    2. vSphere Storage Appliance をバージョン 1.0 から 5.1 にアップグレードします。
    3. クラスタ メンテナンス モードを開始します。
    4. ESXi ホストをバージョン 5.0 から 5.1 にアップグレードします。
    5. クラスタ メンテナンス モードを終了します。
    回避策:
    • vCenter Server をアップグレードする前に、VSA をバージョン 5.1 にすでにアップグレードしている場合は、vCenter Server をアップグレードし、次に、VSA Manager をアンインストールしてから再インストールします。
    • VSA をアップグレードする前に、ESXi をバージョン 5.1 にすでにアップグレードしている場合は、ローカル VMFS データストアを保持するホストで ESXi 5.0 を再インストールし、次に特定の設定をリストアしてから、VSA をアップグレードします。ESXi 5.0 の再インストール方法および適切な構成のリストア方法の詳細については、当社のナレッジ ベースの記事『 2034424』を参照してください。

vSphere との相互運用性の問題

  • vSphere Storage Appliance が障害から回復しているとき、仮想マシンの Storage vMotion タスクが失敗する
    vSphere Storage Appliance が障害から回復しているときに Storage vMotion を使用して仮想マシンを移行すると、Storage vMotion のプロセスが失敗してしまいます。障害が発生した vSphere Storage Appliance が回復している間、移行プロセスの進行が遅くなり、vSphere Client が「 Timed out waiting for migration data」というエラー メッセージを表示する場合があります。
    回避策: vSphere Storage Appliance が障害から回復した後で、Storage vMotion タスクを再び開始します。
  • vSphere Update Manager のスキャンと修正タスクが、VSA クラスタの一部である ESXi ホスト上で失敗する
    vSphere Update Manager を使用して、VSA クラスタの一部である ESXi ホストを対象にスキャンと修正タスクを実行すると、それらのタスクが失敗する可能性があります。
    回避策: スキャンと修正タスクを実行する前に、VSA クラスタ メンバーをメンテナンス モードに切り替えます。
    1. VSA Manager タブで、 アプライアンス をクリックします。
    2. [ホスト] 列で、スキャンと修正タスクを実行する ESXi ホストを右クリックし、 アプライアンスのメンテナンス モードへの切り替え を選択します。
    3. 確認ダイアログ ボックスで はい をクリックします。
      VSA クラスタ メンバーのステータスがメンテナンスに変わります。
    4. [メンテナンス モードに切り替えています] ダイアログ ボックスで、 閉じる をクリックします。
    5. メンテナンス モードになっている VSA 仮想マシンを収容している ESXi ホスト上でスキャンと修正タスクを実行します。
    6. VSA Manager タブで、 アプライアンス をクリックします。
    7. メンテナンス モードの VSA クラスタ メンバーを右クリックして、 アプライアンス メンテナンス モードを終了 を選択します。
    8. [メンテナンス モードを終了しています] ダイアログ ボックスで、 閉じる をクリックします。
    9. ステージングおよび修正タスクを実行する対象の ESXi ホストそれぞれに対して、これらの手順を繰り返します。
  • VSA データストアが Fault Tolerance を備えた仮想マシンをサポートしない
    回避策:ありません。

    パフォーマンスの問題

    • 仮想マシンが実行するディスク書き込みのサイズが 4KB の倍数になっていないか 4KB 境界に整列されていない場合に、VSA データストアへの I/O スループットが低下する
      4KB の倍数ではない、または 4KB 境界に整列されていないサイズのディスク書き込みを実行するようアプリケーションが構成されている場合、データ ブロックのコンテンツを VSA データストアに書き込む前に読み取る必要が生じるため、仮想ディスクを含んでいる VSA データストアでの I/O スループットに影響が及びます。
      回避策: この問題を回避するには、現在の構成が次の条件を満たしているか確認します。
      • 仮想マシンのディスク パーティションが 4KB 境界で開始している
      • ファイル システムをバイパスしているかファイルに直接書き込んでいるアプリケーションによって、4KB の倍数に整列され、サイズ設定された I/O が発行されている
    • メンバー数が 3 つの VSA クラスタで 1 つのメンバーに障害が発生すると、実行可能な Storage vMotion タスクが最大で 2 つまでになる
      メンバー数が 3 つの VSA クラスタで 1 つのメンバーに障害が発生した場合、VSA データストア間での Storage vMotion タスクは 2 つまでしか実行できません。 3 つの同時発生の Storage vMotion タスクを実行すると、それらのタスクの 1 つがタイムアウトになる可能性があります。
      回避策: VSA クラスタで実行する Storage vMotion タスクの数が 2 つを超えないようにします。

    メンテナンスの問題

    • バックエンド パスの障害を解決した後に、VSA Manager の UI で、VSA データストアの 1 つが「 Degraded」と表示される
      開始していない、または停止状態にあるデータストア同期タスクがタスク リスト内に表示される場合もあります。この問題は、 both backend path障害が発生するときに生じることがあります。. この障害は、すべてのバックエンド ネットワーク インターフェイス上のネットワーク通信が失われた結果によるものです。通信が失われている状態が相当長い期間にわたる場合、クラスタは低下した状態に変わってしまいます。
      回避策: 低下した VSA データストアをエクスポートする VSA ノードを再起動します。
    • VSA クラスタ ネットワークの再構成ウィザードが、バックエンド ネットワーク内の IP アドレスの競合についてチェックしない
      VSA クラスタ ネットワークの再構成ウィザードで VSA クラスタのネットワークの再構成を実行するとき、ウィザードがバックエンド ネットワーク内の IP アドレスの競合の有無を検証しません。 VSA クラスタのバックエンド ネットワークは、192.168.x.x のサブネットの IP アドレスを使用します。
      回避策:回避策はありません。バックエンド ネットワークに割り当てたアドレスが他のホストやデバイスで使用されていないことを確認する必要があります。
    • VSA クラスタがクラスタのメンテナンス モードの開始中または終了中にエラーに遭遇すると、不整合な状態になる場合がある
      特定の状況下で、VSA クラスタがクラスタのメンテナンス モードの開始中または終了中にエラーに遭遇すると、データストアの状態がクラスタの状態から外れてしまうことがあり、その場合は調整することができません。この問題の発生時に見られる現象は次のとおりです。
      • クラスタがメンテナンス モードの開始に失敗した後、VSA クラスタがメンテナンス モードでないのに、データストアはメンテナンス モードの状態になります。クラスタはメンテナンス モードを開始できず、データストアもこの状態から抜け出せません。
      • クラスタがメンテナンス モードを開始した後、クラスタがメンテナンス モードになっている一方で、データストアはオンライン状態のままになります。クラスタはメンテナンス モードから抜け出すことができません。
      • クラスタがメンテナンス モードでなくなった後、データストアはオンライン状態でありながら、NFS クライアントにはアクセスできません。 VSA ログを検査すると、データストアに対するデータ アクセス サービスが依然メンテナンス モードであると示されていることが分かります。クラスタは再びメンテナンス モードを開始することはできません。

      回避策:この問題を回避するには、VSA UI のクラスタのメンテナンス機能を、どうしても必要だという場合以外に使わないようにします。ネットワークのアップグレード時または再構成時に、クラスタのメンテナンス機能を使わなくてはならない場合、クラスタが完全にオンライン状態で、すべてのデータストアが完全に同期しオンライン状態で、それらのプライマリ オーナーによってホストされていることを確認します。
      この問題が発生した場合は、すべてのデータをバックアップし、クラスタを再作成してから、データをリストアするようにします。

    ドキュメントの問題

    • オンライン ヘルプの「ディスクをフォーマットするタイミングの選択」ページに記載されている情報の一部が間違っている
      「ディスクをフォーマットするタイミングの選択」ページに、ESXi 5.1 ホストでは最適化された eager zeroed フォーマットを使用してディスクが自動的に構成されるという記載があります。現在のところ、eager zeroed フォーマットはサポートされていないため、この情報は正しくありません。
      回避策: ディスクのフォーマット時に、 最初のアクセスでディスクをフォーマット または 即座にディスクをフォーマット のいずれかのオプションを選択する必要があります。

    解決された問題

    vSphere Storage Appliance の前回のリリース以降、解決された問題は次のとおりです。次に示す解決された問題のリストは、vSphere Storage Appliance の今回のリリースに対してのみ適用されます。

    • メンバー数が 3 つのクラスタでのノードの置き換えで、一時的な vCenter Server の標準ライセンスが不要になりました。
    • 既存の VSA データセンターに新規ホストが追加されると、アクセス コントロール リスト(ACL)が自動的に更新され、これらのホストに NFS 共有が自動的にマウントされます。
    • ユーザー エクスペリエンスを改善するように VSA クラスタのネットワーク ワークフローを再構成するための変更がいくつか加えられています。
    • VSA を IPv6 有効の vCenter Server にインストールできるようになりました。
    • MemberOffline、StorageOffline、および ClusterOffline のイベントが、vCenter Server に送信される警告を生成するようになりました。