VMware Workstation 8.0.5 リリース ノート
VMware Workstation 8.0.5 リリース ノート
VMware Workstation 8.0.5 | 2012 年 11 月 6 日 | ビルド 893925
これらのリリース ノートへの追加や更新を頻繁に確認してください。 |
新機能
VMware Workstation 8.0.4 は、一部の既知の問題を 解決するメンテナンス リリースです。すべての VMware Workstation 8 ユーザーのための無償アップデートです。
以前にリリースされた Workstation
以前にリリースされた VMware Workstation の既知の問題は各リリース ノートに説明されています。下記のリンクから以前の VMware Workstation リリースノートを参照してください。
- VMware Workstation 8.0.4
- VMware Workstation 8.0.3
- VMware Workstation 8.0.2
- VMware Workstation 8.0.1
- VMware Workstation 8
解決した問題
下記の問題がこのリリースの VMware Workstation で解決されました。
オペレーティング システムのアップデート
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Windows 8 および Windows 2012 を正式にサポートしているのは Workstation 9 のみですが、これらのオペレーティング システムをホスト上で、およびゲストとして実行する際のいくつかの問題が解決されました。
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ホストおよびゲストオペレーティング システムとして、次のオペレーティング システムがサポートされるようになりました:
- Ubuntu 12.04 および 12.10
- RHEL 5.8 および 6.3
- CentOS 5.8 および 6.3
- OpenSUSE 12.1 および 12.2
- Fedora 17 は、ゲストとしてのみサポートされています。
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Fedora は、サポート対象のホスト オペレーティングシステムではありませんが、Workstation は、Fedora 16 および Fedora 17 上の仮想マシンをパワーオンできるようになりました。
全般的な改善事項
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Workstation 8.0.5 が Workstation 9 のライセンス キーを受け入れるようになりました。何らかの理由ですぐにアップグレードを行わないお客様にも、Workstation 9 をご購入いただき、必要に応じて Workstation 8 の利用を継続していただけます。
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ワークステーションに含まれ、VMware vSphere への仮想マシンのアップロードに使用される OVFtool がバージョン 3.1 にアップデートされました。
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ホストにプラグインされる USB デバイスが、リモート アクセス時に仮想マシンを共有できるようになりました。
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VMware Tools の圧縮機能が強化され、ext4 ファイル システムをサポートするようになりました。
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Workstation が強化され、アプライアンス ビューを使用しており、古いバージョンの Workstation で作成された仮想マシンを開くことができるようになりました。アプライアンス ビューを作成する機能が再度導入されるものではありません。ただし、アクセス ポートが構成されており、仮想マシンがパワー オンの場合には、新しいメニュー項目、 VM > 管理 > アクセス ポートへ接続 が追加され、仮想マシンの [サマリ] ページの一番下に アクセスポートへ接続 という新しいコマンド リンクが表示されます。メニュー項目またはボタンを選択すると、Workstation が該当 URL へのブラウザを開きます。
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仮想マシンの [サマリ] ページに最新のスナップショットが表示されるようになりました。
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古いバージョンの Workstation 8 からのアップグレードの場合にもネットワーク エディタ設定が保存されるようになりました。
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構成文字列がローカライズされている一部の各国語対応の Windows に Workstation をインストールすると、次のエラーが発生する場合がありました: Error - 1920. Service VMware Authorization Service (VMAuthdService) failed to start.Verify that you have sufficient privileges to start system services.Workstation のインストーラが修正され、各国語の文字を正しく処理できるようになりました。
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vminst.logファイルの権限が読み取り専用であるシステム上で仮想マシン設定を編集しようとしても、Workstation 8 UI がクラッシュしなくなりました。
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膨大なページが有効化され、使用されている Linux ホスト上でも、 unable to reserve memoryというエラーが表示されることなく、Workstation が仮想マシンを起動できるようになりました。
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Windows XP モードの仮想マシンのスナップショットからのクローン作成に失敗するという問題がありました。元々仮想 PC 用に作成された仮想マシンのクローン作成ができるよう、Workstation が強化されました。
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場合によって、仮想マシンへの接続に失敗した Bluetooth デバイスにより、回復不能なエラーが表示されることがありました。この問題は修正されました。
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キー入力でキーボードとマウスを有効にする という環境設定が設定されており、ホストおよびゲストの状態インジケータ、 capslock、 numlockまたは scrlockが同期されない場合は、 Ctrl+Altを押すことで仮想マシンから解放され、仮想マシン コンソールからカーソルを正常に外すことができるようになりました。
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Workstation が 6000MHz を超える CPU クロック速度を検出すると、Workstation にエラーが表示され、クロック速度のベースラインがリセットされるまで仮想マシンを実行できなくなる問題がありました。このような状態になっても仮想マシンの実行を継続できるよう、Workstation が修正されました。
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何百もの仮想ディスク ファイル(VMDK ファイル)を含む仮想マシンのパワーオンのスナップショットを取ろうとすると、ロック競合が発生し、次のエラーが表示される場合があります: Error taking snapshot: An error occurred while saving the snapshot: Failed to lock the file.この問題が発生しないよう、ソフトウェアが更新されました。
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USB プリンタのホストへの追加またはホストからの削除が仮想マシンに正しく反映されない場合がありました。この問題は修正されました。
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IPv6 が無効化されている Ubuntu 11.10 ホスト上で、リモート ホストへの接続の試みが失敗するという問題がありました。Workstation が IP アドレスを解決するメカニズムが更新され、接続が可能となりました。
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ゲスト OS と共有されているホスト上でファイルを変更した後、Linux ゲスト内のファイルの権限リストに ??????????が表示されるという問題がありました。HGFS コードが修正され、ファイル権限が正しく表示されるようになりました。
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一部のシステムで、ハードウェア アシストの仮想化技術が有効化されている場合に Workstation がそれを検出できないという問題がありました。仮想化技術の検出アルゴリズムが修正され、この問題が解決されています。
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特定のオペレーティング システムを実行している仮想マシンを ESX 4.0 サーバにアップロードすると、 Upload failed: Line 116: Unsupported element 'ExtraConfig'というエラーが発生していました。この問題が発生しないよう、アップロード手順が修正されました。
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各国語対応のキーボードが Fedora-16 および RHEL-6 ホストに正しくマッピングされるようになりました。
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新規仮想マシンウィザードの 物理ディスクを使用(上級ユーザー向け) を使用して作成した仮想マシンで、パワーオン時に次のエラーが表示される場合がありました: A fault has occurred causing a virtual CPU to enter the shutdown state...この問題の原因が解消されました。
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Linux のデフォルト以外のパスにインストールされたワークステーションが、物理ディスクを仮想マシンに直接マウントできるようになりました。
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Linux 仮想マシンで実行されているアプリケーションのユニティ モード ウィンドウを最小化して元に戻すと、元に戻したウィンドウのサイズが正しく表示されない場合がありました。この場合ユニティ モードを終了せずに、新しいウィンドウのサイズ変更を行うことができませんでした。この問題が発生しなくなりました。
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仮想マシンで Ubuntu 11.10 を実行し、ユニティ モードへの切り替え、およびユニティ モードからの切り替えを行うと、Ubuntu デスクトップのアプリケーション ランチャが正しく表示されない場合がありました。この問題は修正されました。
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キーボード経由(Alt+Tab)でユニティ モードを起動すると、ホストとゲストのクリップボードが同期しないという問題がありました。この問題は修正されました。
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仮想マシンで実行されている mrxvt ターミナル エミュレータからコピーしたテキストをホストに貼り付けられるようになりました。
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Isagraph Workbench 3.55(および win87em.dllを使用しているその他のプログラム)上で実行される一部の計算で、 WSCM1EDT caused a General Protection Fault...というエラーが発生するという問題が修正されました。
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仮想マシンで実行されている iTunes 経由で iPad 3 デバイスのアップグレードまたはリストアの実行中に、Workstation が自動的にデバイスを仮想マシンに再接続し、手動での介入を行わずに操作を完了できるようになりました。
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VMX 内で使用可能な workerLibスレッドの総数を増やすことにより、I/O の待ち時間の問題が解決されました。
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非常に特殊な状況において、その他すべてのウィンドウが最小化されている場合に Workstation ユーザー インターフェイスの右上隅の最小化ボタンをクリックすると、アプリケーション インターフェイスが最小化された後すぐにインターフェイスが最大化されるという問題がありました。この問題が発生しないよう、ウィンドウ管理コードが修正されました。
VMware Tools の改善
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Solaris 10 および 11 ゲストで正常にロードできるよう、VMware Tools が更新されました。
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FreeBSD 9.0 での VMware Tools のインストールが失敗しなくなりました。
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ネットワーク サービスの起動に使用されるデフォルトの VMware Tools サスペンド/レジューム スクリプトが、OpenSUSE 12.1 で失敗しないようになりました。
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Windows 仮想マシンで VMware Tools をアップグレードした後、一部のユーザーの起動時に access violationのエラーが発生するという問題がありました。この問題を回避するために、 thinprint.dllファイルが正しくインストールされるようになりました。
ネストされた仮想マシンの改善
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一部のシステム上で、仮想ハードウェアが不正な Intel アーキテクチャ バーションが報告され、 PERF_GLOBAL_CTRL MSRの使用の試みが失敗するという問題がありました。これにより、ネストされた仮想マシンがサスペンド後にレジュームできないようになっていました。この問題は修正されました。
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ネストされた仮想マシンの実行時のメモリ管理が改善され、利用可能性が向上しました。
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ホストとゲストのシャドウ NPTE/EPTE 保護を常に一致させるなど、シャドウ ネスト ページ テーブルのエントリの保護が改善されました。
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Workstation に EPTE 内の有効な権限構成についての追加のチェックが盛り込まれました。
既知の問題
VMware Workstation 8 以前のリリースの既知の問題は、VMware Workstation 8.0.4 にも適用する場合があります。
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Windows 7 仮想マシンで、RHEL 6.x サウンド カードが常にバックグラウンドでノイズを発生させる
Red Hat Enterprise Linux(RHEL)6.x の一部のサウンド カードが、サラウンド サウンド モード(4.0、5.1 または 7.1 出力)でのセットアップ時に、ガタガタする音や不明瞭な音を発生する場合があります。これは、古いバージョンの ALSA PulseAudio プラグインで underrun状態を処理する方法にともなう問題によるものです。回避策: 次のいずれかを実行してください。
- alsa-plugins-pulseaudioを 適切な修正が適用されているバージョン 1.0.24 に更新します。
- VMX ファイルへ sound.bufferTime = "400"を追加します。
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OVF Tool 3.1 でインポートされた仮想マシンが Workstation 8 で動作しない
Virtual Box 4.2.2 からエクスポートされ、OVF Tool 3.0 で Workstation 8.0.5 にインポートされた仮想マシンは、Workstation 8 にとって新しすぎる仮想ハードウェア バージョンで作成される可能性があります。このため、仮想マシンが Workstation 8 でパワーオンできません。回避策: ハードウェア バージョンを手動で変更します。
- 仮想マシンの .vmxファイルを開きます。
- virtualhw.version = 9を virtualhw.version = 8に編集します。
- ファイルを保存し、仮想マシンを再起動します。