VMware Workstation 11.0 リリース ノート
VMware Workstation 11.0 | 2014 年 12 月 1 日 最終更新日: 2014 年 12 月 1 日 これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください |
VMware Workstation では、技術者が複数の x86 ベースの Windows、Linux、および他のオペレーティング システムを同じ PC で同時に実行してソフトウェアを開発、テスト、デモ、および導入できます。
仮想マシンが個人用 PC またはプライベート エンタープライズ クラウドのいずれにあっても、仮想マシンでサーバー、デスクトップ、およびタブレット環境を複製し、複数のプロセッサ コア、数 GB のメイン メモリとグラフィック メモリを各仮想マシンに割り当てることができます。
これらのリリース ノートの内容は次のとおりです。
新機能
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新しいオペレーティング システムのサポート
次のゲスト OS が新たにサポートされるようになりました。- Windows 8.1 Update
- Windows Server 2012 R2
- Windows 10 Technical Preview (試験的サポート)
- Ubuntu 14.10
- Red Hat Enterprise Linux 7
- CentOS 7
- OpenSUSE 13.2
- SUSE Linux Enterprise 12
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VMware ハードウェア バージョン 11
ハードウェア バージョンは新規仮想ハードウェア機能と新規機能を導入するとともに、VMware が仮想マシンでレガシー オペレーティング システムを実行できるようにします。 このハードウェア バージョンに含まれている新機能:- 新しい CPU に対応し、Intel Haswell マイクロアーキテクチャ拡張もサポートされます。
Workstation 11 は、新しい Haswell 拡張を活用できるように最適化されており、マルチメディア、暗号化 / 復号化、およびその他の高負荷のパフォーマンス テストなどの CPU に負担がかかるオペレーションで処理性能を最大 45% 処理性能を向上しています。
- アップデートされた xHCI コントローラ
- アップデートされた NDIS ドライブ
- 新しい CPU に対応し、Intel Haswell マイクロアーキテクチャ拡張もサポートされます。
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Windows 8.1 仮想マシンでのユニティ機能の向上
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仮想マシンに最大 2GB までのビデオ メモリを割り当て可能
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高解像度ディスプレイのサポートの向上
Workstation 11 は、ラップトップや x86 タブレットで使用される新しい QHD+ (3200x1800) ディスプレイなど、これまでよりも高解像度のディスプレイをサポートできるように最適化されています。 -
VMware vCloud Air 仮想プライベートクラウドとの統合
vCloud Air に接続し、Workstation 11 のインターフェイスから仮想マシンをアップロード、実行、および表示して、外部クラウドに仮想マシンを拡張できます。 -
仮想マシンの起動での EFI のサポート
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仮想マシンのデスクトップ ショートカットの作成
既知の問題
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仮想ハードウェア バージョン 11 を使用する場合、いくつかのゲスト OS で 3D レンダリングが利用できない。
仮想マシンの仮想ハードウェア バージョンを 10 から 11 にアップグレードした場合、仮想マシンの 3D 機能が使用できなくなる場合があります。対処法: Windows ゲスト OS の場合は、VMware Tools を最新バージョンにアップグレードします。最新バージョンは、Fusion 7.1 に含まれています。 Linux ゲストでは、現在、次のディストリビューションのみで仮想ハードウェア バージョン 11 がサポートされています。
- Ubuntu 14.04 LTS 以降
- Ubuntu 12.04.5 LTS 以降
- 最新のアップデートが適用された Fedora 20 以降
その他の Linux ディストリビューションやバージョンで 3D 機能を使用する予定がある場合は、仮想ハードウェア バージョンを 10 にダウングレードします。
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vCloud Air にアップロードした仮想マシンがインターネットにアクセスできない。
VMware vCloud Air ポータルを使用して、インターネットへの接続を構成する必要があります。対処法: ナレッジベースの記事「 VMware vCloud Air にある仮想マシンへのインターネット接続の許可 (2053464)」(英語) の手順に従って操作します。
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特定の Microsoft Office 2013 アプリケーションを Windows 7 以降のゲスト OS で使用すると、クラッシュしたり、Workstation UI が応答しなくなったりする場合がある。
たとえば、Outlook 2013 を使用して電子メールを作成したり読んだりする場合、しばらくするとゲストがクラッシュする場合があります。また、Word 2013 をしばらく使用した後に、Workstation UI が応答しなくなる場合があります。対処法: 3D アクセラレーション機能をオフにします。 メニュー バーから [仮想マシン] > [設定] > [ディスプレイ] を選択して、[3Dグラフィックスの高速化] を選択解除します。
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Windows 8 以降のゲスト OS で USB ヘッドセットを使用すると、動作しない。
多くの USB ヘッドセットは USB 2.0 コントローラを使用していますが、Windows 8 以降のゲスト OS では、USB 3.0 コントローラがデフォルトで使用されています。そのため Windows 8 以降のゲストでは音声を聞くことができません。対処法: ゲストの USB コントローラを USB 3.0 から USB 2.0 に変更します。
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簡易インストール機能が特定のゲスト OS でサポートされない。
簡易インストール機能は、次のゲスト OS でサポートされません。- Windows 10 Technical Preview
- OpenSUSE 13.2
- SUSE Linux Enterprise 12
- Fedora 21 Beta
対処法: ゲスト OS と VMware Tools を手動でインストールします。
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ディスク サイズが 2TB 以上である場合、EFI を使用する仮想マシンで簡易インストール機能が失敗する。
2TB 以上のハード ディスクを選択すると、次のエラー メッセージが表示されます。 「指定した仮想ディスク サイズは簡易インストールと互換性がなく、ゲストは正しく起動できない可能性があります。 簡易インストールを使用するには、ディスクが 2TB 未満である必要があります。」対処法: 2TB 以下のハード ディスク サイズを選択します。または、ゲスト OS を手動でインストールします。
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Workstation を Linux からアンインストールして、構成を削除すると、共有されている仮想マシンを再度開くことができなくなる場合がある。
仮想マシンを共有している場合に、Linux ホストから Workstation をアンインストールし、構成を削除してから、Workstation を再インストールすると、共有されている仮想マシンを開こうとするとエラーメッセージが表示される場合があります。対処法: Linux ホストから Workstation をアンインストールする前に、仮想マシンの共有を停止します。
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Windows 10 Tech Preview を実行しているホストで仮想マシンをシャットダウンすると、ブルー スクリーンが表示される場合がある。
Windows 10 Tech Preview を実行しているホストに Workstation をインストールしている場合、仮想マシンでゲスト OS をシャットダウンすると、ホストコンピュータが突然再起動する場合があります。 この場合には、ブルー スクリーンに次のエラー コードが表示されます。 DPC_WATCHDOG_VIOLATION。 この問題は、パワーオフとサスペンド操作によっても発生する場合があります。対処法: Windows 10 Tech Preview のより新しいビルドが利用可能な場合は、最新のバージョンにアップデートしてください。
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ヒューズ モジュールがインストールされている場合にのみヒューズのマウント機能が動作する
CentOS のようにヒューズ モジュールがインストールされていないオペレーティング システムの仮想マシンがある場合、[仮想マシン] > [設定] > [ハードウェア] > [ハード ディスク] にアクセスして、[ユーティリティ] ドロップダウン リストから [ディスクのマウント] を選択します。 「VMware ヒューズ デーモンの起動に失敗しました」というエラー メッセージが表示されます。対処法: ヒューズ モジュールをホスト OS にインストールします。