VMware Workstation 8.0.3 リリース ノート
VMware Workstation 8.0.3 | 2012 年 5 月 3 日 | ビルド 703057 |
新機能
このリリースのVMware Workstation 8.0.3 では、ゲストとしてUbuntu 12.04 がサポートされます。
VMware Workstation 8.0.3 はすべてのVMware Workstation 8 ユーザーのための無償アップデートです。
以前にリリースされた Workstation
以前にリリースされた VMware Workstation の既知の問題は各リリース ノートに説明されています。 下記のリンクから以前の VMware Workstation リリースノートを参照してください。
解決済みの問題
下記の問題がこのリリースの VMware Workstation で解決されました。- VMware フロッピー デバイスのアウト オブ バウンズ メモリ の書き込み (out -of-bounds memory write)
バーチャル フロッピー設定でのフローで、アウト オブ バウンズ メモリの書き込み (out -of-bounds memory write) の実行が可能でした。 このため、ゲスト ユーザーが VMX プロセスをクラッシュさせたり、ホスト上でコードを実行することが可能でした。一般セキュリティー脆弱性とエクスポージャ プロジェクト ( cve.mitre.org) は、この問題に名前 CVE-2012-2449 を割り当てています.
- VMware SCSI デバイスでの メモリーへのチェックされていない書き込み
SCSI デバイス登録のフローによって、メモリーへのチェックされていない書き込みの実行が可能でした。 このため、ゲスト ユーザーが VMX プロセスをクラッシュさせたり、ホスト上でコードを実行することが可能でした。一般セキュリティー脆弱性とエクスポージャ プロジェクト ( cve.mitre.org) は、この問題に名前 CVE-2012-2450 を割り当てています。
VMware Security Advisory VMSA-2012-0009 解決されたこれら 2 つの問題のドキュメント、回避方法および軽減策。
既知の問題
既知の問題は、以下のとおり、グループ化されます:
- リモート接続とリモート仮想マシンの問題
- 役割と許可の問題
- 共有仮想マシンの問題
- 表示と入力の問題
- フォルダとチーム会話の問題
- デバイスの問題
- 物理マシンの仮想化問題
- ゲスト OS インストール ガイド
リモート接続とリモート仮想マシンの問題
- When Workstation is installed on a Linux host, VMware Workstation Server writes the core file to /usr/bin instead of to /var/core or /var/log/vmware. Workstation を Linux ホストにインストールした時、VMware Workstation Server は /var/coreまたは /var/log/vmwareではなく、 /usr/binにコアファイルを書き込みます。
- 仮想マシン名がASCII 以外の文字が含まれている場合、 ESX やESXi 4.1 ホスト上に Workstationを使用してリモート仮想マシンを作成することはできません。
- リモート サーバーに仮想マシンをアップロードすると ( VM > 管理 > アップロード)、Workstation は、新しく作成されたリモート仮想マシンの仮想イーサネット デバイスの MAC アドレスと PCI スロット番号を変更します。 ゲスト OS システムのネットワーク設定がオリジナルのハードウェア設定を要求した場合は、リモート仮想マシンでネットワーク エラーが発生する場合があります。
回避方法: リモート仮想マシンのゲストOSシステムのネットワーク設定を、新しいハードウェア設定に一致させます。 - VMware Workstation は 32ビット Red Hat Enterprise Linux 6.x ホスト上でクラッシュする場合があります。
役割と許可の問題
- Windows ホスト上でもし、パーミッションを編集した場合、管理者のロールを割り当て、すぐに 削除 をクリックし、パーミッションを削除します。オリジナルのパーミッションは、パーミッション ダイアログ ボックスを再度開くとまだ存在します。
共有仮想マシンの問題
- Windowsホスト上で、もし共有仮想マシンのフロッピーデバイスがパワーオン時に自動接続するように設定されており、リモートユーザーが仮想マシンをパワーオンした場合、仮想マシンがパワーオンした場合、毎度デバイスに接続するかどうかを聞く、ダイアログボックスが表示されます。 もし仮想マシンが完全に起動し、稼動した後にホストシステム上のダイアログボックスを閉じるために Yes をクリックすると、Workstationはホストシステム上でクラッシュします。
- 32 または 64 ビット Windows 7、 64 ビット Windows 2008 R2、または 32 ビット Windows XP Professional SP3 ホストで Workstationをアンインストールし、設定を保存、Workstationを別のパスに再度インストールした場合、 共有 VMs アイテムは仮想マシンのライブラリで無効になります。
- Windows ホスト上で、ASCII以外の文字を含む名前の仮想マシンを新規仮想マシンウィザードで作成した場合、もしデスティネーションのパスがシステムOS以外の場所にあると 仮想マシンの移動 オプションで仮想マシンを共有することはできません。 VM をターゲット パスに移動できませんでした というエラー メッセージが表示されて、共有プロセスは停止します。
回避方法: 仮想マシンを共有したい場合は、新規仮想マシンウィザードでの仮想マシンを作成時に、ASCII 文字のみの仮想マシン名を使用してください。
表示と入力の問題
- Ubuntu 11.04 ホスト上で、 トレイを表示 アイコン設定 ( 編集 > Preferences > ワークスペース) を つねに または 仮想マシンパワーオン時にに設定している場合、共有マシンのアイコンがシステムトレイに表示されない。
回避方法: vmware-trayを アプリケーションとして Whitelist することによって、 Ubuntu 11.04上でシステムトレイのアイコンが表示されます。 または、すべてのアプリケーションの通知エリア (Systray) を有効にします。例:
gsettings set com.canonical.Unity.Panel systray-whitelist "['all']"
コマンドを実行後、ログアウトし、再度ログインします。 このコマンドは数分後に有効になる場合があります。 - Fedora 15 ホスト上で、 DirectX 9 accelerated graphics が有効済みの仮想マシンをパワーオンした場合、 "Unable to change virtual machine power state: Cannot find a valid peer process to connect to."とエラーがかえり、失敗する可能性があります。
回避方法: Accelerate 3D graphics 設定( VM > 設定 > ハードウェア > 表示) の選択を解除し、仮想マシンの DirectX 9 accelerated graphics を無効にします。 - Ubuntu 11.04 ゲスト上で Unity モードで入った場合、Unity モードで入る前に開かれていたアプリケーションのアプリケーションメニューが表示されません。 Unity モードに入った後、Unity launch メニューから開かれたアプリケーションはアプリケーションメニューに表示されます。
回避方法: Ubuntu 11.04 ゲストの APPMENU (Global menu) を無効にする。 詳細については、Ubuntu のドキュメントを参照してください。 - Windows XP の仮想マシンをローカルホストから、リモートサーバへアップロードした場合、フルスクリーン モードにゲストが自動調整されません。 この問題は、仮想マシンがリモートサーバにアップロードされるとき、VRAM が 4MBに削減されるために起こります。
- Unity モードで二つの仮想マシン間でファイルのドラックアンドドロップをすると Workstation がハングします。
回避方法: Unity モードでカット アンド ペーストをドラック アンド ドロップの代わりに二つの仮想マシン間で使用してください。 - Medal of Honorr: Allied Assault のような古い OpenGL のゲームは Workstation 8.0 仮想マシンで クラッシュします。 これらのゲームは、そのリリース以降、複数の OpenGL extensions をハンドルできません。 これはホストシステム上でも同じです。
回避方法: MESA_EXTENSION_MAX_YEAR と名した、新規環境の変数を加え、2003 を値に設定します。 これはグローバル設定です。より新しい OpenGL アプリケーションを稼動される場合は、この設定を削除する必要があります。
フォルダと Team Conversion の問題
- Workstation ライブラリ上の新規に作成されたフォルダを選択すると、ツールバーのパワーオプションボタンが淡色表示され、その仮想マシンのフォルダでは batch パワーオペレーションができません。
回避方法: フォルダで仮想マシンを選択し、その仮想マシンを選択外に移動し(たとえば、フォルダ タブ内のどこかをクリックする)、そのフォルダをライブラリで再度選択すると、ツールパワーオプションのボタンは有効になります。 - ext4 のようなファイルシステムで、サスペンド中の VM など、unclean state からマウントすると、適切に動きません。
回避方法:ファイル システムをそこからマウントする前に仮想マシンをパワーオフします。
デバイスの問題
- Windows ホスト上で、 Removable デバイスメニュー内の 接続 または 切断 をクリックすると、Player がクラッシュします。
- ステータス アイコンのコンテキスト メニューから、稼働中の仮想マシンへ USB デバイスを接続しようとすると、Ubuntu 11.04 ホストはクラッシュするかもしれません。 この問題は、一般的に Workstation が新規にインストール、リブートされ、デバイスが仮想マシンにはじめて接続されるときに起こります。
- VMware Workstation Server は時折、 32ビット Red Hat Enterprise Linux 6.x ホストでクラッシュします。
回避方法:ホストの fingerprint モジュールを無効にします。
物理マシンの仮想化問題
- 物理マシンで簡易ファイルの共有または UAC が有効になっている場合、物理マシンの仮想化ウィザードから、物理マシンを仮想化する前に簡易ファイルの共有または UAC を無効にする必要があることを知らせるエラー メッセージではなく、「incorrect user credentials (不正な認証情報)」というエラーが返されます。 オンラインヘルプや VMware Workstationの使用 を参照し、物理マシンの仮想化を準備してください。
- Workstation のインストールパスに ASCII 以外の文字があると、物理マシンの仮想化ウィザードは使用できません。
ゲスト OS インストール ガイド
- Fedora 15 は RAM 768 MB 以下のシステムにはインストールできません。 RAM 768MB 以下の仮想マシンに Fedora 15 をインストールしようとすると、ゲストシステムが永久的にハングするかもしれません。
回避方法: 仮想マシンのRAM を 768 MB かそれ以上に設定し、再度トライしてください。 詳細は http://fedoraproject.org/ を参照してください。